録画中継

平成28年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月16日(木) 個人質問
北川 誠次 議員
(1)日野川河川改修事業について
   ①平成28年度の具体的事業実施内容について
   ②事業認可区域(古川橋から上流、善光寺川河口まで)の完成予定時期について
   ③善光寺川河口から東横関町、東川町、新巻町地先までの事業計画について
   ④国道477号線に架かる古川橋の改修計画について
(2)指定河川における設定水位の変更について
   ①変更の理由、改善及び市民周知等の対応について
(3)篠原駅周辺都市基盤整備事業について
   ①今年度事業計画(北口広場の改修等)について
   ②調整池から日野川への排水に係る水所川の改善計画について
   ③国道477号線、県道バイパスが交差する安養寺町地先の交通安全対策について
   ④駅南口活用の一策としての市民バス(あかこんバス)乗り入れ計画について
(4)議第74号 市道路線の廃止に関連して市道黒橋・八木線西向き先線について
   ①市道廃止の理由、今後の計画について
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川誠次でございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいまから個人質問をさせていただきます。
 質問は大きく4点、形式は分割方式でさせていただきます。
 早速でございますが、1番目の質問として、西の外れにあります日野川でございます。
 一たび氾濫すれば、多くの市民の皆様に被害を及ぼすと言われております。近江八幡市の安全・安心を考えるとき、この事業の進捗が大きなウエートを占めていると言っても過言ではないかと考えます。
 現在、古川橋下流で鋭意護岸工事が進められておりますが、4点についてお尋ねをさせていただきます。
 1つ目として、平成28年度の具体的な事業実施内容について、2つ目として、古川橋から上流、桐原橋まで、桐原橋から善光寺川合流地点まで、いわゆる工事認可区域までの完成予定、堤外民地の用地取得の状況も含めてお尋ねをいたします。
 3つ目として、東横関町地先から東川町、新巻町までの近江八幡市域の計画について、あわせて東横関町の堤外民地にあります墓地の改葬事業についての考え方をお答えください。
 4つ目として、日野川にかかる古川橋、いわゆる国道477号線でございますが、当初は日野川河川改修事業にあわせてつけかえ計画をされておりましたが、計画が変更され、事業実施を断念されました。地元の意向でやむを得ないと考えますが、日野川の左岸側には今も新たな宅地開発がなされ、年々人口増となっております。しかしながら、義務教育施設を含む多くの公共施設は右岸側に存在しており、この橋の需要がますます増大し、重要性が増しております。現在の古川橋は、車道そのものが手狭である、歩道設置がない、全国にも珍しく国道が市道に対して一旦停止をしなければならないという交通アクセスの不備があると言わざるを得ない状況であります。
 そこで、日野川河川改修事業とは別に、新たな事業として、国道477号線の改修事業として、道路なり橋の拡張、歩道設置の計画についての考え方をお尋ねいたします。
 以上を1番目の初問とさせていただきます。ぬくもりのある誠実な回答をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
             〔都市整備部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 北川議員ご質問の、日野川改修事業についてお答えをいたします。
 日野川につきましては、平成22年度に策定されました河川整備計画に定めている善光寺川合流部までの6.6キロメートルをおおむね20年間で整備する計画となっております。今後、JR鉄道橋の対策などの課題がありますが、目標達成に向けて事業を進められることになっております。
 現在、古川橋下流の河道掘削及び低水護岸、高水護岸工事が実施されており、今年度末には古川橋まで、段階整備規模20年確率、計画流量で1,360立方メートルでの整備が完了する予定となっております。また、古川橋の橋脚部の補強対策に着手されるとともに、JR鉄道橋対策の概略設計をJR西日本に委託する予定となっております。
 用地買収につきましては、JR鉄道橋から新幹線までの区間について実施されます。
 次に、広域河川改修事業として認可を受けておる整備実施区間6.6キロメートルの大畑橋から善光寺川合流部までについての完成予定時期についてお答えいたします。
