録画中継

令和3年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月24日(金) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 諸般の報告
第3 委員会の閉会中の継続審査
第4 委員会審査報告
第5 討論・採決
第6 議案の上程(提案理由説明)
   議第82号~議第99号
   会第6号
第7 質疑
第8 委員会付託
第9 委員会審査報告
第10 討論・採決
第11 議案の上程(提案理由説明)
   議第100号
第12 質疑
第13 委員会付託
第14 委員会審査報告
第15 討論・採決
               午前9時31分 開議
○議長(平井せい治君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(平井せい治君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 大川恒彦君
 森原陽子君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 諸般の報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。
 9月10日に開催されました決算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告します。
 決算特別委員会委員長に岡田彦士君、副委員長に片岡信博君、以上のとおりであります。
 以上をもって諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(平井せい治君) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題とします。
 決算特別委員長から同委員会に付託されておりました議第62号令和2年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、内容審査等に引き続き時間を要するため、会議規則第111条の規定により、同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査としたい旨の申出がありました。
 ここでお諮りします。
 同委員長からの申出のとおり、議第62号については、同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査に付すことにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第62号は同委員長の申出のとおり同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査に付することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 委員会審査報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第4、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長岡山かよ子君。
             〔12番 岡山かよ子君 登壇〕
◆12番(岡山かよ子君) 皆様おはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、9月13日及び14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので、ご報告いたします。
議第73号 令和3年度近江八幡市一般会
     計補正予算(第4号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見といたしまして、債務負担行為補正における老蘇こども園給食調理業務委託事業について民間委託されるとのことであるが、他の事業同様に、その効果について今後十分検証されたい。
 また、本補正予算の中で、各施設内のロッカー等の転倒防止対策、赤こんバスのコースの拡充、地域活性化リフォーム促進事業の追加補正と職員への安全配慮、また、事業者や市民の要望に応える予算であるとの意見がございました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(平井せい治君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長山本妙子君。
             〔3番 山本妙子君 登壇〕
◆3番(山本妙子君) 皆様おはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので、ご報告申し上げます。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第67号 令和2年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第72号 令和2年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第76号 近江八幡市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について
議第77号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第78号 近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長沖茂樹君。
             〔6番 沖 茂樹君 登壇〕
◆6番(沖茂樹君) 皆様おはようございます。
 続きまして、本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月16日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので、報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第63号 令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて
議第64号 令和2年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第65号 令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第66号 令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第68号 令和2年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて
 以上5件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第74号 令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議第75号 令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第81号 老蘇こども園増改築工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第3号 PCR検査の拡充を求める
      請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
 なお、審査における主な意見として、請願第3号については、PCR検査では検査の感度と特異性の関係に加えて、検体採取のスキルや検査の実施時期によっては正しい結果が出ず、偽陽性や偽陰性の判定となることもあり、PCR検査の対象者を全市民に広げても、無症状の感染者を確実に発見して感染を抑制することにはつながらないのはないか。学校・保育関連施設などのクラスター抑制については、県において実施されている新型コロナウイルス感染症イベントベースサーベイランス事業の活用が有効であるなどの意見が出されました。
 また一方では、就学前施設、小・中学校、学童保育等の密になりやすい施設においては、無症状の感染者を早期に発見することがクラスターを防止するために重要である。現在、感染が心配で、PCR検査を受けようとすると高額な費用負担が必要であるが、費用の心配することなくPCR検査をいつでも受けることができる制度があれば、安心・安全な生活につながるなどの観点から、PCR検査の拡充は必要との意見がありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長大川恒彦君。
             〔7番 大川恒彦君 登壇〕
◆7番(大川恒彦君) 皆様おはようございます。
 引き続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので、報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第69号 令和2年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第70号 令和2年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて
議第71号 令和2年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第79号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第4号 コロナ禍による米の需給改 善と米価下落の対策を求め る請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、請願第4号について、米価下落の現状があり、輸入量を調整しながら国産米を優先した米政策の転換が求められており、本市の基幹産業である農業と地域経済を守るため、本請願に賛成である。
 一方、米価下落等の現状については一定理解するが、現在は米の生産調整等の農業施策が変わり、自らの経営判断により需要と供給のバランスを考えて生産者が取り組まれている。農業は自然災害に左右される部分もあり、収入減少の緩和対策や収入保険制度の加入について推進を図るべきである。また、ミニマムアクセス米は、国際合意の枠組みの中で導入されており、ルールを遵守しなければ国際調和が図られないため、反対であるとの意見がありました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 討論・採決
○議長(平井せい治君) 次に、日程第5、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案について、発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 まず、決算関連議案について、議第63号から議第72号までの一括採決をします。
 お諮りします。
 議第63号令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて、議第64号令和2年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第65号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第66号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第67号令和2年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第68号令和2年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて、議第69号令和2年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第70号令和2年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第71号令和2年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第72号令和2年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上10件は、総務、教育厚生及び産業建設各常任委員長の審査報告のとおり原案を認定及び可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第63号から議第72号までの10件は原案を認定及び可決することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第73号から議第75号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第73号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)、議第74号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第75号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)、以上3件は、予算及び教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第73号から議第75号までの3件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第76号から議第79号までの一括採決します。
 お諮りします。
