録画中継

平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月30日(水) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第110号~議第119号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
               午前9時30分 開議
○議長(園田新一 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 辻 正隆議員
 奥田孝司議員
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 まず、決算特別委員会の委員長及び副委員長の互選の結果を報告します。
 決算特別委員会委員長に池上知世君、副委員長に奥田孝司君、以上のとおりであります。
 なお、決算特別委員長から、同委員会に付託しておりました議第72号平成26年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、閉会中といえども継続して審査したい旨の申し出があります。
 ここでお諮りします。
 同委員長からの申し出のとおり、議第72号については閉会中の継続審査に付すことにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第72号は同委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに決しました。
 次に、各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長片岡信博君。
             〔11番 片岡信博君 登壇〕
◆11番(片岡信博 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月24日委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第79号 平成26年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第82号 平成26年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第88号 平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)
議第90号 平成27年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第91号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について
議第95号 近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
議第96号 近江八幡市情報公開・個人情報保護運営審議会条例の一部を改正する条例の制定について
議第102号 近江八幡市立看護専門学校条例の一部を改正する条例の制定について
 以上4件は、賛成多数で原案を可決するべきものと決しました。
議第92号 近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の制定について
議第93号 近江八幡市安土文芸の郷あど木っずランド条例の制定について
議第98号 近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第99号 近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議第103号 近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
議第107号 近江八幡市安土墓地公園基金条例の制定について
議第108号 近江八幡市安土墓地公園条例の制定について
 以上7件は、全員賛成で原案を可決するべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第105号 近江八幡市辺地総合整備計画の変更につき議決を求めることについて
議第106号 近江八幡市土地開発公社を解散することにつき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決するべきものと決しました。
 次に、議員提出議案につきまして、
会第9号 地方創生に係る新型交付金等の財源確保を求める意見書の提出について
は、全員賛成で原案を可決するべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第6号 国に対し「所得税法第56条の廃止を求める意見書」の提出を求める請願
は、賛成少数で原案を不採択するべきものと決しました。
 なお、特にマイナンバー制度の導入に関して、個人番号通知の開始に当たり、個人情報保護の対策に関する意見等がありました。
 以上、総務委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さんおはようございます。
 それでは引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会におきまして当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月25日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第73号 平成26年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて
議第77号 平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第80号 平成26年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて
 以上3件は、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
議第76号 平成26年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第78号 平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第84号 平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議第87号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)
議第89号 平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第86号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第94号 近江八幡市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例の制定について
議第101号 近江八幡市立こどもの家条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、請願について、
請願第5号 小1すこやかサポーターの継続を求める請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
 なお、小1すこやかサポーターの請願について、保護者が署名運動をされたことや、2学期こそイベント等も多く、スムーズに学校になじめるよう、小1すこやかサポーターを1年間配置すべきであるという賛成討論がありました。
 また、これとは逆に、小1すこやかサポーター配置の趣旨は、子どもたちが速やかに学校になれるためのものであるが、先生の事務処理手伝いをしていることが請願趣旨にうたわれていることから、宿題やプリントの丸つけ等、本来の小1すこやかサポーターの役割に反している事実があるため、当初の計画どおり10月以降は子どもたちの自立を促すべきであるという反対討論がありましたこと、これらを報告いたします。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月24日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第74号 平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第75号 平成26年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
議第81号 平成26年度近江八幡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決及び認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連につきまして、
議第85号 平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第97号 近江八幡市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
議第100号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第104号 近江八幡市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例の制定について
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他案件につきまして、
議第109号 健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることについて
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、健康ふれあい公園整備については、今回の議案はプール建設部分であるが、全体計画を示しながら判断していかなければならないといった反対意見や、健康づくりのための施設は必要であり、国の支援を活用しながら進めていかなければならないといった賛成意見がありました。
 その他、マイナンバー制度における条例改正についても賛否の意見が出ておりました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 最後に、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 まず、本市議会では、これまで一般会計予算に関する議案については、所管の各常任委員会に分割付託を行っておりましたが、当該予算の一体的な審査を行うため、その審査方法を改め、この9月議会から新たに議員全員、24名で構成する予算常任委員会を設置したものであります。今回は、その初めての予算審査となりました。
