録画中継

令和6年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月17日(月) 一般質問
大川 恒彦 議員
1 北里学区内の地域要望について
2 避難所の諸課題対策について
3 行政窓口の市民対応について
◆14番(大川恒彦君) 皆様こんにちは。いつもお世話になっております。議席番号14番、創政会の大川恒彦です。
 ただいま議長のお許しをいただきましたので、発言をさせていただきます。
 なお、今回も私の舌の都合により滑舌が悪く、質問がお聞き苦しいところが多々あるかと思いますが、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
 また、本日は国スポ・障スポのポロシャツを着用させていただいて質問をさせていただきます。
 さて、副議長に就任をさせていただいてから、早いもので、もうすぐ2か月を迎えようとしております。初めての経験をさせていただく事柄も多く、今まで以上に、月日がたつことを早く感じている今日この頃でございます。また、このようなことから気のせいか、今年は例年に比べて涼しい日が多いように感じておりますが、私だけの肌感覚でしょうか。しかし、これからは間違いなく夏に向かい、暑い日が毎日続きますので、皆様方にはご自愛くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、発言通告書に基づきまして、大きく3つの個人質問を分割にてさせていただきます。
 項目の1つ目は、北里学区内の地域要望について、2つ目は、避難所の諸課題対策について、3つ目は、行政窓口の市民対応についてですので、当局のご回答よろしくお願い申し上げます。
 また、さきに質問されました議員と、項目内容で重複する部分があったかと思いますが、発言通告書に基づきまして質問をさせていただきますので、当局のご答弁よろしくお願い申し上げます。
 それでは初めに、大項目1つ目の北里学区内の地域要望について質問をさせていただきます。
 北里学区や学区内の各自治会からはいろいろな要望が出されておりますが、主立った案件におきます現在の取組状況についてお伺いをします。
 1点目は、施設整備についてです。
 まず1番目に、学区民の念願であります北里コミュニティエリア整備ですが、自治連合会及びまちづくり協議会連名によります要望書のとおり、当局側からは移転新築一体型整備とする回答書をいただいていることから、現在におけます取組状況及び協議内容はどのように進んでいるのか。
 2番目に、北里学区認定こども園施設整備ですが、現在の施設整備の進捗具合及び事業取組の状況はどのようになっているのか、また今後の予定も含めてお教えください。
 2点目は、道路についてです。
 1番目に、国道477号の小田神社部分の道路拡幅工事の施工計画はどのようになっているのか。また、小田町から古川橋までの歩道整備に対する取組状況はどのようになっているのか。
 2番目に、県道2号の江頭町と十王町の字境部分における水道管移設の工事予定及び歩道部確保の取組状況はどのようになっているのか。
 3番目に、中部湖東幹線の事業進展具合はどのようになっているのか。
 4番目に、小田17号線の工事着手予定はどのようになっているのか。
 5番目に、野村町外周道路の進捗状況及び今後の施工予定はどのようになっているのか。
 6番目に、県道2号江頭町西交差点における市道江頭野村線部分及び県道2号十王町交差点における国道477号部分の渋滞緩和対策はどのように考えているのか。
 7番目に、西中前道路と江頭古川線、江頭9号線の変則交差点における安全対策はどのように対処する予定なのか。また、改良計画はあるのか。
 3点目は、河川及び水道関係です。
 1番目に、日野川ですが、河川改修における河道掘削や護岸整備が進められておりますが、現在の進捗状況及び今後の工事内容、施工予定をお教えください。また、工事中における堤防天端道路の損傷箇所の修繕対応や防じん対策に対する善後策を協議していただきたいのですが、いかがでしょうか。
 2番目に、日野川の堤外地に自生している樹木伐採の取組はどのように捉えているのか。
 3番目に、河川愛護によります日野川堤防の除草業務ですが、高齢化が進んできており、今後は継続して作業が行えないと言われておりますが、対応はどのように考えているのか。
 4番目に、琵琶湖の湖岸に打ち上げられている漂着物の撤去については、どのように考えているのか。
 5番目に、西部承水溝、北里幹線排水路ですが、地元が危惧している課題に対して、解決に向けた取組対応はどのように捉えているのか。また、西部土地改良区や関係機関との連絡連携や問題提起、情報共有はしているのか、お伺いします。
 以上を初問とさせていただきますので、当局のご回答よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 当局の回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
             〔総合政策部長 高尾一成君 登壇〕
◎総合政策部長(高尾一成君) 大川議員ご質問の北里学区内の地域要望についてのうち、1点目の施設整備での北里学区コミュニティエリア整備に係る現在の状況についてお答えいたします。
 昨年の市議会定例会でのご質問にお答えしましたとおり、コミュニティエリア整備は地域での大きな事業となりますので、学区住民の皆さんが議論を尽くしていただくことが重要であると考えております。
 令和5年度は、地元での検討会議や事前の準備会議に市も参加をさせていただき、会議の進め方などをご提案してきたところでございます。
 また、令和5年度末の会議では、地元におかれまして、コミュニティエリア構想に係る検討委員会を設置することとされ、今後議論が深まっていくものと認識をしております。
