録画中継

平成28年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月30日(金) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 諸般の報告
第3 委員会の閉会中の継続審査
第4 委員会審査報告
第5 討論・採決
第6 議案の上程(提案理由説明)
   議第116号~議第118号
   会第6号
第7 質疑
第8 委員会付託
第9 委員会審査報告
第10 討論・採決
               午前9時30分 開議
○議長(井狩光男 君) おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 園田新一君
 田中 好君
の2名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 諸般の報告
○議長(井狩光男 君) 日程第2、諸般の報告を行います。
 9月15日に開催されました決算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告します。
 決算特別委員会委員長に山本英夫君、副委員長に平井せい治君、以上のとおりであります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 まず、決算特別委員長から、同委員会に付託しておりました議第86号平成27年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、内容審査等に引き続き時間を要するため、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。
 ここでお諮りをします。
 同委員長からの申し出のとおり、議第86号については閉会中の継続審査に付すことにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第86号は同委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに決しました。
 引き続き、お諮りをいたします。
 総務常任委員長から、同委員会に付託しておりました議第115号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定については、安土城跡前駐車場及びガイダンス施設の管理運営方法、さらには安土地域の観光振興に関する議論が必要であり、引き続き審査に時間を要するため、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。
 ここでお諮りをいたします。
 同委員長からの申し出のとおり、議第115号については閉会中の継続審査に付すことにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第115号は同委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 委員会審査報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第4、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託しておりました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました案件を審査するため、9月20日、21日両日にわたりまして委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第97号 平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)
は、賛成多数で可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、ふるさと応援寄附金に関し、その寄附金は寄附者の意向に応えるため可能な限り早期に事業活用されたい。また、新規条例、一部改正条例に関する予算については、各常任委員会での審査結果を踏まえ、慎重に検討し、その執行に留意されたいなどの意見がありましたので、ご報告させていただきます。
 以上で予算常任委員会の審査報告とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月23日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第93号 平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第96号 平成27年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第103号 平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第109号 滋賀県市町村交通災害共済組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) 皆さんおはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました諸案件の審査のため、9月27日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおりに決しましたので報告をいたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第90号 平成27年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第92号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
議第91号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて
は、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第100号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)
議第101号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第104号 近江八幡市お誕生おめでとう健やか祝金条例の制定について
議第106号 近江八幡市立子どもセンター条例の一部を改正する条例の制定について
議第107号 近江八幡市障害支援区分等審査会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議員提出議案につきまして、
会第4号 チーム学校推進法の早期制定を求める意見書の提出について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆さん方のご賛同をよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月28日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第87号 平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて
議第94号 平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて
 以上2件は、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
議第88号 平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第89号 平成27年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
