録画中継

令和5年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
2月28日(火) 代表質問
井上 さゆり 議員
(1)新庁舎建設について
(2)危機管理安土地下道について
(3)雪害対策について
(4)安土コミュニティエリア整備について
(5)コロナ対策について
(6)自衛隊への名簿提出について
(7)高齢者対策について
(8)妊産婦から子育て期にわたる切れ目ない支援について
(9)LGBTQ、ジェンダー平等について
(10)学校給食について
(11)西の湖環境学習について
(12)市長との懇談の持ち方について
◆22番(井上さゆり 君) 皆さんこんにちは。
 日本共産党の井上さゆりです。会派を代表いたしまして質問したいと思います。時間が限られておりますので、早速質問に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 まず最初に、新庁舎建設についてお聞きしたいと思います。
 日本共産党が実施したアンケート結果からも、早期建設を求める声は多数を占めていました。小さな庁舎、大きな福祉への期待です。しかし、昨年の入札の中止、ウクライナなど世界情勢、円安などの影響で資材は4割の高騰となり、債務負担行為の額では67億6,000万円、当初から17億円増加とのことです。これ以上、下がることない状況の下で、庁舎建設の判断が議会にも問われています。
 令和3年1月から2月に、そして7月に2回目の住民説明会が開かれ、パブリックコメントも実施されました。令和3年9月議会に提案できる条件はほぼ整っていたと考えています。しかし、市長は、市長選挙後に提案するとされました。この判断が正しかったのか、問われます。その時点で、このような世界情勢を誰もが想像しなかったとは思うのですが、1期目の最後に庁舎建設プロセスを市民に見える形で示すタイミングが遅れたことについて、市民も疑問を持っておられると思います。
 さらに、現時点で建設費が増額したわけですから、住民に額が増えたことの説明と理解は求めておかなければならないと私は考えています。その点について、市民に対してはどのような対応を取られるのでしょうか。
 そして、4割増しとも言われる増額分について、そんなに高くなるのかという声も聞きます。財政計画も市民に説明する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
 続きまして、危機管理、安土地下道についてお伺いします。
 12月議会で市長は、連携体制について、実際オペレーションとして実行していく上でも振り返りの会議は当然していかなきゃならないと考えると答弁されています。12月議会が終わってから、振り返りや連携会議は行われましたか。また、遺族の方から市に対し質問書が出たとのことですが、どのような質問内容だったのでしょうか。新年度予算で災害情報提供委託や水防対策整備事業が計上されておりますけれども、目的とその内容についてご説明ください。
 そして、危機管理監が置かれますが、多様化する災害にどのように対応されるのか、お答えいただきたいと思います。
 続きまして、雪害対策についてお聞きいたします。
 1月24日夕刻から降り続いた大雪、JR琵琶湖線は止まり、新聞記事では近江八幡駅で30人の帰宅困難者があったとのことです。タクシー事業者に聞きますと、彦根まで送迎したなどの声もたくさん聞きました。近江八幡駅で立ち往生された方もおられたかと思います。このような大雪の状況で起こった帰宅困難者の対応について、市はどのような対策を行われましたか。
 市道の雪害対策についても対応を伺います。これは先ほどの同僚議員の質問もありましたけれども、お答えいただきたいと思います。
 続きまして、安土コミュニティエリア整備についてお聞きいたします。
 令和5年度、地質調査や用地購入などの予算が上がっております。令和4年度現在の土地収用について、具体的な段取りはどのようになっていますか、進捗状況をご説明ください。
 続きまして、コロナ対策についてです。
 政府は、5月8日から2類から5類へと、いまだ収束しない状況の中で、季節性のインフルエンザと同じ位置づけとします。法的な位置づけが変わろうとも、コロナウイルスの病原性や感染力そのものは変わらないと考えます。インフルエンザと同様にどの病院でも診察と治療が受けられる整備は進んでいません。また、患者や濃厚接触者の行動制限や入院などの勧告などができなくなるほか、医療費の公費負担も見直され、自己負担が生じるとのことです。国は段階的にと言っていますが、自己負担となっていきます。現時点では国からどのような通達になっているのでしょうか。
 次に、マスクです。マスクの着用についてです。
 政府は、3月13日、屋内、屋外を問わず、個人の判断だと方針を決定したとのことです。学校現場では、新学期から着用を求めないことを基本とするとして、3月の卒業式は教育的意義を考慮して、着用しないことを基本といたしました。国からの情報と学校現場での対応、卒業式の対応について、それぞれお答えください。
 続きまして、自衛隊への名簿提出についてです。
 毎年この時期になりますと、自衛隊が18歳の名簿を閲覧されていると以前からは聞いておりますけれども、本市はどのように情報提供をされておりますでしょうか。閲覧といえども個人情報を提供していますが、根拠としている法令等の説明を求めたいと思います。
 続きまして、高齢者対策についてです。
 安土、老蘇地域の包括支援センター設置の状況について、現状どのような段取りになっておりますでしょうか。
 次に、補聴器補助についてです。
 聴力低下へ早期に対応し、認知症やフレイルの進行を緩やかにすることで、医学的にも認められています。生活の質を維持し、社会交流を図りながら地域で暮らすことができるように、難聴になった高齢者に補聴器補助制度が必要と考えます。いかがでしょうか。
 次に、要支援1、2の方々、必要な方への通所サービスについてお聞きいたします。
 再々この質問はしておりまして、要支援1、2の方はどのような日常を送っておられますか。平成29年から国の方針が取り入れられ、それまでは要支援でもデイサービスを利用されていましたが、近江八幡市では打切りになりました。今でも、要支援の方々を、従前相当サービスとしてデイサービスを利用させている市町もたくさんあります。本市はなぜできないのでしょうか。介護度を引き上げないためにも、するべきではないかと考えます。
 続きまして、妊産婦から子育て期にわたる切れ目ない支援についてお聞きいたします。
 今回、新規事業といたしまして、低所得者の妊婦に対する初回産科受診料、産婦健康診査支援、産後ケア事業の充実が予算化されています。内容の前進したところをお答えいただきたいと思います。
 続きまして、LGBTQ、ジェンダー平等についてお聞きいたします。
 性の在り方は、性自認、性的指向、心の性表現の性、一人一人様々です。LGBTQ、性的少数者と言われる方々がありのままの自分を肯定し、幸せに生きられる社会を実現することは、大変重要であると考えます。
 昨年の会派代表質問で森原議員が取り上げたパートナーシップ宣誓制度が実施の方向と聞いておりますけれども、この制度で可能になることはどのようなことがありますか。また、ジェンダー平等の社会の実現に向けた市の方針についてお聞かせ願いたいと思います。
 続きまして、学校給食についてです。
 新年度予算で、築10年を経過した給食センターの改修工事の予算が計上されています。どれぐらいの改修をしなければならないのか、お聞きいたします。
 また、昨年11月から多子世帯減免制度が実施され、給食費が半額になったとの声を聞き、うれしく思っています。そこで、対象の児童・生徒全ての手続は終わっていると思いますが、令和5年度の新年度、対象児童が変更となりますが、手続の内容もお示しいただきたいというふうに思います。
 続いて、西の湖に環境学習についてお聞きいたします。
 安土小学校、老蘇小学校の環境学習では、毎年4年生が船に乗って西の湖を学習しています。旧安土町の時代、村地教育長の下でこの事業が始まりました。4年生で西の湖を学び、5年生でうみのこで琵琶湖を学ぶ取組につながっていました。西の湖学習は、市の環境学習としてどのように位置づけをされているのか、お聞きしておきたいと思います。
 最後に、市長と市会議員の懇談の持ち方についてお聞きいたします。
 私は昨年4月に市議会に戻り感じたことは、議会前の市長と各会派懇談会は制度として行われているのでしょうか。昨年の6月議会は会派ごとに行われ、私自身も6月議会の市長と日本共産党の会派懇談会に参加いたしましたが、それ以後はありませんでした。市長と会派議員の懇談会の位置づけについてお聞きをしておきたいと思います。
 以上を初問とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 質問の途中ですが、ここで休憩をいたします。
               午前11時45分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時0分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 井上さゆり議員お尋ねの新庁舎建設についてのご質問に、まずお答えを申し上げます。
 建設費の増額要因といたしましては、市庁舎整備等特別委員会にもご報告させていただきましたとおり、新型コロナウイルス感染症の長期化、ウクライナ危機、急激な円安などにより、海外への依存度が高い建築資材、部材、原材料が高騰し、国内では電気料金の値上げ等により建築資材加工製品の価格が上昇、併せて原油価格の高騰も輸送費などへ大きく影響していると考えております。
 このようなことから、本会議において改めて67億6,070万円の債務負担行為の予算上程をさせていただいたところでございます。既に報道等でご認識の市民の皆さんも多くおられるとは存じますが、市民の皆さん方に対しましては、市庁舎整備の必要性や基本計画、基本設計や今後の工事内容などについて、より一層のご理解が得られますよう、引き続き広報紙やホームページ等を活用しながら周知に努めてまいりたいと考えております。
 なお、令和3年9月定例会への債務負担行為の議案上程を見送ったことにつきましては、令和3年8月の議員各位との意見交換におきまして、現任期中に実施すべきといった意見がある一方で、市長選挙の結果によって庁舎整備の方針転換がないように、慎重に進めるべきであるといったご意見も多くありましたことから、市長選挙の結果で信任を得られた上で予算を上程する考えに至ったものであり、その時点における総合的な判断に間違いはなかったと考えております。
 このような経過につきましては、令和3年10月24日から30日に、ZTVにおきまして、私自ら予算上程見送りについてご説明するとともに、広報紙や市公式ユーチューブにおいても報告をさせていただいておりますところでございます。
 次に、中期財政計画につきましては、持続可能な財政運営に向けた指針として、目まぐるしく変化する社会経済情勢に対応するため、歳入の状況、少子・高齢化の進展に伴う社会保障関係経費の動向、庁舎整備をはじめとする各施設整備事業の規模及び期間など、毎年度、前年度決算確定後に見直しを行い、議会や市民の皆様に公表しているところでございます。
 中期財政計画は、将来リスクを見越し、今後の長期的な財政見通しとして作成するものでありますが、今回の庁舎整備事業費の増額によって、今後の財政指標の目標水準を下回ることはないものと考えております。
 財政運営につきましては、庁舎整備だけでなく、その他様々な要因が複合的に影響することから、例年のとおり前年度決算確定後に見直しを実施し、お示ししたいと考えているところでございます。
 次に、ご質問の私との懇談の持ち方についてお答えを申し上げます。
