録画中継

平成30年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
2月28日(水) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)市庁舎整備工事について
(2)住宅リフォーム助成制度について
(3)北里幼稚園改修計画について
(4)金田小学校の児童数と今後の推移について
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。時間が余りなくなってくると思いますので、順次質問に入っていきたいと思います。
 まず最初に、市庁舎建設について。
 市庁舎整備工事請負契約の締結については、さきの1月31日の臨時議会において審議されましたが、提出された資料は黒塗りの総合評価配点表でありました。そのことから、本会議や特別委員会でも、黒塗りでなく総合評価配点表や総合評価審査委員の講評も提出されるように要求してきました。
 また、当局もできるだけ提示をすると回答されましたが、当局からこの提示はされず、やむなく情報公開条例に従い総合評価配点表の公開を要求いたしました。
 公開されたのは、多くのところが黒塗りの総合評価配点表であります。庁舎整備特別委員会で提示すると言われた資料が提示されず、情報公開条例に基づいて公開を要求しなくてはならないのか。特に、議員は議論をし議決しなくてはならないという立場にあるのに、提示されないのはいかがなものか。まず、総合評価配点表、総合評価審査委員の講評、これらの資料を提示され、議論するべきであります。また、市民にも明らかにし、説明すべきであります。
 このままでは何もわからないままに庁舎建設が進むことになります。これでよいわけがありません。説明を求めます。
 今回開示された総合評価配点表と前の1月31日臨時議会に提示された総合評価配点表に異なるところが見られます。前に提示された資料には、一番下の欄、これが一番最初に配付されたもんです。一番下の欄、すなわちこの欄に、一番下の欄にその委員さんの署名がない。こういうことになります。そういったことが本物なのか。これから前に提示された総合評価配点表は本物、ほんまものに見せかけたものなので、ほんまものと異なるのではないか。
 以上の説明を求めます。どうぞよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、川崎議員お尋ねの市庁舎整備工事についてお答え申し上げたいと存じます。
 まず、一般競争入札総合評価方式によります入札執行後の公表する内容及び公表時期等につきましては、これは一定のルールがございまして、企業秘密を守る、あるいは個人のプライバシーを守る、このことは議員もご存じだと思います。その一定のルールに従って公表を本市はいたしていることをまずもって冒頭申し上げたいと、まず思います。
 この公表の時期等につきましては、1月臨時会の本会議また市庁舎整備等の特別委員会でも申し上げておりますので、十分ご理解をいただいているものと思います。
 若干でありますが、1月臨時議会でどのようなことを申し上げたかということを今おさらいとして申し、少し触れたいと思います。
 まず、国のガイドラインに沿って定めた入札説明書におきまして、技術評価点及び価格評価点につきましては落札決定後公表します。また、評価項目別の技術評価点内訳につきましては契約締結後に公表しますというふうにルールにのっとって公告し、事前に示しているところでございます。
 契約議決前の時点で示すことができます範囲は、技術評価点が13.0点、また価格評価点は0.2886点であると、これもルールにのっとって公表しております。
 コンプライアンス厳守は当然のことであります。先ほど言いましたように企業秘密を守る、あるいはプライバシーというものをきっちりと守る。これは当然のことでありますので、それ以外の範囲は黒塗りに、法律で許された範囲は公表しましたけれども、それ以外は黒塗りにして示したものであります。
 答弁でお約束しましたとおり、議決日の翌2月1日には、議決は1月30日に頂戴をしておりますので、総合評価配点表のうち技術評価点の評価項目別の各点数を、定められた庁舎1階の掲示板に約束どおり、これはいわゆる契約締結後公表しますと言っておりました評価項目別の技術評価点内訳については掲示板に張り出し公開をしているところであります。
 さらに、技術提案されました対策内容につきましては、提案者の知的財産、何度も申し上げておりますように、該当する内容も含まれている部分でもございますことから、点数以上に公開につきましては慎重を期す必要がございまして、本契約締結後、提案者の公開に対する了解が得られればその時点で初めて提案内容を公開できるというルールでございますので、さきの臨時会でも答弁しておりますように、このことは国のガイドラインや、あるいは地方公共団体向けの実施マニュアルにも示されており、国だけではなく、県においても同様の対応をしているところでございまして、本市でももちろん同様でございまして、過去のケースでも同じように取り扱っておりまして、何ら問題はないということでございます。
 議員から要望のありました今回ケースに係る技術提案書の評価項目ごとの対策内容の公表につきましては、提案者でございます株式会社奥村組が了解すれば公表できるというルールでございますから、速やかに議員の要望を受けまして照会をさせていただいたところでありますが、2月21日付で丁重にお断りの申し出を受けたところでございまして、これはルールにのっとって、いわゆる提案者の了解を得ることができなかったわけでありますから、ルールに基づいて公表はできないということを、これを1月臨時議会、また市庁舎整備等特別委員会で申し上げているというふうに思っており、申し上げております。十分ご理解をいただいているのではないかと思ってもいるわけであります。
 でありますが、本工事の業者選定方式は、国、県で常用化されている一般競争入札総合評価方式を採用することに決定をしておりまして、入札の執行は、何度も申し上げますように、国のガイドラインや適用マニュアルを参考にして行っておりますことを改めて十分にご承知おきをいただきたいと思います。
 さらに、議員がお尋ねの総合評価配点表の公表につきましては、国のガイドラインに従って、これも定めた入札説明におきまして、何度も申し上げますけれども、公表の内容や時期などを公告していることから、臨時会の資料は契約議決前に示すことができます、先ほど言いました技術評価点の合計点数、それと価格評価点のみを公表して、それ以外の範囲は黒塗りにして示しているところであります。
 なお、そのときにお約束しましたとおり、議決日の翌2月1日には、総合評価配点表のうち、約束したとおり、先ほど申し上げましたように技術評価点の評価項目別の各点数を庁舎1階の建設工事等入札関係掲示板に張り出し、公開をしているところであります。議員もそれをごらんいただいたのではないかと思います。
 次に、技術提案されました対策内容につきましては、提案者の知的財産に該当する内容も含まれていることから、先ほど言いましたように、提案者の公開に対する了解が得られればその時点で初めて提案内容を公開できるものであると定められておるわけでありますので、提案者であります株式会社奥村組様に速やかに照会をさせていただきましたが、これも、先ほど申し上げましたように2月21日付で丁重にお断りの申し出を受けましたので、ルールに基づき、これは議員の要望であったとしてもルールが優先しますので、公表はできないところでございます。
