録画中継

令和3年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月16日(水) 一般質問
山本 英夫 議員
(1)コロナ関連について
(2)行政の事業における横の連携について
(3)民生委員の活動について
(4)八幡堀について
◆24番(山本英夫君) おはようございます。個人質問をいたします山本英夫です。
 まず、冒頭挨拶でも言われておられましたように、滋賀県においても他府県からの往来を制限したものの、陽性患者数が増加し、医療体制も逼迫状態を招いておりました。近江八幡市においてはゴールデンウイーク期間中、観光駐車場など、昨年は閉鎖されましたが、今年は開場され満車状態になるようなこともあり、多くの来幡があったことを現しています。このことが原因とは言いませんが、近江八幡市も、感染者の増加は止まらない状態であります。
 また、本日の朝刊には、近江八幡市立医療センターにおける新型コロナウイルス感染症の集団感染、クラスターの発生についての記事がありました。8名の感染者が確認されたとのことであります。PCR検査をされたスタッフの122名は、全員陰性結果が出たとはいえ、コロナ感染者受入れで、それでなくても雑多な業務をこなしておられた中、一層多くのことに対応が必要となり、より多くの負担がかかり、医療崩壊さえ招きかねない困難な事態とも言えるのではないでしょうか。早期の院内感染者の終息に全力を挙げ、スタッフの体制、ケアにも十分な配慮したお取組をいただきますようよろしくお願いをいたします。
 では、ここより発言通告に従い、分割により、コロナに関連した質問から入らせていただきます。
 昨日の質問に重複部分もありますが、お許しをいただき、まず、さきの市長答弁にありましたように、コロナワクチン予約において大変な混乱を招いた高齢者におけるコロナワクチン予約に関してから質問いたします。
 手続に不慣れな高齢者の方々からは、どうしたら予約ができるのかと不満の声が多く出されていたことは確かであります。国の方針の目まぐるしい変更の中で、担当者の負担は並々ならぬものであったとは思います。そして、全員接種などで予約ストレスなど、このような問題は解消に向かうべきはずでしたが、当市における現在のコロナワクチン予約に対する現状はどうであるのか、お聞かせいただけますでしょうか。
 また、少しでも不満解消のため、予約サポート体制の充実を取られている自治体が目につきますが、近江八幡市においてはどのようなサポート体制を取られたのか、これから多くの対象者が増えていく中では、万全なサポート体制構築をどのように考えられ、取られるおつもりなのか、お尋ねをいたします。
 前日答弁とおおむね重なることから、割愛されることがふさわしい部分もあろうかとは思いますが、ご答弁のほどよろしくお願いします。
 初問といたします。
○議長(平井せい治君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 皆さんおはようございます。
 山本英夫議員のコロナ関連についてのご質問にお答えをいたします。
 初めに、新型コロナワクチン接種の予約につきましては、4月12日の第1回目の開始日以降、コールセンターに電話がつながらない、予約枠が少ない上にウェブ予約が素早く手続が取れるため、すぐに予約枠が埋まってしまい予約ができない状況が続き、大変ご迷惑をおかけしたことを、まずもっておわび申し上げます。
 また、国計画は、ワクチン確保不足と供給時期未定のため、接種開始日が大きく出遅れました。このため市においては、当面はワクチン供給量と時期に応じた確実な予約を行わないと、本当にワクチンが納品されなかった場合に市民に接種延期という多大なご迷惑をおかけすることになるため、何よりも着実に予約枠を増やしてまいりました。そんな中、突然国からは、ワクチンが6月末には確保できるので、スピード重視へと方針が大きく変更されたところでございます。
 このため、早く接種できること自体は市民の願いとも合致するところであり、本市においても高齢者接種について、7月末完了への前倒しと併せて希望接種率90%へ拡大を図るため、医師会、ヴォーリズ記念病院、市立総合医療センター、協力看護師、市職員等のさらなる多大なご理解とご協力を賜り、集団と個別合わせて3会場でのスピードアップと、あづちマリエートの土曜日、日曜日の接種ライン体制の強化と時間延長のご支援を賜り、計画が見直せたことに厚く御礼を申し上げます。
 さて、ご質問にありましたコロナワクチン予約状況ですが、6月7日、18日現在、全高齢者2万3,700人の71%相当に当たります集団接種枠1万6,830人については、予約枠が埋まったところです。しかし、一部では個別接種へ切替えされる方がおられることから、昨夜も確認いたしましたが、一部数名のキャンセルにより空きが復活しているという状況でございますが、集団予約接種枠については、ほぼ埋まっているという状況には違いございません。
