録画中継

令和2年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月8日(火) 一般質問
小西 はげむ 議員
(1)障害者週間と情報コミュニケーション条例について
(2)保育所等保育実施基準について
(3)教育行政について
   ①市立図書館視覚障がい者郵送貸出規程とデイジー図書等貸出規程について
   ②学校給食費の公会計化について
   ③交通安全対策について
◆17番(小西励君) 皆さんこんばんは。本日の最後の質問者になりました創政会の小西励でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 12月3日木曜日から9日水曜日までの1週間を障害者週間と位置づけ、この期間を中心に、国、地方公共団体、関係団体等においては様々な意識啓発に係る取組を展開をされておられます。障害者週間は、平成16年6月の障害者基本法の改正により、国民の間に広く障害者の方々の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者の方々が社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として、従来の障害者の日、12月9日に代わるものとして設定されたと仄聞をいたしております。
 そこで、当市近江八幡市ではどのような意識啓発を行っていただいているのか、お教えをいただきたいと思います。
 また、本年3月議会定例会で個人質問をさせていただきました情報コミュニケーションに係る条例の制定案並びにスケジュールについて、12月議会定例会会派別説明会後に追加説明をいただきましたが、改めて情報コミュニケーション条例の制定に向けて各団体などの意見聴取や条例提案時期など、どのように進んでいるのか、今後のタイムスケジュールについてもお教えをいただきたいと思います。
 まず初問といたします。よろしくお願いいたします。
○副議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 小西議員お尋ねの障害者週間と情報コミュニケーション条例についてお答えを申し上げます。
 まず、障害者週間において当市ではどのような意識啓発を行っているかにつきましては、毎年広報おうみはちまん12月号において障害者週間にちなんだ特集記事を掲載しており、今年度は市内の障害福祉団体5団体の活動紹介や市民の皆様へ向けたメッセージを掲載しております。市民の皆様へ向けたメッセージでは、障害の種別や特性により支援の方法も様々なので、それぞれの団体が今思っていることや接し方等の紹介もしております。
 今年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年実施していた障害者週間のPRのための駅前街頭啓発も中止となったことから、広報おうみはちまんや市ホームページの活用を図りながら、今後においても障害に対する理解を深めていただけるよう、引き続き啓発の取組を進めてまいります。
 次に、情報コミュニケーション条例の制定に向けて各団体の意見聴取や条例提案時期など、どのように進んでいるのか、今後のタイムスケジュールにつきましては、条例コミュニケーションに関する条例については、10月末現在、全国で73の自治体で制定されておられます。全国の条例を調査研究の上、障がい福祉課において条例素案を作成し、それを基に8月下旬から10月上旬にかけまして、市身体障害者厚生会、市視覚障害者福祉協会、市聴覚障害者福祉協会、市手をつなぐ育成会、市精神障がい・発達障がい当事者・家族の会「三方よしの会」の5団体と意見交換会を開催の上、条例原案を作成し、庁内の関係課に意見照会をさせていただき、(仮称)近江八幡市障がい者のコミュニケーションを促進する条例案を作成したところでございます。
 現在は広く市民の皆様からもご意見をいただくため、11月20日から12月17日までの間、パブリックコメントを実施しております。
 今後につきましては、市民の皆さんのご意見を反映した最終条例案を作成の上、令和3年3月議会におきまして条例案を上程させていただき、ご審議賜りたいと考えております。
○副議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 小西励君。
◆17番(小西励君) 市長、ありがとうございます。
 今ご紹介いただきましたおうみはちまんの12月号のページの中に、「障害者週間」と題して2ページにわたって告知をしていただいております。あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲というのをやはり引き続き高めていただきたいと思いますので、引き続きお取組をいただきたいとよろしくお願いを申し上げます。
