録画中継

平成28年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月16日(木) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)災害支援について
   ①避難所運営について
   ②市職員の訓練について
   ③災害用備蓄品について
(2)新庁舎建設について
   ①建設費用算出の基本的な考え方について
   ②財源内訳について
(3)北里幼稚園の耐震補強について
   ①耐震工事について
   ②園舎建て替え計画について
(4)岡山コミュニティエリア事業について
(5)日野川の改修について
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘です。
 災害について、災害支援ということについて質問をさせていただきますが、まず最初に、熊本地震の震災について、多くの方々が亡くなられました。この方々に対してお悔やみを申し上げます。また、被災されました方々や、今も多くの方々が避難生活をされておられる皆様方にお見舞いを申し上げます。
 私たち議員団は、熊本地震災害地の視察研修について、現地の日本共産党市会議員団と相談をしました。そして、現地の方々も、今だから話せることがある、また、今見てほしいところがあると言われて、5月18、19日に熊本市と南阿蘇村の現地視察とボランティア活動をさせていただきました。
 初期の避難所の運営について、いろいろの反省点などのお話を聞くことができました。また、南阿蘇村の一部の集落は、断層の上にありましたほとんどの住宅は崩壊し、多くの方が犠牲になられた現状を見させていただきました。道路や田んぼ、宅地など多くのところに段差や亀裂があり、今も段差や亀裂が大きくなるところもあり、道路では新しい補修の舗装が行われていました。テレビの映像で見るより、自分の目で見たときの衝撃は大変なものがありました。いつどこで起きるかわからない災害、人間は何もできない無力さを感じました。私たちも考えなくてはならないことを多く学んでまいりました。
 こういったことを踏まえて、分割方式で質問に入らせていただきます。
 近江八幡市では、地域防災計画を平成24年に、災害避難誘導や避難所の運営マニュアルを平成28年に出され、防災訓練もそれなりに行われていますが、各自治会へ避難所にかかわる訓練や指導は行われてきたのか、また市職員の方々の多くは市外より勤務されていますが、緊急時の対応はどのようにされているのか、また避難所運営の講習や訓練はされているのか、説明を求めます。
 市内には何カ所の震災の災害避難所を指定されているのか、その避難所は全て耐震基準を満たしているのか、説明を求めます。
 災害用備蓄品の一覧表がありますが、多くの備蓄品は防災センターや限られたコミセンに集中して保管されているが、被災当初、各避難所には何百人から何千人単位で避難されていると想定されるが、食料品や飲料水の配送は誰がどのようにされるのか、具体的な計画はあるのか、説明を求めます。
 各学区単位にカセットこんろ7台が備蓄されているが、何千人、何百人の方が避難されている避難所で家庭用カセットこんろで何をされることを想定されているのか、説明を求めます。
 今までにいろんな方々が質問をされてまいりました。ダブるところもありますが、またそれを生かして再問をしていきたいとも思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 姓農市民部長。
             〔市民部長 姓農彰宏君 登壇〕
◎市民部長(姓農彰宏 君) 川崎議員ご質問の災害支援についてお答えいたします。
 まず、各自治会へ避難所に係る訓練や指導は行われてきたのかとのご質問にお答えをいたします。
 議員ご承知のとおり、市では本年1月に避難誘導及び避難所運営のマニュアル指針を作成しております。このマニュアル指針を参考としていただき、各コミュニティセンターやまちづくり協議会において、各避難所の実情に応じた避難所運営マニュアルを作成していただきたいと考えております。
 避難所に係る訓練については、各地域で実施されていますが、特に八幡学区におかれましては、まちづくり協議会が避難所運営マニュアルを作成され、そのマニュアルに基づき、本年1月31日に避難所の運営訓練を実施いただきました。訓練実施前に市防災担当職員との打ち合わせを行い、避難所の担当職員も一緒に参加させていただいております。また、今年度も避難所に係る訓練を予定されている地域が複数ございますので、開催される際には職員も地域住民の方々と一緒に訓練に取り組み、地域の防災力向上に努めたいと考えております。
 次に、職員の緊急時の対応はどのようにされているのかとのご質問でございますが、現在、市内に居住している職員は全体の約65%、また東近江、竜王、野洲の近隣地域を含めますと全体の約86%となっています。地震発生時の職員の参集体制につきましては、震度4以上の地震で課長以上の職員が、震度5弱以上の地震が発生した場合には全職員が参集することを市地域防災計画に定めております。
 次に、職員の避難所運営の講習や訓練はされているのかについてですが、避難所を運営する際にさまざまな課題を想定し、その対応についての研修会は担当職員に実施しておりますが、今後も防災総合訓練に避難所運営等の訓練を取り入れるよう検討し、職員の防災教育に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、市内には何カ所の地震災害避難所を指定されているのか、その避難所は全て耐震基準を満たしているのかとのご質問ですが、市内には現在70カ所の避難所を設けており、そのうち61カ所が地震時の避難所となっております。避難所の耐震状況ですが、昭和56年6月以降の新耐震基準及び耐震改修済みの避難所が58カ所、旧耐震が1カ所、また残りの2カ所につきましては平成28年から平成29年にかけまして改築、改修を予定されています。
 最後に、災害用備蓄品についてですが、本市では、平常時には防災センターでの一括管理を行い、有事の際には避難者の規模や状況等に応じて避難所から要請された備蓄品を効率的に配布する予定をしています。その際は、市職員が物資搬送の役割を担うこととなっており、一連の動きについては市防災総合訓練にも組み入れ、毎年確認を行っています。