 現在、段階整備規模20年確率での改修を進められておりますが、現時点において善光寺川合流部までの具体的な完成予定時期は示されていない状況でございます。今後実施されるJR鉄道橋対策工事の工法により、事業費や工程等が大きく左右され、未確定な要因が多いことから、現時点において具体的な年度計画が立てられない状況となっております。
 市といたしましては、今年度実施されるJR鉄道橋対策の概略設計委託が完了することにより、概算事業費、工程等が明確になった時点で、県に対しまして年度計画を示すよう求めていきたいというふうに考えております。
 次に、広域河川改修事業認可区間より上流部の善光寺川合流部から新巻町地先の事業計画についてお答えいたします。
 現時点において、善光寺川合流部より上流については事業認可区間外であることから、事業計画はございません。しかしながら、JR鉄道橋対策工事に着手、完了する等、広域河川改修事業認可区間の完了の見通しが立った段階におきまして、県に対して事業計画の策定を求めていきたいと考えております。
 最後に、日野川にかかる国道477号古川橋の改修についてお答えをいたします。
 古川橋の改修につきましては、当初、日野川改修事業にあわせて実施される計画でしたが、現在、かけかえの計画はなくなっております。先ほど申し上げましたとおり、今年度から橋脚部の補強対策に着手する計画となっております。
 市といたしましては、議員が申されるとおり、国道でありながら車道幅員が狭く、また歩道も設置されていないことなどから、国道整備として古川橋の改修について、国道477号整備促進期成同盟会等を通じて、国、県に対して強く要望をしているところでございます。要望に際し、議員におかれましてもご協力をお願いいたしたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 日野川河川改修の事業認可区域の完成は計画では20年先、東横関町から上流は計画がまだないとのこと、古川橋の改修も今のところ計画がないとのことでございますが、日野川は一級河川、道路は国道でございます。事業主体は国、県に頼らなければならないという事情はわかりますが、ゲリラ豪雨等、自然の猛威は待ってくれません。
 日野川沿岸で日々の生活を営まれている皆様は1万5,000人以上になります。また、日野川の左岸にお住まいの方は3,600人に上っています。両事業とも、多くの住民の皆様が一日も早い改修を熱望しているものでございますので、早期改修ができますよう、当局におかれましてはさらなる事業進捗にご尽力をいただきますようお願いをいたします。
 次に、大きな2番目になりますが、これも日野川の関係でございますが、滋賀県土木部より、去る平成28年5月10日付事務連絡で、各市町水防担当課長宛てに、指定河川における設定水位の変更についての文書が送付されました。この中で日野川が取り上げられております。
 平成25年9月に発生いたしました台風18号では、日野川の水位が増し、堤防が崩れ、川が氾濫する、決壊する一歩手前までになる危険な状況となり、特別警報が発令され、沿川住民17地域1,891世帯4,950人と、多くの市民の皆様に避難勧告、避難指示が発令されましたことは記憶に新しいところでございます。この川の水位の観測点になっております安吉橋、桐原橋が取り上げられております。桐原橋は、氾濫注意水位3メートル、避難判断水位3.8メートル、氾濫危険水位5.1メートルと、従来からの変更はされておりませんが、安吉橋は、氾濫注意水位が3メートルから2.7メートル、避難判断水位が3.75メートルから3.4メートル、氾濫危険水位に至っては5メートルから4.1メートルと、実に90センチと大きな変更がなされています。
 このことは、昨今の異常気象による天候事情を加味されたのか、堤防そのものが経年劣化により脆弱になったのかどうか、変更された理由はなぜなのか、またこれらへの対応、堤防の改善に向けた補強事業の計画がなされるのかどうか、また防災対策での取り組みで地元沿川住民、関係団体への周知についての説明はどのようにされるのかをお尋ねいたします。
 一級河川の管理は、先ほども申しましたように、国、県の管理下にあり、市の思いだけでは事業進捗は図れませんが、よろしく回答をお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
             〔都市整備部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 議員ご質問の、指定河川における設定水位の変更についてお答えをいたします。