 また、近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例に続きまして、情報コミュニケーション条例の制定に向けて、3月議会定例会に提案予定とのことでございます。引き続き、当事者団体の方々に寄り添った条例になりますように、今後行われますパブリックコメントなどの募集についても十分にご配慮をいただいて、情報収集いただきたいと思いますので、こちらについてもよろしくお願いを申し上げます。
 次の質問に移らせていただきます。
 次に、保育所、保育園、認定こども園、小規模保育、家庭的保育など、令和3年度4月入所希望受付が9月中旬から10月上旬にかけて行われていました。働く場所が会社か自宅かで差がついていた自治体の保育園の入園選考が変わろうとしているということでございます。不利な扱いを受けてきたフリーランスの方々が長年是正を訴えてきておりました。このコロナ禍で在宅ワークを経験する人が増えて、社会的な共感が一気に高まったということでございます。
 東京都千代田区では、勤務場所によってつけてきた認可保育所の入園の優先度の差を来春から撤廃するということを決めたということでございます。また、全国で最も待機児童が多かったさいたま市でも、運用で実質的に差をなくす方針であるということが新聞記事に載ってございました。
 そこで、近江八幡市保育所等保育実施基準について伺いたいと思います。
 入所選考における指数の影響度合い、指数間のバランス、保護者等からの意見、他市の指数状況を総合的に検証し、一斉募集時期に毎年見直しを行い、改善に努めるとのご説明が入所・入園のしおりに書かれておりました。
 保育所等保育実施基準については、国や県の統一基準であるのか、それとも各市町で基準が設定されているのか、お教えをいただきたいと思います。
 また、本年の一斉募集時期に見直しを行われたということもしおりに書いてございました。どのような変更が行われたのでしょうか、お教えをいただきたいと思います。
 さらに、選考基準指数の類型の中で、疾病、心身障害等、疾病状態として入院、在宅で寝たきりになられますと加点が20点、在宅、精神性疾患及び感染症疾患3か月以上の医師の診断の場合は加点が16点、在宅、一般療養3か月以上の医師の診断の場合は14点、在宅3か月未満、または療養期間不明の医師の診断の疾病は加点が10点と、4段階に分かれているようでございます。指定難病の父母の状況が確認される場合については、どの指数の適用になるのか、お教えをいただきたいと思います。
 まず、初問といたします。よろしくお願いいたします。
○副議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 小西議員の保育所等保育実施基準についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、保育所に入所できる要件につきましては、子ども・子育て支援法施行規則第1条の5において、1つ、1月において48時間から64時間までの範囲内で月を単位に市町村が定める時間以上労働することを常態とすること。2つ、妊娠中であるか、または出産後間がないこと、3つ、疾病にかかり、もしくは負傷し、または精神もしくは身体に障害を有していること、4つ目、同居の親族(長期間入院等をしている親族を含む)を常時介護または看護していること、5つ目、震災、風水害、火災、その他の災害の復旧に当たっていること、6つ目、求職活動(起業の準備を含む)を継続的に行っていること、7つ目、その他として、就学、職業訓練、児童虐待を行っている、またはおそれがあると認められることなどになっており、選考基準指数については、国や県で統一した基準があるわけではなく、各市町村で設定することとなっております。
 併せて、児童福祉法に基づく保育所等の利用調整の取扱いとして、利用調整指数、これは基準指数への加算、減算でございますが、その利用調整指数を行い、利用者ごとに保育の必要性について指数優先順位づけを行っているところでございます。
 次に、入所判定の公平性等を担保できるように、これまでも実態を踏まえて、必要に応じて適宜見直しを行っております。次年度4月入所に係る一斉募集に向けては、今年は利用調整指数の市内の事業所内保育施設の在籍児で3歳児クラス以降の入所を希望する場合の指数を廃止し、認可外保育施設在籍加算に統合する見直しを行っております。
 最後に、指定難病の父母または祖父母の状況が確認される場合については、どの指数の適用になるのかというご質問でございますが、まずは指定難病については、障害者基本法や障害者総合支援法において障害者の定義に含まれるようになり、ALSと呼ばれている筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病など、比較的よく知られている疾患も含めて、現在333疾患が指定されております。
