録画中継

平成29年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月27日(火) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 議案の上程(提案理由説明)
    議第92号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
第9 委員会の閉会中の継続審査

               午前9時30分 開議
○議長(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(田中好 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 西居 勉君
 竹尾耕児君
の両名を指名いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(田中好 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託いたしておりました諸案件を一括議題といたしまして、各常任委員会の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長井狩光男君。
 井狩光男君。
             〔17番 井狩光男君 登壇〕
◆17番(井狩光男 君) おはようございます。
 それでは、予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された議案を審査のため、6月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のように決しましたので報告いたします。
議第80号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)
は、賛成多数で原案を可決することに決しました。
 なお、審査過程において、岡山コミュニティエリア整備事業について、建設用ボーリング調査の結果、地盤改良工事等の追加の支出が必要になったが、そのような中で、配置計画を見直すことなく小学校等の施設が建設されることに反対であるとの意見や、今後大型事業が計画される中、関係部局の連携の強化を図る組織体制を検討すべきであるといった意見がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長辻正隆君。
 辻正隆君。
             〔5番 辻 正隆君 登壇〕
◆5番(辻正隆 君) おはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査のため、6月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
 まず、条例関係議案につきまして、
議第81号 近江八幡市総合計画審議会条例の一部を改正する条例の制定について
議第82号 近江八幡市情報公開条例及び近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
議第83号 近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について
議第84号 近江八幡市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議員提出の議案につきまして、
会第4号 組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 なお、審査における主な内容としましては、会第4号の意見書に関して、当該法律の制定は、国際組織犯罪防止条約の締結につながるものであり、今後、東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、テロ等に対する対策として有効である。また一方で、既存の法律の範囲でテロの防止は対応可能である。政府は法律の制定に係り、国連人権理事会の指摘等に対して国民へ説明が十分なされていないなどの意見がありました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(田中好 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長岡山かよ子君。
             〔4番 岡山かよ子君 登壇〕
◆4番(岡山かよ子 君) 皆様おはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました案件を審査のため、6月21日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第86号 近江八幡市健康なまちづくり推進宣言をすることにつき決議を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決することと決しました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長平井せい治君。
 平井せい治君。
             〔13番 平井せい治君 登壇〕
