録画中継

平成29年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月7日(木) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 議案の上程(提案理由説明)
    議第145号~議第151号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会髄報告
第8 討論・採決
第9 委員会の閉会中の継続審査
               午前9時31分 開議
○議長(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(田中好 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 奥田孝司君
 岡田彦士君
の両名を指名いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(田中好 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託いたしておりました諸案件を一括議題とし、各常任委員長から報告を求めます。
 まず、予算常任委員長の報告を求めます。
 予算常任委員長井狩光男君。
             〔17番 井狩光男君 登壇〕
◆17番(井狩光男 君) おはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会におきまして当委員会に付託された諸案件を審査のため、11月28日、29日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
議第130号 専決処分の承認を求めることについて平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)
は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。
議第131号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
請願第4号 税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願
は、賛成少数で原案を不採択とすべきものと決しました。
 なお、審査過程におきまして、請願第4号について、本請願は署名を添えて提出されており、市庁舎建設は住民の意思が反映できているとは思えず、次に市民が直接意思表示ができるというのは市長選挙のみではないかといった賛成意見や市長選挙は市庁舎建設だけではなくさまざまな市民生活における住民サービスやマニフェストにより候補者の実績や期待感を含めて行うものであり、これまでの経過を無視して市庁舎建設の是非を市長選挙で仰ぐこととは別問題であるとの反対意見がありました。
 また、議第131号について、本議案についても市庁舎建設に係る補正予算及び債務負担行為が計上されており、市民に対し説明責任が十分に果たされたとは考えられない。また、新庁舎が八幡学区の避難所機能も有しているところがあるが、避難者は八幡学区以外からも押しかけてくることが予想され、その対応マニュアルが整備されていないまま進められている。庁舎周辺整備を含めると、さらに莫大な費用が発生すると予想され、今後の財政面を鑑みると懸念があるといった反対意見がありました。
 また一方、庁舎建設は10年間にわたり多くの市民を交え、各種委員会やパブリックコメント等さまざまな角度から鋭意検討され、その集大成として提案されたものであり、庁舎の機能と役割からコスト、費用対効果を見ても妥当である。また、本議案は先般の台風21号の災害復旧費や子ども通院医療費助成の拡充予算も含まれており、速やかに執行してほしいとの賛成意見がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 次に、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長辻正隆君。
             〔5番 辻 正隆君 登壇〕
◆5番(辻正隆 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、11月30日に委員会を開き、当局の説明を慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第136号 平成29年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)
については、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第138号 近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第139号 近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第142号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第144号 おうみ自治体クラウド協議会を設置する地方公共団体の数の増加及びおうみ自治体クラウド協議会規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第143号 公の施設の指定管理者の指定
     につき議決を求めることにつ
     いて
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査の過程におきまして、議第136号において、晩婚化に伴う出産年齢の高齢化により新生児の出生数が減少し、また低体重児も増加している。こうした新生児に対応するためGCUの整備等に加え、今後福祉施策との連携が必要で、安心して産み育てることができる制度の構築が必要であるなどの意見が出されました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長岡山かよ子君。
             〔4番 岡山かよ子君 登壇〕
◆4番(岡山かよ子 君) おはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました諸案件を審査するため、12月1日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第132号 平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第133号 平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)
議第134号 平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第137号 近江八幡市0次予防センター条例の制定について
議第140号 近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程におきまして、0児予防センターは病気を未然に防ぐ近江八幡市の健康未来を考える施設であるので、全ての年代の方がいつでも利用していただくことができる施設にしていただきたいとのご意見がございました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長平井せい治君。
             〔13番 平井せい治君 登壇〕
◆13番(平井せい治 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、12月4日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第135号 平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第1号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第141号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) ただいまの審査報告に対しまして質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(田中好 君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、請願について討論・採決を行います。
