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久郷 定彦 議員
令和5年第3回(9月)近江八幡市議会定例会 9月11日(月) 一般質問
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内容
会議録
令和5年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月11日(月) 一般質問
久郷 定彦 議員
(1)市庁舎整備工事について
(2)北里学区認定こども園整備工事について
◆3番(久郷定彦君) 政翔会の久郷でございます。議長より発言のお許しをいただきましたので、個人質問をいたします。
大きく2つの項目について質問をさせていただきます。1つ目は庁舎整備工事について、2つ目は北里学区認定こども園整備工事についてでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
2025年、大阪・関西万博が開催をされます。近年の物価上昇、エネルギー価格の高騰に加え、建築資材や人材の不足が問題となっております。建設業界において工事の遅れが心配もされております。また、他市町においてもそのような事情から建設工事の入札が成立しないこともあるとお伺いをしております。こういった状況の中、本市の新市庁舎整備工事の入札において予定工事金額内で1者の業者さんが落札をしていただきました。私は、こういった状況の中、大変喜ばしいことと考えております。
こういった社会の様々な情勢を踏まえ、初めに1つ目の大項目としまして、市庁舎整備工事についてお伺いをいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
防災、DXをはじめ少子化、子育て、高齢福祉等の課題は多様化また複雑化しており、新庁舎整備は必要と考えております。一方で、大阪・関西万博における建設工事の受発注情勢や市民生活が物価上昇している中で当該工事を進めなければならない理由について改めてこの場を通じて市民に説明をしていただきたいと考えます。
また、様々な情勢により結果として建設物価が上昇をしてしまいました。これほど高額になってしまうのであれば平成30年に着手された工事をそのまま進めていればよかったのではないかという意見があるのも事実でございます。市長は建設コストより建物の規模、つまり延べ床面積を抑制することで維持管理費という将来コストを抑制することが重要という考えであったとお伺いしますが、今もその考えに変わりはないでしょうか。
また、人口減少社会やICT化の進展を前提に新庁舎の延べ床面積を抑制するため、耐震性能を満たす南別館やひまわり館を活用し、20年後程度先には新しい本庁舎に統合していく考えとお伺いしております。現時点における考え方を改めてお示しください。
そして、入札業者選定の評価の一つに経済社会への貢献について求められていましたが、落札業者からどのような提案があったのでしょうか、また整備工事に当たり、地元業者の参加について行政はどのようにお考えですか、お答えください。
以上を初問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 久郷議員お尋ねの市庁舎整備工事についてのご質問にお答えを申し上げます。
初めに、当該事業を進めねばならない理由についてでございますけども、近年のコロナ禍やウクライナ侵攻、円安等の影響による建設物価などの高騰は今後もしばらくは大きく下がると考えることは困難な情勢ではないかと理解するところでございます。このような情勢におきましても、現庁舎の老朽化や支所などへの機能分散状態を解消するとともに、防災機能の強化や行政のデジタル化など市民によりよいサービスを早期に提供するためには速やかに庁舎整備を進める必要があると考えております。建設費は増額することになりますけれども、本市行政を推進するため、庁舎整備事業を進めることにご理解いただきますようお願いを申し上げます。
次に、維持管理コスト抑制の考え方についてお答えを申し上げます。
これまでもご説明してきましたとおり、建築物の維持管理等を含むトータルコスト、いわゆるライフサイクルコストは、延べ床面積の影響が大きく、初期建設費用の3.7から5.2倍に及ぶとされております。これらの将来のコストをいかに抑制するかが重要であり、行政機能に特化したコンパクトな庁舎を整備する考えに変更はございません。たとえイニシャルのコスト、建設コストが安くても、維持管理費っていうのはそのときそのときの物価に影響されますから、今でこそ小さい庁舎のほうがさらにメリットがあったのではないかというふうに私は考えております。
次に、南別館とひまわり館の将来の方向性についてでございますけれども、これらの施設は耐震基準に適合しており、耐用年数を南別館は20年程度、ひまわり館は30年程度と見込み、庁舎整備の基本計画において有効活用することを定めております。これらの活用期間は、国が示す自治体戦略2040構想を踏まえ、2040年、いわゆる令和22年に訪れる人口減少社会、行政のICT化やDXが急速に進展した社会を見据えて想定をしております。将来の予測を確実に行うことは困難でございますけども、今後デジタル技術が進展した場合、インターネットを活用することで市民が市役所に来庁することなく手続や相談ができる機会が増えることも予想されております。そのような場合には南別館と新庁舎との統合も選択できるようにしておくことは、これからの時代を見据えた対応であると考えております。
