録画中継

平成27年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月12日(金) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第62号~議第70号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
               午前9時30分 開会
○議長(園田新一 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました平成27年第2回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 井上 芳夫君
 岡山かよ子君
の両名を指名します。
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△日程第2 会期の決定
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しました案のとおり、本日から7月6日までの25日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から7月6日までの25日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、監査結果をご報告を申し上げます。
 例月の現金出納検査の結果について、次のとおりご報告を申し上げます。
 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、平成27年2月に1月分を、3月に2月分を、4月に3月分を、それぞれ執行いたしました。一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業会計の現金出納検査の結果、いずれの会計とも現金等のあり高を初め歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納に係る事務処理も妥当と認めました。
 よって、同条第3項の規定に基づき、その結果を市長並びに議長に報告をいたしました。
 この詳細な内容につきましては、例月の現金出納検査報告書のとおりでございますので、ご確認を願いたいと存じます。
 以上をもちまして監査報告とさせていただきます。
○議長(園田新一 君) 次に、市長報告に入ります。
 地方自治法の規定に基づき、報第2号専決処分の報告について、報第3号平成26年度近江八幡市一般会計予算繰越明許費の繰越について、報第4号平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算繰越明許費の繰越について、報第5号平成26年度近江八幡市水道事業会計予算の繰越について、報第6号近江八幡市土地開発公社の平成26年度決算及び平成27年度予算等について、報第7号公益財団法人近江八幡市国際協会の平成26年度決算及び平成27年度予算等について、報第8号公益財団法人安土町文芸の郷振興事業団の平成26年度決算及び平成27年度予算等について、報第9号請願の処理の経過及び結果について、以上8件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
      議第62号~議第70号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第62号から議第70号までの9件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 西川議会事務局長。
◎事務局長(西川昭一郎 君) 朗読します。
 平成27年第2回(6月)近江八幡市議会定例会提出議案
議第62号 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)
議第63号 近江八幡市安土町地域自治区長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてほか条例改正案5件
議第69号 訴訟の提起につき議決を求めることについて
議第70号 近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることについて
 以上です。
○議長(園田新一 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 平成27年第2回近江八幡市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 本日は、議員の皆さん方におかれましては、公私何かとご多用の中、ご出席を賜り、まことにありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。またあわせまして、平素は市政運営に格別のご理解とご協力を賜っておりますことに対しまして、重ねて厚く感謝を申し上げる次第であります。
 湖国・滋賀県は、今月3日に、平年より4日早く梅雨入りをいたしました。田んぼや木々の緑も梅雨にぬれ、緑が一層深まったように感じられる一方で、この梅雨の晴れ間を縫うように、農村部では麦の刈り取り作業が行われており、栽培農家の皆様方にとりましては気の休まらない日々が続いていることとお察しいたします。
 また、武佐学区におきましては、市制施行5周年を記念し、近江八幡市の初夏の花として選定されましたムシャリンドウの展覧会が、去る6月5日からあさって14日まで、地元の保存会のご尽力で開催されております。
 ご承知のとおり、ムシャリンドウは武佐学区で発見されたのがその命名の由来と言われ、今回は武佐町会館や武佐本陣跡など9カ所に合わせて約500鉢が展示されております。
 さらに、6月7日の日曜日には、学区内の展示会場などをめぐる「りんどうウオーク」が開催されるとともに、市の花としての選定をPRしようと「あづち信長まつり」のメーン会場である安土城跡の大手前広場にも展示コーナーが設置されるなどして、青紫の可憐な花が多くの人々の目を楽しませてくれております。
 保存会の方の話によりますと、開花時期が年々早まっているとのことで、地球温暖化の影響がさまざまなところに波及していることがうかがえるようであります。