 なお、それ以上の公開につきましては、議員ご承知のとおり、情報公開条例に従って適正に処理をさせていただき、さきの2月22日付で対応させていただいたところでございますが、開示された資料と前回の資料が異なるとのご指摘につきましては、改めてご説明を申し上げますと、1月17日の入札後、1月23日の市庁舎整備等特別委員会で提示した資料について、原本は報告書として決裁中である、だから印鑑はないんですね、決裁中ということ。決裁後じゃないわけでありますから。だから、原本は報告書として決裁中であることを前提に、この資料は審査会の流れが審査委員を通じて適正に執行されたことをお示しさせていただく根拠として事務作業過程の資料を参考に提示をさせていただいていますというふうに申し上げて、ご説明をいたしたところであります。
 したがいまして、前回の資料が原本ではないことは確かであります。これはまだ決裁前でございますから、参考までに出しているわけでありますから。議員の皆さん方もこのときはいわば皆さん方もご承知いただいていることでもございまして、特に川崎議員におかれましては、これに加えて情報公開請求により改めて原本の開示を請求、受領され、双方を比較され、開示されている箇所とその数字は同じであることを確認されているにもかかわらず、本物に見せかけたものなどとご指摘される意味が全く理解しかねるところでございます。
 何の偽りもないものに対してこれ以上の説明をさせていただくことはございません。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 総合評価配点表の一番下の欄ですが、今も審議をして、それから署名捺印をされたというように言っておられるんですが、ではここに署名捺印をされている、署名やとか捺印がされている、これはいつごろされたものなんですか。その審議をされている最中に、こういったものを私がこう言った点をつけたのだから採点をした、そこに間違いないということでサインをされているもんだと思うんですが、これは何日の日に採点を、ここに署名捺印をされたのか、お答えください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員の再問にお答えいたします。
 お手元に、公開請求されておられますんでお持ちやと思いますけれども、1月17日、まさに審査会があった最後ですね、確認させてもらうところで印鑑を押された方、また署名された方がそれぞれいらっしゃるということでございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 確かに、1月17日に署名捺印されているということなんですよね。だったら、23日の日まではこれをコピーするぐらいは、審議に回っていたとはいえ、コピーするぐらいはできるはずなんです。なのに、委員会に提示されたのには、先ほども言われたように何も書いてない。これはほかのものとしか言いようがない。市長も先ほども認められたように、それは、だからそれは参考までに出した。こういうような発言ですが、やはりこれは違うのではないかな。議会に出すのやったらやっぱしちゃんとしたものを出すべきではないのかなと思うんですが、その辺はいかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えします。
 参考として出したというんじゃなくて、先ほど市長答弁を申し上げたとおり、原本は1月17日の入札後、1月23日の庁舎整備等特別委員会に提示した資料については、原本は報告書として決裁中であることを前提に、この資料は審査会の流れが審査委員を通じて適切に、適正に執行されたことをお示しさせていただく根拠として事務作業過程の資料という形で提示させてもろうたということでございますので、そのことについては当日もご説明をさせてもらっておりますんで、ご承知いただいたものだと思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今そういうように言われましたけども、やっぱりこのぐらい、コピーするぐらい、どこ回っていたかて、そんなん1枚コピーしてくるだけのことじゃないですか。そんなんが簡単にできない、それはやっぱし意図的にされたというように私たちはとってもやむを得んのじゃないですか。これが本当に原本をきちっと提示して議会に審議をされるようにするのが本来ではないのか。
 これは原本である、ほかにも原本がもっとあるんですか。参考にしたと言われるけども、なぜそのときにコピーをして持ってこなかったのか。その辺の説明ももう少しお願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 済いません。17日の日に審査会をしました。その後、土日も挟む中で担当としては決裁をするために必要な書類を起案したというところでございます。順次決裁をしていく中というところでございますので、23日の特別委員会、週明けての特別委員会については、先ほども繰り返しになりますけども、その過程を示すことが大事だというところでお出ししたということでございますので、原本をコピーしてつけるという考え方ではなくて、その書類を探してつけるという考え方でなくて、同様のもの、その過程をしっかりとプロセスとして示すということに重きを置いたということでご理解いただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ということは、やはりこれは原本でない、過程を示すものであるということですので、参考にという資料であるということで出されたということなんですが、どうも私たち議会にはやっぱりきちっとした原本をコピーして出されるべきだというように考えています。この中で、原本というのはこれ1枚であるというように思うんですが、なぜそのようなことができなかったのか。議会にきちっとした資料を提示してもらわなければ、やはり参考の資料だけで議論をしたというのやったら、これはおかしいんじゃないかと思うんですが、いかがですか。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 私どもは、絶えずスタンスとして、議員の皆さん方にはできれば可能な限りひとときでも早く情報を提供したい、こういう気持ちなんです。川崎議員が言われた、きちっとしてから出せと言われるのであれば、きちっとしたのを全部出るの、そのかわりおくれます、かなり。それでよいというならば。よかれと思うてさせていただいたことをそういうようにおっしゃるのであれば、これからきっちり決裁もとって、それをコピーしてお渡しするということを約束させていただいて、議会で、よろしいでしょうか、皆さん。
 そのところだけをきっちりと川崎議員もご理解いただかないことには、参考までにこれは今決裁中なんですよと、決裁がおりたらまた出しますと、それはわかりません、どうなるか、だから申し上げているわけなんです。そのことを含めて、皆さんも審議していただいたんじゃないですか。そのときに、川崎議員がそんなもんあかんねや、ちゃんと原本を持ってこいやと、決裁受けて。そういうご意見がありゃあ別なんですよ。そのときは言われてなかったものではないかなと思うんですね。
