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竹尾 耕児 議員
令和6年第1回(3月)近江八幡市議会定例会 3月7日(木) 一般質問
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内容
会議録
令和6年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月7日(木) 一般質問
竹尾 耕児 議員
1 更生保護について
2 若者の居場所について
◆17番(竹尾耕児君) 皆さんおはようございます。個人質問2日目のトップバッターを務めますチームはちまんの竹尾耕児です。
まず冒頭、質問に入ります前に、行政当局の皆さんや市民の皆さんからは少し見えにくいんですけれども、今、こちらの質問のサブテーブルのところに「個人質問、目指せ1時間」という貼り紙をさせていただいておりまして、こちらにタイマーを設置させていただいております。議会改革の取組の中で、個人質問、頑張って1時間以内でやろうと。それが行政当局皆様の働き方改革やワーク・ライフ・バランスの一助になれば幸いかと思って、私も議会改革の推進委員長として、目指せ1時間、有言実行でいきたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。
個人質問のトップバッターということで、本来は明るく前向きな質問というふうにいきたいんですけれども、今日の質問は朝から少し重たい話になりますが、行政当局の皆様、よろしくお願いいたします。
私、保護司に着任をして、2年が経過しました。日々、保護観察でありますとか生活環境の調整というものに取り組んでおるわけですが、まだまだ新米の保護司でございまして、先輩の皆様に教えていただきながら、一生懸命勉強している最中でございます。
私も、中学2年のときのあることをきっかけに少年犯罪や、あるいは凶悪事件への関心というものを持つようになったんですが、今は保護司という立場を受けて、今まで以上にそうした少年犯罪、あるいは凶悪事件への関心というものが高くなっていっているということを、自覚している日々でございます。
特に今年の1月に、京都地裁で死刑判決が下りました京都アニメーションの放火殺人事件につきましても、京都新聞が大変詳細な記録を取材してくださっておりまして、青葉被告の生い立ちでありますとか、事件に至るまでの経緯などが詳細に報じられました。
中でも、被害に遭われた方のご遺族の証言には、新聞を通してですが、本当に涙を禁じ得ない証言が続いていました。奪われた命の中には、夢だったアニメーターになって、初めて映画のエンドロールに自分の名前が載ったとき、大変喜んでいたと。それを見ながら、泣きながら家族で抱き合って喜んだ。そんな証言が続きました。
そうした本当に貴い貴い命を一瞬で奪い去った凶行、それに対しての死刑判決ということで、私自身は死刑に対して、本当に正しいのかどうかというのを、まだ結論を持っていない情けない大人の一人なんですが、ただ、僕も一人の親として、この事件については、加害、被害両側から大変考えさせられる事件でございました。
ほかにも、1988年に起こりました女子高生のコンクリート詰め殺人事件ですか、でありますとか、宮崎勤の埼玉幼女連続殺人事件、あるいは酒鬼薔薇聖斗、僕同じ年なんですけれども、酒鬼薔薇聖斗と呼ばれた少年が起こした神戸市の連続児童殺傷事件や、宅間守の附属池田小事件、小林薫の奈良小1幼児誘拐殺人事件など、本当に多くの事件を勉強するようになって、知れば知るほど心の中に黒い重い弾丸のようなものが打ち込まれる気持ちになるんですが、こうした事件のこととか、保護司として目の前の対象者、少年たちに向き合うたびに、なぜ私じゃないんだろうと、なぜ目の前の彼が、あるいは新聞紙上の彼らが罪を犯してしまったのだろう。それは、なぜ僕じゃなかったんだろうというふうに考えるようになりました。
同じ人間として生まれてきたはずなのに、私とあなたは一体どこが違ったんだろう。人生のどこにその分岐点があったのか、どうしてその分岐点を間違えてしまったのか、一つ一つの事件を丁寧に丁寧に見詰めるようになりました。そして、犯罪に対して軽々に断じることというのは、何となく少なくなったように思います。
そうした学びを通しながら、まだ分からないことたくさんあるんですけれども、一つ犯罪に対して言えることは、私たちの社会というものは、犯罪に対して無関係でないということはよくよく分かりました。そして、私たちの社会は、犯罪に対して無関心を装ってはいけないということも分かりました。
そして、私たちの行政は、この社会と大きく関わるために文明が設置した装置なのだとしたら、私たち行政に関わる人間というものは、犯罪と向き合うということが、必然のことわりなんじゃないのかなというふうに考えるようになりました。
当然、裁判所がすること、警察がすること、私たち保護司がすること、そして行政当局の皆さんがすること、できないことも含めて区分はあろうかと思いますが、今日は、私たちができることは一体何なのか、少年犯罪のためにできることは何なのかということを、皆さんと真剣に議論をしていきたいと、このように思います。