 議第76号近江八幡市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について、議第77号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第78号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議第79号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件は、総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第76号から議第79号までの4件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第81号を採決します。
 お諮りします。
 議第81号老蘇こども園増改築工事請負契約の変更につき議決を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第81号は原案を可決することに決しました。
 次に、請願について討論・採決を行います。
 それでは、請願第3号について討論を行います。
 まず、玉木弘子君の発言を許します。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 皆さんおはようございます。日本共産党玉木弘子です。
 請願第3号PCR検査の拡充を求める請願について、賛成討論を行います。
 今回の請願の願意は、感染拡大を防ぐには感染者の早期発見と早期の隔離が重要であり、感染者が出た場合には、集団の面的検査とその家族への迅速なPCR検査の実施ができるよう、また、不安に思う市民が気軽に検査できる体制を市で整えていただきたいなど、PCR検査を拡充することにより無症状感染症を早期に発見、感染抑止することを求めています。
 教育厚生常任委員会では、先ほど委員長から報告がありましたとおり、PCR検査の感度、特異度などの精度に問題があること。感染経路は、空気感染ではない。全市民がいつでも、どこでも、何度でも受けた場合の検査体制や費用負担をどうするか。そのような反対意見が多数出ておりました。
 国の新型コロナウイルス感染症病原体検査の指針では、PCR検査は、新型コロナウイルス検出のための最も感度、特異度において精度が高い検査としています。これが国の見解です。
 6月に発生しました医療センターの集団感染では、入院患者2名の発熱が認められ、判明した直後に病棟閉鎖を行い、接触者を洗い出し、入院患者全員と委託業者を含む職員、合計163名のPCR検査が実施されました。検査の結果、無症状または軽症8名の陽性者が判明し、早期の隔離保護が行われ、感染を最小限に抑えることができました。
 例えば、就学前施設、学校、学童保育所等で感染者が出た場合に、医療センターと同じように迅速にPCR検査を広範囲に実施することにより、感染拡大を防ぐことができます。
 次に、感染経路について、厚労省は新型コロナの感染経路として飛沫感染、接触感染が一般的と説明をしております。8月27日には、国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長ら感染症の専門家や医師ら32名が、空気感染が新型コロナの主たる感染経路と考えられるようになってきていると指摘し、空気感染への対策で感染制御できると声明を発表しています。
 また、9月15日、衆院厚生労働委員会で日本共産党の宮本議員は、空気中に浮遊するウイルスを含んだ微粒子エアロゾルを介した感染が、主要な感染経路であることが世界の共通認識になっているにもかかわらず、厚労省のQ&Aでいまだに飛沫感染、接触感染が主な感染経路としているとして、感染対策に誤解を与えるので正すべきと強調、政府が科学的知見を広く集め、換気をはじめエアロゾル感染対策の徹底を進めるよう迫りました。
 田村厚労相は、私も同じ問題意識、換気は重要だと思っている。誤解を招かない表現の仕方を検討したいと答弁し、また、政府分科会の尾身会長も、新しい科学エビデンスが出てくれば、古い認識を正すのが当たり前と答えています。
 さらに、世界保健機関やアメリカ疾病対策センターは、空気感染が新型コロナの主たる感染経路であることを示唆しています。議会においても、このような新しい認識に立って議論するべきと考えます。
 検査は、従来に比べ拡充はされてきていますが、まだまだ十分でない状況です。国や県の施策が行き届かないところについて不安を持つ市民に対して、地方自治体が独自でPCR検査の拡充や検査費用の助成を図っていることは、新聞報道等で周知のとおりです。
 新規感染者が減少傾向となり、検査のキャパシティーに余裕が生まれている今こそ、陽性者の周辺への迅速に幅広くPCR検査を行うことが感染抑止につながり、このことが求められています。
 議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして、賛成討論といたします。
○議長(平井せい治君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹君) 皆さんおはようございます。志誠会の西津善樹です。
 私は、請願第3号PCR検査の拡充を求める請願について、反対の立場から討論をさせていただきます。
 私は、このたびの請願における請願趣旨そのものに対しての一定の理解は示しております。また、PCR検査を受けることにより安堵感や、逆に危機感を市民の皆様に意識していただくという効果が期待できることも認識しております。
 ただ、PCR検査を実施いたしましても、陽性であるにもかかわらず陰性であったり、陰性であるにもかかわらず陽性であったりと、その検査結果が100%信用できるものではないことや、PCR検査を実施して陽性反応が出たときの対応等を考慮いたしますと、請願事項にあります市民がPCR検査を、いつでも、誰でも、何度でも受けられるというのには賛同いたしかねます。
 新型コロナウイルス感染症に対しましては、不安に思う方は一歩外に出ただけでも、また、ちょっとした来客があっただけでも不安に思うでしょうし、全く我関せずという方でも、少なくともマスクでありますとか消毒などはされているでしょう。このように多かれ少なかれ、誰しもが不安を感じていることは言うまでもありません。
 請願にありますいつでも、誰でも、何度でも受けられる制度をつくるとなりますと、あくまでもこれは単純計算ですが、1回の検査費用が、安く見積もったといたしまして、仮に1,000円だったとして、8万2,000人の市民が週に1回検査を受けたとして、1年間で42億円もの費用がかかるわけです。市民の生命が最優先とはいえ、これだけの莫大な費用がかかる上に、むやみやたらな検査によって医療現場の混乱を招きかねないことなどを踏まえて判断しますと、この請願には賛同いたしかねます。