◆13番(平井せい治 君) 引き続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、6月22日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、条例関連議案につきまして、
議第85号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第87号 近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
 全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様の賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(田中好 君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) おはようございます。日本共産党の井上佐由利です。
 私は、予算関連議案におきまして、平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)について反対討論を行います。
 今回の反対の理由につきまして述べさせていただきます。
 債務負担行為6億1,800万円についてであります。これは、さきの3月議会で岡山コミュニティエリアの債務負担額が26億8,000万円提案され、その直後にまたぞろ6億1,800万円の増加であります。
 提案理由では、事前の調査では10メートルのくい打ち予定が、後の調査では地盤の関係でくい打ちを32メートル打つということの変更でありました。なぜこのようなことになるのか、誰もが思うところであります。
 図面を見れば、地盤の最も悪いところに一番重量のある校舎の配置となっております。このことが32メートルのくいを打たなければならないことになったのではないでしょうか。地盤との関係も考えてエリア全体のレイアウトを考えることが抜けていたのではないでしょうか。結局、高くつくレイアウトであることは間違いありません。
 小学校建てかえなら幾らかかっても理解が得られるという考え方では、今後もこのようなことが起こらないとも限りません。
 そして、この問題の根底には次の事実があります。
 コミュニティエリア整備室には、土木技師はいるが建築技師はいないことが予算委員会で明らかになりました。プロジェクトチームで進めると従来から説明されてきました。この計画を実行するためにつくられたはずの整備推進室に建築士がいない。この不十分な体制で教育委員会やまちづくり支援課、また全体を重ねる整備室の調整がうまく機能せず、このような結果を生み出したと考えます。
 本来なら、地盤とレイアウトとの関係を指摘する体制ができていないことに一番の原因があります。
 かつて教育委員会では、建築士は3名おられたとのことですが、ことしから機構改革で建築士1名、そしてその他の建築士は建設課に集約されております。また、フェンスや門扉など予算計上を忘れていたことは問題外とも言えるもので、行政として初歩的なミスであり申し開きできないものと考えます。つまり、技術士の不足が招いたと言わざるを得ず、憂慮にたえません。
 プールの位置も大問題であります。合理的なレイアウトになっておりません。子どもの命が大事なのに、プールは校舎から一番離れたところにあり、誰の目にも触れにくく、プールで緊急事態が起これば小学校まで戻るのに距離があることは素人目にも感じます。小学校プールが脇に置かれている構想になっており、そして地盤との関係を考慮しないレイアウトになっているのであります。
 私たち日本共産党議員団は、当初から教室不足はグラウンド側に増築、既存の小学校は耐震と大規模改修、コミュニティセンターは新しく建て直しを求めて費用も節約できると提案してきました。しかし、結局、新しい土地を求め建設すれば、もともと土地の条件が地質上軟弱地盤であり、なおかつ校舎が建つ位置に当初予定以上のくい打ちの費用が必要となり、今回の6億1,800万円にも上る債務負担行為の追加となるのであります。
 改めて、レイアウトの再考を求めて反対討論にかえさせていただきます。
 以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、重田剛君の発言を許します。
 重田剛君。
             〔2番 重田 剛君 登壇〕
◆2番(重田剛 君) 皆さんおはようございます。政翔会の重田剛でございます。
 私は、議第80号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)のうち岡山コミュニティエリア整備事業に係る債務負担行為の補正について、賛成討論を行います。
 今回、岡山コミュニティ整備事業で1億963万円、岡山小学校施設整備事業で5億709万3,000円の総額6億1,672万3,000円の債務負担行為の限度額増額補正が計上されています。
 私たち議員には、この理由についてさきの個人質問などで詳細に説明を受けていますので割愛いたしますが、3月に29年度予算を組んだばかりのこの時期の補正予算としては、余りにも金額が大きく、市民の皆さんに直ちにご理解をいただくことは難しいように思います。少し厳しい言葉にはなりますが、真摯に反省していただき、今後、このような過ちが起きませぬよう注意していただきたいと思います。
 ここで、施設整備しております岡山学区の現状について説明させていただきます。