前置きが長くなりましたが、質問しっかりとさせていただきたいと思いますので、行政当局の皆様の丁寧なご回答を期待したいと思います。
昨年11月に私ども、私も末席に名前を連ねております保護司会と福祉保険部局と意見交換ができたことについて、大変大きな意義を感じております。福祉保険部局からは、重層的支援の在り方についてということで意見交換させていただきました。私ども保護司会も、私どものテーマである生きづらさを生きていくということについて、大変重要な意見交換になったかと思います。そうした中で見えてきた課題というものがございまして、この課題を行政当局の皆さんにしっかりとぶつけていきながら、解決の糸口を探ってまいりたいと思います。
まず1点目は、更生保護サポートセンターの運営に対してということです。
更生保護サポートセンター、皆さんお手元の竹尾の資料1をご確認いただきたいんですけれども、更生保護サポートセンターというのは、その資料にあるような機能を有しているわけなんですが、場所はどこにあるのかといいますと、安土町総合支所の一画、今3階の一画をお借りして更生保護サポートセンターを運営しているわけですけれども、とかく使い勝手が悪い。更生保護、保護観察で特に重要な面談機能や相談機能については、著しく利用しにくい環境にあります。
今後の更生保護の取組からも、更生保護サポートセンターの強化というものは必要性を強く感じているわけですが、私たち保護司会が今感じている更生保護サポートセンターの課題ですね、行政当局としてはどのように把握されているのか、初問でお尋ねいたします。よろしくお願いします。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
長村福祉保険部長。
〔福祉保険部長 長村周作君 登壇〕
◎福祉保険部長(長村周作君) 皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。
それでは、竹尾議員お尋ねの更生保護サポートセンターの課題についてお答えいたします。
まず、保護司会の皆様におかれましては、犯罪や非行した人が再び罪や非行を犯すことがないよう、その立ち直りを支えるために日夜ご尽力いただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
さて、現在、更生保護サポートセンターとして利用いただいている安土町総合支所は、市の東に位置しており、安土駅からも少し距離があるため、自家用車などの移動手段がない遠方の方にとってはアクセスが悪く、市内中心地と比べ立地的な課題があると考えております。しかしながら、近江八幡駅や市役所周辺には、サポートセンターとして使っていただけるような、適切な公設施設がないのも現状です。
保護観察中の方への面接や相談は、かなりデリケートな内容にも及ぶと推察しており、安心して面接や相談をしていただける環境が非常に重要であると考えております。
ところが、実際には面接や相談の場所として、保護司皆様の自宅を提供いただいたり、施設利用料を支払って相談場所を確保いただいている状況もあるとお聞きしております。立地的な課題から、保護司の皆様にご不便をおかけしていることを重く受け止めており、市といたしまして、できることはさせていただきたいと考えております。
安土町総合支所内には、少人数が話す専用の相談室はありませんが、会議室は利用率が比較的低く、柔軟な利用が可能であると考えております。会議室では、広過ぎる場合は適時パーティションで区切るなど、工夫により有効活用いただきながら、今後、さらなる更生保護活動をお願いできればと存じます。
○議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ご回答ありがとうございました。
その辺りの改善を、保護司会としてずっと市に対して訴えてきたというふうに、そういう声を耳にしているんですけれども、最新の保護司会報の中にも、センターの課題改善、また移設の検討、要望行いましたというふうに書かれてあります。
ところが、個人質問初日の間宮議員への答弁の中で、総合政策部長が更生保護サポートセンターについて、現在の場所でいきますというような回答をされて、私ちょっと驚いたんですね、ここではこうした課題がありますよという要望が保護司会から出されていたのにもかかわらず、現地でこのままという回答に、私はそこ、ちょっと納得するわけにはいかないんですよ。
本当に保護司会含めて団体と検討されたのか、要望が伝わっていたのかいないのか、福祉保険部との協議も必要だと思いますし、そういうことがなく総合政策部の判断で回答されたんだとしたら、僕、これは間違いだったんじゃないかなというふうに感じるんですが、総合政策部は、改めてどのようなお考えなのか、説明を求めます。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 再問にお答えいたします。
新庁舎につきましては、行政機能に、庁舎機能に特化した、なるべくコンパクトな庁舎とさせていただきたいということで、庁舎の構成考えさせていただきました。
その中で、現状といたしましては、更生保護サポートセンターさんの新庁舎内での移転というのは、想定していないということで答弁をさせていただきました。
