録画中継

平成29年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月14日(木) 個人質問
大林 宏 議員
(1)上出石寺線「歩道未整備」ケ所について
   ①合併し8年、議会質問をし4年過ぎるがどう対応されたか。
(2)鳥打道路両側溝の清掃維持管理について
   ①以前にも質問したが定期清掃(最低でも年2回)がなぜできないか。
(3)コミュニティセンター運営について
   ①すべてのコミセンで避難民1割は避難できるのか各コミセンの人数報告から
   ②行政事務委託料を運営費用に回しているコミセンの数について
   ③大規模災害時の学校における避難所運営の協力に関する文科省通知について
(4)東老蘇字上菜野での宅地開発について
   ①行政指導のあり方について(公有地は行政が守るべきもの)
◆14番(大林宏 君) 皆さんおはようございます。地域力みんなの会の大林宏です。
 私は、今回大項目4問について、しかも身近な問題を取り上げたいと考えて質問をつくりました。
 では、早速第1番目から質問をさせていただきます。
 まず、上出石寺線の歩道未整備箇所の問題であります。
 これはいつやってもらえるのかということについて質問をしたいと思いますが、私は平成25年12月の議会で上出石寺線のうち未整備の歩道100メートルの危険解消に力を注いでくださいと一般質問をいたしました。
 あれから4年がたちましたが、まだほったらかしと言える状況であります。行政は市民の安全には万全を期すと常々言葉をよく使われてきました。安心感を与えているのですけども、合併して8年、私が質問して4年たちましたけども、現実はほど遠いものとなっております。これは市民の不信というか、信頼を失うことになっていると感じております。
 平成25年12月の質問に対し市の答弁は、用地確保が課題であることから支所と連携して検討してまいりますと、このように回答をいただいておりました。
 しかし、ここで支所長にお尋ねをいたしますが、どう検討され、どう取り組まれてきたのか、初問としてお願いをしたいと思います。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 安土自治区大林区長。
             〔区長 大林輝男君 登壇〕
◎区長(大林輝男 君) 皆さん改めましておはようございます。
 大林議員ご質問の上出石寺線歩道未整備部分の解消につきましては、私が安土町地域自治区兼支所長に就任をさせていただきましたのが26年9月でございますので、当時の質問の詳しい内容については熟知しておりませんが、合併前から長年未整備になっているとのことで、その現場等々は十分に承知をしているところでございます。
 上出石寺線につきましては、合併前に車道2車線片側歩道として整備されておりますが、約160メーターの区間については歩道が整備されておられないという状況になっております。
 歩道未整備箇所の整備につきましては、旧安土町からの懸案事項となっておりまして、ちょうど議員も安土町長という職歴のときになぜ整備に向けてやられなかったのかという思いもあるわけでございますが、現在も当該区間につきましては歩道が未整備のままとなっております。
 しかしながら、未整備区間のうち西側37メーターの区間につきましては、物流センター計画に関連いたしまして、歩道を整備していただくように事業者様に対しまして協議を進めているところでもございます。
 用地の確保が課題であるということも、残りの区間123メーターにつきましてもこういった課題の十分な検証を行い、継続して担当当局と十分に協議をさせていただきながら、所有者様に対しご協力いただけるように粘り強く用地確保に向けて取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、ぜひとも大林議員におかれましても用地の協力が得られるようお力添えをいただきますようお願いをいたしまして、答弁とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 今おっしゃった物流の関係のところは、ほぼ歩道ができておるというふうに理解はしております。
 私がここで、未整備歩道のこの件で道路の危険性についてちょっと写真を撮ってまいりましたので、皆さんにお願いをしたいと思いますが、少しテレビで映るかどうかですけど、これは上出の信号でありまして、東側から近江八幡市を見たところであります。ここにはセンターラインがちょんと入っておりまして、実際上のこの未整備部分と道路は違いますが、これがそこで一緒になるという手前の前の道路であります。
 ここで見てみましても、この皆さんに渡した写真はちょっと暗いんですけども、バスもトラックも白線の上を走っているというのが実態なんです。
 それから、次はこの場面がそうですけども、これは左側は、暗い写真では見えないんですが、自転車が白線の上を走っておりまして、その横は川がありますんでガードレールがあります。ですから、八幡側から東へ向いて来られるこの自動車をよく見ていただきますと白線の上を走っておると。ここでは未整備部分がありますので、センターラインがここではなくなっております。注意というふうには大きく字が書いてあるんですけども、こういう現状であります。
 この写真もそうですけども、これは私の自動車からとまって撮ったんで前がちょっと暗いんですけども、向こうから、八幡側から東へ向いて来る車は、私が車をとめて撮っているんですけども、白線の上を走らな通れんという、こういう道路状態であります。
 ですから、これは一日も早くやはり解消していただくように努力をお願いしたいというふうに思います。
 市長はいつも決算で黒字やということもおっしゃるし、市がこういった危険箇所の解消がなぜできないのかということで、市長がおっしゃるような黒字に意識が行くということにはなりません。やはりきちっと危険箇所を早期解消に向けて努力をしていくと。こういう決意を示していただくことが市民の安心感や希望を与えていけるというふうに思うんですが、何とか早くできるような体制がとれないでしょうか、ご回答をお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 都市整備部小西部長。
