録画中継

平成28年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
11月25日(金) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 委員会審査報告
   議第86号
第4 討論・採決
   議第86号
第5 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第6 議案の撤回(撤回理由説明)
   議第115号
第7 議案の上程(提案理由説明)
   議第119号~議第144号
               午前9時30分 開会
○議長(井狩光男 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました平成28年第4回近江八幡市議会定例会を開催します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(井狩光男 君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 池上知世君
 川崎益弘君
の2名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しました日程表のとおり、本日から12月20日までの26日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から12月20日までの26日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 委員会審査報告
      議第86号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第3、委員会審査報告に入ります。
 前定例会からの継続審査でありました議第86号を議題とし、決算特別委員会の報告を求めます。
 決算特別委員長山本英夫君。
             〔23番 山本英夫君 登壇〕
◆23番(山本英夫 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、決算特別委員会の審査報告を行います。
 平成28年第3回9月定例会において当委員会に付託された議第86号平成27年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてを審査のため、10月6日、7日及び11日の3日間、委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 決算認定議案、議第86号平成27年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
 歳入に関しましては、対前年度比19%増の総額390億2,307万1,000円、また歳出総額は379億3,001万6,000円、収支の決算状況は翌年度への繰越財源を除く実質収支については6億5,013万7,000円の黒字とのことでありました。
 審査過程の中で委員会から出された主な意見として、特にふるさと応援寄附金については、既存事業に充当する財源運用だけでなく、寄附者の意向に沿った活用が見えるように検討を求めるよう、多くの委員から強い要望があったとともに、一方でこの寄附金に頼り過ぎることに注意しなければならないとの意見もありました。
 財政全体を見渡した議論の中では、がん検診の受診率向上への取り組みの充実、また国交付金等の財源確保も理解するが、事業が真に必要とされるものなら市費単独で取り組む姿勢もより鮮明にしてほしいこと、そして大型事業が続くが住宅リフォーム助成のような成果が得られるソフト事業のさらなる充実の必要性についてなどが審査の中で出されていたところです。
 当局におかれましては、各委員からの指摘や意見を今後の予算編成、予算執行において十分配慮いただきますことを要望とし、決算特別委員会の審査結果の報告とさせていただきます。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようですので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前9時36分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前9時39分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 討論・採決
      議第86号
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第4、討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 1名から発言通告がありましたので、これを許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の加藤昌宏でございます。
 私は、議第86号平成27年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについて反対の討論をします。
 平成27年度の一般会計の決算は、大型事業が集中する正念場の4年間と位置づけた最終年度でした。歳入額は前年度の328億円を大きく超え、390億円を超過する過去最大の規模となりました。借金である市債の借り入れも、前年度の29億円を大きく上回る49億円であります。返済額を示す公債費は、借金の2分の1以下の22億円だから、いかに借金が膨れ上がっているかということです。こうして平成27年度末の借金残高は279億円まで増加しました。これからは次年度以降の返済負担が待っているのです。
 自主財源の根幹である市税の収入は、全体として前年度比で減少しました。中でも市民税の落ち込みは9,500万円、平成27年度からの旧安土町地域の都市計画税の課税9,500万円が補った形です。基本的な税収に陰りが見られることを重視すべきです。
 平成27年度で借金が貯金の2倍を超えるところまで来ました。また、借金の部を入れない収入から借金の返済分を入れない支出を差し引いた値で、プライマリーバランス、いわゆる基礎的財政収支という財政指標があります。平成27年度は25年度に続いて2度目でプライマリーバランスがマイナスとなりました。15億9,000万円の赤字です。いかに借金に頼った財政運営となっているかということです。
 借金の返済は28年度以降毎年増加する見込みだと、財政当局も平成29年予算編成で表明しています。経常収支比率も平成25年が85.6%、平成26年88.4%、平成27年度89.1%と年々上昇しています。