 議員各会派との懇談の場につきましては、現在、意見交換会という位置づけで行っており、本市が既に展開している施策や事業、また今後展開を検討している施策や事業について、議員の皆様のご意見を伺い、反映させることを目的といたしております。
 なお、5月に行いました意見交換会につきましては、市長2期目の市政運営をスタートするに当たり、選挙中にコンタクトのあった議員の皆様を中心に、今後の取組についてご意見を伺うことを目的に実施したものでございます。それ以降、意見交換会は実施しておりませんが、今後、目的に応じて検討してまいりたいと考えております。
 その他ご質問につきましては、関連の部局よりご回答申し上げます。
○議長(小西励 君) 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎 君) 井上さゆり議員のコロナ対策についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、現時点での国からの通達についてでございますが、現時点では国から正式な通達は届いておりませんが、1月27日に国が新型コロナウイルス対策本部を開き、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更などに関する対応方針を決定し、公示をされております。
 対応方針の主なものでは、新型コロナの感染症法上の位置づけとして、特段の事情がない限り、5月8日から新型コロナウイルス感染症について、感染症法上の新型インフルエンザ等感染症に該当しないものとし、5類感染症に位置づけるとされました。
 また、感染症法上の位置づけの変更に伴う政策、措置の見直しとして6項目が示され、1つ目の患者等への対応として、急激な負担増が生じないよう、医療費の自己負担分に係る一定の公費支援については期間を区切って継続することとし、具体的な内容を検討するとしています。
 2つ目の医療提供体制として、幅広い医療機関で受診できる医療体制に向けての段階的な移行などの検討を進めるとしています。
 3つ目のサーベイランス、調査監視につきましては、感染症法に基づく発症届は終了し、定点医療機関による感染動向把握に移行するとしています。
 4つ目の基本的な感染症対策としては、マスクについて個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とし、国はマスクの着用が効果的な場面の周知を行うこととしております。また、効果的な換気や手洗いなどの手指衛生の励行は、引き続きお願いするとしています。
 5つ目のワクチンにつきましては、感染症法上の位置づけの変更に関わらず、予防接種法に基づき実施することとなり、必要な接種については、引き続き自己負担なく受けられるようにするとしています。
 6つ目の水際措置としては、検疫法上の検疫感染症から外れることとなるとしています。
 国では以上の方針が公示されましたが、具体的な方針につきましては3月上旬に示される予定であることから、今後の国の方針に準じて本市でも対応をしてまいりますので、ご理解を賜りますようお願いをいたします。
 次に、妊産婦から子育て期にわたる切れ目ない支援についてお答えをいたします。
 令和5年度に妊産婦への支援として新たに予算化を提案している事業としては、3事業ございます。
 1つ目は、低所得の妊婦に対する初回産科受診料の支援です。現在は、妊娠を判断するための初回受診料についての費用は保険適用外のため、全額自己負担となっております。そこで、住民税非課税世帯の妊婦の方を対象に、初回の産科受診料について1万円を上限に助成することで、特別な検査などがない限りにおいては自己負担が生じないように考えております。このことによりまして、妊娠の可能性のある女性の初回受診の遅れを予防し、妊娠初期からの胎児の健やかな成長につなげることができると考えております。
 2つ目は、全ての産婦を対象に、産後2週間及び1か月の産婦健康診査についてそれぞれ3,500円を助成することで、市内の医療機関であれば、自己負担することなく受診していただけるよう考えております。このことによりまして、産後の身体の回復及び精神面を丁寧にケアしながら、必要な支援につなげる効果が期待されると考えております。
 3つ目に、産後ケア事業の充実として、産後ケアサービスの利用期間延長と利用回数の増加を計画しております。産後ケアサービスとは、育児の支援者がおられず、産後の疲れや育児不安のある産婦が医療機関などに宿泊、通所をしたり助産師等が訪問することで、心身のケアや乳房マッサージや授乳方法の相談などの乳房ケア、育児のサポートを受けられる制度です。令和5年度から、医療機関に宿泊、通所できる対象者を市外の医療機関と調整することで産後4か月未満から産後1年未満に拡大し、併せて、遠方の医療機関を利用された場合には、交通費の助成についても予算化の提案をしております。
 さらに、これまで宿泊、通所、訪問を合わせて7回を上限にしていたところを、それぞれ7回の利用を可能とすることで、最大21回の産後ケアサービスを受けることができ、産後の心身の疲れや授乳、育児の悩みを解消し、安心して子育てができるよう充実してまいりたいと考えております。
 本市といたしましては、これらの支援を必要な方が受けられるよう、令和5年2月1日に開始しました出産・子育て応援交付金事業における伴走型相談支援においても対象者を把握し、サービス利用を促してまいりたいと考えております。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
             〔総務部長 岡田清久君 登壇〕
◎総務部長(岡田清久 君) 井上議員お尋ねの危機管理、安土地下道についてのご質問のうち、危機管理監の設置についてお答えをいたします。
 危機管理部門につきましては、さきの12月議会におきまして、来年度より市長直轄組織として位置づけるよう、事務分掌条例の改正をご可決いただいたところでございます。この市長直轄の危機管理部門の責任者の設置によりまして、自然災害をはじめその他危機事案への対応に当たって、市長、副市長の命令、指揮監督の下、その統括、調整機能により、トップダウンによる迅速な対応、全庁を統括した組織横断的な取組、トップと事態に対処する各部署との情報の共有、一元化といったことがより円滑に推進されるよう、組織体制の強化を図るものでございます。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員のご質問のうち、市民部所管の項目につきましてお答えいたします。
 まず、危機管理、安土地下道についてのうち、遺族の方からの質問書についてのお尋ねでございますが、質問書の内容につきましては、市からお示しすべきものではないと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
 次に、雪害対策についてのうち、帰宅困難者への対応についてお答えいたします。
 さきの議員のご質問にお答えいたしましたとおり、1月24日の大雪ではJRが運休となりましたが、帰宅困難者が出た等の連絡や一時滞在施設開設等の要請はございませんでした。後日、JR近江八幡駅に確認いたしましたところ、30名ほどの方が近江八幡駅にとどまっておられましたが、待合室や駅の窓口で寒さをしのげる場所を確保できたので、市への連絡は行わなかったとのことでございました。
 大雪等によるダイヤの大幅な乱れや運休によって帰宅困難者が発生した場合、JR近江八幡駅等の要請により、駅周辺の公共施設や協定締結をいただいています施設において調整し、一時滞在施設の開設等の支援をさせていただく方針を改めて整理しており、JRとも認識を共有しているところでございます。
 最後に、LGBT、ジェンダー平等等についてのご質問にお答えいたします。
 まず、パートナーシップ宣誓制度の利用により受け取ることができる行政サービス等についてでございますが、パートナーシップ宣誓制度は、一方または双方が性的マイノリティーであるカップルが、互いに人生のパートナーとして協力し合うことを宣誓し、本市から宣誓受領証を交付することで、宣誓したことを市が公式に証明するものです。
 本市で宣誓受領証の交付を受けたカップルが、この受領証を提示いただくことで受けられるサービスとして、市営住宅の同居要件や犯罪被害者等支援の見舞金の支給が夫婦と同様の扱いとなるほか、災害発生時の罹災証明書、本市総合医療センターでの入院時の各種届出の代理申請が親族同様にできるようになる予定でございます。
 また、行政サービスだけではなく、民間業者が実施されている例えば携帯電話サービスの家族割引など、各種の家族サービス等についても適用され、拡充できるよう、制度の趣旨のご理解と多様なサービスの実施に向けたご協力を、様々な機関や民間事業者においてもお願いしてまいりたいと考えております。
 続きまして、ジェンダー平等の社会の実現に向けた本市の方針についてお答えいたします。
 本市では、近江八幡市男女共同参画推進条例に基づき、2021年、令和3年4月に、男女共同参画おうみはちまん2030プラン、男女共同参画近江八幡市行動計画を策定し、本市が目指す姿として、「一人ひとりが輝ける男女共同参画のまち・近江八幡」としております。
 この将来の姿を実現するための基本目標として、「一人ひとりの人権を尊重する意識づくり」、「誰もが個性と能力を発揮し活躍できる環境づくり」、「誰もが安心して暮らせる仕組みづくり」、「ともに担い支えあう家庭・地域づくり」の4つを上げております。これら4つの目標に向け、自治会など地域における学習機会の充実や、政策方針決定の場への女性の参画の拡大、暴力やハラスメントなどに関する相談支援体制の整備、子育て、介護に係る支援施策の充実などに取り組んでまいります。
 また、最後になります自衛隊への名簿提出についてのご質問にお答えいたします。
 本市では、自衛隊地方協力本部から18歳になる方の閲覧請求があった場合、対象者の氏名、出生の年月日、男女の別、住所の名簿を作成し、閲覧いただいております。
 根拠法といたしましては、住民基本台帳法第11条第1項に、国または地方公共団体の機関は、法令で定める事務の遂行のため必要である場合には、市町村長に対し住民基本台帳の一部の写しの閲覧を請求することができると規定されていることに基づいております。
 自衛官等の募集事務については、自衛隊法第29条第1項と第35条に基づくものとされていることから、住民基本台帳法第11条第1項にある法令で定める事務に該当するため、閲覧いただいているものでございます。
○議長(小西励 君) 長村福祉保険部理事。
             〔福祉保険部理事 長村周作君 登壇〕
◎福祉保険部理事(長村周作 君) 井上議員の高齢者対策についてのご質問にお答えします。
 まず1点目、安土圏域の地域包括支援センターの設置状況についてですが、設置場所は、安土町総合支所敷地内の旧安土デイサービスセンター内に事務所並びに相談室を設置する方向で準備をしております。旧安土デイサービスセンターについては、市の公有財産であり、以前は在宅介護支援センターとして、旧安土町住民の方に相談窓口機能を置いていた経緯もあり、安土圏域の住民の方にとって身近な相談場所として活用していただけるのではないかと考えております。
 また、安土地域包括支援センターの職員については、近江八幡市介護基本条例、近江八幡市地域包括支援センター等に関する規則に基づき、主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師の3職種を配置することとし、社会福祉士、保健師については正規職員、主任介護支援専門員については任期付職員として雇用する予定です。現時点で主任介護支援専門員の雇用は決まっておりませんが、引き続き職員の確保に努めてまいります。