 当委員会に付託された案件を審査するため、9月17日、18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 予算議案
議第83号 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、2日間にわたる一般会計補正予算の審議の中で、議論がなされた主な事業として、多くのご寄附をいただいているふるさと応援寄附金とその活用方法に関する意見や、黒橋八木線の道路法線を合わせる官庁街周辺整備事業の設計委託料において、新庁舎の建設やにぎわい機能との整合性に関する意見、また本年10月から施行されますマイナンバー制度に係る市民への影響、さらにまた子どもたちが通う通学路の安全対策整備に関する議論がなされるなど、さまざまな角度からの質疑を行いながら、市全体の予算審査を一体的かつ総合的に審査することができました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(園田新一 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 加藤昌宏でございます。
 ただいまの委員長報告の中の教育厚生常任委員長の報告のところで、請願の小1すこやかサポーターの継続を求める請願について、反対の意見として述べられたところですが、本請願の趣旨は小1の生徒が学校になれるということが趣旨であって、この請願の中には事務処理等の手伝い、こういう表現があると、こういうことが表現されているので反対だという意見があったという説明でしたが、ご存じのように、小学校の新しい生徒が来るときに学校になれるということが趣旨であります。事務処理というのはここに率直に表現しているとおり、現場の先生方の状態をあらわしているというふうに思うんですが、これを、このことがあるからこの請願の趣旨に反するから反対だというのはいかがかなというのが私の考えですが、その辺について、それだけのためにこれが反対という意見だったのか、もう一度説明をお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 教育厚生常任委員長の回答を求めます。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) ただいま質問がございましたので、お答えさせていただきたいと思いますが、まず加藤議員の同会派からも私どもの教育厚生常任委員会に同僚の会派が出ておられますので、その方にご確認いただければわかると思うんですが、報告の中で、先ほどの委員長報告の中で報告させていただきましたとおりでございます。よろしくお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 私は、この請願の趣旨は、このサポーター制度というその趣旨を生かそうと、子どものためにね、これが本来の趣旨であるわけです。もし仮にここに書かれてるように事務処理等の問題が問題とされるんだったら、現場の中でこれは改善をするなり役割分担をきちっとするという方策が考えられるわけですね。
 したがいまして、これを趣旨を生かすとする議論であるならば、そういうことも含めて現場の実態も調査をし、そしてそれを改善を図るということでこの請願を受け入れるということは可能だったと思うんです。
 そこまで議論がされたのかどうか、お伺いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 何度も申し上げますが、これは教育厚生常任委員会の質問でありますので、ご意見を求められるのはご遠慮いただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 私は、委員会の運営のあり方として、そこでやっぱり請願を受けて、それを議論を深めると、この請願の扱いを委員会として決めるということが本来の委員会の役割ですから、だからそこの中身をどのような議論がされたのかということをお伺いをしているわけです。
 したがいまして、会派の中で報告受けてても、その回答は出てきませんので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答はありますか。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 先ほども申し上げましたとおり、私は反対討論と賛成討論の中で、こういった賛成討論がありました、こういった反対討論がありましたというご報告をさせていただいたまででございますので、よろしくご理解をお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) したがいまして、私はそこでその議論がそういう形で深められたのでしょうかと。やはりこれは請願ですから、やっぱり趣旨を生かすならば委員会としてどこで趣旨を生かすのかと。今のご報告であれば、反対の意見が多数だったようですけれども、この事務処理の問題を捉えて、こういうことがあるからこれは反対だと、こういうふうに受け取られるわけですよね。
 だけど、私の考えは、この事務処理等については改善されれば解決できる問題だというふうに理解をしてるんです。その辺をしっかりと聞きたかったということですけど、ありますか。
○議長(園田新一 君) 回答はありますか。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) ですから、先ほども申し上げましたとおり、このような討論が賛成でもありましたし、私は意見と申し上げておりません、このような賛成討論とこのような反対討論がありましたという報告をさせていただいたんです。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それ以上進みませんので、私は委員会の中の討論の、討議の内容を知りたかったんです。したがいまして、そこではやはり深くいろんな角度から議論をするということが大事だという私の認識です。そういう意味からすると、そういう議論がされてなかったというふうにしか受け取れませんので、そのように理解をしてよろしいでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 加藤議員にはご認識いただきたいのですが、わざわざ各常任委員会日程をずらしてやってるわけですから、議論をお聞きになられたいのであれば傍聴に来られればいいと思います。失礼します。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それはね、結果論でありまして、私はそのとき傍聴には行ってません。だけど、結果は今こういう報告がされたんで、私は疑問と思ったところを今質問してる、質疑してるわけです。
 今のやりとりの中では、委員長のほうからもその辺の回答がございませんので、そういう委員会の議論だったということを理解して、私は質問を終わります。
○議長(園田新一 君) 西津議員、席にお戻りください。ありがとうございました。
 ほかに質疑はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 共産党の川崎益弘です。
 総務常任委員会の中で、今報告がありましたが、請願第6号について詳しい報告がありませんでした。その中で、どのような議論がされてきたのか、それについてお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 総務常任委員長の回答を求めます。
 片岡信博君。
             〔11番 片岡信博君 登壇〕
◆11番(片岡信博 君) 請願第6号国に対し「所得税法第56条の廃止を求める意見書」の提出については、説明議員の十分な説明で終わったと思います。
 報告に対しては、以上です。
○議長(園田新一 君) 再問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私は確かに説明に寄せていただきました。でも、それは説明であって、中で後、私たちは、私は説明をさせていただいて退席をさせていただいたわけです。ですから、後で自由討議などいろんな議論の中でどういった議論が出たのか、そしてここの報告の中には少数意見なりいろいろ報告されると思うんですが、されていないんですが、その辺はどのようになってるんですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 片岡信博君。
             〔11番 片岡信博君 登壇〕
◆11番(片岡信博 君) これは国の税制ですので、私たちが討論してもなかなか解決する問題ではありませんので、今回は不採用としました、なりました。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今言われたのは、ひょっとしたら委員長の個人的な意見というように受けとめていいのかわかりませんね。それは国の税制やからということで言われたと思うんです。ですが、その中でもっといろんな議論がされたと思うんです。私が説明した中でも、ああいった質問もあったわけですから、やっぱりそれはどのようなことが言われたんかということはきちっとここの中に少数意見なりとしてでもやっぱりきちっと出されるべきだと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答はありますか。
 片岡信博君。
             〔11番 片岡信博君 登壇〕
◆11番(片岡信博 君) 川崎議員がそのままずっとあそこにいて傍聴してくれたらわかったことと思います。
○議長(園田新一 君) 意見があったことを報告してください。
 片岡信博君。
 じゃあ、一旦休憩をいたしまして、後でまた報告を求めたいと思います。
 休憩します。
               午前10時3分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時30分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
 総務常任委員長の回答を求めます。
 片岡信博君。
             〔11番 片岡信博君 登壇〕
◆11番(片岡信博 君) 請願第6号に対して、青色申告も白色申告も帳簿処理等の苦労には変わりなく、一定の要件が整えれば青色申告も白色申告も事業主の所得から配偶者や親族の給料は考慮できるという意見がありました。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そういう意見があったということを最初にきちっと言ってもらえたら、少数意見やとかそういうことをつけて報告をしてくださいということが言いたかっただけなんで、以上、終わります。
