録画中継

令和5年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月11日(月) 一般質問
山元 聡子 議員
(1)認知症について~地域全体で支え合う仕組みづくりを~
(2)ヴォーリズ建築と同時代の近代建築調査について
(3)市庁舎建設と周辺整備について
◆12番(山元聡子君) 凛成会の山元聡子です。どうぞよろしくお願いいたします。
 今回の質問は、3点にわたりさせていただきます。
 まず1点目、認知症について、地域で支え合う仕組みづくりをということで、令和4年3月議会ではコロナ禍での認知症対策について質問をさせていただきました。コロナウイルス感染症が2類から5類に変更され、ようやく様々な地域のお祭りやイベントが活発になり、地域が明るくなってきたように感じますが、一方でこの地球温暖化による気温の上昇や各地での自然災害の頻発は心配が絶えません。前回もお伝えをいたしましたが、近江八幡市における現在の認知症高齢者数は2020年では3,790人、団塊の世代が75歳を迎える2025年には4,214名と推計をされ、厚生労働省が公表している推計によると2025年には730万人まで増えるとされています。実に65歳以上の約5人に1人が認知症を発症している計算となります。さらに、軽度認知障害、MCIの人たちは、患者の1.5倍から2倍いらっしゃると言われており、発症率は年齢が上がるほど高まります。長寿化が進む中、予防と共生の下、地域全体で認知症になられても安心できる活動場所や居場所づくりなどを支え合う仕組みが必要です。今回は、コロナ禍の影響を受け加速していると思われる認知症の方、そのご家族のサポート等、認知症の施策の強化を踏まえて質問をさせていただきます。
 まず1点目、前回質問させていただきました中で、認知症施策については第8次総合介護計画に記載している予防と共生の認知症施策を両輪として8つの柱に沿った取組を進めているとされ、主な取組として市民の認知症についての理解を深め、認知症の方への適切な対応ができるようキャラバン・メイトの養成や学校や企業、商助推進事業者などを対象とした認知症啓発を実施しているとお聞きしましたが、その後の推進状況をお教えください。
 2点目、早期発見、早期対応、認知症予防の取組としてもの忘れ相談会や認知機能向上型カフェの開催をされていると思いますが、参加者数や開催頻度、その具体的な取組内容と参加者の状況、その周知方法等をお教えください。
 3点目、地域包括支援センターの令和3年度と令和4年度の相談件数と相談内容についてお尋ねをいたします。
 その中で認知症についてのご相談は何件ございますか、また第8期の総合介護計画の目標にもされている地域包括支援センターの認知度を高めることについてその後どのような取組をされていますか。
 4点目、急速に進む高齢化の中で、地域全体で認知症の方またそのご家族のサポートができる仕組みをつくっていくことが大変重要であると考えます。そこで、地域の方々が認知症カフェなど居場所となる取組、立ち上げを考えられたとき、市として支援する方法はどのようなことがありますか。
 5点目、前回お尋ねをいたしましたSOSネットワーク事前登録事業に登録すると全国的に問題となっている認知症の方が徘回され電車を止めてしまったり何か物を破損されてしまったときに対応できる保険、認知症高齢者個人賠償責任保険の導入、アフターケアですね、のご検討はその後どのようになっていますでしょうか。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 川端福祉保険部理事。
             〔福祉保険部理事 川端あゆみ君 登壇〕
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 山元議員の認知症についてのご質問にお答えします。
 1点目の認知症啓発の進捗状況につきましては、令和5年度に入り認知症啓発の依頼が増加し、8月末までに11回、延べ310人に対して認知症サポーター養成講座を実施しております。
 2点目のもの忘れ相談会や認知機能向上型カフェの実施状況についてですが、もの忘れ相談会は広報で周知を図るとともに、継続参加者については個別通知を送付しております。年間7回開催をいたしまして、タッチパネルによるチェックと個別相談を実施しており、8月末までに2回、延べ21人が参加しております。
 また、認知機能向上型カフェについては、もの忘れ相談会や地域包括支援センターの相談から対象となる方を把握し、参加案内をしております。認知機能低下予防に向けたプログラムを実施し、年間24回の開催で8月末まで延べ76人が参加をしております。
 3点目の圏域地域包括支援センターの相談件数については、令和3年度は延べ1万343件、令和4年度は延べ1万2,760件です。主な相談内容は介護保険、介護予防、認知症に関することなどで、初回相談で認知症を主な内容として相談される割合は全体の約20%となっております。