 それでは、請願第4号について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 皆さんおはようございます。
 日本共産党の井上佐由利です。
 私は、請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願の賛成討論を行います。
 市民が考える庁舎の会の皆さんは、1万154筆の署名を添えて請願書を提出されております。私は、住民投票条例を求める直接請求署名に引き続き、よく諦めずにここまで市民運動を行ってこられたことに敬意を表します。
 さて、7月28日の臨時議会で住民投票条例が仮に実施されていたら、庁舎問題の是非は今ごろ決着されていると考えます。しかし、住民投票は必要なしとの市長の意見で庁舎建設の是非については住民の意思は反映されることなく今日を迎えています。
 ことしの5月以降、7カ月にわたる庁舎をめぐる住民運動はますます市民の関心を呼んでおり、来る市長選挙では庁舎問題が市政の方向を左右することは間違いありません。庁舎問題は争点にもならないと発言した議員もいますが、これは今や100億円規模にもなろうとしている庁舎建設に対してちょっと立ちどまってほしいという市民の声が深く進行している事態を読み取れないもので、市民の気持ちを逆なでしているものであります。
 今後の財政から見ても、庁舎建設費用が間違いなく借金となって大きな負担となるのです。市長が幾ら財政は大丈夫と言っても何を担保に大丈夫と言い切れるのでしょうか。事実は逆であります。
 平成25年度以来3年間は、一般会計単年度収支は赤字となっています。財政を大丈夫と言うのなら、まず大型事業のきわみである庁舎建設の見直ししかありません。
 総額100億円以上ともなる、予想される庁舎建設を強行すれば中期財政計画に合わせるような財政運営が行われます。つまり福祉・教育の削減や必要な公共施設の廃止や縮小に手をつけていく以外に方法がないのです。
 小さな庁舎で大きな福祉のスローガンのように、市民生活を豊かにしていくには庁舎の規模を半分に縮小し、市民が求める福祉や暮らしにその財源を充てることが求められているのです。
 市民の皆さんは、どんな大きな庁舎が建つのか、どれくらいのお金が要るのか、その影響は今後どうなるのかなど、この署名活動を通じて今気づき始められていると思います。
 庁舎問題の運営の広がりは、二重三重の輪が広がっています。今回の請願項目は、庁舎関連予算は市長選挙の後に決めてほしいというのは市民からの賢明な提案だと考えます。
 市民は庁舎建設に反対しているのではありません。庁舎計画の内容を見直すべきだといっているのであります。市民の意思が示される絶好の機会である市長選挙を経てからということに、なぜ議会が応えることができないのでしょうか。議員の役割は市民の声を届けることです。市政をチェックすることです。1万154筆以上の請願に応えて市民の声を聞かない冨士谷市長の暴走をとめるのは議会の仕事であります。民意を問うことなく、財政破綻が予想される庁舎関連予算の議決は一旦踏みとどまるべきだと申し上げます。
 よって、私は、請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願の賛成討論とさせていただきます。
 以上です。
○議長(田中好 君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さんおはようございます。
 政翔会の西津善樹です。
 請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願について反対の立場で討論を行います。
 まず、税金の無駄遣いという点についてですが、老朽化とともに狭隘な庁舎であるがゆえに建てかえることに関しては皆さん合意であるものと考えます。
 そこで、建設費についてなのですが、狭隘であるとされている現本庁舎面積はおよそ4,730平米、ワンストップ化を図るためのひまわり館や福祉事務所も含めた他の別館などが約8,055平米、これらを合わせて1万2,785平米になり、そこにユニバーサルデザイン化や執務のスムーズ化を図るために1.19を乗じますと、およそ1万5,230平米となります。
 さらに、八幡学区避難施設兼用スペースとされる多目的交流スペースや市民活用会議室などの3,120平米と免震構造を有効活用した地下駐車場の2,650平米を合計しますと約2万1,000平米になります。
 ここで、単純に予算上限額である計上事業費の91億200万円を2万1,000平米で割りますと、約43万3,500円になるわけです。この91億200万円という計上事業費には解体費用が含まれていることや、さらに入札によりまして実質の平米単価というものはさらに低くなるわけです。
 となりますと、長浜市や甲賀市のように一部改修や一部新築されている他市と比較したといたしましても、特別ぜいたくな庁舎であるとも言いがたいのではないでしょうか。
 さて、請願内容には、現在及び将来的な人口規模に見合った庁舎建設を望むという内容がありますが、庁舎は人口規模だけに見合わせて建設するものなのでしょうか。確かに、人口規模も検討材料の一つであることは言えるでしょう。しかし、まず市庁舎というものは市がどのようなまちづくりをしようとしているのかによって、その形状やデザイン、設備や機能が変わるため、当然建設費もおのおのの市町によって変わります。
 さらに、現在及び将来的な市民サービスの向上、市民生活の充実、利便性、そして未曽有の大災害の経験を教訓として市民生活を脅かす災害対策拠点としての防災基幹施設として検討し、建設するべきです。
 少子・高齢化、人口減少を迎える中、近江八幡市はどのようにして人口減少に歯どめをかけ、地域活性化につなげていくのか、生産人口と呼ばれる若い次世代の定住化を図り、高齢者が元気に暮らすことのできるまちづくりをしていくことこそ、現在の地方に課せられた重要課題なのではないでしょうか。
 その拠点となるのが市役所本庁舎であり、市民が集い、出会い、交流し、そして新たなコミュニティーが生まれることで地域のきずなが育まれる、さらに日常の生活サービスが一括して受けられる。しかも、将来を担う子どもたちの教育、高齢者が集い健康に交流できる場所、そして福祉トータルサポートに特化した庁舎建設が税金の無駄遣いだとは考えがたいものです。
 皆様も経験がおありなのではないでしょうか。その場しのぎで物事を進めてしまうとかえって高くついたということ。将来を見据えて考えるからこそ、税金の無駄遣いをしないようにしっかりとした庁舎を建設しなければならないのです。
 小さな庁舎でおのおのの施設を活用するという考え方もありますが、それぞれの施設は建築後の年月も経過しており、改修や改築に費用がかさむ上、機能分散による人の移動や人件費、さらに維持管理費用も含め、余計にコストがかかることを考慮しますと、賛同しかねます。
 また、この請願書の請願項目といたしまして、新庁舎の建設に係る関連予算の議決は平成30年4月の市長選挙後に行うこととされております。これは、市長がかわれば新庁舎建設に関する考え方が我々議会人も変わるという解釈をできるわけですが、我々議員も今日まで新庁舎についてはさまざまな観点から検討し、調査し、主張し、議論してきたわけです。つまり、仮に市長選挙で市長がかわったとしても、我々議員の考え方が180度転換するとは考えがたく、市長選挙後に関連予算議決を行う意義が見出せません。
 むしろ、議員といたしましては、諸先輩議員から受け継ぎ、10年の長きにわたり市民の皆様とともに議論されてきた集大成として早期に新庁舎が完成されることを望むことは当然であります。
 確かに、来年4月に実施される市長選挙で市庁舎建設が大きな争点になることは予測できますが、そもそも市長選というものはさまざまな市民生活における住民サービスや将来展望を見据えた市のあり方などを含めたマニフェストによってその人物の人格や実績、期待感によって行うものです。
 よって、市庁舎建設に歯どめをかけて議論することと市長選挙で庁舎建設について市民の審判を仰ぐということとは別問題と考え、賛同いたしかねます。
 さて、このたびの請願は多くの署名を集められた上での請願であると聞き及んでおります。この件に関しましては、お一人お一人にしっかりと説明されながらの署名活動、本当にご苦労されたことと敬意を表する次第です。しかしながら、さきに述べたことから請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願について反対するものです。