議第95号 平成27年度近江八幡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決及び認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第98号 平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議第99号 平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議第102号 平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第105号 近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第108号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議員提出議案につきまして、
会第5号 「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書の提出について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第3号 TPP協定を国会で批准しないことを求める請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようですので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第5、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました議案について、討論・採決を行います。
 それでは、決算関連議案について討論を行います。
 川崎益弘君の発言を許します。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 皆さんおはようございます。
 日本共産党の川崎益弘でございます。
 では、議第87号、議第91号、議第94号について反対の討論を行います。
 まず、議第87号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて討論を行います。
 国民健康保険制度の中では、年々高額医療費や薬価の高額化もある中で、この保険制度は年齢構成でも現役を引退された方が多く、また非正規で収入の安定しない労働者が多く、自営業者も今景気が回復していない中で大変な状況にあります。このような所得水準が低い加入者が多く、厳しい構成の中で制度運営が行われています。このことは当局も認めているところであります。
 滞納者は、短期保険証で2,165世帯、資格証明書は179世帯と、多くの方が保険料が払いたくても払えない状況にあります。この制度に国がもっと国庫負担をするべきであります。地方からももっと声を上げていくべきであります。他の保険制度とは異なり、市も法定外繰り入れとして保険料を引き下げるべきであります。
 これらのことを申し上げて反対の討論とします。
 次に、議第91号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて。
 27年度は介護保険制度が改正され、保険料も4,900円に引き上げられました。また、国の制度がえで要支援1、2の訪問介護、通所介護が保険から外され自治体事業に移すことや、年金収入が280万円以上は保険給付においても2割負担、低所得者の方の部屋代、食事代の補助要件が厳しくなりました。
 このような改正のもと、本市の介護保険の運営が行われてきました。特に、2年続けて全体の認定者数は増加しているのに要支援1、2の方の数は減少しています。
 この27年度から要支援1、2のうちサービスを受けておられない方に関して、更新時に継続申請書を渡していないということが明らかになりました。お守りのために要支援を持っておられるという理由から、サービスを受ける段階で改めて申請をお願いするとのことです。要支援1、2の方は、調査の段階で何らかの介護の手だてが必要として要支援1、2の認定が出されているわけです。市が変更時の書類を同封しないということはやってはいけないことだと考えます。サービスがないから更新時の調査で意図的に支援から外すことをしてはいけないことです。
 また、認定調査費用がかかるからと更新時の書類を送付しなかったことは適切ではないことを指摘しておきます。
 介護保険事業は重大な岐路に立たされています。要支援の方の生活が、総合支援事業を含め、ボランティアだけでは決して支えることはできません。初期段階に専門性の高い生活援助サービスの提供とわずかな支援が高齢者が自分らしく暮らす期間を長くすること、それが介護給付費の削減につながるものです。
 ところが、国は、今後要介護1、2の方のデイサービス、ホームヘルパー、福祉用具貸与等の保険給付外しが具体化されようとしています。全額自己負担となれば負担は10倍です。また、74歳までの介護給付2割負担など一層の給付制限や負担増が検討されています。高い保険料を払いながら保険給付が受けられない、国の詐欺的な対応に対して地方から改善の声を上げるべきであります。
 地方自治の精神に立って、本市の介護保険者が途方に暮れない、サービスを切り下げることのないように求めておきます。
 地域包括支援センターが民営化され、地域包括支援センターが地域に入っておられる様子が余り見えないし、早期な対応が必要で、実態をしっかり把握し、要支援の段階から手当てをするべきと考えます。
 これらのことを申し上げて反対の討論とします。
 次に、議第94号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて討論を行います。
 後期高齢者医療制度が導入されたときから年齢で区別し、いよいよ高齢化社会になることから、75歳以上の高齢者の人口がふえ、医療費がふえるほど保険料にはね返る仕組みになっていることが大きな問題であります。
 日本共産党議員団は、後期高齢者医療制度に反対であります。
 第5期保険料率も引き上がりました。高齢者にとっては大変生活がしにくい世の中になっています。さなかに、2014年度から75歳以上の特別軽減が段階的に廃止され、保険料を引き上げる方向が打ち出されました。保険料が5倍増にもなる方があるということであります。ますます高齢者に負担を押しつけるものであります。
 県の広域連合でどのような議論がされたのか、代表議員は市長でありますが、何も報告がありません。何もわからない状況であります。そのことを申し上げて反対の討論とします。
 以上、議第87号、議第91号、議第94号について反対の討論とします。議員皆さんの賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 以上で決算関連議案についての討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りをします。
 議第87号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第87号は原案を認定することに決しました。
 お諮りします。
 議第91号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第91号は原案を認定することに決しました。
 次に、お諮りをいたします。
 議第94号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第94号は原案を認定することに決しました。
 次に、予算関連議案について討論を行います。
 まず、大林宏君の発言を許します。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 皆さんおはようございます。
 地域力みんなの会の大林宏です。
 議第97号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)につきまして反対の討論をいたします。
