録画中継

平成30年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月12日(水) 個人質問
井上 さゆり 議員
(1)旧元気園跡地について
(2)子どもの医療費無料化について
(3)小1すこやかサポーター配置事業、障がい児サマーホリデー事業について
(4)保育園待機児童について
(5)安土町地域自治区長について
◆22番(井上佐由利 君) 改めましておはようございます。日本共産党の井上佐由利です。
 このたびの台風21号及び北海道の地震におきましては、大きな被害がもたらされました。お見舞いとお悔やみを申し上げます。
 それでは、通告に基づいて質問に入りたいと思います。
 まず最初に、旧元気園跡地についてであります。
 平成28年7月22日の県提出の元気園を利活用した障害福祉サービスプラン協議資料ですけれども、この公文書について質問したいと思います。
 平成28年7月22日、情報公開で求めた資料では、当時の障がい福祉課長と当時の安土住民課長が県庁に行っておられますが、それ以外の職員あるいは特別職はおられますか。この公文書を持って県に行かれたのは誰かを明らかにしてください。
 また、この公文書はどこの部署で作成されましたでしょうか。この協議資料は誰が作成されたのか、よろしくお願いします。
 また、協議資料策定過程を明らかにしていただきたいと思います。
 この質問は6月議会でも聞きましたが、再度お尋ねしたいと思います。
 そして2つ目に、平成28年9月13日で障害者福祉サービス事業所等施設整備計画調査票について、これは県に提出されました調査票ですが、当時の担当職員が作成し、県に提出したことが明らかになっておりますが、担当職員は何をもとにこの調査票を作成したのか、お答えいただきたいと思います。
 まずはこれが初問です。よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 江南総合政策部長。
             〔総合政策部長 江南仁一郎君 登壇〕
◎総合政策部長(江南仁一郎 君) 井上佐由利議員のご質問のうち、特別職の県庁訪問の有無についてお答えをいたします。
 議員ご指摘の平成28年7月22日ですが、当時の市長並びに副市長は県庁に出向いておられません。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉保険部長(鳥居広子 君) 井上議員の元気園跡地についてのご質問のうち、障害者福祉サービス事業所等施設整備計画調査票についてのご質問にお答えをいたします。
 施設整備計画調査票につきましては、これまでの議会でもお答えしましたとおり、本市における障害者福祉サービスが不足している状況を踏まえるとともに、障害者の重度化、高齢化や親亡き後を見据え、居宅支援機能と地域支援機能の一体的な地域生活支援拠点整備の推進を平成29年度末を目標年度とした第4期障害福祉計画に位置づけました。その具体化に向けた取り組みとして、市内の不足するサービスを充実させるため、グループホーム、生活介護就労支援B型、短期入所、相談支援事業所を地域生活支援拠点として一体的に整備を行うため、平成29年度事業として施設整備計画調査票を作成し、県に提出したものでございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 嶋川安土町総合支所長。
             〔安土町総合支所長 嶋川明夫君 登壇〕
◎安土町総合支所長(嶋川明夫 君) 井上議員の旧元気園についてのご質問にお答えをします。
 平成28年7月22日の県庁への出張の件について、当時の住民課長及び障がい福祉課長に確認しましたところ、総合政策部長、障がい福祉課長、住民課長が県庁に出張していました。
 また、議員ご指摘の協議資料については、障がい福祉課長、住民課長とも作成をしていないとのことでございます。あわせて、自治区長につきましては、終日在庁となっておりました。
○議長(園田新一 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) それでは、再問させていただきます。
 今の答弁では、特別職は行っていない。安土の今の支所長の答弁では、当時の総合政策部長と住民課長と障がい福祉課長とおっしゃいましたけど、それで確認させてもろてよろしいですか。
○議長(園田新一 君) 回答願います。
 嶋川安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(嶋川明夫 君) そのとおりでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) そしたら、最初の質問でも言いましたが、じゃあ誰が作成して、どなたが持っていかはったって、この書類、その点についてはどのようにおっしゃっておられましたでしょうか。当時の障がい福祉課長と住民課長は、先ほどの答弁でしたら、この資料は作成をしていないということでございましたが、それ以外のこと何かおっしゃっておられましたか、お答えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 嶋川安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(嶋川明夫 君) 済いません、お尋ねを当時の方にさせていただきましたが、その資料の作成についてはしていないというご返答のみでございました。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) そしたら、済いません、先ほど当時の総合政策部長という名前が今出ましたので、ちょっと私すごい動揺しているんですけれども、今子ども健康部長なので、青木部長にお尋ねしますけれども、28年7月22日は県庁に行かれましたでしょうか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 約2年ほど前のお話ですんで、はっきり記憶は定かではないんですけど、多分ほういう話でありましたら、出張命令簿見ていただいた結果だと思いますので、出張しているもんだと思っております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 思い出していただきたいんです。これ大事なことなんですよ。でも、お二人の聞いていただいた課長さんは、先ほどの答弁では、総合政策部長と行ったっていうて言ってはるので、もう行かはったというふうに私は思いますけど、記憶がないとおっしゃるのかもしれませんけれども、何か国会みたいな感じがしますね。ちょっとほんまにふざけてるんちゃいますか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 出張命令簿に書いてあるので、そのように行っているというふうに思っております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 私、出張命令簿を情報公開でとったんです。そしたら、当時の、質問でも言いましたように、住民課長と障がい福祉課長しかないんです。だから、聞いているんです、逆に。じゃあ、出張命令簿を書いて行かはったんですか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 済いません、今のその案件につきまして、住民福祉課長でありますとか、それから障がい福祉課、その案件について元気園のことでありましたりとか、そこにあった障害福祉サービスのことでございますので、直接総合政策部長の職権案件でございませんので、基本的に要請があって随行したという部分だというふうに記憶しておりますんで、そういう意味で直接自分のところにおいて直接書いているというところではないということでございますんで、私はどちらかのところに書いてあるんでないかなと思っていたところでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) ちょっとそんなふざけた答弁しないでくださいよ。