地域経済の貢献につきましては、担当からお答えを申し上げます。よろしくお願いをいたします。
○議長(岡田彦士君) 高尾総合政策部部長。
〔総合政策部長 高尾一成君 登壇〕
◎総合政策部長(高尾一成君) では、久郷議員お尋ねの市庁舎整備工事についてのご質問のうち、落札事業者から地域の経済への貢献に対してどのような提案があったのかについてお答えをいたします。
落札事業者からの提案では、市内企業への発注や資材調達を積極的に行うとともに、消耗品や弁当、警備員などについても優先的に市内企業に発注するとされております。また、品質管理や技術向上、安全管理教育なども実施をし、市内企業の育成にも取り組んでいただく予定でございます。そのほか市内で行われるイベントへの参加や協賛事業者の各本支店において本市の観光や特産品などの魅力を発信する取組なども行うとされております。市といたしましても、本事業が地域経済の活性化につながるとともに、落札事業者のノウハウが提供されることで技術力の向上など市内企業の育成にも寄与されるものと考えております。今後も、市内企業が優先的に活用されるなど、地域に貢献いただけるように落札事業者と調整を進めてまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 市長自らのご回答をいただき、ありがとうございます。落札業者さんにはいろんな形で本市の取組にご協力をいただけるということで大変ありがたく考えております。
また、市内企業そして地元業者さんの参加についてですけれども、これまで本市の事業また地域での事業に様々な形でご後援、ご協賛などをいただいております。本市には地元業者さんと良好な関係が維持また継続できるよう本整備工事において参加をしていただけるという努力をお願いをしていただきたいなというふうに考えております。
それでは、再問をさせていただきます。
近年の気候変動によりこれまで想定してなかった災害が各地で発生をしています。災害時の司令塔として防災機能を強化されるとのことですが、その具体的な内容はどのようなことでしょうか。よろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 防災機能の強化についての再問にお答えをいたします。
新庁舎では、災害時の司令塔としての役割を担うため、必要な性能や機能を確保したいと考えております。具体的には、本部員会議を開催する災害対策本部室や各班長が活動するオペレーションルームを設け、被害状況の把握や応急対策の指示などを行うことを想定をしております。また、防災情報システムを導入しまして、市民への情報発信や災害現場、避難所の情報収集を速やかに行えるようにするほか、水道や電気などライフラインの断絶時にも引き続き業務が継続できるようにしたいというふうに考えております。また、現在近江八幡消防署にある危機管理課を新庁舎に集約することで関係課とより連携でき、業務を効率的に行うことができるようになるものと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) ありがとうございます。
先日、茨城県日立市の市役所、台風13号の接近に伴い、大雨の影響で近くの川が氾濫し、地下の電源機器が浸水して防災機能がほかに移さなければならないという事態になりました。その庁舎は2019年の完成で、日立市長は東日本大震災を経験して災害に強い庁舎を造ったはずだが想定外の出来事だったと、構造も含めて課題があった、しっかり検証する必要があるというふうにコメントをされました。近江八幡市の市庁舎整備工事に当たり、いま一度防災機能整備をしっかりと考えていただきたいというふうに要望いたします。
続きまして、もう一つ再問させていただきます。
今年の夏は大変暑うございました。これからもそういったことが毎年毎年想像されるんですけれども、地球温暖化に対し省エネや環境に配慮した取組が求められておりますが、新庁舎ではどのような対策、取組を行うかお答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 新庁舎の省エネや環境に配慮した対策や取組についての再問にお答えをいたします。
新庁舎につきましては、エネルギー消費量を抑制した庁舎としまして、吹き抜けを利用した自然通風促進、LED照明灯を導入いたしましてエネルギー消費量を環境対策を講じていない建物の半分にするZEB Readyの認証を目指すこととしております。また、環境に配慮した庁舎とするため、太陽光発電や自然光利用など再生可能な自然エネルギーを積極的に活用することとしております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) ありがとうございます。
やっと、やっとここまで来たのかなと私は実感をしております。本整備事業は、長年にわたる市の課題、そして市民の大きな関心である事業でございます。まだまだ課題はあるかもしれませんが、立派な庁舎が建設されることを一市民として楽しみにしております。ありがとうございました。