 歳出におきまして、総務費の財産管理で公共用地処分事業6カ所150万円が計上されました。このうち、安土町では2件が対象になっております。安土町下豊浦弁天団地跡地は理解できますけども、もう一カ所、下豊浦地先となっておりますが、上豊浦地先との境にありまして安土駅に近い場所であります。ねむねむはうすワタセ前の県道安土西生来線に面した細長い道路用地であります。安土中学校や安土駅につながる重要なところでもあります。
 将来、歩道の拡幅やバス停にも使用できる大切な公共用地と思っております。旧安土町では以前からこの道路用地に面する方からは何度も譲渡希望がありましたが、売らずにこられた土地であります。場合によって借地として活用してもらって、いざというときに公共用地に利用できるように守られてきた土地でもあります。
 市長はなぜ売ると判断されたのでしょうか。むしろ市民が疑問を抱いておりますのは、安土小学校一体化事業を進めるための工作に市の土地を使われるのではないかと注視されておるのであります。
 隣接地の土地所有者は、安土小学校同窓会長として安土小学校移転には反対の要望書を市長に提出された注目されてきた人だけに、この土地を売ることになれば安土小学校一体化計画と取引されたと思われることは確実であります。
 用地はウナギの寝床と言われるものでありまして、市民の誰もが参加できる土地ではないだけに、特定の利害者に限られた用地であります。
 安土小学校一体化構想は学区自治連合会長が学区の総意として市長に要望書が提出されましたが、学区のアンケート結果では総意と思わないが71.8%と高い値となっております。また、移転につきましては67%もの反対が示された厳しい状況であります。
 こうした世論の中、今の時期に市有地を売るようなことになってはなりません。断固として反対をしたいと思います。教育施設は、清潔なイメージの中、問題が解決されることを望むものであります。
 なお、当補正予算には安土城跡前駐車場とガイダンス施設予算629万3,000円が計上されましたが、総務常任委員会において条例は継続審議となりましたと聞いております。関連する予算は凍結されるなど慎重な対応がされることをつけ加え、平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)のうち公共用地処分事業に反対し、討論を終わります。
○議長(井狩光男 君) 次に、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 私は、議第97号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)について反対討論を行います。
 まず、福祉医療費の関係でマイナンバーのシステム改修に180万円が計上されており、個人情報に関して注意を払ってもマイナンバー制度によって個人情報流出のおそれがあり、国が管理するにしてもセキュリティーが万全と言えないし、病歴など情報が流出する可能性があることは払拭できません。マイナンバーの使用がさまざまな行政サービスに用いられることに反対であります。
 次に、安土城跡前の駐車場及びガイダンス施設改修の費用についてであります。
 3月議会に出されていた安土山の100円トイレ利用料の徴収条例は撤回されましたが、内容は事実上同じで形を変えてガイダンスの改修、駐車場にゲートをつけるなどして補正予算に629万3,000円が盛り込まれています。
 駐車場にゲートを設置するだけで年間にいたしますと114万円のリース料がかかります。そして、自動扉の設置、その上に観光客にトラブルなくガイダンスを使用してもらうため駐車場にガイダンス入場券を手渡す人的配置、ガイダンス施設にも人的対応をするとしています。市の駐車場にとめた方のみがガイダンス及びトイレ使用ができるように、何が何でもという姿が補正予算から見えます。
 先日もテレビ放映がありましたが、そこまでしてガイダンス施設に100円徴収することが観光客のためになるのだろうかと、市民感情的にもよろしくありません。確執だけが残るように思います。いましばらくは、市と寺の話し合いで落ちつくところを見出すべきではないでしょうか。
 また、今回の財源は歴史まちづくりの基金です。合併時に、安土地域1億円の基金として設置して持ってきたわけですが、このような形で使われるのは納得ができません。基金の目的からもずれた感じがします。
 さて、全国に61カ所しかない特別史跡の安土山に、市が文化観光行政にどのようにかかわるのかが問われています。その点から見ると、異質でそぐわないガイダンスの有料化です。資料館等の他の入場料徴収との整合性を図り、受益者負担の公平性を確保するためとしていますが、少し違います。八幡の資料館は民間の方の努力で、協力で展示物の整備充実を図り今日の町並みの中に溶け合って有意義な施設となっており、安土山のガイダンスに資料館との整合性を求めるのはどだい無理というものであります。
 安土山の観光行政というのなら、市の姿勢を顧み、有料化はやめるべきです。このたびの改修予算に伴うガイダンス有料化案はせこい近江八幡市という不名誉なレッテルを張られることを懸念しますし、観光行政の中心は、安土はよかった、また来たい、こういう人たちをどれだけつくるかにかかっていると考えます。そのためにどうするのか、ここが今問われていると思います。
 今回の補正予算は、条例と抱き合わせての提案となっています。しかし、ガイダンス施設条例は総務委員会での継続審議であります。よって、このガイダンス施設改修費に関しての補正予算の対応はガイダンス施設条例の結果を見た上で慎重に判断されるべきということを申し上げまして、反対討論にかえさせていただきます。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決をいたします。
 お諮りします。
 議第97号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第97号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘です。
 では、議第105号近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の制定について討論を行います。
 この条例では、委員の定数を22名と定めています。現状の農業委員会の活動でも大変なのに、農地利用最適化委員も置かないこととしながら、現農業委員定数より大きく削減しています。これでは基幹産業であります農業を、農地を守れないことになります。
 また、農業委員の選出方法は市長が任命するとあります。その前段階で農業委員を選任する委員会ができますが、その委員を選任するのも市長であります。このことから、偏った農業委員の選任になると思われます。このような農業委員の選任をするための条例に反対をいたします。
 以上、反対の討論とします。議員皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 次に、園田新一君の発言を許します。
 園田新一君。
             〔15番 園田新一君 登壇〕
◆15番(園田新一 君) 翔政会の園田でございます。
 議第105号近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の制定についてについて、賛成の立場から討論を行います。
 今回の条例制定は、改正農業委員会法の施行に伴う制度改正によるものであります。このたびの主な制度改正は、従来任意業務であった農地等の利用の最適化の推進が重要な業務であることを明確にするために、改正農業委員会法に明記され、農地利用最適化推進委員を新たに設けることにより、農業委員の定数は従来の半減を目標としています。
 また、農業委員の選出方法について、今までの公職選挙法に基づく農業委員の選出を市議会の同意を経た市長の任命制に改正されました。