 また、安土地域包括支援センターの周知については、広報4月号への掲載、安土、老蘇地域自治会への回覧、関係機関、団体への周知を実施する予定です。
 次に、2点目の補聴器補助についてですが、認知症対策強化に向けた国家戦略の新オレンジプラン、認知症施策推進総合戦略では、認知症の危険因子の一つとして難聴が挙げられていることや、補聴器を使用することにより認知症や認知機能低下などの予防に有効である等の研究結果も発表されており、聴力低下によるコミュニケーションの困難性から、社会との交流や社会参加の機会が減少することで、高齢者の認知機能や身体機能へ影響があることは認識しております。
 現在、本市で実施する補聴器の補助につきましては、障害者総合支援法により、高度、重度の難聴により聴覚機能障害の身体障害者手帳の2級から6級の方に対しまして、補聴器を購入する際の費用の一部を支給する補装具費支給制度があります。加齢性難聴などで身体障害者手帳の対象にならない方への補聴器補助制度につきましては、今のところ本市独自での実施は考えておりませんが、今後は国、県等の公的補助制度に向けた動向も注視していきたいと考えております。
 最後に、3点目の要支援1、2の方々、必要な方への通所サービスについてですが、本市においては、平成28年度に要支援の方の全数把握により状態像を把握した上で、総合事業サービスへの移行を行い、多様なサービスの創出を目指して、平成29年度をもって現行相当サービスを終了しました。
 以降、要支援者等については、その方の心身機能の状態に応じ、総合事業による通所サービスや訪問サービスの利用、福祉用具貸与、通所リハビリテーション等の介護保険サービスの利用、またいきいき百歳体操や民間の自費サービス、地域の支え合い等、様々な社会資源を使いながら生活されています。
 なぜ現行相当サービスを利用できないかというご質問についてですが、本市では、将来的な要介護者の増加を見据え、より介護の必要な方に専門的なサービスを利用していただけるよう、要支援者等については多様なサービスの活用を図ることに重点を置き、現行相当サービスを実施しないという選択をしました。
 しかしながら、本市の方向性が重症化予防にどの程度効果があったかについては、今後検証が必要であると考えております。
 また、要支援者のケアマネジメントを実施する中で、入浴支援や生活支援の必要性、病状の変化により要介護、要支援と状態が都度変化するケースが、同じサービスを継続して利用できないといった課題等も明らかになってまいりましたので、将来的な介護保険サービスの需要と供給も考慮しながら、介護保険外のサービスも含め必要なサービスの在り方について検査、検討を進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
             〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重 君) 井上議員の危機管理、安土地下道についてのご質問のうち、都市整備部に関するものについてお答えいたします。
 水防従事者による水防前待機班長会議を3月初旬に開催し、本年度の水防対応を振り返り、今後の対応手順、体制の確認、地下道の対策事業の説明を行い、情報共有と連携を図る予定をしております。
 新年度予算に計上している事業としまして、災害リスク対策支援サービス業務委託においては、気象予報において当市に対する詳細な気象予報を入手することで、細やかな情報の収集と水防対応における判断材料を増やすことを目的とするものです。
 水防対策整備事業におきましては、安土地下道冠水警報装置を県と協力し整備いたします。本装置を設置することで、急な冠水が生じた際にも素早く警告を行うことができるようになります。
 また、当市が管理している他のアンダーパスで冠水の可能性がある箇所については、冠水センサーを設置し、安全性の向上を図ってまいります。
 続いて、雪害対策についてのうち、市道の対応についてのご質問にお答えいたします。
 さきの議員にお答えしましたように、1月24日夕刻から降り続いた大雪に対する当市の雪害対策として、1月24日夜間より1月31日までの期間に融雪剤散布を計9回実施いたしました。また、市内の建設業者への除雪を依頼し、1月25日に3路線、1月27日に2路線、計5路線を機械により除雪しております。除雪については、市内をパトロールし、状況を確認しながら、幹線市道を中心に実施を行いました。
 ほかに、市道上田出町線のJR踏切は、近江八幡警察署、JR西日本株式会社と協力し、市職員で2回の除雪を行ったところでございます。
 以上が対応状況でございます。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
             〔安土町総合支所長 濱本 浩君 登壇〕
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上さゆり議員お尋ねの安土コミュニティエリア整備についてお答えいたします。
 土地収用についての具体的な段取りといたしましては、コミュニティエリアの構想に基づき、県監理課と協議を重ね、収用の事業認定の申請に向けた協議が調いましたら法定説明会を開催し、県に収用事業認定を申請する予定です。その後、県の審査を経て、申請書の写しが市へ送付されましたら公告を行い、2週間縦覧の用に供し、その結果を県へ報告し、事業の認定が告示される流れとなります。
 なお、土地収用の進捗状況といたしましては、さきの創政会の代表質問においてお答えいたしましたとおり、現在はコミュニティエリアの構想の精査を行っているところでございます。
○議長(小西励 君) 大喜多教育長。
             〔教育長 大喜多悦子君 登壇〕
◎教育長(大喜多悦子 君) 井上さゆり議員のご質問のうち、教育委員会に関係します項目について回答します。
 まず、大項目5、コロナ対策、学校でのマスク着用についてお答えいたします。
 過日、令和5年2月10日に開催された国の新型コロナウイルス感染症対策本部におきまして、マスク着用の考え方の見直しなどについてが決定されました。そこでは、学校におけるマスクの着用の考え方の見直しは4月1日から適用することとし、それまでの間は、これまでの考え方に沿った対応をお願いすることが示されました。
 またあわせて、4月1日より前に実施される卒業式におけるマスクの着用については、卒業式の教育的意義を考慮し、児童・生徒などはマスクを着用せず出席することを基本とし、その際の考え方を示すとされました。これを受けまして、文部科学省から同日付で、卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方の通知が発出されました。
 本教育委員会としましては、県教育委員会の通知も踏まえ、文部科学省の通知内容に準じた対応を行うこととし、各学校に周知するとともに、卒業学年の保護者には文書でお知らせしました。
 内容としましては、1、児童・生徒及び教職員については、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とすること、2、保護者はマスクを着用して参列すること、3、国歌や式歌の斉唱や合唱を行うときや複数の児童・生徒による呼びかけを行うときは、マスクの着用を呼びかけることです。また、マスクの着脱を強いることがないように対応することや、マスクの着用の有無による差別や偏見がないように指導することも示しました。
 文書では、このほかに、3月31日までの卒業式以外の学校教育活動については、これまでどおり衛生管理マニュアルを踏まえつつ、めり張りのあるマスクの着用も含め、学校における感染症対策を行っていくことも明記しており、各学校で適切に対応していただいています。
 なお、4月1日以降の新学期におけるマスクの着用については、学校教育活動の実施に当たってはマスクの着用を求めないことを基本とするとされておりますが、文部科学省からは、これらに係る留意事項について改めて通知される予定です。
 次に、大項目10の学校給食についてお答えします。
 まず、給食センター改修工事についてですが、築10年目にもかかわらず、器具類を洗浄するスペースの壁や蒸気設備などに劣化や不具合が見られることから、今年度、厨房機器以外の施設設備について調査及び設計を業務委託しております。その調査結果に基づき改修計画を作成しているところですが、来年度は劣化が激しい壁の改修や屋上にあるダクト設備の補修を行うとともに、地下ピット内などの詳細な調査を進め、来年度以降の改修計画を検討していく予定です。
 続きまして、多子世帯の学校給食費減免制度についてお答えします。
 令和5年度の新規の申請手続としましては、新小学1年生の保護者宛てに必要書類を配布しており、対象となる方は、申請書を学校へ提出いただくか、オンラインで申請をしていただくことになっております。審査の結果につきましては、4月に学校を通じて送付させていただく予定でございます。
 なお、今年度減免対象となっている方につきましては、3月に再度審査を行い、決定内容が変更となる場合は、その旨、保護者に通知させていただく予定でございます。
 最後に、大項目11の西の湖環境学習についてお答えいたします。
 井上議員ご存じのとおり、安土小学校と老蘇小学校では西の湖学習を教育課程の中に位置づけ、毎年4年生が船に乗って西の湖の自然を探検したり、水をきれいにする実験をしたりして、西の湖の環境について学んでいます。また、安土中学校では、小学校での学びを受け継ぎ、総合的な学習の時間に西の湖のヨシを題材とした学習を実施し、地域の自然を大切に思う心を育めるよう工夫して取り組んでいます。
 本市の学校教育における環境学習としましては、小学校4年生で琵琶湖や琵琶湖を取り巻く森林環境に触れ、自然と豊かに関わる力を育むことを目的とした森林環境学習「やまのこ」を行っています。沖島のケンケン山をフィールドにして、森の働きや水の循環について学び、5年生のうみのこの学習につなげています。
 そのほか、八幡小学校では八幡堀の歴史や景観を守る取組についての学習、島小学校ではヨシ学習、桐原東小学校では白鳥川の景観をよくする会と連携した川の環境についての学習など、学校ごとに特色ある体験的な活動を行っています。それぞれの地域の身近な自然環境を活用し、地域に住む人との出会いを大切にして、工夫ある環境学習を進めています。
○議長(小西励 君) 回答漏れはありませんか。
 ここで休憩をいたします。
               午後1時37分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時50分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
 質問はありませんか。
 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 答弁いただきました。順次、再質問させていただきたいと思います。
 まず最初に、市庁舎建設についてです。
 市長の答弁いただいて、私自身、令和3年9月議会の時点で私は議員ではありませんでしたので、一市民としては、本当に遅らせるというか、提案しない理由がないというふうに思っていたし、建設が見える形で市長が予算の提案をされたらいいなというふうにずっと思ってました。今の市長の答弁で言うたら、議員の皆さんとも話し合ったということで、市長の判断だということです。
 ただしかし、市長の総合的な判断が結果的に負担増になったという点については、私はやっぱり市民の皆さんにちゃんと説明をされないとあかんというふうに思っています。
 最初の答弁で、市民に対してどのような対応を取られるのかという点では、広報等で説明をするということを最初答弁をおっしゃっていただいて、それはそうだけど、本当に心から市民の皆さんに市長のメッセージを書いていただきたいなと私は思っているんです。