 財政構造の弾力性を示す指標で、低いほど財政的余裕を示すとされ、80%を超えると硬直化のあらわれとされています。この数値を下げるには、人件費や扶助費、公債費を縮減することで好転できますが、これは許されることではありません。借金の返済、いわゆる公債費の増加は避けられないのですから。
 性質別の歳出を見ますと、普通建設事業費の伸びが突出しています。繰り越しが多かったとはいえ、昨年度比2倍の106億7,000万円にもなりました。一方で、積立金が昨年比2倍の12億円が積み立てられました。そのうちの多くを占めるのは、ふるさと納税の名で集まったふるさと応援寄附金がふるさと応援基金に7億4,000万円積み立てられています。歳入確保の切り札とばかりにふるさと納税に依存する財政運営は邪道だと言わねばなりません。
 実態は、全国的に見ても、得するところ、損するところが生まれるなど、自治体間の税の取り合い的な矛盾も発生しています。ふるさとを離れても貢献できる制度として生かされているとは言えないなど、問題点は多いとの指摘もあります。あくまでも特別例的なもので、いつまでも続くと考えるのは早計です。
 また、市民の財産を売却して基金積み立てに回す。これも歳入確保の切り札になっているようです。これまでも、これからも売却しようとしているのは市民の資産であり財産であるということです。これまで培ってきた財産を勝手に売り払うことは許されません。市民の意向を確認した上で処分を考えるべきです。
 平成27年度決算の個々の施策を見てみます。
 総務費の広聴広報活動事業の広報「おうみはちまん」印刷費として1,664万円を支出しています。市民にお知らせする広報の1ページの半分を使って「馳走」という欄があります。この市長の占用の欄、ここでは占領の占という字を使います。この欄を使って私どもの会派への攻撃の紙面とすることがあります。この年も、私どもの議会報告、チラシの記事へ攻撃がありました。議会議員の立場からの市政へのチェック内容を表現することに、市民の皆さんからも、市長が市の広報を勝手に占領していいのかとの声が寄せられます。このことをまず指摘して、他の首長には見られないこのような対応は今後改めるよう求めるものです。
 今年度のマイナンバー制度本格導入に向けての支出があります。セキュリティー対策とありますが、個人情報の集約がカード化されるこの制度は、将来決して市民のためになることにつながらないと指摘します。
 旧いきいきふれあいセンターの運営は、平成25年度から廃止されてから3年半、貸し付け、売却が予定されていましたが、いまだに放置状態です。この際、懸案の中央公民館事業推進など、市民のための有効活用に踏み切るべきです。
 市庁舎整備をめぐって、100年のまちづくり近江八幡 にぎわいのある官庁街推進委員会は、庁舎建設場所は現庁舎跡と初めから枠をはめられての百年のまちづくりの議論がなされました。しかも、15ページにわたる報告が直前に9ページにされ、核心の部分が削減された内容となったことは今もって解せません。
 子どもの医療費助成事業は、今や全国の自治体での子育て支援策として切実になっています。本市は所得制限ありの3年間での段階的通院無料化であります。日本共産党は、所得制限なしの無料化を求めてきました。国は、無料化実施自治体にはペナルティーを科すなどの圧力をかけていますが、地方から国の制度として子ども医療費無料化を求める運動が必要であります。
 もう一方の子育て支援として、保育所に入れない待機児童の解消は本市にとっても切実な課題です。日本共産党は、これまで喫緊の課題として認可保育所の整備を求めてきました。市が進める認定こども園の民営化整備は大きくおくれている状況です。
 介護保険制度の要支援1、2の総合事業への移行は、全国でも移行した自治体は少なく、多様なサービス提供にボランティアの取り組みは進んでいない実態が浮かび上がったとの報道です。先行した本市について、サービスの提供が進んでいるとは言えず、多くの課題があると言えます。
 地域はつらつ住宅リフォーム促進事業は、住宅リフォーム助成制度として近江八幡市は先進を走っていました。地域経済の活性化、地域雇用の創出と確保が図られたという明確な成果が総括されています。平成28年度からは、移住促進住宅リフォーム事業として更衣し、これまでの制度は廃止されました。市民にとっても事業者にとっても喜ばれていた本事業の制度の復活と継続を求めます。
 以上を主張しまして本議案に反対の討論といたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りします。
 議第86号平成27年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、決算特別委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第86号は原案を認定することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 諸般の報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第5、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さん、おはようございます。
 それでは、監査結果をご報告申し上げます。
 例月の現金出納検査の結果について、次のとおりご報告申し上げます。
 地方自治法235条の2第1項の規定に基づき、一般会計、各特別会計、各基金会計、各公営企業会計を平成28年8月に7月分、9月に8月分、10月に9月分を執行しました結果、いずれの会計とも現金等のあり高を初め歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納に係る事務処理も妥当と認めました。
 よって、同条第3項の規定に基づき、その結果を市長、議長に報告いたしました。
 この詳細な内容は、例月現金出納検査報告書のとおりでございますので、ごらん願いたいと存じます。
 以上をもちまして監査報告といたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、市長報告に入ります。
 地方自治法の規定に基づき、報第14号請願の処理の経過及び結果について、以上1件の報告が提出されていますので、ご了承をお願いいたします。
 以上で諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案の撤回(撤回理由説明)
      議第115号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第6、議案の撤回を議題といたします。
