録画中継

平成27年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月24日(水) 個人質問
片岡 信博 議員
(1)不登校生徒について
(2)指定ごみ袋について
(3)新蛇砂川の進捗状況について
(4)JR近江八幡駅鷹飼踏切の拡幅について
◆11番(片岡信博 君) 創政会の片岡信博でございます。
 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、通告書に基づき個人質問を一括方式でさせていただきます。
 質問に入らせていただく前に、この春執行されました市議会議員選挙では、市民の皆様の温かいご支援をいただき、2期目の議席を与えていただきました。今後、4年間は心新たに頑張っていく所存でございますので、何とぞよろしくお願いします。
 さて、質問の1点目ですが、不登校の生徒についてお伺いいたします。
 心理的症状を含む登校忌避状態が生じるなど、登校したくてもできない状態を示すとありますが、その他に生徒の置かれた家庭環境やいじめもあると思われます。私の知っている生徒ですが、小学校のときはみんなと楽しく学校へ通っておりましたが、中学生に進学したら不登校になりました。新中学生になって3カ月になります。新しい環境になじめなかったのかわかりませんが、新中学生の不登校者は当市では何人いるのでしょうか、お伺いします。
 また、どのような対応をなされているのか、お伺いします。
 2点目ですが、指定ごみ袋についてお伺いします。
 現在、市内では指定ごみ袋が店頭から消えております。市民の皆様にご迷惑をかけない量のごみ袋があると聞いておりましたが、6月に入ってからごみ袋不足が現実に起こっております。市民の皆様の納得のいく量が確保できているのか、お伺いします。
 また、草木の入れる強いごみ袋の要望が多いのですが、つくる考えがあるのか、お伺いします。
 3点目ですが、新蛇砂川の進捗状況についてお伺いします。
 昭和49年より河川改修が始められました新蛇砂川はことしで41年目となります。童子ヶ原の地権者との話し合いが進んだと聞いております。今後の進捗状況を説明をお願いします。
 4点目ですが、JR近江八幡駅鷹飼踏切の拡幅について。
 JR近江八幡駅東側にあるJR琵琶湖線の鷹飼踏切は自動車の交通量が多いだけでなく、自転車、歩行者の通行も多く、大変危険な状態にあります。当該踏切には、歩道スペースがなく、歩行者の手荷物等が自転車に接触するなどの事案も発生していると聞いております。この件について、昨年度市に対して近江八幡駅前自治会より踏切拡幅などの要望書が提出されたところですが、その後の対応についてお尋ねします。
 以上を初問とさせていただきます。明快な回答をよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 片岡議員の4点の質問のうち、新蛇砂川整備の進捗状況についてお答えいたしたいと存じます。
 蛇砂川河川改修工事の進捗状況でございますが、西生来町地先におきましては地元との協議を進めながら河道の掘削工事や中山道にかかる西生来大橋の橋梁工事に取り組んでいるところであります。この橋梁工事は平成28年、来年春には完成する予定でございまして、平成28年度からは3号橋のかけかえ工事に着手する予定でございます。今後は、さらに上流に向けまして河道掘削工事と随時橋梁のかけかえ工事を進めることになります。
 また、童子ヶ原地区におきましては、平成25年度に用地交渉の準備ができましたことから、東近江土木事務所が主体となりまして用地交渉を開始をし、現在までに契約ができていない地権者は1件を残すのみとなったと伺っているところであります。
 今後、市としましても、一日も早い、早く事業が進捗しますよう県と連携して取り組んでいきたいと考えているところであります。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 江南市民部長。
             〔市民部長 江南仁一郎君 登壇〕
◎市民部長(江南仁一郎 君) 片岡議員の指定ごみ袋についてのご質問にお答えをいたします。
 今回、議員ご指摘のとおり、6月に入りまして指定ごみ袋の不足という事態を生じさせ、市民の皆様や登録販売店の皆様に多大なるご迷惑をおかけしておりますことに、この場をおかりいたしまして深くおわびを申し上げます。
 指定ごみ袋につきましては、7月から可燃ごみの指定ごみ袋について製造価格に見合う価格改定を行うことから、予想を大きく上回る駆け込み需要により指定ごみ袋が不足する店舗が生じております。市といたしましては、前倒し生産を行い、供給量の確保に努めたほか、登録販売店のご協力をいただき、一定の販売制限についてもお願いをさせていただいたところでございますが、それを上回る需要となっていることから、指定ごみ袋の不足の問い合わせに対しては、土日の対応も含め、在庫のある販売店の紹介を行っているところでございます。