 避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドラインが平成26年4月に内閣府より改定され、洪水予報河川に該当します一級河川日野川において、避難勧告等の発令判断の目安が避難判断水位から氾濫危険水位に変更となり、避難判断水位が避難準備情報の目安となりました。それに伴い、滋賀県流域政策局を中心に関係市町と協議を重ね、各水位について、昨今の異常気象を加味した過去10年間のデータの中で水位上昇が一番速い数値を採用し、検討された結果、水位の見直しがされた中での変更となっております。したがって、堤防の経年劣化によるものではございません。
 なお、水位の見直しに伴う市民周知等、対応につきましては、滋賀県土木防災情報システムの設定値が5月11日に滋賀県により変更され、運用されております。また、近江八幡市水防・土砂災害対応計画書及び近江八幡市洪水ハザードマップや近江八幡市ホームページに掲載しているところでございますが、今後、市広報にも掲載を予定いたしております。
 また、ご質問の中の、堤防の改善に向けた長期的な補強事業計画についてでございますが、現時点では策定をされておりませんが、台風等による被災箇所等において堤防の強化を図るための河川改良工事を、滋賀県による単費事業として準備実施されているところでございます。平成27年度は、平成25年の台風18号で被災した浄土寺町地先において、約190メートルにわたり堤防強化工事が実施されました。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありますか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。天災は忘れたころにやってくるとのことでございます。3年前の台風18号での被害箇所は改修されたとのことでございますが、日常の堤防の維持管理には引き続き気を緩めることなく適正管理にご尽力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
 次に、大きく3番目になりますが、篠原駅周辺都市基盤整備事業についてでございます。何点かお尋ねをいたします。
 昨年の9月にJR駅舎の供用開始がなされ、ことし4月には安養寺町側南口駅広場整備、アクセス道路が完成し、2市1町並びに関係者、団体による竣工記念式が開催されたところであります。平成4年に、全国でも類例のない2市1町の共同事業として協議会を立ち上げ、取り組みが進められてまいりました。地元利用者の皆様にとりましては、待望の施設完成であり、喜びもひとしおでございます。
 そこで、何点か、利用に当たっての質問をさせていただきます。
 1つ目は、今年度予定されております北口広場の整備計画についての具体的工事内容をお尋ねしようと思っておりましたが、さきの平井議員への回答がありましたので、1つ目は了とさせていただきます。
 2つ目でございますが、南口広場に設置されました、調整池から道路側溝を伝い篠原町を流れます水所川、JR線路下を通り安養寺町の下の水所、古川町光が丘横を経由し日野川へと排水をされます川の整備についてでございますが、汚泥、土砂の撤去、繁茂している草木の刈り取りについてはどのような計画がなされているのか、お尋ねをいたします。
 3つ目には、道路の関係でございますが、安養寺町内に、国道477号線、従来の県道入町安養寺町線、新設されました県道のバイパス、安養寺町内からの出口になっております市道2本、合わせて5本の道路が交差する交差点があります。自動車の通過も多く、通勤者の歩行の往来も頻繁にあります。現在、側溝の設置工事がなされておりますが、この交差点の安全対策、信号機の設置なり標識の設置、横断歩道、路面標示による交通安全対策についてはどのように計画されているのかをお尋ねいたします。
 4つ目でございますが、南口利用促進のため市民バスあかこんバスの乗り入れ計画でございますが、北口には上野町のバス停がありますが、南口にはありません。これから大いに駅南口を利用していただくためにも、バスの乗り入れが必要と思いますが、お考えをお尋ねいたします。
 また、篠原駅南口の利用とあわせ、竹町地先に建設が進んでおります温水プールが来年の5月には完成すると聞いております。さらには、サッカー場やグラウンドゴルフ場、児童公園と、引き続き建設計画がなされており、これらを結ぶ路線、篠原駅南口、篠原町、エネルギーパーク、健康ふれあい公園、馬淵学区、近江八幡駅南にあります大型商業施設、男女共同参画センター等、JR近江八幡駅南口までの新たな路線が必要と考えますが、計画があるのか、あればどのようになっているのか、お尋ねをいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 姓農市民部長。
