録画中継

令和5年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月7日(木) 一般質問
道下 直樹 議員
(1)近江八幡市の財政について
   ①令和6年度の予算編成方針について
   ②令和6年度の予算規模について
   ③基金について
   ④ふるさと納税制度について
   ⑤増収について
   ⑥特別交付税について
(2)こどもまんなか社会実現に向けて
   ①オムツの市内園への配備について
   ②オムツの自動販売機
   ③市役所のベビーカー配備について
   ④パーキングパーミッドについて
   ⑤ワークウィズチャイルド制について
   ⑥授乳室の整備について
   ⑦特定妊婦の把握と支援について
   ⑧GIGAスクールの広告規制について
   ⑨日本版DBSについて
   ⑩桐原東小学校区放課後児童クラブ施設整備事業について
◆9番(道下直樹君) 皆様こんにちは。近江八幡のファーストペンギン、創政会の道下直樹です。よろしくお願いいたします。
 先日市内中学生が近江八幡駅で飛び込み、お亡くなりになられました。ご家族様におかれましても一日も早い平穏な日が訪れますように心より祈っております。明石家さんまさんの言葉に生きてるだけで丸もうけという言葉がございます。本当に生きてるだけでいいんだよというのをぜひとも社会全体でつくっていきたいなと思います。10代から40代の死因の1位が自殺ということでございます。そのような社会を少しでも変えれるように、そして死にたくないと思えるような社会にしていけるように私も微力ながら頑張りたいと思います。
 また、教育長、子どもたちの心のケアと、あと今現在つらくても将来的には好転するよっていうのを教えてほしいなと思います。私ごとになりますけども、日本全国からバッシングを受けましたけど今何とかなっておりますので、やっぱり生きてるだけでも丸もうけということを子どもたちにしっかり伝えていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、近江八幡市の財政について質問させていただきます。
 財政、勉強させていただいたんですが、やっぱり、毎年言ってるんですけども、奥が深くてこんがらがるという質問でございます。本当に勉強させていただいたんですけども、付け焼き刃の質問になるかと思いますけど、令和7年度予算編成前ですので質問させていただきます。
 前述したとおり予算編成の前でございますので、現時点での来年度の予算編成の方針についてお伺いいたします。
 重ねて、現時点で考えている令和6年度の予算規模についてお伺いいたします。
 基金について、財政調整基金と減債基金、その他目的基金はどれほどためればよいのでしょうか、当市が考えている目標値についてお伺いいたします。
 ふるさと納税制度について、10月にルール改定があるというふうに伺っておりますが、その内容についてお伺いいたします。
 増収について、当局としてふるさと納税以外の増収策、昨年度もお聞かせいただいたんですけども、どのように考えているのでしょうか、お伺いいたします。
 特別交付税について、当市として国から頂戴している特別交付税についてお伺いいたします。
 また、どのような内容でしょうか、重ねてお伺いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 吉岡総合政策部理事。
             〔総合政策部理事 吉岡俊明君 登壇〕
◎総合政策部理事(吉岡俊明君) 議員お尋ねのふるさと納税制度についてお答えいたします。
 総務省は、ふるさと納税の指定制度について、制度本来の趣旨に沿った運用がより適切に行われるよう令和5年6月27日付で次期指定に係る基準について定めた告示の改正等を行いました。この改正につきましては、令和5年10月1日から令和6年9月30日までの次期指定対象期間から適用となります。
 主な改正内容といたしましては、2点ございます。
 まず1点目は、募集に要する費用について、寄附金受領証の発行やワンストップ特例申請受付事務などの付随費用も含めて寄附金額の5割以下とする募集適正基準の改正でございます。現在は、寄附金受領証の発行事務に係る費用やワンストップ特例制度の受付事務に係る費用など、募集に要する費用には該当しないとされておりますが、今回の改正により10月からは募集に要する費用に該当するものとされます。なお、一部報道にありますように、経費率が5割を超えるおそれのある自治体においては寄附金額や経費の見直し等も検討されておられます。本市におきましては、現在の需給状況などから経費率は5割以下となると見込んでいるところでございますが、引き続き今後の寄附動向等を注視しながら運用を図ってまいりたいというふうに考えております。
 次に、2点目は、返礼品についてでございます。加工品のうち熟成肉と精米について、原材料が当該地方団体と同一の都道府県内産であるものに限り返礼品として認めるとする地場産品基準の改正でございます。なお、本市の返礼品については、今回の熟成肉と精米に係る改正の影響を受けるものはございません。いずれにいたしましても、今回の改正がふるさと納税制度の健全な発展を促すものと期待しているところでございます。本市といたしましては、今後もふるさと納税制度の趣旨に即した健全な運用を図り、全国の皆様から応援していただけるようさらなる取組を推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(岡田彦士君) 岡田総務部長。
             〔総務部長 岡田清久君 登壇〕
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員の近江八幡市の財政についてのご質問にお答えを申し上げます。
 本市では、例年10月上旬に予算編成方針等職員向け説明会を開催し、その後予算編成過程の見える化として市ホームページで公表しておりますが、現在令和6年度予算編成方針等の内容検討など準備を進めているところでございます。また、本市の予算編成方式は、歳入一般財源枠配分・基金対応事業枠併用方式を採用しているため、義務的経費や市税の動向などについて各所管課からヒアリングを行うとともに、地方交付税を所管をいたします総務省の令和6年度概算要求の内容確認や今後のトレンドを分析、予測するなど各部各課が予算要求できる一般財源規模を算定をしているところでございます。いずれにいたしましても、現段階で予算編成方針の詳細かつ具体的な内容を申し上げられませんが、10月上旬に市ホームページでの公表ができ次第、速やかに議員の皆様にもお知らせをさせていただきますので、ご理解賜りますようお願いを申し上げます。