 また、地域包括支援センターの認知度を高める取組については、センター業務の一環として市民への周知を行っておりますが、困り事があって初めてその存在を知ることが多いため市民全体の認知度を高めるのには限界があるとの市民協議会の意見を踏まえ、今後は地域の通いの場や医療機関、薬局など関係機関からつながる仕組みづくりをより一層推進してまいります。
 4点目の認知症カフェ等居場所の立ち上げ支援についてですが、各圏域に配置している認知症地域支援推進員や生活支援コーディネーターが実施に向けたノウハウの提供やサポートを行っています。
 5点目の認知症高齢者個人賠償責任保険の導入、アフターケアについてお答えします。
 高齢化の進展により認知症の人は年々増加しており、全国的には2025年には700万人を超えると予想されております。これに伴って認知症の人が引き起こしてしまう事故やトラブル、具体的には認知症の人の周辺症状によって他人のものを破損させる行為、道に迷い行方不明になる、電車や事故等の交通事故に巻き込まれるなどのトラブルが発生するおそれがあり、場合によっては法律上の賠償責任がその家族等に及ぶ可能性があります。これらを背景に民間保険を活用した事故救済制度を独自に導入し、認知症に伴う何らかのトラブルで認知症の人やその家族等が賠償責任を負ったときに補償される仕組みを構築している自治体が増加傾向にあることも把握しております。
 本市においては、令和2年度、令和5年度に県内5市の実施状況から経年変化を把握、分析した結果、課題として次の3点が見えてまいりました。1、把握した全ての市において、保険料の本人負担はなくても1人当たり保険料は1,620円から2,310円と比較的安価で加入しやすい保険費用を自治体が負担するべきかどうか、2、1市2県を除いて利用実績がなく政策効果を把握することが難しい、3、費用負担の公平性の観点から認知症の人に限るべきかが挙げられます。各市ともに実施年数が浅く、効果の見えにくさはありますが、制度導入に向けての判断につきましては多様な事業の中での優先順位も含めてさらなる研究が必要と考えておりますので、ご理解をお願いします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。
 再問をさせていただきます。
 まず1点目に、認知症啓発の取組についてお聞きしましたが、キャラバン・メイトの養成をされていますが、本市には何名のキャラバン・メイトさんがいらっしゃいますか、また1年を通しての活動内容についてお教えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 川端福祉保険部理事。
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 山元議員の再問にお答えします。
 キャラバン・メイトとは、認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法等を市民に伝えるボランティアの講師役のことでございます。令和5年度の活動者数は39名となっております。
 また、活動内容につきましては、啓発講座の実施、アルツハイマーなど月間啓発イベントの運営ボランティアなどを担っていただいております。
 以上です。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。キャラバン・メイトさんは出前講座などの認知症サポーターの養成講座等を行っていただいている、講師役をやっていただいているということなんですが、この認知症サポーター養成講座の、一回受けて終わりではなく、一度受講してもらった方へのフォローアップを認知症の講座に限っては継続できるような仕組みをぜひお考えいただきたいなと思います。これは要望とさせていただきます。
 次に、2点目、3点目、4点目の質問の部分で早期発見、早期対応、認知症予防の取組としてもの忘れ相談会や認知機能向上型カフェの開催を市と地域包括支援センターで相談があった方などを対象に実施していただいておりますが、先ほどご回答をいただきましたようにまだまだ各地域包括支援センターの認知度が低く、カバーされている方は限られていると思います。そういった状況において、市だけで対応するのではなく、私は地域のお力をもっとお借りをしてMCI、軽度認知障害の方などを早期発見、早期対応していくことが非常に大切であり、認知症の正しい理解を知っていただき、認知症であっても安心して暮らすことができ、活躍の場がある地域づくりが必要であり、地域全体で支え合う仕組みの構築が急務と考えております。それには地域での認知症カフェと認知症サロンの推進拡大の取組が必要だと考えます。
 再問をさせていただきます。
 現在本市には認知症カフェは何軒ございますか。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 川端福祉保険部理事。
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 山元議員の再問にお答えします。
 現在本市で実施されているのは、事業所で実施されているところが2か所、うち1か所は現在休止をされております。