○議長(園田新一 君) 片岡信博君、ありがとうございました。
 ほかに質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ほかに質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、決算関連議案について討論を行います。
 井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 皆さんこんにちは。日本共産党の井上佐由利です。
 市長提出議案の決算関連議案の議第73号、議第77号、議第80号について反対討論を行いたいと思います。
 まず最初に、議第73号平成26年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて、反対討論を行います。
 平成26年度も保険料が引き上がった年度でした。市長のもとで過去3回目の引き上げです。当局も認めておられますように、国民健康保険の加入世帯は低所得者が半数以上、年金生活、非正規労働者などの加入で不安定な保険制度であり、構造的な問題を抱えているというふうに述べておられます。このことは共通認識だと考えます。
 滞納者は、短期保険証で2,170世帯、資格証明書は196世帯です。所得200万円以下の世帯が国保全体の世帯数の8割にも上っています。そのうち所得ゼロの階層が3割を占めています。本当にこの国保世帯の深刻さを知るべきだというふうに思います。
 基金は現在5億円近くあります。国保保険料を1世帯1万円引き下げる方策を検討すべきだと思います。多重受診が多いだけで医療費が伸びているわけではないはずです。受診控えが重篤な病気につながっていないか、滞納者の病歴の分析なども行って、支払える保険料にすることを求めておきます。
 払いたくても払えない世帯はふえ続けています。医者に行けない状況を生んでいます。社会保障としての国民皆保険制度を維持するためにも、国、県に財源対策を求めるとともに、平成26年9月補正では5億円の基金を積まれました。その基金を活用して市として保険料の引き下げに努められることを求めて、反対といたします。
 続きまして、議第77号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて、討論を行います。
 平成26年度も介護保険料が引き上がった年度です。第5期計画では基金を充てて4,100円にされましたが、保険料の引き上げはじわじわと深刻な状況に追い込んでいます。そして、ヘルパー支援の時間区分が見直しされ、60分から40分になり、ヘルパーさんによって生活が支えられておられる高齢者には厳しい状況となっています。
 在宅高齢者がどのような状況に置かれているのか、事業者の運営も介護報酬が下がり、サービスを受けている当事者及びサービス提供事業者に対しての実態調査をしていただきたいと思います。
 さらに、包括支援センターを民営化に移行した年度でもあります。その後、順次本市では包括支援センターの民営化を行っておりますが、民営化以降、どのような状況になっているのか、しっかりとした検証を行うべきと考えます。
 そして、全ての在宅ひとり暮らしの方の見守りの緊急通報システム、そして課税世帯に対してもおむつ等の支援など手だてが必要と考えます。
 保険料の負担の軽減や安心感の持てる介護保険制度になることを求めて反対といたします。
 最後に、議第80号平成26年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて、反対いたします。
 2008年に後期高齢者医療制度が導入されて以後、年齢で区別、差別し、75歳以上の人口と医療費がふえればふえるほど保険料にはね返る仕組みに問題があります。
 日本共産党議員団は、後期高齢者医療制度そのものに反対です。平成26年度も保険料が引き上がりました。賦課限度額も55万円から57万円まで引き上がりました。その上、消費税8%、高齢者の暮らしに追い打ちをかけています。政府は十分定着してると言っておりますけれどもとんでもありません。高齢者の命と健康を守るために、差別的な制度は速やかに廃止すべきことを申しまして、反対討論といたします。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 以上で決算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第73号平成26年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第73号は原案を認定することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第77号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第77号は原案を認定することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第80号平成26年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第80号は原案を認定することに決しました。
 次に、予算関連議案について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 予算関連議案につきまして、議第83号及び議第86号について反対討論を行いたいと思います。
 議第83号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)について反対討論を行います。
 次の2つの点で反対をしたいと思います。
 まず1つです。ふるさと応援事業です。これはふるさと納税についての補正についてであります。市長は、岡山小学校のふるさと納税による取り組みは協働のまちづくり、新しい自治の仕組みであり、現在のお任せ民主主義ではだめだと本会議で答弁されました。私は、これはすりかえの論理であると思います。市民は、納税でその責任を果たしています。これをお任せ民主主義というのは余りにも傲慢不遜ではありませんか。
 市長の不要不急の大型公共事業で市の財政が逼迫していくと予想されているのではないですか。監査委員の報告でも同様の指摘がされており、市長はこれを真摯に受けとめる姿勢が求められているのです。例えば都市公園プールに18億円、全体構想50億円の公園構想は直ちに見直すべき性格のものです。
 近江八幡版ふるさと納税について市長は検討中とごまかしましたが、担当部署の体制を強めて強硬に進めようとしているのが実態です。学校を建設する財源不足にふるさと納税に飛びついたというのが本音、本質ではありませんか。入りをはかる手段として市民に今以上の負担を強いる、これが本質です。
 近江八幡版ふるさと納税の強化は、子どもの学校建設のためという錦の御旗で寄附行為が強制される危険性があります。岡山学区区民対象にこういうことを強いていくならば、必ず市政への信頼はなくなるでしょう。市民は税の二重負担に陥ります。断じて近江八幡版ふるさと納税については慎重さが求められるということを申し上げておきたいと、このように考えます。
 2つ目には、マイナンバー制度についてであります。
 国のマイナンバー制度の導入に伴い、戸籍住民基本台帳事業に予算が計上されております。目的は、国民の利便向上ではありません。国が所得資産を掌握し、徴税を強化、過剰な社会保障給付を受けていないかなどのチェックをするためです。年金機構の情報漏えいでいかに情報が狙われてることは明らかです。個人番号を官民が使うという仕組み自体が漏えいの危険を高めていくというふうに考えます。
 マイナンバー制度は中止、廃止しかないと考えます。しかし、マイナンバーは法定受託事務となっております。市は、いや応なく実施しなければなりません。マイナンバーでは個人情報を守る仕組みとなっているかどうか、行政機関に特定個人情報保護評価、漏えいなどのリスクを分析するアセスメントが義務づけられております。市は、万全の態勢をとる責任がありますので、くれぐれも市民の個人情報が漏れるようなことがないように申しておきたいと思います。
 次に、2つについて意見として申し上げておきたいと思います。
 今回、生活保護に関しまして、システム改修が出されております。これは、住宅扶助費が削減がされるためなんですけれども、くれぐれも住居変更の強制がされないことがないように求めておきたいと、このように考えています。
 最後に、今回、農業振興、商工業振興で合計7,500万円の国の交付金を受ける事業がありましたが、総務部での説明は2つとも不採択でありました。しかし、担当課の説明は、予算の計上をした段階の説明がありました。状況が変化してるのであれば変化に伴っての説明でなければならないと考えます。議会も全員で予算を見ることになりましたので、事は動いております。今後は正確に説明をお願いしたいと申しておきたいと思います。
 以上で反対の討論にかえさせていただきます。よろしくお願いします。
 失礼いたしました。もう一つありました。申しわけないです。
 議第86号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)について反対討論を行います。
 このたび八幡中学校区の包括支援センターの民間委託への債務負担行為2,293万9,000円が計上されております。この間、東中校区、西中校区で包括支援センターが民間委託されていますが、事業の内容がどうであるのか、検証されることが必要かと考えます。
 検証や評価など振り返ることなしに、次々と民間に委託されるべきでないと申し上げ、債務負担行為八中校区包括支援センター民間委託の費用については認められないということを申し上げまして、反対討論とかえさせていただきます。
 以上です。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 次に、中田幸雄君の発言を許します。
 中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) それでは、議第83号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)におけるふるさと応援事業の補正予算について、賛成の立場で討論をいたします。
 まずもって、ふるさと納税は納税という言葉がついていますが、実際には個人から自治体への寄附であります。自治体によっては、単なる寄附金収入の増加のみならず、まちづくりを進める上でさまざまな意義があるものであります。
 総務省によりますと、ふるさと納税の意義としましては、第1に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択することこそその使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。それは、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分事として捉える貴重な機会になります。