 学区における望ましいコミュニティエリアの検討には、これからの北里学区のまちづくり構想の観点が不可欠となります。今後設置される検討委員会を中心として、幅広く住民の皆さんの意見を取り入れるためのワークショップを実施するなど、地元と行政での協働による取組を加速していきたいと考えておりますので、引き続き議員のご理解とご協力をいただきますように、よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中川子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 中川菜穂子君 登壇〕
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 皆様こんにちは。
 大川議員の北里学区内の地域要望についてのご質問のうち、現在の認定こども園施設整備の進捗具合、事業取組状況、今後の予定についてお答えいたします。
 北里学区における公私連携幼保連携型認定こども園の施設整備の進捗でございますが、旧看護専門学校の改修工事に係る実施設計を、昨年11月末から業務委託により行ってまいりましたが、アスベストの含有調査により内壁等にアスベストが検出されたことから、除去工事を行う必要が生じたため、本体改修工事に入る前に、アスベスト除去工事を第1期工事として先に進めております。
 今後の予定でございますが、アスベスト除去工事を8月末までに完了させる予定であり、並行して第2期工事として、認定こども園整備に向けた本体改修工事の公告、入札を行い、工事実施業者の決定と議会において契約締結の承認議決をいただいた後、本体改修工事を進めてまいりたいと考えております。
 これまでの間、北里学区における保育ニーズの需要と本市待機児童の解消に向け、公私連携幼保連携型認定こども園として令和7年4月開園を目指して進めてまいりましたが、先ほど申し上げましたとおり、改修工事実施設計を進めてきた中でアスベスト除去工事を要することに加え、昨今の社会情勢により資材調達に相応の期間を要するため、当初見込んでおりました年度内の工事完了が見込めず、令和7年4月の開園が困難な状況となっております。
 つきましては、保育を必要とする保護者の方々にはご心配をおかけすることとなりますが、運営法人並びに近隣をはじめ、市内就学前施設と今後協議を重ね、調整を図りながら早期開園を目指し、待機児童の解消並びに保育の確保に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 濱本都市整備部長。
             〔都市整備部長 濱本 浩君 登壇〕
◎都市整備部長(濱本浩君) 大川議員ご質問の北里学区内の地域要望についての道路整備のうち、都市整備部所管分のご質問にお答えをいたします。
 まず、1番目の国道477号の施工計画ですが、小田工区は、小田神社横の延長80メートル区間を拡幅される計画であり、今年度、神社境内地の石積み部分の用地買収を推進され、来年度以降に工事着手される予定です。
 古川工区は、古川橋下流右岸側の延長350メートル区間を拡幅される予定であり、昨年度、部分的に擁壁を設置されました。今後も、拡幅工事を順次進められる予定です。
 次に、3番目の主要地方道大津守山近江八幡線、いわゆる中部湖東幹線の現在の進捗状況ですが、令和4年度末に見直しされました滋賀県道路整備アクションプログラム2023では、野村工区と、その先線である水茎・大房工区の2工区に分けて掲載されています。
 昨年度は野村工区を暫定供用された場合の江頭野村線の将来交通量予測を実施され、今年度は野村工区の道路予備設計を実施される予定です。
 また、水茎・大房工区は、これまでに地元から計画ルートの見直しを要望されており、引き続き関係する地元自治会と協議検討を進められる予定です。
 次に、4番目の小田17号線の工事着手予定ですが、当該路線は社会資本整備総合交付金を活用しながら、通学路対策として事業着手しており、令和4年度に実施設計は完了しております。令和7年度の工事着手に向け、引き続き国へ予算要望を行い、財源が確保できれば工事着手いたします。
 次に、5番目の野村町外周道路の進捗状況及び今後の施工予定ですが、進捗状況は、令和3年度から工事着手し、現在約200メートルの整備が完了しております。今後の施工は、令和6年度にのり面整形、舗装工など、施工延長約150メートルの整備を予定しており、次年度以降、令和9年度の事業完了に向け、毎年度同程度の工事規模にて順次進めていきます。
 最後に、6番目の主要地方道大津能登川長浜線、いわゆる県道2号線の江頭町西交差点における江頭野村線及び十王町交差点における国道477号の渋滞緩和対策ですが、昨年6月議会にて回答いたしましたとおり、江頭町西交差点は、令和4年度に社会資本整備総合交付金事業として交差点を含む道路改良が完了していることから、現時点で用地買収が必要となる交差点改良の計画はございません。そのような状況の中、少しでも渋滞緩和できる方法として、両交差点ともに信号処理時間の調整などが考えられます。
 また、昨年度、中部湖東幹線の野村工区を暫定供用された場合の江頭野村線の将来交通量予測を県において実施されたところであり、今後、この調査結果も踏まえ、改善に向けて庁内関係部署及び県並びに関係機関との協議、調整に継続して取り組んでまいります。
 また、西中前道路と江頭古川線、江頭9号線の変則交差点における安全対策と改良計画は、西中前道路である八木古川線は、農林水産省所管の国庫補助事業である団体営農道整備事業にて施工中であり、ご質問の交差点では施工に先立ち、現状の形状にて公安委員会と協議が調っていることから、現時点での改良計画はございませんが、交差点形状を鑑み、必要に応じて路面標示などによる交通安全対策を検討してまいります。