 次に、令和6年度の予算規模についてでございますが、全国的な傾向といたしまして少子・高齢化による社会保障関係経費の増嵩、子ども子育て政策の抜本的強化、デフレ脱却のため物価高騰と構造的賃上げ等に加え、本市の特有事象といたしまして市庁舎整備工事や安土コミュニティエリア整備等に係る投資的経費の支出が前年度より大幅に増加をすることから令和5年度一般会計当初予算額380億9,000万円を上回ることは必至と見込んでおり、歳入一般財源の確保はもとより、これまで蓄えてきました貯金である基金と抑制を図ってきました借金である市債、それぞれのバランスが極めて重要であると考えております。
 次に、令和4年度末におけます本市の基金残高は、基金全体で約259億円、うち財政調整基金は約53億円、減債基金は約35億円を保有しておりますが、保有する上限額を定めておらず、持続可能な財政運営に向けた指針と位置づけております中期財政計画においては資金繰りなど財政運営上支障が生じる必要最低限の規模といたしまして基金全体で標準財政規模の50%以上、金額にして約100億円以上、財政調整基金と減債基金の合計で標準財政規模の25%以上、金額にいたしまして約50億円以上という本市独自の数値目標を定めており、現状この目標数値を維持をしている状況でございます。また、基金については、単に蓄えることが望ましいと一概には言えず、特に特定目的基金につきましてはその目的に合致した事業を実施をする時期が到来すれば基金を充当し、市民の皆様に還元するべきものであるというふうにも考えてございます。
 次に、ふるさと納税以外の増収策についてでございますが、令和4年9月議会でも答弁をいたしましたとおり、発行物、ホームページ、公用車での広告収入をはじめ、未活用地となった市有地の売却、受益者負担の公平性、公正性を確保するための使用料及び手数料の適正化などについて引き続き検討を行っております。また、公金に係る資金運用につきまして、これまでの定期預金から滋賀県債の購入など新たな取組によりまして運用益が増収をいたしました。今後におきましても様々な手段、手法を取り入れ、歳入確保を図ってまいりたいと考えております。
 最後に、特別交付税についてでございますが、令和4年度は前年度比約6,000万円増の10億3,806万8,000円となりました。特別交付税は、普通交付税で算定されなかった特別の財政需要を国が勘案して交付をされるため、毎年地元選出の国会議員を通じ国に対して陳情活動を実施し、交付額の確保に努めております。陳情内容といたしましては、東近江圏域の中核病院として役割を担う本市病院事業の状況等を中心に陳情しておりますが、今後とも特別交付税の確保に向けまして議員各位のご支援とご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。10月上旬に市のホームページで公表していただけるっていうことで、これも私自身もしっかり読ませていただこうと思います。
 また、予算規模については本当におっしゃるとおりだなと思っております。今回の補正予算でも予算規模が大体400億円に届こうするところでございますので、やっぱ来年度はなかなか莫大な金額になるんじゃないかなと思っております。ただ、私が考えるに、現在市民は給料が上がって消費が増えてるからインフレーションしているっていうデマンドプル・インフレではなくて、海外の要因の、例えば石油とか、あとは戦争によるコストがアップしたことによるコストプッシュ・インフレで市民が苦しんでると思っております。これは何でかっていったら、やっぱり給料がなかなか上がらへんっていうのも原因にあるんですけども、ぜひともバランスを取りながら市民の可処分所得が増えるような積極的な政策を取っていただきたいなというふうに考えております。また、そのための予算編成もよろしくお願いいたします。
 基金についてなんですけども、基金全体で259億円で財政調整基金53億円、減債基金は35億円となっており、先ほど部長の回答にもありました基金全体で100億円、財政調整基金と減債基金を合計50億円の目標値は達成してるのかなと思います。ただ、財政調整基金と減債基金、50億円について、ここについて再問させていただきたいんですけども、私は家計に直すといわゆる使いやすい貯金型の財政調整基金と定期型、なかなか引き下ろすのが難しい定期型の減債基金と考えておって、減債基金は減債基金条例に記載のとおり市債の償還及び市債の適正な管理に必要な財源を確保し、将来にわたる財政の健全な運営に資すために設置をされてると、つまり性質上かなり使いにくい減債基金なんですけども、その減債基金の積立てっていうのは幾らぐらいまで積み立てる必要があるのかなと思っておりまして、そこについてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員の再問にお答え申し上げます。
 減債基金につきましては、今ほど議員が申されました近江八幡市減債基金条例におきまして設置目的を定めております。議員が言われましたように、市債の償還及び市債の適正な管理に必要な財源を確保し、将来にわたる財政の健全な運営に資するためということでございます。また、条例の中の取崩しができる場合といたしまして、1つ目に経済事情の急激な変動等により著しく財源が不足する場合に市債償還の財源に充てるとき、2つ目には毎年度の市債償還額に比べ著しく超える年度の市債償還の財源に充てるとき、3つ目といたしまして繰上償還の財源に充てるときというふうに規定をしているところでございます。したがいまして、議員おっしゃられたように公債費の推移に留意をしながら基金管理するという考え方もございますが、減債基金は年度間の財源の不均衡を調整するための財政調整基金と同様に地方財政法で言います第4条の3に基づくものであることから、将来にわたる財政の健全な運営に資するため、初問の回答でも申し上げましたとおり中期財政計画におけます総合的な財政的リスクの中で、セーフティーネット基金といたしまして財政調整基金と減債基金の合計について標準財政規模の25%以上と、約50億円以上ということで目標水準としているところでございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。なかなか部長の回答も難しくて頭がまたこんがらがりそうやった。またユーチューブを見ながら勉強させてもらおうと思います。
 子ども・子育て支援基金について再問なんですけども、子ども・子育て支援基金について、子ども医療費助成制度と給食費の減免のために今子ども・子育て支援基金を使ってるわけですけども、いわゆる目的基金なんですけど、現在の社会情勢を見るとやっぱり子ども医療費助成制度と給食費の減免、この事業をやめるっていうことはなかなかないのかなというふうに思っております。ということは、やはり一般財源からの支出にその子ども医療費助成制度と給食費の減免をしてしまってその子ども・子育て支援基金はまた違った子育て政策に使うべきじゃないのかなっていうふうに考えてるわけでございますけども、例えば子ども医療費助成制度と給食費の減免について、この事業費を一般財源から賄うっていうことはできませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員の再問にお答えを申し上げます。