 議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) おはようございます。
 公明党の池上知世でございます。
 請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願について反対討論をさせていただきます。
 平成18年に市庁舎の耐震診断がなされ、今日まで多くの方がかかわり、どのような市庁舎がよいのか検討が重ねられ、今日に至りました。議会といたしましても、平成24年に市庁舎整備等特別委員会を設置し、説明も受けながら意見、検討が重ねられ、かかわってまいりました。
 請願にあります税金の無駄遣いを改めというものでございますが、私も含め誰もが税金の無駄遣いはだめであると考えているのは当然であります。そのためにも、この庁舎が最大の効果が発揮できますように10年間にわたり協議検討がされてきたわけでございます。
 今回の請願は、4月の市長選の後にということでございますが、私たち議員は今回の議案に対して賛否を問われているものであり、この12月の予算常任委員会でも、特に庁舎のみの予算に対して審議時間をとりまして最終的な質疑応答がなされ、審議いたしました。この委員会には24名全議員が出席しています中で、今回の予算に対して賛成多数で決まりました。
 よって、30年4月の市長選後に行うというこの請願に反対するものです。
 ただ、多くの方が署名をされていますので、中身についてご理解いただけますよう私も努力してまいりたいと思います。
 以上で請願第4号の反対討論を終わります。
○議長(田中好 君) 次に、山本英夫君の発言を許します。
 山本英夫君。
             〔23番 山本英夫君 登壇〕
◆23番(山本英夫 君) 山本でございます。
 請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願について反対の立場で討論をいたします。
 私は、8,118筆を集められた住民投票を求める署名は大きな市民の声であり、権利を主張するものであると考え、しっかりした説明責任を果たすべきであるとの立場を変えるものではありません。
 そうした中で、当局はそういった市民の声に応えたとは言えず、根本的な事柄への疑問は市民の中に残されたままとなっています。また、その請願に対して投票条例以上の署名を集められた市民の皆さんの思いは本当に大切にしなければならないものとは考えますが、しかし今回の請願項目はあくまで市庁舎の建設に係る関連予算の議決は市長選後に行うことというものであり、このことを市長選立候補表明者の名前で上げられてきたことは、趣旨自体が市民に明確な説明がなされるまでの議会決議の自粛問題としては捉えられず、議会議員が採択すべき請願であると認めることができません。
 このことをもってこの請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願に対する反対討論といたします。
○議長(田中好 君) 以上で請願の討論を終わり、これより採決いたします。
 念のため申し上げます。本件に対する予算常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決いたします。
 お諮りします。
 請願第4号税金のムダ遣いを改め、「小さな庁舎で大きな福祉」の実現を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第4号は不採択とすることに決しました。
 次に、市長提出議案のうち発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の川崎益弘でございます。
 議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)、市庁舎整備工事請負費5,570万8,000円と債務負担行為補正90億4,629万2,000円が計上されています。
 本会議個人質問で各会派の代表的な議員や私も91億200万円の内訳を質問しましたが、入札前だからと内訳は明らかにされませんでしたが、11月1日号の広報とともに配布された市庁舎整備通信に、庁舎建設工事費は88億7,000万円、附帯工事費6億2,000万円、合計94億9,000万円、消費税含むと記載されています。
 本会議での議論を避けるために、議員には詳細を示さない、意図的にこのようなことが行われたと思われます。これは市長だけの思いのままに進められています。これは二元代表制ではありません。
 市庁舎整備通信に庁舎建設工事費94億9,000万円と掲載されていますが、今までの基本設計や実施設計や工事管理委託費などが含まれていません。今後の費用も含めて総額では97億円を超えます。これでは市民に庁舎建設費を安く見せるために示され、正確な情報が示されたとは言えません。
 財政について起債を58億円、そのうち合併推進債を使う、交付税措置がされるからと言いますが、国庫支出金は年々減少されています。今後も国庫支出金の増額が保障されることにはなりません。また、公債費、借金の返済も大きくなり、一般会計を圧迫してくることが明らかであり、将来に大きな負の財産を残すだけであります。
 庁舎の大きさや配置についても計画が余りにもずさんであります。会議室が余りにも多過ぎること、もし同時に全部の会議室が使われると市の業務は停止状態になります。また、市民が使われると言いますが、各コミセンに機能を持たせた整備を進めてきました。もっと各コミセンを利用するべきであります。
 避難者を収容するためにも活用するとしていますが、市役所業務に必要な会議室にとどめるべきであります。
 市庁舎を八幡学区の避難所として1,500人余りを収容するとしていますが、市役所が避難所となったことで他の学区の方も押し寄せられることが考えられます。1,500人以上の避難者を収容することで市の業務の混乱が予測されることなど、避難所として基本的な計画もないままに市庁舎を避難所とすることにした計画のずさんさがあります。
 にぎわいという名目で大きな空間をとり、にぎわいのスペースを計画しています。市長は高齢者に市役所に来てもらって一日を過ごせるようにと言いますが、高齢者は遠くの市役所までどのようにして行くのですか。それなら、近くの各コミセンや各自治会に集える場所を確保するべきであります。
 市庁舎建設については、延べ面積が2万平米ありきで行われている今回の計画では、非常に無駄なところが多くあります。人口が減少する中で、建設した後に何も使わない会議室や部屋があることになります。建設面積を縮小するべきであります。
 今回計上されている91億200万円と今後の費用として外部倉庫、備品購入費などで3億4,000万円、今までに基本設計、実施設計に1億1,900万円、一時解体費、移転費1億5,300万円がかかりました。それらを含めると7億円の立体駐車場を取りやめたのに97億円を超えることになります。
 このほかにも市役所周辺道路の改修にも多くの費用がかかります。市役所北側の道路の改修など費用が必要でありますし、三明川改修は県がすることになりますが、親水公園の計画にも市が負担することになり、総額は100億円をはるかに超えることになります。
 庁舎を大きくすることは今後の維持管理費も高額になり、公債費も増額となり、市民負担が大きくなります。今ならまだ間に合います。立ちどまって計画を見直すべきであります。
 これらのことを申し上げて、議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)に対して反対の討論といたします。議員皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、重田剛君の発言を許します。
 重田剛君。
             〔2番 重田 剛君 登壇〕
◆2番(重田剛 君) 政翔会の重田剛でございます。
 私は、議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)につきまして、政翔会を代表して賛成の討論をさせていただきます。
 まず、今回の補正予算案には、加速感を増しつつある少子・高齢化社会に対応すべく子育て支援策を充実強化するために、経済的に困窮されている子育て世帯への支援策の一つとして、来年1月から小学1年生から中学3年生まで通院医療費助成の範囲の拡充を図る予算が提案されています。関係条例の改正もあわせて、速やかに実現すべき予算と考えるものです。