 だから、そこのところをきっちりとやっぱり矛盾が起こらないように、参考資料でも出せと言わないでくださいよ、これからは、きっちりした資料出せと。それなら、もう審議もかなりおくれますぞ。それが市民の負託に応えていただく議員さんの姿勢かどうか。これはひとつ議会の中でご議論いただいたほうがいかがかなと僕は思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今言われましたが、私が申し上げているのは、これが回議書の中で回っていた。だったら、今こういうようなものが今回議書に、審議のために回っているんだというようにして、これをコピーして出されたらいいじゃないですか。何も判このないものを出してきて、それが参考の資料だと言われるのは私はおかしいということを言っている。ただコピーしてくるだけでしょう。そんなことを言っているんじゃないですよ。市長が言われるような、そんなことを私は言っているわけじゃないんです。ちゃんとそのことを理解していただきたい。ですから、これは今は審議をしている最中やから、だからこれは審議中のものですというように言われたらいいじゃないですか。17日にちゃんと署名捺印してあるのがなぜ出てこないのか。それがおかしいということを言うているんです。
○議長(田中好 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう一度申し上げます。
 その署名捺印されていることが決裁で無効になったらどうなります。また逆におかしいやないかと、せっかく資料出したのに無効やないか。だから、それは事務当局としたらば、きっちりと決裁を受けて、これで間違いないと確定してから出すのでしょう。それは何度も申し上げます。それは前提に断っているじゃないですか、前提に。まだこれから決裁中ですよと。決裁中ですよということを断って出しているわけじゃないですか。
 そしたら、そのとき、そんなやったら審議できん、何でおっしゃらなかったんですか、そのときに。それがわからないんですよ。だから、3日たってから、4日たってからか知らないけれど、知りませんけれども、思い出したかのように、これはどうなんでしょうね。やっぱり一貫性の問題も言われるんじゃないですかね、議員さん、それは。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何遍も申し上げますが、やはりそれはこれであって、これは審議中ですよと、下に判このあるのが原本やから、やっぱりこれは同じことなんですよ。だったら、それを出すべきだということは主張しておきます。
 私はそんなことをそれがちゃんとしたものが出てこなかったら審議はできない、やっぱりそれは事実ですよね。この委員会の中で出ました。こんな黒塗りばっかりのもんでどこを審議するねんというのもありました。そうでしょう。だから、そういうことを申し上げているんです。
 それからもう一つ、この配点表の中にいっぱい黒塗りがしてあるんですね。この中で、この一番左のほう、ここに配点というのがあって、それからもう一つこっち側に技術評のところに配点というのが、2つありますね。この配点というのはこちらの、後ろの配点は何を意味しているのか。前の配点は何を意味しているのか、教えてください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 既に公告させてもらって入札書を入札説明のときに業者さんにも、提案者についても説明させてもらっているとおり、2提案をしてもらうと、こういうような、例えば一番上の評価項目、環境対策、配点6点ということで、対策項目が2提案、2提案をしてもらうということになっております。もちろん、3提案されたらその段階でだめなんですけど、必要な2提案をしてもらって、それぞれその提案内容について5名の学識経験者を中心に確認を、出された書類に基づいて評価しているというところでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今のちょっと答えになってないじゃないですか。前の配点と書いてある部分と後ろの配点と書いてある部分は同じものなのかということを聞いているんです。違うんですか。もともと違うもので配点をされたと、こういうことになるんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) ご存じの状況でご説明させてもらったつもりなんですが、入札説明書、これにつきまして以前も申し上げたと思いますけども、それぞれ2つの提案、対策1、対策2という2つの提案を求めております。それぞれの各項目ごとに優良可という形の評価をさせてもらいます。それに基づきまして、それぞれの点数を講じるということになっておりますんで、それで1つ目のところに対しての提案に対しては優であれば何点、可であれば何点という形でそれぞれやっているというところでございます。その足し、部分の合計が最終的に一番右の部分の点数でございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何かもう一つよくわからん、皆さんにはわかってないというように思うんですね。これね、提示された、2月1日に提示されたというのはこの資料なんです。この中に配点というのも書いてあって、全部、6点、6点、6点、2点、2点、3点、5点、全部で30点ですよと書いてあるんですよね。ほんなら、後ろのほうの配点は、じゃあ先ほどその中でどういうようになっているのか、後ろの配点もこれと同じことが言われているのじゃないんですか。それは委員さんが書かれた配点がそこに書いてあるんですか。そのことをもう一度お願いします。
○議長(田中好 君) 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) これは配点と、最初の配点は満額の配点ですね。あと、議員が質問されているのは得点、皆さんの審査からもらわれた得点を書く場所ですから、これは書けない、黒塗りになりますね。最初は満額が最初の配点法ですね。あとは、とられた配点の場所ですわ。これはどんなときでもこういうことやりますよね。満額とったらこんだけですよというのが最初ありましてね、いろんなことで、後、とられた配点の場所ですね。十分、また理解していただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう少しわかりやすく。中学校の試験で配点は100点満点、それでこの問題は20点、これは30点、これは20点、これは50点、合計100点。これは配点ですわ。ほいで、生徒が解答しますね。何点の得点にしたのが、これが右の配点と書いているところなんです、これ。だから、副市長と言うているのは同じだ。だから、配点は満点だったら6点、満点だったら100点満点ですよという、この場合は6点満点、環境対策は。それがいわゆる先生方が何点したかというのを黒にしているんです。そういうことなんですよ。
 だから、同じ配点やから同じ、日本語の難しいところかと思いますけど、配点をやめて得点のほうがよかったかもわかりませんね、この場合は。