 以上です。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。
 再問させていただきます。
 通常のサロンという部分とデイサービス、認知症カフェの違いについてお尋ねをいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 川端福祉保険部理事。
◎福祉保険部理事(川端あゆみ君) 再問にお答えします。
 認知症カフェは、認知症のご本人やご家族、地域住民、専門職が認知症の情報共有や学びの場とすることで社会的孤立が解消され、認知症の理解の輪が広がることを目指す場となっております。デイサービスは、要介護認定を受けたご本人が通所介護施設に通い、食事や入浴など日常生活上の支援を受ける場となっております。サロンにつきましては、幅広い概念があるため一概にはご説明はさせていただけませんので、ご了承ください。
 以上です。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。
 まず1つ目が、認知症カフェの推進を積極的に行い、拡大していくことの取組を第9期介護計画、今取り組んでいただいてると思うんですが、ぜひしっかり盛り込んでいただき、ご対応をお願いしたいと思います。
 令和2年度の認知症全国実施調査では、47都道府県1,518市町村で87.2%、7,737軒の認知症カフェが開設されています。滋賀県では89軒ございます。本市と同じくらいの人口の守山市は15軒であり、本市は先ほど、2か所のうち1か所は停止され、1か所ということでございます。また、先ほどサロンの定義をお聞きいたしましたが、地域サロンや高齢者サロンとも呼ばれます。サロンの活動は、地域の高齢者等、高齢者だけに限りませんが、身近なところで気軽に集まることができる出会いの場、交流の場、仲間づくりの場とされています。この通常のサロン活動に認知症サロンの視点を取り入れていただくことを推進していただけたらと私は考えます。認知症カフェのように当事者とその家族と介護の専門職の方々の参加とは異なり、認知症サロンは認知症であるかどうかにかかわらず地域の高齢者が自由に参加をすることができる地域住民が運営する通いの場でございます。高齢者同士または高齢者と他の世代の交流の促進をすること、高齢者が孤立することを防ぐことにより認知症の早期発見や進行防止、介護予防を図ることを目的としています。現在市の老人クラブさんの活動や市の老人クラブに登録されていないけれどそのような活動をされている老人クラブさんにも草の根的に認知症サロン的な取組を推進していただくことのご理解を得ながら活動助成を同じく考えていただき、お取組いただきたいと思います。
 また、今現在認知症カフェの推進については、地域包括支援センターの方が担当してくださっていると思いますけれども、ホームページでこちらの愛知県のような認知症カフェ運営マニュアルというものを作成していただいて市のホームページにアップしていただくことを要望させていただきたいなと思います。こちらに書いてるのは、認知症カフェに興味を持つあなたが認知症カフェを立ち上げて無理なく運営を続けていくためのヒントということで、読ませていただいたら本当にしっかり書かれていますし、どのように取り組んでいったらいいのかということも書かれておりますし、また認知症カフェのある意味失敗談、成功談も書かれておりますので、こういったものをぜひホームページにアップをしていただいて広く普及の啓蒙のための情報発信の取組をぜひともお考えいただきたいと思います。
 また、こちらなんですが、鳥取市なんですけれども、認知症カフェ運営事業費補助金申請事務の手引きということで、認知症カフェの運営事業費補助金制度をつくっておられます。こちらも本市として、例えば期間を設けて設定するなど、一度ご検討をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 また、認知症高齢者個人の賠償責任保険の導入、アフターケアのご検討については、いろいろ今お調べいただいたということなんですが、保険の補助をする、しないではなく、こういった保険がありますよということを、ぜひ市からの情報提供をしっかりまず行っていただくことをお願いしたいと思います。問題が起こってからでは、そういう保険があったのかっていうふうに知られる状況では遅いと思いますので、ぜひ周知徹底をお願いしたいと思います。
 あと、市長にお尋ねをしたいのですけれども、認知症の施策の取組について、今現状お感じになっている認知施策の強化についてどのようにお考えになっているのかご所見をお伺いできればと思います。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 山元聡子議員の再問にお答え申し上げます。