 また、個別接種枠として4,500人を用意しておられるヴォーリズ記念病院においては、予約枠の空きもあり、専用電話と6月7日からはウェブで現在も予約を受け付けておられるという状況でございます。
 次に、予約サポート体制につきましては、コールセンターや対策室にお問合せいただいた方に対して、予約方法等について丁寧な説明を行うなどの個別対応を行いましたが、議員ご指摘のとおり、市職員や市から依頼したボランティア等による予約サポート支援体制は実施しておりません。一部で、主体的にボランティアでウェブ予約のサポートしていただいた団体等があったと仄聞しており、感謝申し上げる次第でございます。ありがとうございます。
 なお、高齢者自身でまだ予約が取れていらっしゃらない方につきましては、関係機関で把握に努め、ヴォーリズ記念病院の予約状況等を注視しつつ適切な時期に、市として接種の再勧奨を行う予定をしております。
 最後に、今後のサポート体制の構築については、高齢者と比較し64歳以下の市民では、対象者の接種可能な日時や移動範囲等が大きく異なることが予想されるため、会場や実施する時間を含め接種体制全般の見直しを行っているところでございます。また、ウェブ予約の手順につきましては、高齢者の接種券送付時に書類を同封してお知らせしてまいりましたが、64歳以下の方においても、中には苦手な方がおられると考えられます。
 携帯ショップにおける自主的な取組として、ワクチン接種のオンライン予約の一定のサポートを行っていただけると総務省より情報提供いただきました。ただし、携帯ショップによっては諸条件がございますので、今後対策室と調整を図りながら、実施に向けて検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(平井せい治君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 山本君。
◆24番(山本英夫君) 何を問題にしているかというと、先週木曜日10日の日にご近所の高齢者から、電話も通じないし予約が取れないが、どうしたらよいのかという問合せがまだあるという事実です。市内において、このような事例がこの一つだけの事実で止まるものであるとは思えません。きめ細やかに手を差し伸べ、ワクチンを打ちたい人は間違いなく打てる体制づくり、しっかりとサポートしていただきますよう強く要望いたしておきます。
 また、キャンセルに対してはどのような対応、体制を取られているのか、お尋ねいたします。
 今の答弁でも述べられているキャンセルについてですが、無断でキャンセルということでは、貴重なコロナワクチンが無駄になってしまいかねません。予約されたのが高齢者ということであり、キャンセルの手続も、また難しいと感じられる方々も大勢おられると思います。予約手続と同じようにキャンセルするのも難しいということで、そのことに対する啓発、指導、対応が十分なされているのかを心配いたしますが、どのような周知、広報であったのか、この問題に対してもしっかりしたサポート体制が組まれているのかをお聞かせください。
○議長(平井せい治君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 山本議員の再問にお答えいたします。
 キャンセルによりまして貴重なワクチンが無駄になるということは、非常に重要な問題でございますので、ただ、それぞれのご都合によりましてキャンセルされる場合も、当然あろうかと思います。
 対策室ではかねてより、キャンセルされる場合につきましては、ワクチンが無駄になりますのでしっかりとキャンセルのご連絡をいただきたいということで、広報でありましたり、個別の案内のチラシであったりとか、都度お願いをしてまいりました。また、現状として、一旦集団接種を希望されて予約を入れておられる方がキャンセルされる場合は、コールセンターまたはウェブ、対策室等にご連絡いただくことになっておりますが、そのきっかけとして、集団接種での取り直しというよりは、より身近なところで、例えば、個別接種をされるとかという場合が比較的、ケースとしては多うございます。そういう意味で、個別接種を予約されるときにはそちらの医療機関から、市の集団接種等をされている場合についてはそちらのキャンセルをということでお願いをしていただいているというところでございますので、重ねてご理解を賜りたいというふうに思っております。
○議長(平井せい治君) 山本君。
◆24番(山本英夫君) 少し気になることがありましたのでお聞きをいたしますが、私は早朝に散歩いたしておりますが、見かける数は少なくなりましたが、道路にマスクのポイ捨てが目につくところであります。
 散歩するルートが八幡堀周辺であるとか観光地に当たり、多くの人の行き来があるからかもしれませんが、コロナ対応に使用されたであろうマスクが道端に放置されています。いろいろな感染予防が言われ、行われている中にもかかわらず、使用されたマスクが放置されている事実であります。通学路に指定されている道路も含まれ、児童がごみ処理しようなどと手に取り触れるかも分かりませんし、感染する可能性もないとは言えません。