 また、現状の通行量に加え、県施行の中部湖東幹線が江頭野村線まで暫定供用した場合には、江頭野村線及び江頭9号線の交通量は、さらに増加することが見込まれます。
 このことから、中部湖東幹線の事業進捗を注視しながら、地元からご要望いただいていることもあり、江頭野村線の改良も視野に検討してまいります。
 続いて、河川及び水路関係のうち、都市整備部所管の河川についてお答えをいたします。
 まず、1番目の日野川改修の進捗状況と今後の予定でございますが、現在桐原橋付近において、JR橋梁架け替え工事とJR橋梁上流の河道掘削工事を実施されており、JR橋梁架け替え工事は令和13年度の完成を予定されています。
 また、仁保橋から下流部の河川整備は、河口から4.5キロメートル区間において50年確率での整備が完了しており、今年度も国土強靱化の補正予算などを活用され、仁保橋付近の河道掘削工事を予定されております。
 さらに、今後はこれまで以上に計画的、集中的に事業を実施するため、仁保橋から桐原橋までの事業区間は、大規模特定河川事業、氾濫危険区域河道掘削の採択を受け、安定的な予算確保を行い、令和6年度から令和10年度までの期間で、河道掘削などを実施される予定です。
 今年3月には東近江圏域河川整備計画の国の変更認可を受けられたことから、野村町、小田町及び野洲市小南地先から上畑町及び竜王町弓削地先までの7.5キロメートル区間が整備実施区間として位置づけられ、上畑町及び竜王町弓削地先から桜川合流点までの6.2キロメートルが、整備時期検討区間として位置づけられました。今年度は、整備実施区間の延伸区間において、測量、地質調査及び河川設計を実施される予定です。
 一方、東海道新幹線上流の堤外用地は、今年度、県において用地買収と墓地移転補償協議を進められ、市においては、竹町墓地及び東横関町墓地の移転事業を推進してまいります。
 また、工事中における堤防道路の損傷箇所は、管理者である県において速やかに修繕対応されており、粉じんについても、できる限り近隣住民の皆様にご迷惑がかからないよう、工事車両に対する最徐行の徹底や、散水による飛散防止対策を指示されています。
 工事完了後も損傷が著しい箇所は補修対応されておりますが、必要に応じて善後策を講じられるよう、県へ働きかけてまいります。
 次に、2番目の日野川堤外地の樹木の伐採は、巡視点検により把握された繁茂状況や周辺の土地利用状況などから総合的に勘案し、県において、伐採の頻度や進め方、優先度を判断されています。
 伐採を含む維持管理状況としては、県では、堆積土砂や樹木を撤去されるに当たり、国が令和2年度に創設した緊急浚渫推進事業債を積極的に活用され、土砂堆積や樹木繁茂が著しい区間において計画的に実施されています。
 実際に日野川では、令和2年度から伐木を実施されており、本市においては、倉橋部町地先、新巻町地先など、主に4か所で実施され、昨年度は十王町地先と上畑町地先で樹木伐採が実施されています。
 また、除草をはじめとする日野川の維持管理は、河川愛護活動事業として、地域での取組をお願いしているところです。しかしながら、高齢化などにより、地域での除草作業が困難になっている状況は、課題として認識しております。
 本市としましては、制度の改良や、より地域の活動に即した支援を実施していただけるよう、引き続き県へ要望してまいります。
 最後に、3番目の琵琶湖湖岸の漂着物の撤去は、第一義的には土地所有者、管理者にその責務があると考えており、県または独立行政法人水資源機構において対応いただくべきものと考えております。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 大林産業経済部長。
             〔産業経済部長 大林一裕君 登壇〕
◎産業経済部長(大林一裕君) 大川議員の北里学区内の地域要望についてのご質問のうち、承水溝についてのご質問にお答えします。
 令和3年6月議会、令和4年3月議会及び6月議会、令和5年6月議会におきましてお答えいたしましたが、近江八幡西部土地改良区が所管されております西部承水溝の改修につきまして、現時点では正式な協議の場が持たれておりません。
 現在着手されております東部承水溝の事業は、県営農村地域防災減災事業にて、水路の排水機能の向上を図る工法で事業を実施しており、完了が令和10年度の予定とのことです。その少し前から事業採択に向け、連絡連携や情報の共有のために協議を行う取組が、事業を進めるに当たりまして必要であると捉えております。
 今後の事業化に向けまして、施設管理者である近江八幡西部土地改良区を主体として、国や県、農政部局と連携しながら支援してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 中西水道事業所長。
             〔水道事業所長 中西貞夫君 登壇〕
◎水道事業所長(中西貞夫君) 大川議員のご質問の北里学区内の地域要望についてのうち、県道2号線の江頭町と十王町の字界における水道管移設の工事予定及び歩道設置の取組状況についてお答えいたします。
 まず、水道管の移設は、昨年度に設計業務を実施し、今年度工事を着手する予定です。
 また、道路管理者である県において、他の支障物であるNTTの通信用ケーブルの移設手続も並行して進められており、これらの移設が完了した後、県において路肩拡幅工事に着手するとお聞きしております。
○議長(辻正隆君) 回答漏れはございませんか。
 再問ございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 それでは、再問をさせていただきます。
