録画中継

平成27年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月23日(火) 個人質問
井上 芳夫 議員
(1)国際姉妹都市交流について
   ①姉妹都市マントヴァの市民へのPRについて
   ②マントヴァとの姉妹都市交流について
(2)安土駅整備計画について
   ①駅舎の外観について
   ②自由通路内の多目的スペースについて
   ③駅南の都市計画道路について
   ④駅南口の観光トイレについて
(3)老蘇小学校近隣の排水について
   ①老蘇コミュニティセンター前の雨水排水について
   ②老蘇小学校グランドの排水について
◆3番(井上芳夫 君) 本日は質問する機会を与えていただき、ありがとうございます。創政会の井上芳夫といいます。新人議員ですので、失礼等ありましても、温かく見守ってやっていただければ幸いにございます。
 まず、国際姉妹都市交流について質問させていただきます。
 本市は、韓国ミリヤン、米国グランドラピッズ、レブンワース、そしてイタリア・マントヴァと、姉妹都市として提携しております。ミリヤン市は、本年駅伝大会を開催され、本市からも参加いたしました。グランドラピッズにはマイヤガーデンという日本庭園があり、その関係で交流があり、レブンワースは財団法人兄弟社学園が近年まで「北米旅考」を行っていたと聞いております。しかし、イタリアのマントヴァとは交流活動がなかなかできないのが現状ではないでしょうか。
 昨年度、公益財団法人近江八幡市国際協会では、イタリア語講座、イタリア文化講座などの事業を行いました。本年度は、イタリアのパンとお菓子教室をこの7月10日に開催されます。また、先日の信長まつりでは、日本、イタリア修好通商条約締結150年ということで、カルロ・フォルリヴェジのパイプオルガンコンサートが行われ、イタリア文化の紹介をしていただきました。マントヴァは、船による湖観光とルネサンス期の古城の観光など、近江八幡市と似通ったところがあります。遠い国なので、行き来はなかなかできないかもしれませんが、文化交流や観光に関することならできることがあるのではと思います。
 そして、まだまだマントヴァと姉妹都市提携しているということが近江八幡市民に浸透してないように感じられます。もう少しマントヴァを知ってもらうことができないか。市当局として、イタリアのマントヴァともう少し姉妹都市交流ができないものか、お考えをお聞かせ願います。
 次に、安土駅周辺整備事業に関連して4点ほどお伺いいたします。
 平成26年4月1日付で、JR西日本と協定締結ができ、いよいよ具体的に安土駅舎の整備が動き始めたこと、市民の一人として大変喜んでおります。現在、当局では、駅舎工事に向け、準備作業等鋭意ご努力をいただいておりますが、まず1点目の質問として、市民の関心事であります新駅舎のデザインが歴史の町にふさわしいものなのか、デザイン案の公表はJR側の承認待ちであることは聞いておりますが、説明可能な範囲でお答え願えたらと思います。
 次に、2点目として、市民要望として上げられてきました自由通路内での多目的スペースはどのようになりますか。キオスクがなくなると聞いていますので、利用方法もいろいろあるのではないかと思います。現段階の状況を教えていただきたいと思います。
 3点目は、駅南口の都市計画道路の整備の可能性についてお伺いします。
 この道路の質問は、これまでの議会でも議論されていると思いますが、私も駅南側からの利用者の一人として、都市計画道路停車場南線が具体的になれば、駅南の新しい主要道路として非常に便利になると思っています。
 しかし、神社敷地等の課題もあって、時間が必要であることは認識していますが、長期的視野に立ってどうなのか、お伺いしたいと思います。
 4点目は、駅南口の観光トイレについて伺います。
 現在、城郭資料館南側のトイレは、バリアフリー化ができておらず、障害者の方にとっても不便なトイレとなっています。これまで地域協議会からも要望されてきており、観光サイドで整備をされると聞いておりますが、具体的な改修時期と規模等の計画内容を教えていただきたいと思います。
 最後に、老蘇小学校グラウンド及び老蘇コミュニティセンター前の排水について質問させていただきます。
 老蘇学区自治連合会から要望書が出ていて、先日回答されたと聞いておりますが、いま一度確認のため教えていただけたらと思います。
 安土町のときからの案件ではあると思いますが、老蘇小学校グラウンドの雨水が小学校西側水路に流入し、逆勾配の小学校前歩道水路を通り、老蘇コミセン前、また老蘇コミセンの排水もコミセン東側よりコミセン前に集まり、中山道を横断し、杉原医院東側を通り、ロッテと日輸の間の川に流入していますが、大雨等雨量が増加すると、老蘇小学校グラウンドの排水が小学校西側水路から一部水田に流入し、またもう一方は老蘇コミセン前道路反対側の杉原医院に流れ込み、床上浸水の危険性にさらされています。
 異常気象等によるゲリラ豪雨や台風などの雨量の増大するシーズンになってきていますので、早急な対応をお願いしたく、また改修の予定など教えていただけたらと思います。
 また、老蘇小学校グラウンドの排水も長年の案件であるとは聞いていますが、今後どのようにしていかれるのか、教えていただきたいと思います。