 議第115号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定についての撤回理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 平成28年第3回の市議会定例会におきまして追加提案をいたしました議第115号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定についての議案を撤回することにつきましては、9月定例会におきまして旧議案、議第36号を撤回し、新たな議案として提出し、機能充実を図った上でのガイダンス施設の有料化については一定のご理解をいただきましたが、駐車場の使用料徴収との両立について、各会派、各議員の皆さん方からさらなる検討が必要とのご意見等をちょうだいいたしまして、継続審査となりました。
 これらご意見を参考に精査しました結果、第115号議案を撤回させていただくものでございます。
 ご審議をいただきご承認賜りますようよろしくお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
○議長(井狩光男 君) ただいまの撤回理由の説明に対して、質疑はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) おはようございます。日本共産党の川崎益弘でございます。
 議第115号議案の撤回について、議第115号については、9月議会で駐車場及びガイダンス施設の管理運営方法、さらには安土城、安土地域の観光振興に関する議論が必要であることから継続審議となりました。
 ですが、総務常任委員会で議論のさなかに議第115号は取り下げられ、議論が途中になっています。この取り下げは2回目であります。また、十分な議論をし結論を出すべきでありますが、継続審査の途中で撤回をすることはいかがなものか、議会として審議の途中に再度取り下げて提案されることは議会を軽視されているというように考えますが、当局の説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 川崎議員の質疑にお答えいたしたいと存じます。
 議会は、いつも申し上げております、これは生き物でございまして、一つの方針を決めれば情勢に変化があったとしてもそれで通すということは、これは僕は正しいとは言えないと思っております。議会を重視するがゆえに、議員の皆さん方のご意見も頂戴する中で変更させていただいているということでございますので、議会軽視とはこれは逆の発想ではないのかなと僕は思っているところであります。
 したがって、議員の皆さん方のご意見を頂戴する中でこのように撤回をさせていただくということでございます。ぜひご理解を賜りたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 質疑はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、議会は生き物であると、そういうように言われまして、各会派の意見をいただいた、このように言われましたが、やっぱし一応提案されて継続審議となって総務常任委員会で議論をしているさなかなんです。まだきちっとした議会としての提案はされてなかったわけなんですね。前回もそうです。今回もそうなんです。
 そのことは、やはり議論をきちっとして、そうしてからどうするのか、どのような意見があるのか、それがまとめられて出されるのが議会だというように私は思うからこのように申し上げております。
 もう一つ伺いますが、第115号の取り下げについて、またまたかわりの条例を提案されるということでございます。いずれの条例もトイレの有料化でしかありません。私は、観光地で有料のトイレは知りません。市長は受益者負担の原則としてと言われますが、何人の方が有料トイレを使われるのか、それで経費の負担ができるとは考えられません。それよりも、安土城に行ったら本当にきれいな気持ちのよいトイレがあったよと、使えたよと、そのことが皆さんに知れていったら、それのほうが安土の観光にもなるしよいのではないでしょうか。
 総務常任委員会の中では、一旦白紙に戻して基本から考え直すこと、また安土地域の観光振興や近江八幡市全体の観光を考えた施策を考えるべきなどの議論がなされていました。
 また、この間、出したり取り下げたり何回もするのは拙速な提案過ぎるのではないのか。今は、お寺と商工会と、それから行政が話し合いの上で観光の施策に生かされた条例を提案すべきでありますが、当局の説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) ただいまは質疑でありますので、質疑の内容で討論していただきたいと思います。
◆19番(川崎益弘 君) 今のはやっぱし取り下げるということに対してどのように考えるのかということの総括の質問なんで、どうぞ答えてください。答えていただけると思います。市長手を挙げておられます。
○議長(井狩光男 君) どうですか。
 じゃあ、回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) まず、総務常任委員会で撤回が了解されてないのに撤回をしておれば、川崎議員のおっしゃるとおりだと思います。だけど、きっちりと総務常任委員会は継続審議ということでいわゆる撤回を認められているわけですよ。そのときに川崎議員がその席に入っておみえであったのかどうか知りませんけれども、少なくとも議員の皆さん方の了解を頂戴しながらともに進めているということはぜひご理解いただきたいと、かように思います。
 1つ、そうですね、上程させていただいて勝手に執行部がべっと撤回したと、そんなことは一切ございませんので、議会の皆さん方の了解を頂戴しながら今日が来ているということをまずご理解をいただきたいと思います。
 もう一つ、観光地で有料のトイレは見たことがない、それは議員がご存じでないはずだけであって、だからそれが全てという認識ならば、僕はこれは非常に狭い見方ではないのかなと。何にも別に、ガイダンスを今度は使っていただいた方は有料にしましょうということなんですよ。だから、トイレ使われない人だって使われる人だって、ガイダンスに入っていただいたら、それは一つの休憩の場ですから有料でいただこうと。別にこれは何も間違ってないのではないのかなというふうに思うんです。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 総務常任委員会で議論をされていて、そのさなか、途中なんですよね、その途中でやはり取り下げをということを言っておられるわけです。だったら、やっぱりそれは議論がきちっとされていない。やっぱりそのことが、第115号に対して最後まで議論がされていないし、きっとその結論が出されていない。なのに取り下げたということなんで、そのことを申し上げたわけなんです。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう一度申し上げます。