 また、学区単位で配備されているカセットこんろに関するご質問ですが、基本的に、避難生活中のガスについてはコミュニティセンターや小・中学校の調理室での使用を想定をしております。万が一、これらの設備が全て使用不能になった、またはこれらの設備がない避難所でガスの使用が必要となった場合等を想定しており、補完的に配備をしております。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今回の質問は、私も地震による災害時の避難所運営や初動態勢について主に聞いていきたい、このように考えております。
 京都新聞、5月24日付の京都新聞です。それから、その翌日の25日には、赤旗新聞にもこういうように掲載をされました。それは何かといいますと、南海トラフひずみ確認ということでこういうのが掲載されておりまして、この中には震源域が示されているわけです。その中で、その太い線の中のすぐ上ということで、ここにこう線が囲ってある、これのすぐ上、ここに赤い部分があるんです、ここにね。これがよく見ますと滋賀県であり近江八幡であるということです。
 それから、もう少し前の、これも赤旗新聞の日曜版にこういったものが出てありまして、この中に、やっぱしあっこで切れてるから私は周辺もないのかなと思ったら、そうじゃなくって、ここに赤い部分がずっと塗ってある中にやはり滋賀県はここにあって、ちゃんと赤い印がついてある、こういうことで、やはり大変危険ではないのかなあというように思いました。
 そういった中で、死者がどのぐらい出るのかとか、この新聞にはそういうことも書かれてありまして、滋賀県の場合は想定されるのが500やとか、それから全壊戸数が1万3,000戸あるとか、こういうことがこの新聞にはこういうように書かれてあります。そういったことからすると、かなりの被害がこの近江八幡でも想定されるのではないかというように考えます。
 近江八幡市の地震ハザードマップが配布をされまして、震度6強が多く分布しているとか、倒壊危険度マップが6%から10%未満のところが多く点在しているとか、10%以上のところが北里学区を中心に広がっています。こんなもんが市から出されまして、こういうように見てみますと、本当にたくさんのところがあるということで、もう皆さんもご承知のとおりなんですね。
 しかも、先ほども言いましたが、紫のこの部分は特に私どもの住んでる北里学区が主に出ておりまして、こういったことで、震災直後の災害時の市職員の初動態勢はどのように指示をされているのかということで、先ほども少し安心したところがあります。割に近傍の方々を含める、近隣の市町の方を含めると多くの方がいられるということで、ある程度のことはできるのかな、でも同じように災害を受ける職員さんもたくさんおられるわけです。
 そういうことからして、まず避難所に誰が配置され、避難所の開設と鍵あけやとか安全確認は誰がするのか、それぞれの担当が決められているのか、その辺をまずお伺いしておきたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) お答えをいたします。
 初問でもお答えしましたように、まず震度5弱以上の地震が発生した場合には、全職員は速やかに参集するとともに、直ちに初動態勢をとりまして、応急対策活動を実施することとしております。初動態勢については、職員の初動計画を現在見直しをしておりますが、この中で、各班の責任者がその班内での役割分担に基づきまして指示が出されることになります。また、各避難所の職員の配置につきましては、水防時の避難所の職員配置は今年度既に配置をしておりますけれども、地震時については今後なるべく早い段階で配置したいと考えております。
 また、避難所の開設につきましては、避難所運営マニュアル指針に基づき、避難所の担当職員かその施設管理者が避難所の開設、解錠を行い、避難所開設チェックリスト及び避難所被害状況チェックリストにより、避難所の建物のまずは安全を確認をいたします。いつ誰が何をするのかについては、避難所運営マニュアル指針の中に記載をしております。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 以前は、避難所マップ、こういったもんが各家庭に配布されていたんです。こんな大きなもんでしたけどね。今、これは古いんで、前の耐震のないところやとか、変わってる部分もあります。そういったことから、先ほどの避難所はこれに書かれているんですね。ですが、実際どこにあるのかというのがはっきりわからない。ですから、これはどういうようにして周知徹底をされるのか、その辺のことを聞いていきたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) お答えをいたします。
 避難所の周知につきましては、これまで防災ハンドブックや、今月全戸配布しております地震ハザードマップにも避難所のリストとマップを掲載をいたしまして、住民への周知を行っています。これらのマップやリストにつきましては、今後、市のホームページに掲載する等、あらゆる手段を講じまして住民への周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、ホームページ等に載せてとおっしゃいましたが、やはりこれ各家庭に学区別ぐらいに小さくしたやつを配布してもらえないですかね。そうすると、ここにこういうような避難をしていかなあかんのやとか、また裏面にはそういった避難の出ていくとき、防災のグッズやとかそういう持ち出し品やとか、そういったものも含めて小さいものになったら、またそれもそこのよく見えるところに張ったりできるんで、そういうことがしてもらえないかなあと思うんですが、いかがでしょうか。全市内に配布をお願いしたいんですが、いかがですか。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) 今後検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) さきの質問者もありましたので、先ほど市長は、備蓄品のたちまちその場での搬送をどういうふうにするのかというたら、車で道路が崩壊してあって行けへんでも、それはドローンを買うてドローンで行くんだというようなことをおっしゃいましたが、果たして本当に今現実的にドローンがそのように使えるのか。それも大変大きなものが要ると思うんです。