○議長(園田新一 君) 傍聴席の方は静かにしてください。
◆22番(井上佐由利 君) さきの6月議会で、この28年7月22日の協議資料、当時の総合政策部長にお聞きしました。担当外でしたので知らないというふうにおっしゃいました。今の答弁でも知らないということですが、でもこれ、青木部長絶対に知っていることになります。知らないと言われるかもしれませんが。そうじゃないですか。そんなふざけた答弁して、もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) そこに書いてある中身については、この間も資料も見せていただきましたし、承知をしております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 私、県にも確認しました。当時の総合政策部長来ておられましたって言っておられました。
 それで、今青木部長がこの文書は知らないというふうに否定されましたけれども、客観的に課長の2人のお方は、言うたら知らないということなんだと思うんです、さっきの答弁でしたら。だけども、もう青木部長が持って行ったか、あるいはかかわっているとか、そういうふうにしか映りませんよ、そんなん。行っているの事実ですから、そういうふうに思わざるを得ないと、このように思います。知らないはずがないというふうに思います。課長2人が知らなくて、そしたらもう部長しか知らないやないですか、総合政策部長しか、当時の。そこはどうなんでしょうか、もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 再問にお答えします。
 先ほども申し上げましたように、当時総合政策部長、総合政策部ですので、市の総合的な施策を調整したり、特命がありましたらそれについて協力をさせてもらうという部分でもございます。そういう意味で言うと、支所、住民福祉の部分でありますとか、元気園の関係で言うとそうなりますし、障害福祉サービスの不足であったり、そういう喫緊の課題に対して要請がありましたら、随行なり、今までのキャリア含めて助言なり、協力をさせてもろうてる部分はあるというふうに認識をしております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 28年7月22日に県庁に先ほども出張した職員さんは、情報公開で求めたら、住民課長と障がい福祉課長でした。部長には出張命令簿は、じゃあ逆に見ていただいたらいいとおっしゃいましたけど、出てこないんですよ。こういう状況を今私改めて職務遂行上どうなのかと総務部長にお聞きしますが、ちょっと一言いただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 職員に関しましては、服務規程というのがございますので、基本的には職務中の所在を明らかにするという部分がございます。したがいまして、出張命令簿につきましては、市内、市外、県外問わず記載をした中で出張をするというのが原則ということになります。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) ということは、今のこの質問の流れからしたら、当時の総合政策部長は出張をしているというふうに捉えていいんでしょうか。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) そこの点については、私は不明でございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 一度調べていただきたいと、このように思います。出張命令簿がないと、逆に県庁には行けないでしょう。出張命令簿があって県庁に行くんでしょ、部長だって。もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 先ほども申し上げましたように、服務規程なり、内部の手続上においては、出張する場合については出張命令簿に記載をして、一定決裁規程もございますので、それと部長になりますと、今の段階でいきますと副市長が不在でございますので、部長自体の中で処理をしてると。当時ですと、前後はするかもわかりませんが、副市長までの決裁を得るというのがルールでございます。というのは、もう少し申し上げますと、出張中の事故等々もございますので、事故がございましたら災害補償ということもございます。そういうことも含めて、ルールとしてはそういう中で執務をしているということでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 青木部長は出張行っておられるというふうに私は思うんです、2人の方がそうおっしゃっていますから。ですから、私は行ってるような、行ってないような、ちょっとわからない答弁されてますけれども、私は行ってられると思いますが、前回この資料を見せたときに、担当外でしたら知らないとおっしゃいましたけれども、これ行っていると前提にしたら、青木部長、本当に議会の答弁にうそと偽りがあるというふうに私は思うんですが、その点そういうふうに思いますね。だから、青木部長そのものはこれほんまにどうなんですか、知らないんですか、もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 再問にお答えします。
 出張命令簿のことから先にもう一度お答えしたいと思います。
 先ほど部長になりますと、私も28年から部長になりましたので、その時点で各課には出張命令簿ございます。所管してあるとこ、政策推進課であるとか、秘書広報課であるとか、まちづくり支援課であるとか、そういう形でございます。その案件で部長が行くについてはそこに書いてもらってるんですが、先ほども申し上げましたように、その案件については総合政策部、直接の所管案件でございません。特命であったり、それぞれの課から要請する中で調整で協力しているという分でございますんで、そういう意味でいうと、確認しなかったほうが悪かったかもしれませんけれども、基本的にはそれぞれのところで一緒に書いていただいているんかなというふうに思ってた部分があるんで、もしそれでありましたら、漏れているんであれば申しわけなかったというように思っております。
 それから、その資料につきまして、中身については、以前も私も障害にかかわってたことございますんで、中身の点については承知をしております。
 案件につきましては、それぞれ所管のとこからも聞いておりますんで、内容も承知しております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 県庁にこれ持って行かれたか、もう一度お答えできますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 県庁で資料として残っているということでありましたら、誰かが持って行ったんで、その部分として私が持って行ったのか、当時の分でそれで持って行った中で話をさせてもらった分があるんではないかというふうに思っております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 全然自分が持って行ったとかそういう認識のあるようなご答弁ではないんですけれども、そしたらもう一つお聞きしますが、28年7月12日に、市長と青木部長、厚生労働大臣にお会いに行っておられるんですが、この点では何のために厚生労働大臣に会いに行かれたのか、お答え願えますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) これも2年ほど前の部分なんで、はっきりとした記憶は鮮明には書類も持っておりませんのでわかりませんが、多分市長と一緒に上京させてもらったと思っております。