 以上です。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) もう一点は、この一番後ろについてある加点なんですけども、この加点というのは点数を加えていってはるわけなんですが、何に対してこれだけの点数を加えましたよということになると思うんですが、その辺の説明を求めたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 総合評価方式は、何度も申し上げますけども、標準がゼロでそこから加点をしていく方式なんですね。だから、いい提案をもらったら、それに対してその内容を採択されればそれぞれ優良可に基づいて、先ほどの配点に基づいて出てきた答えについて加点をしていくというものでございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何かもう一つ基準があって、そこに点数を加えていくんだというように思ったんです。ですから、そういうように変わっていくんだろうというように思ったんですけども、もう一点は、先ほどもこれは知的なもの、知的財産であるとかそういったものであるために公表はされないということになりましたが、ずっと公表されないのか、これは工事が始まっても公表されないのか、その辺のことをもう一度お願いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 初問で市長がお答えをさせてもらったとおり、提案者の方の合意が得られないと公開できないということでございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 先ほどから入札説明書、これは私のでちょっと汚れているんですけれども、私も出してきて何遍も見ているんで汚れちゃったんです。その中に、今言われた配点はこういうようにするんですよというのが書いてあるね。こういうような提案をしてくださいということが書いてある。どうもこのところから見ていると、そんなに知的財産にかかわるようなものがあるのかなと思うんです、私は。私的にですよ。
 まず1番目に、本工事は敷地内で既存庁舎に近接して新庁舎を建設する計画となっているため、工事中は来庁者や職員の執務環境に及ぼす影響は大きいと。この問題に対して提案を求めると、こういうように書いてあるんですね。こんなところの提案なんかはそんなに知的財産で隠さんならんものなのか、もう一度お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) うちがどうこうという話ではなくて、提案をされた業者さんにとってそのことが大事かどうかということの判断で、提案者が判断をされているところでございます。だから、公開をしてもらうと差しさわりあるという内容が、技術的な内容が含まれているんだということだという理解をしております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) じゃあ、そういうことになると、今そういうことをおっしゃった。では、その工事を請け負われた奥村組さんはずっと公表されないということになったら、工事中は幕で全部囲ってしまって誰も見られないようにされるんですか。こういう工事はそういうものではないでしょう。
 一番下の欄に、にぎわいの交流と、こういった中に書かれてあるのはこんなことが書いてある。工事施工中の段階から取り組むことのできる提案を求めると書いてあるね。これはやっぱり中が見られるようにとか、そういうようなこと、親しまれる庁舎としてというように書いてあるんですが、その辺ではやっぱりもし公表されなかったら、先ほども言いましたように幕で全部囲って誰にも見られない庁舎ができる。工事中が見受けられるということになるんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 済いません、再問にお答えします。
 工事については、何よりも安全第一ということでございます。もちろん、その中でそれぞれ施工される業者さんが責任持ってやられるわけですが、提案してもらっている中にはそういうことについて言及している部分もありますけれども、ここで質問されているんで、うっかり言ってしまいそうになりますけど、そこは向こうとしては技術的な部分を含めてそこについても提案もらっていますけれども、それも委員としてはちゃんとしっかりと評価できるという形で採択しておりますが、ここでは公開できないというように、向こうは困るということになっておりますんで、今の段階でそのことについてはお答えできないというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今のところでは業者はそういうふうに言っておられると。でも、そのことは議会でこういう議論もあったんだよということもちゃんとお伝えいただいて、やはりちゃんと公開されるべきだというように思うんです。
 この工事がほんまにそのままで、市民が誰も、今どんな工事をしているのか、大概の工事中、前の解体中でもどこか一部から見えるように透明の板が張ってあって見えるようにされている。今はどんな工事でも多いところで、多くのところでそういうことがされているんです。でも、それもされないということになってしまうのか。それは我々に、市民にとっても我々にとっても何にもわからないまま工事が進んでいくということになるんですが、その辺はいかがですか。もう一度お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 市におきましては、業者と別の部分でかねてから市庁舎整備通信という形で市民の方には機会あるたんびに情報提供させてもらっております。こういう、例えば基本設計ができましたよとか、解体工事が始まりますよとか、そういうことを含めて周知をさせてもらっております。
 そういうことで、機会があるときに、また市は市としての立場としてそれぞれ情報を提供できる分についてはその都度していきたいというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 議員さんのおっしゃっているのは、言葉とすれば非常にわかるわけなんですけれども、それは。でも、現実に今までの工事ずっと何件もさせていただきましたけど、そういう声は上がらなかったんですよ。市民に見せよ、工事中どんなんやってんのか見せてくれというのは。なぜなのかといいますと、やはりそれには工事現場で市の職員が、全権委任とは言いませんが、僕から受けてやっぱり監督しているんですよ。それを市民の皆さんは理解をしていただいていると思います。だから、僕も工事中に必ず何回か見せてもらうんですよ。やっぱり責任は発注者ですから。これは市民が発注したら皆さん見られるかと、そんな現実にやっぱり作業中のところに100人も200人も入れませんわな。しかも、あんな危ないわ。だから、僕らは行ってもヘルメットを必ずかぶらせるんですよ。
 だから、それが市民の皆さん方が見てもらうことがなかなか難しいと。だから、職員が、資格持った職員が毎日現場を見に行ってチェックしたり管理監督しているんじゃないですかね。そのように何でもかんでも市民や市民やというたら、ほんなら8万2,000の人が行ったら仕事できないじゃないですかね。そこら辺はもうちょっと常識的な判断をしていただければ大変ありがたいなと。別に言葉の遊びをしているわけじゃないわけですからね。