 今回、農業委員の定数を決めるに当たり、有識者及び市民等で構成する第三者委員会、近江八幡市農業委員会委員定数等検討委員会を設置され、国が求める農業委員会の考え方を初め認定農業者の過半数登用、年齢や性別に偏りが生じないよう、青年委員並びに女性委員の登用などについて議論を尽くされ、農業委員の定数22名、農地利用最適化委員は設置しないとの答申が農業委員会に出され、農業委員会も了承されたわけであります。
 農業委員の定数22名の根拠につきましても、近江八幡市の現在の農地面積から算出される農業委員の上限32名、国の求める半数としての16名を念頭に、農地集積率や遊休農地率が国の基準より低いことから、農地利用最適化推進委員の設置は不要との判断でありますが、滋賀県の農地集積目標率90%と本市との農地集積率72%の乖離分20%を農地集積向上委員としての役割は重要と判断され、32名の20%として6名の農業委員数の増員として合計22名とされた根拠は適切なものであると判断いたします。
 以上のことから、議第105号近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の制定については賛成するものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決をいたします。
 お諮りをします。
 議第105号近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第105号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。
 まず、決算関連案件について、議第88号から議第90号まで、議第92号、議第93号及び議第96号を一括採決をします。
 お諮りをします。
 議第88号平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第89号平成27年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第90号平成27年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第92号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第93号平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第96号平成27年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第88号から議第90号まで、議第92号、議第93号及び議第96号の6件は原案を認定することに決しました。
 次に、利益処分及び決算関連議案である議第95号を採決します。
 お諮りをします。
 議第95号平成27年度近江八幡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決及び認定することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第95号は原案を可決及び認定することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第98号から議第103号までを一括採決します。
 お諮りをします。
 議第98号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第99号平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議第100号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)、議第101号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)、議第102号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議第103号平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)、以上の6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第98号から議第103号までの6件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第104号、議第106号から議第108号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第104号近江八幡市お誕生おめでとう健やか祝金条例の制定について、議第106号近江八幡市立子どもセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議第107号近江八幡市障害支援区分等審査会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第108号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件は、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第104号、議第106号から議第108号までの4件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第109号を採決します。
 お諮りをします。
 議第109号滋賀県市町村交通災害共済組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第109号は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第4号について、討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 会第4号チーム学校推進法の早期制定を求める意見書の提出について反対討論を行いたいと思います。
 私はこの意見書の、ここにあります意見書の2、3、4の項目については、述べておられますように、教員の多忙化を解決するために長時間の働き方を見直し、子どもと向き合う時間をふやすための見直しは大事だというふうに考えています。しかし、そのことにかかわって、チーム学校推進法をつくっても解決できるものではないということであります。
 さきに行われました190回衆議院の国会の議事録を見ますと、チーム学校推進法の狙いは校長の権限を集中して上意下達の教育体制づくりにあって、学校長の監督を強める法律内容になっておりました。部活動の指導員、外部の人材活用を行うために、校長のリーダーシップと校長のマネジメントのこの力を大きく向上させて学校を充実していくということでありました。
 議員立法で、自民党、公明党から出されまして、現在国会では継続中であります。そして、この法案は理念法でもあります。
 今、教員の残業時間は平均81時間と言われておりまして、国の過労死ライン並みであります。授業の準備や行政がつくり出した業務の整理に追われているのです。教育をめぐる状況はさまがわりしています。貧困と格差の影響、親の労働環境の悪化、発達障害のある子どもの増加、いじめ、不登校、昔では考えられないようなさまざまな対応が毎日先生に求められているのです。そして、日本の教員の負担は世界の中でも最も重い状況となっています。
 繰り返しますけれども、このような状態を本当に解決するためにはチーム学校推進法、この理念法の制定ではなく、国が教育予算の増額と教員の増員、少人数学級の実践こそに改善が図られるというふうに思います。
 チーム学校推進法ではなく、学級編制及び教職員定数に関する法律を見直すことが実態に即した改善につながるということを申し上げて、反対討論といたします。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 次に、重田剛君の発言を許します。
 重田剛君。
             〔2番 重田 剛君 登壇〕
◆2番(重田剛 君) 翔政会の重田剛でございます。
 会第4号チーム学校推進法の早期制定を求める意見書の提出について、賛成の立場で討論させていただきます。