 以上、一括で質問させていただきました。よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 井上議員の大きく分けまして3点質問のうちの安土駅周辺整備に関係する質問にお答えいたしたいと存じます。
 まず、安土駅舎の外観についてでございますが、新駅舎のデザインはJR側より3案の提示を受けまして、昨年度末に開催をしました安土駅及び周辺整備促進会議にてご議論をいただき、結果、駅北側の自由通路の建物の一部に安土城天守の象徴であった8角形を取り入れた外観デザインを選考されたところでございます。
 具体的なイメージは、言葉では説明が難しい面もございますが、外観は白壁を基調に考えられ、駅舎北側2階のエレベーター出入り口から安土山が眺望できるよう、東の面をガラス張りとしております。外壁にはアクセントカラーとして朱色をあしらい、乗降階段の外壁下部には石積みを施すことで地下道、上屋改修とのデザインにも調和を図る予定であります。
 加えて、多くの方々からご要望をいただいておりました安土らしさについては、外観や色合い、また後々の維持管理の負担軽減にも配慮したデザイン案の選定をいただいたものと考えております。
 デザインの公表につきましては、現在修正作業中であることから、JR側の最終承認が出た段階で公表させていただきたいと思っております。
 次に、多目的スペースの設置についてお答えをさせていただきます。
 かねてから、各種団体さんよりご要望がありました多目的スペースにつきましては、JRとの協議時に再々要請をしてきたところであります。結果、自由通路の1階部分に安土地域の観光案内や物産の展示、販売ができます多目的スペースの設置につきましての調整も完了したところであります。
 構造は、駅利用者からもすぐに目につくよう、正面をガラス張りとし、床面積は約90平方メートルを想定しております。
 また、新駅にはキオスクが設置されないことから、市域独自の情報発信スペースとして利活用をいただくべく、窓口となる近江八幡市観光物産協会と調整を重ねてまいりたいと考えているところであります。
 次に、都市計画道路停車場南線に関するご質問にお答えをいたします。
 都市計画道路停車場南線は、駅南広場を視点に県道安土西生来線、上豊浦交差点に至って都市計画決定をしているものでもあります。
 この駅周辺の道路網の充実は、本市の東の玄関口として非常に大きな課題でもあります。この路線の整備に際しましては、安土駅周辺整備完了後、現在南広場への進入道路となっております県道安土停車場桑実寺本堂線の利用状況などを鑑み、同路線の機能充実と停車場南線整備の必要性や実現性及び対費用効果等を十分に精査することが先決でございまして、その結果をもって、あるべき道路網、道路法線を構築し、整備に着手すべきと考えております。
 最後に、安土駅南口の観光トイレについてお答えを申し上げたいと存じます。
 井上議員がお話しされましたように、既存のトイレはバリアフリー化が図られておらず、これまで地元関係者からご要望いただいてるところでもございます。安土城郭資料館とマッチした本瓦ぶきの既存トイレを活用し、機能の向上としてバリアフリー化を行い、多目的トイレの機能を加え、さらには安全、防犯面に配慮し、照明等の見直しも行い、整備することによって駅利用者並びに観光客の利便性の向上を図りたいと考えているところでもございます。
 また、この整備の時期につきましては、特定財源を確保の上、平成28年度、来年度に整備ができるように鋭意取り組んでまいりたいと思っております。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 津村副市長。
             〔副市長 津村孝司君 登壇〕
◎副市長(津村孝司 君) それでは、井上議員の姉妹都市交流事業についてのご質問にお答えいたします。
 議員お話しのとおり、本市は旧市町におきまして4つの海外都市と友好都市としての提携を結んでおりますが、その提携締結の経緯や交流内容はさまざまなものとなっております。
 近年の都市間交流といたしましては、アメリカ・グランドラピッズ市のマイヤガーデンという庭園整備に際し、日本庭園造成のため、平成23年から本市には幾度となく関係者が訪問されました。市では、庭園の造作技術や灯籠など資料収集に協力するほか、現地における日本文化の展示会へ本市からも展示品を貸与させていただいております。
 去る6月10日には、日本庭園のオープン祝賀会が現地において開催されたとお聞きしております。
 また、本市の名誉市民第1号でございますヴォーリズ氏ゆかりのレブンワース市には、公益財団法人近江兄弟社様が企画されましたヴォーリズの足跡を訪ねる「北米旅考」、旅行というのは普通は旅に行くでありますが、旅に考える「旅考」がこれまで12回実施され、多くの市民が参加されております。
 さらに、韓国のミリヤン市では、平成24年まで中学生の相互派遣事業を実施し、昨年度はミリヤン市での市民マラソン大会に市民選手団を派遣しております。
 一方、旧安土町におきまして、姉妹都市提携されましたイタリア・マントヴァ市でございますが、私も訪問させていただいたことがございますが、長い歴史と豊かな自然を誇るとても魅力的な町であることは承知しております。旧市町合併後は、姉妹都市提携を継承しておりまして、平成24年11月には市長を初めとする公募の市民17名による市民親善訪問団がマントヴァ市を訪問させていただいております。