             〔市民部長 姓農彰宏君 登壇〕
◎市民部長(姓農彰宏 君) 北川議員の、国道477号線、県道バイパスが交差する安養寺町地先の道路安全対策についてのご質問にお答えをいたします。
 篠原駅周辺整備に伴う道路整備工事は終了し、交通規制等の交通安全対策についても公安委員会との協議が終わっているところです。この周辺整備に伴い、一旦停止の標識及び規制が県道バイパス沿いに新たに設置され、交通安全対策がなされたところです。
 議員ご指摘いただいている交差点は、国道477号線と従来の県道安養寺入町線と新たな県道バイパスと安養寺町集落内からの道が接する交差点であり、多くの道が交差しているところになります。篠原駅南口及び周辺道路が整備されたことに伴い、今後、車の通行量及び流れ、歩行者の往来などが変わる可能性もありますので、今後、検証、注視していきたいと考えております。その中で、必要に応じて市の関係課及び近江八幡警察署と協議し、適切な交通安全対策を検討していきたいと考えますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、駅南口の市民バスの乗り入れ計画に関するご質問にお答えをいたします。
 現在、⑥桐原・篠原コースが安養寺町内を運行しており、駅南口が完成しましたので、このコースにおける乗り入れを検討しているところです。このコースにおきましては、篠原駅北口も、今年度の北口広場整備完了に伴い乗り入れを予定していますことから、今後、駅南口の利用者の数、コース変更から生じる影響、時間配分などを精査し、地元自治会とも協議しながら、最終的には、法律に基づき設置されました国、県、市、交通事業者、市民等から構成されます近江八幡市地域公共交通会議に諮り、承認していただく必要がありますので、慎重に検討してまいりたいと考えております。
 次に、竹町に建設計画されています健康ふれあい公園の整備に伴い、市民バスの新たな路線についてのご質問ですが、現在は竹町には⑤桐原・竹町・東川町コースが竹町の集落内にバス停を設置し運行をしております。公園内の施設は、来年度から、プール棟、多目的広場、児童遊戯場等が順次整備完成しますので、利用者数等の推移を見ながら、利用者の交通手段を確保するため、新しいバス停の設置やコースについて担当部署と協議し検討してまいりたいと考えています。
 しかしながら、あかこんバスは、導入開始から7年目を迎え、今まで地元の要望に基づき、必要なところについてコース改正を行い、バス停の位置についても定着をしているところでございます。現在、どのコースも、運転手の運転制限時間いっぱいで運行をしており、新たなコースの追加やバス停の設置を行うには、別のバス停を減らしたり便数を減らすなどの対応が必要となり、かえって不便になることも考えられることから、慎重に対応してまいりたいと考えております。
 いずれにしましても、市民バスの目的である交通空白地域をなくし交通弱者を救うために進めていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
             〔都市整備部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 議員ご質問の普通河川水所川の整備についてお答えをいたします。
 平成27年度より供用を開始しております篠原駅南口広場に設置されました調整池からの排水については、道路下に埋設した排水管渠を通じて、安養寺町下の水所、古川町光が丘を通って日野川へと排水をしております。議員ご指摘のとおり、この間の普通河川、特に古川町光が丘地先におきましては、土砂の堆積及び草木の繁茂が著しく、平成27年6月に堆積土砂の除去及び除草を実施しております。
 今後につきましても、現地の状況を適時把握した中で、排水が阻害されることがないよう維持管理に努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 待望の篠原駅南口の利用が完成になりました。巨額な費用を投資したものでございますので、市民の皆様に大いに利用していただかなければ無駄になります。その一環として、道路アクセス、市民バスの乗り入れ等、質問をさせていただきました。
 道路については、車の通行量及び流れ、歩行者の往来などを見きわめた上、近江八幡警察署と今後協議していくとのことでございます。また、市民バスでは、計画は現段階ではない、今後近江八幡市地域公共交通で協議検討するとの回答でありました。