 6月には9日及び昨日に一定量の指定ごみ袋を入荷し、各登録販売店に卸させていただいたところではありますが、市民の皆様には必要最小限の購入に引き続きご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 次に、草木を入れる強いごみ袋のご要望についてお答えいたします。
 市民の方から指定ごみ袋が破れやすいという声をいただいたことから、平成27年度製作分から若干の強度の向上が図れるよう指定ごみ袋の仕様変更を行ったところでございます。今後もご要望を踏まえ、廃棄物減量等推進協議会でのご意見もいただきながら、引き続き検討をさせていただきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 廣瀬都市産業部長。
             〔都市産業部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市産業部長(廣瀬信之 君) 議員ご質問のJR近江八幡駅東側の鷹飼踏切の拡幅についてお答えをいたします。
 当該踏切につきましては、近江八幡駅南北の結節点として重要な踏切であり、日常的に自動車の交通量が多く、また自転車、歩行者の通行も大変多いことを認識いたしております。昨年度提出されました近江八幡駅前自治会の要望につきましては、自転車、歩行者の安全確保のため、踏切手前の停止線の位置変更、また外側線の更新等を実施させていただいたところでございます。また、踏切の拡幅につきましては、踏切前後の市道部は一部歩道が設置されていることから、この歩道に合わせた拡幅ができないか、JR西日本株式会社と協議をいたしましたところ、当該市道とJR琵琶湖線交差部の高架化または跨道化の具体的な実施計画がない状況では、暫定措置である踏切の先行拡幅を了承することは難しいとの回答でございました。したがいまして、現段階での抜本的な踏切の拡幅は難しいことから、少しでも踏切の安全を確保できるよういろんな方面から検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇 君) 片岡議員ご質問の不登校生についてお答えいたします。
 議員のご発言にもありましたが、不登校生の要因はさまざまで、その状況も個々の生徒によって異なります。まず、不登校の状態にある生徒数ですが、月に7日以上病気やけが以外で欠席している市内中学校1年生の不登校生は、昨年度4月が5名、5月が10名であり、今年度に入って4月は3名、5月は4名でありました。中学校に入学すると、新たな仲間関係を築いていく必要があります。小学校と違って、教師が教科ごとにかわる教科担任制や部活動が始まることなどにより1日の生活環境が大きく異なります。こうした変化に十分に適用できないことや思春期特有のいら立ちや不安感により不登校につながることもあります。一方、小学校で欠席が多かった生徒が新たな気持ちで中学校生活をスタートして、休まず毎日元気に登校し、不登校から立ち直った例もあります。
 不登校傾向の生徒に対して学校では、本人の思いをじっくり聞き、保護者との連携を深めていく中で支援のあり方を考えていきます。例えば、生徒が学級での生活に抵抗を感じている場合は学級のほか別室で学習を行うこともあります。また、学期ごとに教育相談週間を設け、生徒一人一人の悩みを聞き、学校や家庭での困り事について思いを受けとめています。さらに、青少年の心理についての専門家であるスクールカウンセラーが先生や生徒や保護者に対してカウンセリングを行うこともあります。
 また、本市教育委員会では次のような支援体制の充実を図っております。1つ目は、学校外で電話相談や面接相談、カウンセリングを行う教育相談室の設置。2つ目は、不登校生徒の学校への復帰を目指し、学習支援や生活支援を行う適応指導教室の設置。3つ目は、不登校の状態またはその傾向にある生徒や保護者との教育相談を行う訪問教育相談員の派遣。4つ目は、家庭等においてアドバイザーが個々に応じた学習や生活支援を行い、学校復帰のきっかけづくりをするホームスタディー制度。こうした不登校児童・生徒の状況に応じた支援を行っています。
 ほかにも、県教育委員会等が多くの支援を行っています。また、地域の皆様のご理解と温かいご支援が該当生徒のご家庭の支えになることもあります。今後も、全ての子どもたちが学校で生き生きと活動できるよう取り組んでまいりますので、議員の皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) 不登校生徒については、長い人生がありますので、まだまだやり直しがきくと思いますので、生徒の復学に努力していただきますよう要望させていただきます。
 ごみ袋について再問させていただきます。