 岡山小学校は、昭和53年3月に現校舎が竣工しましたが、平成20年8月の耐震診断でIs値が0.54と耐震基準値を下回っており、耐震改修工事が必要となりました。耐震改修がいまだにできていない学校は、市内で唯一、岡山小学校だけとなりました。
 また、児童数もここ数年急激に増加しております。平成22年ごろまでは、全校児童数が250人前後で推移しており、クラス数も11クラス程度でありました。その後、エコ村などの宅地開発により児童数がふえ始め、平成25年には325名、本年は17クラス487名、来年度529名、平成32年には21クラス600名を超える見込みとなっております。
 また、プレハブの仮校舎も昨年は1階だけ使用しておりましたが、ことしは2階も使用しております。
 以上のことから、学校建設は喫緊の課題であります。
 また、放課後児童クラブ、いわゆる学童保育も飽和状態であります。
 さらに、コミュニティセンターは岡山学区11自治会、6,200名の交流と触れ合いの活動拠点施設であります。住民みずからが主体的に各種事業に参加され、非常に地域活動の活発なところであります。平成19年10月には、文部科学大臣表彰を受けられ、その後も休むことなく走り続けておられます。
 また、青少年健全育成にも熱心で、どろんこドッジボールや通学合宿など、ほかにはない事業も長きにわたり学区民挙げて行われております。
 学区住民の地域行事への参加者が非常に多く、そのため過去には、岡山学区体育大会の日に何者かが稲刈りをして大量のお米を盗まれて被害に遭われ、テレビのニュースをにぎわしたこともありました。
 子どもからお年を召した方までみんなに愛されるコミュニティセンターであります。
 協働まちづくり条例制定時の委員長であられる大阪学院大学教授の南川諦弘氏も、ご講演の中で、岡山学区はさまざまな事業が充実しており、継続した取り組みは感動すら覚えると高く評価されておられます。滋賀県のコミュニティー活動の先導者であると言っても過言ではありません。
 岡山学区では、平成25年度から、地域の代表の方々がこのコミュニティエリア整備について取り組んでこられ、ようやく施設整備に至ったものであります。児童を初め保護者、学区民の誰もが、平成31年1月の供用開始を待ち望んでおられます。
 市当局には、安全第一に施設整備に努めていただきますことはもちろんのこと、地域住民がともに考えてこられたすばらしい学区の拠点施設の一日も早い竣工を強く要望し、この債務負担行為の補正についての賛成討論とさせていただきます。どうか議員各位の皆さんのご理解を賜り、ご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、大林宏君の発言を許します。
 大林宏君。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 地域力みんなの会の大林宏です。
 議第80号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)のうち、岡山コミュニティエリア整備事業に係る反対の討論をいたしたいと思います。
 近年、我が国では、東日本大震災、平成28年熊本大震災、鳥取県中部震災を初め大規模で甚大な被害をもたらす地震が多発しております。また、南海トラフ地震、首都直下地震の発生確率が指摘されているところです。
 当6月議会開会中の21日には、大分県で震度5の地震、これが発生しました。そしてまた、6月25日には長野県南部で震度5、マグニチュード5.7と推定されております地震がありました。この地震で近江八幡市は震度3が観測されたと発表されました。
 今後も起こり得るこうした地震災害を最小限にするために、近江八幡市は、どう被害防止、軽減対策を図るのかということについて行政と議会の役割は非常に重要だと考えております。
 さて、第1号補正予算の債務負担行為において、岡山コミュニティエリア整備事業の債務負担増となる支出額が6億1,672万3,000円と驚くべき説明を受けました。説明によりますと、原因は事前ボーリング調査で地下10メートル付近に支持層が確認されておりましたけども、建築ボーリング調査を改めて行った結果、さらに深く32メートル付近までいかないと建物を支えられる支持基盤がなかった。軟弱地盤対策と一部精算不足が重なり、6億円を超える巨額の増額が必要との理由であります。
 しかし、判断は難しい面もありますが、この説明では結果としてずさんだったということになります。旧と畜場土壌汚染の1億1,000万円、また新庁舎建設の何カ所ものボーリング調査した、ごみ焼却場が浅小井から竹町に移った。その他、また最近一般行政の事務手続の怠慢による行政の信頼に影響を与えたこと、そして毎年繰越明許費が10億円を超える事業の繰り越し、こういった行政内部の状況に無理があるのではないか。市長の早朝出勤等の頑張りが空回りしているのではないか。見えないけれども、行政内部の立て直しが必要になっているように感じます。
 そして、何より事業に対する慎重性が薄れてきているようにも感じるところです。
 市長が地震対策に本当に力を入れておられるのであれば、冒頭に言いましたように、たび重なる大規模な地震列島の日本で小学校建設という、特に大切な公共建物を建設する土台は何より安定した地盤を第一に選ぶべきものと、慎重な行為が必要となります。
 市の説明どおり支持層が10メートルが32メーターと深くなることは、6億円の増額で済む問題だけではありません。将来の大問題と考えております。くいが長くなればなるほど、地震によってくいは途中でくの字に折れやすくなると専門家は指摘されております。警笛を鳴らしておられます。防ぐ方法がないということですから、岡山小学校建設場所は今変更すべきと考えます。