 指定難病については、個々の疾患により病状が様々で、身体障害者手帳が取得できる、すなわち障害固定の状況にあるものもあれば、状態が日内変動する疾患もあるなど、一律に断定的に取り扱うことは大変難しいのが実態でございます。このため、現基準では、医師の診断内容により疾病による保護者の状況を指数10、14、16、20のどれに該当するのかを照らし合わせて判断をしているところでございます。
○副議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 小西励君。
◆17番(小西励君) ありがとうございます。
 保育所等保育実施基準につきましては、各市町で判断をされているということでございました。保育の必要性の認定基準につきましては、今青木部長がご説明をいただきましたけれども、保育が必要な理由として、就労、妊娠、出産、保護者の病気等、介護、看護、災害復旧、求職活動、就学、DV、虐待など、指数により保育の高い順に入所、入園を決定されるということでございます。
 初問で伺いました指定難病の父母のどちらかお見えになる場合、ご夫婦の場合ということで質問をしたんですけれども、いつ完治するか分からない状態で、指定難病333あると思います。
 ここで、市民の方から相談を受けての発言なんですけれども、本当に保育がままならない状況、医師の診断書も出ているということでございます。初問でお話しいたしました医師の診断書がある場合でも、本当に寝たきりとか、在宅の寝たきりで20点加点、下に行きますと、医師の診断はあっても10点と。ここ10点の差があるわけですね、加点の。この部分につきましては、やはり市が制度を見直すことができるということでありますから、その状態をやはり把握をしっかりしていただいて、どこの加点になるのかということを、保護者の思いということも当然ご理解をいただいて、見直しの協議をいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 小西議員の再問にお答えをいたします。
 指数の見直しについては、客観性がある公平な基準となるよう、実態を踏まえて検討し、近年では、先ほど申し上げたように、毎年見直しを実施してきているところでございます。
 また、指定難病の指定につきましては、初問でもお答えいたしましたとおり、疾患数も多く、病状等や全身症状の有無等についても、疾患や人によっては様々であり、一くくりで指数をつけることは難しいと考えておりますが、例えばですが、この表にも身体障害者で1級、2級であれば20点、身体障害者手帳3級であれば16点というような形で、今現在基準指数を決めさせてもらってるんですが、例えば身体障害者手帳の等級相当に難病について置き換えると、それぞれの病状等に基づいて適切な指数に反映できるよう、また他市町の状況もこれから調査研究してまいりまして、前向きに見直しに向けた検討をしてまいりたいと考えております。
○副議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 小西励君。
◆17番(小西励君) ありがとうございます。
 保育実施基準につきましては、何度も申しますけど、各市町で実施基準を決めているということでございます。ここは正当性というか、公平性がやはり遵守されるところではあると思いますけれども、診断書の内容も十分やっぱり議論の過程の中に入れていただいて、みんなが子育てしやすい近江八幡市でありますように、ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 最後の教育行政について伺いたいと思います。
 まず、市立図書館視覚障がい者・障がい児に対する郵送貸出規程とデイジー図書等貸出規程の制定について伺います。
 9月25日の教育委員会定例会で協議をされたと思いますが、なぜデイジー図書等貸出規程と郵送貸出規程を制定することになったのか、経過を含めてご説明をいただきたいと思います。
 さらに、協議の中で委員の皆様方からどのようなご意見があったのか、併せてお教えをいただきたいと思います。
 教育行政の2点目でございます。学校給食費の公会計化について伺います。
 平成30年6月議会、平成31年3月議会、本年3月議会と毎年、公会計化制度に移行をされないのかと質問をさせていただいてまいりました。その都度、回答では、他市の状況などを踏まえ、今後検討してまいりますというご回答でございました。