 子ども・子育て支援基金を活用している経過から申し上げますと、平成30年の6月議会の定例会におきまして子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の提案をさせていただいたところ、市の財政状況や財源の裏づけなど、事業を継続するためにも慎重に審査するべきだという意見をいただきまして継続審査となりました。子ども医療費の財源については、一定の財源が必要なこと、また各行政分野への影響を与えず、財政硬直化への回避の対応から次の平成30年9月議会におきまして子ども・子育て支援基金条例を提案するとともに、4年間分の事業実施に必要な財源を基金に積み立てる補正予算を上程し、議決をいただいたところでございます。また、昨年令和4年9月議会におきまして、令和5年4月から対象者を18歳まで拡大をするとともに学校給食費の多子世帯の支援補助に対応するため、6年間分の財源を同基金に積み増しする補正予算を上程し、議決をいただいたところでございます。
 今道下議員がご提案いただいたこれらの施策を一般財源で対応することにつきましては、必要となります現時点の事業費約3億7,000万円について、これまで一般財源で対応しているほかの歳出事業を抑制するか、あるいは市税や交付税などの一般財源を増やすというふうな選択になるかと思われます。本市につきましては、交付税の交付団体であるため一般財源の総額が大きく増えることは期待ができないことから、地方公共団体の独自事業については交付税に算入をされないこともございます。現状の財政状況において一般財源で対応することは現時点では難しいというふうに思います。
 なお、現在国におきましては、子ども子育て政策の抜本的強化の一つとして子ども医療費に対する地方自治体の負担軽減について課題整理を行い、取り組んでいくとされており、その動向に注視するとともに、例えば交付税措置されることになった場合のときなど、その時点での本市の財政状況を勘案して財源の対応を判断してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) 部長、ありがとうございます。私自身ちょっと思ってるのが、ふるさと応援基金から一般財源に充当すればいけるんじゃないかなと思ってたんですけど、またここもちょっと僕自身も勉強不足なので、もうちょっと勉強してまた質問させていただこうかなと思います。よろしくお願いします。
 ふるさと納税制度について再問します。
 一昨年県がされた地域資源認定でございますけど、言うたら近江牛を育ててないところでも近江牛をふるさと応援の返礼品として出せるようにしようっていうルールなんですけど、今回の変更によって近江牛の運用ルールの等級がしっかり守られるのかなというふうに危惧をしております。滋賀県に対して今回の制度改正を利用して、利用するって言い方はちょっと悪いかもしれないですけども、地域資源認定の、これ、取消しを県に求めてはどうかなと思うんですけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 吉岡総合政策部理事。
◎総合政策部理事(吉岡俊明君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 地域資源の認定につきましては、総務省告示の規定により都道府県が地域資源として認定するとなっておりますので、認定の取消しについては都道府県の判断となるということになります。なお、滋賀県は、ふるさと納税制度の地域資源の運用ルールにおいて、令和3年度から2年間を経過期間として効果を検証するとし、その検証された結果、地域資源認定が地場産品の振興につながっていると認められるとされました。結果、現在滋賀県としては令和5年度以降も運用ルールに基づき地域資源認定を運用されている状況でございます。本市といたしましては、今後も滋賀県の近江牛に係る地域資源認定の運用とその効果を注視してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。実際近江八幡市に住んでて思うことが、近江牛を育ててないところが何で牛を出せるねんっていうのはやっぱり思っております。実際県に対して近江牛の振興につながってるのかっていうのは私はちょっと疑問が湧くわけでございますけども、近江牛の振興をしてもらうために地域資源認定を行ったという考えですのでやっぱりこの近江牛の振興をしてもらえるように県に対して制度の創設など、これを例えば補助金をもっとほかの市町から近江八幡の近江牛に入れてもらうとか、そういった形で制度の創出などを要望していただきたいんですけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 吉岡総合政策部理事。
◎総合政策部理事(吉岡俊明君) 再問にお答えいたします。
 市では、現在県に対しまして、地域資源認定された返礼品の近江牛で得た寄附金によって県で基金の創設と、それからその基金活用によるさらなる近江牛の振興について現在要望しているというところでございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。既に要望してるということですけど、これ、県に対してきつく言っていただきたいなと思います。やっぱりつくってないところが近江牛の振興を図れてるのかなって僕は正直思うので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 ふるさと納税制度といえばもう一つ、以前にも質問させていただいた企業版ふるさと納税、そういった制度があるんですけども、現在までの実績と今後の取組方針についてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 企業版ふるさと納税についての再問にお答えをいたします。
 本市における実績につきましては、本年度、株式会社イトーキ様より、物品によるご寄附として市役所1階窓口サービスに使用する椅子を28脚ご寄附いただいております。金額につきましては非公表としております。イトーキ様からいただきましたご寄附につきましては、令和2年度より本制度の活用を始めて以来、第1号のご寄附となっております。
 今後の取組方針といたしましては、実績のありますほかの市町の事例等も参考にしながら、本市に寄附をすることにメリットを感じていただける企業がさらに増えるように情報提供等に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。イトーキさんに1階の28脚、椅子を寄附していただいたということ、本当によかったなと思います。また、ぜひともこの企業版ふるさと納税の規模をぜひとも拡大してもらえるように当局もよろしくお願いいたします。