 この意見書は、教職員体制の整備充実を図り、部活動の指導や長時間労働などの課題を見直し、本来教員が担うべき業務に専念し、業務の適正化を促進する意見書であります。
 我が国の教育現場を取り巻く課題は、複雑化、多様化しています。学校の学習環境と教員の勤務環境に焦点を当てた国際調査の結果でも、OECD加盟国地域34カ国の中で日本の教員の1週間当たりの勤務時間は、世界の平均が38時間に比べて54時間と極めて高い数値となっております。授業時間は参加国平均と同等であるが、課外活動、スポーツ、文化活動の指導時間が特に長く、事務業務、授業の計画、準備時間も長い。
 欧米の教師のように単に教科を教えるだけでなく、日本の教育は総合型教育であるのが大きな要因と考えられます。私も長らく教育に携わってきましたが、国や教育委員会の書類作成に大半の教師が追われております。とりわけ中学校の教員は部活動の指導に時間を費やし、休日も返上しているのが現実であります。中学教諭は教科で採用しているため、専門的な知識も持たず顧問を担当している先生も少なくありません。
 そのような中で、地域の皆さんの力をもっともっと教育現場に生かそうとする取り組みも進められております。平成21年度から始まった学校支援地域本部事業などを通して、本市でも部活動の指導を外部の方に委ねているところもありますし、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーなど専門的な知識を持った方々に学校を支えてもらっております。
 先ほどの反対討論の中には、校長の権限が集中することを懸念されておられましたが、学校評価を実施し、学校評議会や学校運営委員会など外部の方にも学校運営に協力していただいております。また、教育委員会による学校訪問や校長会での指示、指導も行っています。
 チーム学校推進法は、教員が子どもと向き合う時間を確保し、各個人の有する能力を伸ばすことに専念できる法案でもあります。いじめや不登校などの予防、早期発見、解決にもつながると思います。
 子どもたち一人一人が輝く社会の実現のために、ぜひとも皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で会第4号の討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りします。
 会第4号チーム学校推進法の早期制定を求める意見書の提出については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、会第4号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第5号について、討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 会第5号「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書の提出について討論を行います。
 この意見書にあります記2番のところにあります関連法案の改正等を進めることとありますが、常任委員会でこの関連法案の説明を求めましたが納得のいく説明は得られませんでした。
 関連法案の改正を進めることとは、昨年の通常国会に自民、公明政権が労働基準法の改正案を提案しています。この改正案は、残業代ゼロ法案であります。さきの国会でなぜ審議がされなかったのか。この法案は労働時間に上限がなく幾らでも働かせることができるとんでもない法案です。昨年の派遣法のように、野党や国民から批判されることを避けるために、参議院選挙前で批判が悪くなることから意図的に審議を避け継続審議としています。
 労働行政を議論するならば厚生労働省であり、公益、経営、労働の3者で構成された労働政策審議会で議論をし、答申されてきましたが、今回は安倍改造内閣では働き方改革相を任命し、労働者代表を外した中で決められようとしてます。これでは労働者の意見が取り入れられず、経営者側に偏った法案になります。せめてもの労働政策審議会で議論がされるべきであります。
 私たち日本共産党議員団は、同一労働同一賃金を求めるところでありますが、同一労働同一賃金の実現を求めることを隠れみのにした関連法案の改正を進めることはとんでもないことであります。
 会第5号「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書の提出について反対の討論といたします。議員皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、小西励君の発言を許します。
 小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 翔政会の小西励でございます。
 会第5号「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書の提出について賛成の立場で討論をいたします。
 女性や若者などの多様で柔軟な働き方を尊重しつつ一人一人の活躍の可能性を大きく広げるためには、我が国の労働者の約4割を占める非正規雇用労働者の待遇改善は待ったなしの課題であります。
 現在、この非正規雇用労働者の賃金やキャリア形成などの処遇において、例えばでありますが、非正規雇用労働者、パートタイム労働者の時間当たりの賃金は正社員の6割程度と、正規と非正規の間で大きな開きがあるのが現状であります。
 今後、急激に生産年齢人口が減少していく我が国において、多様な労働力の確保とともに、個々の労働生産性の向上は喫緊の課題であり、賃金だけでなく、正規、非正規を問わず社員のキャリアアップに資する教育訓練プログラムの開発及び実施も含めた雇用の形態にかかわらない均等、均衡待遇の確保がますます重要になっています。
 今このとき、非正規労働者の賃金の見直しやキャリアアップ、さらに正規転換を視野に入れたワーク・ライフ・バランスに資する多様な正社員のモデルケースなどの普及も含め、同一労働同一賃金の考えに基づく非正規労働者の待遇改善のための総合的な施策を迅速に実施できるかどうかが我が国の将来を左右すると言っても過言ではありません。
 厚生労働省が昨年12月に公表をいたしました就業形態調査2014年によりますと、民間などで働く労働者のうち非正規雇用に占める割合が初めて4割を超えました。その数は2,000万人以上に上り、平均年収は200万円に届かず、正規の半分にも満たない状況であります。
 労働政策研究研修基準の国際比較によりますと、パート労働者の1時間当たりの賃金水準は正社員に比べますと、フランスが89.1%、ドイツが79.3%であるのに対し、我が国日本は56.8%と開きが大きい状況であります。
 もちろん日本と欧州では雇用環境が違っておりますし、同じ仕事に見えても働く人の経験や技術力はそれぞれ違うと思います。仕事が同じというだけで同一の賃金にするのは難しい実情があります。欧州では、正規、非正規の労働賃金で賃金差を設ける場合、企業は合理的な理由を説明できなければならないということであります。
 政府においては、日本の雇用制度に既にビルトインされている独自の雇用慣行や中小企業への適切な支援のもとにも十分に留意をし、非正規労働者に対する公正な処遇を確保し、その活躍の可能性を大きく広げます同一労働同一賃金の一日も早い実現のために取り組んでいく必要があると考えます。
 よって、今回の意見書に賛成するものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 以上で会第5号の討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りをします。
 会第5号「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書の提出については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、会第5号は原案を可決することに決しました。
 次に、請願について討論・採決を行います。