 地球温暖化といえば、ウクライナ危機をめぐりますロシアの対応とともに、地球温暖化についての合意形成が今回の重点課題となりました主要7カ国首脳会議、いわゆるG7サミットの2016年の開催地を伊勢志摩とするとの発表が安倍総理からなされました。
 テロ対策を重視する方針を踏まえ、地理的に有利であることに加え、日本の美しい自然と伝統文化を世界各国のリーダーに実感してもらう場所として最適であると判断されたとのことでありますが、江戸中期の文献によりますと、古来より伊勢参りの際は、けんかや口論が禁止となっていたようでありまして、各国首脳の円満な議論のためにも、大変縁起のよい場所であるように思われるところでございます。
 一方で、一昨日、6月10日に安倍総理ご臨席のもと、第85回全国市長会通常総会が東京で開催をされました。私も平成19年以来、8回目の出席をさせていただいたところであります。
 冒頭で、市長会会長の森民夫長岡市長が、基礎自治体こそが住民の命と安全な日々の生活を支える責任を持っており、この責任のあることが住民から直接選ばれた我々首長の誇りとするところであり、それが活動の源であるとともに、現場を熟知している我々813の市長が一丸となって提案・提言を行うことが必要であると挨拶をされました。
 それを受け、安倍総理は、昨年度も地方から地域課題解決のための具体的な提案を数多くいただき、多くを実践した。とりわけ是正要望の強かった農地転用の許可権限の移譲を実現するなど、地方の熱意が長年の懸案を突破し分権改革に新たな一ページを開いた、何よりも現場を熟知しているのはそれぞれ市長であり、その意見を聞かずして地方創生はあり得ず、この地域に住んでよかったと実感できる個性と魅力あふれる地域社会づくりに全力で取り組み、それぞれの市の創意工夫を全力で応援してまいりたいと述べられ、私といたしましても、大変、意を強くしたところであります。
 さて、既にご承知の方も多いとは存じますが、厚生労働省の発表によりますと、2014年の合計特殊出生率、すなわち一人の女性が一生に産む子どもの数が1.42と前年より0.01ポイント低下いたしました。2005年に過去最低となる1.26を記録して以来、徐々に回復の兆しを見せていた中、9年ぶりの低下で、現在のペースが続きますと、2015年は、戦後初めて出生数が100万人を割り込む見込みでもあります。
 政府の地方創生本部は昨年12月に2060年の人口1億人維持を目標とした長期ビジョンを打ち出し、2030年に出生率を1.8にまで回復させるシナリオを描いておりますが、高齢化が進む中で、15歳から49歳までの女性の人口は将来的に減ることが予想されることから、厚生労働省は人口減少の流れが加速するとの見方を示しております。
 ちなみに、近江八幡市の出生率は、今のところ2014年の数字はまだ出てはおりませんが、2013年は1.65で、前年比較で0.02ポイントの増、滋賀県は、2013年は1.53で前年比較は増減なしの横ばいであります。いずれにしましても、これからは、社会全体で子育てを支え、「産んでも安心」と思える地域づくりをより一層進めることが何よりも重要であると考えております。
 総人口が減る中で、とりわけ若年女性の人口が激減する市町村では、出生率が少々改善しても、流出する人口が上回って人が減り続け、消滅する可能性があると言われており、全国的には、青森、岩手、秋田、山形、島根の5県は、消滅可能性都市が8割以上に上り、北海道と23県では5割以上を占めているところでもあります。
 また、滋賀県におきましては3つの町が将来消滅の可能性がある中で、本市におきましては、消滅可能性都市に該当はしないものの、何もしなければ将来的に福祉や学校運営など行政サービスの維持が難しくなるであろうと懸念され、この試算を一つの重い警告として受けとめ、人口減少が地域経済の縮小を加速させるという負のスパイラルを招いている現状を打開するため、昨年11月にまち・ひと・しごと創生法が施行されたのを受け、直ちに翌月の12月に市の創生本部を立ち上げ、官民の垣根を越えて取り組んでいるところであります。
 すなわち、まち・ひと・しごと創生の主役であります地域が、みずから考え、責任を持って課題解決に取り組むべく、市としての総合戦略を策定するに当たり、幅広い分野、年齢層の市民や民間事業者、学識経験者とともに32名の委員で、まち・ひと・しごと創生市民会議をことし3月に立ち上げ、また去る5月17日に文化会館小ホールにおきまして、元総務大臣で慶應義塾大学法学部教授の片山善博氏を講師としてお招きし、市民フォーラムを開催いたしたところであります。
 また、市民会議と連動して、実動部隊とも言えます7つの専門部会を設置し、市民会議同様、幅広い分野、年齢層の市民や学識経験者、事業所関係者などにご参画をいただき、地域への若者定着、子育て支援、移住促進、雇用の創出、土地利用などのミッションについて、現在、部会ごとにそれぞれ熱心に討議を重ねていただいております。この専門部会のメンバーは、それぞれ20人前後で、総勢132人、すなわち発足以降4人ふえました市民会議の委員36人と合わせまして延べ168人もの多くの皆さんに参画いただいており、また、本日、第2回目の市民会議を開催をさせていただくところであります。
 今後の予定としまして、8月には総合戦略の骨子案をつくり上げ、9月以降、市民説明会や、あるいはパブリックコメントを行いながら、年内の策定を目指しているところでございます。
 また、喫緊の地域経済活性化を目指して、国の地域住民生活等緊急支援のための交付金を活用して取り組んでおります3割のプレミアつきの地域はつらつ商品券は、発売開始の初日であります5月30日には、販売所となった市役所ロビーでは長蛇の列ができたところであります。昨日までの販売数は1万1,574冊となり、総発行冊数に占めます販売冊数の割合は36.2%となっているところであります。
 また、7月1日からは、第2期目の販売が始まり、さらに1世帯3冊までの先着順での購入が可能となり、売り切れ次第販売は終了となりますが、できることならば約400カ所の地域事業所で可能な限りご活用いただき、地域経済の消費刺激の起爆剤となりますことを切に期待しているものでございます。
 さらに、次世代に誇れるまち近江八幡のシンボルとなります新庁舎を中心としました官庁街のまちづくりにつきましては、今月末に基本計画策定の委託業者を入札により決定し、市民ディスカッション、市民説明会、あるいはパブリックコメントを行いながら、来年2月を目指し、基本計画を策定したく思っております。その後、引き続きまして、平成28年度から、基本設計、実施設計に取り組み、平成30年9月の新庁舎完成を目指しているところでもあります。