 そういったことから、やっぱり今それを装備されるとなるのなら、市庁舎ができてからというんではなくて、それまでに今たちまち要るというものもあると思うんです。私たちも熊本に寄せてもらったときに、県には備蓄品があったんです。ですが、やっぱり搬送できなかった、そういうことを言われておりました。ですから、先ほど山本議員が言われたように、避難所に食料がなかったということは事実あったんです。ですから、やはりきちっとした、今すぐ配送ができるような方法を考えていただきたいと思いますが。
 それともう一つ、先ほどの中で山本議員もおっしゃっておられたんですが、金田やとか島、岡山、武佐、この学区には備蓄品として毛布だけしか置いてないんです、カセットこんろと。本当にそれでいいんでしょうかね。そこに何千人も、金田だったらほんま何千人ってそこに来られるわけですよ。なのに何もない、運んでくるのを待ってんならんという、そういうことでいいんでしょうか。それでは大変困るんです。
 ですから、そこにはちゃんと倉庫などを設置して、そこに備蓄品が置けるようにされるということは考えられないのか、お尋ねをします。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) お答えをいたします。
 本市では、学区民の1割の方の避難を想定した対策を進めております。金田学区では約1,500人の避難者を想定しています。避難所の備蓄品につきましては、先ほどより申しておりますとおり、平常時には防災センターでの一括管理を行って、有事の際には避難者の規模や状況等に応じまして避難所から要請された備蓄品を効率的に配布する計画予定をしておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そういうように言われましたけど、実際上はやっぱし、熊本も経験してきましたけども、言われてるんです。やっぱり実際上は動けなかったんですよね。ですから、やっぱしそれは各コミセンにそういうような防災機能を持たせたものをつくったと言われるんであったら、そこに備蓄品を、せめてもの食料は置かれるべきだと思うんです。このように金田に毛布が20枚でどうするんですか。
◎市長(冨士谷英正 君) すぐ持っていきます。
◆19番(川崎益弘 君) すぐ持っていけるって言わはるけども、できないですよ、それは。できへんと思います。やっぱしできなかったし、経験上、道路も塞がっているし、じゃあドローンがあるドローンがあるって言われるけども、あしたドローンがあるんじゃないんです。もしあしただったら、ないんです。
 だから、その辺で、やっぱりそういうような倉庫を持って、そこに備蓄するということは考えないんですかということ。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) ご心配をなさらなくても、毛布持っていくのにドローンさえあったらすぐ行けますよ。ちゃんと9月の議会で提案します、購入を。その間に地震あったらごめんなさい。それだけです。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何か9月の議会にはそうやってドローンを買う予算が出てくるそうです。またその辺ではそのときにまた議論をしていきたい、このように考えております。
 またその中で、先ほどもカセットこんろの話をいたしましたら、補完的なもんだということでありますが、やはり避難所そのものにはガスもあって必ずある、そういうとこの大方のところなんです。ですから、そこには大きなミツマキこんろというんですか、プロパンガス用の、そういったものやとか大きな鍋、こういったものが備蓄されていたら、装備されていたら、皆いろんなことに使えるんではないかというように考えるんですが、その辺ではお考えにはならないですか。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 以前から申し上げておりますように、給食センターが耐震でございまして、そこから全部配食をすると、こういうに申し上げております。ガスは、それぞれのセンターにはこれはプロパンガスが万が一のときに用意しております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、プロパンガスがあるということなんで、そこにやっぱしそういった大きなこんろやとか大きな鍋があったらできるというようには思うんです。
 今もまた給食センターの役割を言われました。本当に機能していたのか。今まで訓練をしてきた中で、なかなか給食センターから御飯が運ばれたということは余り聞いていなかったんです。そうじゃないですか。皆出て、みんなでおにぎりをしてつくって出しておられたというように聞いてますし、それからもう一つ、やっぱり給食センターは民間でやられているということもありますので、その中できちっとそういうことができているのか、契約がね、そういったことをお伺いしていきたい。今後、給食センターの役割はどうされるのかということをきちっとお伺いしておきたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 以前にも申し上げたと思いますが、訓練のときにもあのおにぎりは給食センターで地元の人が入っていただいてつくったというふうな答弁をさせていただいたんかなと思ってるんです。ほんでもう一度、そりゃきっちりと災害のときにはそういうふうにできるようにきちっとします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひとも、地元の方がそこに行ってするというんではなくって、やっぱりそこできちっとでき上がったものが配送されるように、そういった手だてが必要ではないかなというように思います。そやないと、一々できないと思いますので、そういうことをお願いして……。
 まあそれは、またそれは後で申し上げます。