◎都市整備部長(小西正彦 君) 今再問いただいた件でございますが、先ほど自治区長が初問でお答え申し上げましたとおり、この区域は旧の安土町の時代からの懸案事項となってございます。
 また、ただいま議員からご指摘をいただきました物流センターの建設用地でございますが、その一部はまだ歩道も設置されていない、未買収というんですか、用地が確保できていない区域にも入ってございます。
 今も先ほどからの自治区長の説明、回答がございましたように、あとの残り123メートルにつきましても用地の確保に向け取り組んでまいりたいと、このように考えております。
 大林議員におかれましても、何とぞ用地の確保ができますようにお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げたいと思います。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) では、大項目の2つ目に入りますが、ここでもそうですけども、本当にこの今の上出石寺線の用地確保に向けて仕事をしていただいていたのかどうか、これは私は疑問を持っておるところでありますが、今度は鳥打道路の側溝清掃でございます。
 以前にも行政に言って、一度側溝清掃をやってもらったことがございます。その後数年、側溝清掃がなされておりません。
 この鳥打道路は昭和58年に国の補助によって完成した道路であります。1,300メートルの道路でございまして、この道路についてはもっと低くしたいという希望がありまして、いろいろ協議をいたしましたけども、山頂に古墳群があるということでこれ以上切り下げることはできない。下を切り下げるほど上が広くなっていきますので、これを文化財の関係者と協議して今の高さが決定されました。
 これでは不十分ということでありましたんで、当時はトンネルでも構わないという国の決定もありましたけども、行政としてはそれを見送ったという道路であります。
 話は少しずれますが、安土駅舎の大改修について私が議会で何度も発言してきましたのは、安土町の活性化のためには、この鳥打道路を改良利用することで八日市方面から5分か6分で文芸の郷まで来られる、こういう便利な道路でありまして、もし本当にこの道路がきれいになりましたら近江鉄道にも影響するほどの道路となるというふうに確信をしております。
 安土駅を文芸の郷の前の農地、下豊浦のショウダ地区といいますが、ここにもし移転できたとしたら、安土町の人口は1万5,000人にはできるというふうに踏んでおりました。安土駅前の変貌というのは、現在の安土駅、これには比較できないほどすぐれた発展が見込める、そういうふうに思っておりました。市長は、私の質問ではむしろ旗が立つというふうに回答されました。やる気のないということを感じ取ったわけであります。
 さて、鳥打道路がどうなっているのか、ここで写真によってひとつ説明をさせていただきたいと思います。
 これが鳥打道路の側溝の状況です。これは南側から少し上がったところの場所であります。そして、これも鳥打道路の側溝、これはもう側溝が何も見えないという状況であります。木の葉が皆道路に流されている、そういうふうに見ることができる図面です。それから、これは頂上に近いところでございますが、側溝がもう十分というほど埋まってしまっておる様子であります。
 そして、これは山頂の付近でありますが、本当にしっかりと木の破片とかで、木の葉で埋まっておると、こういう状況になっております。この道路も同じことでありまして、頂上の水路、枯れ枝でいっぱいになって、まだここが漏れてしまっておるという、こういうふうなことでせきとめられておる状況であります。
 また、この道路を見ていただきますと、もう舗装と川が見えないような状況になっております。
 こういうふうなことで、私は大変あきれた感じではないかというふうに思っております。
 このように、この写真を見ていただきましただけでも、いかに放ってあったかということがわかりますので、これについてどのようにお考えか、初問として回答を求めたいと思います。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 安土自治区長、大林区長。
             〔区長 大林輝男君 登壇〕
◎区長(大林輝男 君) 大林議員からただいまご質問をいただきました。
 この道路につきましては、鳥打道路は市道鳥打線のことでございまして、議員言われますように、安土町下豊浦から鳥打峠を通りまして安土町上出までということは、先ほどご質問にありました上出石寺線まで通じる全長約2.1キロメーターに当たります道路でございます。
 議員ただいまご質問の中にありました、年2回道路側溝清掃維持管理についてでございますが、山越え道路という事業もございまして、大部分が山沿いのこういった市道であるため、山の落ち葉などの堆積が、1つはこういうふうに堆積する原因の一つかと、このように思われます。
 言われますように、この道路の通行状況というのか、使用状況、また全体的な道路としての費用対効果等も十分に検証、検討しながら、定期的なこういった清掃を行うよりも、側溝内に落ち葉などの蓄積が認められておるということでございますので、そういった箇所については適時に道路パトロール等実施をいたしまして除去をしていきたい。
 こういうことにつきましても、当然担当部局と事情をもう一度精査、調査すること、十分に協議をさせていただきながら、日々の維持管理に努めてまいりたいと、このように思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 答弁を聞いておりましても、人ごとのような回答であります。