 また、このたび、同志社大学副学長であります真山達志氏を委員長とします第2期ローカルマニフェスト評価委員会から、第2期ローカルマニフェストの初年度の評価をいただいたところであります。ローカルマニフェストを作成することによって、市民の皆さんに、市行政の目的、役割、進むべき方向を明らかにし、そのことにより、情報の共有が図られ、市民が政策の達成状況をわかりやすく把握でき、また市民と市行政とが協働しながら、活力あるまちづくりを進める指針となるものと考えているところでもございます。今回の評価を今後の取り組みに反映させながら、近江八幡市で暮らし、働き、学ぶことに魅力と誇りを感じることのできる個性豊かな地域社会の実現に向けて、協働のまちづくりをさらに推し進めてまいりたいと考えているところでもあります。どうぞ、議員皆さん方のより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶をさせていただきまして、引き続きまして、本日上程させていただきます議案の提案説明をさせていただきたいと存じます。
 まず、議第62号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ4,464万7,000円を追加し、予算総額を304億6,764万7,000円とさせていただくものであります。
 主な内容といたしましては、総務費において、電算システム維持管理事業で社会保障・税番号制度システム整備に伴う物件費、自治コミュニティー活動支援事業でコミュニティー助成に伴う負担金補助及び交付金、財産区管理事業で池田本町財産区の財産処分に係る負担金補助及び交付金を追加。
 民生費において、地域少子化対策強化事業で結婚から育児までの切れ目ない支援の仕組みの構築に向けた物件費、市立保育所及び認定こども園運営事業で絵本購入の寄附に伴う物件費を追加。
 農林水産業費において、農業振興事業で新技術で実るしがの園芸育成支援に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 商工費において、地域はつらつ住宅リフォーム促進事業で交付申請の超過分に対応するための負担金補助及び交付金を追加。
 消防費において、防災活動事業でコミュニティー助成に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 教育費において、幼稚園運営事業で絵本購入寄附に伴う物件費、青少年育成事業で地域プラットフォーム形成支援事業に伴う物件費等、また図書館運営事業で図書館のあり方懇話会の開催に伴う物件費等を追加し、補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、県支出金、財産収入、寄附金、繰入金、諸収入を充当させていただくものでございます。
 続きまして、条例の一部改正等にかかわります議案につきましての説明をさせていただきたいと存じます。
 まず、議第63号近江八幡市安土町地域自治区長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、平成27年3月11日に近江八幡市特別職報酬等審議会からなされました答申に基づき、特別職における給与の特例削減措置の終了時に、近江八幡市安土町地域自治区長の給料月額を減額したく、提案させていただくものであります。
 次に、議第64号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、建築基準法の一部を改正する法律の施行により、既存建築物の移転に伴う既存遡及が緩和され、建築基準法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令により建築基準法施行令が改正されたことから、移転に伴う認定申請手数料を新たに規定したく、提案させていただくものであります。
 次に、議第65号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、平成27年度からの介護保険料に係る保険料のうち、第1段階の軽減に係る規定を定めるとともに、一定以上所得者の特例介護サービス給付費等の給付割合を8割とするため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第66号近江八幡市地区計画の区域内におけます建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市計画法に規定します地区計画の区域内におけます適正な都市機能及び健全な都市環境を確保するため、建築物に関する制限を定める区域を追加したく、提案させていただくものであります。
 次に、議第67号近江八幡市営住宅条例の一部を改正する条例の制定につきましては、市営住宅への入居資格について、新たに国民健康保険料等の強制徴収公債権及び市営住宅の家賃または改良住宅の浄化槽の使用に係る債務について滞納がないことを明記するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第68号近江八幡市防災会議条例及び近江八幡市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行により、教育委員長と教育長が一本化され、新たな教育長が常勤特別職の職員として位置づけられたことに伴い、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第69号訴訟の提起につき議決を求めることにつきましては、安土保育園の敷地に被告らが所有している土地の各共有持ち分につき、昭和54年4月1日時効取得を原因とする持ち分移転登記手続を求める訴訟を提起したく、提案させていただくものであります。
 次に、議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることにつきましては、任期満了に伴い、近江八幡市副市長に津村孝司氏を再任することにつき議会の同意を求めるものであります。
 以上9件につきまして、ご審議いただき、ご可決賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。