続きまして、大項目の2つ目、北里学区認定こども園整備工事についてお伺いをいたします。
今回旧看護専門学校を認定こども園に改修し、北里学区の大型分譲地の就学前の需要増加に対応される予算を示されましたが、当該予算の説明資料では詳細がよく分からないため、改めて今回の整備内容について説明を求めます。
以上、初問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
中川子ども健康部長。
〔子ども健康部長 中川菜穂子君 登壇〕
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の北里学区認定こども園整備工事についてのご質問にお答えします。
令和4年4月頃より北里学区の大型分譲地の販売が開始されましたが、その住居者の世帯の状況などを見ますと若い世帯層で、お子さんは大半が就学前児童となっております。その就学前施設の需要が非常に高まることが想定されました。そこで、岡山学区の就学前児童の推移状況を基に北里学区への影響を勘案しますと、令和12年頃のピーク時には200名程度の就学前児童の増加が見込まれ、その影響期間は15年間ほどあることが見込まれました。そこで、できるだけ早期に受皿となる施設を整備する必要があることから、分譲地に近い旧看護専門学校を改修し、幼稚園と保育所の両方のよさを持つ幼保連携型認定こども園として北里幼稚園を統合した形で整備することといたしました。
定員につきましては、保育の需要が100名ほど見込まれること、北里学区の1号認定の需要が最大75名ほど見込まれることから、175名の定員を予定しております。運営手法については、これまで民間運営を基本としてきたこと、また保育士の確保が厳しくなっていることから、施設は公の所有でありながらも運営は民間となる公私連携方式を選定いたしました。運営法人の選定に当たっては、公正な手続の上、選定する必要があることから、公募することを予定しております。できるだけ早期の開園を目指しますが、9月定例会で債務負担行為といたしまして提案しています整備工事設計業務委託が約6か月以上を要すること、改修工事の内容により変わりますが、改修工事も6か月以上を要することが見込まれることから、契約手続の期間も含め、最短でも令和7年4月の開園となることを予定しています。
待機児童が解消できていない中、大型分譲住宅の区画販売により、何らかの施設整備を対応しなければ児童の受入れができずに多くの待機児童が生じることとなり、多くの方に保育サービスの提供ができなくなる可能性があります。様々なご意見、ご議論があるかと存じますが、まずは早期に最も効果的な保育サービスの提供ができるよう努めてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様のご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) ありがとうございます。
それでは、再問をさせていただきます。
まず、運営方法についてでございますが、今回様々な面について検討を行われ、これまで近江八幡市が就学前施設について民間運営を基本としてきたことから民間運営のできる公私連携を選択されたとお伺いしましたが、近江八幡市のこども園や保育園、幼稚園の公立と私立の割合はどのようなものでしょうか、また県内の状況から見た近江八幡市の状況をどのように見ているのかお答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えします。
本市の保育所とこども園を合わせた施設数は、公立で5施設、私立で15施設の合計20施設で、私立の割合は75%です。これに幼稚園を含めた場合の施設数は、公立9施設、私立15施設の合計24施設で、私立の割合は62.5%でございます。滋賀県内で申しますと、保育所とこども園を合わせた施設数は公立120施設、私立235施設の合計355施設で、私立の割合は66.2%です。幼稚園を含めた場合の施設数は、公立215施設、私立251施設の合計466施設で、私立の割合は53.9%です。
県内の幼稚園を含めた状況で申しますと、本市は県の平均よりも高い割合になっておりますが、大津市、彦根市、草津市、湖南市においては本市よりも私立の割合が高く、中でも彦根市、湖南市においては私立の割合が70%を超えており、本市が特に突出しているわけではありません。幼稚園だけを見ますと、県内でも公立の割合が高くなりますが、保育所とこども園については県内自治体の半数以上において私立の割合が高くなっており、県内においても私立の運営により就学前児童の保育を担っているという状況でございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) ありがとうございます。
再び再問させていただきます。
今回の提案ですが、北里学区に大型の分譲地が整備され、そこに住まわれる方も含めて北里学区の就学前児童の保育需要が高まるとのことから今回北里幼稚園を統合したこども園を整備されるとの説明をされましたが、そもそも、そもそも公、私立を含めて保育園やこども園の整備の市の方針は示されていたんでしょうか、お答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えします。
