録画中継

平成29年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
11月24日(金) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)新庁舎建設について
(2)官庁街周辺道路計画について
(3)庁舎周辺の市有地活用について
(4)市広報「おうみはちまん」の「馳走」欄の廃止について
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。では、ただいまから質問をさせていただきます。
 まず最初に、新庁舎建設について、11月6日に新庁舎建設費は建設費、工事監理委託費と現庁舎解体費を合わせて91億200万円と公表されました。市民は新庁舎建設費が安くなったと思われていますが、詳しくはわかりません。
 そこで、建設費、工事監理委託費、現庁舎解体費など個別に幾らになるのか、建設費は平米単価42万円なのか、新庁舎建設にかかわるこれ以外の費用は必要としないのか説明を求めます。前の議員の質問とも重複するところがありますが、ひとつ明快な答弁をよろしくお願いいたします。
○副議長(片岡信博 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、川崎議員の新庁舎建設につきましてのご質問に対してお答えを申し上げます。
 初めに、建設費、工事監理委託費、現庁舎解体費など個別に幾らになるのかとのことでございますが、本議会において提案させていただきました予算額は、新庁舎整備事業費のうち、平成29年度から平成32年度までの複数年にわたる契約に要する予算として、91億200万円を計上させていただいておりますが、新庁舎の建設に係る工事業者選定方式について、さきの11月6日の本市契約審査会で、一般競争入札総合評価方式の採用により業者選定を行うことと決定しております。
 したがいまして、本市の入札制度に基づき健全な競争環境で適切な入札を実現するために、130万円を超える工事費及び全ての委託費の予定価格については事後公表と定めておりますことから、事業費については予算額で示させていただいている額以上の詳細を公表することは好ましくないと判断しております。このことは、さきの特別委員会でもご説明させていただきましたとおりでありまして、公開の場である本議会の場での回答は控えさせていただきます。
 次に、建設費は平米単価42万円なのかとのことでございますが、平米単価につきましても同様に、予定価格を推察できるデータであると考えられますので、回答は控えさせていただきます。
 最後に、これら以外の費用は必要としないのかとのことでございますが、市庁舎整備事業は今回予算提案をいたしました新庁舎建物の建設に係る予算のほか、机や什器類の備品購入費と、備蓄倉庫及び外部倉庫を庁舎敷地外に建設するための建設費が必要となります。ともに新庁舎の供用開始に合わせて順次整備していく予定としておりますので、平成31年度以降に別途予算をご審議願うこととなります。
○副議長(片岡信博 君) 回答漏れはございませんか。
 質問はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 入札前であるので言えないという部分があるということでございますが、いろんな資料等がございまして、その中で出ている部分、それから今までから出てきていた部分、そういった部分もあるわけですね。そういった中からしますと、庁舎建設は今までは42万円で2万平米ということから84億円というような計算になるわけですが、今回はもう少し高くなっていると思うんです。そういった増額になっているのは、なぜこういうような増額になったのか、その辺の経過を教えてください。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 何をもって高くなったとおっしゃっておられるのか、ちょっとわからないんですけれども、もう一度お願いしてよろしいでしょうか。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 前から大ざっぱな95億円、全部でかかるんやということがございましたよね。そういった中身の中で部分的に見ていくと、庁舎は84億円、そういうことがずっと言われてきたわけですよね。なのに今回はそうすると、もう少し高くなっているということが言えると思うんです。では、それはどういうことからそういうふうになったんかということを教えてください。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 84億円というのは、正式にというんですか、どこか公式な特別委員会か何かでそういう回答を執行部からさせていただいたということなんでしょうか。僕の記憶では、それは世間話、いろんな方がいろんなことをおっしゃいます。要は、今川崎議員が言われた84億円の中に消費税が入っているのかどうかわかりませんけれども、消費税が入ってなければ、その分は今度ははね上がるということは言えるかと思います。
 以上です。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ですから、庁舎の会の皆さん方がおっしゃっておられるように、95億円の庁舎は高過ぎるよ、こういうことが言われてきたわけですね。これは今までから特別委員会の中で言われてきたわけですやんか。きちっと84億円が建設費であって、それから立体駐車場が7億円、庁舎の解体が4億円で、全部で95億円になると、こういうように言われてきたわけです。ですから、前回の議会の中ででも質問してまいりました。だったら立体駐車場を取りやめになるということになるわけですよね。ですから、そこでどのぐらいの費用が安くなるのかということもお尋ねしてきたわけですね。そういったことからするならば、そこでもう既に金額は前の議会もその前の議会も出てきているわけなんですので、その辺では今の回答はちょっとどうかと思うんですが、その辺はいかがですか。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう一度申し上げますが、84億円からスタートされているように思うんですけれども、川崎議員、95億円は確かに申し上げております。それを前にも申し上げたと思いますが、立駐をやめた、それでエコボイドもやめたと。そういうのをしたら、95億円の予定が精査したら91億200万円になりましたよということで提案をさせていただいとるわけですね、今。だから、84億円のベースはどこであったのか、ちょっとそれが僕らわかりませんから、それに対して我々に教えていただければありがたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そのときからずっと95億円ということは言われてたわけですよね。だったら必然的に立駐が7億円で、それから、解体費用が4億円とそういうことが言われてきたわけですよね。だったら、その立体駐車場をやめたら、じゃあ前の議会のときに私は、じゃあどのぐらい安くなるんですかというお尋ねをしたわけです。