 今回、6月30日に開催をされました教育委員会定例会で、議第40号近江八幡市学校給食費に関する条例の制定についてと議第41号近江八幡市学校給食費に関する条例施行規則の制定について議論をされておられまして、事務局の説明では、令和3年4月から学校給食費公会計化へ移行に向けて学校給食費の徴収に関する基本的な取扱いを条例化することで、児童及び生徒に安全で安心な学校給食を安定的に供給するため、学校給食費に関する条例及び施行規則の制定を行う。また、9月議会に条例を上程するに当たり、教育委員会の意見を受けたいので提案をさせていただくものであると説明がなされています。このことについては議事録にもう出ておりますので、インターネットでも誰でも見ることができます。
 条例は、学校給食費の徴収、額、納付及び減免といった児童・生徒、保護者の権利義務に関する事項や、行政が行う学校給食費の徴収管理について規定するものということでございます。規則は、条例の施行に関し必要な事項を定めるものであるという説明もされておられます。委員の方から数点の質疑はあったものの、採決では承認をされました。
 しかしながら、8月28日から開会をされました市議会9月議会定例会には議案上程されておらず、市議会定例会1日前の8月27日の教育委員会定例会で、事務局である学校給食センターから令和3年4月からの公会計化に向けて、9月議会提案予定で進めていましたが、見送りになったと説明がされています。なぜこのようなことになったのか、詳細な説明を求めるとともに、今後の計画予定、タイムスケジュールについてお教えをいただきたいと思います。
 教育行政の最後に、交通安全対策について伺います。
 国土交通省は本年度、保育所や幼稚園、認定こども園周辺の生活道路への進入を規制するため、市町村が作成をいたしました計画に基づく安全対策に財政支援を行っております。子ども関連施設の周辺道路について、昇降式のポールで車の進入を一定時間禁止をしたり、路面に凸状のハンプという障害物を設置して車の走行速度を抑制したりといった安全対策を講じることで、局所的ではなく、エリア一帯を規制する方法を推奨しておられます。
 ただし、周辺道路を規制するには近隣住民の合意形成が不可欠で、国土交通省では、市町村が計画を策定する際には、行政や警察、自治会等と十分に話し合うよう求めております。
 当市でも毎年1回、夏休み前に滋賀県おうみ通学路交通アドバイザーを含みます行政、警察、自治会、学校などによります小学校区ごとに合同点検が行われておりますが、中学校、保育所、保育園、幼稚園、認定こども園などについては、どのような点検方法が取り入れられているのか、またどのような安全対策が行われているのか、それぞれお教えをいただきたいと思います。
 3点にわたります初問、よろしくお願いをいたします。
○副議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 小西議員の教育行政についてのご質問のうち、交通安全対策に係る就学前施設の対応についてお答えをいたします。
 本市では、昨年大津市で発生した事故を受けて、未就学児が日常的に集団で移動する経路、いわゆる園所外保育散歩コースについて、公私立を問わず全ての就学前施設において危険箇所の点検を行っていただきました。
 点検方法としては、各施設において散歩などで施設外に出かける全てのルートについて、全て実際に歩くなどして目視で確認し、ルートごとに危険箇所を細やかに抽出していただきました。
 危険回避の対処方法として、1つは、ルートや実施時間の変更等で対応できるものについては、園において検討の上、対応を講じられるよう依頼しました。もう一つは、安全のための柵や路面標示等の設置など、関係機関、警察、県土木事務所、市の関係各課が関わって対策を検討協議する必要があると考えられる箇所については、幼児課が主体となって関係機関に参加を求めた合同点検を行いました。
 昨年度の合同点検結果では、計62か所の危険箇所が見つかり、うち57か所については昨年度内に対策を完了いたしました。残りの5か所についても、関係各課のご尽力により、今年度中には完了する予定となっております。
 主な対策の内容といたしましては、路面標示や外側線の引き直し、縁石ブロックの設置となっており、今年度の対策分については、防護策や車両分離標、ラバーポール、車止め鉄製ポールなどの設置となっております。
 また、昨年度に引き続き、今年度についても同様の確認、合同点検を行いました。新たに就学前施設が開設されたこと、再度点検を実施したことにより、ルート数が増加し、その結果、危険箇所については3か所確認されました。今年度分の確認についても、速やかに対策を検討し、散歩コースの変更や路面標示の設置など、必要な対策へと進めているところでございます。