 増収について再問させていただきます。
 昨年度も同様の質問をさせていただきましたが、昨年度と比べてどのように増収が上がったのか、そういったようなことを図れたのかお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員の再問にお答えを申し上げます。
 まず、初問でも少しお答えをさせていただきましたが、公金に係ります資金運用につきまして、これまで定期預金を中心とした運用をしてきたところなんですが、令和4年度には初めて滋賀県債の購入ということで2億円の債権を購入をさせていただきました。このような取組によりまして運用益が増収したことがございます。それから、これまでも同様のことでございますが、発行物、ホームページ、公用車での広告収入につきましては、年間約800万円ぐらいになるかと思いますが、以前と比べてもかなり多くなっている状況でございます。
 以上でございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。2億円の債権、先ほど初問でもご回答いただいた内容と、あと広告としても800万円頂いているということですけども、昨年度ネーミングライツを質問させていただいたんですけども、また当局に対してまだネーミングライツのガイドラインなど、そういった制度設計の話を全くいただいてないような気がするのでこちらの制度設計をしっかり行っていただいて、例えば今文化会館とか、あとは運動公園野球場も改修されますので、こちらに対してネーミングライツを行って定額的に収入が入るような、そういったシステムをぜひとも考えていただきたいなというふうに考えております。
 それでは、大項目2番目のこどもまんなか社会実現に向けてを質問させていただきます。
 おむつの市内園の配備についてお伺いいたします。
 他市町では、おむつやお尻拭きを市が用意する、そういった事業がございます。花王と石川県七尾市が協働して行っているKaoすまいる登園があり、これ、今回七尾市議会議員を通してそういった保護者の方とか保育士の方にお話を伺う機会がございました。やっぱりおむつやお尻拭きを持っていかなくても済むようになったり名前を記入する煩わしさがなくなったとか、あと保育士の方からはおむつに対して間違わないように気を遣わなくなったなどのお話を伺うとき、おおむね評価は好評でございました。
 メリットとして、私自身考えたんですけども、やっぱり先ほど言ったように保護者としては手間や荷物を減らせる、おむつの援助にもつながること、園として、メリットとしてはおむつの在庫確認が一々必要なくなったこととか、あとは子ども子どもに対しておむつに名前を書いてるんですけど、その取扱いの間違いがなくなったっていうことがメリットかなと思います。デメリットとしては、保護者としてはおむつとかお尻拭き、こちらを選ぶことができない、あと園としては在庫管理と、あと保護者の説明がこちらは必要になるかなと思います。このおむつを導入しますっていう、そういった説明が必要になると、そこでやっぱり反対意見とかが出るかなと思います。
 予算規模として、一回計算したんですけども、当市のゼロ歳から2歳の園に通ってる子どもが大体818名で花王のすまいる登園が1人当たり大体月額3,000円でございますので、それの12か月分となると2,940万8,000円、プラスアルファの事務的経費がかかるかなと思うんですけども、予算規模から考えても、保護者と保育士の満足度が高くなるような事業であれば当市のアピールにもつながると思いますし、大体3,000万円ほどでできる事業でございますので導入してはどうかなと思います。ぜひとも導入していただきたいんですけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
 おむつの自動販売機について質問させていただきます。
 他市町で、一番近いとこでしたら甲賀市が市役所の前におむつの自動販売機を置いてるんですけども、これ、実体験でいうと、本当におむつがないときに限って子どもってうんちするんですよね。だっこしててもすごいうんち臭いと。そういったときに一番困るのがやっぱおむつを替えたいけどおむつがないということなんですけど、やっぱりそういった市役所とか、あとやっぱり市役所っていうのはなかなか待ってる時間とかも長かったりするのでそういった時間がかかるところで子どもがうんちしてしまうと、そうなったときにやっぱり市役所とかにおむつの自動販売機があればいいなと思うんです。おむつの自動販売機、市役所には多分設置がなかったと思うんですけど、全体的に当市においておむつの自動販売機を設置している場所はございますでしょうか、もしなければせめて市役所からおむつの自動販売機の設置を始めていただきたいなというふうに考えてるわけでございますけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
 市役所のベビーカー配置についてお伺いいたします。
 ご存じのとおり、先ほど中塚議員のところにもありましたけども、当市には車椅子は5つ設置されてるんですけども、ベビーカーは一つもありません。1階とか2階で仕事をされてる方だったら分かると思うんですけども、市役所に来られる方の子ども連れの方ってほとんどだっこして市役所に来られてます。だっこしてるとやっぱり記入とかもすごいしづらいわけなんですけども、そうなったらやっぱり近江八幡市にベビーカーの配置をしていただきたいなと思っております。予算規模としては大体、調べたんですけども、企業っていうか、例えば平和堂さんとかイオンさんに置かれてるようなベビーカーでしたら1機大体5万円から6万円でございますので、5機設置しても25万円から30万円の大体少額でいけるかなと思うんですけども、この配備検討を行っていただきたいと考えてるわけでございますけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
 パーキングパーミットについて質問させていただきます。
 思いやり駐車場というのがございます。ほとんどの方が車椅子専用駐車場はご存じだと思うんですけども、車椅子を含めた妊婦とかけが人とか老人とか、あとはベビーカーを押してる方も対象になるような、そういった利用対象者を限定し、利用証を交付することにより思いやり駐車場の適正利用を推進する制度のことをパーキングパーミットといいます。しかしながら、制度拡充が進んでるとは思えず、市内、障害者専用が70区画あるのに対して近江八幡市は思いやり駐車場は13区画しかございません。まずは、周知のためにも、けがした方とか、あとは警察と協力として高齢者の免許取得時とか、あとは母子手帳の発行時に同様に周知をすることによって利用証の取得を促したらどうかなと考えてるわけでございますが、当局のご見解についてお伺いいたします。