 第2に、生まれたふるさとはもちろんお世話になった地域に、これから応援したい地域へも力を入れられる制度であることであります。それは、人を育て、自然を守る地方の環境を育む支援になります。
 第3に、自治体が国民に取り組みをアピールすることで、ふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争を進むこと。それは選んでもらうのにふさわしい地域のあり方、改めて考える機会へとつなげます。
 この3つがふるさと納税制度の主な意義であるとされております。
 今回、当市においては、寄附金の使い道の一つとして岡山小学校コミュニティエリア整備が検討されております。この場合、寄附は自由意思でどなたからでもお受けいたしますので、市内外の多くの方から理解を得ようというものでございます。これはまさしく制度の趣旨に沿った取り組みであろうかと存じます。
 1つ目の寄附者がみずからを選択して使い道を選んでもらうこと、2つ目のお世話になった地域を応援しようという心を育むこと、そして3つ目の市民と行政との新たな自治の形を全国に発信し、全国民にアピールすること、いずれも制度の趣旨に沿った、適したものであると存じます。
 また、私は、ふるさと納税をどういった事業に活用するかという点につきましても、自治体の新たな発想や知恵が生かされる分野であり、あれはだめ、これはだめという古い固定概念にとらわれていては、制度の有効活用が図られないものと考えられます。
 こうした固定概念にとらわれる余り、結果として市民に不利益をもたらすことにつながることを懸念するところであります。
 なお、使い道については、先般の新聞報道によりますと、教育施設の整備に充てることについては、総務省は寄附金の使途は自治体に任せているので問題はないとしております。これは、従来からの市当局の見解と合致するものであります。
 したがいまして、本件補正予算案はさらなるふるさと納税の拡大、寄附者への理解促進のため諸経費を計上するものですから、まさに一定のルールのもとでの健全な地域間競争という点においては自治体の新たな発想を実現へとつなげるための必要不可欠な予算であると存じます。
 今後とも、市内外の多くの方から愛される地域づくりをするために、新たな発想や地域の魅力の発信、情報共有を行い、ふるさと納税制度を最大限に活用していただくよう期待を込めて、私の賛成討論とさせていただきます。
 皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第83号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第83号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第86号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第86号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について討論を行います。
 まず、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏です。
 条例に関する議案について討論を行います。
 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(番号法)いわゆるマイナンバー法に関連して近江八幡市条例の新規制定並びに一部改正をするとして、以下の6議案が提案されました。
 議第91号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定(新規)、議第95号近江八幡市個人情報保護条例の一部改正、議第96号近江八幡市情報公開・個人情報保護運営審議会条例の一部改正、議第97号近江八幡市印鑑条例の一部改正、議第100号近江八幡市手数料条例の一部改正、議第104号近江八幡市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例の制定、以上の条例につきマイナンバー制度の導入に反対する立場から討論をします。
 マイナンバー制度(番号制度)とは、赤ん坊を含む国民一人一人に特定の番号(個人番号)をつけ、さまざまな機関や事務所などに散らばっているさまざまな国民の個人情報を個人番号によって名寄せをして、照合することを可能とすることで、行政などがそれらの個人情報を活用しようとする制度です。
 まず、この個人番号をもとに社会保障分野を中心に自治体や年金機構などの公的機関が保有する個人情報を互いに参照し合えるネットワークシステムで結ぶことで、行政の効率性を高めるとしています。この情報連携システムには、国民一人一人がこのシステムで結ばれる機関にそれぞれ保有されているみずからの個人情報を閲覧することができるマイナポータルというシステムが設置されることになっています。
 こうしたシステムの活用で国民の利便性を高めるとしています。一つの番号で容易に国民一人一人の個人情報を結びつけて活用する番号制度は、それを活用する側にとっては極めて効率的なツールであることは確かですが、それは一人一人の個人情報が容易に名寄せ、集積されるということであり、一たび流出したり悪用されたりすれば甚大なプライバシー侵害や成り済ましなどの犯罪等の危険性を高めることは明白です。
 先日の新聞報道では、自治体へのサイバー攻撃が広がっている実態が判明、安全対策は自治体任せが実情だと報じています。どこが責任をとるのでしょうか。
 また、この制度は個人情報保有機関を結ぶITインフラである情報連携システムを不可欠の構成部分としていますが、そうした危険性への対処も意識して複雑なシステム設計を行ったため、巨額なコストがかかるシステムとなっています。
 行政の効率化のために、これほど複雑で巨額のシステムがそもそも必要だったのかも問われています。この制度はこれだけにとどまるものでもなく、安倍自公政権のもとで、番号の利用範囲の拡大など制度の拡大を検討する規定がつけ加えられています。
 現に、マイナンバー法の改正が9月3日に成立し、9日に交付されました。金融、医療分野の個人情報も適用することが可能となり、集積情報の拡大が際限なく行われることになります。
 日本共産党は、これらの法案に対して、一つに、国民一人一人に原則不変の個人番号をつけて個人情報を容易に照合できる仕組みをつくることはプライバシー侵害や成り済ましなどの犯罪を常態化するおそれがあること、2つに、共通番号システムは初期投資3,000億円ともされる巨額プロジェクトにもかかわらず、その具体的なメリットも費用対効果も示されないまま、新たな国民負担が求められ続けること、3つ目に、税や社会保障の分野では徴税強化や社会保障給付の削減の手段とされかねないことを理由に、国会での法案採決には反対をしました。
 以上、主張しましてこの法律の廃止、撤回を求めて反対討論といたします。
 次に、議第102号近江八幡市立看護専門学校条例の一部を改正する条例の制定について、反対をします。
 この条例は、学校授業料を現行月額2万5,000円を3万円に、年間36万円に引き上げる改正です。平成27年3月の看護学校の卒業者28人のうち市内就業者は9人の32.1%、医療センター就業者は25%と低下傾向にあります。修学資金貸与制度による入学者確保を進めているにもかかわらず、授業料の値上げにより敬遠され、入学者の確保や市内就業者が低迷することにつながることが危惧されます。
 本市の看護専門学校としての存立意義を継続すべきです。また、10年ごとの授業料値上げを恒例としていますが、今日の経済情勢のもとで看護学生個人の負担は極力避ける必要があります。
 以上を述べて、本議案に反対をいたします。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、田中好君の発言を許します。
 田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 翔政会の田中でございます。
 マイナンバー制度に係る6件の条例に賛成の立場から討論を行います。
 議第91号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について、議第95号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議第96号近江八幡市情報公開・個人情報保護運営審議会条例の一部を改正する条例の制定について、議第97号近江八幡市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、議第100号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について及び議第104号近江八幡市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例の制定について、以上6件の条例について賛成の討論を行います。
 この6件の条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、番号法、いわゆるマイナンバー制度の導入による制定、改廃の条例であります。
 マイナンバーは、国の行政機関や地方公共団体などにおいて、社会保障、税、災害対策の分野で利用され、国が実施する法、制度であります。この10月からは、個人番号通知が配付されます。
 そこで、特定個人情報の提供や取り扱いなど、また通知カードや個人番号カードの再交付の手数料を条例で定めたり、そして住民基本台帳カードを廃止したりするものであります。それぞれの条例はマイナンバー制度を市として補完するものであります。
 国で推し進めるマイナンバー制度の構築に向けた条例であります。必要不可欠な条例であります。よって、今議会に上程されてあります条例案に賛成するものであります。
 議員各位のご賛同よろしくお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第91号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第91号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第95号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第95号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第96号近江八幡市情報公開・個人情報保護運営審議会条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第96号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第97号近江八幡市印鑑条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第97号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第100号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第100号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第102号近江八幡市立看護専門学校条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第102号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第104号近江八幡市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第104号は原案を可決することに決しました。