 危険物扱いされても、しかるべきものであるとも考えますが、そういったものに対し、市民、学童に対し何らかの通知や指導されているものか、注意喚起について行政としての考え方をお尋ねいたします。
○議長(平井せい治君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 山本議員の再問にお答えをいたします。
 特に注意喚起云々という部分では、させていただいている部分ではございませんが、やはりそういったものをお見かけになられて、地域での清掃活動等でやっぱりピックアップいただくケースもあろうかと思いますので、素手でつかまずに、ちょっと道具をお使いいただくなりしていただく中で、十分気をつけて作業いただきたいというふうに思いますし、また、環境パトロール等で見かけた場合につきましては、また、そういった部分はピックアップもさせていただいていますので、市民の方も、十分その辺の感染についてはお気をつけいただきたいというふうに思います。
○議長(平井せい治君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 山本議員の捨てられたマスクに触れることがないように、通知や指導しているかとの再問にお答えいたします。
 ご家庭でもされていると思いますが、学校においても、登下校中かどうかにかかわらず、捨てられている中身の入ったペットボトルや動物の死骸などを含め、道路に落ちているものは触らないように常日頃から指導しています。再度、マスクも含め、学校から指導していただくように周知いたします。
 また、学校では、ごみを捨てない公共の精神についても、道徳など教育活動を通じて学んでいます。子どもたちの模範となるような大人一人一人の心がけが大切であると考えます。
○議長(平井せい治君) 山本君。
◆24番(山本英夫君) 大変な状況の中ですので、感染拡大につながることのないよう、一つ一つに細心の注意を払い、心配りのあるお取組をいただきますようよろしくお願いをいたします。
 次に、行政の関係部署間での横の連携がなされていないとの声が多く聞かれ、道路舗装など、なぜ期間も空いていないのに繰り返しするのか、水道工事関係の後、やっと舗装が済んだと思ったら道路舗装がまた始まったなど、無駄の多いことが目につくとして、市民の方々から、理解できないとよく言われてきたところであります。
 いま一度、連携体制についてどのように構築されているのか、お尋ねをいたします。
○議長(平井せい治君) 当局の回答を求めます。
 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 皆さんおはようございます。
 山本議員ご質問の行政の事業における横の連携についてお答えいたします。
 舗装工事などの工事の調整につきましては、発注計画が発表されていることから、発注担当課が相互に調整し、発注時期やその後の舗装時期など重ならないように対応をしていただいております。
 また、市道を占用される案件におきましては、占用許可を出している管理調整課において、事業者が近接する工事の協議をされ、工事時期を調整していただいております。しかし、どうしても調整できない場合は、民間の事業であることから、やむを得ない場合も考えられます。
 市として、同じ場所で何度も工事を行い不必要な費用が発生しないよう、発注担当課において注意を払って対応している状況でございます。ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 質問ありますか。
 山本君。
◆24番(山本英夫君) 今の問題は、清掃作業等においても、例えば、管財、文化観光、環境と、市民にとっては同じ一区画とも思える場所でも、分かれているとの立場を取られて、部門別に取り組まれる箇所があったともお聞きいたします。
 全面清掃がされたのは確かで、ありがたいものであります。しかし、新庁舎のワンストップではありませんが、少なくとも市民の一つの声に、また自治会の要望に、行政は、自らが横の連携を取って当たるべきものであると私どもは存じますが、行政としての考え方、取組についてご答弁をお願いします。
○議長(平井せい治君) 回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 山本議員の再問にお答えいたします。
 議員が今例に挙げられました自治会からの要望につきましては、自治会を所管しますまちづくり協働課でまとめて要望を受け付けまして、それが複数の担当課にまたがるような案件であった場合には関係各課に通知を行いまして、関係各課が連携を取りながら、要望のありました自治会への対応または回答させていただいております。で、その進捗等については、まちづくり協働課できちんと管理をしているというようなところでございます。