 私は、道路管理をする上において本当に大事なことだというふうに考えております。これは旧の安土町では年に2回山裾を2メーターぐらい刈りまして、河川の清掃をきちっとされておりました。合併後、これほどひどい道路にもうなってしまっておるということについては、本当に心も痛いし、合併効果はほど遠いということが言えると思います。
 実際、ひどい箇所はこの道路の間に34カ所ほどありました。全て写真には撮っておりましたけども、こういうふうな状況は見ればわかるわけでありますから、やはり日ごろから地域の状況をもっと見て、やはり生活の環境、管理についてもっと取り組む姿勢をしっかりとするべきではないか、そういうふうに思いますし、安土町とは大きな違いがやはりこうして出てきておるということは、近江八幡市にとってもかなりの損失になるというふうに思います。
 市長は、先ほども言いましたように、決算で黒字やとか積立金をふやした、また財政も健全だとおっしゃるわけでありますけど、市民の身近な安全、こうした環境をよくしていこうとされない行政には安心感を与えたり育てたりすることはできないと思います。
 しかも、安土総合支所はこんなひどい道路管理、先ほどの道路も同じですが、こういった問題についてもっと真剣になって市民のためにやはり活動していくということが合併効果に結びつくように思いますが、もう少し決意のある答弁をお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 安土自治区大林区長。
◎区長(大林輝男 君) いろいろとご質問の中で何をしとんのやと、自治区長ともいう、皮肉にもとれる思いもするような叱咤激励をいただきました。大変ありがとうございます。
 初問でも申しましたように、議員言われますように、人ごとのように思うとるやないかと、決して我々はそんなことは思ってません。やはり地域の方々がいろんなことを、通行される、いろんなことも視野に入れながらやっているつもりですので、人ごとというような表現については議員らしくないなと、このように私は受けとめておりますが、初問でもお答えいたしましたように、担当部局と十分に協議をしながら努力してまいりたいと、このように思っております。ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) こういう道路を放っておいて開き直るということは絶対やってはいかんことですよ。いいですか。はっきり言いますよ。ですから、私は市長にやはりお願いしたいと思うんです。こういうふうな状況で放ってあるということは、税金を払ってるおかげがないという声もやっぱり出るわけです。だから、市長自身が本当に真剣に解消するという姿勢をぜひ示していただきたいというふうに思います。
 議員はいろんな方面から要望や意見をやはりいただきます。その中から選んで私はこの議会で質問をさせていただくことがあります。ですから、市長の決意は市民が待っておられるわけですから、市長自身の一つの決意といいますか、お考えを述べていただきたいなというふうに思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) ご指名をいただきましたので、少し答弁をさせていただきたいと思いますが、いろいろと写真を撮っていただきまして、この上出石寺線だとか、あるいは鳥打道路、恐らくこの場所も名前も知ってなさる議員さんは少ないと思います。
 こういう場合は、今まで、僕も知らないんですよ。この上出石寺線は知ってますけれども、鳥打道路というのは。こういうのがあれば、普通はやり方はいろいろあるんですぞ、議員さんが本会議で質問していただくのも一つの方法だと思いますし、でも本当に地元の人がということならば、議員さんが地元の代表者かどなたか連れられてもう少し詳しく説明をしていただけば、例えば僕に面談に来ていただいてもいいと思うんですよ。
 非常に、本会議というのは大体近江八幡全体にかかわるような問題の質問が多いと思うんです、僕は。こういうのは、だから常任委員会で言っていただくのも一つの方法だし、本当に実のある、実をとろうと言われるならば一度地元の人と一緒に来ていただいて、そして地元の皆さん方の声を生に、別に議員さんの言ってなさることが悪いとかいいとかというんじゃないですよ。
 やっぱりそうなったらお互いが腹蔵のないところを話ができるんじゃないかなと、こういう本当に何度も申し上げますが、ほとんどの議員さんの知らないような問題を出されても、先ほどの自治区長さんとのやり合いというふうな、これが目的ではないと思うんですよ。また、議員さんも、じきに市長は積み立てがある、財政がようなった、そういうことを言うことが目的だったらそんでいいんですが、目的はやっぱりここをようしろと、ようしてくれということだと思いますので、目的をきちっと持ったやり方はもう少しほかにあるんじゃないのかなと。恐らく今までこういう問題で本会議で言うていただいたというのは余り数多くないと思います。
 それよりも近江八幡全体で、だから例えばこういうところがある、だから近江八幡全体の市道をどうすんねやというんならできる。例えばこれはいわゆる上出石寺線、これは6メーター道路ですよ、これは最初は。だから、センターラインが入ってるんです。ほんで、それを歩道しろといったら、八幡市は6メーター道路は山ほどあります、これは。じゃあ、それはどうすんねやということ、それやったら道路アクションプログラムをつくって順番にやっていこうかと、こういう話になりますけど、ここだけをぽつぽつ出されますと。
 だから、さらにいわゆる鳥打道路だって僕は全然知らなかった。これは旗が立つとか、何や、あのむしろ旗が立つ、僕はどこでどうしゃべったかわからん。この道は通ったことないんですね。もちろん、これは普通は林道かなと思ったら市道になってるそうですね、昔の町道になってるそうですね。林道で側溝をつくるということは必ず落ち葉がここに来るんですよ。だから、よほどのところでない限りは林道に側溝というのは余り見受けられないと思うんです。そこでしょっちゅう掃除しなきゃならない。それを放っておくと、今度は余計土砂災害になるんですね。それは詰まってもうて。