 当時そのときの案件としましては、ご指摘のとおり、元気園については指定管理でやっておりましたけれども、その後どうするかという状況もございましたんで、そういう中での話、また障害福祉については、そこにありますように、本当に養護学校の卒業者の方の進路が本当にない状況、それから現在作業所に行かれておられる方の利用者さんの50歳代の方が約3割いらっしゃるということは、その保護者の方はおのずと70、80代ということで、非常に高齢化してて、親亡き後の課題があると。そういう中で、先ほど鳥居部長が答弁しましたように、第4期の計画の中においてその部分の整備をしていく、計画上、上げた以上は市の責任でございます。ただ、そこを上げる前のプロセスにおきましては、当時の作成において、作業所の方であったりとか、当事者の方とか、またニーズの意向調査をする中におきまして、しっかりとそこは必要やと。しかも事業者さんも主体的に取り組むという約束の中で、単に絵に描いた餅ではなくって、理念じゃなくって実効性のある計画という形で29年度までにするという形で整備するという形にしたとこです。
 そういうことですんで、それが間近に迫っている中、前も申し上げたように、障害については、申し上げられたように、2年間の準備期間がかかる中において、その辺の部分について協議というか、お願い等も含めてさせていただいたんではないかなというふうに記憶しておりますが、詳しくはちょっと資料見ないとはっきり言えないという状況でございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 28年8月29日にももう一度厚生労働大臣にお会いに行っておられるんです。2回行っておられるので、そんな国会議員に出会いに行かれるので、よっぽどのことやと、私、思うんです。出張命令簿を情報公開でとったら、もう一度行っておられました。これは元気園の改修について要望に行っておられるようです。ご認識ありますでしょうか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) もう一回後の分についてはちょっと記憶が定かではないんですけれどもというところでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 28年8月29日の報告書は、情報公開で求めたんですが、出張は行っておられるんです。でも、ないんです、報告書が。私思ったんですが、市民の税金で出張して、報告書もないようなこのような事態、私は異常なのかなというふうに思います。
 東京に厚生労働大臣に面会に行って、なぜ報告書が出てこないのか。市民の税金で行ってるわけですからね。報告書があっての出張だというふうに思いますが、この点については、28年8月29日報告書がないということは、総務部長、どのようにお考えでしょうか。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 基本的には、断定はできませんが、市長案件でありましたら、その市長案件の部分であるかというように思っております。通常の職員の出張した場合については、当然ながら出張命令簿記載して、案件についてどういうような協議をして、どうだったかというのが一定職員には求めてるところでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 今の答弁でしたら、出張命令終わって、報告書は言えば求めてるということなんですが、この28年8月29日の出張についても報告書はございませんでした。出てこないんです。出てこないことばっかりなんですけど、私、この間再三情報公開させていただきましたけれども、元気園にかかわることについては一切ないというふうな事態でございます。本会議でも同じ答弁なんです。私、6月議会で徹底して元気園にこの資料も含めてですけど探してくれというて言ってきたんです。でも、市長も6月議会で調べるすべがないというふうに答弁されまして、そういう答弁だったんですけど、市民はやっぱり公募に至る経過が余りにも不自然だというふうに見ています。記録が残っていない行政なんてあり得ないと思うんです。絶対にどっかに記録残っていると思います。ですから、あるのか、ないのか、ないのなら国と同じで隠しているか、あるいは探せていないのか、もしくは破棄したのか、どれかだというふうに思うんです。そうですよね、公文書なんですから。公文書がないっていうことはどれかに当たると思うんです。
 私、これプロセスのわかる一切の資料が元気園の関係では出てこない。私はそんなおかしな話があるわけないというふうに思っています。私、この元気園の件に関しては、前市長の闇に思えてならないんです。なので、青木部長は余り知らないというふうに言い切っておられますけれども、私、絶対これ大掃除をしなければならないというふうに思うんです。このことが本当に明らかにならない限り、私、幾ら三穂の園が施設が建設されても、今後の障害福祉は、根本からこの近江八幡市の障害福祉はよくならないというふうに思っているんです。だからこそ、私、もっと調べていただきたいんです。
 それで、市長にお聞きしたいんですが、市長も、元気園問題、疑問視されてこられました。行政の透明性は市長の公約一丁目一番地だったはずです。元気園問題の本質は、公募が本当に公平公正だったのか明らかにするべきだというふうに思っています。
 元気園の三穂の園建設、これからもう地鎮祭も終わりました。建っていくでしょう。なんだけど、これは前市長時代の元気園問題を解明することは、私は、小西市長、市民の共感と信頼を得るに違いがないと、このように思っています。ですから、本当によく解明してくれたと、このように市民から言っていただけるように、元気園の書類、存在、徹底して探していただきたいと思います。
 それで、総務部長は、6月議会で公文書と一応認めてるわけなんです。公文書と認めている以上、公文書とするなら、私は絶対どっかにあるはずだと思っています。ですから、この件について、私、本当に市長、調査をしていただきたいと思っているんですが、所見をいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員のご指摘のように、多くの方の心の中でもやもやしているという実態あると思います。私といたしましても、再度私みずから現場に足を運んで、この案件、引き続き調査をし、全容についてできるだけ早い時期に皆さん方にお示しできるよう努力してまいりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 平成28年7月22日のこの文書、この間本会議でもいろいろ言ってきました。現時点で明らかになった事実から見て、公募が本当に公平公正だったのかっていう点では……。
 ちょっと静かにしてもらえませんか。本当に静かにしてください、もう。