そしたら、そのときの回答は約4億円が安くなると、こういうような回答をされているんですね。だったらほんま言うたら、そこから引いてこなんだらあかんのですが、今提案されているのは、あとの後ろに残した分が出されていないということになりますので、それはちょっと違うんじゃないかなということです。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 何度も申し上げます。立駐も7億円というのは、それはいろんなやり方はあると思うんですけれども、95億円の中で何かいわゆるコストを見て、下げられるところないのかということで立駐もやめましょう。これは議員の皆さん、市民の声も参考にしながらさせていただいた。もう一つは、その立駐の中に倉庫があった、それは立駐がなくなったから、倉庫だけぽっと建つわけにいかないから、文化会館のところに、今までは合併処理浄化槽でしたから、それをやめて下水道に直結するわけですが、そのスペースができたからそっちに倉庫を持っていきましょう。もう一つは先ほど言いましたように、エコボイドですね。それも3つを2つにしましょうということなんですね。
 ほんで、それをそれぞれ個々に7億円というのはコンクリートされたわけじゃないんです。今はコンクリートされています、91億200万円というのは。これは提案してるわけだ。提案をしてないようなことで言われると、そのときのいろいろ、そのときはこれだけの7億円の立駐、もしそういう話があったとしたらですよ、7億円やったと。しかし、実際やるんなら4億円ということがあるわけですから、今提案させていただいたことで、前回に提案させてて変更してたら質問をしていただければ、話はつじつまが合うと思うんですが、この庁舎建設の補正予算、今初めて提案をさせてもらって、今までは想像の域でそれぞれご質問いただいたと思います。それは確定じゃないんです。それは川崎議員もご理解をいただけると思います。確定ではないんです。今は確定しているんです。ということでご理解を賜りたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そうです。確かに提案はされておりませんが、やっぱり大方の中では、ああやって95億円だというのが出てきているわけですよね。ですから、今回も後に残した分、外部倉庫の分、それから備品購入費、それから何ですか、解体工事費の2期分ですか、こういったものやなんかが入ってくると、もともとの費用になってしまうと、こういうような考え方になるのと違うのかな、このように考えているんです。それは違うと言われるんやったら違うで結構ですけども、そういうことなんです。
 私はそういうように、一般的にはそういうようにしか見られないわけですやんか。そうした中で、じゃあどこがどういうように安くなったんかは、一向にこの中ではわかってこない。ですが、頭からこうやって91億円になったんですよというように書かれて、あとの部分が提示されていない、このことによってこういうことが生まれているということだけは、はっきりしておきたいと思った。ですから、そのことを申し上げた。ですから、立体駐車場を実際やめたのに一体どのぐらい安くなったのか、そのことだけでももう一度教えてください。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) じゃあこれ最後にしておきたいと思いますが、91億200万円、95億円というのは、それは最初は概算でこのぐらいだという話はしたことは否定しません。そして、今立駐と、そして倉庫と、立駐の下に、それとエコボイドですね。主に3つをやめれば91億200万円になったということです。全てのほかにちょっといろんなことは修正はされたと思いますけれども、そういうことで、そこらが4億円ほど安くなりました。努力しましたよと、皆さんが、中にはやっぱり高いと言われる人もあるでしょうし、同じやるんやったら立派なのをしろと言われる人あるわけです。そこら辺のご意見も頂戴しながら精査したら、91億200万円でありますよということ、何を減らしたんやといったら、今の3つが重立ったものであります。あと細かいこと言えと言われても、詳細設計に入ってるわけですから、例えば内装でここで張るのを、平米例えば1,000円のを実は900円にしますというのも入っているかもわからない。それは我々にはちょっと今のところわかりませんので、ひとつご理解を賜りたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そんだけ減らして、そういうように言われますが、これは後の31年度の中で、またそういうようなものを先ほど言われました。外部倉庫分やとか備品の購入費やとか、そういったものを合わせて、またまた審議していただきますよと、提案して審議していただきますよとおっしゃいました。そういった金額はそこの金額のおおよその金額が加わったら、やはり今の91億円にプラスされるわけですよね。そういうことになったら、一番最初想定された額の95億円に最も近い額になっているわけです。ということになったら、結局は立体駐車場をやめた費用がどこで減ったのかは明確にはされていないということでいいんですね。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 先ほど僕が回答申し上げましたように、どこのおうちも、例えば皆さんの家庭だってそうだと思いますよ。家建てられたら備品的な什器物ですね。什器類、何が要るのかそのときそのときに考えられるんじゃないですか。例えば庁舎だって事務机で使えるのに捨てるのはもったいないじゃないですか。これから精査をするわけですね。じゃあこれは使いましょう。これも使いましょう、これも、だけどこれはもうだめね、サイズが合わないから。これから精査するわけなんですね、それ。だから、その分はふえることは、それはもう何をしても、これも必然なんですよ。必然、最初からわかっていることなんです、それは。そういうことでご理解を賜りたいと思います。
 これを今から何ぼやと言われても、これからやることですからわからないじゃないですか、それ。わからないことを言えと言われたってなかなか非常に、これはどなたでもこれ答弁できない、じゃあ備品が何ぼ要るかわかりませんが、まだということであります。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そのことを聞いて言えて言うてるんじゃない。おおよそ予想されて、これだけかかるだろうということを思うておられると思うんです。そのことが出てくるんだろうと、このように考えているわけです。ですから、その分で全部いったら結局は95億円になってしまうんだ、だったら立体駐車場やめても、結局はどこがどうなったんかはわからないよねと、こういうことになるのだなということを私は申し上げたわけです。