 そのご意見は総務常任委員会の席で言っていただかないといけないと思いますよ。それはもう経過として踏んできているわけでありますから、だから今さらおかしいというたって、そのときにおかしいやないかということなら、議員さんもそれはおかしいわねとなれば、これは取り下げはなかったと思いますぞ。川崎議員一人が、だからほれはおかしいというのは、これは世の中通らないですよね。議会というのは24人で構成をしていただいておるわけでありますから。
 だから、先ほどの決算のいわゆる特別委員会の採決だって、3人さんは反対されましたね、共産党の3人さんは。これだって、いろいろと自治法の問題も今問題にされているんですね。決算常任委員会で認定を求めることはどうなのと。予算で、予算でちゃんと議決されているわけ。それを執行部は執行する義務があるんですよ。執行したんですよ。それがおかしいということならば、予算を否決していることにも通じないことも言えないことないわけですね。
 だから、それと同じように、いわゆる川崎議員がおかしいからいうたって、それは流れとしてほかの方はこんでいいとおっしゃっているわけですやんか。そうと違います。それを今になっておかしいおかしいと言うたって、それならば総務常任委員会でなぜその議論をしていただかなかったのかということが僕にはわからない。
 それが議会制民主主義であり、民主国家の最たることだと僕は思いますよ。自分の意見と違うからということを言うというのは、これはファシズムに近づきますのでね、大変怖い思想だと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、市長はそのように言われました。ですが、総務常任委員会の報告はこの継続審議に対してはまだされていないわけです。ですから、やっぱし私たち議員みんながそれを知るということにはなっていない。ですから、私はそのように申し上げたわけです。
 そのことを申し上げまして質問を終わります。
○議長(井狩光男 君) 以上で川崎益弘君の質疑を終わります。
 ほかに質疑をされる方はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ないようでございますので、撤回理由の説明を求める質疑はこれで終わります。
 ここで、本件に関し、総務常任委員会を開催いたします。後刻再開後、審査報告が願えますようよろしくお願いいたします。
 総務常任委員会は第3・4委員会室にて開議されますので、関係者はお集まりください。
 休憩をいたします。
               午前10時6分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時27分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をいたします。
 総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) それでは、総務常任委員会の結果報告を行います。
 本定例会において議題となりました議第115号議案の撤回につきまして、先ほど委員会を開き、その許否を諮った結果、賛成多数で承認することに決しました。
 以上で総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(井狩光男 君) それでは、議第115号の撤回については起立により採決をします。
 お諮りをします。
 議第115号の撤回については、総務常任委員長の報告のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、本件は承認することと決しました。
 この後、議会運営委員会を開催いたします。
 議会運営委員会は、議長応接室にて開議されますので、関係者はお集まりください。
 休憩をします。
               午前10時29分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時42分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 議案の上程(提案理由説明)
      議第119号~議第144号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第7、議案の上程を行います。
 議第119号から議第144号までの26件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成28年第4回(12月)近江八幡市議会定例会提出議案
議第119号 平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)ほか補正予算議案7件
議第126号 近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例の制定についてほか条例制定・改正議案10件
議第136号 安土駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることについてほかその他議案6件
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 議員の皆さん方には、改めましておはようございます。
 それでは、開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げたいと存じます。
 色づいた街路樹の葉が強い北風に吹かれ、舗道に舞い散り、冬将軍が足早にやってくる季節となってまいりました。
 ことしも早いもので間もなく師走に入ります。本日は、平成28年第4回市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆さん方におかれましては公私何かとご多用の中、ご出席を賜りまして、まことにありがとうございます。
 また、平素から市政運営に格段のご理解とご協力を賜っておりますことに対しまして、心より厚くお礼を申し上げる次第であります。
 さて、皆さん方もご承知のとおり、3日前の11月22日の早朝、福島県沖を震源としますマグニチュード7.4の強い地震が発生し、東日本の太平洋沿岸の住民に津波の襲来に備え高台への避難を呼びかけるアナウンスがテレビで繰り返され、5年前の悪夢の再現が非常に心配されましたが、幸い大きな被害はなく胸をなでおろしたところでございます。
 気象庁では東日本大震災の余震の範囲内であると発表しておりますが、以前にも申し上げましたとおり、活断層が網の目のように走る日本列島ゆえ、琵琶湖西岸断層帯などで同規模の地震が起きれば本市においても甚大な被害が出ることが予想され、常に我がまちならどのように対応するかを念頭に置いて、足元の備えをさらにしっかりと固めてまいりたいと考えております。