 市民の皆さんは、このままほっておいても、資材が安くもならない、このことを本当によく分かっておられると思うんですよ。だからこそ、私は市長に丁寧に説明もいただきたいし、あるいはZTV等でも放映してほしいし、これは私は本当に庁舎運動を一緒にしてきた者としても、私、頼んでおきたいというふうに思います。
 本当に市民の皆さんは、この間、私は共産党議員団でアンケートをして、今こういうチラシを市内にまいています。アンケートの中で、早く早期建設を求める声というのは本当にたくさんあったんですよ。だからこそ、市長の丁寧な説明は、広報、そしてZTVなどなど、真摯に市民に向き合って市長のメッセージをお願いしたいと思いますが、市長、この点についてご所見いただきたいと思います。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 検討をさせていただければと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) いや、検討やなくて、しっかり市民に向き合うということが大事なので、広報でさらっと書くだけではやっぱり駄目だと思うので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
 それと、庁舎の財源について少しお聞きしておきたいと思います。合併推進債を受けられるということですけれども、この合併推進債の条件、受ける条件についてお伺いしたいと思います。
○議長(小西励 君) 回答を求めます。
 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 合併推進債につきましては、市町村の合併の特例等に関する法律に基づきまして、合併に伴い必要となる事業に要する経費に充てるため、発行が認められている地方債、いわゆる借金でございます。
 発行可能期間につきましては、合併した年度及びその翌年度から15年間となっておりまして、本市の場合は令和6年度までとなります。ただし、経過措置といたしまして、令和6年度までに実施設計に着手した事業については、完了するまで適用可能となってございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) そうなりますと、何年後から借り入れて、そして何年かかって返すのかという点でご説明いただけますか。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 今議会で令和5年度の当初予算で債務負担行為を予算で計上しておりますが、庁舎整備事業に係ります債務負担行為の期間を令和6年度から8年度までとしております。各年度の工事の進捗状況など出来高に応じまして、各年度ごと合併推進債を発行することとなりますので、分かりやすく言いますと、令和6年度に合併推進債を発行をしたものに伴う償還については令和10年度から、令和7年度分の償還については令和11年度から、令和8年度分の償還については令和12年度からということになります。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 返還は何年間なんですか。そうか、合併推進債は、ごめんなさい、借入れだけなのか、その辺、すいません。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 再問にお答えを申し上げます。
 中期財政計画におけます合併推進債の償還期間については、30年間償還で計算をしております。また、利率も1.3%で現在は見込んでおります。
 ただ、今後、実際金利がどうなっていくか、それから合併推進債を含めた市債と基金の状況によりまして、今現在申し上げているのは、最大で予算化をしているものが合併推進債46億1,120万円ということでございますので、必ず30年間、必ず46億円ということではございませんので、その点はよろしくお願いしたいと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) そして、もともとコンパクトな庁舎をこれからも造っていこうということですけど、この財政計画は、先ほどの答弁でいったら、決算後に何か中期財政計画を出すという答弁ですが、この予算議会では中期財政計画見直しは出してはいただけないんでしょうか、お答えください。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 再問にお答えを申し上げます。
 初問で市長からもご答弁ございましたとおり、毎年度、前年度の決算確定後に見直しを行うということになってございますので、今の庁舎整備だけでなくて、歳入の状況、それからほかの公共施設等の整備の事業費の関係等も含めた中で、今年の8月、9月に令和5年度の見直し版の中で反映をさせていただく予定でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 先ほどもさきの議員の答弁でも、市長が庁舎問題、国スポの施設、安土小学校、安土のコミュニティエリア、大型事業が続いてるっていうことなので、そういう意味では、市民も財政的に本当に心配ないのかなというのですごい心配されてるので、そういう意味で、議会にもっと早い段階で、こういう3月議会とかで出されたらいいかなというふうに思ってたんですが、そこは全然無理なんでしょうか、お答えください。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 再問にお答え申し上げます。
 先ほども申し上げましたとおり、庁舎だけでなく、歳入歳出全てのものを反映した中で、中期財政計画については見直すべきだというふうに思っておりますので、例年どおり今年の8月、9月に見直し版を公表をさせていただきたいと思います。
 ただ、中期財政計画につきましては、将来的な財政リスクを最大限考慮した中で、持続可能な財政運営の指針というふうに位置づけております。持続可能な財政運営の視点から、本市独自で財政指標の目標水準を定めております。
 具体的に言いますと、積立金の現在高比率については、標準財政規模、本市でいいますと約192億円になるんですが、それの50%以上、金額にいたしますと96億円以上、また財政調整基金と減債基金の合計残高については25%以上、金額でいいますと48億円以上ということでございます。さらに、地方債の現在高比率につきましても、標準財政規模の200%以内、金額でいいますと384億円以内ということで定めております。
 今回の庁舎の整備事業費の見直しの部分だけを試算をいたしましたところ、現時点において、今後の財政指標の目標水準を下回るということはないというふうに現時点では考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 現時点では下回ることはないので大丈夫だろうという、現時点での判断なので、そのように思っておきます。
 それと、建て替えまであと3年かかるわけですよね。それで、私、今1階に行けば、マイナカードを作られる方がたくさんいらっしゃって、1階のおトイレを使うことよくあるんだけど、本当に市民さんが使われるおトイレ、1階、2階になるかもしれませんが、もう少しトイレの改修をされたらどうかなというふうに思うんですね。
 以前も、男子も女子も同じかもしれないけど、何にも、冬場なのにウオーマーもないし、あるいは高齢者の方が立ち上がるという持つところもないし、庁舎は庁舎で建てる方向で話はされていくんだけど、実際この庁舎はしばらく使うので、やっぱりおトイレの改修をするべきではないかなというふうにこの間ずっと思っているんです。その点では、改修というか、大きな改修でなくてもいいけど、もっと市民が使いやすいようにしてあげてほしいんですが、その点いかがでしょうか、お伺いします。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 再問にお答えいたします。
 現在、マイナポイントの関係で非常にたくさんの来庁者の方がお見えになっているということは、私も理解をして承知もしております。そういう中で、ご不便にならないような中で、改修についてはちょっと検討をさせていただきたいと思います。できることとできないことを含めてなんですが、そういうふうに検討させていただきたいと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) できること、できないことはあると思いますけど、最低限のトイレのことはしてあげてほしいなと思います。手すりもぜひつけてほしいと思います。
 それと、1階の西側に洋式トイレがございますよね、税務署側。あそこなんかも市民は分からないんですよ。なので、もっと表示をするとか、もう少しきめ細かいことをしてあげないと駄目だというふうに思うので、その点についてもよろしくお願いしたいと思います。こんなことまで私は議会で言いたくないんだけど、そういう目配りをお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 続きまして、安土地下道についてお伺いしたいというふうに思います。
 答弁いただきまして、遺族の質問書には示すものがないと、市から示すものではないということでお答えいただけなかったんですけれども、私、そうかなと思いながら、遺族の方にも、どういうことを聞かれたんですかということはちょっと聞いてまいりました。
 それで、私もちょっと気になったんですが、幾つか、2つあるんですけど、遺族の質問の中心というのは、やっぱり7月19日の市の職員の動き方がどうであったのかということを調査委員会で求められていると思うんですね。市は、当日の動きを時系列でまとめておりますという回答がされているように聞きました。それを聞いて私は、あの時系列の一覧表というのは基礎データであって、ここからその基礎データで何ができていなかったのかということを、調査委員会で再度検証されるべきだというふうに思うんですね。
 なので、質問書が出て回答はされてますけれども、あの質問書に沿って事故調査委員会でさらに検証してもらおうと思っておられるのか、その辺ちょっと市民部長にお聞きしたいというふうに思います。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 私の資料といたしまして、時系列の資料をお出ししているという状況でございます。中の審議につきましては、私どもから誘導するというより、委員長のご判断の中でそこのご議論をいただいているというものでございますので、そこは委員長に委ねさせていただければなというふうに考えているところでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) でも、委員長に委ねるって、委員長がそのことを問題提起しなかったら、それは委員会の中で審議がされないということなんじゃないんですか。例えば市の職員さんというか、関係者4人もいらっしゃるので、そこで問題提起をするということにはならないんですか、お答えください。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 私どもからというより、やっぱり有識者の方々から見てどういうふうに映っているのかというところが大事かなと思っておりますので、その辺のご議論につきましては、また4回目もございますので、巻き込まれていく可能性もございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) すいません、今、いつあるっておっしゃいました。ごめんなさい、聞こえなかったので。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 日時はまだ決まってません。今後、4回目が予定されてますので、その中で可能性はあるということでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) そうしたら、事故調査委員会の中に、その質問書というのは資料として配付はされるんでしょうか。配付してあげないと、そういう問題提起をしたい、例えばそう思わはった、同じく思わはった方々が、その中で議論ができないかなというふうに思ったんですけど、その配付はどうされますか。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 配付するかどうかにつきましては、最終的に委員長がご判断されるかとは思いますが、これはあくまでも質問書というのは市に寄せられた、委員長とそれから事務局に寄せられた質問書でございますので、それに対して取扱いについては、やっぱり委員長が最終的にはご判断をいただけるというようなものかなというふうには捉えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) ぜひ委員長にそれを配付していただいて、もう少し共有をしていただきたいなというふうに思います。