 福祉避難所についてでもありますが、今この防災のマニュアルの中にも、避難所の中に福祉避難所というのが指定されてあって、これ見てると非常に少ないと。これはなぜかというと、既存の民間の施設の利用だけになっていることやとか地域に偏っていることなどがあると思うんです。要援護者の人数がはるかに多いのではないかと思いますが、各学区でのコミセンでの受け入れといったことも考えてできないのか、お尋ねをいたします。
○議長(井狩光男 君) じゃあ、回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 福祉避難所の件でございますが、まず要援護者ということなんですが、現在は要援護者から避難行動要支援者というふうに呼び名が変わっておりますので、よろしくお願いいたします。
 福祉避難所ですが、おっしゃいますように、高齢者や障害のある方で一定の避難所生活において何らかの特別な配慮が必要な方について受け入れをする施設ということになっております。ということがございますので、避難行動要支援者の方々全てを受け入れるという考え方ではないというのをまずもってご説明をさせていただきます。
 また、現在、福祉避難所ですけれども、9カ所施設のほうを選定をさせていただいております。ただ、先ほどからもお話にありますように、近年整備をされました一体型のコミュニティセンター、島、金田、桐原、馬淵、老蘇のそれぞれのコミュニティセンターにつきましては、自家発電装置でありますとか、受水槽や地下水によります飲料水の確保、貯留槽など、防災機能の強化をさせていただいているところでございます。また、施設においては、障害者用のトイレやエレベーターなど、バリアフリーにも配慮した施設というふうになってございます。高齢者等、配慮を必要とする方も避難生活が送れるような配慮をされているというところでございます。
 また、福祉避難所につきましては、施設面におきまして、専門の介助が受けられるなど、特別な配慮を必要とする方を想定しておりますが、現在9施設、協定をさせていただいている施設があるんですが、今回熊本の震災におきまして、熊本市におきましては福祉避難所の指定が非常に進んでいた地域でございました。しかし、現実的に福祉避難所が開設できなかったというところがございます。これにつきましては、施設が被害を受けたということもございますが、避難所として指定をしておっても介護要員がいなかったというところも大きな課題となっておりました。
 こういうことも踏まえまして、現在協定をしております施設のほうに、施設の現状や課題、受け入れ態勢など詳細について、訪問してヒアリングを実施をさせていただいているところでございます。この結果をもちまして、協定施設の数のほうにつきましては充実をさせるとともに、体制整備のほうもあわせて図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、要援護者というんですか、大変困られている部分もありますので、ぜひ支援のほどをよろしくお願いしたいと思います。
 じゃあ、先ほど、議員もそのような協力をと言われました。そこで、議員もつい先ごろ防災について学習会をいたしまして、全員で学習会をいたしまして、その地域でいろいろな役割がある、そういったことをきちっとやっていこうやないかというような研修も行ってまいりました。そのことを申し添えておきたいと思います。
 続きまして、新庁舎建設についてお尋ねしてまいりたいと思います。
 庁舎整備等基本計画が平成28年2月に出されて、中期財政計画が平成28年3月に出されました。参考にしながら質問を行ってまいりたいと思います。
 基本計画では、延べ床面積が2万平米として、工事費が70億円から84億円、ほかに立体駐車場と解体工事等に11億円と算定され、合わせて81億円から95億円と、余りにも高額になっています。
 まず、2万平米の建物ですが、現本庁舎の約4倍ちょっと強になるんかな、そのぐらいの大きな庁舎になりますが、大き過ぎると考えます。基本計画の床面積は、総務省の算出基準で出されていますが、職員数は589人とされていますが、安土総合支所、ひまわり館、南別館、上下水道が使用しているところなど、まだまだ使えるところがあり、また使わなくてはならない施設もあります。
 このことからすると、本庁舎で執務する職員数がもっと少なくなることから、床面積が少なくなるのではないのかな、また財政的な観点からも節約していくために総床面積を減らすことを考えるべきでありますが、説明を求めます。
 また、新庁舎ににぎわいのスペース4,000平米をつくるとされていますが、新庁舎には庁舎業務に必要な床面積のみでよいと考えます。市民は市役所ににぎわいを求めてくる必要性がないと考えます。基本計画のにぎわいの中に、子どもの支援機能などが必要と計画されていますが、これらはひまわり館など今ある施設の活用ができるのではないか、また市民の交流の場として必要としているが、これらに対しては各コミセンの活用ができることや、今ある施設の有効活用もできます。
 これらのことから、にぎわいのスペース4,000平米は必要でないと考えるが、説明を求めます。
 また、財源内訳についても、他市の事例では計画の段階で明示されていますが、基本計画では示されていません。建設費用81億円から95億円と想定されるなら、この建設費に対して合併推進債の活用が幾らか、一般会計の持ち出しは幾らになるのか、明確な財源内訳の提示をするのが本来ではないのか、説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) お尋ねの新庁舎建設についてお答えいたします。
 議員は、新庁舎の規模について、2万平米の庁舎は現庁舎の4倍強もある大きな庁舎であり、大き過ぎるということでしたが、これでは逆算しますと床面積は約4,000から4,500という形になりますが、というのが現庁舎ということになります。基本計画におきましては、新庁舎は庁舎機能を集約した規模として算定しております。したがいまして、現庁舎の規模と比較される場合は、分散する現庁舎を集約した総面積で比較することが妥当であると考えます。