 以上です。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) それこそ言葉の遊びですよ。桐原も、今、岡山はちょっと知りませんけど、桐原なんかでも途中に透明のパネルが張ってあって、こんな工事をしているんやな、そういうのが見えたわけですやんか。今のこのままで言われたら、こんなん全然何にも見えないということになるんですよということを申し上げた。だから、そういうことはされるんですかということを聞いたんですし、そういうことを申し上げた。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) だから、今までやってなさったことは今回もされると思いますよ、私は透明がどの程度のスペースかわかりません、外から見るぐらいやったら、それはされると思います。議員のおっしゃっているのは、中に入らせということでしたやんか、先ほどは。それは無理でしょうと。外から見るぐらいだったら、そんなもんはそれこそダンプが出入りのときびゃっと開けたときに見えます。もっと広く見えるんじゃないですかね。それでは不満なんでしょう、そういう見方では。
 やっぱり、どういうことをやっているのかということを言われているのが、何か言われていることがだんだんだんだん変わると、我々も答弁に困るんですけどね。やっぱり一貫性を持ったご質問もしていただきたいなと思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私は一貫性を持った質問をしております。何度も申し上げますけども、こうやってここに書かれてあるこういうところからするならば、やっぱりこんなもんがなぜ非公開になるのかというのがわからない。ですから、そういうことを申し上げた。だから、全く出されないのであれば、全く何にも見えないようにして工事をされるのかということを言うただけなんです。そういうことなんですね。
 それからもう一つ、今回のこの配点表の中で一番下にあります市内企業の下請活用等というのがあるんです。2%以上というようになっているんですが、これは請負金額にして今実際ではここでどのぐらいのものを見ておられるのか、その回答をお願いします。説明をお願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 地元業者の活用につきましては、入札の説明書別紙1におきまして項目がございまして、5点ですね、配点がございます。それで、10%以上で5点、8%以上で4点、6%以上で3点とかという形で順次段階を踏んでおります。
 そういう中で、そこに書いてあるところでの2%以上という活用をされるということで1点という形でありますので、あくまでも2%以上というところの話ということでご理解をいただきたいと思います。順次、それにつきましては当然詰めていく話だというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ちょっと回答が違うんですけどね。じゃあ、それは2%というのは何に対して2%なのかということを言うているんですよ。例えば請負金額なのか、工事量なのか、そのことがどのぐらいの工事を地元の業者に出されるのかということを伺っているんですよ。今答えてないじゃないですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) お答えします。
 地元元請企業が下請企業を活用する場合、下請契約金額全体のうち市内に本店を有する企業への下請負契約額の割合が今申し上げたパーセントの場合、それぞれ評価点を加算するという形で評価することになっております。
 ただし、なおその対象とする請負額の下請負額の契約金額につきましては建築工事下請負報告書において報告義務のある下請負金額、契約、300万円を超える契約という形で決められております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、最後のほうで金額をおっしゃいました。どのぐらいの金額でどういうようになるのかということを今ちょっとちらっと聞こえたような気がするんですけども、はっきり読み取れなかったんでもう一度最後のところだけお願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 対象とする下請負金額、契約は建設工事下請負人報告書に報告義務のある下請負契約300万円を超える契約というのを対象としております。2%以上ということなので契約金額87億6,960万円に対しては1億7,539万2,000円という金額以上ということでご理解いただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 要するに、2%、金額でそういうことが出るんですよということですよね。私はそこを求めていたんですけども、最初から言われたのはどうもわからない部分がいっぱいありました。
 その中でもう一つ、じゃあ1次下請、2次下請、3次下請と、こういうようないろいろあるわけですよね、下請の中には。そういった中で、市内の業者がどこまでどういうような体制で受け取れるのか。それにも問題はあろうかと思うんですが、今までの経験からして桐原のコミセンやとかそんな辺ではどのような査定になっていたんか、どのような結果になっていたのかというのは資料がございますか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 済いません、今ちょっと手持ちの資料がございません。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) では、今1億7,000万円以上ということが言われましたが、本当に市内の業者に回っていくのか、本当にこれを疑問に思うところがいっぱいあるわけです。その辺ではどういうような体制で、この入札説明書を見てみますと、それが遂行されなかったときにはというような項目もありまして、かなり厳しいことが書かれているのは事実です。ですが、本当にそれがそうなのだということがきちっと後で報告されているのか。私たちにはなかなか報告がなかったんで、今回は市庁舎ということなんできちっと報告していただきたいんですが、もう一つ先ほども言いました桐原の場合も、後でと言われるんやったらそれもきちっと報告していただきたい。そのことを申し上げたいと思うんですが、いかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) それでは、報告をさせていただきます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひきちっとしたものを出していただきたいと思うんです。
 それからもう一つ、17日当時に総合評価審議会はどのぐらいの時間をかけてこれを審議されたのか。参考のために聞きたいと思うんですが、どのぐらいの時間をかけて審議をされていたんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 1月の臨時議会のときにもお答えをさせてもらったと思いますけども、午後から最終的に夜の7時前ぐらいまで缶詰で審査をしていたという記憶がございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そういう長い間の審議をされた、そういうことでありますので、これは先ほど最初にも申し上げましたように、審査会の講評というんですか、特別委員会でもそれはお願いしている、書いていただくようにお願いしているという回答でした。それがいつ出てくるのか、出していただけるのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 審査会の総評のことでございますね。はい。1月23日の特別委員会でもご質問いただきました。その時点では、会長に作成依頼中であるということで回答をさせていただいたと思っております。