 国際交流は、他国の文化を理解することで、市民の国際感覚を養うとともに、日本の文化や日本人の思いをお伝えする機会でもございます。そして、これを機会に私たち自身が我が町近江八幡の魅力を再認識し、ふるさとを愛する気持ちを育むという点でも意義のあるものと考えております。
 こうしたことから、本市では、これまで公益財団法人近江八幡市国際協会への支援や補助を行い、市民主導の国際交流事業や多文化共生推進事業を展開していただいております。
 また、マントヴァ市におきましても、市民グループの自主的な交流活動が実施されているとお聞きしておりますので、さらなる国際協会のアイデアや工夫を生かしながら、交流機会の提供や姉妹都市の文化や町の魅力をより多くの市民の皆さんに知ってもらうための広報啓発等に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 廣瀬都市産業部長。
             〔都市産業部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市産業部長(廣瀬信之 君) 井上議員ご質問の老蘇コミュニティセンター、老蘇小学校周辺流域における雨水排水対策についてお答えをいたします。
 雨水排水対策につきましては、平成27年5月23日に老蘇学区自治連合会会長から雨水排水対策につきましての要望書をご提出いただいており、先日、老蘇学区自治連合会長と現場立会をさせていただき、現地の状況について確認をさせていただいたところでございます。
 平成27年度につきましては、現地調査及び排水路の整備に伴う測量設計業務を実施いたし、次年度以降計画的に排水路整備を実施していく予定で考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。丁寧なご回答ありがとうございます。
 老蘇小学校のグラウンドの排水につきましてご回答をお願いしたいなというふうに思うんですけども、よろしいでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
◎教育部長(廣瀬敏 君) 老蘇小学校のグラウンドの排水につきましては、一昨年、老蘇小学校の校庭の芝生化を実施をいたしました。そのときに、スプリンクラー等を整備をしましたときに、そのグラウンドの排水等も考慮した中で整備をいたしました。グラウンドのその芝生が一面にもう現在生えておりますので、その芝生の管理はしている中で、その排水状況も見ながら対応が必要なところはまた検討してまいりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) 小学校の、大雨等来た場合に小学校グラウンドの排水が小学校西側の排水を通りまして、それで学校の前まで行ったときにちょうど逆勾配になって東側に行くようになっているんですけども、その時点で西側の田んぼにあふれるという状況に今なっておるということです。
 その逆勾配になっているところ、なかなか小学校の前からコミセンの前まで逆勾配、コミセンの前、小学校の前の部分が逆勾配になってるんですけども、結構深いんですけども、大変な工事だというふうに聞いております。何とか今後ご検討願って、そちらのほうの排水工事もしていただけないかなというふうに思うんですけども。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市産業部長。
◎都市産業部長(廣瀬信之 君) 先ほど初問でもお答えさせていただいたんですけれども、ここにつきましては一応現地の調査も入ってということで、当然水路のことですので、雨ですので上流から下流、また今おっしゃってました逆勾配とか、その辺のなかなか言うたらつながりがございますので、その辺は今議員おっしゃった部分を参考にさせていただいて、とりあえず周辺の排水路の整備に向けた測量に入りますので、その辺の部分の中で生かしてまいりたいなというふうに考えております。
 いずれにしましても、学校から出てくる水がどっかで処理していかなあかんというふうな部分でございますので、その辺、水路の状況、既存の水路の状況、断面とかいろんな部分がありますし、実際どういうふうな現地で流れ方、施設上の部分ございますので、そういうような部分を確認させていただきながら、現場で反映させていきたいなというふうに考えておりますんで、よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 ほかにも質問ございませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) どうもありがとうございました。
 旧町からの、安土町からの案件でもあったみたいなんで、よろしくお願いしたいなというふうに思います。
 また、マントヴァのほうなんですけども、非常に観光で栄えてる、世界遺産の都市ということで非常に参考になることがいっぱいあるかなというふうに思います。交流を積極的に市からもしていっていただいて、お互いがいい町になれたらなというふうに思いますから、どうかよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で井上芳夫君の個人質問を終わります。
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。