 つまり、現庁舎の総床面積は、本庁、西別館、福祉事務所及びひまわり館などの床面積を合計して約1万3,400平米でございます。基本計画で、新庁舎の行政サービス機能の計画面積は1万6,310平米でありまして、現庁舎規模より約2,900平米大きくなります。新庁舎で行政サービス機能が2,900平米大きくなるのは、現庁舎では備えていない災害対策本部などの防災機能の充実や、全ての人が快適に利用できるユニバーサルデザインの導入などを考慮しているものでございます。これににぎわい交流機能3,690平米を加えて、新庁舎の総床面積を2万平米と計画しております。したがいまして、新庁舎は現庁舎の4.5倍大きいという表現は誤解を招くものと思っております。
 さて、建設費用算出の基本的な考えについてでございますが、本庁舎で執務する職員数を589人と仮定し、総務省の基準より低い本市独自の換算率によりまして執務面積を算出し、想定建設工事費を示しております。議員のご指摘では、現施設を利用して、本庁舎で執務する職員数を少なくすることで建設費を下げるというものでございますが、新庁舎では、分散する庁舎機能を集約し、窓口サービスのワンストップフロアサービス化を図ることによって、高齢社会の進展を踏まえ、福祉の視点から市民サービスのさらなる改善や充実と業務の効率化を目指して計画しております。
 現庁舎は、機能が分散していることで、手続のために移動に時間や労力を要し、市民の皆様にとって大きな負担となっております。これは、これまで実施してきました市民アンケートや各種委員会等で何度も指摘されていることでありまして、議員もご承知いただいていることと思います。特にひまわり館は、福祉事務所などの福祉部局の分散は致命的な問題となっております。福祉に造詣が深い川崎議員のことでございますのでよくご存じやと思いますけれども、障害者や高齢者などの移動困難者の方にとって心身ともに非常に大きな負担とご迷惑をおかけしており、この機会に絶対に解決しなければならない重要な課題と認識しております。
 また、福祉分野は、社会福祉構造基礎改革や少子・高齢社会の進展、地方分権による権限委譲により、近年、従事する職員数が大幅にふえておりまして、市職員の約3割の配置が福祉部局になっております。つまり、庁舎機能の集約は、来庁者の利便性の向上に加え、本庁舎で執務する職員がふえることとなり、新庁舎の床面積はこのようなことも考慮して算出しております。
 また、新庁舎は、機能的で快適な庁舎機能とし、行政事務や手続のためだけではなく、市民の皆様が気軽に集い、触れ合いが生まれる場が求められております。基本計画では、福祉と教育の密接な連携により、子育てに関するトータルサポートや、子どもから高齢者まで多様な人々が集い利用できる市民の交流の場は、新庁舎に必要な機能と考えております。
 2つ目の、財源内訳についてでございますが、合併推進債や社会資本整備総合交付金、公共事業等債の活用と市単独費を考えております。個々の財源で充当される額は、導入する機能や規模、配置などの条件により明確になるものであるため、基本設計の段階で概算事業費の算出に合わせてお示しできるものと考えております。
 いずれにいたしましても、基本計画に基づき基本設計、実施設計を進める中で、さまざまな仕様や必要な機能及びその規模などを決定し、各段階において内容の精査を行い、市の将来の財政運営への影響を見据え、可能な限り建設費の縮減と有効な交付金の活用に努めてまいります。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) まず、近隣の比較ということで、当市も基本計画の中でやっておられますが、私もちょっと甲賀市さんのをちょっと見せてもらいました。甲賀市では新庁舎の計画されていますが、人口は9万5,000人で、職員数は平成26年度で891人、各出先機関に勤務される方を差し引き、本庁舎に入る職員数を540人として計算されている、こういうようなことがこの中に書かれていました。そういったことから、かなり床面積を抑えて計算をされているということ。
 ですから、先ほどもワンストップと言われまして、それは確かに必要です。ですが、私思うには、まず589人で算出されているわけですが、上下水道事業所やとか安土総合支所というのはやっぱりそこに働いておられる方もおられるし、ひまわり館にしても今後も使えると思いますので、それから図書館の職員さん等も、こういったとこも各施設で職員を配置されることになると思う。
 ですから、やはりきちっと、じゃあ一体本庁に入られるのは何人なのか、そして計算したらこういう床面積になりますよというのをはじき出されるべきではないかと思うんですが、いかがですか。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 先ほど589人という人数を申し上げましたが、それにつきましては、第2次近江八幡市の定員適正化計画に示される平成32年の正規職員の目標値を使用しております。それに加えまして、現状の嘱託職員及び臨時職員を加えて589人としております。
 先ほど初問のお答えの中で、換算率を独自にという話をさせてもらったと思いますが、実は総務省のほうで一定換算をしている数値がございますが、それより低く見積もっております。つまり、例えば部長席でありますとかその辺の部分の面積がよそでは大きいわけですけど、総務省の基準では大きいわけでございますが、そこを圧縮する中で必要な面積をしておりますので、単純に総務省の部分で事務室の面積を比較しますと、それだけでも576平米圧縮しておりますし、人数換算でいきますと128人分の面積を圧縮しているということで、小さくしておりますし、何よりも先ほど申し上げましたように、本当に今、昨日も岡山議員だったですかね、マイノリティーの問題、少数派の問題ですけどとおっしゃったと思いますけど、非常にこれからの時代、保育士をどうするか、教育をどうするかって非常に大事やと思います。そういう意味では、福祉の分野はいろんな分野に連携しますので、そういう意味ですと、先ほどおっしゃいましたひまわり館をそのまま使えるじゃないかというような部分じゃなくって、やはり行政という固まりの中で縦割り行政をやめていかに連携するかが大事でございますので、その辺のご理解をしていただく必要があるかというふうに思っております。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そうですよね。きちっとやっぱり128人分減らしてる、それは大いに結構なことです。でも、先ほど私が言いましたように、南館なんかは水道の事業所としてどうしてもそこは今後も使っていかれなくてはならないもんではないんですかね。