 また、それからこの以前からの計画の中でではなかったのが、多分基本計画の中ででは地下駐車場はなかったと思うんです。その後の基本設計の中で地下駐車場が出てきて、提案の中ででも出てきて、それで基本設計の中にこういうように盛り込まれてきたと思うんです。そういった中で、まず地下駐車場や地下倉庫というのは、多分地下水の関係だとかやっぱりいろいろあるんで高くつくと思うんですが、そういったものの建設費用というのがどのようになるのか、教えていただけたらお願いします。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 実は、これをやればやっぱり見直し、見直し、見直しをかけるわけです。だから、最初言ったことがコンクリートされてるというご理解だけはしてもらうと議論がしにくいと思います。だから、免震構造ですね、これは。制震構造じゃないんです。だから、一番グレードの高い、地震に強いのです、これ。それをやるとやっぱり地下駐車場が使えるわけです。つくれるんです。そういうようなことで、やっぱりいろんな角度から検討検討を加えると要らんところもわかるし、やっぱりここはもうちょっと補強しようかなというのがわかってくるわけじゃないですか。だから、そのまとめたのが今回の予算で提案させていただいた内容ですよということなんです。
 前のこと言われたって、それは前から心境の変化とは言いません。いろんな時代とともに技術も変わりますからね。こういうのがある、じゃあこれいこうか。よければこれでいこうじゃないかということがありますから、前言った、こうやから言われると、これからなかなか情報として共有はしにくいと思いますよ、川崎議員さんのようなそういうような質問をされますと。我々はやっぱりそこら辺は常識的な判断をしていただけると思います。皆さんの家庭を、まず家庭におかれても、家を建てられても同じことだと思う。最初からびた一文何もかも最初、自分の言った3年計画でやる、最初から計画そのとおりやるというのは少ないと思いますよ。最終的に契約をするときの金額じゃないでしょうか。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) これは市役所なんですよね。公にしていくという部分もたくさんあると思うんです。そういった中でこのような、全くもとに戻るような話になってしまうんですけども、95億円の庁舎は高過ぎるよというような庁舎の会の皆さんもああやって宣伝しておられるわけですよね。それは何にも根拠のないところではなかったわけです。先ほども言いましたように、そういうような根拠があった、そういうことでしょう。
 ですから、その中には今までから委員会の中でも備品費は含まれるのかとか、そんなことを聞いてきたわけです。ですが、やはり今回は後辺に持ってきた、この部分を含めるとやっぱり95億円になるのかなというように推測できるというようなことを申し上げている。ですから、じゃあ地下駐車場部分が高くなるのかな、じゃあ今まで検討してこられた中でそういった地下駐車場や地下倉庫ですか、地下の書庫をつくられるということについて、今まで検討してこられたんだったら、その費用はどのようになるのか、大まかなところでも教えていただけませんか。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 地下駐車場につきましては、先ほども市長お話し申し上げましたように、基本的に制震ではなくて柱頭免震を使うということですね。柱頭免震を使うには地下のピットが必要です。したがって、そこを一から地下駐車場をつくりに行くんであれば、当然莫大なコストがかかりますが、そこは免震のために、安全のためにその機能を選んだと、それに対して一石二鳥でそこを使うことによって地下駐車場にする、地下駐車場によると雨は、近江八幡で言うと年間120日ぐらいは雨が降るということでデータもございますが、そういう中でも車椅子の方であっても妊婦さんであっても雨にもぬれず、しかもエレベーターが3台あるところの近いところでもよりの所から垂直移動できると、まさにそういうバリアフリーの観点からも採用すべきだという中で、まずは地下駐車場を有効活用、利活用すると、一石二鳥でするということでやっておりますので、9月議会のときにもお答えしたと思うんですけれども、その地下駐車場だけを単体でつくりに行ってるわけではございませんので、幾らという金額についてはお示しできないということでご理解をお願いしたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 確かに9月議会でもそこは答えられないとおっしゃいました。今私が申し上げているのは、そういうように利用されて非常に安くできるということを強調されるのであれば、やっぱりそれはきちっと市民に対してもこういうことでやるんですから、今までやったら例えば100かかるんや、せやけども90でできるんですよとか、こういうようなことが言われてこそ初めて納得できる回答かなというように思うんです。
 では、今後それで庁舎ができ上がってくるならば、今度庁舎に対する維持管理費というのも今後の課題として残ってくるわけです。そういった中で、今この庁舎に対する維持管理費というのは幾らぐらいになるんですか。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 新庁舎のランニングコストについての話だというように思うんですけども、一番ランニングコストの中においてウエートが大きいものは、第1次のエネルギーの消費やというように思っております。現在は電気、ガス、それから重油の部分で現庁舎は機能しております。今度につきましては電気、ガスという形で消費をしていくという形になろうかというように考えております。
 実際にこれらの年間消費量を分析すると、消費量を分散している既存の庁舎の現状値と、それから新庁舎の将来想定値で比較しますと、新庁舎の建設費用から1次エネルギーの年間消費量の将来想定値は、1平米当たり973メガジュールということで試算が出ております。現状値でいきますと、分散する既存庁舎分の28年度実績では、延べ床の単位面積当たりの1次エネルギーの消費量で算出しますと、1平米当たり1,116メガジュールということで、既に現在のほうが大きいということでございます。
 また、基本計画の時点でもお示しをしておりますが、一般的な事務所ビルの1次エネルギーの年間消費量も、1平米当たり平均1,450メガジュールということでされておりますので、これらのことから新庁舎については既存庁舎の部分であるとか、また一般的な事務所ビルと比べましても、省エネ効果の高いという設計で回っていくというように思っております。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) もう端的におっしゃっていただけたらよかったかなと思うんです。私も今平米当たりメガジュールというんですか、この言葉がよくわからないんですが、じゃあその1平米に対してそのメガジュールというんですか、それはお金に換算したらどのようになるんですか。