 ワークwithチャイルド制について。
 愛知県豊明市は、春休み中、子どもと一緒に仕事をするというワークwithチャイルド制を実証実験として導入しました。今後は本格的な導入を目指すとのことで、当市でもやっぱり職員が困ってるのは夏休みとか冬休みの長期休み、あとは子どもが急に熱を出したときの急病対策とかを考えるわけでございますけども後述する放課後児童クラブとか放課後子ども教室に入れればいいんですけども、もともと申し込んでなかった場合もしくは未就学児、また今年もお盆の季節は市役所が開いてましたんでそういったとき、今年は多分園の預かりが、私のところはお盆の季節は園の預かりがなかったので、当市の職員もやっぱり困ったんじゃないかなと思います。ワークwithチャイルド制は、なかなかやっぱり子どもと一緒に仕事をするのはどうなんだということで批判も多いかなと、市民さんからも批判されるかなとは思うんですけども、まずは近江八幡市から始めて市内に広げていただき、やっぱり子どもを大事にする町だなというのをぜひともアピールしていただきたいなと考えております。当局のご見解についてお伺いいたします。
 授乳室の整備について。
 子育てを始めて思うのが、やっぱり授乳室が足りない、どこに行っても足りないなと思います、近江八幡市のみならず。ママパパマップというアプリがございまして、大体遠出するときにはそこを調べて授乳室を検索してから行くっていうのが大体常になってるわけでございますけれども、1つ残念なことに、実を言うと近江八幡市役所は授乳室の表記がありませんでした。調べたところ、やっぱり近江八幡市に本当に授乳室はなかったわけでございます。おむつ替えはあるんですけども、それがなかったと。なぜないのか、例えばカーテンを設置して、そういった簡易なものでもいいので現時点で整備することはできませんでしょうか、お伺いいたします。
 特定妊婦の把握と支援について。
 出産後の養育について出産前について支援を行うことが特に必要と認められる妊婦のことを特定妊婦と定義されるわけでございますけども、当市としては特定妊婦はどういった方が特定妊婦とされ、またその支援方法についてどのようになっておりますか、お伺いいたします。
 GIGAスクールの広告規制について。
 GIGAスクール構想で1人1台タブレット端末が配備されたわけでございますけども、ウェブ上ではエログロ系のいわゆる18禁と言われる、そういった広告が散見されるわけでございます。広告に対して広告ブロックアプリなどを入れていればそれ自体がもともとストップされるわけでございますけども、当市のそういった広告規制についてはどのような状況でしょうか、広告の規制についてお伺いいたします。
 日本版DBSについて。
 昨今全国的に子どもを対象にした性犯罪っていうのが多発されております。また、性犯罪っていうのは再犯のリスクが高いために、このたびこども家庭庁が創設を目指している日本版DBSですが、性犯罪の犯罪歴がある人をリスト化して学校や保育の現場に再任できないようにする制度のことです。当市としてはどのように活用していくのか、またこの制度についてのご所見についてお伺いいたします。
 桐原東小学校区放課後児童クラブ施設整備事業について。
 6月議会でも質問させていただいてまた小西市長にもご迷惑をおかけすることになったんですけども、また保護者の方と話していただけるということで本当に感謝しております。6月議会でも質問させていただきました桐原東小学校区放課後児童クラブ施設整備事業ですが、いま一度市民の皆様になぜこの整備が必要なのか、また整備の見通しは今回ついているのか、こちらについてご説明をよろしくお願いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 岡田総務部長。
             〔総務部長 岡田清久君 登壇〕
◎総務部長(岡田清久君) それでは、道下議員のこどもまんなか社会実現に向けてのご質問のうち、市役所のベビーカー配備及び授乳室の整備についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、ベビーカーの配備についてでございますが、ベビーカーは新生児や乳幼児が直接触れるものであり、常に清潔を保ち、ウイルス感染対策など衛生面で万全を期す必要があり、不特定多数の方との共用になることを考えますと、導入についてはその運用方法や利用される方のご意見も取り入れながら慎重に検討する必要があると考えております。
 次に、市役所内におけます授乳室の整備に関するご質問にお答えをいたします。
 現在の市役所本庁舎におきましては、プライバシーを確保した授乳スペースの確保が難しいことから現本庁舎での授乳室の整備は難しいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いを申し上げます。
○議長(岡田彦士君) 秋山総務部理事。
             〔総務部理事 秋山直人君 登壇〕
◎総務部理事(秋山直人君) 道下議員のこどもまんなか社会実現に向けてのご質問のうち、まずワークwithチャイルド制ついてお答えいたします。
 議員よりご案内のありました愛知県豊明市では、令和5年3月6日からの1か月間、子どもや孫を連れて職場で働くワークwithチャイルド制を試験的に導入し、5月1日より本格導入されています。本格導入後の子どもを帯同する具体的な要件を保育園や幼稚園、児童クラブ、学童保育、祖父母、在宅の配偶者等ふだんの預け先に預けることができず短時間でも職場に出向いて仕事をする必要がある状況が発生した場合に知らないところや人に預けるよりも職場に帯同することが子どもにとってよいと思われるときとされており、あくまでも限定的かつ緊急一時的な運用とされています。
 豊明市のご担当者にお聞きしたところ、試行期間後に実施したアンケートでは、利用した職員の7割がまた利用してもよい、子どもを受け入れた職場側も7割が受入れ可能と答え、預け先がなくどうしようもない緊急時の保障となるのがありがたい、仕事を気にしながら休むよりも少しでも仕事をできたほうがいいといった声があったとのことでした。本格導入後の状況につきましては、8月中旬までは利用についての問合せなどはあったものの結果的に利用者はなく、8月後半の2週間は試行期間中と同様に子どもを帯同するのに要件を設けずに利用促進を図られたところ、数人の利用があったとのことでした。
 本市といたしましては、既に先進的に導入されております自治体の状況や今後の情勢、民間企業等への波及状況、また地方公務員法に定める職務専念義務との関係等を研究しつつ、保育所などの一時的な閉鎖等により出勤が困難となった場合にはまずは職場の協力体制と業務の共有の下、職員が安心して休暇を取得できるような体制を整えることで対応してまいりたいと考えております。