あそこには何か水道の2階にいろんな検査をするところだとか、そういったところがあるというように聞いていますので、そういったことからするならば、もう少しきちっと精査をする必要があるのではないのか。やっぱし128人分減らしたと言われるが、もっと減らせる、こういう面積数になるのではないのかということを申し上げたんです。いかがですか。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 先ほどですかね、きのうですか、申し上げたと思うんですけど、この基本計画、平成23年から4つの委員会を設けさせてもらってるんですよ。1つ、近江八幡市庁舎のあり方検討委員会がありますね。近江八幡官庁街活性化庁舎整備検討委員会、3つ目は官庁街まちづくりワークショップ、さらにはごく最近の、100年のまちづくり近江八幡にぎわいのある官庁街推進委員会、その中でのご意見をいただいてるわけです。これには行政だけがやってるんじゃない、学識経験者も、市内の各種団体の代表者も、市民から公募した人たちも入ってもらってるんですよ。
 そういった人たちから提言をいただいたのが、先ほどから部長の言ってる、まずやっぱり福祉が大事でしょ、これから福祉、教育というのが。だから、いわゆる弱者ですから、そういった人たちにまず不自由のない行政機能を持たなきゃならないということなんですよ。だから、水道部が向こう行ったって、本庁舎でこっちがあったら、向こう行くとなると、歩行困難者は大変だと思うんですよ。ワンフロアだったら、一つの敷地内というか一つの建物だったらそのまま、これ車椅子でも行けますよね、自分で。川崎議員のおっしゃった、そら大事だとおっしゃるのに、ひまわり館行ってまたこっち福祉事務所、現在はそうですよね。それをなくそうということ。
 ほでもう一つは、教育と福祉というのは非常に重なる部分が多いんですよ。だから、今回思ってることは、福祉トータルサポートセンター構想、福祉は全部そこに集結。だけれども、教育の面でも、発達障害を持ってる人、あるいは特別支援にいる人、そりゃ福祉にもかかわりはある。だったら、やっぱり教育委員会と福祉のほうと隣接しなきゃならない。相談に来られた人は、そりゃ教育委員会ですから、はい向こうですよ、これはやめときましょうというのは、これがベースなんですよ。
 それと交流が、これからはやっぱり交流が大事やと。だから、なるほど甲賀もそうでしょう、あるいは前回監査請求された中書いてたのは新潟の燕市ですね。条件が全然違うんですよ。そらただ人口規模だけでやられるっていうのは、これはいかがなもんかなあと。
 やっぱり特色ある町をつくるんですよ、今は。川崎議員の言われてるのは、甲賀はこうやないか。ほな特色のある町って何なの、こういうことをご理解をしていただきたいという。近江八幡、福祉と教育に力入れて、さらに今のコンセプトは交流じゃないですか、環境も防災も大事じゃない、それを一局で寄ることがどれだけ市民の福祉向上のためになるのかという、これが4つの委員会で23年から何回も寄っていただいて集大成でまとめて報告を受けてるんです。そのことをご理解をまずいただかんとだめなん。
 だから、合計したら1万3,400平米あるんです。それが1万6,000になるんです。2,900、なるほど広いかもわからん。だけれども、廊下も狭い、あるいはトイレもこれから広くしなきゃならないんですよ、そういうのは。だから、2,900分広い。あとの400は、やっぱりこれから大事な交流の場なんですよ。市民がいつでも来られる、時間あったら市役所へ行く。先ほど質問で、市民はそんなこと望んでないとおっしゃった。そんなもん交流の場は要らん、逆なんです、逆、それは。これからの市民は、市役所に行政事務だけで行く時代じゃないということなんです。いろんな方との出会いを期待して来られるんです。ぜひご理解を賜りたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ワンストップは私も認めてますし、もし水道にしても、今でも閉栓やとかそんなことは向こうに行かなくてもあの場所でちゃんと言うたら水道の方が来てちゃんと手続をしておられる、ここでやっておられるというように理解をしてますし、どうしても大きな上下水道の業務なんぞは今の場所がどうしても必要だと思うんです。そういったことからそこが必要ですよということを言ってるし、やっぱり安土総合支所も今全部を閉鎖するわけにいかないし、そういったこともあるから、やはりちょっとでも床面積を減らして節約すべきだということを申し上げてる。
 それから、市民との交流の場として使うというように言われましたが、この計画の中では、大会議室や中会議室が5室だとか小会議室が5室やとか、そのほかにも10室の会議室がこういうのがつくられるように書かれているんですね。そういうのはもちろんそれでいいと思う。ですが、それが全部塞がっているということはないんで、そこをちゃんと有効利用して、あいてるときはそこでやったらいいと思うんです。そしてまた、公民館も使うということが十分使えるのではないのかね、各コミセンがね。
 そういったことを私たちは申し上げてるんですが、そういったことからするならば、交流の場というのももう少し削減できるのではないのかなというように考えるんですが、いかがでしょうか。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 余り細かい議論をここでして、まだそれは幾つのまだ決まってないんですよ。そこにはギャラリーは僕必要だと思ってるんですよ。市民の皆さんが趣味にこれから生きる時代ですね、リタイアした人たちは。今、自分の労作、力作を見ていただく場所がないんですよ。白雲館が2階ですけれども、焼き物なんか2階に持って上がれないんですね、重たくて。そういう部屋も要る、市民が安価で使っていただける。何も会議室だけじゃないんですから、そこは。あるいは、子どもさんとの触れ合いも親子の触れ合いも、これからどういうふうにするか、これから決めるんです、これから。今まだ決まってません、何も。そうでしょ。いわゆる基本計画しかないんですやんか。これからそこに皆さん方の意見を聞きながら、どういうのがええのか。だから、今概略を説明してるの、概略を。あたかもこうやというふうに、いわゆる固定的な観念持っていただきますと、話が食い違うといいますかね、話がかみ合わないと思いますね。そういうことです。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そうですよ。別に決めたということじゃないんです。そやけども、概略としてちゃんと出されているんで、それがたたき台になるということを私は申し上げて、そこで議論をしているわけなん。ですから、そういうことなん。