 なお、これら9議案のうち、議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることにつきましては、副市長の任期が平成27年6月14日からでございますことから、本日ご審議いただき即決でご可決賜りますよう重ねてお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で議案の上程を終わります。
 ここでお諮りします。
 ただいま上程しました議案のうち、議第70号については本日即決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第70号については本日即決することに決しました。
 それでは、ただいま上程しました議第70号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時3分 休憩
             〔副市長 津村孝司君 退場〕
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時8分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(園田新一 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 1名から発言通告がありますので、これを許します。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) おはようございます。
 それでは、ただいま提案されております議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることについて質疑を行いたいと思います。
 言いおくれました日本共産党の井上です。よろしくお願いします。
 このたび、先ほど人事案件の提案に、私自身驚きを感じております。そもそも昨年12月の副市長の2人体制、特別職の報酬を減額して議会に提案されたものでした。市民からは、近江八幡の人口規模から見て、そもそも副市長2人は本当に要るのかという声も聞かれております。同時に、12月議会で津村副市長一人ではできないのかと、こういう質問に対しまして、津村副市長みずからが人には得手不得手があると、こういう答弁には議会では失笑が漏れ、まさにあんぐりの状態だったと思います。
 公人がそのことを口にしたときには、適任でないことを認めたことにほかなりません。
 こういう経過があるもとで、本日、先ほど提案がありました津村副市長再任の人事案件が提案されました。
 具体的にお聞きいたします。
 今回、副市長の2人制から半年が経過いたしました。津村副市長の任期切れのこの時期に、正常な姿として1人体制に戻す絶好のタイミングであったというふうに私は思っております。しかし、引き続き津村副市長を続投させることに至った理由について明らかにしていただきたいと、このように思います。
 そして、任期について、あるのかどうか、お聞きをしておきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 川端総務部長。
             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕
◎総務部長(川端康仁 君) それでは、ただいまの井上議員の議第70号に関しますご質問にお答えを申し上げます。
 井上議員みずからおっしゃっていただきましたように、副市長の2人体制につきましては、昨年の12月定例議会におきまして、まち・ひと・しごと創生法に基づき、持続可能なまちづくりを進めるため、本市の特色、地域性をしっかりと出しながら、本年度中に総合戦略を策定していかなければならないこと、また市民の皆様との約束でございます市民生活に密着した生活インフラ整備事業など各種大型事業の取り組みが事業の山場を迎え、それぞれ滞ることなく的確に対応していく必要があること、さらには市庁舎、官庁街のにぎわい整備や教育施設整備、子育て支援、雇用対策などのさらなる推進など、行政サービスを迅速に提供していくため、本市の転換期とも言える情勢に的確に対応をしていくため、時限的に体制強化を図るべく、副市長の2人制を提案させていただき、議会でお認めをいただき、本年1月から副市長2人体制とさせていただいているものでございます。
 それから半年を経過し、地方創生、官庁街や庁舎整備など、今まさに正念場を迎えている中で、先任、さきに就任された副市長の任期満了を控え、引き続き2人体制のもと、これらの重要課題に対応してまいるため、再任をお願いを申し上げたく提案させていただいたものでございます。
 なお、副市長の任期につきましては、地方自治法に4年とされておりますので、それを下回る任期を定めることはできませんので、ご了解をお願い申し上げます。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質疑はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 先ほどの総務部長の答弁で、まち・ひと・しごと創生会議あるいは各種大型事業、転換期でありまして時限的に体制強化をするという答弁であります。
 市長に具体的にもう一度お聞きしたいと思いますが、任期は4年以下くだらないんですけれども、実際この2人体制、どれぐらい続けていこうと思っておられるのか、お聞きをしておきたいと思います。
 多分、予算に、12月の議会でもそうでしたけど、予算に影響していないから何の文句があるんかというふうに思っておられるかもしれませんけれども、これ、事大事な副市長人事ですので、どのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) いつまでというご質問でありますが、必要制がなくなるまでと、こういうふうにご理解をいただきたいと思います。
 それは、先ほど総務部長が言いましたように、2人制にする目的をきちっと申し上げたと思います。創生本部を立ち上げ、年内には、これはきちっと総合戦略を策定をするという、この意思統一に基づいて、総勢168人の皆さん方のいろんな知恵を出していただいて、そして近江八幡の将来を含めて、再生じゃない、創生でありますから、どういうふうにしていくのか、これの見通しがつくまで、あわせまして前回申し上げましたのは、庁舎の建設、これありであります。
 井上議員がおっしゃったように、正常な姿というふうにおっしゃったと思います。僕は、正常な姿というのは何なのかというのは理解ができません。これは、今まさに地方創生、知恵を出しながら、先ほどご挨拶の中で申し上げましたように、市民の皆さん方にも知恵を出していただいて、その知恵を市政に反映をさせていただく。こういうことなんです。