 指定ごみ袋、特に大については品薄状態が顕著であるように思われますが、現在このような状況を発生させてしまった要因として、担当課が予測していた需要量と実際に市民の皆さんが購入された量、あるいは必要とされている量とは大きな乖離があったということになると思うんですが、この4月から6月の間の見込みとしてどれだけの数量の指定ごみ袋を登録販売店に供給し、その数量は例年実績と比較して何倍くらいになるのか、お示しください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 江南市民部長。
◎市民部長(江南仁一郎 君) お答え申し上げます。
 特に不足を来しておりますごみ袋の大でございますけれども、この4月から6月の見込みといたしましては、1冊当たり30枚入りの袋が約11万6,000冊を供給させていただくことになろうかというふうに考えております。これは例年の供給量と比べますと、約3倍ないしは4倍に相当する量が供給をさせていただくことになるという状況でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) 指定ごみ袋、特に大については、この3カ月の間で通常の三、四倍の量が供給されているとのことです。多くの市民の皆さんが少し先の分もまとめ買いをされたのではないかと推察いたします。こうした値上げ前には、必ずといっていいほど事態が発生するということを十分視野に入れて、今後はこのようなことがないように肝に銘じていただきたいと思います。
 ここで、確認の意味でお伺いします。
 指定ごみ袋の製造価格に見合う型で手数料、つまり販売価格を改定するということで7月1日から指定ごみ袋の販売価格が改定されるわけですが、既に広告入りの新しい指定ごみ袋の供給がなされています。この新しいごみ袋はあくまでも平成27年度7月1日以降に発売されるものと製造されたものと思われますが、同じものでも6月末では旧価格で販売され、7月1日になれば新価格で販売されるという理解でよろしいんですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 江南市民部長。
◎市民部長(江南仁一郎 君) 議員ご指摘のとおりでございます。指定ごみ袋の再販価格、販売価格につきましては、これは市の手数料条例で定めさせていただいておりまして、今回の改定日が7月1日ということになります。現在、供給をさせていただいております指定ごみ袋につきましては平成27年度製造分ということになります。したがいまして、同じものでも6月末までは旧価格、7月以降は新価格と、このようになりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) 7月1日には指定ごみ袋の手数料、つまり販売価格が改定されることから、7月以降の需要は一定落ち込むと想定されますが、今後も必要とされる方に指定ごみ袋が十分行き渡るよう必要な対策を講じられるように要望としておきます。
 次に、蛇砂川の進捗状況について説明していただきましたが、現在蛇砂川においては中山道の橋のかけかえが行われています。続いて、今度こども園横の橋のかけかえが計画されていますが、前年度から16メーター道路整備をしていただいてますが、蛇砂川を渡って東老蘇まで整備を進めていく今後の計画であったと思うんですが、新しい橋を設置することを県のアクションプログラムに入れていただいているのかどうか、お伺いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市産業部長。
◎都市産業部長(廣瀬信之 君) 議員ご質問の今現在整備を進めております長光寺武佐線の東側、蛇砂川橋梁を含む作戦区間の滋賀県のアクションプログラムへの掲載状況についてでございますが、長光寺武佐線の市道末広通学線より東側区間につきましては、路線の全体計画として安土町東老蘇までを想定しておりますが、現時点において蛇砂川橋梁を含む作戦区間につきましては、現在の計画であります滋賀県道路整備アクションプログラム2013には掲載されておりません。今後、蛇砂川改修事業を実施している東近江土木事務所と蛇砂川橋梁について協議、調整を図った上で次期予定の2018年からの滋賀県道路整備アクションプログラムにおける計画路線として掲載の検討をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) ぜひとも県アクションプログラムに入れていただきたく、要望とさせていただきます。
 JR近江八幡駅鷹飼踏切の拡幅については、できれば踏切の北側には側溝があります。そこを暗渠にしてもらい、踏切の歩行者たまりができると思いますので、側溝暗渠工事を要望とさせていただきます。
 以上をもちまして私の個人質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で片岡信博君の質問を終わります。
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