 コミュニティエリア整備についてですが、ここまで自治会の代表であります自治会長と各種団体の代表が集まるまちづくり協議会の役員の皆様方が協議、議論を重ね、移転・新築一体型整備とする結論を出され、また行政側からは大まかな方向性を示していただきましたことから、今後はこの方向性に基づき、委員会等を立ち上げ、方針、構想等について協議検討を進めていき、この結果をまちづくり協議会から情報等を発信、周知することで、地域からの理解、また合意形成に努めていくことが大事だと考えますが、取組や運営方法に対してのご所見はどのように思われますか。お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 再問にお答えいたします。
 これまで議論を積み重ねてこられました地元の皆さんのご尽力については、感謝申し上げるとともに、いただきました要望につきましては重く受け止めておりますので、これまで重ねてこられたご議論、一定の結論というのは、それをベースに、今後ご議論されるものだというふうに考えております。
 ただ、まだまだ決まっていないところ、議論を深めていただくべきところ、まだまだあると思いますので、そちらにつきましては、できるだけ幅広く議論をしていただけるものというふうに考えております。
 今後、どういったやり方で、手法で、どういったメンバーで議論をされるのかということは、地元主体で検討されるのではないかというふうに思いますけれども、可能な限り市もサポートさせていただきまして、議論を深めていけたらなというふうに考えております。
○議長(辻正隆君) 再問ございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 地元、ごっつい期待しておりますので、早期着手に向けて、また前進的なご指導をよろしくお願いいたします。
 次に、北里学区認定こども園施設整備についてですが、現在までの対応を見ていますと、報告や対策など取組等が何かと後手に回り、出遅れ感があるように思いますので、今後は、今のご時世を察知していただき、的確な判断、敏速な対応をお願いいたしたいのですが、お考えはいかがですか。お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中川子ども健康部長。
◎子ども健康部長(中川菜穂子君) 大川議員の再問にお答えいたします。
 初問でお答えしましたとおり、当初見込んでいました開園が困難な状況となり、関係者の方々にはご心配をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。今後も待機児童の一日も早い解消に向け、鋭意努力し、取組を進めてまいります。
 引き続き、早期開園を目指し、運営法人をはじめ、関係者等と協議、調整を図りながら適切に対応してまいりますので、議員のご理解とご支援、またご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 当初の目的を達成するためにも、全力を挙げて早期開園に向けて取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 次に、道路や河川、水路についてですが、ほとんどの事業や計画に対しまして、大きな進展があまり見られませんが、取組対応の頻度、関係機関への働きかけはどのようになっているのか、お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 濱本都市整備部長。
◎都市整備部長(濱本浩君) 大川議員の再問にお答えをいたします。
 道路、河川、水路のこういった新設とか改修、大規模事業になりますが、大変多額の予算を生じるということで、そのために財源確保、これに必要な要望活動、あるいは調査、予備設計などを、まず行います。その後に、実際に計画、それから調査、設計、用地買収、工事、このような段階を踏むわけですが、特にこの前段階、今申し上げました前段階の要望等の段階、調査の段階は、地元の皆様にとって大きな進捗として見えない、あるいはなかなか感じられない、このようなことが考えられます。
 したがいまして、議員ご指摘のように、進捗が見られないというような所感をお持ちいただくことも、これも無理のないことかと思います。
 こうした状況を踏まえまして、市といたしましては、目に見えない段階であっても、関係市町で構成する各期成同盟会や協議会、あるいは市単独も含めまして、国や県、関係機関への要望を実施いたしまして、実現、事業化に向け、活動を展開しておるところでございます。
 また、こうした事業に向けた動き、これも含めまして、今後も地元自治会や関係者のご理解、ご協力、それから情報提供なども行いまして、各事業の早期実現に向け、一層の国や県、関係機関への働きかけ、あるいは一体となっての取組を進めてまいりたいと、このように思っております。
○議長(辻正隆君) 大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 大川議員の再問にお答えします。
 西部承水溝、北里幹線排水路の改修につきましては、現在、事業主体である近江八幡西部土地改良区と常に情報の共有、意見交換を行っております。
 着実に事業が実施できますように、引き続き支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 回答漏れはございませんか。
 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。毎年同じことを申しておりますもので、どうぞ早く着手できるようによろしくお願い申し上げます。