 だから、行政は、何度も言いますけども生き物でありますから、絶えず同じではないんです。世の中はすごく変わっていますから。だから、それに応じてケース・バイ・ケースで、これは人もやっぱり充てなきゃなりません。
 だから、固定的な8万2,500人は副市長一人でと、こんなルールはどこにもないんです。だから、やっぱり県だって一時は2人制の知事を出してきたわけですよ。これは仕事も多くありました。琵琶湖総合開発というすごい、今まで経験したことのないような事業をやらなきゃならないということも理由であったんです。しかし、県の場合は、財政的な問題も、これありました。だからこそ、1人になったんだ。
 でも、近江八幡の場合は、議員の皆さん方の財布を、じゃあ悪いですけれども1万削減して副市長の報酬に回してくれと言うたこともありません。私ども特別職の報酬を1人分にあるいはカットして、それでやらせてくださいと。いわば費用対効果から見れば、費用はゼロに限りなく近い数字で、効果は莫大なもんが出てくる。これで疑問を感じていただくほうが、僕はどうも理解ができないところであります。
 だから、知恵を出すのは今なんです。今までの固定観念からやっておれば同じ町しかできません。それがうまくいかなかった姿が今出てきてるわけですね。そのことも議員はきっちりとご理解をいただきたいと思います。
 何度も申し上げますけれども、費用は一切ご負担はかけておりません。副市長さんを1人ふやしたとしても、言ってみますと無償で無報酬で奉仕をしていただいてるということにも僕は言いかえればで通じることではないのかなと思います。それでおかしいと言われるほうが僕は理解できません。これは帰られて支持者の皆さん方にも、私はできればお聞きをしていただきたいと思う。
 ようわからないのは、正常な姿とおっしゃったのは、何をもって、どれを姿を正常と言われるのか、行政は固定されてませんので、もう議員のように4期も5期もされてる人ならば、釈迦に説法だと思いますけれども、そこのところはよくご理解をいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 私自身は、1人体制、そして今の特別職の報酬を引き下げてやられたことが、冨士谷商店の発想やなというふうに私は思っております。そういうことです。
 それも一つのやり方やというふうに市長が思っておられますけど、やっぱり報酬審議会答申があったわけですから、必要ならば、ちゃんとつけてやるべきだったというふうに私は12月議会からも思っておりました。
 そして、市長にお聞きしたいんです。
 4年間、津村副市長の仕事ぶりについて、評価あるいは行政効果について、どのように見ておられたのか、お聞きをしておきたいと思います。
 特に、市長もそうですし、私もお互い市長と議員はそれぞれ選挙で市民に問われます、4年間ごとに。だけども、副市長の人事というのは市長の任命ですから住民から問われることはまずないので、この議会議場の場所でしか私は聞けないので、市長自身が副市長の仕事に対してどのように見てこられたのか、お聞きをしておきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 今言われましたように、確かに副市長は選挙で直接選ばれる人じゃありません。だけれども、選挙で直接選ばれた議員の皆さん方の同意を必要とするわけであります。
 だから、間接的には、これは市民の皆さんからやっぱり選ばれた副市長ということになることは間違いがない。これはご理解をいただきたいと思います。
 そこで、評価でありますけれども、今おっしゃった、議員がおっしゃった、僕も議員さんもやっぱり4年に一度は評価を受けます。その評価は、次の3年、僕の任期の3年後に評価が出てくると思います。それは1つ。
 もう一つは、4年間どういうの、僕は一生懸命していただいたと思います。二人三脚でかなりの部分で副市長にも本当に負担をかけたと思います。別に自慢してるわけじゃないんですけど、仕事確かに多くさせていただいたと思います。だからこそ、6時半に来て、夜7時半、8時まで仕事をしなきゃならん。能力ないのかもわかりませんね、我々に。
 だけれども、今まで議員の皆さん方もご存じのように、どれだけの仕事をさせていただいたか。市民の福祉の向上のために、あるいは命を守るために、あるいは地域をよくするために、それをしょうと思いますと人が要るときはやっぱり要るんですよ。それで、要るんやったらお金だけつけて出したらええのや、こういうようにおっしゃる、議員さんは。それは一番簡単な、だけれどもそれは知恵を出すところはそこなの。冨士谷の発想、これは僕の発想かもわかりません、それは。だけれども、それが僕は大事やと思う。いろんな発想、今までのように固定観念で副市長やって金つけたらええやんか、議員さんを24人は足らん、30人にして金つけたれ。それは僕は今までの発想、そうじゃないよと、これからのまち・ひと・しごとの創生法は。
 知恵を出して、しかも将来見たら、生産者人口、いわゆる働いて納税していただく人が減るわけなんですよ。財政は非常に厳しくなる。しかも高齢化が進めば進むほど、民生費のほうにお金かかるんですよ。どれだけ伸びる、だから今までの発想はだめだということを今我々は市民の皆さん方に議員さんを通じてでも申し上げてるんだ、常々。
 だから、それを乗り越えるためにどないすんねやというので、私は副市長さんを2人にしてもこれは費用負担は皆さんに迷惑かけませんよと、我々がそれやるんですよと、これがなぜいけないのか、ちょっとわからないんですけれどもね。
 僕は、市民の皆さん方が3年後に判断を下していただけると思います。いずれにしましても、津村副市長は本当に4年間寝食忘れて7時過ぎにもう出勤してもらってる、ずっと。そして、庁内協議も7時からだったら7時前に来られますし、当然のことです。7時半から庁内協議はざらにやってるわけですね。何も自慢してるわけじゃないです。それだけ仕事があるんですよ、今。
 だから、一つずつ、あったら10年かかる、何年かかってもいいんで、やっぱりできれば早く、いつまでにこの仕事をするのかというのは、僕のこれは信条なんですね。
 だから、一般廃棄物処理施設だって、19年3月でもうあれやめることになってたんですよ。だけれども、その先何にもなかったことは現実ですよね。それをようやくあの手この手で、大変遅くなりましたけれども26年度からようやく着工させていただいた。7年かかってる、それでも。