 認知症は大変増えてまして、やっぱり予防というか、いかにならないようにケアしていくかっていうことが非常に重要だと思います。そういう意味で、議員もご指摘いただいたように、老人クラブを含めて日頃から活躍の場、生きがいの場、コミュニケーションの場っていうのをどのようにつくっていくのかっていうのが一番大きな課題だというふうに思っております。そこがしっかりできていかないと先行きが見えていかないと思いますので、そこらあたりを一番重点に取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。少子・高齢化、人口減少のいまだかつて経験したことのない時代を私たちは生き抜いていかなければなりませんが、どんな問題も地域が家族としての意識の醸成につなげ、孤立、孤独にならないように認知症の方、ご家族の方を地域全体で支え合う仕組みに本気で取り組んでいただきたいと思います。
 正直認知症施策の強化に対しての評価は、本市は10年遅れている、今頃認知症カフェの取組の初期段階なのかというお声も様々なリサーチを行っているところでお聞きするところでございます。現在認知症カフェを立ち上げたいと思っていらっしゃる市民さんもいらっしゃったり、またあるグループホームの経営者の方から、認知症カフェについての意見交換をさせていただく中で、その存在すら知らなかった、それなら入居者さんだけでなく月1回でも地域のためになるのであればそのような認知症カフェをしてもいいですねというご意見や、またある守山市で既に開催されている経営者様からは、認知症カフェは高齢者施設やデイサービス、グループホームなどでは専門スタッフや設備が整っており、すぐにも認知症カフェが運営できるとおっしゃっています。私たちが行うことも一つですけれど、例えばその取組として放課後児童クラブと高齢者サロンの方との交流など、子どもと触れ合うことが認知症予防や改善、進行を遅らせる効果があるとアドバイスも受けております。ぜひ認知症カフェ、認知症サロン、多様な取組として、どこからどこまでがどうっていう形ではないですが、そういう認知症になる、自分がいつ認知症になるか分からないという自分事として認知症をお考えいただき、思いやりと優しさを持って地域の方がつながっていただけるようなお取組をぜひともお願いしたいと思います。私もできる限り活動させていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 続きまして、ヴォーリズ建築と同時代の近代建築調査について。
 9月議会の補正予算において計上されているヴォーリズ建築と同時代の近代建築調査について質問をさせていただきます。
 令和2年3月議会においても文化財保存活用地域計画についての質問をさせていただきました。今後重要な文化財においても全てのものを保存していくことは困難な時代となっている中で、本市としても文化財の保存と活用についてしっかり精査し、その方向を示していくことや、また市民の皆さんの理解を得て、歴史的価値のある建物を含め、市民、地域、総ぐるみで保存と活用ができるよう考えていくことが必要であると考えます。また、国においては、文化財保護などをなるべく地域に委ねるという流れがあることから、建物を調査し、その活用を考えたとき、市としてもその取組をバックアップする手法を併せてしっかり考えていかなければならないと思います。
 そこで、質問させていただきます。
 今回行われる調査についての背景並びに経緯とその取組についてお教えください。
 以上、初問といたします。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
             〔総合政策部理事 嵐 孝雄君 登壇〕
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 山元聡子議員お尋ねのヴォーリズ建築と同時代の近代建築調査についてのご質問にお答えいたします。
 山本英夫議員のご質問にもお答えいたしましたが、本事業については本市と関西学院大学、滋賀県で締結したヴォーリズ建築等を通じた連携協定の取組の一環としてヴォーリズ建築及び同時代に造られた近代建築遺産の所在状況等を把握し、それらの価値を明らかにするとともに、今後の保存活用に供する指針作成を目的に報告書の作成を行うものでございます。また、調査結果を生かした地域の文化的価値や魅力向上に向けた市民交流の場の創出などを提言いただき、今後のまちづくりにつなげてまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。
 再問させていただきます。
 ヴォーリズ建築と同時代の近代建築調査をされるとのことですが、それぞれの調査対象の軒数並びに同時代の近代建築調査においては、差し支えない範囲で結構ですので、どのようなものがあるのかお教えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 今回の調査範囲になりますけれども、ヴォーリズ建築では大体30軒程度が対象になってくるかなと思っております。その他の建築物としても100軒以上はございますので、総数で150軒程度になるのではないかというふうに考えております。また、ヴォーリズ建築以外の建築物としましては、白雲館であったり旧中川煉瓦製造所、そうしたものも対象になりますし、そのほかの明治期以降に建築された和風建築等も対象になるというように考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) 再問させていただきます。