 次に、日本版DBSについてお答えいたします。
 子どもと接する職業に就く際、性犯罪歴がないことの証明を求める日本版DBSは、子どもへの性犯罪が後を絶たない中で子どもたちを性被害から守る有効な仕組みの一つであると考えております。本市の子どもに関連する職種の職員採用等においても影響することが想定されますが、関連法案が次の臨時国会に提出される予定であり、制度の詳細がより具体的になる中で自治体における運用や活用方法も明らかになるものと思われますので、子どもを守るということを第一義的に考え、対応してまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 長村福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 長村周作君 登壇〕
◎福祉保険部長(長村周作君) 道下議員のこどもまんなか社会実現に向けての質問のうち、パーキングパーミットについてのご質問にお答えします。
 パーキングパーミット制度とは、障害者や介護が必要な高齢者、妊産婦など歩行が困難と認められる人が利用できる駐車スペース、障害者等用駐車区画を利用者の範囲を定め、利用証を交付することで区画の適正利用を推進する制度です。滋賀県では、車いす使用者等用駐車場利用証制度として運用されています。障害者の方については、身体、知的、精神に関する障害手帳を交付する際、障がい福祉のてびきを用いて制度について周知しており、制度利用を希望される方には申請書を手渡し、滋賀県への申請をお願いしております。また、妊産婦の方については、今後母子手帳発行時の面談において制度の説明と申請書を手渡し、周知を図り、免許更新時等における高齢者への周知については警察へ協力を要請の上、制度の周知を図ってまいります。
○議長(岡田彦士君) 中川子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 中川菜穂子君 登壇〕
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 道下議員のこどもまんなか社会実現へ向けてのご質問のうち、おむつの市内園への配備についてお答えします。
 本市では、一部の民間園において保護者負担でこのサービスを利用されていますが、大半の施設では保護者の紙おむつの持参を求めており、このようなサービスの利用につきましては民間園所それぞれにおいて判断されることが基本と考えております。市としての導入を推進する場合、まずは施策の優先順位の検討や実施方法、費用負担の観点や公平性等についてメリット、デメリットを整理し、他の自治体の導入事例や動向を踏まえ、調査研究を行う必要があると考えております。
 続きまして、おむつの自動販売機についてのご質問にお答えします。
 現在本市においておむつの自動販売機の設置はしておりませんが、議員お示しの甲賀市に設置されているおむつの自販機につきましては飲料とおむつが両方購入できるタイプの自動販売機となっております。現在の市庁舎内の場合、施設が狭隘なため、新たな自動販売機を設置することは難しいと考えております。しかしながら、利用ニーズや導入されている他市の状況を踏まえ今後研究してまいりたいと考えており、現在庁舎内に設置されている自動販売機の入替え等の際の導入を検討してまいりたいと考えております。
 続きまして、特定妊婦の把握と支援についてのご質問にお答えします。
 特定妊婦とは、「出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦」と児童福祉法第6条の3第5項に規定をされております。若年、特に10代、精神科の受診歴、予期しないまたは計画していない妊娠、被虐待歴、経済的困窮、DVを受けているなど複数のリスク因子が複雑に絡み合い、出産後の養育が極めて困難となることが妊娠中から見込まれる妊婦のことをいいます。このため、状況に応じて母子保健担当、医療機関、福祉部局、児童相談所など複数の関係機関が連携し、安全な出産と虐待させない環境づくりに向けた支援が求められています。
 以上のことから、健康推進課が母子保健事業を通して特定妊婦のリスクのある方を把握し、子ども家庭相談室と連携し、子ども家庭相談室においては特定妊婦を支援する関係機関との調整と連携を実施しています。今後も引き続き母子保健と児童福祉の連携はもとより、複数の関係機関と連携し、切れ目のない支援に努めてまいります。
 続きまして、桐原東小学校区放課後児童クラブ施設整備事業についてのご質問にお答えします。
 まず、整備の対象地域につきましては、小学校区ごとの利用実態、利用意向アンケートの結果、利用率の推移、小学校在籍児童数等のデータを用いて推計した当面の需要予測や隣接の小学校区における施設の整備状況のほか、保護者のニーズ等を総合的に勘案し、緊急度の高い地域として桐原東小学校区内を決定いたしました。
 次に、整備の手法につきましては、来年度に向けて速やかな整備を図ることを目的として、民設民営、すなわち児童福祉法の規定に基づく放課後児童健全育成事業を行う事業者を公募いたします。
 なお、昨年度からの変更点として、公募に応じて開業する民間事業者に対して開所準備に必要となる施設の改修費、設備費、賃借料等について事業費1,260万円を上限として補助する近江八幡市放課後児童クラブ施設整備事業費補助金制度について、これまで3分の1を求めていた事業者負担分をなくすこととし、開業を志す事業者の一層の負担軽減を図る予定でございます。
 整備の見通しにつきましては、公募前であり現時点でお答えできる状況ではございませんが、今回から補助制度を拡充し、事業者が参入しやすい環境づくりを予定しておりますし、また現在議会において予算案の審議中という前提ではございますが、既存の放課後児童クラブ運営事業者に対して情報提供を行うなどし、本事業が着実に実施できるよう取り組んでいるところでございます。
○議長(岡田彦士君) 田村教育部長。
             〔教育部長 田村裕一君 登壇〕
◎教育部長(田村裕一君) 道下議員のこどもまんなか社会実現に向けてのご質問のうち、GIGAスクールの広告規制についてのご質問にお答えします。
 本市においては、GIGAスクール構想の推進で1人1台タブレット端末を整備するに当たり、各小・中学校にネットワーク環境を新たに整備し、そのネットワーク環境内においてフィルタリングソフトを導入し、いわゆる有害サイトの広告が表示されないように規制しております。
○議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) 皆様、丁寧なご回答ありがとうございます。
 それでは、再問させていただきます。