 遺族の方としゃべっていて、やっぱりこの事故がなぜ防げなかったのかと、そこをやっぱり検証されたいというふうに思っておられます。
 もう一つ、私、ちょっと気になっていたのは、遺族の方がおっしゃっていたのは、アンダーパスが危険であると認識されていたかって、ここなんですよね。
 回答の中には、地下道において死亡事故につながるという認識がなかったために、対応の優先度が低かったと考えていますと、こういうふうに書いてあるんですね、回答されたんですね。このことこそが問題であったと考えていますと。このような甚大な事故につながり得る可能性があると事前に想像できていれば、対策の優先順位は異なっていたと考えると、このように回答されているんですが、このことこそが問題であったからこそ、私は検証をされるべきではないのかなというふうに思うんですね。そうでしょう、だって。このことこそが問題であったからって言ってるんだから、だからその点で、再度そこは検証されるべきではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 委員長の中間報告なり、今の答えの中にもございますように、市の認識自体が、そこで死亡事故が起きるという認識がもともとなかったということでございますので、ある意味、そこがどうであったのかというのは、こう委員長の中では一定整理をつけられているのかなという気もしております。
 ただ、そこを深掘りされるかどうかは、先ほどと一緒でございまして、委員長の最終的なご判断になりますので、そこが必要とならば、そういう議論もまた深めていかれる可能性はあるとは思いますけども、中間報告にもお書きになっているように、そこの認識自体、持ってたかどうかというところ自体が問題だったというふうな書きぶりをされておりますので、そこを一つの答えとしてされているのかなというような印象も私どもは持っているところでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 今の部長答弁、ちょっと頭に入ってこなかったんですけど、あの回答書の書きぶりが、市の回答書の書きぶり、優先順位が高かったら対応ができてたのかっていうふうにも読めるんですよ。でも、本会議は、9月と12月の本会議を通じて、認識がなかった、漏れていたということは、都市整備部長は認めておられるので、何でああいうふうな回答になったのか。
 じゃあ、そういう意味では、危機管理課と管理調整課と共有しながらあの回答書を書かれたんですか、その点お伺いしたいと思います。何か優先順位が低かったからというふうに書いてあるので、その辺はちょっとあの書きぶりがどうかなと私は思うんですが、ちょっと部長、市民部長お伺いします。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 今回、回答を書かれたのは、基本的に中間報告のところから委員長がコメントされてるというふうに私は理解をしておるんですけども、今議員お尋ねの内容は、恐らく前の、例えば一昨年の8月の豪雨のときの対応がどうだったのかというところも含めて議論をしていくべきではないかというような趣旨のご質問かとは理解もするんですけども、この点につきましては委員長に、次回4回目のいわゆる資料としてそれを上げていくのかどうかというのは、お問合せをしているという状況でございます。
 回答につきましては、基本的には都市整備部とは共有をしておりますけども、当然のことながら、委員長とまずは考え方を基本的には共有させていただくのが重要でありますので、委員長との調整の中での回答ということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) おととしのことも含めて、やっぱり委員会でも検証されないと駄目なのかなというふうに私は思いますけど、そういうことにもなってないのが調査委員会やなというふうに思って見ております。
 それともう一つ、私、ちょっと12月議会で都市整備部長に聞き漏らしたんですが、ちょっと聞き漏らしたので、あえてもう一回、今日ここで聞くんですが、当日の7月19日に11時から11時半の間に、市が県の土木に電話連絡をされておりますよね。時系列にも載っておりますけれども。あの電話連絡をされている、あれは市が県土木に電話されてるんですよね。そこをお願いします。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 11時30分前後であったかなと思うんですけども、それは市から東近江土木事務所に連絡を入れている状況でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) ほんで、そのときに管理調整課から、水がもうずっと水位が上がっていたので、支所から地下道に向かわなかったというのはなぜなんでしょうか。そこがちょっと私、聞きたいんです。お願いします。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 その件につきましては、安土中学校から連絡をいただいて、管理調整課の職員が、今、地下道の通行止め等はどうなっているかというご質問に対して、そのまま東近江土木事務所に連絡を入れたという状況でございます。ただ、その分について、職員についてはそこを通行止めにしなければいけない、速やかに通行止めをしなければいけないという認識は持ち合わせていなかった状況でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 安土中学、だから県道の側のことを電話をされたということでいいんですよね。地下道のことの認識は持ち合わせてなかったということでよろしいですね、それで確認させてもらって。もう一度お願いします。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 再問にお答えいたします。
 そのとおりでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 今回、危機管理監を置かれるという答弁で、やっぱりこの問題で言うたら、庁舎内だけでも、当日の動きとか前年度までの地下道の冠水について、対策を含めてやっぱり共有していくことが大事だというふうに思います。事故調査委員会では多分していただけないであろうというふうに思うから、あえて言います。
 そして、判断の遅れがやっぱり事故につながったということも否めないと思いますし、限られた人数で対応してきたということも12月議会で明らかになったわけです。やっぱりチームで判断して対応することが、今後大事な仕事の仕方やなというふうに私は思っているんですが、そこでお聞きしますけれども、危機管理監はどこで仕事をされるんでしょうか、お伺いしたいと思います。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 危機管理監については、本館の3階を予定をしております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 危機管理監を置かれて、危機管理課も併せて一緒に仕事をされるんでしょうか。
○議長(小西励 君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 危機管理監、部長級の職員については、本庁の3階の秘書広報課の近くのところで執務をいただくと。その下にございます危機管理課については、消防等との関係もございますので、現在の消防署のところで業務をいただく予定をしております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) いや、一緒には仕事されないんですか。危機管理課と危機管理監って、常にチームで私は動いていかないと駄目だというふうに思うし、今の部長の答弁でしたら、消防署の棟があるのでという、いや、それは分かってるけども、危機管理監を置いて、下に課員を置いて仕事をやっていくんじゃないんですか。どうやって分かれて仕事へ行くんですか、仕事していくんですか。お答えください。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 まず、今危機管理監がないということの問題点でございますけども、常に危機管理という状況ですね、だから今回も降雨の状況とか降雪の状況ってあるんですけども、この状況について逐一状況を把握しながら指示を出すと、この部分をきっちりやっていくということがまず大事でございます。危機管理課、また管理調整課もしばらくは安土におって、危機管理課はばらばらになるんですけども、その中の連携というのは、その次のオペレーションの段階で考えていく段階でございますので、必ずしもその場、一緒にいなければ作業ができないという問題ではございませんので、まずはその状況の把握と判断というのを指示をしっかり出していくという部分だと思いますので、ご理解のほどをお願いできたらと思います。その中で、本庁に危機管理課がいいのか、消防とどっちがいいのかというのはそれぞれ判断があるかと思いますので、また検討をさせていただければと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 今市長がおっしゃるその状況把握や指示とかというのは、危機管理監一人がするんですか。例えば副市長とか市長と3人でやっていかはるんですか。やっぱり一人の判断は一人の判断だと思うんですよ。ちょっとその辺、もう少しお願いします。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 危機判断というのは、常にトリガーですね、引き金を誰が引くかという部分でございます。もちろんみんな見ているわけでございますけども、それぞれ業務を担当しながらやっているわけでございますので、必ずそこに注意を常にフルに稼働している人間というのが必要だということ。そういう意味で、トリガーを引くまず最初のトリガーとして、もちろん我々が引くことに何の問題もないんですけれども、誰が引いてもいいわけですけど、常時オンという形で見ていく人間というのが必要だと判断しております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) いや、ちょっともう一回、管理監だけぼっちでこっちで置くっていうのもどうなんですかね。それでそんなんやっていけるんですか、危機管理監を置くって。何か置いただけみたいにはなりはしませんか。大丈夫ですか。やっぱりチームで議論をしたりとかして、これは市長、横向いてはる、こんなんしてはるけど、ちょっとどうなんですか、もう一回お答えください。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員にちょっとお言葉になりますけれども、危機管理というのは指揮命令系統の中できっちりやっていくということでございます。したがって、今いろいろな課題が現場にあるのは、議員のご指摘のとおりでございます。班の体制、そしてその連絡の体制として見直さなきゃいけないことはいっぱいありますけれども、これは危機管理というのはオペレーションでございますので、指揮命令系統のしっかりした中で一元的にやっていくと、みんなで会議をしながらやっていくという部分ではないというふうに理解をしておりますので、今の体制、実際置く部分としてやっていく中で、不都合というのは出てくる場合があれば、改善していくということになろうかと思いますけれども、危機管理監を私のすぐ側に置くということで、一番適切な対応ができるんではないかと考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 危機管理課はだから側に置いて、危機管理課も一緒に仕事をされたほうが、私は望ましい形ではないかなというふうに思います。