 なぜ今回この時代を対象とする調査になったのか理由を教えてください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 今回対象としております明治期以降の建物、以前の建物、例えば江戸時代の建物等についてはもう既に文化財であったり登録文化財等として評価、調査が行われているものが大半っていうふうに考えております。そうした中で、今回行う調査につきましては、文化財登録されているものもあるんですけれども、十分な調査ができていないことでその価値がきちんと評価されていない、そのことによって今後保存されることなく失われる可能性があるというような視点で今回の調査対象を決めていきたいというように考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。
 再問させていただきます。
 調査を踏まえて、地域の文化的価値や魅力向上に向けて市民の交流の場の創出を考え、今後のまちづくり、いわゆる保存と活用を行っていこうとされる中で、個人や民間の取組をバックアップをすることをしっかり考えていかなければなりません。そんな中で、資金面ではクラウドファンディングや私が以前提案しておりましたふるさと納税の活用で栗東市のように例えばヴォーリズ建築の保全を目的として寄附項目を増やし、直接ダイレクトに寄附できる仕組みなどを今からしっかりと検討していただきたいと思いますが、改めてご所見をお伺いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 近江八幡市内には、ヴォーリズ建築に限らず、いろいろな方々が価値があるとされている建造物は本当に無数にあるというように思っております。また、その評価基準を設けることは困難なのが実情というように理解しております。そうした中で、指定文化財でないものに対し、またそれが個人であったり民間企業等が所有されております建造物に対する金銭面での支援っていうのは難しいのではないかと、保存活用されるための支援については別途検討させていただきたいというように考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。この件につきましては、また次回の個人質問で議論させていただきたいと思います。
 再問させていただきます。
 ヴォーリズ建築の光を自由に操る設計やぬくもりある間取りというのは、私は後世にぜひ残していきたいものであり、何よりこの建築はヴォーリズを通してのこの地域での物語があり、この近江八幡市が世界の中心であると語ったウイリアム・メレル・ヴォーリズの視点は本市がまちづくりをしていく上でとても大切な人づくりの視点であると私は考えます。来年はウイリアム・メレル・ヴォーリズの没後60年であり、再来年は来日、来幡120年を迎えます。ヴォーリズ建築の調査も開始される中、この機会を活用し、ヴォーリズの偉業を学ぶメモリアル事業の開催などヴォーリズ建築を改めて市民に広く知ってもらう機会として併せて取り組んでいただき、改めて地域の魅力発見、発信につなげていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) ヴォーリズ建築であったりヴォーリズを紹介するパンフレットまたツアー等の実施については、観光物産協会等で実施していただいてるところではございます。そうした中で、ヴォーリズ没60年事業等につきましてはヴォーリズの関連団体等が検討されているようにもお聞きしておりますので、今後関西学院大学であったり滋賀県と情報を共有しながらできることを検討、また調整を図ってまいりたいというように考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。ぜひ連携してお手伝いできるところ、一緒にやれるところ、取り組んでいただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、近代建築のホフマン窯とヴォーリズの建築にも深いつながりがございます。ヴォーリズ建築、ウォーターハウスの門構えに使用されたれんがはホフマン窯で焼かれたれんがで、形の崩れたものをもらい受け、造られたともお聞きしております。また、ドイツのホフマン窯は、日本に4つしかもう残っておりません。ホフマン窯のそばに八幡川が流れています。子どもたちの遊び場等何らかの形で活用できないかと考えております。以前にもお伝えしておりますが、ぜひまた調査の結果を踏まえお考えいただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今回の調査は大変期待をしております。どのような内容として刊行されてくるのか楽しみにしておりますし、ぜひこの調査での発刊が生かされ、より魅力的な地域振興につなげていただくことを期待しております。