 第三者委員会を設けて検証していただきたいというふうに思ってるんですが、この点についても、市長、ご所見をお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 今後調査を進めていく上で、第三者委員会が必要という判断に至れば、そうしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 先ほどのもう一つ調査していただきたい。青木部長の28年7月22日に県庁に行ったという印がないんですよ、情報公開しても。なぜなのか。そこは私、解明していただきたいんです。これしていただけますでしょうか。
 それと、28年8月29日の厚生労働大臣に会われたときのそれは出張命令簿があるので、報告書がないんです。この点についても私は明らかにしていただきたいと思いますが、どなたかお答えください。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 済いません、井上議員のお尋ねの件ですが、ちょっと一つ整理をしておきたいんですが、前6月議会に総務部長が公文書だと認めたということに関しましては、基本的に本市職員が県との協議において資料が出てるということでございますので、それを推察しますと、本市から出た資料ということでございますので、公文書という取り扱いになるのではないかということを申し上げたものでございます。
 それから、今お尋ねの8月29日の出張に係ります報告につきましては、先ほど申し上げましたとおりに、市長案件の場合については、全て出張報告があるかというと、現時点においても全てあるか、ないかは案件によるということでございますので、そこら辺はない場合もあるということはご承知おきいただきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問してください、もう一回。
◆22番(井上佐由利 君) 県庁に行ったか。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 県庁に行ったか、そういう話の解明ということでございますが、それは市長が申し上げましたように、今後の調査の中で確認をしていきたいというように思っております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) いや、当時の総合政策部長の日程というのが多分あるであろうと思うんですが、それちゃんと調べていただきたいと、このように思います。そうでないと、行ったのか、行ってないか、それもわからない状況にあると思うんです。ご自身が行ったというふうに認めていただければ、行ったんであろうというみたいな答弁でしたので、余りにも私はええかげん過ぎると思うので、これちゃんと調査していただきたいと、このように思っております。よろしくお願いします。
 元気園は、先ほど市長の答弁どおり、調査していただきたいようによろしくこれもお願いしておきたいと思います。
 続きまして、子どもの医療費無料化についてお聞きしたいと思います。
 現在、この子どもの医療費無料化の議案なんですが、継続審議です。子どもの医療費無料化につきましては、市長公約の完全無料化ということは保護者からは大歓迎です。6月議会で継続審査の一番の理由でありました財源の裏づけに対しまして、子ども・子育て基金も提案されています。現在、ゼロ歳から就学前の子どもの医療費無料化は所得制限も一部負担も敷いておりません。今回、同じように広げられる小学校1年生から中学校3年生までの子どもの医療費は、対象者全員なんですが、市長の公約どおり所得制限もなく、完全無料化が一番望ましいということで市民から待たれています。所得に応じて保護者は税金を納め、そして子どもたちに現物で給付する。子どもの医療政策から見ても、この子どもの医療費無料化は大変大事だというふうに思っています。いずれも未来の近江八幡を支える子どもたちの健康を守るために、今を生きる大人の使命と考えます。改めて、市長の子どもの医療費無料化に対する考えをお答えいただきたいと思います。
 昨日の池上議員と重ねる点があるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 井上議員の子ども医療費助成についてのご質問にお答えをいたします。
 子ども医療費助成の通院医療費の無料化につきましては、子育て環境を整えるため、子育て支援施策推進の一つであると考えております。子育て世帯の医療費負担を軽減し、生活に係る出費を安定させることで、住んでよかったと思われるまちを目指していきたいと考えております。全ての世帯を無料化することで、これまでの所得の低い世帯だけでなく、さまざまな理由により受診を自粛されていた世帯の子どもにも、必要なときに必要な受診ができることは、まさしく未来を担う子どもたちの支援策として効果的な施策だと考えております。
 先日も池上議員のご質問にお答えしましたように、受診を抑制することではなく、むしろ積極的に通院していただくという機会を設けることによって、お子様のいわゆる病気の重篤化を防ぐと同時に、親御さんたちの病気に対する知識、子どもたちのぐあいに対する、健康に対する知識等を持っていただくことによって、より医療費の低減並びに将来の子どもたちへの福祉に貢献するだろうと、こういう考え方でございます。一部所得制限という考え方もあろうかとは思いますけれども、子どもたちを主体に考えれば、そのようなことに手間暇をかけるというよりも、一律子どもたちの未来のために、ここは全ての子どもたちに向けて医療費の通院無料化をするべきであるというように考えておるところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 私は、本当に子どもの医療費の無料化は命の問題だというふうに思っています。命そのものにかかわる制度だというふうに思っています。子どもの命は本当に平等なので、先ほど所得制限をかけることなくということで市長の答弁なんですが、その精神から見たら、私は所得制限の考えは子どもへの差別だというふうに思えるんです。そういう意味では、全ての子どもたちの医療費無料化進めるべきだというふうに私も思っておりますし、その方向に進んでいきたいなあというふうに願っています。
 私、一つ市長にお聞きしたいんですが、例えば先ほど所得制限の話出ております。教育厚生常任委員会でも出ておるんですが、一番心配なのは、例えば児童手当でいくならば、高い所得の人たちには300人ほど外れるということなんですけれども、未申告が67件あるんです。児童手当を申請してない世帯、67件あるんです。私もびっくりしてるんですが、この67件の中には、多分恐らく複雑な家庭の環境にある子どもさんもいらっしゃるケースも多分あるというふうに思っています。ですから、未申告を拾えない限りは、絶対に私は、所得制限をすれば未申告の人も外していくわけなので、この点について未申告の子どもたち67件あるので、ここも拾っていかなければならないというふうに思いますが、この点について市長のお考えお聞かせ願いたいと思います。
○議長(園田新一 君) よろしいですか。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 私の基本的な考え方は、子どもたちの未来という視点から考えておりますので、議員もご指摘のように、全ての子どもたちが漏れはあってはならないというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 先ほど答弁で、親御さんが子どもさんの健康の意識を持ってもらうということをおっしゃいました。きのうも池上議員に対して、保護者の教育的視点からということで答弁がありました。そういう点から、今回子どもの医療費無料化のこの政策から、ひとつ私、提案したいと思っています。私、いつも医療センターで毎年市民いきいき講座に出かけております。10分程度の講座を5つほど受けるんですが、本当に健康についていろいろ学ばさせていただくよい機会だと思っています。