 一方で、ソフト対策として、園所外の保育中の見守りについても強化を図りました。地域の方にボランティアとして散歩等に同行していただく活動に取り組むため、キッズつながり隊の名称でボランティア募集を9月から始めました。10月からは公立、私立を問わず、実際に稼働していただいており、施設側からは、散歩に出かけやすくなったと、保育の充実につながる喜びの声をいただいておるところでございます。
 引き続き、点検実施と安全対策の徹底を図ってまいりますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 西川教育部長。
 〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 引き続き、小西議員の図書館における視覚障害者への貸出サービスについてのご質問にお答えします。
 まず、近江八幡市立図書館デイジー図書等貸出規程及び近江八幡市立図書館視覚障がい者(児)に対する郵送貸出規程を制定した経緯についてご説明いたします。
 図書館では、近江八幡市立図書館サービス10か年基本計画の中で、図書館利用に障害のある方へのサービスの実施が明記されていますが、実際には点字図書や点字絵本の貸出しのみにとどまっておりました。このような中、市民から視覚障害の方にも読書を楽しんでいただきたいと、録音図書再生機2台の寄贈の申出があり、そのご意志を受け、まずは視覚障害の方へのサービスを始めるため、近江八幡市立図書館デイジー図書等貸出規程を策定したところでございます。
 デイジー図書とは、デジタル・アクセシブル・インフォメーション・システムの略で、視覚障害などで活字を読むことが困難な人のために製作されるデジタル図書の国際標準規格でございます。主に視覚障害者等のための電子図書館であるサピエ図書館というところがございますけども、このサピエ図書館が所蔵している電子図書を図書館がダウンロードし、CDの形で利用者へ貸出しを行うものでございます。
 また、近江八幡市立図書館視覚障がい者(児)に対する郵送貸出規程につきましては、郵便法の規定により、それらを無料にて郵送するサービスを受けるために必要な事項を定めたものでございます。
 続いて、9月の教育委員会定例会での教育委員の方々からどのような意見が出たかという質問にお答えいたします。
 委員の方々からは、デイジー図書再生機の機能や利用する際の申込方法、図書館が所蔵している点字資料の点数、また視覚障害者以外の利用について等、ご意見がございました。
 図書館といたしましては、文字、活字に触れることが困難な方等へのサービスにつきましても今後取組を推進してまいりますので、ご理解お願いいたします。
 次に、学校給食費の公会計化についてお答えいたします。
 当初、来年度からの公会計化への移行を目指して準備をしておりましたが、現在各学校で行っている徴収事務を今後は学校給食センターで一括して行うことに伴い、徴収事務を補完するシステムの選定に時間を要すること、各学校での債権の整理に時間を要すること等の理由により延期をさせていただいたものでございます。
 今後の予定としましては、今年度中に債権の整理や給食物資の調達方法を決定し、令和3年度には給食費徴収に必要な業務システムの導入を整備するとともに、学校給食費に関する条例等関係する例規の整備も併せて行ってまいります。公会計への移行について、条例制定後に保護者に周知し、口座振替に関する手続等を進めまして、令和4年4月から移行できるように努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 最後に、中学校の通学路の安全対策に関するご質問についてお答えいたします。
 中学校につきましては、指定の通学路はなく、一般道を各生徒は徒歩や自転車で登校しています。したがいまして、近江八幡市通学路交通安全プログラムによる安全対策は小学校の通学路が中心となりますが、各中学校の校長にも校長会等を通じて危険箇所の報告を求め、必要に応じて対策を実施しており、基本的には小学校の通学路以外の安全対策は一般道として、庁内関係課と連携し実施しています。
 今年度に実施した対策としましては、中学生が自転車で通うでこぼこした道を整地したり、繁茂した雑草で通りにくくなっている県道について、東近江土木事務所に依頼し、除草をしていただいた事例等が上げられます。
○副議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 小西励君。
◆17番(小西励君) ありがとうございます。
 まず、デイジー図書等について再問をさせていただきたいと思います。
 主に利用される視覚障害者の方々を含めて、丁寧な説明をお願いをいたしたいと思いますけれども、視覚障害者福祉協会様など団体を通じて、デイジー図書について利用の促進を図っていただければいいのかなと思うんですけれども、考え的にはいかがお考えでしょうか。