 討論・採決の途中でございますが、ここで一旦休憩をいたします。
               午前11時5分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時16分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
 次に、その他議案について討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘です。
 議第109号健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることについて、反対の討論を行います。
 ふれあい公園実施計画業務委託特記仕様書建設分の中に、以下のように書かれています。施設の条件、施設の規模、プール施設、クラブハウス、屋根つき多目的広場。次に、予定工事費15億円、上記施設の合計額、税抜きとあります。
 この時点では、公園内の主な施設の建設費用は15億円として実施計画を求めています。本会議では、実施計画をする上での目安と答弁されました。15億円は施設全体の目安となるのに、プール棟の建設のみで18億円を超える額となります。全体的な総額は道路も含めて51億円になると回答されました。今後も、資材の値上がりや人件費の高騰も予測されることから、今後まだ値上がりすることが予測されます。
 この高額な施設を建設するのに基本的な調査がされていません。元気園のプールや市内にも民間のプールもあり、そのどのぐらいの市民が利用されるのか、費用対効果はどのように見ているのか、年間経費はどのぐらいかかるのか、何も試算されていません。何が何でも建設すればよいというものではありません。もっと十分な検討が必要であります。
 また、健全化判断比率審査についての監査報告は、本市における財政状況が健全であると認められる。しかし、平成26年度から多くの重点事業が本格化した。その財源の大半は資金調達と負担の平準化の観点で市債となることから、将来負担額の増額が予想できる。また続いて、市役所庁舎整備など、今後大きな負担が生じる事業も計画されている。これらの事業を進めることによる起債の増加とその後公債費等の増加が財政的な圧迫要因となり、現在は良好な数値となっている健全化判断比率にも影響を及ぼすことが予測されると指摘されています。
 このことからしても、ごみ焼却場、学校、コミセン、幼稚園、こどもの家等の必要性の高い施設と異なり、不要不急の箱物事業であり、考え直すべきであります。
 大型の箱物事業が続き、福祉、教育の住民サービスが低下しています。今議会、小1すこやか支援員継続の請願が出されました。このような費用まで削減、子どもの医療費無料化にしても所得制限をつけるなど限定されたものとなっています。
 このように、住民サービスを向上させるためにもこの契約案件は見直すべきとして反対の討論といたします。
 議第109号健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることについての反対討論といたします。皆さんのご賛同よろしくお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 次に、北川誠次君の発言を許します。
 北川誠次君。
             〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川でございます。
 議第109号健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることについて、賛成の立場から討論をさせていただきます。
 健康ふれあい公園については、平成22年1月に新一般廃棄物処理施設の建設候補地を竹町地先とすることと同時に、子どもから高齢者までが利用できる健康増進のための公園として隣接地に整備する方針であると伺い、市議会としても今日までさまざまな方面から議論を重ねてきたところであります。
 特に、議会として、平成24年度からは新クリーンセンター等整備特別委員会を設け、別に審議を深めてきたところでもあります。この委員会では、一般廃棄物処理施設のみならず、本市の計画に似た一般廃棄物処理施設からの余熱を利用した先進施設の視察や各種健康増進施設の実情などを具体的に研究を重ねてまいりました。
 一方、市議会として、昭和62年3月請願第5号球技専用競技場、サッカー場の建設についてにて議会採決をしたサッカー場の計画も組み入れていただいております。長い歳月を経て、ようやくこの請願が実現されることを大変うれしく思っております。
 また、議員提案によるスポーツ推進条例を制定している本市として、この健康ふれあい公園にはサッカー場のほか温水プール、グラウンドゴルフ場、児童遊技場をあわせた施設が整備される計画であることからも、多くの市民の方に利用いただき、市民の健康増進の場となるよう期待するものであります。
 今議会に提案されている契約案件につきましては、この公園のうち温水プールを初めトレーニングジム、フィットネススタジオ、シャワールーム、採暖室などが整備されるものであり、市民が求める健康増進を担う施設であり、一日も早く完成することを心待ちにしているところであります。
 さらに、この第1期工事の入札については、さきの議会により議決された本年度の当初予算に計上されている範囲で適切に執行されたものであります。
 以上のことから、議第109号健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることについて、賛成するものであります。
 議員各位の賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 以上でその他議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第109号健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第109号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。
 まず、決算関連議案について、議第74号から議第76号まで、議第78号、議第79号及び議第82号を一括採決します。
 お諮りします。
 議第74号平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第75号平成26年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第76号平成26年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第78号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第79号平成26年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第82号平成26年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第74号から議第76号まで、議第78号、議第79号及び議第82号の6件は原案を認定することに決しました。
 次に、利益処分及び決算認定議案である議第81号を採決します。
 お諮りします。
 議第81号平成26年度近江八幡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決及び認定することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第81号は原案を可決及び認定することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第84号、議第85号及び議第87号から議第90号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第84号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第85号平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議第87号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)、議第88号平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)、議第89号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議第90号平成27年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)、以上6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第84号、議第85号及び議第87号から議第90号までの6件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第92号から議第94号まで、議第98号、議第99号、議第101号、議第103号、議第107号及び議第108号を一括採決します。
 お諮りします。