 次に、要望の処理についてですが、実際問題として、たくさんの要望案件が出ていることから、なかなか処理、解決に結びつけていくことは難しいことだと思いますが、せめて軽微で容易なものとか、危険性が伴う案件に対しましては、早急の対応をお願いいたしたいのですが、いかがですか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 濱本都市整備部長。
◎都市整備部長(濱本浩君) 大川議員の再問にお答えをいたします。
 今おっしゃっていただいたように、毎年たくさんの要望書を自治会様より提出をいただいております。
 おっしゃっていただいたように、内容は、簡易なものから大規模なものまで様々ございます。その中で簡易な修繕、例えば、側溝蓋の破損、舗装の傷み、こうしたものは直営で補修をしておりますし、それと反対に抜本的な対策が必要な大きなもの、こういう補修は専門業者に発注し、迅速に修繕、対応するように努めているところでございます。
 また、そうした修繕に限らず、代表的な所管になります土木課になりますが、こちらの要望書、令和5年度で約300件ほどございまして、そうした簡易なもの、抜本的なもの、全部含めまして、一つでも多く解決できるように、地元自治会と現地確認、こういうものを行いながら、危険性、緊急性、これを判断して順次対応に努めております。どうぞご理解をいただきたいと存じます。
○議長(辻正隆君) 再問ございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 担当課の都合もあろうかと思いますが、地元の事情も察知いただきまして、そもそも処理をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 大川議員の質問途中でございますが、ここで休憩をさせていただきます。再開は13時10分とさせていただきます。休憩します。
               午前11時59分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時10分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
 質問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) お昼からもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
 次に、大項目2つ目の避難所の諸課題対策について質問をさせていただきます。
 大規模災害が発生し、被災したときに必ず必要となってくるのが避難所ですが、この避難所運営に対しまして、いろいろな課題を新聞記事等で目にする機会がよくあることから、何点かについてお伺いします。
 まず1点目は、災害発生直後の避難所を運営する担当職員の初動対応及び招集体制はどのようになっているのか。また、市内職員と市外職員との区分分けはしているのか。
 2点目は、避難所の施設管理者と自治体職員や自治会役員との役割分担及び連携はどのようになっているのか。
 3点目は、被災情報の確認及び避難所の実情など、現状をどのように把握、共有するのか。
 4点目は、避難所における生活空間の割り振りや高齢者、障害者、乳児など、特別な配慮を必要とする方への居住環境の確保はどのようにするのか。また、感染症予防対策の初期対応はどのように対処するのか。
 5点目は、食料及び備蓄品の在庫管理や配布体制、また救援物資の受入れ体制や保管方法及び配分対応はどのようになっているのか。
 6点目は、上下水道の給水や電力の供給が途絶えてしまうと、日常生活のあらゆることが制限されてしまいますが、飲料水の備蓄や便所、洗濯、風呂、照明、空調など、設備品の確保はどのようになっているのか。また、不足分や手持ちでない物品の調達はどのようにするのか。
 以上、6点を初問とさせていただきますので、当局のご回答、よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 当局の回答を求めます。
 中村危機管理監。
             〔危機管理監 中村治雄君 登壇〕
◎危機管理監(中村治雄君) 皆さんこんにちは。
 それでは、大川議員ご質問の避難所の諸課題対策についてお答えいたします。
 まずは、避難所を運営する担当職員の初動対応及び招集体制についてですが、職員参集につきましては、地震時には地域防災計画において、水害時には水防・土砂災害対応計画において、段階的に職員を参集することとしており、災害対策本部の指示により、現地対策本部の職員に連絡することとしております。
 また、水防・土砂災害対応計画における各避難所の担当には、できる限り市内在住職員を中心に配置しておりますが、必要人員が不足するため市外在住職員も多く配置しており、台風などの際には参集に備え、事前の情報共有に努めております。
 次に、避難所の施設管理者と自治体職員や自治会役員との役割分担及び連携についてですが、避難所運営マニュアル指針において、災害発生直後の初動期は災害対策本部の指示により、施設管理者及び市職員が避難所開設の活動を開始しますが、その後の展開期における避難所運営は、自治会、学区まちづくり協議会、自主防災組織、避難者、市職員などで構成する避難所運営委員会を設け、その中で役割を分担して、避難所を運営することとしております。
 次に、被災情報の確認及び避難所の実情の把握、共有についてですが、災害対策本部調査指導班及び消防団などからの被災状況や現地本部からの避難者情報などの報告を、庶務企画班において集約、整理した後、災害対策本部において情報共有を図っております。
 現在、リアルタイムに被災状況の確認や情報共有が図れるよう、防災情報システムの整備を進めております。