 これだけ皆さんの知恵をかりながらしても7年ですから、ひとつぜひケース・バイ・ケースでその場その場で応じた料理もしなきゃならない、あるいは人的な措置もしなきゃならない、そのとき時代時代に応じて仕事の量です。それをご理解いただきたいと思います。
 ぜひご協力のほどもあわせてお願いしておきます。
○議長(園田新一 君) 質疑はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) るる述べていただきました。朝早く来て頑張ってこられたと。
◎市長(冨士谷英正 君) 自慢してるのちゃいますよ。
◆22番(井上佐由利 君) いえ、わかりました。
◎市長(冨士谷英正 君) 能力ないから。
◆22番(井上佐由利 君) いえいえ、それはないです。
 それで、評価というか、仕事はどうやったかということを聞いたんですが、4年前提案されたときに、たしか防災とか何でしたっけ、危機管理だとか、そういう担当の部署をもって頑張ってもらいたいということでした。どちらかといえば内政、庁舎内のことを預けてやってほしいということを言われておったんで、そういう意味からしてどうだったのかと、こういうふうに思うわけです。
 後でもう一回答えていただきたいと思います。
 どちらかといえば、創生法に関しましては、12月の吉田副市長が頑張ってやられる部署なのかなという私のイメージですけれども、そういうふうに今も思っております。
 もう一度お聞きしたいですが、例えば防災、危機管理あるいは庁舎内の職員の何ですか、事務監督ですか、そういう分野が津村副市長の受け持つ分野だというふうに私はこの本会議でも聞いてまいりましたんで、そのあたりの評価についてどうなのか、それが1点。
 もう一つは、例えばですよ、この12月でもそうでしたけど、職員さんの例えば残業が非常に多いということも質問なんかでよく出ます。そういう意味では、今職員体制が大変な中で、いろんな問題があろうかというように思いますけれども、そういう職員さんとの調整だとか、そういうことも私は津村副市長の仕事であったというふうに思っていますんで、そういう点からもどういうふうに評価をされているのか、もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 物の見方は表も裏もあります。上から、下から、見方いろいろありますけれども、僕は総合的に見まして本当によくやっていただいたなと。もし議員の皆さん方がまだまだ不十分なところあるよというふうにお感じならば、感じておられるならば、過去4年間議会の中でどうなってるのということも質問していただいたと思うてますし、そのときは的確に答えさせてもいただいておりますから、今のところ僕は一定の前進は見てると思います、全てのことで。
 残業の多いこと、確かに仕事が、何度も言いますけれども、これだけのいいますか、いわゆる他市と比較していただいても遜色ない相場が僕は突出してるぐらいだと思ってるんですよ。だから、そういうふうな仕事をさせていただきますと、どうしても急に職員さんをふやすわけにいかない。臨時さんもて、すぐに来てくれと言ってもやっぱり職安を通じなきゃならない。だから、残業でそれはさせていただいてるという万やむを得ない措置であったと。
 だけれども、それはよしとはしませんよ。だから、できるだけ正常な人員の中でやりたいんですけれども、何度も言いますけど、これは行政は生き物なんですよ。生き物、じっとしてないんですね。だから、日に日に変わるわけですから、やっぱりこの日は残業していただこうということがあります。
 だから、何も無関心で残業だけをしてもらってるようなことは一切ございません。もし4年間で議員がおっしゃるようにこういう点が不備やないか、ああいう点が不備やないかというのがありましたら、これは過去の議会の中でもご質問なりご意見を頂戴をしておけばよかったかなと思ってます。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 答弁で具体的にお聞きしたんで、そういうところでの頑張りの姿というか、そういうことが答弁いただきたかったかなというふうに思います。頑張っていることは何回もおっしゃっていただいているんですが、私が言いましたように、そういう防災、危機管理、職員との関係とか、具体的にこういうふうに頑張ってやっているよという話がちょっと見えてこないなというふうに思いました。
 頑張ってる姿が見えればいいんですよ、見えれば。そういうふうに思います。
◎市長(冨士谷英正 君) それならそう言っちゃいかんよ。
◆22番(井上佐由利 君) いえいえいえ。
◎市長(冨士谷英正 君) それならそれで。
◆22番(井上佐由利 君) そういうことです。
 例えばたまに職員さんとしゃべりますと、津村副市長は、例えば11時55分に1階におりられて食堂のほうに行かれるということをよく聞きます。じゃあ、私早いのはあかんと言うてるんちゃいます。例えば職員さんとのコミュニケーションがそういうところがたくさんとってはるとかということだったらいいと思いますけれども、そういうことを一つとっても、11時55分におりてこられるよねっていうことを聞くと、どうなのかなというふうに私は思うんで、そういう意味でどういう頑張りがあったのか、お聞きをした次第です。
 そして、平成23年6月ですね、津村副市長誕生は。そうですね、今、それでその時点では本当に津村副市長誕生は合併人事やなというふうに私は思ってきました。
 今、市長が、こんな私自身がこういうことを言うと申しわけないか知りませんが、情実人事やと私は4年前も言うた覚えがあります。こういう情実人事と私は絶対決別するべきやというふうに、市民も望んでおられますので、そういう点ではどうなのかというふうに思ってます。
 何でかといいますと、職員さんは今人事評価、こういう制度で本当に客観的に、客観的な基準で厳しく職員さん評価されている、こういうときに、ナンバーツーの副市長の人事がこういう人事でいいのかなというふうに思っていますので、もし違うのなら違うと言っていただけたらいいんですが、私は4年前、本当に情実人事やったなというように思ってますので、そういう意味も込めてご答弁いただきたいなというふうに思います。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 人事というのは人ごとでございます。大変難しいんです。これは数字のように方程式ではあらわしませんので。だから、それは見方はいろいろあると思います。今、議員がおっしゃった情実人事だとおっしゃったらそういう見方もあるのかなというふうに聞かせてもらいました。