 1月31日の特別委員会では、総評の中に一部技術提案に対する非公表の内容が含まれていることから、請負業者に技術提案の公表の了解を得られていない状況で現時点の公開はできませんということでありましたが、差しさわりない部分につきましては口頭で紹介をさせていただいたというように思っております。
 現在は、2次、先ほども申し上げたとおり、2月21日付で株式会社奥村組様から技術提案に対する見解が示されましたんで、情報公開に基づいて処理をしていきたいというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) それは情報公開を通じたらもらえるという話なんですか。じゃあ、それはおかしいじゃないんですかね。特別委員会の席ででもきちっとそれは議員に提示をするとおっしゃったんですから、やっぱりそれは提示されるべきだと思うんですが、それはいかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 情報公開の制度に基づいて、沿って対応させてもらうということと、それから先ほどの繰り返しになりますけども、技術提案の公表の了解の部分にかかわってきますんで、その中の経過も踏まえての判断ということでご理解いただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ちょっと待ってもいいですか。
 先ほどの中の質問の回答があるんですが。
○議長(田中好 君) 何、回答。
 再度、質問してください。
◆19番(川崎益弘 君) では、先ほどから言っていますように、これは情報公開でしか出せないと言われるのは、余りにもおかしいんじゃないですか。やっぱりこれは議会の中で先に議員には出されるべきものではなかったのかと思うんですよ。その辺では、なぜ今も言われているそれが講評ですか、総評ですか、そういったものも所見があるんやったら出していただきたい。そやなかったら、議員として何をするんですか。もう一度お願いします。
○議長(田中好 君) 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先月の臨時議会で差しさわりのない部分を口頭で回答させてもらった部分は、もう一度申し上げますと、各委員の評価をもとに各着目点について応募者が対策として取り上げた内容の妥当性や重要性、その対策の有効性及び確認方法、記述の具体性、コスト面での現実可能性、本設計ならではの提案性等について意見を交わし検討を行ったという部分については、技術的な内容について触れない部分でございますので、ここについてはそういう形でちゃんとやりましたよということで報告をさせてもらったというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 先ほど2月21日ですか、そこで各委員さんの所見が出たと言われましたじゃないですか。その辺では所見がもう少しちょっと時間がずれたかも、日にちがずれたかもわかりませんけども、各委員さんの所見は出ているんだということが言われたんです。だったら、文書できちっとそれは出されるべきだと思うんです。いかがですか。
○議長(田中好 君) 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先ほどの2月21日という、申し上げたのは、株式会社奥村組様に技術提案に対する見解を聞いたということでございます。それで、見解が示された。先ほど初問でも市長答弁されたとおりの内容でございます。そのことが2月21日で、委員さんそのものについては当然長時間にわたる議論の中でそれぞれの委員さんとしては審査会の中ではコメントを寄せられています。意見を出されています。したがって、その中で最終的に書類として総評という形でまとめてもらうのは委員長さんの責務と、仕事という形で23日の特別委員会では今策定依頼中と、30日の特別委員会ではその委員長さんに作成を取りまとめをお願いしているのですが、技術提案の中においては、非公表の内容も含まれているのでということで、先ほど私が読ませていただきました内容のみをとりあえず議員さんにお伝えをしたということです。
 今回、それでしっかりとそういう形で情報公開のルールに基づいて対応していただきましたら、出せるところは出す、出せないところについては、やはり非公開のところについては黒塗りの部分で出させていただくという形でございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 一般市民が、それは情報公開で出されるのはそういうことになろうかと思うんですけども、議員ですのでやはりそれはそれに基づいて議論をしていかんならんし、きちっと責任もとっていかんならん部分もあると思うんです。だったら、その部分はきちっと議会に対して説明をされるべきだ、文書を出されるべきだと思うんですが、それでもやはり情報公開でしかとれないということになるんですか。もう一度お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) どの部分を公開というようにおっしゃっていただくかと思うんですけれども、基本的に先ほど公開をさせていただいても技術的な内容についてはやはり了解が得られないので出せないという部分、委員長さんもそういう技術的なことを含めてありますので、だからその辺を黒塗りをする、せざるを得ない部分もあるということを一定ご理解をいただきたいというようにまず思います。
 それと、庁舎につきましては特別委員会等で開く中で議論していただいている部分もございますので、そういう必要性がありましたら、またそういう形で検討していきたいというように思っております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) これはいつまでやっていても出てこない、資料が出てこない。情報公開で出していくしかほかに方法がないんかな、このように痛感いたします、感じました。ですので、これはまた随時やっていきたいな、そして明らかにしていきたい、このように考えています。
 では、もう時間が余りないので次の質問に移ります。
 住宅リフォーム助成制度について、29年度の住宅リフォーム助成制度の市民向けリフォーム事業と移住者向けリフォーム事業について、年度最終まであと少しありますが、申請者件数やとか工事金額、助成金額、経済波及効果はどのようになっているのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 産業経済部水部長。
             〔産業経済部長 水 平作君 登壇〕
◎産業経済部長(水平作 君) おはようございます。
 川崎議員ご質問の住宅リフォーム助成制度についてお答えします。
 まず、平成29年度市民向けリフォーム事業につきましては、平成30年1月末時点での実績見込みとして交付決定件数は160件、補助金交付総額は3,718万5,000円、工事総額は3億4,823万円を予定しています。
 この事業の評価といたしまして、このリフォーム工事に関連する工事費予定総額の3億4,823万円を総務省統計局が作成しています産業連関表を用い多岐にわたる業種への生産誘発額を含む経済波及効果の試算を行いましたところ、6億7,771万4,000円の経済波及効果となります。