 さらに、参考に申し上げますが、既に滋賀県においても新型コロナウイルス感染症イベントベースサーベイランス事業といい、高齢者施設や障害者施設、学校、幼稚園、保育園、関連施設などを対象に、ふだんと異なる風邪様症状者の発生を一定の割合以上確認した場合などに、PCR検査を行いクラスターを早期に検知し、早期介入することで大規模化を抑止する感染拡大防止策が講じられています。
 以上のことから、請願第3号PCR検査の拡充を求める請願については、本市にはそぐわない制度と判断いたしまして、反対するものです。議員の皆様の良識あるご判断をよろしくお願いします。
○議長(平井せい治君) 以上で討論を終わり、これより請願第3号について起立により採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 請願第3号PCR検査の拡充を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立少数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。
 次に、請願第4号について討論・採決を行います。
 まず、森原陽子君の発言を許します。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 皆さんおはようございます。日本共産党の森原陽子です。
 会派を代表しまして、請願第4号コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願に対し、賛成討論を行います。
 コロナ禍による外食需要の激減により、昨年2020年産米は過大な流通在庫が生まれ、米価が下落しました。主食用米の生産を抑えるために、飼料用米の作付支援を拡充するなどの取組が行われましたが、在庫はさらに増え、今年産米の米価の暴落が危惧されていたところ、予想を上回る状況となりました。
 JAグリーン近江の令和3年度米の概算金額では、最高級のコシヒカリでも60キログラム当たり1万1,792円と、昨年より1,944円、約2,000円の下落となり、60キログラム当たりの米の生産に必要な費用の1万5,000円を大きく下回っています。米作り農家からは、これでは農業を続けられないと悲鳴が上がっています。
 ここ近江八幡市は、古くから稲作に適した土地で優良農地が多く、これまで篤農家の方々が稲作を中心に長年尽力され、品質のよい米を生産されてこられました。このまま市場価格に任せて米価下落が続けば、多くの米農家が米作りから撤退を余儀なくされることになります。安心・安全な国産米が生産されなくなっていくことは、消費者にとっても大問題です。
 収入保険制度については、加入対象者が青色申告者に限られるため、加入者は販売農家の約2割にすぎないこと。価格の下落が続けば基準収入も下がる仕組みで、加入農業者の安心を保障するものとは言えません。また、昨年、今年の米の需要の大幅減少は、コロナの大災害によるものであり、農家個人の責任ではありません。保険に未加入の残り8割の農家にも、減収補填が必要です。
 これまで、コロナ禍において、飲食業をはじめとする事業者には何らかの支援策が取られてきました。同様に、農業者への減収対策が必要です。国が米を買い上げて市場の米価暴落を抑えること、需要に応じた生産を行っている全農業者への農業継続支援金として米価下落に対する補填を行うこと、収入保険制度や収入減少影響緩和対策、ナラシ交付金の早期支払いなどを実施するなど、今すぐ対策すべきです。
 また、資金繰りに影響のある農業者に対する緊急融資等の対策を講じることで、来年、再来年の米作りを支えていく必要があると考えます。
 一方、コロナによって生活困窮者は全国的に急増し、滋賀県においても様々な団体の食料支援に、多くの方が集まっておられます。
 過大な流通在庫を政府が買上げ、その米で支援することで、米農家と生活困窮者の両方を支援することができるもっともな対策です。農これ国の本なり、何よりも本市の基幹産業である農業を守り支えるためには、令和3年産米の米価暴落を乗り越える早急な対策が必要であることは、誰の目にも明らかです。
 請願者の切実なる願いを酌んでいただき、賢明なる議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 次に、辻正隆君の発言を許します。
             〔13番 辻 正隆君 登壇〕
◆13番(辻正隆君) 皆さんこんにちは。
 請願第4号、請願件名コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願に対し、政翔会を代表させていただきまして、反対の立場で討論させていただきます。
 まず初めに、請願事項1項目めのコロナ禍の需要減少による過剰在庫を政府が緊急に買上げ、米の需給環境を改善し、米価下落に歯止めをかけることについてでありますが、農林水産大臣はさきの国会答弁におきまして、需給操作や価格の下支えを目的に主食用米を国が買上げ、また市場隔離することは、制度の趣旨や自らの経営判断による需要に応じた生産・販売を進める米政策改革の考えにそぐわないことから、買上げしないことを答弁されました。
 米の需給改善対策として、主食用米の長期計画的販売時の期間を支援する米穀周年供給・需要拡大支援事業では支援対象期間の充実を図れる、いわゆる2020年産米の長期販売支援を通じて2020年産の売り急ぎによる米価下落を防ぐものであります。また、米の販売促進緊急対策として、米卸などの米卸調達費用の60キログラム当たり5,300円を上限に半額助成し、米の在庫を減らす支援をされてきました。
 私たち政翔会は、米の需給環境を改善するには国へ買入れを求めることではなく、需要に応じた生産を基本に在庫調整を的確に把握し、主食用米と非主食用米を組合せ、在庫の適正水準を維持することが米価下落を防ぐ有効な手段として考えております。
 産地交付金などいろいろな交付金を合算すると、飼料米へ変換しても主食用米並みの所得が得られると認識しています。それゆえに、国は飼料米への転換を要求されてきたわけであります。
 よって、この項目につきましては、賛同できるものではありません。
 次に、請願事項2番目、政府が買い上げた米をコロナ禍などによる生活困窮者・学生などへの食料支援で活用するについてでありますが、農林水産省では、児童・生徒等に米の備蓄制度、御飯食の重要性を理解していただくために、学校給食等に使用する米の一部に対し、政府備蓄米を無償または有償で交付されています。(米粉用、パン用も含まれるものであります。)
 また、令和2年に新型コロナウイルスの感染防止を背景に休校を余儀なくされた学校がある中、子ども食堂等における食事の提供が学校給食の補完機能を果たすなど、改めてその役割が再認識されたことから、政府備蓄米の無償交付制度において、これまでの学校給食への交付に加えて、令和2年5月より食事提供団体(子ども食堂)等を対象に追加し、食育の一環として御飯食の推進に取り組むなど、食堂等を支援していただきます。