 それで、ちょっと提案なんですが、今回危機管理監が置かれて、やっぱり動ける危機管理体制というのを考えていかなあかんのかなというふうに思っていて、それで先ほども言いましたように、今回の7月19日のこの事故の検証というのは、庁舎内でできていないわけですから、改めて4月になって危機管理監を置かれた中で、この庁舎内の検証というのはしてもらえないんですか。これいかがでしょうか、お答えください。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 庁舎内の検証といっても、我々三役、様々な角度で協議をこれまでも繰り返しております。まず、今言った連絡の体制、現場における管理調整課の班組み、その他どういう形で水防計画にそれをどうやって織り込むか等ですね。また一方、地下道そのものにつきましても、いろいろあるような今言った水防対策もそれぞれ警戒の面から、そしてまた土木という観点からも様々な検討を重ねながら、調査委員会の結果を踏まえながら今検討し、それを共有する場として、先ほど部長が言いました会議というのを開くと、こういうことにもなっておりますし、万全の体制で、住民の皆さんの安全を確保できる体制で臨んでおりますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) いや、市長、私は庁舎での検証はしてほしいと言ってるんですよ。もう一回お答えください。
○議長(小西励 君) 回答を求めます。
◆22番(井上さゆり 君) しないっていうことですか。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 検証については、検証委員会が検証されているところでございます。事実の把握という意味では、今我々がしているとおりでございますので、それ以上のものはございません。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 事故調査委員会で検証されたらいいかなと思うけど、それがされないから、せめて庁舎の中だけでもこの教訓を導くとかそういうことをしていかないと、今後の危機管理の在り方というのはやっぱり問われると思うので、私は再度申し上げておきたいというふうに思います。
 次に、雪害対策についてお聞きしたいと思います。
 先ほど答弁もいただきまして、1つは帰宅困難者の件についてお聞きします。
 先ほど市民部長は、JRからの要請がなかったからというふうにおっしゃってました。それはそうで、動けなかったということだと思いますが、今回見直しはどういうふうにするのか、もう一回お答え願えますか。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 この状況につきましては、当日のいわゆる帰宅困難者の状況がどうであったかというまず状況把握をさせていただいた上で、JRさんともどうあるべきかというのは協議をさせていただいております。その中で、流れといたしまして確認していますのが、いわゆる帰宅困難者が発生した場合、どういう状況であるのか、あるいは市の支援、一時滞在される場所が要るのか、あるいは物資が要るのか、そのご判断をいただいて要請をいただくという流れを確認しておりますので、その部分につきましては、実際あった場合には、もうJRさんからその内容についてはご連絡いただくということの確認をできているというご理解をいただければというふうに思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) さきの答弁も今の答弁もそうですけど、帰宅困難者が発生した場合は、JRからまた要請をしてくださいねということを言ってるんでしょう。その確認をしたということなんでしょう。
 ただ、私が思うのは、市がもっと情報を取りにいくというか、要請を待ってるんじゃなくて、もちろん危機管理監をこれから置くんだから、市がどうなんですかっていって、要請をもらうんじゃなくて、情報を取りにいくというこういう立場で臨まないと私はあかんというふうに思うんですよ。その辺はどう考えておられるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 列車がこの間みたいに大雪で止まる、いつ再開するかという状況もございますので、その再開の状況とか、そこにいらっしゃる人数であるとか、JRさんの中でどこまで対応できるかというのは、やはりJRさんの判断がまずは働くものだという理解をしておりますので、こういう整理をさせていただいているところでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 今回守山市を見ても、やっぱり情報が入ってきたからこそ動けたという、市がね。もう一つの市は、大阪でもう電車が止まってるわけですから、もう動かないんだから、そんなところ、もうJRはすごいパニックになっていて、JRの職員さんも、もうそんなん電車は止まる、アナウンスはお待ちください、そんなことが車内に流れてパニックになってるわけですよ。だから、そんなときにJRから情報が来ないだろうから、市の職員を駅に向かわせて情報を取ってこいと、こういう指示をした市もあるんですよ、聞けば。なので、それぐらいやっぱり市が取りにいくっていう立場に立たないと、やっぱり危機管理は大事なので、いや、市長は首振ってはりますけど、そういうことだと思うんですよ。
 なので、私が言いたいのは、待ちの姿勢ではあかんよということが言いたいんですけど、もう一度、市民部長お答えいただきたいと思います。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 その流れ自体が、私は待ちというふうには考えてはいないんです。きっちりやっぱりJRさんからそういう情報をいただくと。今、守山さんの例を出されましたけど、情報をうちがいただくことによって、適切な動きができるというふうに考えておりますので、恐らくJRさんは今回大きな課題だとこれも認識をされてますので、そこの部分については重きはお互いに共有させていただけたと。今回こういうことがあれば、迷わずご連絡をいただけると、こういうふうに思っておりますので、そこの整理は私はついたかなというふうに理解をしております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 基本的にはそういう情報共有をして、そういうことにしていきましょうということは確認がされてるけれども、本当に想定外のことがいっぱい起こっているのが現実なので、今後危機管理が置かれて、やっぱり情報を取りにいくというか、どんな場合でもそういう待ちの姿勢では駄目だということだけは申し上げておきたいというふうに思います。
 それと、今回雪害対策のときに感じたのは、近江八幡市のLINEがございますよね。あそこで本当にあかこんバスが遅れるとか、いろんな課から情報が入っていて、それを受ける側なんですが、市民側からこんなことになってるよということがあのLINEで言うことができるのかどうか、またそういう仕組みがあるのかどうか、お伺いしておきたいと思います。
○議長(小西励 君) 回答を求めます。
 吉田総務部理事。
◎総務部理事(吉田逸美 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 公式LINEにつきましては、市民の方から、今公にやらせていただいているのは、各道路の陥没であったり、そういったことの報告をいただくというか、通報をいただくという仕組みはございます。今おっしゃっていただいた件については、一応そういう仕組みはあるんですけど、そういうのに使うということは、今のところはまだ想定されておりませんので、そういったところについてはまた研究させていただいて、使えたら使っていきたいというふうに思いますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) ありがとうございます。せっかくLINEがあるので、やっぱりすごいことが起こっている場合もあると思うので、市が分からない中でもあると思うので、ああいうことが活用されたらいいなというふうに私も思いましたので、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、雪害対策で、先ほど5路線を除雪をされた話なんですが、これは市の市道の除雪をする対象の道路が全てなのかどうか、ちょっとお伺いしておきたいと思います。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 一応、雪寒計画の中で上げさせていただいているのは25路線ありまして、その中、今回除雪させていただいた路線はその中の4路線でございます。ただ、安養寺地先の若宮からのふるさと農道の先線でございますが、野洲のほうに抜ける道路でございますが、その部分については農道でありますが、警察からの要請で、ちょっと事故がアイスバーンのために多発しているということで対応をさせていただいた状況でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) もう一度確認なんですけれども、今回25路線のうち5路線を除雪、職員も除雪に回った話もさっきされましたけど、これは民間の事業者には委託はされてないですよね。そこをちょっとお伺いしたいと思います。
 なぜかといいますと、25日、26日でしたかね、本当に気温が25日に下がっていて、次の日は少し太陽は照ってましたけど、もう朝がたがたで、市道が、その日、小・中学校は2時間遅れの学校が始まりましたけど、自転車の子たちは、もう本当に歩いていってる状況で、もう少し市道の除雪というのはできなかったんかなというふうに、すごい市民の人も言っておられるので、その辺はどういうふうな、事業所の委託も含めてどういうふうになっていたのか、ちょっとご説明いただけますか。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 再問にお答えいたします。
 除雪につきましては、今回、大体市内全域に同じぐらいの積雪があったかなと考えております。ただ、それと併せて、非常に低温であったということで、車が圧雪された雪がアイスバーンになるような状況でございましたので、市内全域がそういう状況である中で、特に幹線道路で通行に支障を来してる部分について、パトロールの中で判断し、除雪をさせていただいた状況でございます。