 次の質問に移らせていただきます。
 市庁舎建設と周辺整備について。
 市庁舎建設と周辺整備について質問をさせていただきます。
 今までも他の議員より何度か官庁街周辺整備に関する質問がありました。2年半前のある議員の質問には、官庁街には市民意識の普遍的ニーズとしてにぎわいの創出が求められている、このことから病院跡地には多様な市民交流、イベント、取組ができる市民活動の中心の場として市民広場の整備を考えているところという回答が市長よりされ、さらに市民広場は市民活動の一つの大きな拠点として市民広場を整備していきたいということを明確におっしゃっています。庁舎についても、市民生活をいかに豊かにして、そしてサービスの提供をできるものであろうかということで、この市民広場を含めて一体として愛されるような場にしていきたいともおっしゃっています。私は、この市民広場の構想が9月議会で上程されている市庁舎建設の債務負担行為の審議をさせていただく上においても、市民広場との連携の部分の構想をより詳しくご説明いただくことで庁舎建設の意図と活用がより市民に明確になると考えております。改めて市庁舎建設と市民広場、周辺整備における考え方をお教えください。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
             〔総合政策部長 高尾一成君 登壇〕
◎総合政策部長(高尾一成君) 本日もどうぞよろしくお願いいたします。
 では、山元議員お尋ねの市庁舎建設と周辺整備についてのご質問にお答えいたします。
 新庁舎を含む市民広場や官庁街の在り方につきましては、平成30年度に実施した市庁舎整備に向けた基礎調査結果を踏まえまして、令和元年度に策定した近江八幡市庁舎整備基本計画の中でお示しをさせていただいております。同計画におきまして、新庁舎周辺のまちづくりにつきましては行政機能に特化した新庁舎として行政サービスの充実を図るとともに、市民広場と文化会館などの周辺施設が連携しつつ官庁街全体の活性化を図ることとしております。市民広場は、多様な市民の交流や協働を育む創造と集いの拠点づくり、多用途に利用可能な屋外空間づくりを基本コンセプトとし、市民の皆さんの多様な活動によりにぎわいが創出され、本市の求心力の主体となるようなシンボリックな空間形成を目指したいと考えております。そして、新庁舎周辺については、ステップ1として市民サービスを提供する場として新庁舎を建設する、ステップ2として市民広場の整備により広大なオープンスペースを生かした憩いと交流の空間としてにぎわいの場づくりを整備する、ステップ3としまして市民広場内の交流や協働の取組強化によりまして多様な市民などの創造的な活動や特色あるイベントの活性化を図る、ステップ4としまして周辺市有地を生かしたにぎわいの場の強化などにぎわいエリアの周辺拡大を図る、このように新庁舎周辺のまちづくりにつきましては段階的に進めることを基本計画でもお示ししているところでございます。
 なお、市民広場の工事着手につきましては、令和8年12月の新庁舎のグランドオープン後となるため、令和7年度中を目途としまして具体的な整備計画をお示しする予定でございます。このことは、市議会においても重ねて説明をさせていただくほか、令和2年度には具体的な整備内容や優先度を整理し、段階的に発展させていく方針をお示しした上で市民広場に求められる機能につきまして広くアンケート調査を実施しております。
 いずれにしましても、官庁街機能の中心を担う新庁舎整備をまずは着実に進めながら、新庁舎におけます行政機能と併せ、にぎわい創出の核となる市民広場整備を進めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) 再問させていただきます。
 新庁舎周辺のまちづくりについて令和7年度中をめどに具体的な整備計画を示すと回答されましたが、市民広場構想において改めて今までの検討されてきた内容と今後の整備計画についてのスケジュールをお教えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) では、これまでの検討内容と今後のスケジュールにつきましての再問につきましてお答えさせていただきます。
 市民広場に係る経過につきましては、令和2年9月に市民の皆さんから市民広場へのご意見を募集させていただき、また令和3年1月には市民の皆さん1,500人を対象にアンケート調査を行いましてニーズを把握させていただきました。また、令和4年11月には、国土交通省が主催されましたサウンディング、これは官民の対話の場ですけれども、こちらに参加をさせていただきまして民間事業者さんと対話を行わせていただきました。今後市庁舎整備基本計画や市民アンケートの結果などを踏まえまして令和7年度中を目途に整備計画を策定し、事業を進めてまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。整備計画を示されて市民広場っていうのは大体いつ完成する予定でしょうか。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 市民広場の完成時期についての再問にお答えいたします。