 市長はふるさと納税に力を入れておられますけども、6億円がぱっと消えてしまったと言える不適切な建設場所では、万全の対策で取り組んだことにはなりません。議会としても重大な判断をしなければならないときと考えます。
 今後、いつか大震災が起こるかもしれないという心構え、地震強化を見直した構えと視点に立てば、岡山小学校など公共施設の建設用地は将来の危険性が増すばかりであります。安全性に疑問のある土地であります。公共施設の長寿命化という市の方針にも反するものであります。私は納得できておりません。
 よって、議第80号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)のうち岡山コミュニティエリア整備事業に反対し、討論を終わります。
○議長(田中好 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決いたします。
 お諮りします。
 議第80号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第80号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち討論のない案件を採決いたします。
 まず、条例関連議案について、議第81号から議第85号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第81号近江八幡市総合計画審議会条例の一部を改正する条例の制定について、議第82号近江八幡市情報公開条例及び近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議第83号近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について、議第84号近江八幡市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について、議第85号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上5件は、総務及び産業建設、各常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第81号から議第85号までの5件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第86号及び議第87号を一括採決いたします。
 お諮りします。
 議第86号近江八幡市健康なまちづくり推進宣言をすることにつき決議を求めることについて、議第87号近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、以上2件は、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査の報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第86号及び議第87号は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第4号について討論を行います。
 まず、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 加藤昌宏でございます。
 会第4号組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出について、賛成の討論をします。
 共謀罪の趣旨を盛り込んだテロ等準備罪を新設する改正組織犯罪処罰法が、委員会採決を省略する異例の形で、6月15日、参議院本会議で強行採決、可決成立されました。自民、公明、維新の多数を頼んだ暴挙であります。十分な議論を要する案件であるにもかかわらず、法務大臣の説明責任逃れの対応が目立った国会審議は無責任のきわみであり、異例の国会でした。
 共謀罪の対象となる犯罪は676に及ぶとされたものが、組織的犯罪集団が関与すると想定される犯罪として277に限定されました。これらの犯罪がなぜ組織的犯罪集団が関与すると想定されるのかという一つ一つの説明はありません。丁寧に説明責任を果たすという安倍首相の言質とはほど遠いものでした。
 この法律の改正で、安倍政権は、東京オリンピックを控えたテロ対策を口実に共謀罪が必要と説明しました。テロを未然に防いでほしいという国民の純粋な心配を逆手にとって、その実は国民監視の法整備としてテロ等準備罪と称して新設を図ることに執念に燃やしました。
 テロ犯罪に関しては、現行法で対処することが十分に可能であること、テロをなくすために最も重要なことはテロの根源となっている貧困と格差の解消、憎しみの連鎖を広げることではなく連帯の思想を広めることこそ重要です。
 共謀罪は捜査機関による日常的な市民監視をもたらし、広汎なプライバシーの侵害を引き起こす危険性が大であります。国連の特別報告者から、もし法案が法律として採択された場合、法律の広汎な適用範囲によってプライバシーに関する権利と表現の自由への過度の制限につながる可能性があると警告もされました。