 また、近年まれに見る暴風雨により国の重要文化財である旧西川家住宅の母屋と土蔵のしっくいの一部崩落や市道のり面の崩壊などの大きな災害を市内各地にもたらしました超大型で非常に勢力の強い台風21号による被害に対応する約7,500万円の災害復旧に係る経費が提案されております。本市の市民生活や農業などの産業、経済、さらには観光などにも大きな影響を与えており、当該予算を速やかに可決し、一日も早い復旧対応を行うべきと考えるものです。
 さて、台風以上に大きな被害をもたらすことが予想される東南海地震を初めとした大震災に対する市民の安全・安心を確保する政策の実施は、本市にとって最重要かつ遅滞を許されない大きな課題であります。
 そのような状況の中、今定例会におきます最重要議案は、10年来の懸案であります市庁舎の建築に向けての予算を含むこの補正予算であり、議会としてもそのことの重要性を鑑みて予算常任委員会で集中審議を行い、慎重かつ丁寧に審議を行いました。
 市庁舎整備は平成18年に実施された耐震2次診断において、耐震性能が不足しており震度6から7程度の地震が発生した際に倒壊または崩壊する危険性が高いと判定されたことに端を発し、あれから既に10年以上の年月が経過しており、さきにも述べましたように、本市もいつ大災害に見舞われるかもしれません。大地震が発生した直後でも庁舎機能が停止しないよう、BCP、事業継続計画が機能するよう、建物全体を揺れ対策として最もすぐれ安全な免震構造を採用し、また災害発生後直ちに災害対策に取りかかれるよう中枢機能となる災害対策本部機能の配置、さらには避難施設を有しない地元八幡学区民の地域防災対策として約1,500人の市民が利用できるように、通常は会議室や談話交流スペースとして使用いただく場所を有効に活用して、災害発生直後の3日間安心して避難できる施設としての機能を果たすことができるよう設計された新庁舎の整備は、行政の責務である全ての市民の生命と財産を守るために決して立ちどまることなく一刻も早く完成されることが必要と考えます。
 庁舎整備に関しては、現在に至るまで他市では類を見ない10年もの長き時間をかけて、市民との協働のまちづくりの視点で丁寧に合意形成を積み重ねてこられました。市議会においても、基本構想、基本計画、基本設計、そして実施設計に向けたそれぞれの段階において、本会議や市庁舎整備特別委員会において活発に、そしてさまざまな角度から議論を重ねてまいりました。
 今回、提案された市庁舎整備事業費91億200万円については、まちづくり、交流、防災、環境、福祉・教育、コストバランスの6つの整備方針に基づき、その機能を具現化するために必要な事業費であります。そして、この6つの整備方針は、いずれも本市の実情や地域特性を踏まえて真に必要で重要なことばかりです。
 これまで市庁舎は、福祉事務所、西別館、南別館や水道事業所、さらにはひまわり館や保健センターと行政機能が分散し、市民の皆様にご不便をおかけしてまいりましたが、特に車椅子利用など障害のある方や介護保険を利用されようとされている高齢者、発達に課題を抱えて福祉や教育など幅広い連携による支援が必要な障害のある子どもとその保護者の方々などに対して、これまで福祉や教育分野の窓口が分散されていて、多大なご不便やご迷惑をかけてきたことは紛れもない事実であります。
 私は、この大きな課題を解決するために、窓口のワンストップフロアサービス化を新庁舎整備において実現を目指すべきと考えます。
 さらに、窓口のワンストップフロアサービスのほかに、福祉や教育分野に限っても、福祉と教育との連携によるゼロ歳からおおむね20歳までの地域の宝である次世代を担う子どもたちの未来を輝けるものにするための子育てのトータルサポートセンター機能やひきこもりを防止するための高齢者の居場所づくり、誰に対しても優しいユニバーサルデザインの導入など、少子・高齢社会を迎えた今だからこそ大切にしなければならないことが新庁舎整備のコンセプトにしっかりと盛り込まれています。
 また、当局の経費削減に対する取り組みも、行政サービス機能は基本計画では1万6,310平米であったものが現時点で1万5,230平米と約1,000平米の縮減、子育てプレールームやキッズライブラリーなどの子育てや談話交流スペースなどの市民交流、にぎわい機能部分が基本計画時から約500平米縮減されるなど、実質の市庁舎規模は基本設計時の2万平米から1万8,350平米まで縮減に努められました。
 一方、その中でも平時ではさまざまな市民団体の利活用が可能とされ、災害時には避難場所ともなる会議室や福祉・教育などの充実の根幹となり、相談業務に必要不可欠なプライバシーが確保された相談室については基本計画時より拡充するなど、コストバランスを意識した中で必要な機能を確保しつつ、無駄のない庁舎としてしっかりと答えを出していただいたものと評価しております。
 最後に、今回提案された市庁舎整備事業費91億200万円は、議会や市民からのさまざまな意見や提案、当局や設計者のコスト削減に向けてのご努力により、基本計画時の想定よりは安価となりました。
 我々議員は、財政計画なども詳細に伺い、事業実施に向けての態勢が整っていることを理解いたしましたが、やはり91億200万円という整備費は何の説明もなくこの金額のみ示されれば多くの市民が簡単に賛成と言えるものではなく、また将来の市政運営に対する漠然とした不安感を抱きかねないことも事実であります。
 当局の市民の皆様へのさらなる情報開示、周知を求めますとともに、新庁舎整備に関連して今後整備予定の官庁街の道路改修事業や防災備蓄倉庫などの建設も含め、引き続き経費削減の努力をお願いするものです。
 以上、市民とともに長年議論を重ねてきた今、課題解決の緊急性、重要性、必要性の観点に立ち、基本計画から実施設計に至るまでのコンセプトを踏まえ、具現化に向けた整備を実現させるために、市庁舎整備事業を今回上程されたものであるということを確信し、議員各位のご賛同をお願いして賛成討論とします。
 以上。
○議長(田中好 君) 次に、山本英夫君の発言を許します。
 山本英夫君。
             〔23番 山本英夫君 登壇〕
◆23番(山本英夫 君) 山本でございます。
 議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)について反対の立場で討論をいたします。
 この中には市庁舎整備事業における債務負担行為補正が上げられておりますが、さきの討論でも申しましたとおり、この債務負担行為については住民投票を求める8,118筆の署名が集められた大きな問題であり、より慎重な取り扱いが必要とされたものであります。
 そうした中で、当局側においては多くの声なき声があるからとの発言をされ、一刻も早くとの立場のもとタイムスケジュールを早めるためともとれる議会の開会をされています。しかし、今なお目に見える形で示された条例に対する8,000を超える市民の声、また請願に対する1万人以上の人々の異議はもちろん、反対の声なき声も多いことを考慮すべきにかかわらず、そういった方々の基本的根本の部分の疑問には答えようという姿勢を見せられることもなく、説明責任が果たされたとは考えられません。
 このことから、市民の不信感を拭えたとは言い切れるものではないということを申してこの議案に反対といたします。
 この補正には、災害復旧費や市民サービスに関連した早急な議決を求められているものも多くあり、提案自体に反対を表明することを本意とするものではございませんが、多くの市民が注目をする庁舎の債務負担行為が金額の大部分を占めていることから、この事項に関して賛同することができるものではないとの立場を明確にしておくため、反対といたします。
 以上を議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)についての反対討論といたします。
○議長(田中好 君) 次に、井上芳夫君の発言を許します。
 井上芳夫君。
             〔3番 井上芳夫君 登壇〕
◆3番(井上芳夫 君) おはようございます。
 創政会の井上芳夫でございます。
 創政会を代表しまして、議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)につきまして賛成の立場で討論させていただきます。
 今議会市長冒頭挨拶でもありましたように、10月16日に発生しました台風21号は強風域が半径800キロ以上の超大型台風でありました。今補正予算の執行により、一日も早い復興、復旧を願うものであります。