 3年ほど前に、長命寺の林道があるんですよ、あれが土砂災害になったのは側溝を、たまたまいわゆる料亭がございまして、その方がつくられたかどうか知らないんですけれども、そこに今の、これは落ち葉や土砂がいっぱい詰まってたもんで、大雨が来たらそこからいわゆる溢水、どっと滝のごとく流れてその下が土砂災害になったと。こういう二次災害が生じることになるわけなんですね。
 だから、そういったことも話をできれば、させていただければなと思いますし、それで議員さんもよく通られるのであれば、行政しろ、行政しろ、それはそうでしょうけれども、でも通られたら議員さんもこれはようけ落ち葉やなというてちょっと拾っていただくのも、これも一つの方法かなと。みんながよくする、行政にしろ、行政にしろというのは旧の安土のやり方であったとしたら、これはやっぱり合併をさせていただいて、協働のまちづくりということを言っとるわけでありますから、行政と住民の皆さんともに力を出し合って、とにかく税金払うてんねやから行政しろ、そういうお考えのようにちょっと質問の中では私は理解しましたので、ちょっと今の時代にはなじまないんじゃないかな。税金払うとるから、するのやったら行政が。
 僕がずっと市長をやってるか、あと何カ月か何年かわかりませんわ。でも、住んでなさるのは住民の方なんですよ。住民の方がよくなってもらわんといけない。だから、そこのところを何が目的で質問していただいとるかということをできればはっきりと我々に理解できるようなことを言っていただければありがたいかな。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 今非常にお互いに責任のなすり合いみたいな言い方になっているんですけども、やはりこういう道路は、私はほんで以前に質問をして、清掃を一度していただいたと言うとんですよ。そのときに、定期的にやらないかんなという話やったんですよ。だから、それをじっと見てたけどもいまだに何もできてないと。だから、もう一つ上出石寺線も同じことです。以前に質問したけども、これが放ってあるんですよ。だから、もう一度厳しく皆さんの見ておられる前で言うというふうなことで、私としてはじっと我慢して見ておりましたから。
 今市長が言われるようにこの道路は家がないんです、山ですので。ですから、山そのものはこのごろ余り皆さん利用されませんので、やはり河川を清掃するとなればなかなか難しいんですよ。ですから、これはやはり安土町がやっていたそういう行政の力で清掃をするということが私は必要かと思って、ここで取り上げさせていただいたんです。よろしくご理解をいただきたいというふうに思います。
 では、次の項目3番目でありますが、コミュニティセンターの運営について、これは小項目が3点ございますので一緒に説明をさせていただきたいと思います。
 まず1番ですが、コミセンの建設についてはいつも必ず地域の方々の1割が避難できると、そういう施設を計画していると説明を受けてきました。ですから、私は老蘇コミュニティセンターに尋ねましたけれども、1割というと老蘇では300人であるけども、コミセンには120人ほどしか収容できないと。こういうことで、残り180人、60%は隣の老蘇小学校の体育館を利用してもらうというふうに説明がありました。
 では、市の説明は、私は、1割の人数を受け入れるという、これは本当にうそなのか、もともと体育館を見込んでの収容可能人数を計画されているのかということについて、まず説明をご回答いただきたいというふうに思います。
 それから、次は小項目の行政事務の委託料について質問をしていきます。
 安土町では2つのコミセンがあり、行政事務委託料からコミセンの経費を先に天引きする形で毎年行われております。私はこのことについて以前にも一般質問をさせていただきました。天引きについていずれ払うのだからいいだろうと考えてのことでしょうけども、意味が全く異なると考えております。
 行政事務委託料は税金から支払われるわけであります。コミセンの経費は市民が理解して払う任意の経費と考えております。ですから、コミセンが税金からいただかれるものを天引きする経費ではない。これをはっきり区別するべき経理処理が必要だというふうに私は考えて質問をしております。いまだに改善されておりません。
 安土学区、老蘇学区とも、行政事務委託料と選挙公報の配布委託料から区長が受け取る前にコミセンで天引きの形で、まち協が1戸当たり老蘇は500円、安土は200円、それに自治連合会費として老蘇500円、安土200円が差し引きされていきます。
 具体的に、私は東老蘇の自治会の例を申し上げます。
 平成28年度老蘇学区に支払われた110万7,400円は、1戸当たり1,430円の広報の配布数によって配分をされております。老蘇の自治会が受け取るべき経費は14万2,210円となっておりますが、コミセンがこの経費からまち協会費1戸500円と自治連合会会費500円の合計9万9,000円、率にして68%を天引きしてしまいます。自治会長の手元には残り4万7,353円の32%しか残らない、こういうふうになっております。
 集落では、区長、総代、それに班長10人の12名で、市の行政委託事務を家族ぐるみで行われております。この経費4万7,353円を12名に平等に配分するとしますと、1人当たり3,946円の微々たる委託料となるのです。班長は家族ぐるみで赤い羽根とか緑の羽根の募金を集めたり文書を配布されたりする大変な努力をされて1年間を一生懸命役割を果たされているわけであります。
 こうした苦労を見ると、委託料はしっかり支払われてこそ、コミセンの必要な経費、またコミセンの発展にもつながるものと私は考えております。
 天引きすることを容認している行政の責任でもあると私は考えますが、市長の考え方を答弁いただきたいと思います。
 それから、小項目の質問であります。