 それからもう一つ、中期財政計画のこの中の10ページとか11ページ、12ページ、13ページに書かれていることは、やっぱりこれ以上の大変厳しくなるという状況がきちっとここへ書かれてるんです。それは、監査請求の中にもそういうことも書かれているということなん。ですから、やはりちょっとでも工事費を抑える、そういったことを考えていかなくてはならんのではないのかなという、こういう議論もしていかなくてはならないのかなと思うんですが、やはりこれ今ずっと前から議論がありましたように、この中期財政計画の中に事業として入っているのは、全部が入っているわけじゃないですよね。先ほどから言われましたように、ここに庁舎は入っています。ここに入ってるのは竹町、武佐、岡山のコミセンエリア、桐原こども園の2園、こういう大きなもんは入ってるわね。
 そういったことからするならば、周辺の整備も民間に任すとは言われましたけども、やっぱし市の持ち出しも多くあると思う。そういったことからするならば、もう少し節約をしていかなくてはならない、こういうことが申し上げたかったわけ。
 それからもう一つ、財源内訳でありますが、甲賀市はもう今の段階でちゃんと床面積が1万7,600平米、工事費は63億円と査定して、そこでちゃんと、こんだけは合併特例債を使います、それから一般財源はこれだけですよというのを出されてる。だったら、やっぱしここで、じゃあ何割でもいいから出すべきではないんですか、そのことをお伺いします。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 今おっしゃったんは甲賀市のことですか。
◆19番(川崎益弘 君) いや、近江八幡市も出しなさいという……。
◎市長(冨士谷英正 君) 違う、甲賀市のことを今説明した。
◆19番(川崎益弘 君) はいはい、甲賀市の。
◎市長(冨士谷英正 君) 甲賀市は今業者が決まって、もう工事してますんやで。そのときに予算もなかって面積もなかったら工事できませんよね。うちはこれからやるんですやん、これから。これからまだ業者もどっこも、設計屋さんですら決まってませんねんで。甲賀と一緒になるはずがありませんやん。今、甲賀はもう業者が決まって、カンカンカンカンやってはりますやんかな。そのときお金どうかな、さあわかりまへん、面積は、さあわからん、そんなことあり得ませんわな。八幡はあり得る。これから設計で決まる。どういうふうな何平米かっていうのはこれから決まるんですから。だから、よそがそやったからっていうのはそらちょっとね、もう少し考えていただければ議論がかみ合うかなと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) いや、違いますよ。今じゃないんですよ。これもっと前の計画の段階から既に出てたということを申し上げてる。そのことがちゃんとここにこういうふうに出てたんで、やはり出すべきだということを申し上げてる。今出せないんですか、やっぱし今では。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) まだ面積も業者も決まってないですやがな。出せ言うほうが僕は非常に難しいなあと思いますね。甲賀市がそれいつかは知りませんが、もうちゃんと入札しようかという前につくられたのは、こら入札だったらきちっと決まらないことに入札もできませんわね。ほんなもん八幡はまだ、いわゆる基本構想の段階でできてたか、ほらできてますやんか。そういったことをもう少しもう一歩深く考えていただいたら話がかみ合うかなと、ほで市民も皆さんご理解していただけると思いますよ。今の議論だったら全然という感じがしますね。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私が申し上げてんのは、大体の工事費を出しておられるので、そのうちの何割がこういうようになりますよという財源内訳を出されたらどうですかということを申し上げたんです。それは出せないということですので、それはやっぱしみんなにわかるようにするべきではないのかなというように考えます。
 時間がないので、次行きます。
 北里幼稚園の耐震補強についてでありますが、私たち日本共産党議員団は4月17日に建築の専門家と現地視察を行いました。その中で、いろいろなアドバイスを受けました。
 園舎としては開口部が大変大きく、明るい園舎だったんですが、各教室のある建屋は東西方向に弱く、大変揺れが大きく、危険がある、こういうことが言われております。そういった中で、またリズム室も開口部の大きなガラスの割れが非常に危険や、それから天井の落下が危険やということで、そういったものを直してほしいという申し入れも行いました。この4月に議員団として行いました。
 市長は、今議会の開会の挨拶の中で、北里の幼稚園の耐震強度不足の件については調査をやったら、その結果、一部ふぐあいがあったことが判明したことやとか、万が一の際における子どもの安全を第一に考えて早急に工事を進めるということで、最初は屋根のふきかえと聞いていましたが、今になったら、7,100万円の予算をつけて新しく大きな耐震工事を行うようにするということでございますが、こういうことで、大変喜んでおられるというのが今の保護者とかそういったところでございます。
 これについては、ここに質問を書いておきましたが、これはさっきの重田議員の回答でありました。それについて、今度は再問から入らせていただきますので、よろしくお願いします。
 北里幼稚園の耐震問題については、私も毎議会のように質問してまいりましたし、市長もにしゃっと笑っておられますが、ぐちゃっと潰れないと言うたり、そんなこともありましたね。そういったところがやっぱし考えを直されて、こういうことになってきたんだというように思います。