 それでは、請願第3号について、討論を行います。
 川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 請願第3号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について討論を行います。
 今開かれている国会の混戦を見ていますと、安倍政権は何が何でも今国会で批准させようとしています。さきの国会でも明らかになったように、交渉過程が何も明らかにされていません。開示された資料は黒塗りばかり、完全な秘密主義であります。
 また、新たな大問題が発覚しました。輸入米の価格が偽装されていたことです。政府は、輸入米の国内販売価格は国産米と同水準だからTPPでも米は影響を受けないと説明をしていましたが、ところがその輸入米の価格が偽装され、政府の公表では60キロで最大3,600円も安く販売されていたという事実が明らかになりました。政府は真相を隠し、国民を欺いてきたことになります。
 国民には何も知らされないまま批准を強行しようとしています。そんなことは許されません。
 一方、アメリカでは、今大統領選挙が行われています。どちらの候補者もTPP反対を公約しています。もしアメリカが批准しなかったら完全にTPPは葬られてしまいます。アメリカより先になぜ批准をするのか。
 これらのことを考えたら本国会で批准するべきではありません。湖南市、甲良町、日野町の各議会でも意見書や請願が採択されています。この請願は採択されるべきものであります。
 これらのことを申し上げて賛成の討論とします。議員皆さんの賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 公明党の池上知世でございます。
 請願第3号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について、反対の立場で討論いたします。
 環太平洋連携協定、TPPの承認案と関連法案についてですが、世界の国内総生産、GDPの4割を占め、約8億人の人口を有している大規模な自由貿易圏での経済活動は将来にわたって日本経済の成長戦略の重要な柱であります。TPPは関税の撤廃などに伴う貿易拡大により、国内総生産、GDPを約14兆円押し上げ、約80万人の雇用を創出するなど、日本に大きな経済効果をもたらすと試算されています。
 関連法案は、TPPの利点を生かす攻めと影響を最小限に抑える守りに万全を期すため、農林水産物の輸出促進や畜産農家の経営安定化などが柱となっています。
 医療等については、国民皆保険制度が揺らぐ、また食の安全が脅かされるとの懸念でございますが、合意の中には公的医療保険や食の安全に関する従来の制度の変更を求めるような条項はありません。日本では、遺伝子組み換え食品の表示義務が課せられておりますが、食品表示に関する日本の制度の変更が必要となる規定も設けられておりません。
 必要な情報は積極的に開示して審議に資することが基本であり、審議を通じて国民的な理解を広げていきたいと、9月25日のNHKの番組の中で公明党の井上幹事長も発言しております。その上で、TPPの意義については、国益があるからこそ協定を結んだ、日本の国益を損なうためにやることはあり得ない。日本が本格的に人口減少社会に入る中で、世界の成長をどう取り込むかということは成長戦略の大きな柱で、意義は非常に大きいと述べています。
 あわせて、国内の農業対策等を実行する関連法案や予算案を成立させ、十分に取り組んでいくと言っておりますので、今回のTPP協定を国会で批准しないことを求める請願については反対といたします。議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で討論を終わり、これより請願第3号について採決をします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決をします。
 お諮りをします。
 請願第3号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。
 ここで休憩をいたします。
               午前10時44分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時55分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案の上程(提案理由説明)
      議第116号~議第118号
      会第6号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。
 議第116号から議第118号まで及び会第6号の4件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成28年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第116号 市有財産を処分することにつき議決を求めることについて
議第117号及び議第118号
     人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議員提出議案
会第6号 C型肝炎等新薬の影響による医療費増加に対する財政措置を求める意見書の提出について
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 皆さんこんにちは。
 それでは、本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議第116号市有財産を処分することにつき議決を求めることにつきましては、近江八幡市西本郷町の市有財産を処分するに当たり、一般競争入札によって処分金額等が確定しましたので、地方自治法等の定めるところにより議会の議決を得たく、提案させていただくものであります。
 次に、議第117号、議第118号につきましては、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
 委員の任期満了に伴いまして、中西隆氏、間瀬寛道氏の2名を継続して人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 以上、追加いたしました3議案につきまして、ご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川でございます。
 提出者を代表し、会第6号の意見書について、朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 C型肝炎等新薬の影響による医療費増加に対する財政措置を求める意見書の提出について
 近年、超高齢社会の到来や医療技術の高度化により、1人当たりの医療費が増加傾向にある中で、特に平成27年度より保険適用されたC型慢性肝炎に係る高額な新薬による影響でその傾向が顕著となっているところです。
 治療効果の高い新薬により、治癒率が格段に向上することで重症化する患者は減り、将来的には医療費の削減効果も期待されているところですが、その新薬投与に係る高額な費用のため、短期的には医療保険の保険者財政を圧迫することが危惧されています。
 患者に対する1カ月の自己負担の上限を定めた高額療養費制度があるように、保険者、特に自治体が運営する国民健康保険者に対して、高額新薬の影響による医療費増加に対する財政措置をして頂くことを強く求めます。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました議第116号から議第118号まで及び会第6号の4件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時1分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時1分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 質疑