 3番目の八幡学区以外では次に大災害が発生した場合、学校の体育館などを利用しなければならないということになりますと、コミセンの避難だけでなく、学校として避難者をどう受け入れるかということが主に大切なこととなってくるし、また学校関係も大変だと思いますが、コミセンも大変だと、こういう両方が大変なときに、本当に学校とコミセン、行政がしっかりとこういったときのことについて協議がされて対応されておられるのかどうか、こういったことについてひとつご回答をいただきたい。
 学校でしたら、地震の対応、自分の命は自分で守れという、そういう意識が最近よく言われておりますが、こうした生きる力を身につける取り組みなどいろんな課題があるということと、コミセンの活動と行政の依頼の仕方についてひとつ答弁をお願いしたいというように思います。よろしくご回答いただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 大林議員のコミセンに関係する中の1点目ですが、その前に先ほど話していた4年間を見ていたと。なかなか弁解じゃない、申しわけないんですが、僕はどなたに言うて、もし返事がなかったら、もし遅かったらまた催促してくださいと必ず言うんです、僕は。忘れちゃいけないんですが、やっぱり生身の体ですから忘れるときがあります。4年間と言われると長いですから、議員さんも毎日かどうかわかりません、市役所に来ていただいてますから。あれどないなったんねやという、これからちょっと言っていただければ、話は見えるかなと思います。うちにしょうるやろ、しょうらんので言うたろか。それは目的がまた違うと思いますので、ひとつこれだけはお願い申し上げたいと思います。
 それでは、そのコミュニティセンター運営につきましてのうち、全てのコミセンで避難民1割は避難できるのかについてお答えを申し上げたいと存じます。
 避難所は、災害から市民の命を守る上で身近なところに安全な避難場所が確保されていることが重要でございまして、各学区にはコミュニティセンター以外にも数カ所設けているところであります。しかし、全ての避難所におきまして、中期的に避難生活ができるように受水槽や、あるいは地下水によります飲料水の確保、また自家発電装置等が整備されているわけではございません。
 そのため、現在地域防災計画に基づきまして、地域の防災拠点施設となります防災機能を備えた避難施設として地域コミュニティセンターと小学校とを併設し、学区民の1割が避難可能となるコミュニティエリアの整備を進めているところであるわけでございます。
 したがいまして、老蘇のコミセン、先ほど300人と言われましても我々の理解では2,700人の住民と聞いてます。270人であります。それは正規にといいますか、これは非常時のときでありますから、270人が入れないかといえば、それは不可能ではないということを申し上げておきます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 皆さんおはようございます。
 大林議員の小項目2つ目の行政事務委託料についてのご質問にお答えいたします。
 議員お尋ねの行政事務委託料に関しまして、コミュニティセンターの運営費用に充当されている施設はございません。コミュニティセンターは市の施設でありますから、地域コミュニティー活動の拠点であることから、まちづくり協議会の事務局を配置していますので、平成27年度以降は、市は学区まちづくり協議会とコミュニティセンターの施設維持管理業務委託契約を締結し、円滑な管理運営を行っていただいております。
 なお、行政事務委託料につきましては、市連合自治会長を代表として各学区自治連合会長と委託契約し、市の広報紙や行政文書等の配布、回覧、各種委員の推薦や事業への協力などをお願いしているものでございまして、全く別のものでございます。
 ただし、学区によっては、事務の効率化を図るために、単位自治会長の合意形成のもと学区自治連合会に係る費用やまちづくり協議会活動の協力金を差し引いた形で単位自治会に支払われているケースが一部あるように聞き及んでおります。
 以上です。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市民部田村部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 大林議員のご質問の中での避難所運営のことをお尋ねいただいたかと思いますので、そのご質問にお答えを申し上げます。
 まず、避難所の指定につきましては、各市内部での協議をさせていただいた上で施設管理者との協議を行いまして、さらに地元協議会と協議を進めさせていただいて避難所として指定をさせていただいておるものでございます。
 また、安土地域につきましては、合併以前の段階から小学校を指定されていらっしゃいまして、同様の進め方で指定されてきた経緯があるものと理解をしているところでございます。
 避難所の運営に関する部分でございますけども、各避難所におきましては、避難所運営マニュアル指針というのを市からお示しをさせていただきまして、各学区の避難所ごとに作成されます運営マニュアル、これを基本と考えているところでございます。
 災害時に行政ができる対応というのは限界があるということでございますので、各学区で作成されました避難所運営マニュアルをもとに訓練を実施いただいたり、避難所に派遣する職員との避難者が力を合わせていただきまして共助、連携により混乱をできるだけ避けていただくということが重要だと考えているところでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) では、コミセンの運営について再問をしたいと思います。
 この議会の初日にも質問が出ておりました新庁舎建設のときに八幡学区民の避難者1割が避難できる、そういう施設をつくるというふうにも説明で聞いたように思うんですが、これですと八幡の方の1割と、1,600人ほどになると思うんですが、これからしますと全員を新庁舎のところに入れる場所をつくるのか、老蘇コミセンのように40%の人々を対象にされるのか。これは老蘇の場合ですと60%が体育館に行くというふうにコミセンの方が言われたんですが、八幡学区で聞いております、いろんな施設が11カ所ほどあるというふうに聞いておったんですが、この施設を改良利用するというふうな立場に立たれておるのか、ここについてだけは全ての人を新庁舎の敷地に、建物の中に入っていただくように計画されているのか。この点具体的に説明をひとつお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 大林議員の再問にお答えいたします。