 ですが、今度は地元の方にもお願いして、間借りの庁舎でも探せないかということで今探しておられる、協力をいただきたいということでありますが、仮庁舎の中で園児が分散して仮庁舎ではなくて、一つのものでできるように、例えばプレハブできちっと仮設を建てて、北里小学校の南側に用地もございますので、そういったことが考えられないのか、ひとつお伺いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 川崎議員の、北里の仮園舎の関係のご質問にお答えをさせていただきます。
 今現状、設計のほうをさせていただいております。仮設につきましては、子どもの安全・安心という部分を第一に考えまして、現在、地元の皆様方と仮の園舎について調整をさせていただいているところでございます。今後、調整がつく中で、また具体的な手法のほうはお示しをさせていただけると思いますので、現在は調整をしているということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 耐震工事を行われる中で、Is値0.7以上になる耐震補強を行うということでございましたが、もし、多分市長も読まれて、皆さんも読まれておられると思うんですけども、耐震診断の結果の所見というのがございまして、その中に書かれていることから見ると、基礎の部分は書かれていないんですが、基礎部分にもしふぐあいがあってもこれはこのままやられるのか、それまでに先に調査をされるということはされないのか、お伺いします。
○議長(井狩光男 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 耐震診断結果をもちまして、今後設計はさせていただきますが、設計の後で必ず0.7、耐震基準を満たすという承認をいただかないと工事に入れないというところがございますので、今後設計をさせていただくということで、具体的な工事内容についてはその設計が終了した時点で明確にお示しができることというふうに考えております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) もう一点は、今議会が終わりましたら保護者会や地元の連合自治会などにきちっと説明をしていただきますように、これはお願いとしておきます。どうぞよろしくお願いします。
 時間がなくなってまいりました。
 岡山コミセンエリア事業について、岡山学区の中で、現在の場所に岡山小学校ができたとき、多くの皆さんが寄附をして協力をされてきた、こういった経緯もございます。こういった中から、ここに置きたいという大きなものがございます。
 その中で、中期財政計画の中でも監査委員報告の中でも、これ以上の起債は避けられないということが明記されているということから、やはり北側の土地を求めてやるべきではないのか、このように考えますが、送水管の移設はちゃんとしてからやればいいんではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 川崎議員の岡山コミュニティエリア整備事業についてお答え申し上げます。
 岡山コミュニティエリアの計画地につきましては、さきの3月議会でもお答えしましたとおり、現校舎の北側の農地には直径1.1メートルのセメント製の農業用水本管が埋設されており、現地と北側へ拡大しての整備は土地利用上適地でないと、地元促進協議会より報告を受けております。
 議員ご指摘のとおり、桐原コミュニティエリア整備事業では送水管の移設をしておりますが、支線の送水管であったため、岡山における試算の10分の1程度の移転補償費でございました。仮に岡山の本管を道路下へ移設した場合、延長が600メートルになり、費用は約2億4,000万円かかると試算しております。
 さらに、揚水機場からはほぼ直線に本管が布設されているため、移設により管を屈折した場合、摩擦損失などによりポンプの揚程が下がり、揚水量が減るので、能力の高い揚水機への入れかえなど、さらに費用はかさむと推測されます。
 このことから、費用対効果や将来的な破損、漏水などのリスク、また安全面や施設配置の柔軟性を担保する点からも、現在の敷地を拡大してコミュニティエリアを整備することは適切でないというふうに思っております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 時間がなくなりましたんで、もう一つ、日野川の改修についてお伺いしますが、古川橋のすぐ下流まで工事が進みまして、その中で大畑橋の周辺に木が繁茂して大変な状況になっていますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(井狩光男 君) これはどうじゃ、難しいところやな。まあ回答を受けます。回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
             〔都市整備部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 川崎議員ご質問の日野川改修についてお答えをいたします。
 議員が申されるとおり、野村町地先の大畑橋付近の日野川河川敷内の一部が雑木林のようになり、樹木が繁茂している状態となっております。県東近江土木事務所に対し、現地確認の上、対応をお願いしたところ、河川敷内の樹木等の伐採については優先度の高い箇所を見きわめながら順次実施しており、日野川においては中上流部で実施してるとのことでございました。また、河口から仁保橋の区間は、整備目標である50年確率程度の流下能力が確保されており、現状では樹木の繁茂が影響することは小さいと判断されるため、経過観察し注視していきたいとの見解でございました。
 市といたしましては、流下能力が確保されているとはいえ樹木の繁茂が著しいことから、洪水時において全く影響がないとは言えず、樹木の伐採、撤去について引き続き要望していきたいと考えておりますので、議員もまたその辺のところよろしくお願いいたします。
◆19番(川崎益弘 君) ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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