令和5年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月11日(月) 一般質問
藤村 健造 議員
(1)地域包括センターについて
①令和4年度の相談件数等について
②民生委員との連携について
(2)0次予防センターにおける診療所整備事業について
①0次予防センターに診療所開所に至った経緯について
②令和6年度開所に向けての医療体制について
③0次予防センターとの連携体制について
◆6番(藤村健造君) 皆さんおはようございます。今日の会議の1番ということで少し緊張しております。どうかよろしく、お聞き苦しい点がありましたら、ご了承願います。
創政会の藤村です。一人一人にリスペクトをスローガンに、地域の声を聞き、市政に反映し、近江八幡市に住んでよかったと思えるまちづくりを目指して日々尽力をしております。また、今回この質問台に立つに当たりまして、前回の質問台に、ちょっとこの台に違和感を感じました。ていうのは、私はもともとご覧のとおり腕が短いです。先天性で生まれました障害者です。ふだんですとこういうふうな、低いんでなかなか使いにくいってことで、6月の終わり頃に事務局さんと、お聞きしまして、台があれば私も使いやすいということで今回事務局さんから台をご用意していただきました。そうすると、私は一つの道具があればすごく便利だなと今実感しております。これも事務局さんの配慮のおかげだと感謝しておりますので、この場をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございます。
それでは、議長のお許しをいただきましたので、質問通告書に従いまして2つの大項目について分割方式で質問をさせていただきます。
第1項目、地域包括センターについてお伺いします。
本市には、地域包括センターが設立しまして約10年以上たちました。現在は、委託運営が3か所、直営が1か所で、合わせて4か所ございます。運営基準は、保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門職、その他事務職員等を配置することになっております。また、高齢者の介護、医療、生活などに関する総合的な相談を受けることができる身近な相談窓口です。また、行政と介護事業所との連携も重要な役割と認識しております。
そこで、小項目1、令和4年4月1日から令和5年3月31日までに相談された4か所の件数をお聞きします。安土地域包括センターについては、開所月から8月末でお願いいたします。
1、新規で相談に来られた方は何件ですか、親族を含む。
2、相談後、介護認定や要支援等介護サービスにつながった件数をお聞きします。
続きまして、小項目2、民生委員との連携等についてお聞きします。
ある市民の方が介護などに困っていると担当している民生委員さんが相談を受け、担当地区でのセンターへ連絡しました。その後、その方はどのような支援につながったかをセンターに連絡をしましたが、個人情報なのでお答えできることはできませんと聞かされました。民生委員としては相談に来られた方が支援につながったかどうかだけの詳細までは聞く必要はないとの思いでした。地域の民生委員さんは、行政と各種福祉事業所等のパイプ役として活動しておられます。そこで、地域包括センターとしては民生委員との連携、位置づけをどのように考えておられますか、お聞きします。
以上、初問です。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
川端福祉保険部理事。
〔福祉保険部理事 川端あゆみ君 登壇〕
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 皆様おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
では、藤村議員の地域包括支援センターについてのご質問にお答えします。
1点目の各地域包括支援センターの令和4年度の相談延べ件数につきましては、東部地域包括支援センター延べ4,987件、西部地域包括支援センター延べ4,577件、中北部地域包括支援センター延べ3,196件となっております。
なお、東部地域包括支援センターの件数には安土地域の相談件数も含まれてございます。令和5年4月から開所いたしました安土地域包括支援センターについては、4月1日から8月末まで延べ558件の相談を受けております。
また、令和4年度に新規に地域包括支援センターに相談された実人数は446人、そのうち家族による相談は224人となっており、新規相談者446人のうち介護保険や総合事業のサービスにつながった人数は247人となっております。
2点目の民生委員との連携についてですが、高齢者の皆様が地域で安心して暮らしていくためには各地域の相談窓口である地域包括支援センターと地域の関係者との連携は欠かせません。中でも地域に精通されている民生委員は、活動を通じた地域住民の見守りや相談、地域住民と支援者をつないでいく役割等を果たしていただいており、地域包括支援センターと密な連携が必要だと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