 また、新型コロナウイルス感染症の影響により子ども食堂に集まりにくい中、経済的に困難な家庭に食材を届けることを通じて家庭の状況を把握し見守っていく子ども宅食の取組が広がっております。このため、令和3年2月より、食育に取り組む食材提供団体(子ども宅食)を交付の対象に追加したところであります。現在も支援の事業は続いており、第3四半期の申請受付は令和3年10月1日、来月1日から11月12日までが申請期間ということで、事業の支援をしていただいております。
 また、学生への支援では、各大学等における経済的に困難な学生を支援するための学校独自の支援がなされていると仄聞します。
 いずれにしましても、私ども政翔会は、制度の積極的な活用と制度の拡充を図りつつ、コロナ禍による貧困対策に努めるべきであると考えます。
 次に、請願事項3番目であります。国内消費に必要のない外国産米(ミニマムアクセス米)の輸入を当面、国産米の需給状況に応じた輸入数量調整を実施することについてでありますが、ミニマムアクセス米、以下MA米といいます。
 米は国民の主要食料であり、国内における米の安定的な生産とその継続を確保するため、現在はWTO協定で約束したMAを超える数量について、高い二次税率(キログラム当たり341円)という税をかけ、MA枠以外の輸入を抑制しておる状況にあります。
 MA米は、主食用米、加工用米、飼料用米、飼料援助米に活用していて、一定の需要があるものと認識しております。
 MA米の運用に際しましては、WTO協定の様々なルールに留意しており、輸出国から、MA制度の透明性や日本の消費者への十分なアクセスを求めるなどの意見が出ておるところであります。
 よって、WTO協定に加盟する153か国による輸出国から牽制・監視されておる状況であり、MA米の輸入数量調整を実施することは、国際協定を遵守する立場からも、できることではないと考えておるところであります。
 以上のことから請願第4号、請願件名コロナ禍における米の需給改善と米価下落の対策を求める請願については、反対とさせていただきます。
 最後になりますが、当市においては、農業は基幹産業でありますことから、米価下落は国土の乱れにつながる大きな課題であるとも考えます。令和3年から令和4年の主食用米等の需給見通しは、令和4年6月末民間在庫量210万トンと見通されております。来年産についても、大変厳しい状況が生じることと推測されるのであります。
 今後におきましては、飼料米をはじめとする国の戦略作物の取組を推進し、主食用米における需要と供給のバランスを図るとともに、価格下落に備え、経営所得安定対策や収入保険制度等のセーフティーネットへの加入を促進することで、持続可能な所得安定につなげていくことが必要であることを申し添えまして、請願第4号についての反対討論とさせていただきます。
○議長(平井せい治君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹君) 志誠会の西津善樹です。
 私は、請願第4号コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願について、反対の立場で討論をさせていただきます。
 政府が今日まで進めてこられた一連の農業改革は、米に偏重した政策を改め、意欲と能力のある農家に農地を集積し、自らの経営判断で、より高収益な作物を自由に選択できるようにして所得の向上を図るとともに、農業を地域の核となる成長産業に育てることを基本とされてこられました。
 このような農業改革の趣旨を踏まえれば、主食用米が需要を超える、いわゆる需要ギャップの解消については、主食用米から麦や野菜などの高収益作物への転換に取り組む産地をしっかりと支援していくことが重要です。また、飼料用米、米粉用米、輸出用米等の転換につきましても、水田活用の直接支払交付金により、主食用米と遜色のない所得を確保できるよう取り組むことが大切です。
 主食用米につきましては、長期にわたり需要の減少に加えて、新型コロナの影響が長引く中で外食向けの需要も落ち込んでいることから、本年は大幅な減産が必要となるなど大きな需要ギャップが生じていますが、販売促進や輸出拡大といった新たな需要の掘り起こしを支援するなど、総合的な措置を講じて対応するべきです。
 また、政府備蓄米は、不作等による米生産量の減少により供給が不足するなどの、こういった不測の事態に備えて一定量の国産米を在庫として保有するものであって、本請願のように需給操作や価格の下支えを目的として、主食用米を国が買い上げて市場隔離することは、需要に応じた米生産を進める産地にとって適切な措置とはならないわけです。
 自らの経営判断による需要に応じた生産・販売を進めるという米政策の基本方針に沿って対応することが適切であり、生活困窮者への食料支援も含めて、政府の買上げによる需給調整は慎重に判断すべきと考えております。
 よって、請願第4号コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願について賛同することは適切ではないと考え、反対とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(平井せい治君) 以上で討論を終わり、これより請願第4号について起立により採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 請願第4号コロナ禍による米の需要改善と米価下落の対策を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立少数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第4号は不採択とすることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案の上程(提案理由説明)
     議第82号~議第99号
     会第6号
○議長(平井せい治君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。
 議第82号から議第99号並びに会第6号の19件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
 令和3年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第82号 令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)
議第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてほか人事案件16件
議員提出議案
会第6号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について
 以上であります。