 また、昨年11月にリフォーム請負業者を対象にアンケート調査を行ったところ、21業者から回答があり、2業者2名の新規雇用の創出があったとの報告を受けています。このことからも、市内の経済活性化などに寄与できたと考えております。
 次に、平成29年度移住者向けリフォーム事業につきましては、平成30年1月末時点での最終実績見込みとして、交付決定件数は9件、補助金交付総額は440万円、工事費総額は2,983万円を予定しています。
 この事業の評価といたしまして、経済波及効果は5,806万5,000円、また当市への移住者は15名を見込んでおります。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 住宅リフォーム、大きな経済波及効果があったということが今報告をされました。これだけの経済的にも地元の皆さんに特定された効果があったということなんですよね。ですが、今、今回の予算にはのっていない、それはなぜなのでしょうかね。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 当初、ご挨拶の中でも申し上げましたように、ことしは市長選挙がございますので、3月議会での新年度予算は骨格予算、すなわちどなたが市長になられても必要であるという事業について予算化をしているわけであります。
 市長選が済みましたら、それはその方の施策に応じてやはり予算を組まれるということが日本の予算制度の根本であります。したがって、これは余談でありますが、僕が仮に再選をしていただいたならば、これはやります。これは引き続いてやります。このことだけは明確に申し上げる。これは5年、6年、ずっとしていますから、ベテランとは言いませんけれども、大分勉強もさせてもらいましたから。さらに、これからなりの効果が出るようなことも考えていきたいなというように思っています。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 実は、市長が当選されたらどうされるのかなというのをちょっと聞きたかったんですけども、今言われたように、やるということで、やはり本当に大きな経済波及効果があるということは事実なんで、そのことなんです。
 それから、次の質問に。
◎市長(冨士谷英正 君) ぜひ応援頼みますわ。
○議長(田中好 君) どうぞ。
◆19番(川崎益弘 君) 次に、質問を移ります。
 北里幼稚園の園舎の改修工事についてなんです。北里幼稚園は28年度から29年度にかけて耐震補強工事が行われました。当初は耐震補強工事だけとされていましたが、内装もきれいにされ、子どもたちも保護者も先生も初め関係者は大変喜んでおられますが、外壁や屋根の改修が行われなかったことから、せっかくここまでしたのになぜこの際改修がされなかったのかという声が地域の方々から起こります。当然の声だと思います。
 耐震補強工事を行って、今後長く使用していくのには今外壁や屋根の改修を行うべきだと考えますが、市長はどのように考えておられるのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部久郷理事。
             〔福祉子ども部理事 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉子ども部理事(久郷浩之 君) 皆さんおはようございます。
 川崎議員の北里幼稚園改修計画についてのご質問にお答えいたします。
 本年度施工しました北里幼稚園の工事につきましては、平成29年6月議会でもお答えしておりますが、耐震性があると認められる基準、Is値0.7を満たすための耐震補強工事です。工事施工のために取り外した天井、壁、床を復旧する中で、内装についても一部内装張りかえ等の対応をさせていただいたところです。
 本工事はあくまで園児のとうとい命を守るための耐震補強工事を施工したものであり、現時点では雨漏り等ふぐあいがないことから、改修工事の必要はないと考えております。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 市長はこれまでからも、今までからも教育の場は平等でなくてはならないと、このように言われてきましたが、北里幼稚園は屋根や外壁が本当に見にくくなっているんです。市長も見ておられてご存じだと思うんですが、なぜ、きれいにすることでこの建物の長寿命化が図れるし、また北里の地域の皆さんも納得されると思うんですが、市長はその辺はどのようにお考えか、お聞かせください。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 気持ちはよくわかりますが、要はきれいにするだけで、これは長寿命化とは言わないと思います。やはり補強をすることによってということがまず大原則だと思います。したがって、今回の工事はやはり先ほども答弁で申し上げましたように、子どもの命を守る、一番大事なことでありますから、それに重点をまず置いて耐震補強工事をしたわけであります。
 それとあわせて、そのときに外します天井、壁、床、復旧するときに悪いところがあればそれは全部かえておるわけですね。さわっていないところまでさわるということは、この工事とはまた別になりますので、それはまた別途考えなきゃならないことだと思います。
 要は、常々、川崎議員団、議員団じゃないですね、議員さんがグループで言われていますのは、よく箱物やとか、だから必要以外のこと、僕は今まで言ったんですけれども、今までいろんな事業させていただいていましたけれども、これは要らないというのがあったら言うてくださいというように申し上げたと思うんです。その回答はいただいていないということはなかったんかな、やっぱり必要なことだったなというふうにご理解をいただいていると思うんですけれども、これも同じ発想にならないのかなと思うんですけれども、日ごろおっしゃっていることは必要なところはやれやと、必要以外のところはと、こういう感じを受けていますが、必要ないとは言いませんけど、とりあえず今回は子どもの命にかかわること、それを守るということ、プラスせっかく外したんだから、またはめるのに同じなような、やっぱりそれはきれいにしたい、これは常識の範疇だと思います。だけれども、外観は別に何にもさわっていない、外観までやろうということは今回の工事には入っていないということでご理解いただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私は美しくしてくれだけじゃないんです。やっぱし北里幼稚園建ってから相当長くなりました。ですから、屋根の瓦もセメント瓦ですよね。見せてもらったところによると。それもやはり上に塗装することによって浸透性が非常に少なくなる。そういったことから、やはり何年かに一遍はメンテナンスとしてそういうことをやっていかなくてはならないのではないかなと思うんです。外壁においてもそうなんですよね。外壁もやはり一枚の壁の中にはいろんな目地というんですか、そういう収縮をする部分がちゃんとあって、その部分にコーキングというんですか、そういうようなことがされてある。そういうようなものも劣化してきたら雨水はそこから中に浸透してくる。そういったことが建物全体の劣化をしていくんだというように思うんです。ですから、今あれをちゃんとすべきだというように私は申し上げているんですが、市長、その点ではいかがでございますか。