やはり場所も含めまして、様々課題お持ちだと思います。その課題解決に向けましては、しっかりと協議させていただきながら、検討は必要かなというふうに思っております。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
こうしたいろんな施設に入っておられる団体、ほかにもありますので、しっかりと関係団体との協議というものを、まず大切にしていただいて、高尾部長はそういうところを大事にしていきたいというふうに、以前の質問でもおっしゃっていましたので、こうした団体や地域に、ヒアリングをしっかりと行っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
課題は、結構重たいです。特に面談機能や相談機能の強化というものは、図っていっていただきたいという思いは大変強いんですね、と申しますのは、今長村部長からも回答ありましたが、保護司の面談というのは、自宅に対象者が来ていただくというのが、これは基本的なスタンスです。これまで、こういう形でやってきました。
ところが、昨今の住宅事情、皆さんのお宅どうか分かりませんけれども、昔のように和室が2間続きであるとか、応接室が別途設けられているとかということではなく、今、リビング、ダイニングキッチン一体型の住宅というのが多くて、どうしても、保護司はオーケーですよと、来てもらっても大丈夫なんだけど、ご家族の方が心理的な抵抗を感じていたり、私のような子育て世代ですと、どうしても自宅に呼んでということが、かなり時間的には難しい。
こうしたことが、若い保護司さんの成り手不足の一因になっているのが現状なんです。ですので、公共的な場を保護司に提供していくということは、これはもう具体的に取り組んでいかないと、今後の保護司不足の解決にはつながらないのじゃないのかなというふうに思います。
また、取り扱う個人情報の量も質もかなり特殊なものですので、喫茶店とかカフェで行うということは、これはまずもって不可能ですので、やはり公共施設、緩衝地帯となる第三者的な立場の機関があるのが望ましいというふうに思っています。
ところが、これは行政の縦割りの難しいところで、公共施設を借りようとしても、施設本来の目的にそぐいませんと言われてしまえば、そこでもう私たちは、そこから動けなくなってしまうので、保護司と対象者とが、ここで面談しようね、ここだったらいいですよねというふうに合意の下で決定しても、そこにちょっと行政の縦割りの難しさを感じています。
ぜひ、福祉保険部局からの回答がありましたように、無償貸館の相談には積極的に応じていただきたいんですけれども、行政当局の考えをお聞かせください。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
長村福祉保険部長。
◎福祉保険部長(長村周作君) 竹尾議員の再問についてお答えします。
保護司は、保護司法に基づき法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員であり、犯罪や非行した人が再び罪や非行を犯すことがないよう、その立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。
保護司の皆様には、安心・安全なまちづくりにつながる公益性の高い重要な職務を担っていただいておりますので、市といたしましても、できる限りの支援が必要と考えております。
学区コミュニティセンターを使用していただく場合は、行政等団体の取扱いとなり、使用料は免除となります。保護司業務であることを予約時にコミセンにお伝えいただければ対応可能ですので、ぜひご活用ください。
また、保護司会は、その業務の内容から、公共的団体とみなすことができると考えております。市の使用料条例に基づき、施設使用料の減免について検討できる公設施設が複数あると考えますので、利用希望の施設がございましたら、ぜひ相談いただき、今後の更生保護活動のさらなる推進をお願いしたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
大変大きな前進を期待できる回答であったのかなというふうに思います。ぜひ福祉保険部局だけでなくて、多くの部が所管している施設があると思いますが、こうした相談には積極的に応じていっていただきたいと思います。近江八幡市の少年だけではなくて青年もあるんですけれども、近江八幡市が抱える市民、あるいは未来を担う子どもの課題ですので、積極的な開放をお願いしたいと思います。
また、更生保護サポートセンターの強化の一つに啓発の可視化、いわゆる更生保護そのものの認知が高まる。ここに更生保護サポートセンターがあるんだという見える化を行うことが、啓発の可視化につながるということもあります。
ある教育機関で、これは人権の課題で、講師で呼んでいただいたときに、肩書の中で保護司をしていますということを伝えたんです。中学校の先生向けだったんですけれども、したときに、私の肌感で、2割から3割の先生方が保護司という存在そのものを知らないということが、手を挙げていただいたときに分かりました。大変残念でした。教育長、近江八幡市ではないので、安心してください。
もっともっと啓発の力、我々更生保護が担ってきた。今までは社会の黒子として活動していたんですけれども、もっともっと啓発の力を高めないといけないのかなというふうに思いました。