 議第92号近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の制定について、議第93号近江八幡市安土文芸の郷あど木っずランド条例の制定について、議第94号近江八幡市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例の制定について、議第98号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第99号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定について、議第101号近江八幡市立こどもの家条例の一部を改正する条例の制定について、議第103号近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議第107号近江八幡市安土墓地公園基金条例の制定について、議第108号近江八幡市安土墓地公園条例の制定について、以上9件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり、原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第92号から議第94号まで、議第98号、議第99号、議第101号、議第103号、議第107号及び議第108号の9件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第105号及び議第106号を一括採決します。
 お諮りします。
 議第105号近江八幡市辺地総合整備計画の変更につき議決を求めることについて、議第106号近江八幡市土地開発公社を解散することにつき議決を求めることについて、以上2件は、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第105号及び議第106号の2件は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより会第9号について採決します。
 お諮りします。
 会第9号地方創生に係る新型交付金等の財源確保を求める意見書の提出については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第9号は原案を可決することに決しました。
 次に、請願第5号について討論・採決を行います。
 それでは、請願第5号について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 請願第5号小1すこやかサポーターの継続を求める請願に対しまして、私は賛成討論を行いたいと思います。
 この請願は、小1すこやかサポーターさんを継続してほしいというのが願意であります。
 9月いっぱい、本日9月30日でもって打ち切りとなっております。小学校1年生30人以上いるクラスに1年間配置すべきだと私は考えます。
 教育委員会は、学校という大きな生活環境の中で、担任の指示だけで行動することは難しく、すこやかサポーターが個々の子どもにきめ細やかに対応することで、子どもたちが安心して学校生活を送ることができ、日々の成長に大きく寄与できましたと、これは26年度の決算書の評価の中で述べておられます。ですから、半年で打ち切るべき事業ではありません。
 2学期からは、音楽会や校外学習など学校生活初めての取り組みを控えているのです。そんな中で打ち切りとはどういうことでしょうか。このようなところには力を入れず、そのことより何十億円もする不要不急の大型事業に一生懸命なのではないですか。
 市長は、この10月号で全ての子どもと子育て家庭が地域で伸び伸びと安心して健やかに暮らせるように切れ目のない支援を推進すると語っておられます。しかし、全く真逆の対応が今行われています。500万円あれば対応できるのです。
 小1すこやかサポーターさんが配置されている小学校は5校あります。そして、16クラスあります。廃止後はそれぞれ学校であすから工夫されて、特別支援員さんやあるいはほかの先生が対応されたりすると思いますが、その状況が想像でき得るのに何の手だても打たないのでしょうか。
 私は、この請願は共感ができる内容だと思います。教育厚生常任委員会では3人の委員の発言しかありませんでした。また、先ほどにも委員長の報告にもありましたように、請願文書の中にあります事務処理という文言に問題視されておりますが、請願の内容に私たち議員は真摯に向き合うべき問題だと思います。議会がこのような請願を採択してこそ、行政に対して継続実施させる担保となると思います。
 私は、今回の請願は、保護者の勇気ある行動に敬意を表するとともに、この請願の願意が今後の近江八幡市の学校教育に反映されることを願ってやまないということを申し上げまして、小1すこやかサポーターの継続を求める請願の賛成討論としたいと思います。どうぞ皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
 以上で終わります。
○議長(園田新一 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 公明党の池上知世でございます。
 請願第5号小1すこやかサポーターの継続を求める請願について、反対の立場で討論させていただきます。
 今回、この請願が出され、多くの方の署名も添えられての請願であるとお聞きいたしました。それだけ、今までこの小1すこやかサポーターの方々が子どもたちのために一生懸命頑張ってくださったことに感謝と敬意を表します。
 いろいろ勉強や理解もさせていただきました。課題もあるようにも思いました。先生方が一生懸命責任を持って頑張ってくださろうとの決意も伺いました。
 ただ、私が考えますのは、先生方の決意は決意として、これからの学校教育は複雑多様化していると考えます。以前は、授業、生活指導、学校行事、部活という状況でございましたが、現在ではそれに加え土曜日の活動、心のケア、子どもの貧困問題、通学路の安全確保、特別支援教育、小学校の英語、いじめ、不登校対応、アレルギー対策、保護者対応、町内会、地域協力活動等々、また認知症の学習についても今議会で質問がされておりました。
 こうした複雑多様化する課題が多過ぎ、先生方の仕事もたくさんふえております。こうしたことも踏まえて、小1サポーターの制度で行うべきか、もっと特別支援員の配置やスクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、ICT支援員、部活支援員、地域担当等々専門スタッフの配置の拡充をすべきかと。
 また、鳥取市においては、このたび中1ギャップ防止のために全校に小・中兼務教員を配置したりと、いろいろなところで子どもたちのためにどのような取り組みが必要か検討されております。
 こうしたことも踏まえ、小1サポーターも含めて、これからの近江八幡市の教育体制をどうすべきか、チーム学校としての取り組みについて、近江八幡市総合教育会議の中で検討いただき、子どもたちのためによりよい体制となりますことをお願いし、この請願に反対するものです。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、山本英夫君の発言を許します。
 山本英夫君。
             〔23番 山本英夫君 登壇〕
◆23番(山本英夫 君) チームはちまんの山本です。
 それでは、請願第5号小1すこやかサポーターの継続を求める請願について、賛成の立場で討論をいたします。
 当初予算において、保護者、議会の思いを受けて今年度9月までの予算上程をいただき、市民皆さんの児童教育への熱い思いがこの半年間の期間延長を生んだと思っておりますが、まさに今この事業は終結されようとしています。
 この事業に対する以前の議会等における質問、答弁においては、地域に開かれた学校づくり推進の一環として、地域の方などに児童の学校生活面でのきめ細やかな指導をしていただく有償ボランティアで、学級全体の支援をしてもらっていますと答えられ、重要性については十分認識をいただいているものであります。
 この半年、事業に注視し観察していく中で、このすこやかサポーター事業の役割の大切さはより心に刻まれるものでありました。その思いが保護者を突き動かし、八幡小学校PTAを中心とした署名活動では、1,800名余りの署名を集めるという原動力になったと言えます。
 この数字そのものの地域性に言及もありましたが、どちらにしろ、近江八幡の小学校教育を考えている方々の数字であるという事実は疑うべきものではないと思います。それだけこの事業に対する期待値は大きなものであることは疑うことのできないものであります。
 同じ会派の竹尾議員が質問でも申しましたが、小学校の1年生とはまさに幼児期という愛着の形成、信頼感の獲得、大人からの愛情をたっぷりと受けて育つ時期と、児童期、身近な大人を模範として規律を知り、規範意識を形成していく時期との切りかえが始まる時期であります。
 ここで落ちついた学習環境を整え、この2年へ向けての課題に取り組むために、すこやかサポーターの役割は本当に重いもんであります。市長も、乳幼児期、学童期の施設等整備、次代を担う子どもたちの育成に努めると言われているのであれば、当然人的ソフトの重要性を認識いただいているものと思っている保護者の方々の声に応えるべきではないでしょうか。
 多くの保護者の切なる願いを受けとめるとともに、この近江八幡の将来を担う未来ある1年生の児童の子ども教育、教育環境を大切とするすこやかサポーター事業はぜひ継続をしていただきたいと思います。
 この請願に対する委員会における反対討論などで述べられた事務処理等の語句の問題は、本来その解釈の差異自体が請願趣旨を損ねたりひずみすら与えるものではなく、請願者の方が保護者の思いを届けるため勢いで書かれたものと捉えられます。教育委員会の見解においても、一部事務処理の行為を負担することも事実としてあるが、すこやかサポーターの運用範囲を逸脱した運用は確認されていないとの報告を受けている事実からも、全くこの請願趣旨に対する反対に当たるものとは思われません。
 以上のことを述べ、請願第5号小1すこやかサポーターの継続を求める請願についての賛成討論といたします。
 議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより請願第5号について採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 請願第5号小1すこやかサポーターの継続を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第5号は不採択とすることに決しました。
 次に、請願第6号について討論・採決を行います。
 それでは、請願第6号について、まず加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 加藤昌宏でございます。
 請願第6号国に対し「所得税法第56条の廃止を求める意見書」の提出を求める請願について、賛成討論をします。
 この請願は、中小業者の家族経営を支える業者婦人の皆さんからの切実な要望です。自営の業者は、勤労主体でありながら、自家労働を認めない税制のもとで課税最低限は最も低く、申告形態も記帳によって差別され、家族の働き分さえ経費に認められません。
 家族経営を初め中小企業は、地域経済を牽引する力であり、社会の主役とうたう2010年に制定された中小企業憲章の精神からも大きく外れるものです。
 家族の力を合わせて一生懸命働く事業者の皆さんの姿は多く目にするところです。家族の働き分を税制上必要経費と認めない所得税法56条は家族経営に対する差別と偏見に基づくものであり、家族で働く役割を否定し、その地位を低下させるものです。