○議長(田中好 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 本当に気持ちはよくわかるんですけれども、今、本市では長寿命化計画、すなわち公共施設の長寿命化計画をやっておりますから、もちろん公共施設は北里保育園も公共施設であることは間違いありません。その他たくさんあるわけでありますから、だからここだけを突出的にやると、これはやっぱり不公平になると思いますから、今、全体を見並べてやっぱり悪いところは順番にやっていく。これが筋ではないのかなと。議員の出身であるからやれと、これはちょっと気持ちはわかりますけれども、なかなかそれは全体のコンセンサスを得ることは難しいんじゃないだろうかなと、このように思っています。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私が出身地だからとかそんなことは申し上げてないです。そんなことじゃないんです。やっぱし今耐震をされて、そういう補強されたら、同時にそういうことも、今言うたような屋根瓦やとか外壁もちゃんとしておけばそのときに全部補強工事と一緒にそういう長寿命化ができたのにな、このことを申し上げたんです。ですから、私が、私の出身地だから私のところだから、そういうことをしてくれと、そういうようなことで申し上げてはいない。そのことだけはきちっと申し上げておきます。そういうように申し上げておきます。
 それから、次の質問に移ります。
 次に、金田小学校の児童数と今後の推移について、金田小学校の児童数は現在約950名と聞きますが、金田学区では八幡駅前のマンション建設の予定やほかにも住宅開発が進んでいますが、児童数の増加など、どのように見ているのですか、今後教室不足など、どのように考えているのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 教育委員会小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代 君) 川崎議員お尋ねの金田小学校の児童数と今後の推移についてのご質問にお答えします。
 金田小学校区では、議員ご指摘のとおり、マンションの建設や住宅開発が進んでおります。これに伴う児童数の推移につきましては、平成29年5月31日現在の住民基本台帳データと義務教育施設整備等の補助金申請時に使用する増加児童数算出の計算式により現時点で推計可能な平成35年度までに約90名程度の増加と推計しています。
 これにより、現在の児童数950名35学級が平成32年度には1学級増の36学級、平成33年度には38学級、平成35年度には1,040名、39学級に推移するものと思われます。
 このような児童数の増加に伴う学級数の増加に対しては、転用可能な教室の利用を初め来年度開催を予定しております通学区域審議会において通学区域の見直しや弾力化制度の導入も含めた検討を行い、必要な対策を講じてまいりたいと考えています。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 大変、私が思っていたよりも、最終的には39学級、1,000名を超えるという大きな学校に、本当に大規模な学校になってしまうんだなということを今初めて知りました。本当にこのこと、今までから通学区域の変更などもかなり言われてきましたがなかなか進まない。そういうのが実態ではないかと思うんですが、1つだけ聞いておきたいんですが、通学区域の変更に対して今までからやってこられた以上のことをやらないと、これはできないと思うんですが、その辺では今はどのような取り組みをされて、今後どういうように取り組みをされていくのか、その辺だけでも教えていただけませんか。通学区域の変更について。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 教育部小林部長。
◎教育部長(小林一代 君) 通学区域につきましては、これまで弾力化制度ということで大規模な小学校区から小規模な小学校区に弾力化で通学をしていただくということで進めてはまいりましたが、人数的には大きな伸びというのはないわけでございます。
 通学区域の見直しに関します審議会につきましては、審議会の条例がございまして、学識経験者の方、また学校の関係者、PTAの方等おられますので、そういった方々に来年度集まっていただきまして、市からの現状の報告等もさせていただきながら、再度見直しのご検討をいただきたいというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、せっかく立派な学校なんで本当に子どもさんたちが不自由しないように、いろんな方策があろうかと思いますが、ぜひ検討をよろしくお願いしたいと思います。
 質問の最後になりましたが、今回の質問で、先ほどから庁舎の資料に対しても議会の委員会などで、またちゃんと資料の提供をお願いしているのに対しても、やはり出されてきていない。これはやはり議会が軽視されているということを私は実感をいたしました。市長と議会は二元代表制のもとで議論がされるべきでありますが、正しい資料というんですか、こういうようなものが速やかに提示されてこそ、初めて議論ができると思うんです。ですが、今回のようにきちっとした資料が提示されないままで来てしまう。こういうことになると、やはり議決をした今後の問題が起きたときに誰がどうするのか、誰がどう責任をとるのかということも問われるところになります。
 また、そういったことを申し上げておきたいと思うんですが、また広報「おうみはちまん」の3月号が私の家に届いたのは2月24日、その午後です。馳走の欄にまたまた2月22日に起工式が行われましたと書かれているんです。やっぱし、これは前にも申し上げましたように、予定稿だと言われるかもわからないんですけども、こんなまだできて、きちっとされていないことまで書かれている。このことは非常に遺憾に思いますし、こういったことから馳走の欄を廃止すべきだと。
 それと一緒に、市庁舎通信というのが一緒に配られました。こういうのが配られました。これを見られたある方から、すぐに私のところに電話をいただきました。その方は、庁舎ええのが建ってええやないかということで、私のところに、前の署名にもお願いに行ったら、いや、庁舎はええのが建ったらええやんけ、こういって言っておられたんです。ですが、これを見た途端に、こんな立派なもん要るのけということで、私は疑問に思うということも言われたということであります。
 そういったことで、このようなことを本当にしはっていいのかな、今回の予算は骨格予算と言いながら、今までにない一番大きな予算ということになったんです。これ以上肉づけができない大型の予算であります。でも、大きな箱物事業が目立ってきた、こういうことでありますし、やはり市民が求めている細かなところが省かれている予算だというように私は考えるんです。そういったことからするならば、先ほども言われております、先ほどからも議論に出ていたこの庁舎、これは、この予算は市長選が終わってからでもよかったのではないかな、このことを申し上げて、これは質問ではないです。最後に申し上げておきます。ありがとうございました。
 終わります。
○議長(田中好 君) 以上で川崎益弘君の質問を終わります。
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。