○副議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
 サービスの利用につきましては、広報おうみはちまんで周知をさせていただきます。また、近江八幡市視覚障害者福祉協会の会員の方々におかれましては、別途詳細についてご説明、お知らせをさせていただきたいというふうに考えております。
 今回、視覚障害者に関します2つの規程の策定に当たりましては、視覚障害者福祉協会会員の皆様や翻訳ボランティアの方々からも貴重なご意見を賜ったところでございます。今後は、関係機関と連携しまして、利用者への丁寧な説明と積極的な情報提供に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡田彦士君) 小西励君。
◆17番(小西励君) ありがとうございます。
 デイジー図書再生機を2台ご寄附いただいた市民の方がお見えになるということでございます。この市民の方の思いをやっぱりしっかりと酌み取っていただいて、少しでも活用いただけるように説明、運用などを引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思いますので、お願いをいたします。
 次に、学校給食費の公会計化について再問をさせていただきます。
 今、西川部長に説明をいただきましたけれども、オープンになっている教育委員会定例会の議事録を読ませていただきますと、定例会に提案予定であったが、なぜ説明ができなかった、提案がでけへんかったというのが定例会で説明がされていないように思って私質問をさせていただきました。定例会議というのは、その都度そういうものが、同様の案件でというのは常にやっぱり諮られているとは思いますけれども、詳細な説明というのが本当に行われたのかどうか、もう一回再確認をさせていただきたいと思います。部長には今そういうふうにご説明になりましたけど、オープンになっているインターネットでの議事録にはそれは載っておりませんので、本当にそのことが定例会で諮られたのか、もう一度確認させてください。
○副議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
 当初、9月議会で上程を予定しておったんですけども、初問でお答えしました事情によりまして延期をさせていただいたところでございます。
 教育委員会定例会では、改めてスケジュール等含めまして全委員の方から了承を得たところでございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○副議長(岡田彦士君) 小西励君。
◆17番(小西励君) ありがとうございます。
 定例会ではそういうふうに説明をされたということですが、議事録にはちょっと載っていなかったということでございましたので、説明がされていれば議案に出すというて2議案可決しとかはりますので、定例会としては。それが9月に出てこなかったという理由をやっぱり説明をしとかないと私はおかしなことになるのではないかなと思って、質問をさせていただきました。
 令和3年4月にするという思いで、今まで3年ほど進んできていただいたこの案件やと思います。本当に令和4年4月から行われますでしょうか。確実にちゃんとできるでしょうか。新年度予算に費用も出されるようなことを玉木議員のときにも回答があったと思うんですけれども、しっかり令和4年4月から公会計化踏み切れますか。
○副議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
 初問でお答えしました、また今おっしゃっていただきました専用のシステム、これについての経費につきまして、来年度当初予算で計上させていただきたく現在準備を進めております。また、関係条例等につきましても、現在準備を進めておりまして、令和4年度からスムーズに移行できるよう努めてまいります。
○副議長(岡田彦士君) 小西励君。
◆17番(小西励君) ありがとうございます。
 何度も確認をさせていただいて大変失礼かと思いますけれども、私の思いといたしましては、給食費の徴収業務を学校からやはり教育委員会にいち早く移行していただいて、教職員の方々には集金業務の削減を行っていただいて、児童・生徒、保護者と向き合う時間をやっぱり作っていただきたいと、こういう思いでありますので、ぜひとも令和4年4月できるようにしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、改めてまたよろしくお願いを申し上げます。
 最後の交通安全対策について再問をさせていただきます。