 また、市庁舎整備については、平成18年度以降今日まで10年もの長きにわたり、一般市民、学識経験者、各界代表者、地域の代表者等とともに5つの委員会が延べ32回開催され、2回の市民アンケートが実施されました。また、シンポジウムやフォーラム及び市民報告会も計4回開催されるなど、さまざまな取り組みの中で多くの人々がそれぞれの立場でかかわり、地域ぐるみのまさに市民との協働のまちづくりとして、熟成度を高めるために可能な限りの方法により合意形成に努めていただきました。
 そのことから、きょうに至るまでの取り組み実績については非常に重みがあり、尊重しなければならないものと考えております。
 近江八幡市議会においても、市庁舎整備等特別委員会を平成24年度に設置して以降、今日まで35回の議論を重ねてまいりました。市庁舎整備にかかわる基本構想から基本計画、基本設計、そして今回の実施設計へと確実に、そして丁寧にプロセスを積み重ねてきていただいた集大成であると思っております。
 そういう意味で、今回上程された市庁舎整備にかかわります現年度補正予算、平成29年度から平成32年度の複数年にわたる契約行為に必要な予算であります債務負担行為の上限額設定、あわせて91億200万円となります市庁舎整備事業費については、本議会の個人質問でも、また予算常任委員会における約2時間強の集中審議においても、当局から受けた説明により、改めてまちづくり、交流、防災、環境、福祉・教育、コストバランスの6つの整備方針に基づき、その機能を具現化するために必要な事業費として見積もられております。
 新庁舎は分散する庁舎の集約による市民に対する行政サービスの利便性の向上、福祉や教育の連携による子育て支援機能の向上、市の対策の中枢機能と八幡学区の地域防災の拠点機能等をあわせ持ち、加えてこれから50年、100年後の近江八幡市の姿を見据えて、少子・高齢化社会や今後の人口減少社会など新たな環境に柔軟に対応し進化できる庁舎、にぎわい、交流機能としては市民が思い思いの目的で利用できる談話交流スペースなど、市民交流センター機能を有するなど、これからの時代を先取りする庁舎整備を早期実現するために必要な予算であると確信いたしました。
 また、実施設計では、それぞれの機能を単純に施設化し、建物を大きくしたわけではなく、行政とにぎわい、交流機能を持った複合施設であるとの利点を生かし、所属間の連携や市民との協働、会議室等の共有スペースの活用等、さまざまな角度からコストバランスを常に意識して共有化を図るなど、効率的な活用の考え方をもとに徹底して無駄を省き、全体の面積を縮減するなど、効果的なコストバランス策も考えております。
 これら必要な機能と規模からしますと、市庁舎整備事業にかかわる予算額は無駄のない新庁舎の必要な規模に対する必要な金額であると考えられ、決して豪華で高い庁舎ということではないと理解できます。
 今後も外部倉庫の整備など引き続き予定される工事などありますが、さらにコストバランスを考慮した事業実施をお願いしたいと思いますし、我々議員もしっかりと監視していかなければならないと肝に銘じております。
 最後に、新庁舎の建設においては、これから50年先まで見据えた市民皆さんのための新庁舎になると、また未来の子どもたちのための拠点となる新庁舎になることを大いに期待するものです。
 以上、議論の経過、市民との協働、整備方針の具現化として上程された市庁舎整備事業費を含む予算については賛成であることを明確に申し述べ、議員各位の賛同をよろしくお願い申し上げ、賛成討論といたします。
○議長(田中好 君) 以上で予算関連議案について討論を終わり、これより採決いたします。
 お諮りします。
 議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第131号は原案を可決することと決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決いたします。
 まず、専決処分議案について、議第130号を採決いたします。
 お諮りします。
 議第130号専決処分の承認を求めることについて、平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を承認することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第130号は原案を承認することと決しました。
 次に、予算関連議案について、議第132号から議第136号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第132号平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第133号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)、議第134号平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議第135号平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第1号)、議第136号平成29年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)、以上5件は総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第132号から議第136号までの5件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第137号から議第140号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第137号近江八幡市0次予防センター条例の制定について、議第138号近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第139号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第140号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件は総務及び教育厚生の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第137号から議第140号までの4件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第141号から議第144号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第141号から議第143号まで、いずれも公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第144号おうみ自治体クラウド協議会を設置する地方公共団体の数の増加及びおうみ自治体クラウド協議会規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて、以上4件は総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第141号から議第144号までの4件は原案を可決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第145号~議第151号
○議長(田中好 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第145号から議第151号までの7件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成29年第4回(12月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第145号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)
議第146号 近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてほか条例改正議案3件
議第150号 船木財産区管理委員の選任につき同意を求めることについてほか人事案件1件
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 それでは、本日追加いたしました案件につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議第145号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出それぞれ52万7,000円を追加し、予算総額を353億6,658万円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、議会費におきまして委員等報酬で議員期末手当を追加、総務費及び教育費におきましては職員給与費を精査し補正するものでございます。