○副議長(片岡信博 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 現在、1,116メガジュール、平米当たりにしますと2,914円という形になります、平米当たり。それが973メガジュールでいきますと、年間ですけど、それを平米でいきますと2,379円ということで、0.81ということで、それだけ安くなっているということでございます。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ちょっとはっきり最後のなにが聞こえないんで、申しわけないですが、平米当たり2,914円、こういう換算をしていいんですか。それだけちょっと確認して。
○副議長(片岡信博 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) もう一度お答えします。
 今現在の既存の庁舎の積み上げで、28年実績で1,116メガジュールでございますので、それを平米当たりに直しますと2,914円ということです。今度はそれが973メガジュールですんで、それを直しますと平米当たり2,379円ということで、81%で対応できるということでご理解ください。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) じゃあこれ、本当にもう一遍私もきっちり勉強させていただかないと、このメガジュールですか、そういうのはわかりませんが、平米当たり、結局最終的には2,379円ということになるわけですよね。そうすると、それに対する2万平米ということになりますと、幾らになるんですか。ちょっと計算できないんですが、2万円掛けたら4億円になるんですか。ちょっと済みません。お願いします。
○副議長(片岡信博 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 今度の新庁舎につきましては、庁舎の延べ床面積2万1,010.57平米でございますが、その中には行政機能、にぎわい交流機能がございます。常々申し上げているとおり、執務の分については当然行政の事務をする時間でございますが、にぎわい交流については、その辺時間帯が、これは実際運用の話ですから、何時から何時まであけているということも変わってきますので、その条件によっては当然変わってきますので、今の段階でそこまでなかなか比較するのは難しいかなというふうに思っております。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 前にこれ特別委員会の中で質問をしてきたことがあるんです。そうしたら、年間に建設費の約5%が維持管理費と言えますというのが一般論として、これは当時出席されていた方から紹介がされました。そうすると、もし建設費がわかりやすく言うて90億円とするならば、年間4億5,000万円の維持管理費が必要となりますが、いかがですか。今のこの計算をするとそういうことになるんでしょうか。それでよろしいでしょうか。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先ほども申し上げましたように、行政機能部分につきましては、その時間というのはある程度明確に出せると思いますけれども、にぎわい交流の部分の面積的な分は固まっておりますが、そこに対して実際どういう運用をしていくのかですね、それに稼働率とかもございますし、その辺によっては当然変わってくるので、なかなかそのことをどこに置くかということによって変わってくるので、今の段階そこは明確に出せないなというように思っております。これから運用的なことについては考えていこうかなというように思っております。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そういうような、ほぼ同じような金額になってくるのかな、このような考えがいたします。そういった中で、ちょっと質問はかわりますが、もう少し周辺、あとの工事とかいろんなことを聞いていきたいので、さきの21号台風でも三明川による隣の一部の浸水があると聞きますが、外構工事の中に三明川の工事は含まれているのか、再度お尋ねいたします。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) お答えいたします。
 三明川のことにつきましては、三明川への雨水の流出の抑制を図っていくということが第一と思っておりますので、雨水の貯留槽については設置をしていくという形になっておりますので、当然含まれております。
○副議長(片岡信博 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) いや、私が言うているのは、三明川の改修工事はどこがどうされるのですかということを聞いているんです。
○副議長(片岡信博 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 今現在、91億200万円の予算につきましては、庁舎の建設費ということで計上させてもらっておりますので、そういう理解でお願いしたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そんなこと聞いてない。金額がどんだけ要るとか、そんなこと何も今言うてなかったじゃないですか。三明川の改修工事は近江八幡市がするんですかということを聞いているんです。ちゃんと答えてください。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 僕が聞いてる範囲では、三明川の改修というのは予定に入っていません。三明川の上流から下流まで市ができるはずはないんです、これは。これは県の仕事なんです、三明川は。だから、それは入っていません。だから、そういう質問ではないというふうに部長は判断してたと思います。まさか川崎議員のベテランが国が管理している河川改修を市がするのかと、そんな質問されないということで、ちょっと部長が戸惑ったと思います。
 以上です。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 単刀直入に聞いているんで、単刀直入に答えていただいたら、それでいいんです。