 犯罪の具体的行為があって初めて処罰されるという日本の刑法の大原則をねじ曲げ、思想、良心の自由を初めとする基本的人権を侵害する共謀罪法は紛れもなく違法立法です。機密保護法、戦争法、共謀罪法はいずれも憲法違反の法律であります。安倍政権の憲法破壊の道を阻止し、憲法を生かす道こそ、私たちが目指さなければならない道ではないでしょうか。
 本意見書は、国会で審議中の提案であったため、廃案を求めるとした意見書をまとめましたが、近江八幡市議会審査を待たずに成立されたことから、修正動議で内容を改めて廃案から廃止を求めることにしたものです。
 共謀罪法が成立したからといってこれを認めることは絶対にできません。この法律を廃止に追い込む新たな闘いを開始し、安倍政権の改憲の野望を阻んで、立憲主義、民主主義、平和主義を日本の政治に取り戻すために、議員各位並びに市民の皆さんのご賛同を心よりお願いいたします。
 以上を会第4号の賛成討論といたします。
○議長(田中好 君) 次に、奥田孝司君の発言を許します。
 奥田孝司君。
             〔6番 奥田孝司君 登壇〕
◆6番(奥田孝司 君) 政翔会の奥田孝司でございます。
 会第4号組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出について、反対の立場から討論させていただきます。
 まず、この法律は衆議院で5月23日、参議院で6月15日に既に可決成立しました。この法律に対し絶対廃止ありきでの姿勢では建設的な議論は成立しないと考えるところであり、反対した野党は真摯な議論を尽くそうとされたのか、疑問に感じるところです。
 反対意見として、テロ等準備罪において、実際の犯罪行為がなくても話し合いや相談、計画しただけでも犯罪とみなすものである。市民の表現、思想、内心を監視し、介入、処罰したり一般の市民団体や政治団体、企業及び労働団体の活動に対する違法な捜査が横行するおそれがある。内心の自由を侵す思想弾圧法規になりかねないなど、内心の自由を侵す法律であると批判しています。
 しかし、テロ等準備罪は、犯罪について単に話し合っただけで処罰されるというものではありません。政府は、組織的犯罪集団に主体を限定した上で、重大な犯罪の合意に加えて客観的な実行準備行為を行うことで初めて処罰するものとしており、恣意的な取り締まりにつながることはない。一般の方々が処罰される対象となるようなことはなく、対象となり得る団体はテロ組織、薬物密売組織などといったものに限られる。一般市民の団体、企業及び労働団体は対象から除外されるとされています。
 現行憲法下においては、内心の侵害することは許されておらず、またテロ等準備罪はさきに述べたとおりの要件が必要であると説明しており、内心の自由を侵す批判は全く当たりません。
 さて、この法律が成立したことにより、現在の国際社会において既に国連で採択されている国際組織犯罪防止条約、TOC条約に加盟するための批准条件を満たすことから、国際的な犯罪組織が起こす犯罪に対し国際協力をして対応することができるようになります。
 共謀罪は、過去に3度廃案に追い込まれました。既に187カ国、地域が条約を締結し、先進7カ国は日本だけが取り残される状態となっていました。2020年には東京オリンピック・パラリンピックを控えています。日本がいつまでもテロや組織犯罪に対峙する国際社会の弱い立場でいるわけにはいかない。一刻も早い新法の成立が望まれたゆえんであります。
 テロリストは国会の都合を待ってはくれません。また、海外からの観光客など日本を訪れる外国人も増加している今日では、海外の犯罪組織の標的となる危険性が増していると思います。しかし、現行の法律では犯罪の予備罪の設定が殺人罪を省き不十分であるため、詐欺罪などは実際に犯罪が起こるまでは警察の捜査が及ばない状況です。テロリストや犯罪組織に物事の道理が通用するわけもなく、法的な丸腰状態を見逃してくれるはずがないと判断します。それゆえに多くの人命を失った後からでは遅いと考えます。
 以上のことから重大事件を未然防止し国民の生命と財産を守るためにも、会第4号組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出については反対することとし、討論いたします。議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) おはようございます。公明党の池上知世でございます。
 会第4号組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出について、反対の立場で討論させていただきます。
 冒頭、テロ事件で亡くなられた方々に哀悼の意をあらわしますとともに、負傷者の方々の一日も早い回復を心から願うものです。
 2017年、ことしに入ってからだけでも世界中で起こったテロ事件は、公安庁調査で見てみますと、1月に11回、2月に8回、3月に14回、4月10回、5月10回と、また6月にもイギリスやオーストラリア、フランス、イラン、ナイジェリア等々、既に起きており、1月から5月末までを見ても53回、6月を足しますと約60回のテロ事件が起きております。
 今国会で成立いたしましたテロ等準備罪の法律がなぜ必要なのかといえば、こうした世界各国で起きているテロなどの組織的犯罪を国際社会が力を合わせて未然に防止するためであります。
 日本では、2019年にラグビーワールドカップや翌20年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。こうした国際大会は世界中から注目が集まる上、多くの外国人が日本を訪れますので、テロの脅威も高くなります。