藤村健造君。
◆6番(藤村健造君) ありがとうございます。
続きまして、再問に移させてもらいます。
その相談を受けたうち、民生委員さんからの紹介で何件受けましたか、これをお聞きします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
川端福祉保険部理事。
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 藤村議員の再問にお答えします。
各圏域地域包括支援センターの令和4年度新規相談実人数のうち、民生委員さんから相談につながった人数は、東部6人、西部11人、中北部4人、安土3人となっております。
以上です。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
藤村健造君。
◆6番(藤村健造君) ありがとうございます。たくさんの方が民生委員さんがついて相談を受けてはると思っております。
再問させてもらいますね。
その民生委員さんから相談を受けたその後の情報とか、どのような、ついてね、守秘義務があると思うんです。それは、何らかの支援につながったかどうかの情報はその民生委員さんに対して情報何とかこういうことができたよとか、もしそういうようなことがつながらないのかなと思って、これ、質問させてもらいます。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
川端福祉保険部理事。
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 再問にお答えします。
民生委員との情報共有についてですが、民生委員とは厚生労働大臣から委嘱を受け、その職務遂行に当たり、福祉事務所などの行政機関をはじめとした関係機関と協力し、常に住民の立場に立って社会福祉の増進に努める方々です。その活動の円滑な実施のため個人情報の共有を受けることがありますが、住民個人の人格を尊重し、その身上に関する秘密を守ることが民生委員法で規定されております。地域の方から民生委員を通じて相談があった場合は、相談後も地域での見守りは必要であることから、基本的にはご本人の了承の下、共有できる範囲の情報の提供は可能であると考えております。
以上です。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
藤村健造君。
◆6番(藤村健造君) ありがとうございます。
私も民生委員を3年間経験してきました。その間、民生委員はやっぱし地域のことをよく知っておられる人材だと私は思っております。常に担当している地域の活動にも尽力され、民生委員同士の研修や、またいろんな方向の事業所の研修会、また地元の他の民生委員とも交流もしております。そのため、私はもっともっと、地域の民生委員とは、要だと思っておりますので、センターとまた行政ともっともっと深く関わり合って、ただ踏み込んではいけない領域があると思うんです。そこはそこで大事だと思っておりますので、ある程度の情報的な共有をしてもらっていい関係を築いてもらって今後の高齢化社会とか福祉社会また子どもさん、これは民生委員がなければ情報が発信できないと思うので、うまいこと仲よくしていってもらえればいいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
では続きまして、大項目の2に移らさせてもらいます。
令和5年第3回9月定例会市議会において、新規事業として0次予防センター整備が組み込まれました。その中で、小項目1、武佐学区の長年の地域課題でもあります、医療機関がなく懸念課題でもありました武佐学区にようやく診療所が来年令和6年10月に開所されます。本市には、健康寿命の延伸をはじめ、健康はちまん21プランで目指す人がやさしく支え合い、健康でいきいきくらせる近江八幡を実現する事業があります。これまで身近に医療機関がない地区がありますが、市として医療機関がない地区においても行政としてどのような思いで今回の議会に提案されましたか、その経緯をお聞きします。
続きまして、小項目2、開所に向けての医療体制について。
0次予防センター内に診療所を開所するに当たり、医療センターの医師が派遣となっていますが、医療センターとの連携と開所に向けての医療体制等について以下の質問をお聞きします。
1、令和5年度の実施設計、改修工事の内容は、2、診療時間は午後何時から何時までか、3、診療日は週2回ですが何曜日か、診療所の医師及び医療事務に関係する体制は、処方箋についての取扱いは、実施に伴って実施要領や規則等の整備は、また他の学区も利用できるのかを聞きます。
続きまして、小項目3、開所後の0次予防センターとの連携についてお聞きします。