○議長(平井せい治君) 次に、市長提出議案の提出理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議第82号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億4,181万1,000円を追加し、予算総額を361億6,713万1,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、民生費におきまして、放課後児童対策事業で、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて施設利用を自粛された場合の利用料減免に伴います負担金補助及び交付金を追加。商工費におきまして、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた事業者を支援するため、時短休業要請協力事業者に対する雇用確保支援及び時短休業要請協力事業者と直接取引があり売上げが減少している事業者に対する事業継続支援に伴います負担金補助及び交付金等を追加。また、各費目におきまして、8月中旬の記録的な大雨による各施設被害を受け、施設の修繕に伴う物件費及び工事請負費を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金及び県支出金と繰入金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 次に、議第83号から議案第89号につきましては、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
 委員の任期満了に伴いまして、安田晴彦氏、新垣善博氏の2名を継続して、市川純代氏、万野藤治氏、坂井近氏、深井実氏、井上光氏を新たに人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 次に、議第90号から議第99号の財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴い、大林財産区、新巻財産区、東川財産区、浄土寺財産区、倉橋部財産区、池田本町財産区、上畑財産区、小田財産区及び八木中湯財産区、また委員の欠員に伴い、下豊浦財産区の管理委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました18議案につきまして、ご審議賜り、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(平井せい治君) 次に、議員提出議案会第6号について提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔19番 北川誠次君 登壇〕
◆19番(北川誠次君) おはようございます。
 提出者を代表し、会第6号の意見書について朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について
 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても、引き続き巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面している。
 地方自治体では、コロナ禍への対応はもとより、地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療介護、子育てをはじめとした社会保障関係経費や公共施設の老朽化対策費など将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源が求められる。その財源確保のため、地方税制の充実確保が強く望まれる。
 よって、国においては、令和4年度地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
 1、令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、「経済財政運営と改革の基本方針2021」において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が毎年度増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。
 2、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策として講じた措置は、本来国庫補助金などにより国の責任において対応すべきものである。よって、現行の特例措置は今回限りとし、期限の到来をもって確実に終了すること。
 3、令和3年度税制改正において土地に係る固定資産税について講じた、課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。
 4、令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、さらなる延長は断じて行わないこと。
 5、炭素に係る税を創設または拡充する場合には、その一部を地方税または地方譲与税として地方に税源配分すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(平井せい治君) それでは、ただいま上程しました議第82号から議第99号並びに会第6号の19件について質疑のある方は、後刻休憩中、事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時35分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時35分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 質疑
○議長(平井せい治君) それでは、日程第7、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 委員会付託
○議長(平井せい治君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第83号から議第99号並びに会第6号の18件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの18件については委員会付託を省略することに決しました。
 なお、議第82号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり予算常任委員会に付託します。
 後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。
 予算常任委員会はこの後、本会議場にて開議されます。
 休憩します。
               午前10時36分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時55分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会審査報告
○議長(平井せい治君) それでは、日程第9、委員会審査報告に入ります。