 世界各地でテロ事件が頻発する中、対策は喫緊の課題です。テロの未然防止は情報交換や捜査協力など国際社会との連携が必要です。このため、政府は既に187カ国、地域が締結している国際組織犯罪防止条約、TOC条約の早期締結を目指しています。この条約を締結するには、テロ等準備罪の法律が不可欠です。日本はこれまで国際社会の中から繰り返し同条約を締結するよう要請や指摘を受けてまいりました。
 2003年に発効しましたが、締結国になっていないのが先進7カ国で日本だけ、国連加盟国198カ国の中で11カ国のみです。この国際組織犯罪防止条約、TOC条約を締結するためには、国内法整備が必要です。今までの現行法のままでこの条約に加盟できると言われておりますが、今まで国内の法整備ができていないということで、加盟することができませんでした。
 公明党の山口代表が4月、アラブ諸国の15カ国の駐日大使と懇談した際、国際社会が結束してテロに立ち向かおうとするこの流れの中で、どうして法律に反対する意見があるのか理解できないという声が寄せられました。日本の信頼が問われる問題です。
 この法律は、条約は各国による組織犯罪対策として必要な刑罰の標準化という重要な目的で成立している。重大犯罪の合意や犯罪集団活動への参加、どちらか一方を犯罪とすることは条約の根本的な要請であります。日本はテロ組織、暴力団、薬物密売組織、振り込め詐欺集団といった組織的犯罪に限定されています。
 今回のテロ等準備法が成立したことにより、テロを含めた国際組織犯罪の対策づくりが進みます。東京オリンピック・パラリンピックを控え、こうした国際行事を安全に開催するためにもTOC条約加盟が急がれます。
 ここで、参議院の中間報告について申し添えます。
 同法案を審議した参議院法務委員会の秋野委員長は、野党の審議時間を十分に確保し、丁寧な審議に努力しました。同委員会に所属しない少数会派の議員にも質問機会が与えられるような工夫もしながら進めてまいりました。一方、民進党、共産党は、徹底して対立ありき、廃案ありきの姿勢に終始し、委員長解任決議案、金田法相問責決議案を相次いで提出し、法案審議をストップさせました。
 中間報告の形をとりましたのは、法相問責決議案が突然質疑の途中で出され、審議がとめられました。民進党、共産党は、法相のもとで審議することは不可能と言い切っており、審議拒否は明白な中、本会議での中間報告、補充質疑、採決となりました。
 中間報告は特に必要があるときに求めることができると国会法で定められており、今までにも18回行われております。今国会で国内法が整備されたことにより、国際犯罪防止条約、TOC条約を締結できるようになりました。
 国においては、テロを未然に防ぐ体制づくりに頑張っていただくとともに、TOC条約への加盟と、そして国際社会の安全のため、日本の安全のために頑張っていただきますことをお願いし、会第4号組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出について、反対といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 以上で討論を終わり、これより会第4号について採決いたします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する総務常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 会第4号組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律の廃止を求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第4号は、原案を否決することに決しました。
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△日程第4 議案の上程(提案理由説明)議第92号
○議長(田中好 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第92号を上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成29年第2回(6月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第92号 近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 それでは、本日追加いたします案件につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議第92号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴いまして、高木敏弘氏を引き続き近江八幡市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
 追加いたしました議案につきまして、ご審議いただきご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(田中好 君) それでは、ただいま上程されました議第92号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前10時20分 休憩