これまで公立の就学前施設の在り方につきましては、市と教育委員会において協議と検討を重ねてきましたが、現在まで明確な方針を打ち出せておりません。しかしながら、就学前施設は、今回のように大型の分譲地やマンション建設に加えて、そこにお住まいになられる方の年齢層なども含めた中で対応状況を検討していく必要がございます。また、本市には民間法人による運営施設も多く、まずは民間法人の整備意向を確認しながら取組を進めていくことも必要であると考えております。今回の整備に際しましても、地元園の対応を勘案した上で市の方針を決定したものでございます。分譲地の世帯状況や保育の需要状況、中・長期的な視点からの保護者の利便性等も鑑みた上で北里幼稚園を統合した幼保連携型認定こども園を整備しようとするものでございます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) ありがとうございます。
再問いたします。
今のご回答でありました公私連携方式、一体公私連携方式とはどのようなものでこれまでの方式とは何が異なるものかお答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えいたします。
公私連携方式につきましては、さきの森原議員の質問にも回答させていただいた内容となっておりますので、ご了承いただきたいと思います。
また、これまで公立幼稚園を民営のこども園に移行した園につきましては、島学区の白鷺こども園、岡山学区の岡山紫雲こども未来園、北里学区のきりはら遊こども園及び京進のこどもえんHOPPA近江八幡の4園がございますが、全て民間法人が施設を整備し、運営も行う民設民営の幼保連携型認定こども園となります。これらの4園と今回の公私連携方式の大きな違いは、施設の整備を市で行う点と民間法人の運営でありながらも法人と市との間で協定書を結ぶことにより市からの指導や運営への関与が強くなるということです。この協定書につきましては、さきの森原議員の回答でもお示しさせていただきましたが、保護者や地域の方のご意見等をできる限り反映しながら進め、よりよい運営ができる協定書の締結に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 再問いたします。
こども園にされるということで、これまでの市内各園のこども園への移行経過と比較してどのような状況かお答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えいたします。
島、岡山、桐原のこども園につきましては、地元より要望があり、幼稚園をこども園へ移行したものでございます。北里学区におけるこども園整備は、大型分譲地による就学前児童の増加に対応するためであり、地元要望等の状況は異なりますが、地元への説明経過につきましては島学区の説明時と大きな違いはございません。今回も北里幼稚園学校運営協議会、北里学区まちづくり協議会、北里学区連合自治会と順次地元説明を行い、夏休み明けの8月31日に保護者説明を行いました。地元団体や保護者からのご意見を参考に必要に応じた見直しを図りながら取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 再問いたします。
市政の課題について行政は模範となる姿勢を示すべきではあるんですが、幼稚園の職員さんにはいつお伝え、そして今北里幼稚園に勤務する職員さんはどうなるのかお答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えいたします。
職員の説明につきましては、6月下旬に北里幼稚園長に説明を行い、7月上旬には公立の全園所長に説明を行いました。7月中旬には北里幼稚園職員、その他の施設に勤務する職員には8月下旬に説明を行いました。
また、現在北里幼稚園に勤務をされてる職員につきましては、市内のその他の公立施設で引き続き勤務をしていただくことによりより充実した勤務体制になるよう努めてまいりたいと思っております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 再問いたします。
民間の募集選定を行うとのことですが、応募がなかった場合どうするのか、募集したが応募がなかったでは済まされないのではないでしょうか、お答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えいたします。
募集に際しましても、できるだけ早期に広く周知し、応募期間も十分に確保することが重要であると考えております。また、余裕を持ったスケジュールを設定することにより、仮に応募がない場合は募集要項等の見直しや調整を図った上で再度募集期間を設けることも可能と考えております。妥協なくよりよい法人を選定する仕組みを構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 再問をさせていただきます。