 それで、医療センターの事務長にお聞きしたいんですが、この健康講座、啓発講座、医療センターではどのような効果があるというふうにお考えでしょうか、お願いします。
○議長(園田新一 君) 深尾総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(深尾甚一郎 君) 再問にお答えします。
 医療センター主催の市民公開講座の開催についての効果についてお答えします。
 お答えする前に、まず若干公開講座の説明というか、宣伝をさせていただきたいと思います。
 医療センターでは、平成18年ごろより、つまり新病院の開設時より、循環器内科でありますとか、腎臓内科などの職員が患者への予防医学的、また開業医さんや医療センターへの受診の勧めなどを目的として公開講座を開催してきております。平成23年度からは医療センター主催として各診療科が公開講座を開催しやすいように事務部門も支援してきたことから、本年では腎臓病啓発講座、心臓血管外科・循環器内科公開講座、糖尿病公開講座、脳卒中公開講座、救急医療公開講座、小児外科公開講座、禁煙の公開講座など、本年度は7つの公開講座を現在開催しております。昨年度については、ちなみに約600名の方が参加をしていただいております。
 いずれの講座も専門的な医療知識を最大限わかりやすく講演したり、各種の無料検査、ポスター展示、また医師、看護師、栄養士などによる相談のコーナーなども実施しております。
 お尋ねの効果としましては、専門的な医療知識を受講していただきまして、病気になりにくい生活習慣を確立し、病気になったときの受診の要領などを参加者の皆さんに体得していただいていることと思います。また、このようなことから信頼される病院としても今後貢献していきたいと考えております。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 今600名ぐらいっていうふうにお聞きして、ああ、そうなんだと思いましたけども、多分非常に効果があるというふうに私も受けていてそう思いました。ですから、今回子どもの医療費無料化をきっかけに、パパ、ママ版の健康啓発講座、こういうものを医療センターあるいは市長部局と連携して開設してはどうかなあというふうに思うんです。親御さんへの指導も含めて、そういうとこでもできるし、病院でもされると思いますけど、そういう啓発講座いかがお考えか、ちょっとご所見いただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 深尾総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(深尾甚一郎 君) ご提案ありがとうございます。今ご提案ありましたように、公開講座では特に若い年齢層の方に多く参加してほしいのですが、現在少ないというのが課題の一つとして上がっております。若い年齢層、特に小さな子どもさんとか持っておられるお父さん、お母さん層、いわゆるパパ、ママ層ですが、会社員などが多くおられることから、夜間の時間帯に公開講座を開催したり、講座の間、託児所などを設けるなどすれば、より参加者が多くなると考えておりまして、皆さん職員からもそういう意見がございます。
 なぜ若いパパ、ママ層に参加していただきたいかと申しますと、実は子ども、特に1歳から3歳ぐらいまでの子どもさんにつきましては、医療センターにおける外来、入院患者さんがどのような病気であるかを見ますと、急性期の気管支炎、ぜんそくなどの呼吸器系や中耳炎によって病院を受診することが多いことが統計的にわかっております。これは皆様も既にご承知かと思いますが、受動喫煙といいまして、幼い子どもがたばこの煙を吸わされていますと、気管とか気管支、肺、中耳などが障害されやすく、免疫能力も低下して、風邪を引いたりとか、インフルエンザにかかりやすくなることが一般的に知られております。したがいまして、喫煙している若いパパさん、ママさんが禁煙をされると、子どもが病気になりにくいことが挙げられますし、幼い子どもさんにとっても、若いパパさん、ママさんにとってもよいことになると思います。このような取り組みをしばらく継続していくと、幼い子どもさんが病気になりにくい地域づくりにつながっていくと考えているからでございます。
 なお、この公開講座の取り組みにつきましては、昨年本市が提唱しております近江八幡市健康なまちづくり推進宣言の取り組みの一つとしても位置づけておりまして、今後、ご提言いただきましたように、医療センターではなくって、市長部局であるとか、教育委員会とも共催していけば、さらに大きな展開ができるかと考えております。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 詳しくありがとうございました。
 いずれにしても子どもの医療費無料化をきっかけに、パパ、ママ版の健康啓発講座、ぜひ連携して行っていただきたいというふうにお願い申し上げておきます。
 続きまして、小1すこやかサポーター事業と障害児サマーホリデー事業について質問をしたいと思います。
 小1すこやかサポーター事業ですが、新1年生の学校生活への順応を促すために、4月から9月までの間、1クラス31人以上を超えるクラスに学級支援を行うために支援員を配置してこられました。ことしの配置の現状と予算並びに効果について、今後配置期間を1年にするというお考えはおありなのかどうか、お答えいただきたいと思います。
 2つ目に、障害児サマーホリデー事業についてです。
 この事業は、近江八幡市地域では余暇支援クラブ「はちの子」、安土地域では社会福祉協議会が委託されて、それぞれ運営されてきました。ことしから近江八幡のはちの子さん一つに集約されました。ことしの夏のサマーホリデー事業は、安土地域の子どもたちは余暇クラブ「はちの子」に参加されましたでしょうか。一本化に集約された結果、この夏の取り組みの実態をお答えください。
 そして、集約される前の予算、一本化になっての予算額もお答えいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇 君) 井上議員お尋ねの小1すこやかサポーター配置事業についてお答えします。
 今年度は1学級31名以上である3校10学級に配置し、延べ13名の方にお世話になっています。今年度の予算は約293万円で、謝金という形でお支払いしています。
 すこやかサポーターの皆様には、井上議員がおっしゃっているように、新1年生が学校生活に順応できるようにさまざまな支援をしていただいています。今年度、配置校の教員からは、サポートのおかげで子どもたちが不安なく学校生活を過ごせているや、声をかけていただくことで授業に落ちついて取り組めているなどの報告を聞いており、大きな効果がうかがえます。
 配置期間については、現状の4月から9月までの6カ月間の継続を考えています。その理由として、約半年の間に子どもたちに大きな成長が見られること、特に運動会を終えるころには入学したころと比べ随分たくましくなり、学校生活になじんでいることが挙げられます。また、以前にも増して保・幼・小連携がしっかりと行われていることも理由の一つです。幼稚園、こども園、保育所では、小学校での生活につながるような保育を行い、また小学校では、就学前教育で蓄えられた子どもたちの力をベースにして教育活動を進めています。そういったことから、子どもたちの小学校生活への戸惑いや不安は随分和らいでいると考えます。
 ただ、議員もご存じのように、特別な支援を必要とする子どもたちもいます。その子たちに対して、各校に配置している特別支援教育支援員につないでいただき、対応しています。