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               午前10時20分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
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△日程第5 質疑
○議長(田中好 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
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△日程第6 委員会付託
○議長(田中好 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第92号については、会議規則の規定により委員会付託を省略させていただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第92号については委員会付託を省略させていただきます。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前10時21分 休憩
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               午前10時21分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(田中好 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決いたします。
 それでは、市長提出議案について起立により採決いたします。
 議第92号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第92号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第92号は原案に同意することに決しました。
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△日程第9 委員会の閉会中の継続審査
○議長(田中好 君) 次に、日程第9、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 教育厚生常任委員長及び産業建設常任委員長から、会議規則第111条の規定に基づき、お手元に配付いたしましたとおり、所管の事務調査項目について、審査が終了するまで閉会中も特定事件として調査したい旨の申し出があります。
 ここで、お諮りいたします。
 両常任委員長からの申し出のとおり、審査が終了するまで閉会中も引き続き特定事件として調査することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、本件については、両常任委員長からの申し出のとおり、審査が終了するまで、閉会中も引き続き特定事件として審査することに決しました。
 以上をもちまして本日の日程は全て終了をいたしました。本定例会に付議されました案件は全て議了をいたしました。
 ここで市長からご挨拶をいただきます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、平成29年第2回近江八幡市議会定例会の閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げたいと存じます。
 議員の皆さん方におかれましては、熱心にご審議をいただきまして、平成29年度一般会計補正予算案を初めとします今議会に提出させていただきました全ての案件につきまして、原案どおりご承認を賜りましたこと、まことにありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。
 本議会開会後間もなく、近畿地方も梅雨入りいたしましたが、その後、長く晴天が続く空梅雨となり、このままの状態が長引けば水不足や農作物への影響が懸念されておりましたが、先週20日の夜半から梅雨前線を伴った低気圧の影響でまとまった雨となり、24時間雨量としては本市では74ミリとなり、農家の皆さんにとっては一安心の慈雨となりましたが、反面、6月25日の日曜日の早朝にも、長野県南部を震源地とします震度5強の地震により本市においても震度3を記録したところでございますが、今後、水害や土砂災害がいつ起こるかわからない不安な状況でもあります。
 明午後から行う予定の平成29年度近江八幡市防災会議は、予期せぬ自然災害に備えて、災害対策基本法に基づき、本市におけます災害対策に関して必要な事項を定め、防災活動を総合的、効果的に実施し、防災に万全を期するために開催するものであり、市といたしましても、あらゆる災害から市民のとうとい命と財産を守るため、防災力の充実に今後とも努めてまいる所存でございます。
 一方で、去る6月18日に、平素から自分たちのまちは自分たちで守るという崇高な精神のもと、本業の傍ら、市民の命と財産を守るため昼夜を分かたず地域防災のかなめとしてご尽力いただいている市内の消防団の皆さん方が、日ごろの消防操法の訓練の成果を競い合う平成29年度近江八幡市ポンプ操法訓練大会が近江八幡消防署屋外訓練場で行われました。