 もともとJR琵琶湖線から南側には公共施設の施設が手薄と言われておりましたが、今回の篠原駅南口の開設、エネルギーパークの建設、健康ふれあい公園の建設計画等々、多くの公共施設が配置されました。健康ふれあい公園は整備途中でありますが、計画されております全施設の完成までにはもう少し時間があります。早急に検討いただき、市民の皆様に大いに利用していただき、近江八幡市の活性化につなげていただければと考えます。よろしくお願いをいたします。
 次に、大きな4番目になりますが、今議会に提案されております議第74号市道路線の廃止の議決についてでございますが、市役所前の市道、いわゆる黒橋八木線の西向きの先線道路であります。
 この市道は、湖岸道路や県道2号線からの多くの車両が通行する道路であり、八幡西中学校への通学路ともなっております。また、土地改良事業での幹線道路として整備された経過から、農政の送水管が埋設されております一方、農作業をする産業道路ともなっております。さらには、近江八幡市の西部地区にお住まいの方々の市街地に入る主要道路であります。このように多方面にわたる役目を果たしている、なくてはならない道路であります。また、多くの利用者がありますが、道路は経年劣化で傷みも相当進んでおり、歩道設置を含めた全面の改善、改修が求められております。
 今回、市道を廃止される理由は、国の農林予算での事業採択での整備と考えておられると思いますが、現在の改修計画、工事予定があればお示しをください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 北川議員の最後の質問、4点目になりますが、市道八木赤尾線の廃止についてのご質問にお答えを申し上げたいと存じます。
 市役所前の幹線道路、市道黒橋八木線に続きます当該路線は、県営土地改良事業で整備されまして30年余りが経過し、その利用形態が大きく変化をしてきております。当時は農業用道路として整備されましたが、現在は、県道2号線からの一般車両の通行量が急増し、農作業に支障を来しておりまして、路面の状態も交通量の増加とともに損傷が激しくなってきております。また、八幡西中学校の通学路として中学生が利用するにも非常に危険な状況にあるため、学校側は、当該路線を通行しないよう、これまた指導されてるところでございます。
 このたびの道路整備計画路線の全長約2,100メートルのうち大部分は農道でございますが、八木町地先から赤尾町地先までの約340メートルは市道となってるところでございます。この道路改修を計画するに当たりまして、農作業者等の安全を確保するため、農林水産省の補助制度を活用し、全線一体的な整備を考えているところでありまして、市道八木赤尾線の市道廃止をお願いするものであります。これは、市道を補修をするのには農林事業、農林予算を使うことができませんので、一旦農道に返すという意味であります。
 次に、今後の改修計画及び工事予定についてでございますが、さきの3月議会定例会でもお答えしましたとおり、今年度、農道の交通量調査や事業実施におけます経済効果の算出などの基本設計を策定し、事業採択に向けて、国、県等の関係機関と協議を進めてまいります。新規事業採択を受けられれば、国庫交付金の交付状況にもよりますが、実施設計や用地関係、農地用送水管移設、また農道整備などに約5年間の期間を要すると予測をしております。
 なお、道路整備の内容につきましては、現状7メートルの車道に、歩行者、自転車等の通行及び農作業者の安全確保のため両側に3.5メートルの自歩道を設置し、幅員14メートルの道路とする予定でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 この道路改修は、市の東西を結ぶ道路の大動脈になります。西向きでは、国道477号への連結、県道2号からの官庁街へのアクセス、また東向きでは、利用にもよりますけれども、黒橋から旧安土町への連絡道路にもなり得ります。事業採択をいただけますよう、事業推進が図れますよう、議員の一人としても尽力をしてまいりたいと考えております。そして、一日も早い完成を願っております。
 以上、4点にわたりまして質問をさせていただきました。ぬくもりのある誠実な回答ありがとうございました。市民の安全・安心を一番として、今後も事業推進をよろしくお願い申し上げまして、私の個人質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で北川誠次君の個人質問を終わります。
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