 なお、財源につきましては繰入金を充当させていただきます。
 次に、議第146号近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告に基づき国家公務員の一般職の任期付職員の給与が改正されることに伴い、本市においても同様の措置を講じるため所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第147号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告に基づき国家公務員の一般職職員及び指定職職員の給与改正がなされ、本市における市議会議員及び特別職については国の指定職職員に準じた取り扱いとしているため、所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
 次に、議第148号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告及び滋賀県人事委員会勧告に基づき、国家公務員及び滋賀県職員の一般職の給与改正がなされることに伴い、本市においても同様の措置を講じるため所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
 次に、議第149号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院から示された退職給付に係る官民比較調査の結果及び見解を踏まえ、国家公務員退職手当法の改正がなされることに伴い、本市においても同様の措置を講じるため所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
 次に、議第150号船木財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、財産区管理委員の任期満了に伴い、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 最後に、議第151号古川財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましても、財産区管理委員の任期満了に伴い、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました7議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程いたしました議第145号から議第151号までの7件について、質疑のある方は後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前10時49分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時49分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(田中好 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(田中好 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっています議第150号及び議第151号の2件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、ただいまの2件につきましては委員会付託を省略することといたしました。
 なお、議第145号から議第149号までの5件については、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり予算及び総務常任委員会に付託をいたします。
 後刻、再開後に審査報告が願えますようによろしくお願い申し上げます。
 なお、予算常任委員会は第3・4委員会室において、総務常任委員会は第1委員会室において開議されます。
 休憩をいたします。
               午前10時50分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時1分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 委員会審査報告
○議長(田中好 君) 次に、日程第7、委員会審査報告に入ります。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長井狩光男君。
             〔17番 井狩光男君 登壇〕
◆17番(井狩光男 君) ただいまから予算常任委員会の審査報告をいたします。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました案件を審査するため、先ほど会議を開き、当局の説明を求めまして次のように決しましたので報告をいたします。
議第145号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(田中好 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長辻正隆君。
             〔5番 辻 正隆君 登壇〕
◆5番(辻正隆 君) 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告申し上げます。
議第146号 近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特列に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第147号 近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議第148号 近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第149号 近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 以上、総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) ただいまの審査報告に対し、質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午後0時4分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時8分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(田中好 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 1名から発言通告がありました。これを許します。
 まず、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。
 私は、議第149号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対の討論をいたします。
 本議案は、195回特別国会における国家公務員法退職手当法等の一部を改正する法律案の議決を待って提案されたものと理解しています。
 この法律は、地方公共団体の地方公務員にも及ぶものとして、地方公共団体においても適切に対応せよとの総務大臣の通知により提案されたものであります。
 これは5年ごとに民間企業の退職給付の水準について調査を実施し、官と民の比較をして公務員の退職給付の見直しを実施するものです。
 今回は2015年度退職者の国家公務員に関する調査結果から、1人当たり78万1,000円の差額が公務員のほうが高いので見直すとして、公務員の退職手当の引き下げを求めるものです。具体的には調整率を引き下げることで支給水準を引き下げることになっています。
 前回の2010年には403万円の差額が見直しをされた経緯もあります。退職手当の引き下げは公務員労働者の大きな不安となっており、業務の意欲減退にもつながりかねない問題であります。
 退職手当はいわゆる手当と呼称しているように、住宅手当や扶養手当、残業手当など労働条件の一部を構成するものです。賃金の後払いという性格を有するものです。