 予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長岡山かよ子君。
             〔12番 岡山かよ子君 登壇〕
◆12番(岡山かよ子君) それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので、ご報告いたします。
議第82号 令和3年度近江八幡市一般会
     計補正予算(第5号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(平井せい治君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) 質疑がないようですので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 それでは、議第82号から議第99号並びに会第6号の19件について討論のある方は、後刻休憩中、事務局へ発言通告をお願いします。
 この場所で休憩します。
               午前11時58分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時0分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第10 討論・採決
○議長(平井せい治君) それでは、日程第10、討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 1名から発言通告がありますので、これを許します。
 森原陽子君の発言を許します。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
 議第82号令和3年度一般会計補正予算(第5号)について、賛成討論を行います。
 今回の補正予算で近江八幡市のコロナ対策の独自政策として、時短休業要請協力事業者雇用確保助成事業と時短休業要請協力事業者取引先支援金事業が行われることとなりました。今、緊急事態宣言が長引く中で、多くの事業者が経営困難になっておられる中、事業者及び雇用者を守る制度として、市民を守る立場での制度であると思います。市民として歓迎するべきものであります。
 市は、国、県からの手の届きにくいところで独自に必要な支援を行っていくとされています。本市の市民や事業者がこのコロナの災害を乗り越えていけるように、今後もこの視点で施策を充実していただくことを望みます。
 また、8月の大雨被害について、市道等の市民生活に必要なインフラの復旧に迅速に取り組んでいただいていることが分かりました。公共施設の屋根の修繕については、今後は定期的に点検を行い、さらに強化していただくことで、雨漏りで内部の損傷になることを防ぎ、改修費用を抑制していただくこと、早期に対策していただくことを求めておきます。
 これをもって賛成討論といたします。
○議長(平井せい治君) 以上で討論を終わります。
 これより採決します。
 それでは、市長提出議案について、議第82号から議第99号までの18件を順次採決します。
 まず、議第82号を起立により採決します。
 お諮りします。
 議第82号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。全員起立と認めます。よって、議第82号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第83号から議第89号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第83号から議第89号、いずれも人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上7件について原案に同意することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第83号から議第89号までの7件は原案に同意することに決しました。
 次に、議第90号から議第99号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第90号大林財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第91号新巻財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第92号東川財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第93号浄土寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第94号倉橋部財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第95号池田本町財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第96号上畑財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第97号小田財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第98号八木中湯財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第99号下豊浦財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、以上10件について原案に同意することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第90号から議第99号までの10件は原案に同意することに決しました。
 次に、議員提出議案について、会第6号を起立により採決します。
 お諮りします。
 会第6号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、会第6号は原案を可決することに決しました。
 ここでお諮りします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任願うことに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第11 議案の上程(提案理由説明)
      議第100号
○議長(平井せい治君) 次に、日程第11、議案の上程を行います。
 議第100号の1件を上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
 令和3年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第100号 千僧供財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて
 以上であります。
○議長(平井せい治君) なお、本件は地方自治法第117条の規定により小川広司議員が除斥の対象になっておりますので、退席願います。
 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 議第100号千僧供財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴い、千僧供財産区の管理委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました議第100号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後0時10分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時10分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第12 質疑
○議長(平井せい治君) それでは、日程第12、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第13 委員会付託
○議長(平井せい治君) 次に、日程13、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第100号について、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの件については委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、議第100号について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後0時11分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時11分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第15 討論・採決
○議長(平井せい治君) それでは、日程第15、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、議第100号を採決します。
 お諮りします。
 議第100号千僧供財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第100号は原案に同意することに決しました。
 ここで小川議員の入場を許可します。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は継続審査に付した議案を除き全て議了しました。
 ここで市長からご挨拶をお願いします。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方におかれましては、去る8月30日に令和3年第3回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、決算特別委員会の継続審査に付されました議第62号令和2年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについての議案を除き、原案どおりご可決、ご認定を賜りましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げます。
 今議会の審議の過程におきまして、議員の皆様方から賜りました多くのご意見やご提言につきましては、今後の市政運営に着実に反映させるべく鋭意努力してまいりたいと存じます。
 さて、スポーツの祭典「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」も幕を閉じました。本市出身の乾友紀子選手がアーティスティックスイミング競技のデュエット、チームの2種目に出場され、惜しくもメダルは逃されましたが、共に4位というすばらしい成績を収められました。2012年のロンドン大会から3季連続でオリンピックに出場され、市民に勇気と感動を与えていただいたことに対し、改めて敬意と感謝を表するものでございます。
 秋分を過ぎ、日中の暑さも幾分か和らぎ、過ごしやすい日も増えてまいりました。本来であれば、スポーツや行楽にふさわしい時期でございますけれども、県下の非常事態宣言により、小・中学校の運動会や地域の行事も延期、縮小されるなど、市民の皆様には感染拡大防止のためにご協力をいただいておるところでございます。改めて感謝申し上げますとともに、ワクチン接種や市民生活の支援に引き続き努めてまいりたいと考えております。
 結びになりますが、議員の皆様方には、健康にくれぐれもご自愛いただきまして、今後も市政発展、市民福祉向上のため、なお一層のお力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(平井せい治君) 第3回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る8月30日に開会しました本定例会も、議員各位のご協力並びに市長はじめ当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚くお礼申し上げます。
 また、個人質問3日間に対しては、議員各位、市長はじめ当局の皆さんの絶大なる協力、ありがとうございました。
 当局の皆様方におかれましては、今定例会の中で、各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願い申し上げるものであります。
 さて、新型コロナウイルス感染症については、県内における感染者数の高止まりの状況が続き、本市を含む13市に対する緊急事態宣言は9月30日まで延長されました。
 ようやく新規感染者は減少傾向にあるものの、感染力の強い変異株の影響等により、依然として収束の見通しがつかない状況が続いております。
 その一方で、全国的なワクチン接種の進展により、社会経済活動の正常化が期待されており、コロナウイルス感染対策を講じつつ、経済活動の再開と経済の立て直しに向けた対策も必要となっているところであります。
 近江八幡市議会としましても、一日も早く市民の皆様の安全・安心な日常を取り戻すとともに、市政の持続的な発展につなげられるよう、市当局と一体となって全力を尽くしてまいります。
 結びになりますが、皆様方におかれましては健康に十分ご留意していただき、本市発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして令和3年第3回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。
               午後0時17分 閉会
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