 避難施設は、市民の安心・安全の観点から、市民の1割が被災直後3日間、水や電気などの設備を備えた施設で避難生活をすることができる施設を整備する考え方をもとに、金田学区を初めコミュニティエリア整備として順次整備を行ってきたことは議員もご承知いただいてることと思います。
 これまで整備を行ってきましたコミュニティエリア整備は、コミュニティセンターを地域の防災拠点として、エリア内に整備する小学校などの周辺施設を含めて、地域住民の1割が避難できる避難施設として整備してきました。
 しかし、八幡学区の八幡コミュニティセンターも八幡小学校も耐震化はできておりますが、水や電気等を備えた避難施設として指定できる施設ではございませんので、所在地が八幡学区内となる市役所の建てかえを機に新庁舎を他学区で整備してきた避難施設と同様に、学区民の1割、約1,500人が収容できる避難施設として整備するものでございます。
 議員お尋ねの新庁舎で実際何名の方を受け入れできるかについては、新庁舎は現在実施設計中でございますから最終的な数字はお示しできませんが、基本設計段階では、その概要版にも記載しておりますとおり、活用できるスペースは約3,100平米で、1人当たり2平米として換算しますと収容人数は1,550人となります。
 なお、庁舎につきましては、市民も利用できる会議室や多目的交流スペース等の日常も利用する部屋やスペースを災害時も活用するということでございまして、わざわざ災害時の対応のためだけに3,100平米の大きさのスペースをつくるということではございませんので、3,100平米が不要な無駄なスペースという認識もしておりません。
 以上です。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 実は、質問の中で大林議員が老蘇のコミセンは百二十何人で4割弱の人しか収容できないんじゃないか、こういうことを言われました。実は、老蘇の床面積は、敷地面積はこれは2,800あるんです。床面積は1,033平米あります。全部が全部使えません。もちろんトイレもありますし炊事場もありますけれども。でも、それを差っ引いたとしても、旅行へ行って立派な旅館に泊まるぐらいの、そんなゆとりはないです、これは非常時です、先ほど申し上げましたように。
 だから、270人の人は収容できると、この数字から見まして。だから、いわゆるコミセンの方がおっしゃったというのは市の職員が言ったということなんでしょうかね。それは誰に聞いていただいたかわかりませんけれども、そこらははっきりと正確な数字を申し上げておかないことには、住民の皆さんがどっちがどっちやなということを言われますから、これは私は表を見ながら申し上げてるわけでありますから、私のほうが正解ではないのかなというふうに思っております。
 それでもう一つは、よく言われるんですけれども、最終的には10学区全てこのような電気と水のいわゆる供給可能な施設をつくらなきゃならない。残っておりますのは、安土学区、でも八幡学区はこのいわゆる新庁舎の中で対応ができるわけであります。だから、安土学区だけです。すなわち9学区ができるということに、失礼、もう一つは北里学区が残ってあります。その2つだけでございまして、8学区がいわゆる避難施設として最低3日間の、そこで生活していただくわけであります。8学区とも全部行くことを、これは予想しなきゃならん。予想したとしても、これは大丈夫だということなんです。
 でも、普通は8学区全部が全部、そこの学区の1割の人が避難する災害かというとちょっと疑問なんですが、僕はそんな全部にはないんじゃないかなというふうに思います。そうしたら、それは学区の人がよその学区の避難所へ行っていただく。こういうことが、やっぱりこれは緊急避難的なことですからというふうに思って、今ずっと進めているわけであります。ぜひご理解いただきたいと存じます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 老蘇の120人というのは、これは私が想像して言うてるんじゃなしに、川瀬局長さんからおっしゃっていただいたものでございますんで、決しててんぷら言うてるわけではありません。よろしくお願いします。
 では、行政事務について1つ再問をさせていただきます。
 区長の経費は、安土町の場合は区長の経費は全て行政が負担をしてきておりました。ですから、新市では行政事務委託料というのは、安土の場合と比べまして、これは早くから問題になっておりました。かなり八幡のほうが低いなというふうに言うておりましたんですが、この低い委託料にまだコミセンから天引きされるということについて、これはやっぱり皆さんが合併効果がないというふうに認識をされることもあるということであります。
 ですから、私は、もう一つ大事なのは、特に連合自治会の経費について、これは行政が責任を持つ経費だというふうに思うんですが、これは市民は自治会の経費については区長の手当も既にそれぞれの集落で見ておられるわけであります。ですから、コミセンがまた連合会の経費を見るとなるということについては、これはやはりなかなか理解が得られないんじゃないかなと私は思っております。
 これについてのお考えをひとつ答弁をお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 自治連合会の経費の話、再問についてお答えをいたします。