 三明川は県の管轄なんで、県や国がやられる、そのことはわかりました。ですが、この近くだけでも、庁舎の関係したところやとか、にぎわいのところで絵を見てみますと、親水公園ということになっているわけですよね。水に親しむ公園だというようなことが言われて絵が描かれているわけです。だったら、これは県がするわけではないだろうし、近江八幡市がそういうとこら辺にはかかわっていくのか、かかわっていかないのか、もう一度お願いします。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 浸水の部分で、先ほど三明川の話をさせてもらったのは、三明川がいろいろ議論される中において、水量がふえてくると危ないじゃないかという話もございます。そういう中で現在庁舎の中においては、雨水の流出抑制ということにおいては、雨水の貯留槽を庁舎の中に置いて、工事費として盛り込んですると、そういう形で、できるだけ三明川へ雨水を流すのをおくらせていくということで、そこは防いでいくんだと、安心をしてもらうんだという形でございます。直接はできませんので。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) その端的も親水でしょう。水が浸るわけじゃないですね。水に親しむわけでしょう。それは例えば子どもさんが水とって手を洗うという階段ぐらいはつくれますが、そのぐらいは入っています。そんなものは大した費用じゃありませんから、親水、そういう意味での質問でしょう。どういう意味かわからんけど、要は三明川が走っているわけです。それで、親水というのは子どもが来たら階段を、あの高さで3段か4段ぐらいでぺっぺっぺと、ものの2メートルか1メートルかわからんけれども、そのぐらいするのがどうかという質問ではないんですか。どういう意味でしょう。ほんで、それはしますと、それは費用のうちに入りませんわな。そういうことです。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私が聞いたのは、やっぱり概要図の中にふれあい広場ですか、そういった中で三明川のふちも絵に描かれているわけですやんか。そういった中でやっぱし木が植わってあって、階段があって、水に親しむ公園だというように書かれているわけですやんか。ですから、どうするんですかということを聞いたわけです。わかりました。県が基本的にはするんやけども、それは市もそういうところにはかかわってやっていくということで理解させていただきます。
 それからもう一つ、図面の中に会議室が非常にたくさん描かれていたんです。どのようになるのか、ちょっと私にはわかりづらい部分もあるんですが、12人以上が使用できる会議室が9室、それから災害対策関連の部屋が3つ、このほかにも6階にも全員協議会が1室やとか、委員会室が2室あるとか、それから12人以下である部屋が相談室も含めると幾つもあって、これこんなにたくさんの会議室が本当に必要なのかということが聞いておきたかったんです。どうですか。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 本当に必要なんです。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 必要だということでありますが、では根拠を示して、何が必要なのかを教えてください。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 現在、本市が会議室を使っているのは庁舎だけじゃないんです。庁舎というと第1、第2、議場設備までは使わせてもらってないけど、ひまわり館、みんな使わせてもらっていますよね。あるいは水道事業所も使わせてもらっているんです。そのように出先を使わせて、今度はそれを使いませんから、だから中でやるからそれだけ要るというのが1つ。もう一つは、今度は防災拠点になるということをよく言うてると思うんです、防災機能。ほんで、それは八幡学区の人たちの避難の部屋にもなるんです、それは。だから、それをふだんから会議室としてるわけです。
 そういういわゆる両用で使えるようにと、こういうことでありますから、非常に相談だって少年センターでも相談室が大変少ないんですよ。しかも秘密とは言いませんけれども、かなりいわゆる秘密を守らなきゃならない、プライバシーにかかわるような相談がたくさんありますから、そこら非常に神経を使っているのは今回の一つの新庁舎のいわば特徴である、できれば顔すらが余り見られないような、そういうふうなことも考えているということは聞いています。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 本当にこんなたくさんの部屋が要るのか、本当にこれは疑問に思いました。この辺についてはまたちゃんと平米的にどんだけであるとか、今の利用状況がどうであるとか、そういったことも細かいこともまた教えてください。これは今じゃなくて、よろしくお願いしたいと思うんです。
 それから、今市長が避難所として使うんだということで言われました。前の議員も質問されておられましたが、一遍に八幡学区の避難所ということにはならないと思うんですよね。多くほかの方も、ほかの学区からも押し寄せられるということがありますが、1,500人ぐらいが、この1,525人分のスペースがあるんだということを言っておられるんですが、それ以上の方が一気に押し寄せられた場合にはどのようにするのかというような、そういうような対応策というのはお考えなのか、教えてください。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) それはもう当初から申し上げておりますが、八幡学区では避難施設がないわけでありますから、少なくとも1,525人はそこで避難をしていただける、それからふえるという、ふえたときは他のコミセンに振り分けていただくとか、こういうことも考えられますから、何が何でも、全部が全部庁舎に来られるという、だからその前に避難のいわゆる防災のマニュアルをきっちりと、さらに微に入り細に入りのマニュアルをつくらなきゃならないというふうに思っております。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今そういうマニュアルがない、これからこしらえられるということでございますよね。それは、今あるのは全体的なものであって、庁舎に対してのマニュアルがないということでございますね。そういったことからするならば、まだまだいろんなことがあると思うんです。3日間の避難と限定されていますが、これ3日間の限定というのはなかなか大変難しいことだと思うんです。一遍避難されてこられた方が長期の避難になるというように思います。そういった中での対策も含めてどういうように考えておられるのか、やっぱりさっきのようなことでしようとしておられるのか、もう一度回答をお願いしたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 3日間はきっちりとやらなきゃならない、4日目には国からのいわゆる救いの手を差し伸べるというのは国の方針であります。だけども、本市には現在その機能を持っているのは金田、桐原、岡山、島ですね。そこに分散をしていただくということも4日目にはあり得るわけです。だから、そういうことを、先ほど言いましたように、もう少し詳細なマニュアルをつくっていくというふうに思っております。
○副議長(片岡信博 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) これからマニュアルをつくって、そのような指導をしていくということでありますが、ぜひこれはきちっとしてもらっておかないと本当に大変なことになる、熊本に、前にも言いましたが、私も1週間後に入らせていただいて、まだたくさんおられた、本当に市の業務が滞るような事態を招くようなことになると思うんです。そういったことからするならば、今市長も偶然おっしゃいましたが、各コミセンの機能が立派に整ったコミセンがあるわけです。そういったところにでもちゃんと避難ができるので、その場所によってどうなるのか、市全体がなったのかとか、いろんな想定があろうかとは思うんですが、その辺ではきちっとしていただきたい、このことであります。