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第7、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 委員会付託
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっております議第117号、議第118号及び会第6号の3件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの3件については、委員会付託を省略することに決しました。
 なお、議第116号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、総務常任委員会に付託します。後刻再開後に審査報告が願えますよう、よろしくお願いします。
 なお、総務常任委員会は、第3・4会議室で開議されます。
 休憩します。
               午前11時3分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時43分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会審査報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第9、委員会審査報告に入ります。
 総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) それでは、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された議第116号を審査のため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
議第116号 市有財産を処分することにつき議決を求めることについて
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
 ありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようですので、以上で委員会の報告を終わります。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時45分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時49分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第10 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第10、討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 1名から発言通告がありましたので、これを許します。
 加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 議第116号市有財産を処分することにつき議決を求めることについて、私は日本共産党を代表して反対の討論を行います。
 この議案は、近江八幡市があらかじめ西本郷町の県営住宅跡地を購入し、市営住宅跡地をあわせて6,841平米にして3億7,500万円で売却処分するというものです。近江八幡市民の財産を売り払おうというものです。
 冨士谷市長は、これまでに西本郷、土田、弁天の市営住宅の跡地を売却して何億円という収入が見込まれる、遊休土地がかなりあるので売却していくのも一つの方法だと、桐原小学校跡地を売却した場合の試算まで披露したことがありました。
 大事な市民の財産を処分して、これまで進めてきた大型事業の借金の穴埋めに使うことは許されません。
 よその自治体では市有地を活用して認可保育所の建設などを進めています。本市でも、保育所や特別養護老人ホームの待機者の解消やグループホームなどの介護施設の切実な要望があります。これらの施設を充実させるためにこそ、市の遊休地を活用すべきであります。
 市長は大型の公共事業でいとも簡単に、時には場所も移転して新しいものに取りかえて、使わなくなったものは解体して整地して民間に売り払って収入を得る、得られた財源は進めてきた大型事業に借金の穴埋めに使うという手法を推し進めようとしています。そのことが見えているだけに、この議案には賛成できません。
 以上を述べて反対の討論とします。
○議長(井狩光男 君) 以上で討論を終わり、これより順次、起立により採決をします。
 まず、議第116号を採決します。
 お諮りします。
 議第116号市有財産を処分することにつき議決を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第116号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第117号を採決します。
 お諮りします。
 議第117号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第117号は原案を同意することに決しました。
 次に、議第118号を採決します。
 お諮りします。
 議第118号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第118号は原案に同意することに決しました。
 次に、議員提出議案につき、起立により採決をします。
 お諮りをします。
 会第6号C型肝炎等新薬の影響による医療費増加に対する財政措置を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、会第6号は原案を可決することに決しました。
 ここで、お諮りをいたします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に一任いただきたく決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 ここで、市長からご挨拶をいただきます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆さん方におかれましては、去る9月2日に平成28年第3回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、決算特別委員会の継続審議に付されました議第86号平成27年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについての議案及び議第115号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定についての議案の2議案を除き、原案どおりご可決、ご認定を賜りましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。まことにありがとうございました。
 今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました多くのご意見やご提言等につきましては、これを私以下全職員が真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるべく鋭意努力してまいりたいと存じます。
 なお、継続審議に付されました議案につきましても、引き続きご審議をいただき、ご認定、ご可決を賜りますよう、あわせてお願い申し上げる次第でございます。
 さて、心配をしておりました非常に強い台風16号は、日本列島の広い範囲で大雨や強風をもたらし、滋賀県内では9月20日に甲賀市など6市町で避難勧告が出されましたが、近江八幡市内では一部の水田で刈り取り前の稲が倒れたりビニールハウスが破損するなどの農業被害が出たり、また小・中学校や幼稚園では終業時間を繰り上げられるなどの措置がとられたものの、全般的には大きな混乱や、あるいは大きなけがをされた方などもなく、胸をなでおろした次第でもあります。今後も、まだまだ発生します台風や大雨などの気象情報を注視しながら、防災対策に万全を期してまいりたいと考えているところでございます。