 青色申告をすればよいとの意見もありますが、税務署長の裁量で左右される部分が多く、家族の働き分を認めたものとは言えません。白色申告、青色申告、法人申告といった申告形態にかかわらず、家族一人一人の働き分は必要経費と認めるべきです。
 総務常任委員会の議論の中で、86万円の必要経費が低いというのであれば、その引き上げを求めるのが筋ではないかという意見も出ました。税制上の扱いはその年分の所得金額を事業専従者の人数に1を加えた数で除した金額との比較でいずれか低い金額を必要経費とする規定があります。つまり、86万円は事業専従者控除の限度額としての扱いで、これを引き上げても事業所得がふえなければ計算上の低い金額が必要経費扱いとなるだけで、意味がないものと見なければなりません。
 また、総務常任委員会で、個人単位課税の原則を悪用し租税回避をする旨の反対討論がありました。租税回避、恣意的所得分割については、現に所得税法第57条が必要な経費に算入できる金額を規定し、恣意的な所得分割を防いでいます。
 このような規定で恣意的な所得分割を防ぎながら、家族の働き分を経費に認めることは可能であります。
 本請願である所得税法56条の廃止を求める請願は、家族経営の役割を尊重する点でも地域経済への貢献や振興を促す点でも、また旧来の戸主の所得に合算するという家父長制度の残渣を一掃する点でも、日本国憲法にうたう個人の尊厳と両性の平等を実のあるものにする点でも、この請願の正当性は認められるものです。
 以上の趣旨を踏まえ、本請願に賛成するものであります。他の議員のご賛同をよろしくお願いする次第です。
○議長(園田新一 君) 次に、小西励君の発言を許します。
 小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 創政会の小西励でございます。
 請願第6号国に対し「所得税法第56条の廃止を求める意見書」の提出を求める請願について、反対の立場で討論をいたします。
 所得税法第56条の規定は、明治20年、1887年、名誉税とも称され、法が施行をされました。昭和24年のシャウプ勧告により、世帯単位での合算課税から個人単位課税方式に移行をされたということでございます。
 税制の見直しに当たって、個人事業者がこの個人単位課税方式の原則を悪用をして、恣意的にその所得を家族に分散し税負担を軽減することを防ぐため、いわば租税回避防止の観点から設けられたものと認識をしているところでございます。
 労働対価のみを考えるときに、所得税法第57条青色申告制度により事業所得の計算上、必要経費に算入が認められており、所得税法第57条を用いることにより解消できると考えているところであります。
 ただし、所得税法第57条の適用を受けるためには、青色申告承認申請の提出が必要であり、記帳の義務化がされております。記帳というのは、事業主の立場から考えますと、各帳簿が税務調査の際に必要とか、提示しなければならないものと考えがちであるのですが、自分自身の事業の裏づけとして必要不可欠なもの、事業を行う以上は記帳については当然と言わざるを得ないと思います。
 また、家族のあり方や女性の自立、社会進出により、以前とは違い、事業の主体となっておられる方も多く見受けられる、単に女性に不利益を与えるというのはいかがなものかと考える次第であります。
 結論的に、単に白色申告を選択されている事業者の生計を一にして親族に対して支払われる労働対価の損金不算入の違法性のみで、第56条の廃止を求める、そういうことではなく、記帳制度の普及推進を目的として数々の特典を設けています青色申告制度存続の必要性の有無、個人の事業所得に対する課税方法に多くの問題提起をされており、所得税法第56条と57条の整合性を初めとして、慎重な検討が必要であると考えるところであります。
 さらに、我が国の申告というのは、自主申告制度であり、申告される側にも、申告の根拠となる帳簿類の整理を初め申告制度の正しい理解と雇用の導入を求める必要があると考えます。
 よって、本請願については反対をいたしたいと思います。議員各位のご賛同よろしくお願いを申し上げます。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより請願第6号について採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する総務常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 請願第6号国に対し「所得税法第56条の廃止を求める意見書」の提出を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第6号は不採択とすることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
      議第110号~議第119号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第110号から議第119号までの10件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 西川議会事務局長。
◎事務局長(西川昭一郎 君) 朗読します。
 平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第110号から議第116号まで、いずれも人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議第117号から議第119号まで、いずれも財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて
 以上10件であります。
○議長(園田新一 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 議第110号から議第116号につきましては、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
 委員の任期満了に伴いまして、佐藤弘明氏、中西善英氏、田中茂男氏、富山郁子氏、井上容子氏の5名を継続して、また西川秀一氏、浜田敏次氏の2名を新たに人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 次に、議第117号、議第118号及び議第119号につきましては、財産区管理委員の選任につき同意を求めることについてでございます。
 委員の任期満了に伴い、下豊浦財産区の管理委員を、また委員の途中交代に伴い、池田本町財産区の管理委員を、あわせて委員の欠員に伴い、馬淵財産区の管理委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものであります。
 以上、追加いたしました10議案につきまして、ご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(園田新一 君) それでは、ただいま上程しました議第110号から議第119号までの10件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後0時0分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時0分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(園田新一 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(園田新一 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第110号から議第119号までの10件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) 異議なしと認めます。よって、ただいまの10件については委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後0時1分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時1分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 まず、議第110号を採決します。
 お諮りします。
 議第110号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第110号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第111号を採決します。
 お諮りします。
 議第111号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第111号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第112号を採決します。
 お諮りします。
 議第112号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第112号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第113号を採決します。
 お諮りします。
 議第113号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第113号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第114号を採決します。
 お諮りします。
 議第114号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第114号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第115号を採決します。
 お諮りします。
 議第115号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第115号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第116号を採決します。
 お諮りします。
 議第116号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第116号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第117号を採決します。
 お諮りします。
 議第117号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第117号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第118号を採決します。