 それからもう一つ、前の議員の質問の中にもありましたが、高齢者の方々にたくさん来ていただいて、一日を過ごしていただきたいと、こういうようにおっしゃいました。ですが、高齢者の方々の何というんですか、来る手段というんですか、そういったものはこれからどのようにしていただけるのか、バスを増発するとか、また専用の送迎をしていただけるとか、そういうことをされるんですか。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) グランドオープンは30年秋でございますから、今内部でまだ確定はしておりませんけれども、議論しておりますのは土曜、日曜、祭日も市民バスをどういうふうな方向で運行さすのかと、運行する方向で今詰めておりまして、きっちりとグランドオープンに間に合うようにしたいと思っています。
○副議長(片岡信博 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) それからもう一つ、市役所に何が何でも人を寄せてというようなお考えでおられたし、なになんですが、各コミセン、ほんまに立派な整備をされてきたわけです。そういった中でまたIT化がかなり進んできている、そういった中で高齢者が市役所に行かなくても、近くのコミセンで諸証明の発行などができると思うんですが、その辺の考え方についてはどのようにお考えか教えてください。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) そちらのいわゆるICT関係というのですか、それは僕は余りわからないんですけど、それしようと思いますと、ただではできないと思います。かなりの施設といいますか、機能を持たそうと思いますと、費用が要るんじゃないかなというふうな気がします、僕は今のところ。まだそこらはわかりませんけど、そのいわゆる行政事務を支所というかそれぞれのコミセンに分散することの是非、これは正直申し上げて検討しておりません。やろうと思いますと、何ぼ機械がすると、人員もそこそこ派遣しなきゃならないだろうし、それだけの装置も要るだろうし、だからそこら辺のいわゆるプラ・マイも考えなきゃならないと思います。
 それは行政事務のことですが、10分ぐらい待っていただいたらできますよね、今の市役所の中でも。物によっては長くかかるのもあるかもわかりませんけど、いわゆる質問で、どこでもコミセンでも高齢者行けるじゃないか、でもそれは学区学区ですから同じような顔ぶれですね。市役所のところやったら10学区の人が来られる可能性があるんですよ。だから、さらに触れ合い、交流が広まり深まるというのは、これはそれぞれのコミセンではできない要素だと思います。
○副議長(片岡信博 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 1点、費用がということでございましたが、よその市町ではコンビニでの印鑑証明だとか住民票だとか、そういったものが発行できるような手だてをとっておられる、それは市民サービスの一つでもあるわけです。そういったことから考えるならば、コミセンがあれだけ立派になってちゃんとできるんであれば、そういうことも考えていかなくてはならない一つではないのかな、このように考えているわけですが、その辺では今費用がかかるから今は考えていないということで理解させてもらってよろしいですか。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 今、川崎議員ご存じで質問されているかなと思って、コンビニはあれはただだというふうにお思いなんですか。そうでしょう。莫大な金が要るんです、あれ。莫大な金が要るんです。コンビニにも払わなきゃならないんです。それで、使用されたのにも払わなきゃならないんです。だから、それを一旦精査したことあるんですよ。そしたら比較にならない、やっぱりコンビニでしたら1通どのぐらい要ります、1,000円超えたかなと思いますね。そのぐらいの費用が要るんですよ。だから、コンビニでやることはサービスはサービスかもわかんないですけれども、非常に費用がかかるということの記憶は僕は持っております。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 費用の件というよりも市民サービスという観点から考えていただけたらなというような感じでございました。ばらまきでも何でもないです。やっぱりそれはそういうようなものが必要になってきている今の時代だというように私は考えます。
 それでは、次に官庁街の周辺道路計画について聞いていきます。
 まず、黒橋八木線や区整5号線の改修が示されてきましたが、費用の概算やいつごろから行うのか、工事期間の説明を求めます。
○副議長(片岡信博 君) 当局の回答を求めます。
 青木総合政策部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員お尋ねの官庁街周辺道路計画についてお答えいたします。
 黒橋八木線と区整東5号線については平成29年2月に実施設計を完成し、道路改良に係る概算費用を4億5,000万円程度と見込み、工事期間は新庁舎の平成32年度グランドオープンに合わせた工事完了が望ましいなど、改良工事の基本となる一定の方向性を持っております。
 しかし、両市道の改良は単なる交通安全対策による改良だけではなく、官庁街エリア内の市有地の有効活用の検討に合わせて、基本計画に示します交流広場ゾーンとしての活用を視野に入れた施工など、今後は事業手法を検討し、その方向性をお示しすることができる段階で、道路改良についての工事費や工事期間を明らかにしていきたいと考えております。
 以上です。
○副議長(片岡信博 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 32年度のグランドオープンに合わせてやっていきたい、このように言われているわけですが、構想図というんですか、市役所がイメージ図として書かれている、あのような中で黒橋八木線、それから区整5号線もあのようなイメージをした工事と、現実にそういうようになるのか、もう一度答えを願います。
○副議長(片岡信博 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えします。