 ただ、25路線ありますけども、それもどこの業者が入っていただくかも一応決めてはあるんですけれども、ただ全てが全て入るということではありませんので、積雪の状況と解けている状況とかそこら辺を総合的に判断し、対応をさせていただいている状況でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 25路線のうち5路線は、選ばれし5路線やと思いますけど、この5つの路線は除雪がされたからいいけど、あとについては事業所に契約しているとか、ああいうときは出動してくれはるとか、そういうことにはなってないんですか。そういう、それか職員が全部行くとか、そういうことになっているのかちょっと分かんなかったので、事業者との関係で契約ができてるとか、そういうことはなかったんでしょうか。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 再問にお答えいたします。
 滋賀県は一定路線ごとに業者と契約されてて、こういう状況になればということで、夜中出動し対応されてる状況でもありますが、ただ本市の場合についての除雪対応は、一応状況を見て業者に依頼するというような形で判断をさせていただいている状況でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) そうなると、状況を見て、全市に降ってるわけやから、依頼するということは、それ5路線以外は依頼するということはなかったんですね。その確認をお願いします。
○議長(小西励 君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重 君) 再問にお答えいたします。
 一応パトロールしながら、雪が残ってる路線について判断をし、対応させていただいた状況でございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) なかなか10年に一回ですので、毎年ほお降るわけではないとは思いますけど、ただあんな状況でしたら本当に大変やなって、本当に市内がたがたやなって、市民の皆さんは本当にたくさん言っておられたので、すぐに出ていただけるような業者さんとの関係、協定とかそんなんあるのなら、そうしてほしいなというふうに思いましたし、おっしゃるように県道は、本当に25日の夜からかな、もう、すかんって、すかすかで、すかんってなってて、全然違ったなというふうに思うので、この点についてはまた今後考えていただきたいというふうに思います。
 続きまして、コミュニティエリアについて質問させていただきます。
 法定説明会ですよね、この法定説明会は、土地収用法に基づく説明会なんですけど、これはいつ頃予定されているのか、お願いします。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 現時点での想定でございますが、年度明けました4月から6月の間、収用期限の認定申請前に履行したいと、このように考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) それは何回説明会をしようと思っておられるんですか。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 法定説明会については1回義務づけられております。それ以外に、その前段において、地権者様を含めまして市民向けの説明会、これを持ちたいと、このように考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) それ以外にというのは、法定説明会の前にするんですか。後にまだするんですか、ちょっとお答えください。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 現在の想定では、市民に対する説明会をした後に、法定説明会に移っていきたい、このように考えてございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) その法定説明会のときの資料についてはどう考えておられますか。もうそれが最後の説明会になると思うんですよ。ちょっとお答えください。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 基本的には、同時進行で県の収用認定の担当課と事前協議を重ねるわけですけども、そちらと共有できたレベルのもの、行く行くそれが土地収用事業の申請書になり得るもの、これを基本に資料としては進めていきたい、このように考えます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 具体的な説明資料ですね。これ、桐原のときの説明資料を持ってきたんですけど、こんなって言ったら悪いですけど、こんな説明資料やったら私はあかんと思うんですよ。
 私が言いたいのは、説明資料に地質のこととか、ハザードマップのこととか、あるいは金額のこととか、そういう基本的に皆市民が知りたいようなことも含めて説明資料に盛り込んでいただきたいと思うんですが、その点についていかがでしょうか。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 法定の説明会でございますので、法の求めに応じた資料を用意する、これに尽きるわけですけども、今議員からご指摘を受けましたものについても、必要であらばもちろん用意するということで対応したいと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) なぜかといいますと、もともと安土小学校は移転をします。あれは説明会を何回もされましたよね。その後ですよ、コミセンもくっつけてコミュニティエリアになって、そこが避難所になるっていうことそのものは、住民には説明してないわけですよ。どちらかといったら、推進協議会がつくられて、そこの代表者が行って、それで住民合意をもう得てますっていう答弁ですよ、いつも。
 なので、今度の説明会は、避難所になるということも初めて住民に説明するわけですから、ここはほんまに丁寧に、皆さん根拠を持って説明をさせていただきたいと、こういって12月おっしゃってましたので、どういう地質であるとかということもきっちり私、示していただきたいと思います。これはお願いしておきたいと思います。
 それと、もう一つ質問させてほしいのは、今回、土地収用の手続をしながら、6月に地質調査、そして今年は土地の売買の金額も上がっておりますが、これから6月にボーリング調査ということも新年度予算にのってましたので、これ、土地収用する前にこんなことはしとかなあかんものなのではないかと私は思うんですね。なので、なぜ同時並行にこんなことをするんですか。ちょっと説明いただきたいと思います。
○議長(小西励 君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 まず、土質調査でございますけども、今ご指摘いただきましたように、令和5年度の当初予算に計上をしております。こちらは、過去、教育委員会において、小学校の候補地を選定するときに、その部分約2万8,000平米ですけども、その範囲で必要な部分においては土質調査がされております。今回、それ以外に土地を拡充して一体整備を行う関係がございますので、それ以外の場所について同様に土質調査を実施する、これを予算計上しておるものでございます。
 したがいまして、この土質によってどのような工法が必要になってくるか、後の基本設計等に反映する要素になってきますので、収用事業と同時進行で実施をすることについては、支障は何らございません。そのように考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) でも、住民から見れば、安土小学校を移転すれば、コミセンを同時に移転するっていうもともとの話は住民は知っているわけで、ほんで今回、小学校以外の敷地の土質調査というふうに答弁されて、ああ、やっぱりそのとおりの計画になっているなというふうには、今また改めて思いました。
 住民の皆さんは、ここが避難所になるということはやっぱりなかなか理解が得れないというふうに思います。それに、これからボーリング調査されて、あれ最大でも26メートルの深さがあるというふうに聞いてますけど、もしそれ以上あるかもしれません。もっと安土山のほうに向かうわけですから、安土川にちかいほうに行くわけですから、本当に緩い土地なのにと私は思っているんですね。なので、こんなんで本当に安全面や財政面の両面から、私は本当に検討し直すべきだというふうに思っているんです。
 そこで、6月の県の安土川の水量調査がございますよね。それは県の事業で、断面図とか川の構造の調査を今回県がされるんですが、その結果を待ってからでも私、いいんではないかなというふうに思うんですね。
 なぜかといいますと、西の湖の水位と安土川、西の湖の水位、琵琶湖の水位、これ全部つながっておりますから、そういう意味では、この結果を待ってからでも私は十分、急がなくてもいいというふうに思っています。本当に地域の避難所となることから、後悔のない判断を私は求めたいというふうに思っているんで、市長にちょっと聞きたいんですが、それでもこのエリア整備は進めていこうと思っておられるのか、お答えしていただきたいと思います。
○議長(小西励 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 このエリア整備につきましては、市の方針として将来を見据えた形で、子どもたち及び地域の安全を含めまして、またこの社会の維持ということを含めまして進めてまいるつもりでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 絶対この地域、このエリア整備地域、本当に大変な地域だと、避難所には絶対ならない地域なので、私はちょっとこれはこれからも言い続けていきたいというふうに思っています。
 すいません、コロナ対策についてお伺いしたいと思います。
 幾つか副市長から答弁いただきました。5月8日から2類から5類に変わるんですが、今現在、医療機関で発熱外来を行っている市内の病院は、今病院が何か所あって、発熱外来を行っているところは何か所なのか、お伺いします。
○議長(小西励 君) 江南副市長。
◎副市長(江南仁一郎 君) 井上さゆり議員の再問にお答えいたしたいと思います。
 現在、市内での医療機関は54施設でございます。そのうち発熱外来を含めた診察をお願いしておりますのが、主に内科系と、それから一部耳鼻咽喉科と外科系を標榜されておられるお医者さんもいらっしゃいますけれども、現在29か所の医療機関となっております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) そうなりますと、5月8日以降もこの29か所は診察していただけるということを前提でいいんですよね。
 それと、何が聞きたいかといいましたら、国は医療機関の制限をなくすと言っていて、受診ができる医療機関を増やすというふうに言っていますけど、市としては受診ができる医療機関が増えるというふうに見ておられるのか、その点についてお伺いします。
○議長(小西励 君) 江南副市長。
◎副市長(江南仁一郎 君) 再問にお答えいたしたいと思います。
 今29施設と申し上げましたが、それ以外も内科系の医療機関がございますので、そういったところも含めて、ここは国の方針、3月に入りましたらおおむね見えてくると思いますので、昨日も申しましたけども、医師会等を含めましてご協力いただけるような体制が取れるかどうか、今後十分ご相談の上、対応してまいりたいと考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 医療機関が順次診ていただけるというふうになれば、そのときそのときで情報も変わっていくだろうと思うんですね。なので、市民が発熱をしたら、どこにかかったらいいのかというのを皆心配してはるので、コロナからインフルエンザの、言うたら2類から5類に変わるわけですから、ここでも受けられますよという周知についてはしていただけますでしょうか。