先ほどの説明からですけれども、大変短期間での事業整備説明になっておりますが、緊急だからこそ、緊急だからこそ公が確実に実施をすべきではないでしょうか、緊急的で重要な改修費であればふるさと応援寄附金が活用できるのではないかと考えますが、お答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えいたします。
令和7年4月の早期開園に向けて確実に進めていくためにも、施設整備につきましては市の施設を活用し、市が改修工事を行います。運営につきましては、令和5年度中に法人を選定を行うことにより法人にとっても令和7年4月からの体制を整える時間があることから、特に公が実施すべきものであるとは考えておりません。逆に、公のほうが職員の確保など体制を整えることが困難であると見込んでおります。
また、改修に係る設計や工事に係る費用につきましては、令和6年度当初予算において計上をさせていただく予定をしており、議員ご指摘のとおり一般財源への対応分はふるさと応援寄附金を活用の方向で考えております。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) ありがとうございます。
再問いたします。
子どもが増えて対策が必要となることはもっと早い時期から予期できたことではないでしょうか、また緊急的な提案ではなく、もっともっと協議を尽くし、次の12月議会の案件では絶対無理なのでしょうか、お答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 久郷議員の再問にお答えいたします。
大型分譲地やマンションの建設などの整備に際しましては、市に申請が出てきた段階で人口の増加が見込まれる点は把握できますが、そこにお住まいになられる方の年齢層などが不明であり、就学前施設の整備の必要性を検討する情報が少ない状況でございます。今回は、実際に住民票を移された方の世帯状況や保護者の働き方の多様化、地元施設の対応も踏まえた上で施設を整備するという方針を決定をいたしました。
また、先ほども申し上げましたとおり、法人募集をできるだけ早期に周知することや募集期間を十分に確保することが重要であるとともに、開園の1年前までに法人を決定することで北里幼稚園のよさを新たな施設の運営に引継ぎできるよう令和6年度に実施する引継ぎ保育の期間をできるだけ確保したいと考えており、12月の定例会では周知、応募の期間が十分に確保できないため、今定例会に提案をいたしました。さらに、施設改修設計や施設改修工事の期間もそれぞれ6か月以上と見込まれており、契約手続も勘案しますと、今議会に提案、可決いただけないと令和7年4月の開園が遅れることが見込まれます。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 分かりました。ありがとうございます。
最後の再問にさせていただきます。
本市市民ファースト市政において、当事者となる子ども、保護者の心情を本当に理解されてるのか、そしてこれからの子育て世代が安心できる対応を考えておられるのかお答えください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
小西市長。
◎市長(小西理君) 久郷議員の再問にお答えを申し上げます。この質問については、私からお答えしたほうがよいかと思いますので、お答え申し上げたいと思います。
本件の改修につきまして、公私連携型をするにはいろんな要素がありまして、考えなきゃいけないことが非常に多々ございました。そういう中でこういうご提案をさせていただいておるわけでございますけども、私も8月31日に保護者の皆様に説明会をさせていただいた。様々な意見については報告をいただいております。今回の件について保護者の皆さんの不安をいかになくしていくのか、とりわけ園児の方の心理的な負担っていうのをどうしてなくしていくのか、ここらに関しましてはしっかりと我々も配慮しながら、部長が申しましたように今後いろんな対応や、またご意見を伺いながらよりよい形で進めていけるように進めてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。
○議長(岡田彦士君) 質問はありませんか。
久郷定彦君。
◆3番(久郷定彦君) 市長自らご回答いただき、ありがとうございます。
私は、幼児期、民間の北里保育園さんに2年、そして公立の北里幼稚園に2年、計4年間通園をさせていただきました。保育園のときには隣接する学区の友達もできました。幼稚園のときには地域の同い年の仲間も増え、楽しかった思い出がたくさんございます。また、今もお世話になった先生のお名前そしてお顔を記憶しております。これからの時代を担っていただく子どもたちがそれぞれの教育課程を終え、社会人になられたとき、幼児期に通った園が楽しかったと思い出されるような整備工事を切にお願いをいたします。
最後に、課題はございますが、市主体の協議会でしっかりと議論をしていただくことを要望をいたしまして、今議会におきます私の個人演説を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(岡田彦士君) 以上で久郷定彦君の個人質問を終わります。
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