 従来から課題となっておりました官庁街両端の変則交差点については、中央分離帯を大幅に狭くするという形で、円滑で安全な交差点に改良するという形に考えておりますが、中央分離帯を縮小することによりまして、片側2車線の車道を中央に寄せて、自転車とかそういう通行帯も設けていくような計画で現在おります。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 32年度がグランドオープンということで、一緒に完成をされるというのであれば、そういった完成予想図というんですか、今ここまでこういうような計画をしていますよというのもまたぜひ示していただきたい、そうでないと私たちにはどこまでどうなるのか、今の回答では非常にわかりづらい部分がありますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから次に、続きまして庁舎周辺の市有地活用について、旧病院跡地やとか保健所跡地や警察署跡地の計画はどのようになっているのか、市長はこれらの跡地の利用は新庁舎建設と同時期でならなくてはならないとこれまでされてきましたが、現在の予定はどのようになっているのか、その構想は、またそれぞれにかかる費用はどのぐらいになるのか、どのようになるのか、また庁舎南側の市有地についても現在は何も利用されていませんが、今後の計画など説明を求めます。
○副議長(片岡信博 君) 当局の回答を求めます。
 青木総合政策部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員お尋ねの庁舎周辺の市有地活用のうち、旧病院跡地と警察署跡地の計画と利用時期、費用についてお答えをいたします。
 官庁街エリアの市有地につきましては、100年のまちづくり近江八幡にぎわいのある官庁街推進委員会の報告などを参考に、基本計画ではにぎわい、交流、創出ゾーンとし、にぎわいと交流の拠点と位置づけてきたところでございます。市民病院跡地の活用の方向性につきましては市民の関心も高いことから、慎重に取り組む必要があると考えております。
 いずれにしましても、活用については市民が集い、憩いの場となり、にぎわいと交流を生み出す空間をつくり出すという方向の考え方で、土地活用や市場調査などに知見を有する者に意見を聞くなどを検討している段階でございます。
 また、警察署跡地につきましては、新庁舎の供用開始後も当分の間は来客用駐車場として活用していきます。
 以上です。
○副議長(片岡信博 君) 当局の回答を求めます。
 益田総務部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 川崎議員の庁舎周辺市有地活用のご質問のうち、総務部所管部分につきましてお答えをいたします。
 まず、保健所跡地につきましては、本年3月議会でも回答しましたとおり、病院跡地などとは別に面積が小さく、他の区画と連続性がないことから、市有地の貸し付けなどの民間活用を図ってまいります。
 次に、現庁舎南側の市有地につきましては、今後行政財産としての必要性を判断しまして、不要とするならば民間活用を図ることとします。
 以上でございます。
○副議長(片岡信博 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 市長にもう一度お伺いしたいんですが、当初は庁舎と同時期に病院跡地はやって、何というんですか、にぎわいを求めるための施設をつくっていかなくてはならない、そういった工事を同時期に行っていくのが本来だということで、当初からおっしゃってこられたんですが、今現在の計画というのはどのようになっているのか、もう一度お願いいたします。
○副議長(片岡信博 君) 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) やっぱし病院跡地とかいろんな空地が周りにあるわけでございますが、施設整備をするということにつきまして今現在考えていますのは、空間整備を市民にやっぱしやっていただかんと、これはなかなかにぎわい交流にならんやろうなと。しかしながら、後の維持管理もできましたらそういった方たちに、参加される方たちにやっていただこうということで、今現在水面下でありますが、いろんなあの手この手を使いまして協議を進めています。
 何が言いたいかといいましたら、官庁街は今までは働く場所であるという位置づけがあったんですが、やっぱり住む場所でもあるんですよね。一例でありますが、御堂筋あたりは働く場所から住む場所に変わりまして、今いろんな仕組みで歩道一つから周りの景観なり、市民が参画されるような仕組みをされてきております。
 我が近江八幡市につきましても、せっかく貴重な先人から預かっています大きな財産がありますから、そこをいかにして民間の参加者によりまして、維持管理も含めまして、市民に空間を提供してもらえる仕組みづくりの中から進めていこうと考えております。これはデリケートな問題でございまして、今までは土地を使って、土地を渡してそこで何とかせいという話があったんで、もうそれはないですね。皆さんが近江八幡で事業をすることにつきまして、何らかの地域に与えていただけるようなCSR、CSV的な視点で現在進めておりますので、もう少し進めていきましたら、完成すると同時にこれは僕は完成するという形を思ってございます。
 だから、晴れやかな物づくりもあれば、地域に与える潤い、安らぎというのもあるわけでございまして、これから事業が進むごとにいろんな形でお話ができると思いますし、ましてや、やはりこれから少子・高齢化になるわけでございますから、いろんなメニュー等も少しずつ入れつつ、本当に次の世代に1ページを渡せるような形であり、かつまた次の世代が知恵を育んで活用できるスペースの空間整備をいろんな方々に提案してもらって、できましたらここの維持管理を含めてお願いできんかなという形で今進めておりますので、今はっきりこうせいああせいじゃなくて、こういった状況であるということをお伝え申し上げたいと思います。
 以上でございます。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今回、庁舎や庁舎に関連して、いろいろ質問してきたわけですが、今吉田副市長が答えていただいたのも、以前は市長は同時で着工し、同時に完成しなくてはならないというようにおっしゃっておられたから、こういうことを聞いてきたわけなんですが、そのようななにはないわけです。こう今まで聞いてきまして、会議室もそうですが、本当にこれだけ必要なのか、このこともきちっとこれから精査をしていかなくてはならない部分もありますし、また避難所にしてもまだこれから避難マニュアルをつくって決めていくんだという、こういうような状況である、こういったことからするならば、何かこの避難所の問題もそうですし、やっぱり1カ所に寄せて何でもやってしまえるという、そういう問題ではないのかなというように思うんです。IT化が進んでいる中でのもっとコミセンで済ませることもあると思うんです。それをやっぱしもう少し研究をしていただきたい、そういうことも申し上げておきたいし、やっぱし今のこの庁舎の計画の中に、何かもう一つ我々市民に訴えられてきている部分が少なかった、そのように思いました。
 時間がありませんので、次の質問に移ってまいります。