 ところで、昨日は、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックにシンクロナイズドスイミングの日本代表チームのキャプテンとして、ロンドン五輪に続き2度目の出場を果たし、デュエット及びチームにおいて、そのたゆまぬ猛練習の成果を遺憾なく発揮され、いずれも悲願とも言えるメダル獲得の偉業を果たし、近江八幡市民に大きな感動と勇気、明るい希望を与えていただいた乾友紀子選手に、本市では第1号となる市民栄誉賞を授与したところでございます。乾さんは、オリンピック終了後も、国内外の大会や練習、遠征などに極めて多忙なスケジュールの合間を縫って、帰郷をされた機会に表彰のセレモニーをさせていただいた次第であります。
 市役所庁舎玄関で職員の大きな拍手での出迎えを受けた後、授与式に臨まれた乾さんは、お贈りしたトロフィーなどを手に、市民の皆さんの熱い声援が大きな力となってメダル獲得の後押しとなり、大変感謝しておりますとオリンピックを振り返る一方で、早くも4年後の東京オリンピックに向けて秘めたる闘志を燃やしておられました。次回はぜひ色の異なるメダルを獲得されることを近江八幡市民の一人として大いに期待するものでございます。
 また、オリンピックといえば、夏季オリンピックと同じ4年の周期で行われますアメリカ大統領選挙の投開票が行われ、共和党候補のドナルド・トランプ氏が大勢の予想を覆して、大接戦を勝利し、年明け早々に第45代目の大統領に就任することが決定しました。
 これまでに議員や軍隊経験のない民間の経済人がアメリカの大統領に就任するケースはかつてなかったことであり、これまでの過激な言動とあわせ、各方面に衝撃を与えておりますが、アメリカ伝統の自動車産業を初めとする製造業が不況にあえぐ中、本市の姉妹都市グランドラピッズ市のあるミシガン州を初めとした、これまで民主党の支持基盤であったアメリカ北西部の白人の労働者層などがその閉塞感を何とかしてくれるのではないかという期待が下馬評を覆した結果につながったものと言われております。
 トランプ氏は、メキシコとの国境に壁を築き、不法な移民労働者を締め出すことやTPPからの離脱を表明する一方で、安全保障面でも沖縄などの米軍の駐留に一定の負担を要求したりするなど、選挙期間中は保護主義的な発言を繰り返してきただけに、我が国にとりましても今後のトランプ氏の言動に目が離せない状況である中、安倍首相は11月17日、大統領就任前のトランプ氏とニューヨークで早速、初会談を行った後、2人で胸襟を開いて率直な話ができたと信頼構築に一定の確信を得られたようでしたが、その後、11月21日、トランプ氏は大統領就任初日にTPP離脱を表明する意思を示し、先行き不透明な様相を呈しております。日本を含む他のTPP参加国が結束して、引き続きアメリカに対し粘り強くTPPの意義を説くことが重要と言われてきております。
 さらに、安倍首相はペルーの首都リマでロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題を含む平和条約締結交渉に関する詰めの協議を行いました。経済協力を優先するプーチン大統領との間には温度差が際立った感がありますが、北方領土問題と経済協力をバランスよく進めながら12月のプーチン氏来日の際に平和条約締結への道筋がつけられることを期待したいものでございます。
 また、先進国と発展途上国を合わせた190カ国以上が参加し、国際協力で温室効果ガス削減を進める地球温暖化対策の新しい枠組みであるパリ協定が、11月4日発効し、出おくれていた我が国も8日に正式批准をしました。パリ協定は、先進国だけに削減目標を課した京都議定書にかわり昨年12月に採択され、産業革命前からの気温上昇を2度未満、できれば1.5度に抑えるのが目的であり、批准した各国が自主的な削減目標を掲げ、達成を目指し、5年ごとに互いにチェックして取り組みを強化するものでございます。
 我が国は2030年の排出量を2013年より26%削減する目標を掲げており、LED照明の導入推進などで省エネ策を強化し、効率の悪い火力発電所の廃止や休止を促すものでありますが、具体的な道筋は、まだ見えていないのが実情であります。2050年以降を見据えたパリ協定が描くのは、化石燃料からの二酸化炭素をほとんど大気中に出さない世界であり、石炭や石油に長く依存してきた私たちの暮らしを大きく見直す契機であり、新たな技術革新に期待する一方で、家庭や職場、工場など身近な場での省エネ強化と再生可能エネルギーを拡大していく地道な取り組みが必要と思われます。
 さて、再び地域へ目を転じますと、国史跡の中世最大級の山城であり佐々木六角氏の居城として知られる観音寺城跡で、地元の住民グループ「豊かな杜づくり隊」の呼びかけで地元企業や金融機関の従業員や中学生ら約250人のボランティアが参加してもみじの植樹や山道の整備に汗を流しました。この取り組みは、城跡を地域の宝にしようと里山の保全を目的に始められたもので、昨年11月には、繖山の麓を走る東海道新幹線の車窓から石垣が見えるようにするための雑木の伐採などが行われ、ことし4月には古道「追手道」の入り口に38本の桜が植えられました。
 その一方で、八幡山の麓の近江八幡開町の祖である豊臣秀次公の家臣団の屋敷跡があった場所の約4,000坪の竹林の整備活動もスタートしました。これまで個人の所有地であったため、ほとんど手入れがされておりませんでしたが、荒廃に悩む所有者からの依頼を受け、八幡堀を守る会など複数のまちづくりグループが竹林を管理するためのNPO法人秀次家臣団屋敷跡竹林を守る会を設立したもので、市民が散策したりタケノコ掘りが楽しんだりできる憩いの場にしようと、11月6日から始められたものであります。この日は、守る会のメンバーや高校生のボランティアら55人が集まり、100本以上の竹が根元からノコギリで伐採されたり、倒れて枯れた竹を整理したりするなどの作業が行われたとのことで、今後も毎月、定期的に活動が行われると伺っております。
 いずれの取り組みも、本市の奥深い歴史ロマンを次世代へつなぐ貴重な草の根の取り組みであり、市としましても、作業に参加、協力するボランティアの募集を広報などにより後押しするなど、可能な限り支援をしてまいりたいと考えております。
 また、市制施行5周年を記念し、広く公募してまいりました新しい市歌、市の歌でありますが、新しい市歌につきましては、10月18日にその歌詞が決定したところであります。市内外からの85点の応募作品から選定させていただいたのは、市内浅小井町にお住まいの南英市さんによる「わがまち近江八幡」であります。南さんは、全国市町村の校歌やご当地ソングなど数百曲を生み出してこられたこの道の大ベテランであります。