 次に、避難所の生活空間の割り振りや、高齢者など特別な配慮が必要な方の避難スペースの確保についてですが、避難所運営マニュアル指針において、避難に必要となる部屋やスペース、体育館のレイアウトイメージに加え、新型コロナウイルス感染症対応避難所設営時ガイドラインに基づき、感染症対策のレイアウトに関しても、ゾーン分けなどを明示しております。
 次に、食料及び備蓄品の在庫管理や配布体制についてですが、地域防災計画において確保すべき物資の種類などを定め、平準化計画に基づき、飲料水や食料、その他生活用品の備蓄管理に努めており、随時、品目や数量などに関して、過去の災害における事例などを参考に検討、見直しを行っております。
 これらの物資の輸送体制については、災害対策本部輸送班で対応することとしておりますが、車両及び人員が不足する場合には、市内運送業者への協力要請及び滋賀県を通じ、滋賀県トラック協会などへ要請することとしております。
 なお、市民の皆様にもリーフレットなどを活用し、非常備蓄品を紹介するとともに、最低3日以上、できれば1週間分の備蓄に努めていただくよう啓発に努めております。
 次に、救援物資の受入れ体制や保管方法及び配分についてですが、災害時受援計画において物資集積拠点を定め、市内全体の物資ニーズを把握し、物資の確保、配分、調整を役割とする物資調整班を設けることとしております。
 次に、飲料水の備蓄やトイレ、洗濯、風呂、照明、空調などの設備の確保についてですが、飲料水につきましては、2リットルペットボトルの備蓄を進めるとともに、各学区におけるコミュニティエリア整備に合わせて、必要と想定する量が確保できる受水槽を整備し、飲料水の確保に努めております。
 なお、生活用水としましては、小学校のプールに水浄化装置を設置し、生活用水の確保にも努めております。
 トイレにつきましては、簡易トイレ、マンホールトイレ、非常用携帯トイレの備蓄に努めるとともに、仮設トイレなどの提供に関する協定も締結しておりますが、現在、能登半島地震の被災地への支援時に、その必要性を確認しましたトイレカーに関し、調査、検討を進めております。
 風呂などの対応につきましては、自衛隊への支援要請を行うなど、公衆衛生の改善を図ることとしております。
 電源の確保につきましては、エリア整備時に自家発電装置を整備するとともに、空調設備に関しては、使用する部屋や教室を、地元や関係機関と協議の上、選定しております。
 なお、物資等が不足する場合には、県などへの支援要請や災害協定締結事業者からの流通物資を調達するなど、必要な物資等の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 回答漏れはございませんか。
 質問はございませんか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 それでは、再問をさせていただきます。
 避難所を運営担当する職員についてですが、出勤、出動することが困難な場合における運営体制、人員確保の2次対応はどのようになっているのか、お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中村危機管理監。
◎危機管理監(中村治雄君) 大川議員の再問にお答えいたします。
 職員自身が被災のため参集困難な場合には、災害対策本部の指示によりまして、地域防災計画に定める業務分担に関わらず、参集できた職員を避難所へ配置することとなりますが、大規模災害時においては、行政機関による公的支援が機能するまでに時間を要することが容易に想定できますので、住民自身の自助と地域の共助による対応が不可欠です。
 そのためにも、各学区の避難所運営マニュアルを作成していただけるよう、さらに啓発に努めてまいりたいと考えております。
 また、災害発生時には、早期に参集可能な職員を把握できる、このようなシステムなどの構築にも努めてまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 次に、避難所が被災した場合においてですが、損壊している場合は判断がつきますが、破損等についての危険度に対する入所時の確認、使用判断は、誰がどのように対処するのか、お教えください。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中村危機管理監。
◎危機管理監(中村治雄君) 大川議員の再問にお答えいたします。
 避難所運営マニュアル指針において、施設管理者、市職員などが避難所の安全確認のため、建物の構造に応じた避難所施設被害状況チェックリスト、こちらによりまして施設の安全性を判定することとしており、その結果によりまして、危険あるいは要注意の判定となった場合には、直ちに災害対策本部に、建築士などの派遣と代替施設確保の要請を行うこととするように明記しております。
○議長(辻正隆君) 再問ございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 次に、避難所の生活空間の割り振りについてですが、必要となる部屋やスペース、体育館のレイアウトイメージは、誰が把握、共有しているのか、またどのように指示を出されていくのか、お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中村危機管理監。
◎危機管理監(中村治雄君) 大川議員の再問にお答えいたします。
 避難所の生活空間の割り振り、必要となる部屋やスペース、体育館のレイアウトイメージなどについては、避難所運営マニュアル指針に明示しておりますが、各避難所において、部屋の配置などが異なりますので、地域の実情に合わせた部屋の割り振りや配置を検討いただいた上で、避難所運営マニュアルの作成に地域と取り組んでいくとともに、避難所開設時のそれぞれの役割などについても地域の皆さんに周知いただき、避難所運営に関わっていただけるよう、啓発に努めてまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ありがとうございます。