 1年間の配置を希望されている保護者のご意見もあるようですが、実際担当していただいているサポートさんの中には、子どもたちの健全な成長のためにも今のやり方が一番よいというご意見もいただいています。子どもたちの自立や友達同士で助け合っていく心を育てることも大切です。今後も4月から9月までの配置を考えていますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉保険部長(鳥居広子 君) 井上議員の障害児サマーホリデー事業についてのご質問にお答えをいたします。
 障害児サマーホリデー事業につきましては、小学校、中学校、特別支援学校に通う障害児が夏季の長期休暇期間において通所して、余暇時間の有効活用や自立促進を図ることを目的に実施しています。平成22年市町合併当時から、八幡地域では余暇支援クラブ「はちの子」が、安土地域では近江八幡市社会福祉協議会が事業主体となって事業を受託いただいておりました。平成26年度から児童福祉法に基づく放課後等デイサービス事業所が市内にも開設され始め、利用者の選択肢もふえる一方、本事業への参加者数については、平成25年度で八幡地域、安土地域合わせて延べ511人であったのに対して、平成29年度では、両地域とも減少し、延べ278人と利用者数はおよそ半減しております。
 また、平成28年度に近江八幡市社会福祉協議会から本事業に職員を配置することが難しく、事業受託が厳しい旨の申し出があり、平成29年度において事業を受託いただいていた2団体と協議を行い、保護者の方々など関係者へも意見を求めた上で、平成30年度から余暇支援クラブ「はちの子」に一本化して事業を実施することとなりました。
 議員お尋ねの今年度の事業実施状況につきましては、活動の拠点を市民共生センター分館に置きながら、創作活動や軽スポーツのほか、安土城郭資料館での歴史体験や地域に出向いての交流体験等の内容で実施していただきました。
 参加者数につきましては、八幡地域からの参加者のみで、延べ84人でした。また、事業予算につきましては、平成29年度では247万6,000円、今年度は163万8,000円となっております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 先にサマーホリデーについて再質問したいと思います。
 先ほど一本化になって、近江八幡の子どものみの参加だったという答弁だったと思います。確かに私も現場行きましたら、安土地域の子どもたちは行っておりませんでした。ことしどういうことが起こったか、多分お知りおきかと思うんですが、八幡はもともと野洲養護学校だし、安土は八日市養護に、もともと違うんです。歴史的にも違うんです、そのサマーホリデーの事業の成り立ちが。学校がもともと違う。分ける必要はなかったというふうに思うんですが、ことしの3月議会ですか、一本にするということが急に保護者3名に説明しただけで分けられたんですが、でも安土の市民、偉かったと思います。安土スマイルの会というのを準備会立ち上げられて、まち協、民生委員さん、ボランティア、そして安土小学校の先生たちにも本当に皆さん多くの方々が手弁当で、このサマーホリデー、支えていただきました。このような取り組み、私、非常に大事やなあというふうに思いますけれども、安土地域がことしどのように過ごされたのか、部長、お聞きでしょうか。
○議長(園田新一 君) 鳥居福祉保険部長。
◎福祉保険部長(鳥居広子 君) 今回のご質問をいただきまして、状況を確認をさせていただいております。障害児支援団体・安土スマイルの会を発足していただき、安土地域のお子さん方が年間を通じて事業を実施いただいているということは承知をさせていただいております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) なかなか安土の地域からはちの子さんに行けない、行かなかった結果だと思うんです。ですから、私は、市民が協力しながら今回予算削られたんだけど、こういう取り組み非常に大事だなあというふうに思っておりましたし、今まで多分社会福祉協議会に委託で安土も頼んでおられたと思うんですが、それが削られることになるんですけど、結果的に、何が言いたいかといいますと、今後この安土スマイルのこの会を行政もやっぱり見守っていただきたいと、このように思います。実際補助金も何もなく、まち協やいろんなところに支えられて、大体十五、六万円は最低でも要ったっていうふうにおっしゃってました。民生委員さんのお志とかそういう形でまち協が幾らか出すとかという形で支えていただいております。なので、今後この形は来年も進んでいくと思いますが、委託金ではなくて、今後また補助金でも安土スマイルを支えていただきたいと、状況をよく見ていただきたいと、このように思いますが、再度ご答弁お願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 鳥居福祉保険部長。
◎福祉保険部長(鳥居広子 君) ありがとうございます。現状、今年度から一本化をさせていただいて、実態として安土地域からのご参加がないということ、独自に安土スマイルの会を立ち上げられて、障害児の皆様の支援に当たっておられること、またもう一点は、本当に私も余暇支援クラブ「はちの子」ですが、ずっと開所式に出席をさせていただいておりますが、やはり放課後デイが始まってから、出席者、参加者の皆さんが、延べで言いましたら余り感覚的にあれなんですが、実数として本当に半分ぐらいになっているという実態もございます。それも含めまして今後の夏季の長期休暇も含めた障害児支援のあり方というものについては、地域の皆様方と一緒にどうあるべきかというものはもう一度考え直すべきかなというふうには考えておりますので、その際にはまたよろしくご支援をお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) そうですね、余暇活動のあり方、スマイルの会はこうやって自発的に皆さんが寄ってやっていただいた事実がもうできましたので、今後また見守っていただきたいなというふうに思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。
 すこやかサポーターです。
 教育長の答弁、半年でいいぞみたいな感じに受けたんですが、以前これ半年じゃなくって1年ありましたよね。どうして、ああ、半年じゃないか、1学期で終わったのか、ご答弁ください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) そのサポーターの方に子どもたちが丸一年頼り切りという状況もあって、子どもたちの健全な成長を変えて、そのまま2年生まで持ち越すというような実態がありました。1年生で確かに入ったときは、就学前教育の保育の遊びの中から小学校へ入って、各1時間45分の授業でなかなかきちっと座ることができないという状況でこのすこやかサポーターというのは入ったんですが、やっぱり子どもたちは本当によく成長してくれます。特に運動会等で全校が一斉に動いたりする場面では、先輩の子どもたちを見習ってきちっとできるような状況になっています。ただ、それを1年間続けていると、その子どもたちの成長をも妨げるということもありましたので、せめて半年で子どもたちの状況をしっかり見守ってもらう。ただ、特別な支援を要する子どもたちもたくさんいますので、その子たちはその特別支援教育の支援員につないでいただくという形をとっていただいて、ことしで4年目になると思いますが、大過なく進んでいると思っております。1年つけたほうが子どもたちにとっても、あるいは先生にとっても楽という表現をよくされるんですけども、楽じゃなくて、子どもたちの成長を見きわめると、半年で十分と私は考えています。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 一度また教育長は現場の声も聞いていただきたいと思います。楽とか、頼り切るというその認識が私はいかがなものなのかなというふうに思います。なぜかといいますと、支援学級に行かなくても、普通学級でも少し手だてをして見ていかなければならない子どもたちもいるんです。教育長よう知ってはると思います。ですから、やっぱり1年間つけて2年生に上げてあげる、そういう大事に育ててあげてほしいと私は思いますし、保護者たちもずっとそのことを願っておられます。予算の関係でこの間半年に打ち切られてきた経過があります。教育長が着任されるころでした。それまで1年間ついておりまして、そういう状況がありました。なので、これ、来年度、1年間私はつけていただきたい。そして、現場の先生らに一度よく聞いていただきたいと、このように思いますが、もう一度ご所見ください。