 歌詞は3番までであり、いずれも6行にまとめられ、1番で「西の湖巡る水郷の風情奏でる鳰の声」と豊かな自然を歌い上げ、2番で「安土の山に信長の深いゆかりの城の跡」といにしえの歴史に思いをはせ、さらに3番で近江商人の心意気「三方よし」に触れながら「ああわが近江八幡はゆくて新たに拓くまち」と未来に思いをはせ、結んでおります。
 歌詞は現在、市のホームページに掲載しておりますが、今後、しかるべき作曲家にメロディーを依頼し、なるべく早期に作曲を固め、来年度から、曲をCDにするなどして、市や学区の行事、市立の小・中学校などで歌い広めてもらうなどしながら、長く歌い継がれるよう市民への普及を図りたいと考えているところでもございます。
 さらに、週明け早々の11月28日に、八幡小学校のトイレ改修工事の完成式が行われます。一昨年の桐原東小学校、昨年度の北里小学校と同様に、トイレ設計のプロポーザル審査委員である大阪市立大学大学院の横山教授門下の10人の大学院生がプロデューサーの役割を務めながら、全学年の各クラスごとにワークショップを行って、児童の思いやアイデアがあふれたトイレとなったものであります。
 児童や生徒の意見を取り入れた学校トイレの改修は、平成23年度から中学校からスタートして、昨年度、本市の取り組みが高く評価され、国が創設した第1回日本トイレ大賞に輝いたことは記憶に新しいところでございますが、八幡小学校も、これまで同様に、臭い、汚い、暗い、危険、あるいは壊れているの5Kの学校トイレの固定概念を払拭した美しいトイレが子どもたちによって大切に守り続けられることを切に願うものでございます。
 ところで、一昨年12月に制度を一新いたしましたふるさと応援寄附金、いわゆるふるさと納税につきましては、ご承知のとおり、本年度の目標額を10億円とするとともに、11月より還元率をこれまでの40%から50%に引き上げ、謝礼品をさらに充実させたところであります。
 常々申しておりますとおり、ふるさと納税は、寄附者の方には、寄附によって本市のまちづくりを応援していただけるという社会貢献に加えて、寄附金控除を受けられること、さらに本市自慢の特産品を受け取っていただける、まさに寄附者よし、また特産品の提供事業者にとっては売り上げ・販路拡大、商品のPRの機会となる事業者よし、また特産品の生産者にとっては消費拡大につながる生産者よし、そして市にとっては寄附の拡大による自主財源の確保や本市のPRの機会となる行政よしの平成の四方よしとも言えるものであります。
 年末に向け、全国各自治体の競争が激しくなることが予想されるところでありますが、昨日11月24日現在のところ、ことし4月以降、4億円のご寄附をいただいております。これは昨年同月末比較いたしますと約1億円の増となるものでございます。
 歳末を控え、議員の皆さん方におかれましても、事業の趣旨をご理解いただき、また本市の取り組みを内外に示すためにも、積極的なPRを初めとしたより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきたいと存じます。
 それでは引き続きまして、本日提出いたしました議案につきましてご説明申し上げます。
 提案いたしました議案は、予算関連議案が8件、条例その他の議案が18件でございます。
 まず、各会計の補正予算に係る議案につきましてご説明申し上げます。
 議第119号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ105万3,000円を追加し、予算総額を339億2,389万4,000円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、議会費において、委員等報酬で議員期末手当を追加するものでございます。
 財源につきましては、繰入金を充当させていただきます。
 次に、議第120号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出それぞれ13億3,975万6,000円を追加し、予算総額を352億6,365万円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、総務費において、ふるさと応援事業で謝礼還元率の引き上げに伴う報償費、また岡山コミュニティエリア整備事業で事業用地購入に伴う公有財産購入費、基金積立金で土地開発基金繰出金を追加。
 民生費において、障害福祉サービス等給付事業で給付費の増加に伴う扶助費、施設型給付事業で民間保育所の保育児童数の増加に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 また、衛生費において、中部清掃組合負担金で組合からの脱退に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 農林水産業費において、担い手育成支援事業で担い手確保・経営強化支援事業に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 また、教育費において、小学校施設整備事業で武佐小学校のトイレ洋式化に伴う工事請負費等、文化会館整備事業で耐震改修等に伴う工事請負費等を追加するとともに、各費目において職員給与費及び施設の維持管理に伴う物件費等を精査し補正するものでございます。
 また、これらの財源につきましては、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、財産収入、寄附金、繰入金、諸収入及び市債を充当させていただきます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、岡山コミュニティエリア整備事業で、事業進捗に伴う平成29年度のエリア造成工事の早期着手に係る債務負担行為。平成29年度健(検)診業務委託事業及び平成29年度がん検診業務委託事業で平成29年度の円滑な事業実施に係る契約手続のための債務負担行為。八幡町第1共同浴場管理運営事業及び文芸の郷公園管理運営事業で、平成29年度から31年度の間で指定管理者による管理運営を行うための債務負担行為。安土駅自由通路整備事業の追加及び安土駅駅舎橋上化整備事業の追加で、事業の進捗状況により、事業実施期間の延長及び追加が必要となった経費に係る債務負担行為。以上7事業で期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 第3表地方債補正につきましては、国の2次補正予算に係る普通建設事業の地方債を追加するとともに、各事業において、事業の進捗に伴い限度額の変更をさせていただくものでございます。