 自治連合会は各学区に設置された自治会の集合体でありまして、市が直接運営費や補助金を交付すべき団体ではないことから、その運営費用や費用の使途については市が関与するものではないという認識をしております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 自治会の会長の受け取るべき行政事務委託料、これはなぜ市から直接払われないのかな、こういうことで先ほどちょっと契約の話をされておりましたんですが、こういう仕組みになっているとすれば、学区自治連合会と交渉しないことにはこれの話がつけられないと、こういうふうにこちらは解してよろしいんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 自治会長に直接支払わない理由といたしましては、行政事務委託につきましては行政事務委託規定に基づいて、市が行う事務のうち、その一部の取り扱いを自治会の代表者である市連合自治会長に委任するものであるためでございます。
 契約につきましては、初問でもお答えいたしましたように、市連合自治会長を代表とし、各学区自治連合会長と委託契約をしております。
 行政事務委託料につきましては、学区自治連合会より各自治会へ支払いがされてるという理解をしております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 仮に自治連合会、これを脱退するというふうに集落で詰められたとしましたら、行政事務委託料というのはどのようになるのか、直接支払われるのかどうか、お考えをお示しいただきたい。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 合併をしました8年にしてこの議論が出るというのはちょっと僕は不可解な思いがするんですけれども、自治会というのはあくまでも任意団体でございます。だから、自治会の運営に行政がお金を払うとなれば、これはむしろ払っておられるとするならこれは不当介入になろうかと僕は思います。便宜供与にもなろうかと思います。
 すなわち行政の下請機関でしかない。これなら本来の自治会の趣旨から反するわけでありますから、したがって近江八幡市は自治会の運営費についてはそれは自治会員が寄って創意工夫してやってくださいと。だけれども、事務委託ですね、いわゆる広報の配布とかそういったものは、これはお願いするわけですから、その限定版でこれは契約をさせております。
 その契約は連合自治会でそれはやりましょうということですから連合自治会と契約をしてると。それで、脱退をされれば、それは別に自治会が脱退されるだけであって、自治会にはお金は払ってませんから、行政とすれば。だから、そのかわり事務委託をしていただくならば、それは払うことになると思います。自治会という組織を持っていただくならばですよ。それも解散をされて事務の委託は一切しないということなら、これは払うことはできません。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) おおよそわかってきましたが、要はやっぱりコミセンの経費というのは、市民が理解して、自覚してお支払いするというのはやはり大事なわけでありますから、コミセンの設置の新しいこの意味、そういったことや理想も含めて、やはり天引きするのはやめるべきではないかと、こういうふうに考えております。
 続いて、私は、八幡の学区の関係から、学校につきまして大災害のときにかなりご迷惑がかかるんじゃないかな。ところが、学校では既に文科省からこういった大災害のときの住民の避難の受け入れについて通知が出されておると聞いておりますが、どんな内容か、ひとつご説明をお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 申しわけないんですが、先ほどの大林議員の発言の中でコミセンで天引きを行政がしていると、こういうようにおっしゃるわけですか。
◆14番(大林宏 君) いやいや、違う。
◎市長(冨士谷英正 君) 誰が天引きしてるんですか、そしたら。
◆14番(大林宏 君) コミセンです。
◎市長(冨士谷英正 君) そうでっしゃろ。それは自主的にされてるわけじゃないですか。自主的に、行政がしてくれと言ってるわけじゃありませんから。自主的にされることは我々は何にも言えなんですよ。ただ、コミセンの運営は何でかといいますと、言いましたように人数別によって八幡の場合でしたら3段階ですかね、一番多いところが八幡、桐原、金田、それは1,500万円、約ですぞ。それで、次が岡山、安土、安土は少し多いですね。いや、違う違う、ほんでそれはコミセンの運営をまち協に払ってるわけですぞ。そのまち協の中でどういうふうにされるかというのは自由なんです。それは飲み食いは一切だめですよ、それは。だけど、それを運営費に回されようが、あるいは研修があれば研修に回されようが、それでやりくりを今それを自主的にしてもらってる。
 やはり基本は自治会、自治、みずからがやっていただくということですから、自発的にしていただくことをサポートしているのは行政なんです。行政が、あれしてください、これしてくださいというんじゃなくして、そのかわりそこには一定の財政が要るでしょうといって支払うというのは今の話だ。
 だから、それは全て民主的にそこの学区が決められたことだと。だから、天引きというのを行政がしてるような、そんな感じですが、それは一切してない。これだけは申し上げておきます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。ごめんなさい。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) もうちょっと話がかみ合ってない感じもしますんで、もう一度整理させてもらいたいと思いますが、ずっとお答えさせてもらってますとおり、コミセンの経費、経費という形でおっしゃっていただいてますが、コミセンは市の建物です。それの維持管理費用は市が費用負担をしております。それは間違いない事実でございます。