○議長(園田新一 君) 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 私もそのサポーターの方あるいは保護者の方にもお話をさせていただいています。だから、議員がおっしゃるように実際に1年間つけていただきたいというご意見もあります。ただ、今の半年の形、子どもたちが半年、9月を最後にサポートの方がいられなくなる、それまでに僕らはしっかりしなあかんなという大きな目標を持って1年生の子どもたちが頑張ってるという姿があり、それがうまく1年生の後半、特別支援教育支援員につながれたりという、今議員がお聞きになられたこととまるで違うような意見も私はお聞きしていますので、今おっしゃったようにいろんな方のご意見を聞いて、今後検討というか、考えていきたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 あと5分ですので行きます。
 保育園の待機児童についてなんです。
 現時点で9月1日時点の待機児童数をお答えいただきたいと思います。
 6月議会で民間のこども園の3園開設で待機児童を解消するとの答弁でした。ことしはこども園、桐原と岡山の2園の開設で、待機児童はどれだけ解消されますでしょうか。今後、マンション、宅造がかなりあると想定されますが、担当部はこども園3園開設で本当に待機児童解消ができると見ておられるんでしょうか。
 6月議会でも提案しましたけれども、解消策として、きのう井上芳夫議員もおっしゃっておられました。老蘇こども園の充実で待機児童解消を図る考えはおありでしょうか。
 老蘇こども園は、ゼロ歳から3歳まで──ゼロ、1、2歳ですね──入所できないこども園となっております。乳児枠を設けて充実すべきと考えますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 井上議員の保育園の待機児童についてのご質問にお答えいたします。
 待機児童数につきましては、これまで幾度となく議会本会議において報告をさせていただいておりますが、国の待機児童数の調査が毎年4月と10月となっており、その調査に合わせて議会でも報告をさせていただいております。次の待機児童数調査は10月となっており、議会において報告できるのは12月議会になると思われますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 次に、待機児童の解消につきましては、6月議会において井上議員の質問でお答えいたしましたように、平成31年4月の桐原小学校区、岡山学区の認定こども園の開園により、それぞれ90名、80名の計170名の長時部の定員が確保できるものと見込まれることから、当面待機児童は解消できるものと現時点では考えております。
 議員ご指摘の今後のマンション、宅造による影響につきましては、本市の子ども・子育て支援事業計画の中で、保育所などの利用見込みを見直しを行いながら、量の確保が必要となれば、その方策を検討し、待機児童の解消に努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。
 また、老蘇こども園のゼロ歳児から2歳児の受け入れによる待機児童解消策のご提案をいただきましたが、さきの井上芳夫議員のご質問にお答えいたしましたように、調理室だけの問題ではなく、保育室にあきがない状況などから、現時点では対策として考えておりませんが、今後の保育ニーズ量などの状況によっては総合的に検討してまいりますので、重ねてご理解いただきますようお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 9月1日時点でなぜ待機児童の数おっしゃっていただけないんですか。国は、もちろん4月と10月ですけれども、もちろん近江八幡市は4月の時点で7人です。毎月絶対ふえているに違いありません。なぜおっしゃらないんですか。でないと、議論ができないやないですか。お答えください。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 済いません、本市に限らずどこを見ましても、公式には国の調査、4月、10月の調査をもって正式に対策等を講じておりますので、そういう部分でご理解いただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) それは国の調査でしょ。今現在近江八幡としてどんだけ待機があるのかって当然答えるべきじゃないんですか。そうじゃないですか、そんなん。大体待機児童解消する気あるんですか。4月1日時点でもう7人っておっしゃってますけど、6月議会でも言うたように、120%、130%、145%まで子どもたち押し込んでるんですよ、本当に。なのに、どうしてそういうことから答弁いただけないのか。お答えください。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 待機児童問題は非常に重要な問題と思っております。9月の段階にも厚労省が発表されました。近江八幡については、昨年の10月71名が4月では7名ということで64名減ったということで公表いただいております。待機児童問題、非常に重要な問題でございますので、鋭意そこについては努力をしてるところでございます。
 先ほども初問でお答えしましたように、子ども・子育ての支援の事業計画の中にしっかりと整備の方針については位置づけております。今後についても対応すべき現在の計画面におきましては、先ほども申し上げましたように、桐原、また岡山の認定こども園の長時部では170名という部分で今現在見込んでおりますんで、そちらは民設民営でしっかりと運営していただく形になっておりますんで、重ねてご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 170名増することによって待機児童が解消されるっていうその根拠をお示しください。根拠を。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 先ほども申し上げましたように、昨年の10月が71名、ことしの4月が7名という待機状況でございます。したがいまして、ご存じのとおり、保育所長時部につきましては市内のところから通えると。もちろん居住地近く、また小学校の滑らかな接続を考えて、地元というご意見もございますし、一方では保護者の方の通勤の方面を目指して、そちらの最寄りの園をご利用するというようなさまざまな多様なニーズもございます。そういう中で、絶対数的には今申し上げたような170名であれば、当面は現時点では解消できるんでないかということで、数量的に考えているところでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) ことし4月1日現在で7名なんですけども、それいっぱいいっぱい入ってるんですよ。途中入所なんてほとんどできないやないですか。だから、9月1日でも多分積み上がってると思います。