その啓発の一環として、保護司会としてイエローライトアップ、白雲館とか八幡堀を黄色く照らして、更生保護の力、啓発を高めていきましょうということを、これも保護司会からしっかりと要望させていただいていたんですけれども、いまだ近江八幡市は、彦根市さんは実現しているんですけれども、近江八幡市は実現しておりません。
このイエローライトアップというものの今後の展望ですね、当局の見解をお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 再問にお答えさせていただきます。
八幡堀のライトアップにつきましては、現在、コンピューターでプログラミングをして、色を変えているということがありまして、新たな今ご提案のあったようなライトアップをする場合につきましては、別途プログラムをつくる関係上、経費がかかることになります。
現状で言いますと、八幡堀のライトアップは、白雲橋から明治橋の間でやっているものを拡大したり、範囲拡大することを前提に設計に取り組んでいきたいと考えておりまして、その際に、拡大できるときに併せ、保護活動であったりとか、その他のいろいろな啓発活動にライトアップという、いろんなカラーをテーマにされているところがあると思いますので、関係課の意見を聞きながら、そういうようなプログラムの変更について検討させていただければというふうに考えております。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
嵐理事も、積極的に前向きなご検討をお願いしたいと、このように思います。
次の再問は、保護観察所で見えてきた課題について再問させていただきます。
残念ながら、私どもが預かります近江八幡竜王保護観察区では、毎年のように、少年事件含めて逮捕事案というものが発生をしています。
起こしてしまったことを反省して、またそこから再び社会に復帰していこう、また再び社会で歩んでいこうとするためには、僕は公的な支援というものがやっぱり必要だなというふうに痛切に感じています。
そこで、面談等々重ねていく中でぶつかるのが、学び直しの壁なんですね、例えば、高校卒業資格に始まり、自動車運転免許や各種資格の取得、こうしたところに、学び直しの難しさというものに直面しております。
1つは、精神的に自信が回復していない青年の就労というものは、通常の失業と、やっぱりちょっと色合いが違います。アプローチが違います。
なぜかと申しますと、学校でつまずいている子が圧倒的に多い。ですから、私たち大人とか、ひいては社会に対して、初めから不信感を持っている子というものも少なくないんですね、勉強が嫌いだった。学校が嫌いだった。先生が嫌いだった。そうした固定観念が、もう一度学び直そうとしても、先生、僕もう学校嫌やったし、先生がめっちゃ嫌いやったし、勉強分からんしというところで、学び直しの大切さを、残念ながら阻害してしまっている。ここに、僕は別に学校が悪いと言っているわけじゃないんですけれども、こうした事実が、現状、保護観察所には起こっているんです。
結果、学びよりも、長期的な人生設計よりも、目の前のお金に行っちゃうんですね。だから、私たちはいろんな形のアプローチで、公的な支援が必要だなというふうに強く感じるわけです。
すなわち、どういうことかと言うと、近江八幡市として就労支援政策をどのように組み立てていくのか。安定した就労状況というのは、安定した家庭基盤の構築につながるわけなんですけれども、当然、安定就労が全ての犯罪を解決するかというたら、これはもう、絶対に統計的にはノーなんですが、ただ、不安定な就労環境とか不安定な家庭基盤が起こしてしまう犯罪というもの、確実にありますので、そこに対しては、就労支援政策というのはやはり効果的なんですね。ですから、就労と福祉の一体化、これは障害福祉では、ずっとずっと大事にされてきた観念なんですが、就労と福祉の一体化、あるいは就労と更生保護の一体化、こうした政策が本市の産業経済の中には、僕は弱いんじゃないかなというふうに思っているんです。
特に、資格の取得とか運転免許の取得の補助、就労までの伴走型の支援体制など、産業経済部で今どのように考え、どういう取組があるのか、再問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 竹尾議員の再問にお答えします。
まず、更生保護におけます資格や免許取得の補助制度や独自の支援体制につきましては、現在のところございません。
本市におきましては、更生保護に限らず労働までの支援体制としまして、市各部署が幾つかの相談窓口を設置し、相談受付を行っております。
また、関連しまして、15歳から49歳までの若者の未就労者を対象とした就職相談、支援窓口である滋賀県の地域若者サポートステーション、通称サポステの近江八幡サテライトが本市内にありまして、状況に応じて市からサポステへの案内、橋渡しを考えております。
しかしながら、2年前に本市にサポステが設置されて以来、就労に関する市からの取次ぎ案件もなく、サポステの有効的な機能がうまく活用できていないというのが現状であります。
サポステは、滋賀県内には草津本所と合計4か所のサテライト拠点があり、本市のサテライトは東近江圏域を中心としたエリアでございます。