 今例に挙げていただいた自治会の要望に限らず、その他の施策、事業一般につきましても、やはり関係各課がいろんな各種会議でございますとか、あるいはメールですとか電子掲示板等により、まずは幅広に情報をきちんと共有した上で、対応すべきことが放置されたり、あるいは逆に事業の重複でございますとか、そういった無駄が生じないように、しっかりと連携しながら仕事を進めていくということが重要であり、基本であるというふうに考えてございます。
○議長(平井せい治君) 山本君。
◆24番(山本英夫君) ありがとうございます。
 市民の人々がストレスなく済むよう、行政側は一つの固まりとして問題解決にスムーズなお取組をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。
 次に、民生委員の活動についてですが、大変な責務を負われ、多くの活動がある中、地域のためにお取組をいただいておりますこと、本当に感謝にたえません。
 そうした地域活動の中に、民生委員に対し担当地域内の見守りなどの要請があるのですが、民生委員を推薦されているのは自治会にもかかわらず横の連携が取りづらく、自治会としても責任が持てないとの声をお聞きいたしますが、市長部局としては、現状をどのように捉え、どのようにお考えなのか、お尋ねをいたします。
○議長(平井せい治君) 当局の回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 皆さんおはようございます。
 山本議員の民生委員活動についてのご質問についてお答えします。
 民生委員の主な役割として、高齢者や障害者のいる世帯、子どもを育てる独り親家庭などの状況把握と困り事への相談支援を担っていただいております。
 一方で、住民の複雑で多様化する相談内容に対し、民生委員だけでは解決することが難しい事例もあろうかと思います。現在市内では、市社会福祉協議会と自治会が中心となり、福祉ネットワークづくりとしての見守り支え合い活動が展開され、地域の中でお互いに支え合える仕組みづくりに取り組んでいただいているところもあります。
 具体例として、民生委員と自治会が連携し、地域の実情に応じて、ふれあいサロンの開催や独り暮らしの高齢者への見守り訪問、ごみ出しなどの生活支援を実施されております。また、各地域の課題については、各種関係団体を交えた協議の場にて課題共有がなされております。
 一方で、そうした連携体制が構築されていない地域に関しては、民生委員の見守り訪問や市社会福祉協議会への相談などにより、住民の困り事を一旦受け止めていただき、内容に応じて行政の担当部署や民生委員を所管する福祉政策課などにつないでいただければと考えております。
 今後も引き続き民生委員と行政との連携を深め、見守り訪問などの民生委員活動をバックアップしてまいります。
○議長(平井せい治君) 質問ありますか。
 山本君。
◆24番(山本英夫君) ご答弁ありがとうございます。
 しかし、現状では、多くの関係者は、民生委員には民生委員のルートで独自に要請がかかっているように受け止められています。受持ち区域とはいえ、単独で見守りなどの行動することが求められるような受け取られ方です。これは民生委員独自の情報資料に基づかれるものであり、自治会としては全くあずかり知らないところで動かれる印象となっているからです。
 ご答弁にありますように、民生委員だけでは解決が難しい事例が多くある中、本当に福祉ネットワークづくり、見守り支え合い活動の展開が有効に多大な成果を上げられることが必要であり、そう願うものです。
 初問でも申しましたが、現在、民生委員さんの活動は驚くほど雑多であり、多大な責任を負っていただく重要なものとなっています。そうした中で、個人情報守秘義務などによるものとは理解いたしますが、自治会が推薦しお願いしている民生委員が動いておられるにもかかわらず、自治会としては手助けする方策さえなく、場合によっては民生委員さんの安全さえ保障できるものではないと、心配もされておられます。
 自治会サイドとしては推薦をしお願いする立場として、何らかの配慮が必要とされるのではと考えているとの声もあります。そういった意味では、現場、現地では福祉ネットワークが十分生かされたものとしての認識に至っていないものと思われます。
 民生委員さんと行政の連携を深めることは、もとより重要ですが、より以上に民生委員さん、地元自治会、各種団体、行政の連携を踏み込んで一歩進める必要があろうかと考えます。担当部署としていかがお考えなのか、いま一度ご答弁をいただけますでしょうか。
○議長(平井せい治君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 山本議員の再問にお答えをいたします。
 民生委員さんにつきましては、各自治会から民生委員候補者の方をご推薦いただき、厚生労働大臣の委嘱を受けていただいておるものでございます。