○議長(小西励 君) 江南副市長。
◎副市長(江南仁一郎 君) 再問にお答えいたします。
 今現在も、発熱外来につきましては、医療機関全て滋賀県下は公表されておりますので、それに準じた形で当然周知をしていくべきものと考えております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 県のホームページを見るのもなかなか大変なので、また市の広報とかでも知らせていただきたいというふうに思います。
 それと、教育委員会にお聞きしたいと思います。
 マスクのこととか卒業式のこととかお伺いいたしました。学校で適切には対応していただけるというふうに思うんですが、昨日、副市長の答弁で、就学前の施設で156人、小・中学校で170人、高齢者が98人、障害者の方22人、こういうコロナの感染者数が示されました、答弁で。確かに就学前や小・中学校はやっぱり数が多いなというふうに思っています。
 春頃に感染が収束するという根拠も全くありません。コロナウイルスは、低温や乾燥している状況で増殖しやすいというふうに言われています。決してコロナが私は弱毒化したわけでもないと思っていますし、オミクロンも変異をします。なので、コロナの後遺症もあるわけで、やっぱり科学的な根拠に基づいて、空気感染でうつるということも押さえてもらって、学校の教室はやっぱり3密だというふうに思うので、私は慎重な対応が求められるというふうに思っています。
 子どもの感染者数はやっぱり多いわけで、学校の状況を見て対応されるというふうには思いますけれども、専門家も季節性のインフルエンザと同等と言えないという指摘の声もある中で、学校の感染防止対策について教育委員会はどのようにお考えなのか、もう一度お聞きをしておきたいというふうに思います。
○議長(小西励 君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子 君) 井上さゆり議員の再問にお答えします。
 学校としましては、4月1日からマスクの着用等変わっていくことになるかと思いますが、それも主体的な選択を尊重して、主体的な判断をそれぞれがしていくということになりますし、また文科省からは、4月1日からの対応も通知が来るというふうに聞いておりますし、国の感染症対策本部においても、3密の回避や換気、それから手指の消毒等は、基本的にはやっていくということを言っておりますので、それに基づいて実施していきたいと思っています。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) それと、コロナの検査でいえば、以前は学校で実施されていたイベントサーベイランスは、これはこのまま続かない、続くんですか。先ほど副市長が、サーベイランス云々という答弁をされてましたけど、これどうなりますか。クラスターが起こるとかというときには非常に大事な事業でしたけど、その点お伺いしたいと思います。
○議長(小西励 君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子 君) 井上議員の再問にお答えします。
 先週、コロナで感染者が増えて、学級閉鎖をしたところがあります。その学校においてはイベントサーベイランス事業を実施しました。ただ、4月以降については、まだ未定のところです。
◆22番(井上さゆり 君) まだ分からない。
◎教育長(大喜多悦子 君) はい。県からも今のところ聞いておりませんので、ちょっと分かりません。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) これは県の事業ですので、引き続き私は継続してほしいなと思いますけど、また情報が分かったら、またお知らせいただきたいというふうに思います。
 ちょっと走りますけど、すいません。
 自衛隊の名簿提出についてご答弁いただきました。データを取り出して、これを一覧表にして閲覧させているのか、ちょっとそこをもう一回教えてもらえますか。18歳の子どもたちの。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 ご指定の生年月日の方ですね、この方につきましての4情報につきまして取り出しをしていると、その部分のみ閲覧いただいているというご理解をいただければと思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 先ほどの答弁でしたら、自衛隊法だとかそういうところで別に問題はないよという答弁されてるんだと思うんですが、閲覧であっても、その情報を出してほしくないという子どもたちがいた場合は、どういう対応をされるんですか、お答え願えますか。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 いわゆる除外申請の制度を入れるかどうかの話かなというふうにご理解をさせていただいておりますが、この制度につきましては、今後の課題ということで検討させていただきたいなと思っておりますので、今現在、その答えが出ているというものではございませんし、その除外申請自体を希望される方が出ているという状況ではないというところでございますので、これは今後、いわゆる先行事例も踏まえまして研究してまいりたいというふうに思っております。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 課題として受け止めていただけたら結構なんですが、今除外申請を求められている状況ではない。そもそも、こういうことをしてはるということを市民は知らないです、はっきり言って。なので、そうおっしゃるのなら、そういうことをやっているということをやっぱり知らせないと駄目ですよ。それがあって、除外申請を求めるという人が出てくるかもしれませんけど、さあ、除外申請してほしいって、そんなん出てきませんよ。こんなん知らないんだから。
 なので、やっぱりこの期間、18歳の人の4情報を閲覧させてますよということを知らせた上で、対応していただきたいというふうに思います。
 基本的には私、閲覧でも除外申請があるべきだというふうに私は思っているので、これはちょっと研究してくださいね、検討してくださいね。もう一度お答えください。
○議長(小西励 君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 議員のおっしゃっているところは情報公開制度との絡みもございますので、その部分は検討させていただきたいというふうに思います。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) すいません、次に行きます。
 高齢者対策についてお答えいただきました。要支援1、2の方々のデイサービスの利用についてです。検証するという答弁をいただきました。私、むちゃくちゃうれしいです、この答弁。29年にこの制度が打ち切られまして、森原議員も再三この質問されてきましたけども、検証するというふうな、当局がそう思わはったというのが今回初めてなんですよ。なので、本当に検証していただきたいというふうに思うんですね。
 要支援1、2の方でも、本当にデイサービスを利用したらもっとよくなる方っていらっしゃるんですよ。多分、市にもこういう声は届いているというふうに思うんですね。なので、ようやくここまでこじ開けることができたかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 それと、補聴器の補助については、まだ考えていないということですけれども、これ多分、これからも広がっていく制度だというふうに思います、加齢性難聴者の方々の。隣の東近江市も、今年予算化もされましたし、あちこち多分出てくるであろうというふうに思っていますので、本市も加齢性難聴の方々に補聴器をお願いしたいというふうに思います。研究してください。よろしくお願いします。
 次に行きます、すいません。
 最後の市長との懇談の持ち方について、これ最後になるかなと思います。ちょっと私もこの議会がもう最後ですので、言いたいことを言わせていただきたいというふうに思います。
 私、去年戻ってきて、6月の議会会派懇談会を参加させていただきました。その後、さっき市長の答弁では実施していないという答弁をされましたけれども、これ本当ですか。実施していないんですか、本当に。私、聞けば、創政会、政翔会、公明党、新政会、この4つの会派はしておられるんじゃないんですか、もう一度お答えください。
○議長(小西励 君) 回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史 君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 市長と各会派の議員の方々がいろいろ話し合う機会というのはいろいろございますけれども、意見交換会という形では、先ほど申し上げましたとおりの昨年の6月に開催させていただいたということでございます。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) そうであるなら、ほかの会派にも意見交換会という形でしていただけなかったのはなぜなんですか、教えてください。
○議長(小西励 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
 意見交換会という形というわけではなく、議員の皆さん、基本的に考え方がどう考えておられるかよう分からんようなところにお聞きをしているという形でお聞きする機会は、何回か設けさせていただきました。これは公式な意味で意見交換会をしているというものという認識ではございませんので、また議員の皆さんから意見交換するという機会、テーマ等を絞っていただければ、我々今後続けていくことにやぶさかではございませんので、よろしくお願いをいたします。
○議長(小西励 君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり 君) 意見交換会ではないのか、ちょっとわけが分からないんですが、市長も市民から選ばれて、議員も市民から選ばれているので、大きい会派、小さい会派、関係ないんですよ。一人一人の議員も含めて、一人の会派も含めて、私は市長と対等に向き合われるべきだというふうに思います。
 昨年の6月議会では、私らは会派懇談会がありましたけど、西津議員はなかったというふうに聞いてますから、そういう差のないようによろしくお願いして、質問を終わりたいというふうに思います。どうもありがとうございました。
○議長(小西励 君) 以上で日本共産党、井上さゆり君の代表質問を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。
 明3月1日から7日までは休会とし、3月8日定刻に再開し、個人質問を行います。
 なお、発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、3月1日正午までに事務局へ提出をお願いいたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 ご苦労さまでございました。
               午後3時0分 散会
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