 次に、議第121号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億4,399万4,000円を追加し、予算総額を94億7,155万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、保険給付費において、医療機関等支払負担金、高額療養給付負担金で負担金補助及び交付金を追加。後期高齢者支援金等、前期高齢者納付金等及び介護納付金において、負担金補助及び交付金を減額するとともに、人件費を精査し補正するものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、療養給付費交付金、前期高齢者交付金及び県支出金と繰入金で財源調整し充当させていただきます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、平成29年度特定健康診査等業務委託事業及び平成29年度若年健康診査業務委託事業で、それぞれ平成29年度の円滑な事業実施に係る契約手続のための債務負担行為。以上2事業で期間及び限度額の設定を追加させていただくものであります。
 次に、議第122号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ546万6,000円を減額し、予算総額を58億7,729万3,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、諸支出金について、保険料還付金で償還金利子及び割引料を追加するとともに各費目において人件費を精査し補正するものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、平成29年度在宅高齢者紙おむつ支給業務委託事業で、平成29年度当初からの事業実施に係る契約手続のための債務負担行為につきまして、期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 次に、議第123号平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ424万1,000円を追加し、予算総額を8,224万1,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、文化会館事業費において、職員給与費を追加し、文化会館管理事業で物件費を減額するものでございます。
 なお、これらの財源につきましては、繰入金、繰越金及び諸収入を充当させていただきます。
 次に、議第124号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ150万円を追加し、予算総額を8億5,184万3,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費において、職員給与費を追加するものでございます。
 これらの財源につきましては、繰入金を充当させていただきます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、平成29年度後期高齢者医療健診業務委託事業で平成29年度の円滑な事業実施に係る契約手続のための債務負担行為につきまして、期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 次に、議第125号平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収支予算において、収益及び費用をそれぞれ9,160万円増額補正するものでございます。
 支出の主なものは、人事院勧告に伴う給与費の追加、滅菌管理システムの緊急修繕に伴う経費の追加等をさせていただくもので、これらの財源につきましては、医業収益及び医業外収益をもって充てるものでございます。
 続きまして、条例議案につきましてご説明を申し上げます。
 まず、議第126号近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例の制定につきましては、手話等に対する理解の促進及び普及並びに手話等を使用しやすい環境の整備に関し、基本理念、市の責務、市民及び事業者の役割等について定め、もって豊かな共生社会を実現に向けて必要な事項を定めたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第127号近江八幡市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定につきましては、武佐コミュニティセンターが移転し、平成29年4月から供用を開始するに当たり、武佐コミュニティセンターの位置表示を変更するとともに、新たに使用料の設定を行うため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第128号近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告に基づき、国家公務員の一般職の任期付職員の給与が改正されることに伴い、本市においても同様の措置を講じるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第129号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告及び滋賀県人事委員会勧告に基づき、国家公務員及び滋賀県職員の一般職の給与改正がなされることに伴い、本市においても同様の措置を講じるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第130号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、雇用保険法の改正により失業等給付の給付内容等が変更されることに伴い、失業者の退職手当に関する規定について、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第131号近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市立老蘇幼稚園を近江八幡市立老蘇こども園に移行すること及び預かり保育料の金額を改めることについて、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第132号近江八幡市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市立老蘇幼稚園が平成29年4月1日に近江八幡市立老蘇こども園に移行することから、認定こども園の根拠条例である本条例に当該施設を加えるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第133号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告に基づき、国家公務員の一般職職員及び指定職職員の給与