 各自治会から民生委員候補者を推薦いただく際には、令和元年度の一斉改選から、自治会、まちづくり協議会、民生委員、それから学区社協及び行政が学区内の民生委員活動における課題の共有を行い、民生委員活動をサポートできるように、活動の実情を把握する機会を設けているところでもございます。
 今後も民生委員の皆様が安心して活動ができるよう、関係機関、団体が連携することで福祉のネットワークが有効に機能するよう、支援してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(平井せい治君) 山本君。
◆24番(山本英夫君) さきに申しましたように、個人情報を含め、難しい面もあろうことは理解いたしますが、地域内であれば自治会に入っておられない方を含め、民生委員さんの責任範疇になり、繰り返しますが、担当地域内における民生委員さんの行動は多岐にわたり、重要な役割を担うものとなっています。その中で、推薦団体である自治会との協働は大きなものであります。その点を十分認識していただき、お取組をよろしくお願いいたします。
 次に、八幡堀に関してでありますが、コロナ感染の問題から、大規模な清掃作業が今年度も中止になりました。2年連続で地元学区の清掃が中止になりましたが、地元の自治会や町内会、団体、個人のお力により、各地域において随時清掃作業を行っていただいているのが現状であります。
 そういった中で、八幡堀は重要文化的景観にも伝統的建造物群保存地区にも含まれ、行政としても環境美化、整備を放置できないものと思いますが、どのように地元や団体と協働の体制を取られるのか、ご答弁をお願いします。
○議長(平井せい治君) 当局の説明を求めます。
 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 山本英夫議員のご質問の八幡堀についてお答えいたします。
 日頃は、地域の皆様には八幡川の清掃活動を実施していただき、八幡堀の景観保全にご尽力いただいていることに対しまして、お礼を申し上げます。
 現在、新型コロナウイルス感染症の蔓延によりまして様々な行事が中断している中、八幡堀におきましても、大規模な清掃活動が中断されていることは承知しております。
 八幡堀については、市の観光地でもあることから、コロナ禍においても来幡される観光客は多いように見受けられます。その観光地である八幡堀を、雑草等の繁茂により景観を損なうような状況になれば、観光地としての印象が悪くなり、何らかの対応が必要になると考えております。
 しかし、八幡川は一級河川であることから、管理は滋賀県であり、県で推進されている河川愛護事業などで八幡学区まちづくり協議会が中心となる清掃活動と、八幡堀を守る会や近隣自治会など有志で清掃活動を実施していただいております。
 八幡堀の遊歩道など一部市道認定している箇所などは、景観を損なう状況となれば、何らかの対応を検討することは必要と考えておりますが、それ以外の箇所については滋賀県の管理区域となることから、今後の地域で清掃活動の状況を見ながら、滋賀県と調整し対応を検討していきたいと考えておりますので、引き続きご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 山本君。
◆24番(山本英夫君) また、しゅんせつ調査については、どのようなところまで進んでいるのでしょうか。近江八幡市として把握し、進められようとしているこれからの取組に対する方向性、タイムスケジュールなどについてご答弁をお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部理事。
◎都市整備部理事(栄畑隆夫君) 山本議員の再問にお答えをいたします。
 八幡堀のしゅんせつ事業につきましては、令和2年度に地元関係代表の方々と滋賀県、市で構成いたします八幡堀環境保全事業協議会において事業実施方法などの合意がなされ、令和2年から令和4年度の3か年の計画で滋賀県により実施していただいているところでございます。
 進捗状況といたしましては、令和2年度は本町橋付近から上流側120メートルの区間をしゅんせついただきました。今年度は、昨年度区間からさらに上流に向けて事業を進めていただく予定となっております。
 なお、実施の時期につきましては、協議会、またほか、関係者の方々と調整の上、決定していただくということを伺っているところでございます。
○議長(平井せい治君) 山本君。
◆24番(山本英夫君) 八幡堀は、大切な市民の文化資源であります。これからも市民の誇れるものとしてのお取組をよろしくお願いをし、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(平井せい治君) 以上で山本英夫君の個人質問を終わります。
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