 次に、市広報「おうみはちまん」の「馳走」欄の廃止について、前の議会でそれぞれ議論がされてきました。その中での回答は、予定稿であるから配布を1日おくらせれば問題なかったとしていますが、予定稿については既に予定が決まっているものを書くことと理解しますが、議会で審議されるものは予定稿として書けないと考えます。それは市長と議員は二元代表制で選ばれたそれぞれの代表であること、それぞれの代表が議会の中で議論をして決めていくものであります。ですから、本来ならどちらになるかわからないのが本当であり、「馳走」の中に書かれているように、賛成少数で否決されましたと書かれたことは、議会の中で議論するまでもなく、市長が決めているからこれでよいとしていることになります。これは、市長がいつも言われている、議会で決めていただくことにはならないことになります。
 また、市広報「おうみはちまん」8月1日号の原稿締め切りは7月20日と聞きますが、このように原稿の締め切りが20日であるとするならば、7月の臨時議会が招集されたのは7月21日です。議会に提案される前に決まっていることになります。議会軽視であり、議会は何をするところかが問われます。
 また、8,000人を超える方々の思いのこもった署名を市長はどのように受けておられたんですか。市広報「おうみはちまん」の「馳走」欄には、市長の気に入らない政党や団体、個人を批判されてきましたが、このような市長の考えの異なる政治的なことを市民に知らせたいとされるのならば、個人で「馳走」を発行されるべきであります。市広報「おうみはちまん」に掲載されることは市の公費で行うことになり、他の団体や個人が反論をすることは市広報「おうみはちまん」に掲載されることはありません。これでは不公平であり、公費を使って市民に知らせるべきことではありません。
 これらのことから、市広報「おうみはちまん」に「馳走」を掲載することは市長の公私混同であり、市行政の私物化であり、「馳走」の掲載を直ちにやめるべきであります。市長の所見を伺います。
○副議長(片岡信博 君) 当局の回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
             〔総合政策部理事 今井良治君 登壇〕
◎総合政策部理事(今井良治 君) 川崎議員お尋ねの広報「おうみはちまん」の「馳走」欄についてお答えします。
 前回の議会でも再三にわたり十分ご説明申し上げましたとおり、予定稿を書くこと自体は、公表のタイミングは別として、マスコミや出版の世界ではごく日常的に行われていることであり、問題となるものではなく、議会での議案審議とは別の次元のことであり、決して議会を軽視しているものではございません。
 加えて、8,000人余りの住民投票条例制定に向けた署名をいただいたこと自体を決して無視しているわけではございませんが、前回の議会でも申し上げましたとおり、その署名数をはるかに上回る数万人もの一日も早い新庁舎の完成に大きな期待を寄せる声なき声にも耳を傾け、また約10年もの長きにわたる議会での審議や市民アンケート、市民フォーラムを初めとする数多くの市民参画の場での提案やご意見などに真摯に耳を傾けながら、庁舎整備に邁進しているものであります。
 加えて、これまた従来から幾度となく申し上げておりますとおり、広報の「馳走」の欄を使って市長が公職の立場を離れ、私的な立場から筆をとられたことは一度もなく、毎回市政の重要課題の推進に向けての市長ご自身の思いや喫緊の進捗状況、国や県の情勢などについて市長たる公人としての立場からの率直な思いを、時宜を逃さず市民の皆さんにお届けしようと筆をとられているものであり、公私混同、広報の私物化などの批判は全くの的外れなものであると考えており、掲載を中止することは一切考えておりません。
 なお、ちなみに県内の自治体では、県の広報誌「滋賀プラスワン」を初め13市のうち本市を含む11市が首長のコラム欄を掲載しており、ほとんどの首長が公人としての立場から必要と判断され、掲載されておりますことを申し添えておきます。
○副議長(片岡信博 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、前回の議会も踏まえて回答いただいたわけですが、予定稿、議会で議論をするのに、これは予定稿でないというのはどうかと思うんです。先ほども言いましたように、二元代表制なんですね。その中でやっていくのに、市長が勝手に決めているというようにしか受け取れない、これが予定稿であるとするならば、これは何でもありになってしまいますが、それはそうは思われないんですか。
○副議長(片岡信博 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
◎総合政策部理事(今井良治 君) 予定稿の考え方は今述べたとおりでございますので、ご了解をお願いいたしたいと思います。
○副議長(片岡信博 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) いや、そうじゃないですよ。先ほどから言ったように、やっぱり市長と議員は二元代表制のもとで出てきているわけですよね。その二元代表制の代表がこの議場の中で議論をするわけですよ。だったらほんまのこと言うて、どうなるのかわからないのが本当じゃないんですか。そんなことが予定稿の中に入るというのやったら、それはやっぱし市長が思い込んでおられるだけの話ではないのか、私はこのように思うんですが、いかがですか市長。
○副議長(片岡信博 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) あくまで予定というのは決定じゃないんです。未定なんですよ。だから、それでいいんじゃないですか。決定版じゃない。決定しましたという、だからそれを出すタイミングが間違っていたということで、これはおわびを入れたと思うんですよ。予定稿というのは、例えばいろんな選挙をやりますね。新聞社のみんなが、あれみんな予定を書いているんです。まだ結果出てない、だけれども、いろんな情勢に基づいて書くんです、同じことなんです、それは。予定です、これは。あくまでも未定です。だから、それが外れたときどうするかと言われれば、これは僕責任とって切腹物やと言うたのは前回の回答なんです。
○副議長(片岡信博 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 市長はそういうようにおっしゃいますけれど、やっぱし議論をする余地がこれではなかったことになってしまいますよね。そういうことですやんか。そういうことで私は考えます。そういうように一方的な考え方、それからもう一つ先ほども言いましたが、やっぱし他党、自分の意に沿わないというんですか、自分の意見と違うところがきちっと批判をされているときがあるわけです。そんな毎回毎回じゃないんですけども、やっぱりあるんです。そういったときにはそういうようなことをされている、そういうことをするということは、これは公費を使ってやられるということは選挙運動の一つですか。それとも公費で選挙運動はルール違反ですよね、こんなことやるのはね。もっと公正な立場に立って行うべきだということを申し上げておきます。
 これで質問を終わります。
○副議長(片岡信博 君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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