 おむつの配備についてなんですけども、まだちょっと分からないんですけども、例えば当局としてどういったところが例えばデメリットと考えているのかなと、メリットについては多分私が質問したときに多分話した内容とほとんど多分一緒かなと思うんですけども、このデメリットについて当局のご見解についてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 道下議員の再問にお答えします。
 このサービスのメリットとしましては、先ほど議員もお示しされたように、保護者がおむつに名前を書く必要がなくなるなど保護者の手間が省ける点や保護者のおむつ代の負担が軽減されます。園にとっては、全児童が利用した場合に限り、保護者とのおむつのやり取りがなくなり保育士の負担軽減につながります。
 デメリットとしましては、指定されるおむつの銘柄によっては子どもの肌質に合わない場合や保護者によっては使いたい銘柄を選べない点が挙げられます。また、大量のおむつを保管しておく場所がない園もあることから、一部の保護者がサービスを利用されない場合保育士にはおむつを二重に管理する必要があること、使いたい放題になるため一人一人がどれだけおむつを使用したか使用枚数が見えにくくなり、子どもの健康状態を確認しづらくなることなどがあります。さらに、市の施策とする場合、トイレトレーニングが始まる子どもへの年齢が上がるにつれておむつの使用量が減少することへの費用対効果や未就園児にはサービスを受給できないなどの点、引き続き調査研究していかなければならないと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) 部長、ご回答ありがとうございます。確かにおっしゃるとおりかなと。例えば指定される銘柄が決まってて、私の子どもとかもそうなんですけども、この銘柄やったらしっかりMサイズでも合うけどこの銘柄やったらMサイズでも合わないとか、例えば横漏れしやすいとか、そういうのがいろいろあるんですけど、なかなかちょっと難しいなと思いました。先ほどおっしゃったようにトイトレとかでおむつの利用が減ってる子とかも対象になってくるんで、何かいい方法はないかなとも思います。例えば今回導入が予定されてるおむつ宅配便事業をもうちょっと年齢拡大するなり、またあとは支援の額を1,500円から3,000円にアップするなり、例えばそういった何かしらのみんなが平等によくなるような方策を考えていただければなと思います。よろしくお願いいたします。
 おむつの自動販売機についても、先ほど回答いただいたように更新時期になるのかなと思うんですけども、ぜひともこちらも導入を進めていただきたいなと思います。
 ベビーカーについてなんですけども、これ、やっぱり衛生面でいうんであれば高齢者の車椅子はどうなんだというふうに思いますし、例えば高齢者とか障害を持ってる方とかも衛生面を気にしないことはないかな。あとは、子どものベビーカーについても、私もそうなんですけども、ほとんどの親は除菌シートを持って、除菌シートで拭いてから座らせたりするので衛生面はクリアできるのかなと思います。
 やっぱりこれ、先ほど部長の回答にもあったんですけども、これ、例えば子どもを連れてる保護者の方とかにアンケートを取ったらどうかなと思います。例えばベビーカーがあったら使用しますか、しませんかっていう、こういった簡単なアンケートでいいと思うので、ぜひともそういったアンケートを取っていただきたいなと思います。先ほども初問でも言ったとおり、子どもがいたらやっぱり紙っていうのはすごい書きづらい、暴れるので、なかなかそういったことでもありますんで、ぜひとも導入されるまで諦めないように質問していこうかなと思いますんで、またぜひよろしくお願いいたします。
 もし、小西市長、何かご所見があれば、ごめんなさい、よろしくお願いします。
○議長(岡田彦士君) 小西市長。
◎市長(小西理君) ご所見というより、議員ご指摘のようにやっぱりアンケートを、気にされる方は拭くなり何かされるし、本当に気にされる方は使われないっていう選択もあるので、その辺をしながら考えていけばいいかなと思っております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) 小西市長、ありがとうございます。ごめんなさい、目が合ったんで質問させていただいたんですけど、申し訳ないです。
 すいません。パーキングパーミットについてなんですけども、再問させていただきます。
 新庁舎整備事業で車椅子3台と思いやり駐車場3台の計6台の設置が予定されてるわけでございますけども、バリアフリー法で車椅子駐車場は総駐車台数200台以下の場合50台につき1台を整備しないといけません。当市は、総駐車台数100台予定されておりますので、2台が必要ってことなので6台整備するので問題はないんですけども、今後超高齢化社会っていうのを近江八幡も迎えることになるわけでございますけど、やっぱりこの車椅子を利用される方っていうのがすごい増えるんじゃないかな、あとは足が不自由な方が増えるんじゃないかなと思っております。そういった多様なニーズの変化によって、やっぱり今後50年先まで見通して今の計画より多くのそういった車椅子専用駐車場、思いやり駐車場を増やしていかないといけないかなと思うんです。例えば今よりも数を増やして北側に6台、南側に6台にすれば南北から、どっちから入ってくる車でも利用しやすくなるんじゃないかなと思うんですけども、その車椅子、思いやり駐車場の台数を増やすことについて当局のご見解についてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) ありがとうございます。車椅子、思いやり駐車場台数を増やすことについての再問にお答えをいたします。
 庁舎整備における車椅子、思いやり駐車場台数につきましては、滋賀県のだれもが住みたくなる福祉滋賀のまちづくり条例を踏まえまして区画数を算出しておりまして、現時点におきましては台数に問題はないというふうに考えております。庁舎整備後の50年間において、先を見通してというお話なんですけれども、そもそも自家用自動車の利用状況がどうなってるのかなかなか見通せないと思いますので、今後台数に課題が出てくるようでありましたら対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) 部長、ご回答ありがとうございます。必要に応じて増やせるのであれば、またそのときに応じて増やしていただければなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 授乳室の整備についてなんですけども、今のとこプライバシーの確保が難しいっていうことでなかなか整備が難しいと回答いただいたんですけども、そうなったらじゃあどこで授乳できるのかなと、現在この市役所から一番近いところの授乳室についてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員の再問にお答え申し上げます。