 内閣人事局人事政策統括官は、退職手当は労働条件ではなく、長期勤続、功労に対する報償だとの答弁をしています。長期勤続への報償としながら、官と民の勤労の努力への違いがあるはずですが、それを無視して給付水準のみで、いわゆる金額だけで官民均衡を図るとする引き下げの理由は筋が通らない話だと思います。
 人事院の給与局長は、退職後の生活設計を支える勤務条件的な性格を有していると退職手当の労働条件的性格を認める発言もあります。
 人事院の官民比較調査は雇用保険の有無さえ比較対象にしないなど非常に限定的で不的確、不透明なものだと言わねばなりません。
 5年ごとの官民均衡の確保のための退職手当の引き下げは、退職後も守秘義務が課せられ雇用保険も適用されない公務員の特殊性を無視し、生涯設計に大きな影響を及ぼすもので、公務員労働者の立場に立って到底認められるものではないと主張をいたします。
 一方で、同時に審議された閣僚や政務官など特別職給与を引き上げる特別職職員の給与に関する法律の一部改正はすんなりと議決され、この扱いの差には疑問が残るところです。
 また、本議案については、近江八幡市の労働組合との交渉事項として交渉され、組合から施行日を1月1日でなく4月1日にと要望されたと仄聞します。今年度の退職者については、少なくとも救済を求めるとしたものです。聞き入れない当局の態度を指摘したいと思います。
 地方公共団体の裁量の範囲で施行日を変更することは他の地方公共団体でも実行されてきています。本市においても決断をすべきであります。
 以上を申し述べて、議第149号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対の討論をいたします。
○議長(田中好 君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
 議第149号について起立により採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第149号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第149号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決いたします。
 まず、予算関連議案について議第145号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第145号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第145号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第146号から議第148号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第146号近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第147号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議第148号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件は総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第146号から議第148号までの3件は原案を可決することに決しました。
 次に、人事関連議案についてでございます。議第150号及び議第151号を一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第150号船木財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第151号古川財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、以上2件は原案に同意することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第150号及び議第151号の2件は原案に同意することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会の閉会中の継続審査
○議長(田中好 君) 次に、日程第9、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 総務常任委員長から、会議規則第105条の規定に基づき、総合計画に関すること及び情報化推進について、審査が終了するまで閉会中も特定事件として調査をしたい旨の申し出があります。
 ここでお諮りいたします。
 総務常任委員長からの申し出のとおり、審査が終了するまで閉会中も引き続き特定事件として調査をすることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、本件については、総務常任委員長からの申し出のとおり審査が終了するまで閉会中も引き続き特定事件として審査することに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了をいたしました。本定例会に付議されました議案は全て議了をいたしました。
 ここで、冨士谷市長からご挨拶をいただきます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆さん方におかれましては、去る11月13日、平成29年第4回市議会定例会を招集させていただきましたところ、市庁舎整備事業に係る工事請負費を初めとした平成29年度一般会計補正予算など提案させていただきました全ての議案につきまして慎重なるご審議を賜りまして、いずれも原案どおり可決賜りましたことに対しまして、心から厚くお礼申し上げる次第であります。ありがとうございます。
 今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました多くのご意見やご提言につきましては、私以下全ての職員がこれを真摯に受けとめ、今後の市政運営に当たり反映できますよう鋭意努力してまいりたいと存じております。
 今週に入り日本列島上空に寒気が入り込んだことや放射冷却の影響によりこの冬一番の冷え込みとなり、いよいよ本格的な寒波到来の兆しを見せてまいりました。
 さて、皆さんもご承知のとおり、北朝鮮が9月15日以来約2カ月半、75日間の沈黙を破って弾道ミサイルを11月29日の未明に発射し、青森県沖約250キロの日本の排他的経済水域内に落下しました。11月20日のアメリカによるテロ支援国家再指定に対抗する意図もあったと見られておりますが、今回はアメリカ本土全域を攻撃でき、大型核弾頭が搭載可能な大陸間弾道ミサイル、いわゆるICBM、火星15型であると北朝鮮は発表しており、米朝間の緊張が高まるのは必至でありますが、北朝鮮に核放棄を促し、無条件で対話の場に引き出すためにも、国際社会が結束して最大限の圧力をかけていくことが肝要と考えます。
 その一方で、最近日本海側の我が国の沿岸に北朝鮮のものと見られます小型の木造漁船の漂着が相次ぎ、船の中から遺体が発見されたり、乗組員の保護がされたりしております。外貨獲得のため、自国の沿岸部の漁業権を中国に売り渡しているため、日本の排他的経済水域内の好漁場として知られる大和堆でことしに入り違法操業する北朝鮮の木造船数百隻に海上保安庁が警告と放水を繰り返しております。
 農業が芳しくなく、食料難の北朝鮮にとって海産物は国民の貴重な食料資源であり、また重要な外貨獲得手段でもあるため、エンジンも老朽化し、燃料も乏しい中で、無理をして遠方へ漁に出た結果、漂流が相次いでいるものと見られ、我が国にとって不安が急激に高まりつつある中、今後のさらなる経済制裁等の北朝鮮政策に注意しなければならない情勢となっております。
 さて、話は変わりますが、本市が進めます0次予防シエアリングプラットホーム形成事業として、旧武佐コミュニティセンターを平成30年4月から0次予防センターとすべく整備を進め、今議会でその設置に係る条例をご可決いただいたところでございますが、その運営スタッフとして活動いただく市民ボランティアである0次予防健康サポーターの養成講座の修了式を来る12月14日に行い、男女38人に修了証書を授与し、励ましの言葉を述べさせていただく予定をしております。
 0次予防とは、その人らしい生き方ができる、努力すればやっていけるという環境を地域でつくりながら、1次予防阻止、2次早期発見早期治療、さらに3次リハビリ、再発防止を行っていく前の段階の0次はあくまでその基盤づくりであると、当事業アドバイザーの四国医療産業研修所長の櫃本真聿氏はおっしゃっているところであります。