 それで、コミセンの運営費用につきましては、まちづくり協議会が事業をしていただいております。それはそれぞれ各学区で特色のある事業をされておられますんで、いろいろ事業の内容によって当然要る費用とかが変わってくると思いますが、それはそれぞれ決めていただいたわけですから各学区民が一定の負担をされて、されておられます。
 市につきましても、さらにそこには交付金を出して支援をしているというところでございますんで、ご認識をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答ありますか。
 教育部小林部長。
◎教育部長(小林一代 君) ただいまお伺いしました文部科学省から学校に出された通知についてお答えをさせていただきます。
 この通知につきましては、大規模災害時の学校における避難所運営の協力に関する留意事項についてといったものであると思います。
 この通知の内容につきましては、学校が避難所となった場合に、教職員は児童・生徒等の安否確認や学校教育活動の早期正常化といった第一義的役割が掲げられております。
 さらに、施設管理という点も踏まえて、避難所運営に協力することにより早期の学校再開につながり、児童・生徒等が日常生活をいち早く取り戻すことができるという視点から、1つ、学校が避難所となった場合の運営方策、2つ、学校の組織体制の整備、3つ、災害時における教職員の避難所運営への協力義務と教職員の意識醸成及び防災担当部局との連携協力体制の構築等々、8点にわたる留意事項が示されております。
 本市におきましては、従来から全ての学校施設が地域の避難所に指定をされておりますので、行政職員はもとより教職員も学校が避難所であるという認識をしていることに加え、その運営につきましても近江八幡市避難所運営マニュアル指針に基づき対応を行っております。
 今後も、災害時における円滑な避難所運営に向けて、同通知の内容も踏まえてさらなる意識の向上と知識の吸収に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) コミセンについてはある程度理解をできておりますんで。
 今、行政について、私は今度は質問をしていきたいんですが、この学校施設に、避難所として利用されるときに、やはり一応コミセンも結構関係されると思うんですが、避難された人の分け方、また学校の避難所についても、コミセン自身は職員がおられて手が回るかもわかりませんけども、学校関係はどういうふうに対応されるのか。今も文科省の通知がありましたけども、本当に行政との円滑な連携というのが必要になろうかと思いますが、こういったことについてはもう既に打ち合わせをされておられるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 大林議員の再問にお答えをいたします。
 議員ご指摘のとおり、大災害となりますと市職員あるいはコミュニティセンターのスタッフだけでは避難所運営はなかなか限度があり、限界もあるかなというふうに思っております。そういった意味で、避難所となっています小学校もその避難所という形で位置づけられてるわけでございます。
 避難所運営、先ほど申し上げましたとおり、各学区でその地域の特色に合った、特性に合った避難運営マニュアルというのを作成していただくということで、現在取り組みを進めさせていただいてるわけでございまして、小学校あるいはコミュニティセンターを含めまして、その運営につきましてはご検討いただいているものというふうに考えているところでございます。
 こういった意味で、そういう地域での共助というのは非常に重要になってまいりますし、また市職員、教職員との連携というのも非常に大切になってまいります。こういったところはマニュアルの中でもしっかり盛り込んでいただいているものと考えているところでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) 私は、もう一つ、例えば学校の体育館が避難所になるとしますと、体育館の耐震について、電気器具とかの落下防止とか、それから天井が落ちないか、トイレはどうか、こういったことについてどのような受け入れ準備を行政が指導されているのか。こういった点については完備されておるのかどうか、学区ごとにどのような状況になっておるか、報告をお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 教育部小林部長。
◎教育部長(小林一代 君) ただいまのお尋ねをいただきました避難所として小学校、中学校が使われる場合、その体育館の施設ということでお答えをさせていただきます。
 まず、体育館の耐震対策につきましては、市内12の小学校、4つの中学校、全て耐震化が図られております。
 電気器具等の落下防止につきましては、近年建設がされました島小学校と桐原小学校につきまして照明器具にワイヤーが取りつけてあって、そういった対策がとられているという状況でございます。
 あと、お尋ねの天井につきましては、学校の体育館につきましては屋根はあるんですけれど、ここの議場にありますような、こういう天井というものはございませんので屋根のみでございます。
 トイレにつきましては、沖島小学校がちょっと体育館のトイレの洋式化ができておりませんが、それ以外の小・中学校全て洋式のトイレがございますので、高齢の方でも使っていただけるというふうに考えております。
 あと、情報をとる手段としてテレビの設置ができますように配線は全ての小学校、中学校でできているという状況でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 大林宏君。
◆14番(大林宏 君) もう一つ住宅開発についての質問を用意しておりましたんですけども、時間がございませんので、これは取りやめさせていただきたいと思います。
 いろいろご質問いたしましたけど、ありがとうございました。
○議長(田中好 君) よろしいですか。本人の申し出ですので、受理いたします。
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