 次に、用水についてですが、ペットボトルのストックにも限りがあり、飲料用水と生活用水との使用分けはしているようですが、貯水槽やプール等がない施設に対しての使用区分はどのように対処するのか、お教えください。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中村危機管理監。
◎危機管理監(中村治雄君) 大川議員の再問にお答えいたします。
 受水槽やプールなどがない施設に関しては、市の備蓄、流通備蓄、支援物資の飲料水などを供給していくこととしておりますが、これらで対処できない場合は、給水車の配置や給水所の設置、風呂などへの対応等、避難所において不足する物資を速やかに把握し、県を通じて国や自衛隊への支援要請を行うなど、飲料水や生活用水の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 次に、仮設トイレについての提案ですが、一度大きな災害が起きれば、物流もままならず、物資、物品もなかなか入手ができないと想定ができます。
 そうした中、非常用携帯トイレの確保はされておりますが、実際問題として、ベンチがなければ用を足すことは困難だと考えますので、移動、設置も簡単に行えるポータブルトイレとトイレテント、もしくはパーティションをセットで各コミセンに配置すべきと思いますが、お考えはいかがですか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 中村危機管理監。
◎危機管理監(中村治雄君) 大川議員の再問にお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、移動、設置が簡単に行えるポータブルトイレ、トイレテント、パーティションの各コミュニティセンターへの配備も、トイレの確保には有効であると考えますが、各コミュニティセンターへの配備には、各施設での保管スペースを確保する必要がありますので、現在、衛生的で水の補給がしやすい、自走式の水洗トイレカーについて調査を進めているところで、能登半島地震の被災地での支援時にも、トイレの確保は重要であると実感しておりますので、さらなるトイレの確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 自然災害相手の想定ですので、なかなか完璧というのは無理だと思いますが、考えられる部分におきましては、対策、対応、よろしくお願い申し上げます。
 また、最後になりましたが、昨日、消防ポンプ操法訓練大会、大変お疲れでございました。日々の取組に厚くお礼を申し上げます。今後も引き続き、危機管理、防災活動、よろしくお願い申し上げます。
 それでは最後に、大項目3つ目の行政窓口の市民対応について質問をさせていただきます。
 行政窓口の職員さんは、一番市民さんに近い立場で仕事をされておられますことから、市民さんから対応についての苦情や不満の声をよく耳にすることがあります。
 行政職の方は、法に縛られているだけに、形どおりのことしかできず、融通が利かない場合がほとんどだと思いますが、そうしたことから市民さんからは、役所はいまだにお上体質で上から目線だと受け止められてしまう部分が多々ありますので、身近で親しみが持てる市役所にするためにも、市民様の声の一部を改善していただきますよう、お考えをお伺いします。
 1点目は、部署にもよりますが、待ち受け体系や出迎え体制が、何となく行きづらい雰囲気。
 2点目は、応対時が無愛想で事務的、また高圧的な態度で威圧感を感じる。
 3点目は、経験不足や不勉強から、話がスムーズに伝わってこず。説明に丁寧さが足らないことから、意味の内容が分かりづらい、理解がしにくい。
 4点目は、相談や要望事に行っても、まず無理、できないと否定から入られることが多いが、なぜできないのか、納得のいく理由説明、またできるようにするためには、どのようにしたらよいのかの肯定的な会話や前向きな提案が欲しい。
 5点目は、もっと専門的な職員の配置とスキルアップを図っていただきたいなどですので、それぞれの課題における当局のご所見をお聞かせください。
 以上、5点を初問とさせていただきますので、当局のご回答、よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 当局の回答を求めます。
 秋山総務部理事。
             〔総務部理事 秋山直人君 登壇〕
◎総務部理事(秋山直人君) 大川議員の行政窓口の市民対応についてのご質問にお答えいたします。
 まず、1点目の待ち受け体系や出迎え体制が何となく行きづらい雰囲気並びに2点目の応対時が無愛想で事務的、または高圧的な態度で威圧感を感じるという職員の接遇面でのご指摘につきましては、挨拶、身だしなみ、表情、態度、言葉遣いを基本として、単なる接客ではなく、市民の皆さんの心に寄り添った対応が接遇であることから、今後も引き続き接遇研修の実施、接遇マニュアルの浸透を図る中で、職員個々が市の代表、市の顔としての自覚を持ち、全所属、全職員が、市民から信頼され、親しまれる存在となるよう取り組んでまいります。
 次に、3点目の経験不足や不勉強から説明に丁寧さが欠け、理解しにくいとのご指摘につきましては、新規採用職員の配置や人事異動により、一時的に所属の生産性が低下する可能性はあり得ます。
 しかし、市民の皆さんにとりましては、新規採用職員であろうが、異動してきた職員であろうが、何ら関係ございませんので、職員個々がプロ意識を持ち、知識の早期習得に励むのはもちろんのこと、所属におけるOJTの徹底、研修会の開催など、的確かつ親切丁寧な窓口対応となるよう、組織的な人材の育成に努めてまいります。