 あくまでも、人事をさせていただくときには、我々はやっぱり適材適所、総合的な判断をさせていただいているわけでございますから、今おっしゃったような、ほんな11時55分に食事してる、別に私気にもしてないんですけれども、余り子どもじゃあないわけですからね、副市長さんも立派な方ですから。十分良識ある判断をなさる人でありますから。それは食堂で職員さんと食事しながら、やっぱりコミュニケーションしょうという、そういうことも狙いあんのかなと僕は思ったりしてるんですけど。
 いずれにしましても、それは議員のご意見はご意見で頂戴しますが、他の22人の議員さんがどのように判断をされるかということだと思います。
○議長(園田新一 君) 質疑はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 合併して6年目に入りました。津村孝司さんを副市長に迎えること、据えることについては、安土の住民はもうごちそうさんという声は聞きます。ちょっと、議長ちょっとコントロールしてください。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 質疑をよろしくお願いします。
◆22番(井上佐由利 君) ヤジは飛ばさないでください。人が質問しているときに。どなたですか。
○議長(園田新一 君) 続けてください。
◆17番(井狩光男 君) 質疑はせんでくれ。
◆22番(井上佐由利 君) 井狩議員、静かにしてください。
◆17番(井狩光男 君) うおお。
◆22番(井上佐由利 君) もう一回言います。
 安土の住民は、もう津村副市長に対しましてごちそうさんの声がやっぱり上がってるんですよ。
◆17番(井狩光男 君) 上がってない。
◆22番(井上佐由利 君) 上がっています。合併して、やっぱり安土町がよくなるはずが、負担もふえて余りよくないなというふうに多くの方が思っておられます。そういうときに、町民感情を逆なでするような、こういう人事というのはどうなのかなというふうに思っています。
 津村副市長を据えるということは、安土住民の気持ちがやっぱりついていかない、私はこういうふうに思っています。
 もう提案されてますから、もう取り下げることもできませんけれども、やっぱりこのことは市長の任命責任を問われているというふうに私は思いますが、最後にご所見いただきたいと、このように思います。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう一度申し上げますが、井上議員のお考えが全てだというふうにお思いではないと思いますけれども、今ずっとお聞かせいただいてますと、私の考えに間違いないんやで、町民みんな思うてはんねやで、こういうことをおっしゃっとると思いますね。
 でも、さきの選挙の結果は、いわゆる安土から9人出られて7人が当選をされてるんですぞ。そのうち、冨士谷、しょうがないかどうか別にしましても支持したろうかという方は、僕は5人だと思ってるんですよ。前回よりふえてるわけですよね。それを見られて、なおかつ井上議員が安土町民みんなと思うて、みんなとおっしゃってませんけれども、かなりの人が思うてる、間違いないと言うわ。その根拠何なんでしょうかね。
 それで、安土が悪うなった、悪うなったっておっしゃるけど、何が悪うなったんか。僕は安土の悪いところはよくなったとはかなり思ってますよ。悪いところがかなり是正された。そして、その証拠に、あれだけ雨嵐が吹き荒れてたあの合併の反対運動は4年間でどうですか、ひどくならなかったんじゃないですか。
 それよりも、平静をずっと保って、町民の皆さん方を、本当に僕は、いわゆる道で会う人会う人でもほっとしてなさいますぞ。その安堵感というのを感じてなさると僕は思ってるんですぞ。
 だから、井上議員のおっしゃった、何をもって言われてるのかわからない。皆さんと言われる、かなりの町民やと言われる。僕は逆だと思ってます。よう、津村さんね、あの大変な中で、ほんでも安土のことやってくれたわねという人がかなりお見えだと思います。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 市長、そんな熱くなって怒るような言い方されると、ちょっとどうなんかなと思いますけど、何をもって言われてるかって言わはりますけど、本当に合併のけても、津村さん、津村副市長を応援しておられた方でも、もう4年間据えたらもういいよねっていう声はやっぱり聞きますよ。私は聞いてることを言うてるんですから。
 だから、市長も、じゃあそう言われるんでしたら、安土地域へ入って聞かはったらいいと思います。
◎市長(冨士谷英正 君) 聞いてます。
◆22番(井上佐由利 君) そうです。
◎市長(冨士谷英正 君) 聞いてます。
◆22番(井上佐由利 君) それと、私は、もう一回言うときますけども、合併運動を。
 わかってます。市長が言わはったからちょっと答えさせてください。
 市長は合併反対運動でどうですかと言われましたけど、合併になって、近江八幡市をよくするために私は議会で活動してますので、そのように私は受け取っていただきたいと、このように思います。
 そういうことでございます。いろいろお尋ねいたしましたけれども、けれどもですよ、市長の答弁から頑張りの姿だとか、そういうのはやっぱり余り見受けられないなというふうに思います。
◎市長(冨士谷英正 君) 見ようとしなかったから、見てもらわんとあかん。
◆22番(井上佐由利 君) いえいえ、ここで、じゃあ答弁してくださいよ、そしたら。というふうに思います。
 以上で質疑を終わらせていただきたいと思います。何かありますか。
◎市長(冨士谷英正 君) はい、あります。
 指名をされましたか。
◆22番(井上佐由利 君) ありますと言われたから。
 なかったらもういいですよ。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 人間は聖人君子というのは井上さん以外ないと思いますよ。やっぱりいいところもあれば悪いところもあるんですよ。子どものしつけも僕一緒だと思う。だから、子どもをしつけるのは叱るわけじゃないんです。教えることだと思うんですね。
 だから、議員のようにベテランの議員さんでありますから、それは副市長まだまだ未熟な部分もそれは目に映って、本当にいわゆるかったるい部分というのが目につくかもわかりません。そのときは、親切に教えてあげてくださいよ、一度。そして、いいところを見つけ出してくださいよ。先入観を持って見れば人間は白でもグレーに見えるかもわかりません。