 言っていただけないので、次行きますけれども、そしたら老蘇こども園だって、短時部に行って、長時部に移りたいって5月の段階で思っても、もういっぱいなんですよ。どこでもそんなにあきなんて出ません。何人かの保護者がかわりたいと思っても、もうかわれないんですよ、老蘇こども園一つ見たって。そういう状況にあるということは、担当部長、ご認識なんでしょうか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 月々幼児課からは報告は回ってきておりますので、状況については一定理解をしているところでございます。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 理解してたら、待機児童解消の手を打っていかなあかんのんじゃないんですか。それに、今多分担当部長はこども園のことで頭がいっぱいかもしれません。でも、二刀流でここはやっていかないと、きのうの教育部長の答弁では、小学校のクラスがふえるという発言ありましたけれども、後で聞いたら、今後大体600戸の宅造があるっていうふうに聞いてます。私、6月議会で300戸ぐらいやと思ってたんですけど、金田、安土で600戸ぐらいふえるんですよ。こういうことが目の前に直近に迫っているのに、何も手を打たないとはどういうことなんですか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 再問にお答えします。
 保育所も認定こども園長時部とかの提供区域については、先ほども申し上げましたように、子ども・子育て支援事業計画において、一定、量の見込みと、それから確保策については位置づけております。ことしの3月にその計画の中間見直しを行いました。その時点については、先ほどおっしゃっていただいた部分のマンションの部分とか、宅造の部分については、一定確定できてるものについては見込んでおりますが、確定できてないものは見込んでおりませんが、次期の計画につきまして、ことしの11月に就学前の方を対象のニーズ調査ということを行います。それとまた、新たなその時点におきます宅造の状況でありますとか、人口推移とかを総合的に監視する中で、必要な量を見込んでいって、計画の中にしっかりと落とし込んで、その手法についてもどういう形が望ましいのかというのも議論しながらしっかりと進めてまいりたいと思いますので、決して待機児童問題を放置してるとかという部分でございませんので、よろしくご理解お願いします。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 次期の調査、でき上がるの32年3月です。もう少し先になります。今緊急に手を打っていただきたいなと思います。
 そして、時間がないですけれども、この預かり保育、馬淵と老蘇こども園で預かり保育しておりますよね。これ来年廃止の方向やと思うんですが、これどのように考えておられますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 済いません、昨年度の一斉募集の段階で、その分については事前アナウンスもさせていただいて、今年度のまた10月の一斉募集におきましては、その方向性で同様の周知をさせてもらうっていうことで原課からは聞いております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) それが預かり保育も馬淵と老蘇こども園でやっておられますが、これお母さんの声なんですけど、月に60時間以上勤務等の縛りがないため、私のような者にはとても助かる制度だったのです。パートやアルバイトでも預かり保育制度で働けるため、保育園に落ちた私は預かり保育で助かっておりますという声もいただいてるんです。ですから、来年度10月から保育園3歳児以上無料化が国の制度で始まります。そうなれば、さらに保育園の申し込みふえますよ。その上に、この預かり保育、馬淵と老蘇をなくすと、ますます待機児童ふえると思いますが、この認識ありますでしょうか。
○議長(園田新一 君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 先ほど来申し上げておりますとおり、子ども・子育て支援事業計画の策定、非常に重要なもんでございます。しっかりと調査、また関係機関のそれぞれご意見も当然保護者の方々のご意見も、また団体さんのヒアリングも行いながら詰めていくということになっております。既に今年度事業者を決定する中におきまして、11月からは調査に入るという状況でございます。30年3月にも見直しをしましたが、宅造も含めていろんなニーズ、そういうような預かり保育のニーズも含めてしっかりとその中で議論していきながら、可能な限り対策を講じてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 答弁漏れがあるそうでございますので、よろしくお願いします。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) だから、預かり保育につきましても、その辺先ほど申し上げられた国の無償化の関係でふえてくるという部分も一定認識をしておりますが、しっかりと子ども・子育て会議の中でご意見を賜りながら進めてまいりたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) いや、もうことしから預かり保育なくすという方向で広報出されますから、そうでしょう、来年はもうないんだから、ことしの募集からもう出すんでしょ、預かり保育。そんなことしたら、ますます待機児童ふえますよって、私、言ってるんですよ。その認識あるかどうか、もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 先ほども申し上げましたように、来年の4月には一定認定こども園170名という部分もございますんで、現時点ではその計画は既に進んでおります。それは議会の承認もいただきながら民設民営で進めさせてもらっておりますので、そことの関係性もございますので、その部分も含めて総合的にご理解をいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 最後一言、市長に。待機児童、これどうですか。担当部と一回協議していただきたいと思います。ご所見いただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答で終わりたいと思います。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 待機児童解消は、幼児教育の質という面も含めまして、詰め込みをせずに適切な規模でそれぞれ行っていくということは今後当市にとって大変重要な課題であると思っておりますので、担当部と協議をしてまいりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 以上で井上佐由利君の個人質問を終わります。
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