 整備内容によりましてかなりスケジュール感が変わってくるかと思います。ですので、完成時期につきましては、整備計画の中でお示しをさせていただきたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) 市民広場を整備するに当たり、駐車場の整備についての計画スケジュール並びに工事完成予定についてもお尋ねしたいと思います。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 市民広場の駐車場についての再問にお答えをいたします。
 駐車スペースにつきましても、どのような利用形態を想定するかによって必要数また整備場所もかなり変わってくると思います。駐車場の整備につきましても整備計画の中でお示しをさせていただきたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) 再問いたします。
 南別館の改修工事の計画スケジュール並びに工事完成予定についてお尋ねをいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 南別館の整備スケジュールについての再問にお答えいたします。
 令和6年度に設計を行いまして、令和7年から工事に着手をし、令和8年12月の完成を予定しております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) 南別館の工事費用についてはどのくらいを考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 南別館の改修費用に関する再問についてお答えさせていただきます。
 改修費用につきましては、令和6年度に設計を行った後にお示しをさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
 山元聡子君。
◆12番(山元聡子君) ありがとうございます。とにかく段階的に進めていきたいという当局のお考えは分かるんですけれども、結局市庁舎建設にめどがついてから周辺整備を考えていくというスタンスで具体的な整備計画が示されていないというところに関しては、私はこの進め方に少し違和感を感じております。老朽化が進んでいる庁舎と建設物価が高騰していることなど、この状況においては私は新庁舎の建設をこのまま進めていくしかないと考えますが、やはり内容や今までの進め方においては、私は納得できるかというと納得はできておりません。いろんな市民の方がいらっしゃって、とにかく早く庁舎を建ててほしいと言われる市民とこの状況では建てるしかないなという市民、またもう一度この状態だったら立ち止まってもう少し何とか考えてもらうことはできないのかという市民の様々な思いがあります。今までも何度も市庁舎整備室に足を運び、様々意見を述べてまいりましたが、真剣に例えば庁舎の向きや形など市庁舎建設はこうであってほしいと意見を述べてくださった熱い思いを持った市民の思いがあったことを、今回いろんな事情で金額も上がっておりますが、いま一度しっかり当局また市長はこの思いを真摯に受け止めていただきたいなというふうに思います。その上で、今の想定外の社会情勢の中、当初の計画より大きく予算計上が狂った市庁舎建設の理解を改めて市民の皆様に得ていただく説明責任を誠実に果たしていっていただきたいと思います。
 そのためには、市庁舎建設の周辺整備の計画をしっかり示し、市庁舎建設の中、そこには今回は執務室のみということで市庁舎建設の中にはない機能を周辺整備の中でどう具現化し、連携を取っていくのか官庁街ビジョンとしてお示しいただきたいと思います。今の市庁舎建設は、バックキャスティングという考え方の下、コンパクト庁舎を進めていらっしゃいますが、市長が推し進められている庁舎建設と整合性を考えるのであればその周辺の整備や本市全体の都市計画においてもやはり同じ考えでしっかり議論し、その方向性を示していただくことが私は市としての責務だと思っております。
 また、今後整備計画を様々考えていかれる中で、市民の声、今までの市民広場の意見でありますとかがあるんですが、やはりぜひ私からはランドスケープの専門家の方を入れていただいて進めていただけたらなというふうに思っております。
 またあわせて、新庁舎をコンパクトにされたことにより南別館やひまわり館の職員さんの連携体制がとても大切になってくると思いますので、いわゆるソフト面の部分も、教育等もしっかり取り組んでいただきたいと思います。今後の取組に大いに期待をさせていただきまして、これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(岡田彦士君) 以上で山元聡子君の個人質問を終わります。
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