身近にありながら、有効活用ができていないのは、機関の存在があまり理解、浸透していない状況であることも、低調要因の一つであろうと推察しております。
今後は、資格、免許取得等での補助制度や相談等の支援制度、支援体制の整備、創設について研究、検討していくとともに、サポステなど身近な就労支援、相談機関等の情報につきまして、様々な機会を通じて多くの皆さんに広く理解、周知が高まっていくよう、県や当該機関とともに、情報発信、情報提供を行ってまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
やはり、そのサポステの活用でありますとかサポステの存在の認知を高めていく。また、連携、取組というのはもっともっと高めていく必要があるのかなというふうに思います。当然、手法に対する効果、サポステという手法が正しいのかどうかということの検証も必要だと思いますので、またよろしくお願いいたします。
実際に就職の相談というのは、なかなか難しくて、市内の事業所さんに幾つも当たっていましても、資格とか免許の有無というのは、かなり大きな壁なんですね。特に、私、知り合いの土木事業者さんの社長さんなんかとしゃべっていましても、こう言われます。預かりたいでと竹尾君、実際にしんどい子預かっているでと、仕事してもらっているで、協力雇用主にもなるでって言ってくださっているんですけれども、ただ、竹尾君な、現場で預かるやろうって、今の子らは準中型免許、準中がないやろうと、準中がないと2トンが乗れないでしょうって、2トンが乗れへんかったらダンプが乗れない。そうすると、やれる仕事というのは限られてくる。
こうした状況に対して、事業者さんから費用を工面立てて、若い子たちに免許取りに行ってもらっている。だけど、二、三年で飛んじゃうと、もうその原資は返ってこないというような状況もあるみたいなんです。
これ、運転免許だけじゃなくて、フォークリフトであるとか危険物の乙種、こうした学歴不問の資格というものもたくさんあって、かつて近江八幡市は、こうした資格の講習とか講座って開いていたと思うんですよ、僕が高校生ぐらいのときにフォークリフトの研修ありますかとか、隣保館で積極的に開かれていたんですよ。
こうした資格の講習とか講座を市が積極的に開くこととか、それは保育士とか看護師もそうなんですけれども、国家試験に向けた講座や講習開いていますよというようなことがあるとか、免許への助成支援ですね、肩代わりする代わりに5年は頑張って働いてよ、辞めちゃったら返してよというような、いわゆる手だてというのは考えれば、きっとたくさんあるんですけれども、人手不足というのは各業界が言っているわけですよね、ところが、就職とのマッチングのための支援がないんです。ハローワークになっちゃっているんです。けど、専門家は、脱ハローワークしていきましょうと言っているんですよ。就労と福祉の一体化政策を考えないと、パッケージングされた政策を考えないといけませんよというふうに考えているんです。
更生保護の観点から見ると、就労と福祉の連動性というのは非常に気になっていて、福祉部局に対しても、就労の対策の現状と取組をお尋ねいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
長村福祉保険部長。
◎福祉保険部長(長村周作君) 再問にお答えします。
議員ご指摘のとおり、犯罪や非行した人の中には、幼少期や学齢期からの環境や本人の特性など様々な理由により、資格や免許を取得するための支援といった修養する力を身につけるための支援を必要とする人が多いことが想定されます。
更生保護分野においては、協力雇用主制度をはじめとして、様々な就労支援を対象者に合わせて実践していただいていることに感謝しております。
本市の政策として、犯罪や非行した人に対する資格取得のための補助事業や独自の就労支援体制は、現在ありませんが、滋賀県再犯防止推進計画においては、生活困窮者自立支援制度や障害者政策との連携により、就労先の確保を充実させていくことが目指されております。
また、子ども・若者分野における支援事業など、本市においても相談窓口は複数ありますので、個別ケースの背景や課題によって利用可能な場合は、活用いただきたいと考えております。
来年度より本格実施いたします重層的支援体制整備事業を実施する中で、保護司会と関係課との連携体制を充実させ、犯罪や非行した人の立ち直りのため、これらの制度の活用について周知するなどの取組を実施してまいりたいと考えております。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
青年と就労と福祉と、ひきこもり等々が増えていく中で、現代的な課題になっているのかなというふうに思います。ここにどうコミットしていくのかということは、一概には言えませんが、それこそ市長のおっしゃられるようなトライ・アンド・エラーで、いろんな取組をされていくことというのは、積極的に僕自身は応援していきたいのかなというふうに感じております。