 お諮りします。
 議第118号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第118号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第119号を採決します。
 お諮りします。
 議第119号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第119号は原案に同意することに決しました。
 ここで、お諮りします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に一任願うことに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
 ここで、市長からご挨拶をいただきます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆さん方におかれましては、去る9月3日に平成27年第3回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、原案どおりご可決、ご認定を賜りましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
 今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました多くのご意見やご提言等につきましては、これを私以下全職員が真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるべく鋭意努力してまいりたいと存じます。
 なお、決算特別委員会の継続審議に付されました議第72号平成26年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについての議案につきましては、引き続きご審議をいただき、ご認定を賜りますよう、あわせてお願い申し上げる次第であります。
 さて、既に皆さん方もご承知のとおり、安全保障関連法案につきましては、与・野党の最終攻防の末、成立をいたしましたが、我が国にとりまして、安全保障施策の極めて重要な分岐点となりましたことは紛れもない事実であろうかと思います。
 今回の安全保障関連法案は、大まかに2つの要素で構成をされ、その一つが世界平和への積極的な貢献であり、2つ目が、我が国の抑止力を高めるため日米同盟関係のこれまで以上の強化であり、焦点となりました集団的自衛権の行使はこの中に含まれるわけでもあります。
 今回の法案成立により、特別措置法を制定することなく自衛隊が海外に送り出せることとはなりますが、国民の理解を伴わない派遣は政治的な混乱を招くものでもあり、政府は、これまでに劣らぬ説明責任を負うという認識が必要でなかろうかと考えております。
 東西の冷戦が終結し4半世紀を経過しても、東アジアの安全保障環境は改善しておらず、朝鮮半島は不安定のままであり、また中国の海外進出も日本を含む周辺各国との間で摩擦を引き起こしております。戦後の日本が、これまで日米安保体制によって不測の事態に備え、また今日の繁栄を築いてきたものでもありますが、その同盟関係を強化するという方向性につきましては、国民の一定の理解が得られているのではないかとも思っております。
 政府は、今後とも、国民のさらなる理解を求めるために丁寧な説明を粘り強く続けていくことが必要であるとも思われますし、今回の法案成立によって万一の有事に備える一方で、周辺諸国との摩擦解消のために外交努力を重ねられることを期待するものでもあります。
 また、安倍首相は、法案成立後、大胆な金融緩和をメーンとしたこれまでのアベノミクスの第二弾として、名目国民総生産を現行より2割多い600兆円に拡大する目標を掲げ、その具体策として強い経済、子育て支援、社会保障の構築を新三本の矢として打ち出したところであります。
 安全保障関連法案の成立は、経済優先という第2次安倍政権発足時の原点に立ち返る好機であり、医療や農業分野などの岩盤規制の改革やインフラ輸出の拡大など、成長戦略の強化に重点的に取り組んでいただく必要があり、経済最優先に軸足を戻していただく好機であると言えるのではないかと思っております。
 さて、戦後最悪の火山災害となりました御嶽山噴火から、はや1年が経過をいたしましたが、ご承知のとおり、日本列島各地で活火山の噴火が相次いでおります。また、今回の台風17号と18号の影響によります鬼怒川の氾濫は、地球温暖化の影響で日本列島がかつてない荒々しい気候災害の時代に突入したことを思い知らされたと思います。
 このような有事に備え、国は監視・観測体制を強化するとともに、本市の場合、これまでに目立った天災をこうむってはいないからこそ、市民の皆さん方に防災を我がこととして捉えてもらうためにも、住民が万一の場合に最適な行動をとっていただけるよう、現在、策定に向け大詰めを迎えております避難誘導及び避難所運営に係るガイドラインを示させていただきますとともに、今後とも、より精度の高い情報提供ができるよう努めてまいりたいと考えております。
 さて、安倍首相が第二弾のアベノミクスとして放つ新三本の矢にも、地方創生の考え方は反映されておりますが、今後5年間の基本的方向と具体的施策をまとめた近江八幡市版のまち・ひと・しごと創生総合戦略につきましては、戦略の素案がまとまり、昨日からパブリックコメントを開始したところでございます。
 人口減少・高齢化が進むこれからの時代に向けて、物質的に豊かな生活から、生きがいを見つける充実感の得られる幸せな生活を実感できるよう、自立的で持続可能な地域を創生することを目指して、本市が有する豊かな自然や歴史・文化に加え、市民性や地域の特性を最大限に活用し、市民一人一人が次世代に対して近江八幡市という郷土に誇りと愛着心と責任を持ち、内発的発展により、心の豊かさがあふれた品格のある町を目指すものであります。
 総合戦略の素案につきましては、来月20日まで、市役所及び安土町総合支所双方の情報公開コーナー、また担当課である政策推進課で公表しているほか、市のホームページにおいても公開をしておりますので、議員の皆さん方におかれましても、ぜひ目を通していただき、ご意見等も頂戴できれば大変幸いかと存じます。
 ところで、いささか旧聞になりますが、広報「おうみはちまん」10月号にも掲載をさせていただきましたとおり、桐原東小学校のトイレが本年度、内閣官房が新たに創設しました「日本トイレ大賞」を受賞し、去る9月4日、東京の新国立美術館で行われました表彰式に出席させていただき、文部科学大臣より表彰状の授与を受けてまいりました。
 今回の受賞は、子どもが輝き、人が学び合い躍動する元気なまちを目指し、教育環境の改善の一環として、平成23年度から毎年順次進めてきた児童・生徒参加型の小・中学校のトイレ改修の取り組みが、国から高く評価をいただいたものと考えております。
 今回、すぐれたトイレ空間のみならず、企業や交通・旅客施設、学校などが取り組む日本の技術を生かした環境に優しいトイレの開発や快適なトイレを通じての観光支援や災害対応の取り組みなどが応募対象となる中で、全国378件もの応募の中から、初の大賞の栄に浴した28件の一つでもあります。が、滋賀県内では唯一の受賞団体とも実はなりました。
 中学校では、生徒が本市の職員とともに「学校に必要なトイレをつくろう」をテーマにワークショップを行い、昨年夏までに、4校全ての学校の改修が完成いたしました。小学校の改修は、今回受賞の桐原東小学校が1校目となりますが、児童たちが自分たちの年齢に近く親しみやすい大学院生と2カ年にわたりワークショップを行いながら進められたものでもあります。
 今回の受賞を機に、児童・生徒の皆さんには、自分たち、先輩たちの取り組みに大いに胸を張り、美しいトイレを引き継いでいっていただきたいと願っております。
 さて、今月に入り、ようやく暑さがやわらいだ中で、八幡堀一帯の水辺の景観や重要伝統的建造物群保存地区の古い商家が建ち並ぶまちなみを約3,000のろうそくや電球でライトアップした第18回目を数える恒例の八幡堀まつりや、中秋の名月のもと、市内の小・中学生や一般の市民の方々がつくった約400個のヨシのオブジェをやわらかな光で浮かび上がらせた第9回西の湖「ヨシ灯り展」もそれぞれ盛会裏に終わり、いよいよ季節は秋本番となります。
 スポーツや文化の活動には、うってつけの好季節であり、これから各学区では、運動会や文化祭などが盛大に実施され、議員の皆さん方におかれましても、地域の市民の皆さん方と大いに交流をされ、その際には、市政に対し、さまざまなご意見やご提言を受けられることとは存じますが、これもまた市政発展への糧としていただければと願う次第でもあります。
 朝夕はめっきり肌寒く感じるようになりました。加えて夏の疲れが出てくる時期でもございますので、健康には、くれぐれもご自愛いただきまして、今後とも、市政発展、市民福祉向上のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 第3回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る9月3日に開会いたしました本定例会も、議員各位のご協力並びに市長初め当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりました。ここに厚くお礼を申し上げます。
 また、当局の皆様方におかれましては、各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、施策への反映、市政の一層の発展に努められますようお願いを申し上げます。
 さて、去る9月10日から11日にかけて、台風18号の影響を受け発生をいたしました関東、東北豪雨により、河川堤防が決壊するなど地域に甚大な被害をもたらしました。改めて、被災されました皆様方に対しまして心よりお悔やみ、お見舞いを申し上げます。
 あわせて、一日も早い復旧、復興を願うところであります。
 本市におきましても、このような水害を含め、防災・減災に関しましては、より迅速、的確な対応のため、日ごろからの備えを十二分に行い、人命の安全確保を最優先にした防災対策の推進にご尽力をいただきますようお願いを申し上げます。
 明日からは10月でございます。朝夕日ごとに涼しくなり、秋の気配も深まってまいります。
 皆様方におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、本市発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして平成27年第3回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ご苦労さまでございました。
               午後0時22分 閉会
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