 大会は、団員の士気、規律、迅速な動作、チームワーク、消防器具の取り扱いの精通さと愛護などが操法の所要時間とあわせて総合的に競われ、結果、ポンプ車操法の部で桐原分団が、また小型ポンプ操法の部で島分団が、それぞれ優勝の栄冠をかち取られました。この場をおかりをして、改めて両分団の栄誉をお祝い申し上げる次第であります。まことにおめでとうございます。
 なお、ポンプ車操法の部で優勝された桐原分団におかれましては、来る7月30日に滋賀県消防学校で開かれる第52回滋賀県消防操法訓練大会に近江八幡市の代表として出場されることとなりますが、さらなる健闘を心からお祈りしております。
 また、同じ6月18日に、ことしで第3回目となります「びわ湖トライアスロンin近江八幡」が、琵琶湖、沖島を一望する宮ヶ浜水泳場と大中の湖干拓地をメーン会場として、地元青年経営者を初め多くの市民ボランティアの皆さんのご協力のもと、市民主導のもと開催され、身体に障害のある方も含め、近畿地方を中心に全国各地から集まった約470人の選手の皆さんが、変化に富んだ近江八幡の豊かな自然を満喫しながら、オリンピックと同じ51.5キロの距離に水泳、自転車、ランニングで熱戦を繰り広げました。
 今回は、本市にふるさと応援寄附金を一定額ご協力いただいた方に返礼品として出場権をお贈りするなどの方式により、市としても大会を微力ながらバックアップさせていただいたところであります。
 また、今回の出場者の中には、本市と災害応援協定を締結します福島県南相馬市の出身で、過去にシドニー、アテネの両オリンピックに出場経験もあり、前の週の6月11日に行われた五島長崎国際トライアスロン大会で見事に総合優勝を果たされた鉄人西内洋行選手も、郷里南相馬市の友好都市で開催される大会でもあることからあえて出場いただき、前の大会の疲れが残る中、見事3位入賞を果たされたとお聞きしております。
 また、地元の島小学校の5年生の児童全員10人が主催者から貸与を受けた高性能カメラを使いながら大会の取材体験を行いました。その内容は、子ども新聞として発行され、後日、市内の全小学校の子どもたちなどに配付されるとのことでございます。
 今後も、本市の特色ある自然と温かいおもてなしの心を生かし、より地域に密着したイベントとして、さらなる継続発展を大いに期待するところでもございます。
 ところで、幻の名城を慕って安土を訪れる人々におもてなしの心により各種サービスを充実させ、観光拠点施設としてことし4月からリニューアルオープンいたしました安土城跡ガイダンス施設につきましては、入館者数も順調に推移し、入館者に実施したアンケートによれば、その展示等の内容や入館料についてもよい評価をいただいておりますが、このガイダンス施設の愛称を5月1日から1カ月間にわたって広く市内外に募集してまいりましたところ、このたび全国からご応募のあった126点の中から慎重公正なる審査の結果、「城なび館」に決まりました。
 名づけ親となります最優秀賞の神奈川県鎌倉市在住の友久健さんの表彰式を明後日6月29日午後から予定をしております。友久さんは、おもてなしの心にあふれた多彩なサービスによって、信長公、安土城、さらには安土城下のことを学び、体験できる施設として、多くの市民や観光客に愛され親しまれることを願ってネーミングされたと伺っております。
 来月1日から、早速「城なび館」の愛称が使用されることとなりますが、作者の思いのとおり、この施設が末永く愛されることを心より願っております。
 さて、これからは日に日に暑さが厳しくなってまいりますが、議員の皆さん方にはご多用の日々が何かと続くとは存じますが、健康にはくれぐれもご自愛をいただきますとともに、ますますのご活躍を心からご祈念申し上げまして、簡単ですが、閉会に当たりましての御礼とご挨拶をさせていただきたいと存じます。まことにありがとうございました。
○議長(田中好 君) それでは、第2回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る6月5日に開会をいたしました本定例会も、議員の皆様方、また市長を初め当局の皆様方の格別のご協力をいただきまして、本日ここに無事閉会の運びとなりました。厚く御礼を申し上げます。
 また、開会の日には、本議場におきまして伝達式をさせていただきましたとおり、全国市議会議長会から、30年の長きにわたり市政の発展に尽くされましたそのご功績に対し西居勉議員が表彰をお受けになられました。また、在職10年以上の勤続者として、橋博議員、井狩光男議員、そして園田新一議員、そして私が表彰を受けさせていただきました。
 改めまして、表彰をお受けになられました皆様方に心からお祝いを申し上げるものでございます。今後、ますますのご活躍をご期待申し上げるものでもございます。
 アジサイが雨に美しい季節でございます。また、梅雨がもたらす蒸し暑さのさなかでもございます。本格的な夏も、もう間近に迫っております。
 皆様方におかれましては、健康に十分ご留意をいただきまして、本市発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようにお願いを申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
 それでは、これをもちまして平成29年第2回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ご苦労さまでございました。
               午前10時36分 閉会
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