割と重たいテーマで朝一からしゃべっているんですけれども、少年犯罪の総数自体は、年々減少傾向にはあるんです。ただ一方、私たちが若者とつながりにくい社会に生きているということも現状なんです。ですから、若者の中で課題や悩みというのが、どんどんどんどん内面化していっているんじゃないか。この鬱屈した不満、社会に対する不満や、自信が持てない自分に対する不満がよくないエネルギーになって、犯罪に走ってしまうというケースもあるんじゃないかなというふうに考えています。
あまり好きな言葉じゃないんですけれども、社会との関係の希薄化、それが同一傾向とか同一系統、あるいは同一思考の友人関係しか築かずに、そのグループに反社会的な成分が含有されてしまうと、一気にグループ単位で犯罪に走っちゃうという傾向は、やはり少年犯罪の特徴としてあるのじゃないかなって思います。逮捕されて少年院に入って、戻ってきても、結局同じコミュニティーにしか戻る居場所がない、そういう子たちも少なくありません。
面談していて、こんな表現しちゃいけないですし、議場で言っていいのかどうか分かんないんですけれども、おまえ、あほやなって、おまえも、あほもハラスメントなんですけど、おまえあほやなって、戻るなよ、行くなよって言いたい場面ってたくさんあるんですね。ハラスメントなんだけど、そう言える社会が優しかったんじゃないかなって、最近強く感じるようになったんですよ。間違った考えなんでしょうけどね。
ただ、僕たち保護司は、これだけは知っといてくださいね、僕たち保護司というものは、罪を犯してからじゃないと出会えないんです。犯罪という鍵がないと、彼らの内面に入っていけないんです。これって大変もどかしいんですよ。
何でかと言うと、冒頭、京都アニメーションの事件話しましたけれども、犯罪という鍵がないと入っていけない私たちの背景には、被害者の方がおられるんですね、被害者生んでいいのかというたら、被害者生んじゃ駄目ですから、ですから、私たちと出会う前、警察に捕まる前、裁判が下りる前にできる取組というのは、教育関係と行政関係がしっかりとサポート体制というのをつくっていただきたい。預かった子たちの次の立て直しにも積極的に関与していただきたいというのが、私の率直な思いです。
これ申し上げるのは、私も保護司になるまで分かりませんでしたけれども、更生保護というものは、これ社会全体の課題なんだというふうに思っております。これを私の1問目といたしまして、これを念頭に置いた上で、2問目に入ります。
2問目のテーマは、若者の居場所についてです。
ちょっと熱く語ってしまいましたが、若者の居場所について、更生保護の課題に取り組んでいても、やっぱり子ども、若者の拠点整備というのは、僕はマストな政策なんじゃないかなというふうに判断をしてしまうわけです。ただ、残念ながら、その整備が今近江八幡市、一向に見えてこない。議会でも、私だけじゃなくて、いろんな議員が子ども・若者育成支援必要だよねって、子・若大事にしようよということを言っているんですけれども、まだまだ、まだまだ道半ばなのかなというのが私の率直な意見です。
今年の2月に、子育て応援団のぱぴぷぺぽさんが主催いただきました子育てミーティングにも参加させていただきました。大変有意義なワークショップをされていまして、子育てについての地域資源掘り起こしていきましょうというワークショップでした。
その中でも明らかになったのは、中高生の居場所がスターバックスであったり、コメダ珈琲であったり、民間のカフェとかになっていて、公的な居場所というのが少ない、乏しい、近江八幡市は乏しいよねということが、これ明らかになりました。中高生でそうなんですから、18歳以上の若者についての居場所というのは、もう本当に私たち準備しているところには来ていただけないかもしれないですけども、確実に乏しい状況にあるなというふうに思っております。
拠点整備について、旧人権センター使ったらどうですかとか、あるいは八幡教育集会所、空いていますよねというようなことを提案してきたんですけれども、進捗は見えてこない。また、唯一の居場所と言ってもいいマナビィ、旧南中ですね、そこももう老朽化も著しいし、耐震性にも課題を残している中で、どうしていくのかということ。
今回の質問、非常にシンプルなんです。人権センターと八幡の教育集会所、これ整備できなかったのはなぜなのか、南中いつまで使うんですか、これが初問です。よろしくお願いいたします。
○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。
田村教育部長。
〔教育部長 田村裕一君 登壇〕
◎教育部長(田村裕一君) 皆さんおはようございます。
竹尾議員ご質問の若者の居場所についてお答えいたします。
現在、学校への行き渋りやひきこもりが見られる学齢期の児童・生徒は教育相談室、二十歳までの若者は少年センターにおいて支援を行っております。二十歳以降の若者については、支援場所がなく、少年センターで引き続き支援を行っている状況です。
教育相談室と少年センターの拠点であるマナビィは、施設の老朽化が激しいため、旧人権センターや旧八幡教育集会所の現状調査を実施して、活用を検討してまいりました。しかしながら、両施設ともに、施設改修に係る費用対効果をはじめ総合的に検討した結果、活用は見送ることとしたものです。
このようなことから、学齢期から30代までの若者の居場所の一体整備を視野に、既存施設の活用に加え、新築を含めた子ども・若者支援の拠点や居場所の整備を検討してまいります。