 本市では、お出かけ時の授乳であるとかおむつの交換については赤ちゃんの駅という登録制度がございます。市役所の一番近くで申し上げますと、保健センターそれからアル・プラザ近江八幡、平和堂ですね、が登録になってございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。おっしゃるとおり保健センターとか平和堂さんはあるんですけど、わざわざ市役所に行って、また授乳のためだけに外に出て、また戻ってくるっていうのは、やっぱりこれ、すごい手間かなと思います。
 現時点で整備できないっていうことでございましたら、やっぱり新庁舎、新庁舎にはこの授乳室を整備される予定はございますか、お伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 市庁舎の授乳室整備の再問にお答えをいたします。
 新庁舎におきましては、授乳室は来庁者の多い1階フロア及び2階フロアに整備を予定しております。
 以上です。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。新庁舎は整備するのが今の回答で分かったんですが、建つまでにもいろいろ授乳する子はいると思うので何かしらの工夫をして作っていただきたいなとは思うんですけども、ぜひとも検討だけでもいいんでよろしくお願いいたします。
 次なんですけども、ワークwithチャイルド制について再問させていただきます。
 ごめんなさい、再問じゃないですけども所見で、なかなかやっぱ豊明市も始めたところで、はい、やりましょうっていうのはなかなかないかなと思うんですけども、やっぱり長期休暇のときとか、あとは子どもが熱を出したときとか、やはり職員の精神的な負担にならないように、例えばこのワークwithチャイルドが難しいのであれば家で作業できるように、テレワークです、ごめんなさい、テレワークの導入をさらに進めていただけるように、そういったこともいろいろ踏まえながら検討いただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 特定妊婦の再問をさせていただきます。
 他市町とその特定妊婦の支援の連携についてどういったようになっておりますか、こちらについてお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 道下議員の再問にお答えします。
 特定妊婦と認定されたケースの方が転出された場合につきましては、転出された他市町に移動先の関係機関、担当課へ文書等により情報提供を行いまして、漏れのないよう他市町においても引き続き継続して支援が受けられるよう連携を取っているところでございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありますか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。ぜひとも漏れがないようによろしくお願いいたします。
 GIGAスクールの広告規制については、学校ではできてるのかなと思いました。ただ、やっぱり家庭、家庭でなかなかそういった有害サイトに飛んでしまうような広告とかがあるので、そういったのも、例えばこういったアプリがありますよ、こういったソフトウエアがありますよっていうのを保護者の方にもぜひとも周知していただければありがたいなと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。
 日本版DBSについてなんですけども、やっぱりこの憲法の職業選択の自由に違反するんではないかっていう今議論がございますが、しかしやっぱり性犯罪っていうのは再犯率も高くて、ペドフィリアとかロリータコンプレックス、ロリコンですね、ロリコンはやっぱり性癖なのでなかなか治らないと考えております。やっぱり私は塾や習い事にも範囲を拡大して性犯罪から子どもを守っていただきたいなと考えております。教育長、何かもしご所見があれば、この日本版DBSについてご所見があればお答えいただけますでしょうか。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 今後きちっとした形で国から導入のことについて出てくると思いますし、子どもたちを性犯罪から守ることについては私は賛成の立場でおります。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) 教育長、ありがとうございます。我々近江八幡市全体で子どもたちを性犯罪から守っていこうと、こういった気概が必要かなと思いますんで、またぜひとも、私たちもできることから協力していきたいなと思います。
 桐原東小学校区放課後児童クラブ整備事業について再問させていただきます。
 今回の整備の範囲はどのようになっておりますか。例えば範囲っていうのは、この桐原東校区から大体何メーターとか、そういった範囲なんですけども、前回のように他学区を認めるのか認めないかでございます。やっぱり地元住民としては桐原東小学校区に1つ絶対造ってもらいたいんですけども、当局の整備の範囲を、これ、予定でいいので、示せる範囲でお答えください。よろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 道下議員の再問にお答えします。
 今回の桐原東小学校区においての放課後児童クラブの施設整備につきましては、公募前ということもありますので詳細についてはまだ未決定でありますけれども、現在の整備状況を踏まえまして、小学校から児童が徒歩で利用可能な範囲での施設整備を想定しております。小学校区内っていう部分につきましては、桐原小学校自体がちょっと小学校区の偏った位置にございますので、そういったものを踏まえまして、今回につきましては、いろいろ整備部分につきましては進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆9番(道下直樹君) ありがとうございます。徒歩での利用範囲内っていうことですので、うちが日吉野幸橋なんですけども、日吉野幸橋が一番遠いぐらいの場所なんで、そこも一応徒歩範囲なんで、ぜひともそういった中で、広くでもいいんで桐原東校区内に1つ、ぜひともよろしくお願いいたします。これ、長年かかってる課題でございますので、今回ぜひとも桐原東に1つ、ぜひともよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。9月に入ったんですけども、やっぱりまだまだ暑いので、皆さん熱中症とあとお体にお気をつけください。本日はありがとうございました。
○議長(岡田彦士君) 以上で道下直樹君のご個人質問を終わります。
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