 一方、この台風襲来のはざまを縫う形で、小・中学校や幼稚園などの体育祭や運動会は無事挙行されるとともに、9月17日、18日の両日、毎回恒例の何千ものろうそくやLEDの明かりなどに加え、滋賀県立大学の学生の皆さんが、環境保全を目指し公募型地域課題研究事業の一環で約2万本の西の湖のヨシを使って制作されました巨大なひょうたん型のドームが話題を集めた第19回のはちまん堀まつりも、2日目の夜があいにくの雨で行事の一部縮小を余儀なくされたものの、次週の24日、25日には、安土町下豊浦の安土B&G海洋センターやよしきりの池周辺で行われました第10回西の湖ヨシ灯り展とともに、市内外からの大勢の見物客でにぎわいを見せ、これまた滞りなく終了をいたしたところでございます。
 この2つの催しの関係者や関係団体の皆さん方のそれぞれの開催に至るまでのご尽力に、この場をおかりして深く敬意を表する次第でございます。
 また、はちまん堀まつりでにぎわいを見せました旧市街では、引き続きフランスやイタリアなど海外7カ国の芸術家を含む国内外の現代アート作家65組の作品を集めた国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2016」が仲屋町の旧造り酒屋を生かしたまちづくり拠点施設である近江八幡まちや倶楽部を初め、点在する町家10カ所を会場として11月6日まで開催されております。
 この催しは近江八幡市内では平成16年から2年置きに開催され、ことしで6回目を迎えますが、町家ならではの歴史ある落ちついたたたずまいの中に造形と光と音が組み合わされ、独特の異空間を創造しております。
 さらにあわせて、来る10月29、30日の両日に長浜市で行われます地域伝統芸能全国大会「日本の祭りinながはま」に出演することが決まっております日牟礼八幡宮の左義長の山車2基が、地元の保存会のメンバーらとともにビエンナーレに出品のために来幡したフランス人の芸術家らも加わって制作され、現代的な造形作品とともに近江八幡まちや倶楽部で特別展示されております。ちなみに、左義長の地元以外での披露は、平成7年10月の当時の今津町、現在の高島市での第19回全国育樹祭以来、21年ぶりとお聞きしております。文化の秋を象徴するこれらの取り組みが成功裏に終えますことを心から祈念したく思います。
 また、本会議の質問の中でも話題として取り上げていただきましたが、去る7月31日に滋賀県消防学校訓練場で開催されました第51回滋賀県消防操法訓練大会のポンプ車の部において、本市のポンプ操法訓練大会を勝ち抜いた市消防団島分団が見事優勝を果たされ、平成20年以来8年ぶりに、来る10月14日に長野県長野市のオリンピックスタジアムで開催される第25回全国消防操法大会に、滋賀県の代表チームとしてご出場いただくことになりました。大会まで余すところ2週間となりましたが、出場される団員の皆さん方におかれましては、ご家族や勤務先のご理解と支えのもと、なりわいの傍ら、寸暇を惜しんでの操法訓練とチームワークにさらなる磨きをかけていただき、大舞台で、その成果をいかんなく発揮していただきますよう、心よりこれまたご祈念申し上げるものでございます。
 ところで、市内の退職男性らでつくる25団体のボランティアグループの地域連携組織である近江八幡「おやじ連」が、結成のきっかけとなった市主催の「おやじサロン」男の料理教室のスタートから15年、また組織結成からちょうど10年を迎えたことを記念して、その歩みを収録した記念誌「おやじ達の青春物語」をこのほど発行されました。従来より、サンロードや総合医療センター周辺などの白鳥川沿岸の河川敷の整備を初め琵琶湖沿岸の整備や八幡山の竹林の整備などにボランティアでご尽力いただいておりますことに対し、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、この記念誌を通じて、おやじ連のメンバーのみならず、団塊の世代が、今後とも多様な地域活動や趣味を通して、楽しく仲間づくり、健康づくりに励んでいただければと願っているものでもございます。
 さて、第192回臨時国会が9月26日に召集され、安倍首相は衆参両院の所信表明の中で、未来に向かって誰もがその能力を存分に発揮できる社会をつくることを目指し、政策課題として一億総活躍、農業改革、外交の3つを掲げ、経済政策は働き方改革や農業改革など新たな成長を目指す構造改革を強調し、また外交では北方領土交渉に強い意欲を示し、困難な課題にもチャレンジし建設的な議論を行って結果を出すことを決意として述べられたところでございます。参議院選挙の結果を踏まえ、政権基盤はより強固なものとなり、指導者としてその力を改革の遂行に向けることが求められると考えているところでございます。
 また、北陸新幹線の敦賀-大阪間の延伸をめぐっては、先般、私が代表を務めております滋賀県市長会が知事に対し、米原ルートの実現などに向け県が取り組みを強めることを求める要望書を提出したところでございますが、このほど滋賀県が、米原駅で東海道新幹線に乗りかえる米原ルートが最も建設費が安価で利用者数や時間短縮効果を踏まえた総合的な利便性が最も大きくなる試算を公表し、さらに9月27日には、本市を含む官民約50団体による米原ルート整備実現を目指した北陸新幹線米原ルート実現促進期成同盟会が立ち上げられたところであります。
 国は、福井県小浜市から南下し京都を通る小浜・京都ルート、小浜と京都府舞鶴市を経由して京都を通る舞鶴ルートと本ルートの3案の中から年内をめどにルートを絞り込む方針でございますが、期成同盟会設立総会で採択された決議でも述べられたとおり、滋賀の将来世代に対する責任として、自治体と議会、経済界が一致協力して実現に向け、滋賀の総力を挙げて取り組むことが求められており、私といたしましても、可能な限り取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。
 さて、厳しかった暑さもようやくおさまりを見せ、これからまさに実りの秋を迎えようとしております。
 文化やスポーツの活動にもうってつけの季節であり、各学区においては運動会や文化祭などの多くの催しが実施され、議員の皆さん方におかれましても、それぞれの地域の市民の皆さんと交流され、市政に対しさまざまなご意見を受けられることと存じます。
 また、この季節は、朝夕は肌寒く感じることもございますし、加えて夏の疲れが出てくる時期でもございますので、健康にはくれぐれもご自愛いただきまして、市政発展、市民福祉向上のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきたいと存じます。
 まことにありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 去る9月2日に、第3回の本定例会を開催いたしました。議員各位のご協力、また市長を初めとする当局の皆さんのご協力のもとに、本日無事閉会の運びとなりましたことに対しまして深くお礼を申し上げます。
 また、当局におかれましては、各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、施策への反映、市政の発展のために尽くされますことをお願い申し上げます。
 周りはすっかり秋の深まりを感じるようになってまいりました。
 皆様方におかれましては、健康に十分留意をいただき、本市発展のため、なお一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。ありがとうございました。
 それでは、これをもちまして平成28年第3回の近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ご苦労さまでございました。
               午後0時11分 閉会
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