なお、マナビィの施設につきましては、機能移転が完了次第、除却する予定をしております。
○議長(岡田彦士君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
残念な結果でございます。どういうふうに理解をしていいのか、ちょっと逡巡するところなんですけれども、費用対効果というところが冒頭述べられたので、そこに使うお金がないのか、あるいはもったいないと感じているのか、新しいものを建てるほうが早いと感じておられるのか。
ごめんなさい。教育委員会として、新築、修繕というのは、これ試算出して比較検討されて、データ上持っておられるんですか、お尋ねいたします。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
田村教育部長。
◎教育部長(田村裕一君) 竹尾議員の再問にお答えをいたします。
旧人権センターは現状調査及び施設改修工事の設計を、そして旧八幡教育集会所は建築技師も交え現状調査を行った結果、両施設とも老朽化が激しく、当初想定しました以上の費用が必要であるということが判明したものでございます。
一方、新築につきましては、今後、当事者のお声や関係各課との協議を踏まえまして、子ども、若者のニーズに合った拠点や居場所として必要な機能や施設規模を一定まとめた上で、費用についても算出してまいりたいと考えておりますので、現時点では、比較検討というのは行っていないという状況でございます。
○議長(岡田彦士君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 竹尾議員の再問に、ちょっと補足をさせていただきたいと思います。
若干経緯を申しますと、マナビィ老朽したことで、人権センター使いたいと、こういう話がまずありまして、いいよと、こういう話で我々も費用を見積もったんですけど、まあまあ億単位ですね、設計費かかると。そういう中であれですよね、億単位かけて今のマナビィそのまま移すのかと、それはちょっとあまりに何というか、知恵のない話だという話で、ここ、隣にも勤労福祉センターありますよね、併せて若者の本当に集える場所とするのにどういう形のものがいいのかというのを、ちょっと熟考しようということで、取りあえず私のほうでは、それはちょっと待てという話をさせていただいて、一方、教育集会所に、じゃどうかという話をしたときに、改修費用が非常に大きくかかるし、あまり得策ではないと。
一方、若者の居場所だと新たに、まあ言ってみればパーティーハウスというか、若者が集えるような建物を別につくったらどうかと、こういう話もさせていただいたんですけれども、そうすると、そこに若者が居着いてしまうと、帰らなくなっちゃうと、そうすると、それもまた問題だという話で、詳細な検討を投げかけた中で、今まだ明確な答えを、残念ながら、集中的に取り組んでいるわけではないので、答えが出ていないというのが偽らざる現状ですけども。
いずれにしろ、考え方としては、人権センターもしくは勤労福祉センター、ここを活用して、年代的にはどうか分かりませんけども、10代前半から30代ぐらいまでの若者が、本当に自分たちの拠点としてできるような場所をつくっていければいいなということで、また議員にご相談させていただくこともあろうかと思いますけども、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
今、市長の回答聞けて、よかったかなというふうに思います。実は再問の中で、予算的な課題、費用対効果というのも、ありていに言えば、予算的な課題だというふうに判断されたと思っていたんですけれども、それほど財政当局が緊迫な状況にあるかと言ったら、そうではないのかなというふうに近江八幡市の場合は考えているので、これは再問でお尋ねしようと思っていたのは、市長のやる気の問題なのかなと。
いや、これ経過の中で、市長の判断で教育委員会に、子ども、若者が生涯学習課に所管されたということは、詳細な経緯省きますけれども、経緯としては、そういう経緯があったので、このことによって市長の中の優先順位が下がっちゃったんじゃないかなというふうに受け止めていたんですね。
市長、改めてお聞きしますけど、優先順位下がっていないですよね。
○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。
小西市長。
◎市長(小西理君) 優先順位については全然下がっていないというか、ここの部分をやっていかないとね、元の話に戻ると、いわゆる若者が、いかに自分が熱中できる、熱中できるというかな、真剣になれるものの機会をどうやって我々は提供していくのか、つくれるのか、本気で彼らの考えている悩みだとか問題にどうやって向き合えるのかという部分で必要な施設ということで、できれば自分たちが運営できていくようなものが一番いいのかなというふうに思ったりしている中で、なかなかいろんなところに相談したりしていますけど、まだまだ、申し訳ないですけど、明確な設計図までは描けていないというところなので、決して優先順位が下がっているわけではなくて、この部分は、一番重要な部分の一つというふうに理解しておりますので、ただ、教育委員会と一体としてやるべき課題だということで、生涯学習課にお願いをしたと、こういうことでございます。福祉という関係だけで、切り分けられるものではないと。