 幼児と小学校区については、合同点検で危険度を測って施工をしているということでございました。西川部長、中学では全線が通学路みたいな話でございますね。前の議会にも私質問をいたしました。八幡東中学校前の道路、学校から野田町の地先までの市道でありますけれども、交通量の多さに外側線、白線が4年ほど前からもう消えたままであります。幾度となく、引き直してほしいと地元要望も出ていると思います。
 昨年9月の議会で前教育部長が、野田町地先から八幡東中学校への安全対策につきましては、社会資本整備総合交付金を活用した舗装修繕工事を都市整備部土木課・管理調整課により計画をされているため、次年度以降、予算確保に努め、舗装修繕工事と併せ外側線の引き直しを行う予定との回答をくださっています。
 質問からその後1年が経過をいたしております。進捗について、社会資本整備総合交付金の交付状況も含めて、現在どのような状況にあるのか、お教えをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 小西議員の再問にお答えいたします。
 舗装修繕に係る国からの社会資本整備総合交付金事業の交付状況でございますが、令和2年度の要望額7,500万円に対して補助額242万1,000円、内示率が約3%と、非常に低い状況でございます。今年度計画しておりました市道野田東中線、野田町地先から八幡東中学校の舗装修繕工事につきましては、財政上着手できないことに対し、ご理解賜りたいようよろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡田彦士君) 小西励君。
◆17番(小西励君) 国土交通省では、生活道路のエリア等の交通安全対策について、我が国における自転車乗車中の死者数の割合、G7、日本、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダの中でも最も高く、全死者数の約半分を占め、人口当たりの自転車乗車中の死者数もG7の中で最も多く、事故削減の余地が大きいと述べられているわけでございます。
 社会資本整備総合交付金を活用して道路舗装工事を伴う外側線の引き直しの見通しが令和2年で、今部長のお話ですと、7,500万円の要求に242万円しか交付金がついていない。3%ですよね。これでは何年待てば工事をしていただけるんでしょうか。生徒の通学時の安全を確保するべきであると私は考えます。外側線の引き直しだけでもスムーズにするべきであると思うわけです。もう質問してから4年引かれていないわけですよね。これ真剣にやっぱり、本当にどこに力を入れてお金を注ぐのか、道路を補修して工事をする必要があるのか、そうじゃなく、全体的なことを考えて、白線だけでも引いてあげるというように予算変更するべきじゃないでしょうか。
 学校前の横断歩道については、県公安委員会が地元の要望を受けて横断歩道の弾き直しをもう既に行っているわけですよ。緑の色までついてるんですよ。そやのに、外側線の白線は引けていない。そういうことはやっぱりおかしいんじゃないでしょうか。何とか早急に改善をお願いしたいと思いますけれども、生徒の通学時の安全対策についてどのようにお考えなのか、お教えいただきたいと思います。
○副議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 小西議員の再問にお答えいたします。
 当然、舗装工事ですので、舗装工事と併せまして外側線の引き直しをしようと考えておったところでございますが、ご指摘のとおり、通学時の交通安全確保の観点から考えますと、外側線の復旧により歩行者空間が確保でき、交通事故が軽減できると考えられます。先ほども申し上げましたとおり、舗装修繕は実施できない状況ではございますが、両側の外側線の引き直しについては今年度対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(岡田彦士君) 小西励君。
◆17番(小西励君) 既に現場も確認をいただいていると思います。外側線が消えるというのはどういう状況なのかということをやっぱり皆さん理解はできると思うんですよ。車が線の上を走るから消えるわけですよ。そんだけ頻繁に両サイドを車が走るということですよね。やはり児童・生徒が安心して通学ができる交通安全対策、これは速やかに、八幡東中学だけじゃないですよ。中学校の周りを再点検、小学校、幼稚園、保育園、こども園、全部してるんですから、中学校も、一般道といえども全部合同点検をやっぱりしてあげて、速やかな対策をしてあげていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○副議長(岡田彦士君) 以上で小西励君の個人質問を終わります。
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