 この町に住み、その人らしい生き方をして、病気になってもならなくても、障害があってもなくても、それこそ死ぬ間際であったとしても、その人らしく過ごせる基盤づくりがすなわち0次予防であります。
 少子・高齢、人口減少社会の真っただ中で高齢化率や社会保障費の高騰を押さえ込む対策ばかりを考えるのではなく、病気を抱えていたとしても自分らしく生きている元気高齢者に地域で活躍してもらえるよう力を引き出し、それを地域資源として生かすまちづくりができるかどうかが、地域の活性化はもちろん、健康寿命の延伸につながると考えます。
 地域の宝である高齢者に、自分らしく生きる元気高齢者になっていただき、その元気高齢者がさらに地域を支え、地域の活性化につながる好循環となるよう積極的に0次予防に取り組んでまいりたいと考えております。
 さらに、議員のご質問の際にも触れられておりましたが、東大阪市花園ラグビー場で今月27日から開幕します第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会の滋賀県代表として、地元県立八幡工業高校のラグビー部が7年ぶり26回目の出場を果たしました。県予選の決勝では、これまで6連覇していた草津市の光泉高校を16対12の接戦で競り勝ったもので、光泉高校にはしばらく後塵を拝していただけに、久々の古豪復活に選手や保護者、高校の皆さんの喜びもひとしおのことと思います。
 既に今月2日に行われた組み合わせ抽せん会において、1回戦の対戦相手は今大会唯一の初出場校であります埼玉県代表の私立昌平高校と決定しております。出場に先立ち、今月21日には市役所庁舎1階ロビーにおきまして他の全国大会出場の選手や団体とともに激励会を開催いたす予定でございます。ぜひ皆さん方もご臨席をいただき、そして熱いエールを送っていただければと思っております。
 また、本市のふるさと納税の寄附金額は11月末現在で約6億9,000万円と、昨年の同期に比べますと約1.4倍のご寄附をいただいております。議員の質問にも答弁させていただいたとおり、総務省がことし4月に過度の返礼品競争を控えるよう自治体に要請したことを受け、本市におきましても、返礼割合を10月1日から引き下げると広く周知したことでの駆け込みの寄附があったものと予測されますが、総務大臣の交代後に返礼割合見直しの延期をしましたものの、返礼割合の水準を戻したり電化製品を継続させたりする自治体、さらには本格的にふるさと納税に参入してくる自治体が増加していることなどから、11月だけに限れば本市の寄附金額は昨年度に比べ約9,000万円の減少を生じており、先行きが読めない状況でもあります。
 したがって、これから大みそかまでのあと20日間余りが本市にとっての正念場と思うところであります。
 民間の調査によればふるさと納税の制度は知っているが、利用したことがない人が調査対象者全体の77%に上るとのことでありまして、議員の皆さん方におかれましてはどうか引き続き平成の四方よしと言われますふるさと納税にぜひ引き続きご理解と、あわせてお力添えを賜り、市外にお住まいの知人やご親戚に広めていただければと存じます。よろしくお願いを申し上げる次第であります。
 さて、皇室会議が12月1日に開かれ、天皇陛下が2019年4月30日をもってご退位され、皇太子が翌5月1日に新天皇に即位され、改元されることが決まりました。
 憲政史上、天皇陛下のご退位に伴う新天皇の即位は初めてであり、皇太子様は戦後生まれの初の天皇として新たな皇室を築かれることとなります。国民の心に寄り添い、苦楽をともにし、平和を願って象徴としての務めを全身全霊をもって誠実に果たされてきた天皇皇后両陛下が歩まれてきた日々に思いをはせながら、その一方で自分自身の過ぎ去りし平成の歳月に、走馬灯のように思いをめぐらせる方も多いのではないかと思います。
 私の場合も、昭和から平成となった当時は、近江八幡市議を務め、その後、県議4期、旧近江八幡市長1期を経て、新近江八幡市の市長として2期を務め、平成の時代を歩んできたところでございます。長かったようであっという間の31年間でありましたが、その間、財政、経済の伴わない行政は寝言であるという二宮尊徳氏の言葉を胸に、入りをはかりて出るを制すの株式会社近江八幡をモットーに、議員の皆さん方を初め市民の皆さん方、そして職員のご理解とご協力をもって行財政改革に取り組みながら、本市が抱えた数多くの課題の解決に全力で当たってまいったところであります。
 また、今議会におきまして、複数の議員の皆さん方からのご質問の際にいただいた引き続き未来ある市政運営を担っていただきたいとの身に余るお言葉を真摯に受けとめ、熟慮してまいりましたが、我が国がいまだかつて経験したことのない少子・高齢社会、地球温暖化、また人知を越えた災害が多発する中で、一刻の猶予も許されない市庁舎の建設整備を初め、まだまだ山積した課題を最後まで完遂することが私に課せられた責務と考え、また職員の皆さんと一緒にこれまで積み重ねてまいりました経験と実績を無駄にすることなく、さらなる市政発展へとつなげたく、来春に迫りました市長選には皆さん方のご期待に応え、再度立候補いたす所存でございます。このことはまさに私にとっての集大成になろうかとも思っております。
 今後も、さらに市民の皆さんの英知をいただき、次の時代を見据えた協働のまちづくりを目指すため、鋭意奮闘してまいりますので、どうぞ議員の皆さん方のさらなるご理解、ご支援、ご教示を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
 ことしも余すところあと20日余りとなりました。市役所周辺の官庁街周辺のグリーンベルトは既にシルバー人材センターの会員の皆さん方による歳末恒例の清掃奉仕により、すっかりきれいになっております。
 また、近江八幡駅の南北の広場は近江八幡ライオンズクラブ、びわ湖八幡ロータリークラブの皆さん方のご尽力による美しいイルミネーションが輝き、何かと気ぜわしくなる人々の心を和ませていただいております。
 暦の上では31日、大みそかをもって一年の締めくくりではございますが、年度でいいますと平成29年度残り3カ月余りの中で、これまでの取り組みの成果を一つ一つ結実させながら、重点事業を初めとした全施策・事業の着実な取り組み推進に努めつつ、引き続き緊張感を持ちながら、「内発的発展により心の豊かさがあふれた品格のあるまち」の実現を目指してまいりたいと思っているところでございます。
 これから先、ますます寒さが厳しくなる中、議員の皆さん方におかれましては年末年始の行事等で何かとご多忙の日々が続くとは存じますが、どうかくれぐれもご自愛をいただきまして、ご家族おそろいで輝かしい初春をお迎えになられますとともに、新年のなお一層のご活躍を祈念し、あわせまして市政発展へのより一層のご協力をお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきたいと存じます。まことにありがとうございました。
○議長(田中好 君) それでは、第4回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る11月13日に開会いたしました本定例会も、議員各位を初め市長並びに当局の皆様方のご協力によりまして、ここに無事、閉会を迎える運びとなりました。厚く御礼を申し上げたいと存じます。
 当局におかれましては、今定例会の中で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重されて、市政の一層の発展に努められますようお願い申し上げるものでございます。
 議会といたしましても、引き続き市民生活の充実に向け一層努めてまいる所存でございます。
 いよいよ本年も20日余りとなりました。寒さも一段と厳しくなってまいります。どうか皆様方におかれましても、年末年始にかけて慌ただしくなりますが、健康には十分ご留意をいただきまして、どうぞよい新年をお迎えになられますことをご祈念申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。
 ご苦労さまでございました。
 それでは、これをもちまして平成29年第4回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでございました。
               午後0時38分 閉会
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