 次に、4点目の相談や要望に対して否定から入るのではなく、肯定的な会話、提案が欲しいとのご指摘につきましては、今年度の職員の行動指針に、常に実行実現を前提に方策を考えると示しておりますことから、どうすれば実現可能なのかを念頭に対応してまいります。
 ただし、数多くの相談や要望がある中で、関係法令や物理的な面から対応できない場合もございますので、その際には、市民の皆さんの心に寄り添いながら、丁寧に分かりやすくご説明をさせていただきます。
 次に、5点目の専門的な職員の配置及びスキルアップを図っていただきたいとのご指摘につきましては、引き続き専門職の確保に努めるとともに、配置した一般行政職員に対する専門研修の受講や、専門職からの指導など、職員個々のスキルアップと組織全体のレベルアップを図ってまいります。
 最後に、議員もご承知のとおり、去る令和6年2月7日から2月28日までの3週間にわたり、職員の挨拶、身だしなみ、言葉遣い、説明が分かりやすかったなどの項目で、窓口サービスアンケートを実施いたしました。
 アンケート結果につきましては、約90%の方から満足、やや満足との回答をいただき、逆にやや不満、不満と回答された方は約1%でした。
 自由記述欄においても、職員に対する多くのお褒めの言葉をいただいておりました。しかしながら、さきの議員の接遇に対するご指摘、そしてただいま議員から対応について、苦情や不満の声をよく聞くや、お上体質で上から目線だと受け止められている部分が多々あると、アンケート結果に反し、多くの市民の方がこのように感じておられるとのご指摘をいただきましたことは、非常に残念でなりません。
 これらのご指摘等を真摯に受け止め、引き続き接遇をはじめ、業務遂行力、説明力等の向上に取り組んでまいります。
○議長(辻正隆君) 回答漏れはございませんか。
 再問はございませんか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 それでは、再問をさせていただきます。
 私も議員をさせていただいてから5年がたちますが、民間目線から見て、振る舞い等が完全にアウトと感じられるときがたまにございます。これは一般職員だけではなく、幹部職員にも見られることがあります。
 今の時代、幾ら自由奔放であっても社会人として、ある一定限の礼儀、節度は持つべきだと考えますが、お考えはいかがですか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 秋山総務部理事。
◎総務部理事(秋山直人君) 再問にお答えいたします。
 議員が完璧にアウトとお感じになられた幹部職員の振る舞い等につきましては、どのようなものであったかというのは承知しておりませんが、議員がおっしゃいました人としての礼儀、節度といったものは、時代に関係なく、当然持つべきものであるというふうに考えております。
 礼儀や節度、振る舞いといったものは、その人の人格を表しますので、接遇以前の人としての倫理観の問題であるというふうに思っております。
 私も含め、管理職一人一人が一般職員の模範となるように、高い倫理観を持って行動することが大切であるというふうに考えております。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 次に、仕事、業務に対する取組状況についてですが、要望や相談事に行っても、何となく逃げ口実としか受け取れない発言も多く、解決、解消に向けた姿勢、熱意のある積極的な気持ちが伝わってくる部分が少ないため、前向き、建設的な取組体制にするためには、どのように改善するべきだと思われますか。お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 秋山総務部理事。
◎総務部理事(秋山直人君) 再問にお答えいたします。
 初問でもお答えしましたが、常に実行実現を前提に方策を考えるという今年度の行動指針、これの浸透を図り、何か代替案はないかなど、常にできるということを前提に考える、そういった意識を持って対応してまいりたいというふうに考えております。
 また、何度も申し上げますが、先ほども申し上げましたが、全ての要望に対して、必ずできると言うかというと、そういうこともございません。法的な面や物理的な面から、できないというご回答させていただく場合もございます。
 そういったときに必要になってくるのが、接遇かなというふうに思っておりまして、相手の話をしっかり聞く傾聴の姿勢、相手の気持ちに寄り添った話し方、こういったことによりまして、できないという回答を納得いただけるよう、私も含め、管理職もそうですが、一般職も、全職員がこういったことを大切にしていきたいというふうに思っております。
○議長(辻正隆君) 再問はございますか。
 大川恒彦君。
◆14番(大川恒彦君) ご回答ありがとうございます。
 私たち議員も率先して模範となる振る舞いを心がけねばなりません。また、職員さんにおかれましても、市民さんが安心して頼れる、行きやすい市役所の構築をお願いいたします。
 以上、大項目3つの質問に対しまして、最後まで当局のご丁寧なご回答に厚くお礼を申し上げます。今後も活力に満ちた心豊かなまちづくりを目指して、近江八幡市発展のために一生懸命に頑張って取り組んでまいります所存でございますので、引き続き皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、これで私の個人質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。
○議長(辻正隆君) 以上で大川恒彦君の個人質問を終わります。
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