 だから、色眼鏡で見ずして、もっといい目の大きな目で2つで、絶対人間はいいところがあるんですよ。それを頭からというふうにお思いでないでしょうけれども、僕はやっぱりそれは副市長一生懸命やっていただいてると思います。だからこそ、今日の八幡がこれだけの仕事もさせていただいてると。この結果を見ていただきたいと思います。
 僕も安土によく入りますと、そんな津村さん、もうかえたってくれ、誰も聞いたことないです、そんなのは。ようやってはるね、本当にあの中大変なんだね、よう4年間しはったねという声は聞きますけれども、井上議員のおっしゃったような声は僕は聞いたことはありません。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) もう一つ、最後に市長に聞きたい、聞いておきたいことがあります。
 今回任期切れで1人体制に戻そうかどうかというのは悩まれましたか。いかがですか。それだけお聞きして終わりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) まだ12月で皆さん方にお約束したことが成就しておりませんから、迷うことはありませんでした。
○議長(園田新一 君) よろしいですか。
◆22番(井上佐由利 君) 以上で質疑を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で井上佐由利君の質疑を終わります。
 ほかに質疑の方おられませんので、以上で質疑を終わります。
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△日程第6 委員会付託
○議長(園田新一 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第70号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第70号は委員会付託を省略することに決しました。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時38分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時47分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 2名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることについて、討論を行います。
 副市長の提案は、市長の最大の人事です。私どもは、12月議会にも申し上げましたように、1人体制でよいと今も思っています。津村副市長続投は、安土住民の気持ちから見ても、まちづくりに対する力や、あるいは住民パワーの意欲がそがれます。4年間副市長として据えてきたわけですから、安土住民との気持ちは乖離があります。
 市内全体でも2人体制は必要なしの声もあります。今回の任期切れが1人体制に戻すよい機会だったというふうに思っています。
 そして、先ほどの市長の答弁では、市長は2人体制に悩むことはなかったという答弁でした。しかし、議会に対しては熟慮中というふうにこの間代表者会議なんかでも話されてまいりました。何を熟慮しておられたんでしょうか。津村副市長に対して再考していたとしか受け取れませんでした、私は。
 今回、そういう意味では、1人体制に戻すよい機会を失ったというふうに思っています。今般の副市長人事に同意することができないことを申し上げまして、討論といたします。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さん、改めましておはようございます。創政会の西津善樹です。
 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることについてを賛成の立場で討論を行いたいと思います。
 昨年の12月議会において、地方創生という課題解決に向け、また多くの市民の利益向上を滞りなく進めるため、副市長2人制人事に取り組まれました。
 まち・ひと・しごと創生の好循環を確立し、新しい近江八幡市をつくるためには、本市みずからが主役となり、その特性を生かし、考え、責任を持って進めるように取り組んでいかなければなりません。
 そのために、国や県に出向き、情報収集や意見交換などに取り組む外交的な役割を担う吉田副市長と、市の各部各課、職員等をつなぐパイプ役となり、市が一丸となって市民福祉の向上に邁進する内政的な役割を担う津村副市長という、2人制をしいたことによって、今日まで地方創生への取り組みと円滑な市政運営の両面にわたり、おのおのがバランスよく力を発揮されてこられました。
 したがいまして、その功績から見ましても、津村副市長に引き続きご着任いただくことが適切ではないかと考えます。
 以上を理由とし、議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることについてに、地方創生の好転を図るため、また市政運営の円滑を保つべきであるという立場から、賛成討論とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより採決します。
 それでは、議第70号を起立により採決します。
 お諮りします。
 議第70号近江八幡市副市長の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第70号は、原案に同意することに決しました。
             〔副市長 津村孝司君 入場〕
○議長(園田新一 君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明13日から6月22日までは議案熟読のため休会とし、6月23日定刻に再開し、個人質問を行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、6月16日正午までに事務局へ提出をお願いします。
 本日はこれをもちまして散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前10時53分 散会
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