改正がなされ、本市における市議会議員及び特別職については国の指定職職員に準じた取り扱いとしているため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第134号近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、地方税法等の一部を改正する法律及び所得税法等の一部を改正する法律の施行に伴う規定の追加、条ずれ等について、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第135号下水道事業の地方公営企業化に伴う関係条例の整備につきましては、下水道事業の公営企業化に伴い、現行の条例中の文言を地方公営企業法の規定に沿うよう改める等、所要の改正及び廃止を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、その他議案でございますが、まず議第136号安土駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることにつきましては、基礎地盤について追加調査を実施したところ、地中障害物及び地下水の影響によるくい基礎施工に関する追加工事等の必要が生じたことから、安土駅南北自由通路整備工事委託契約に係る契約金額の変更議決を得たく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第137号市有財産を譲与することにつき議決を求めることにつきましては、市有財産である公園用地を地縁による団体として認可された岩倉自治会に譲与したく、地方自治法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第138号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることにつきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により、本市の公の施設であります近江八幡市立八幡町第1共同浴場につきまして指定管理者の指定を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第139号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることにつきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により、本市の公の施設であります近江八幡市安土文芸の郷公園及び近江八幡市安土文芸の郷あど木っずランドにおきまして、指定管理者の指定を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第140号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることにつきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により、本市の公の施設であります近江八幡市立健康ふれあい公園におきまして指定管理者の指定を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第141号中部清掃組合からの脱退及び同組合の財産処分について協議することにつき議決を求めることにつきましては、中部清掃組合から近江八幡市が脱退すること及びこれに伴う同組合の財産処分について協議したく、地方自治法第290条の規定により提案させていただくものでございます。
 次に、議第142号おうみ自治体クラウド協議会への加入に関する協議につき議決を求めることにつきましては、おうみ自治体クラウド協議会規約の変更及び同協議会への近江八幡市の加入について協議したく、地方自治法第252条の6の規定により提案させていただくものでございます。
 次に、本日追加提案いたします議案につき、ご説明を申し上げます。
 議第143号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出及び予算総額に増減はございません。
 第1表繰越明許費につきましては、教育費において明許繰り越しが発生するため、翌年度に使用できる経費を追加するものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、安土城跡ガイダンス施設管理運営事業で平成29年度の指定管理業務に係る債務負担行為につきまして、期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 最後に、議第144号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定につきましては、ガイダンス施設の各種サービスの提供を充実させ、適切な施設維持管理を行うことを目的に、受益者である当該施設の使用者からサービスの提供の対価として使用料を徴収するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 以上26議案につきまして、ご審議いただき、ご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。
 なお、これらのうち、議第119号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)並びに議第128号近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について、また議第129号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議第133号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、いずれも人事院勧告に基づく給与等の改正に関する議案であり、支給日の関係から、4議案につきましては12月8日の質問最終日にご可決賜りますよう重ねてお願いを申し上げます。
 以上、提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明25日から12月5日までは議案熟読のために休会とし、12月6日定刻に再開をし、個人質問を行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、11月29日正午までに事務局へご提出をお願いいたします。
 本日はこれをもちまして散会とします。
 ご苦労さまでした。
               午前11時29分 散会
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