0次予防センターの実施事業にはまちの保健室事業がありますが、診療所と0次予防センターとどのような連携を構築していくのかお聞きします。よろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
藤村議員ご質問の0次予防センターにおける診療所整備事業の質問のうち、経緯について私からご説明を申し上げます。
0次予防センターに診療所を開所するに至った経緯につきましては、議員ご指摘のとおり武佐学区には医療機関がないことが地域課題となっており、これまで武佐学区にドラッグストアが建設された際にも、隣地に民間の医療機関等を誘致されましたが、応募されることなく現在に至っております。このような状況と併せ、市といたしましても、平成30年に健康なまちづくりを推進する拠点として武佐学区に整備しました0次予防センターのさらなる利活用として、医療を加えることで医療の少ない地域で受診機会を逃すことなく病気の早期発見と早期治療による市民の健康と重症化予防につなげる等健康寿命の延伸に効果的に活用することを期待して、診療所の開所に向け、近江八幡市立総合医療センターとの連携の下、取組を進めることといたしました。
開所等医療体制については、担当部からお答えを申し上げたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(岡田彦士君) 中川子ども健康部長。
〔子ども健康部長 中川菜穂子君 登壇〕
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 皆様、改めましておはようございます。
藤村議員の0次予防センターにおける診療所整備事業のご質問のうち、開所に向けての医療体制についてお答えします。
1点目の改修工事の内容については、0次予防センターの2階にある2つの会議室のうち1つの会議室を診療所として認めていただくための改修を予定しております。具体的には、近畿厚生局や東近江保健所との協議、指導の下、受付室、待合室、診療室、処置室としてそれぞれ独立した部屋とするための間仕切り工事及び診療室と処置室に給排水の設置、あわせて各部屋への空調工事を実施する予定です。
2点目の診療時間については、午後1時30分から午後3時30分の2時間を想定しております。
3点目の診療日については、月曜日と金曜日の週2回開設を予定しております。
4点目の医師及び医療事務職等に関係する体制については、現在近江八幡市立総合医療センターと運営体制について協議をしており、開設曜日や時間も含めて週2回の診療体制が確保できるよう進めていく予定です。
5点目の処方箋についての取扱いについては、院外処方箋を予定しております。
6点目の実施に伴っての実施要領や規則等の整備については、近江八幡市立診療所条例及び近江八幡市立診療所の管理及び運営に関する規則を適切な時期に改正をする予定でございます。
7点目の他の学区の利用については、市内の開業医院と同様にどなたでも幅広く利用していただけます。
次に、開所後の0次予防センターとの連携についてお答えします。
現在0次予防センターで実施しておりますまちの保健室相談事業では、常勤の介護士、看護師を配置し、市民の健康相談や健康機器による内臓脂肪量や血管年齢、骨密度の測定等を実施しており、その中で医療受診が必要な人を診療所につないだり医療受診と併せて測定していただくなど、随時連携していきたいと考えております。いずれにしましても、令和6年10月の診療所開設に向けて詳細等は今後関係機関と協議、決定してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
藤村健造君。
◆6番(藤村健造君) ありがとうございます。武佐学区にはほんまに長年医療機関がなく、その地域の方々がバスとか公共を使うて病院に行っておられます。今後もこの開所に向けていろんな準備等があると思います。また、近隣には、たしか馬淵学区も医療機関がないと聞いておりますので、今後のその武佐学区と馬淵の間のこのあかこんバスですかね、直接行けないとこがあるので、今後またそういうような交通網もまた今後も検討が必要かなと思っておりますので、よろしく、またこれもまた要望としてお伝えしていきたいと思っております。
また、さっきも同じ、重複しますけど、いろんなことが出てきますので、そのときはまたよろしく、協議を重ねていきまして、地域の方が診療所で健康診断を受けて、またその隣で0次予防センターと自分の健康チェック、管理をしてもらって長生きできるように、また健康でいられるような、そういうような町を、市をつくっていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
これで私の質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(岡田彦士君) 以上で藤村健造君の個人質問を終わります。