議員もご指摘いただいたように、教育と一体となっている部分もあろうかと思いますので、そういう形でこの若者支援というものを、生涯学習課を一つの横串通す窓口として位置づけさせていただいたというところでございます。
実際、現場との意思の疎通という面では、若干不足している部分があったかとも思いますけども、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
○議長(岡田彦士君) 竹尾耕児君。
◆17番(竹尾耕児君) ありがとうございます。
状況的には、トゥービー・オア・ノットトゥービーで、やるかやらないかという段階なのかなというふうに思いますので、今市長は、優先順位下がっていない、やりたいという強い気持ちをお持ちならば、僕はその言葉信じて、今日、もうほかの再問全て引きますが、特に子・若の支援については、同和問題はじめ、いろんなやってきた経過、経緯というものがあるんですよ。それが、もう明らかに空白の20年迎えてしまった中で、いまだにしっかりと地道に続いておられる。それは個人単位で、あるいはグループ単位で続いておられる状況というのはありますので、当然市長の掲げられるビジョンもあろうかと思いますが、やっぱりボトムアップのその声というものもしっかりと、生涯学習課もヒアリング丁寧に行ってくださったというふうに仄聞していますので、そうした施設、あるいはどういうふうに進めていこうかというときに、その地域の声、なかなか聞けない声を持っていらっしゃる方たくさんおられますので、そうした声を丁寧に集めていっていただきたいなと思いますし、それを代弁しろというならば、幾らでも私は説明させていただきますので、そこは一致して、今日やるという意思、確認できただけでも安心ですので、それを信じてやります。今日のところは、他の再問全て引きます。はい。よろしくお願いします。
恐らく市長の考えの中には、拠点整備できたからオーケーだよというふうに思っていないと思うんですね、それは僕も同じ考えで、決して、人間と福祉の課題というのは甘いものではないので、拠点整備がありますよ、こういう事業がありますよ、制度がありますよというだけでは解決できない。なぜかというと、福祉というのは内面の問題ですから、最終的には内面の問題になってくるので、どういう手だてが必要なのかということを、しっかりと考えていく必要があると思うんですけれども。
まず第1に、対象となる方、あなた自身がどういう人生を歩みたいのか、そのためにどういう手だてが必要なのかということを考えることが、基本的な前提だと思うんです。その中には、教育委員会も感じておられるかもしれませんし、長村部長の福祉保険部局も感じておられることかもしれませんが、無駄だと思う手だてって、実はたくさんあるんですよね。やったものの人が来ないとか、頑張ったもののそこにマッチングしなかったとか、だけど、無駄だって思うようなことがあっても、僕は取り組み続けることというのはすごく大事だと思っています。そこで感じた問題意識や見た景色をしっかりと自分たちのエネルギーに、特に公務員は自分たちのエネルギーに変えて次の課題に進んでいく、次の取組を考えていくということが大事だと思います。
私なりに、そのときに大事にしているのが、舞台演出家の蜷川幸雄さんが俳優の藤原竜也さんに残した言葉の中に、「竜也、もがいて、苦しんで、本当にどうしようもなくなったときに手を挙げろ。その手を俺が必ず引っ張ってやるから」って蜷川幸雄さん残したと言われているんですけれども、僕、格好いいなと思います、そういう姿勢って。
僕も対象者と向き合う中で、苦しんで、苦しんで、悩んで、その苦しさに気づいたときに、気づいていない子が多いんですけど、気づいたときに僕も手を出せる人間でありたいなと思いますし、近江八幡市行政も、教育委員会、特に学校の先生もですけれども、そこに手を出せる、見て見ぬふりをするんじゃなくて、手を出せる、手を差し伸べられる姿勢でありたいというふうに思います。
何か新年度予算を見ても、観光もいいですよ、文化もオーケーだし、庁舎だって待っている人もいますから、僕は全然ノーと言う気はないんですけれども、どうしても光に目がとらわれてしまっていて、小西市政の中で、陰になっている部分とか闇になっている部分に、どれだけ光が当たっているのかということ、心配になっちゃうんですね。
陰だから見えにくい、闇だから見えにくいかもしれないけれども、私たちはそこにしっかりと光を当てなきゃいけないというふうに思うんです。保護司会は保護司会として、行政職員は行政職員として、学校の先生は学校の先生として、どこに陰があって闇があって、自分たちの見えていないところはどこだろうというところに、そういう闇を照らす、しっかりと闇を照らせる市政運営というものは継続していただきたいですし、低下をしているというふうに判断したときは、私もしっかりともう一回闘いますので、その辺はエールを込めて、私の今回の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(岡田彦士君) 以上で竹尾耕児君の個人質問を終わります。
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