録画中継

平成28年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月13日(火) 個人質問
重田 剛 議員
(1)北里幼稚園の耐震化について
   ①工事の進捗状況について
   ②今後の予定について
   ③工事中の仮園舎について
(2)通学路の安全対策について
   ①防犯灯の設置について
(3)桐原小学校関係について
   ①東門の活用について
   ②幼稚園の安全対策・幼小連携について
   ③旧校舎の解体工事と跡地利用について
   ④旧コミュニティセンターについて
   ⑤桐原駐在所について
(4)集団演技・組み立て体操について
(5)道の駅・湖の駅について
◆2番(重田剛 君) 皆さんおはようございます。
 子どもたちの未来へつなぐ翔政会の重田剛でございます。
 さて、ことしの夏も非常に暑い夏になりましたが、私たち日本国民をさらに熱くさせたのがリオのオリンピックではなかったでしょうか。4年後の東京に夢の膨らむ日本人の活躍は連日歓喜の渦を巻き起こし、私たちに大きな感動と夢や希望を与えてくれました。中でも、地元近江八幡市の乾選手や彦根市の桐生選手のメダル獲得は喜びもなお一層のものでした。今後のますますのご活躍とお二人に続く方が出てこられることを期待しております。
 また一方、市内の学校や園でも9月に入って体育祭や運動会が毎週繰り広げられ、子どもたちの一生懸命な姿に勇気と感動をいただいております。できるだけ足を運んで大きな声援を送りたいと思います。皆さんもどうかよろしくお願いいたします。
 それでは、発言通告に基づき質問させていただきます。
 このたび私は、北里幼稚園の耐震化について、通学路の安全対策について、桐原小学校関係について、集団演技・組み立て体操について、道の駅・湖の駅について、以上5点について分割方式で質問させていただきます。
 まず初めに、北里幼稚園の耐震化についてお伺いいたします。
 さきの6月議会で北里幼稚園の耐震化工事の予算を市長が上程していただき、議決しました。園舎の耐震化工事は、園児はもちろん保護者や教職員、地元の皆様も大変喜んでおられます。耐震化工事の進捗状況はいかがですか。
 また、今後の予定はどのようになっていますか。
 そして、一番苦労されているのが工事期間中の仮園舎の問題だと思います。子どもたちが伸び伸びと安全・安心に過ごせることはもちろんのことですが、90名を超える園児たち、中には兄弟姉妹もおられます。徒歩や自転車で送迎して通園されている方もおられます。教職員間の連絡調整、給食の配膳室の問題もございます。さまざまな課題を考慮して一番よい仮園舎を子どもたちに提供してほしいと思いますが、ご予定はつけておられますか。
 以上、この項目の初問とします。ご回答をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 重田議員の北里幼稚園の耐震化についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、現在の進捗状況でございますが、さきの6月議会において北里幼稚園耐震補強工事に係る補正予算をご可決いただき、7月20日に工事設計監理業務の委託契約を締結し、設計完了期限を10月15日として現在設計を行っております。
 また、耐震補強工事には相当な期間が見込まれることから、可能な限り工期短縮の上、施工できるよう設計業者と協議を重ねているところです。
 今後の予定につきましては、設計業務完了後、速やかに工事入札を行うこととなりますが、早くても10月下旬から11月上旬となる予定で、落札後早急に工事に着手いたします。
 次に、議員からもご心配いただいております工事期間中の仮園舎につきましては、幼児の安全性、保育スペース等について検討を行い、1カ所で保育が可能であり、給食搬入等の設備が整っている北里小学校を仮園舎とする方向で小学校と協議を進めております。
 北里小学校を仮園舎とすることについては、学校施設という安全・安心な保育環境はもとより、将来北里小学校に就学される幼児が校舎になれ親しみ、小学生に憧れを持ち、また児童にとっても幼児をかわいがるなど、子どもたち及び教職員相互における幼小連携など相乗効果のメリットも期待できると考えております。
 いずれにいたしましても、工事期間中は、園児、児童、保護者及び地域の皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、子どもたちにとって安全・安心な施設整備のため、ご理解、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 今、仮園舎のほうは北里小学校を考えているということで、私も幼稚園、それから小学校を見に行ったんですけど、やっぱりあそこが一番いいなと、特に給食の配膳室のこともございますんで、そちらで考えていてくださるということなんでありがたいと思っております。
 北里幼稚園の園児の大半は北里小学校に入学されます。そのことを考えると、園児と小学生のかかわり、また幼稚園児がスムーズに小学校に移行できると思いますので、大変ありがたいことでございます。
 教職員間の連携、情報交換も密にお願いをしたいと思います。
 そして、工事のほうも安心・安全に十分考慮していただいて、よろしくお願いいたします。
 それでは次に、通学路の安全対策についてお伺いいたします。
 9月に入り、日の入り時刻も日に日に早くなってまいりました。さきの中学生議会でも多く取り上げられておりましたし、私も何度もお願いいたしております通学路の安全対策の一つ、防犯灯の設置であります。
 今、本市は防犯灯のLED化に取り組んでいますが、人家や人通りが少ない集落間や見通しの悪いところなど、通学していて不安になるような場所には、ぜひとも安全対策の一つとして防犯灯の設置をお願いしますが、いかがですか。
 再三再四言われる農作物への影響も、子どもたちや市民の皆様の安心・安全のためとご理解いただけるよう努力していただいて、お尋ねいたします。
 以上、この項目の初問とします。ご回答よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
             〔市民部長 姓農彰宏君 登壇〕
◎市民部長(姓農彰宏 君) 重田議員の通学路の安全対策についてのご質問にお答えをいたします。
 昨年の6月議会でもお答えいたしましたとおり、通学路の安全対策として、集落間の防犯灯につきましては、自治会からの要望、近江八幡市通学路安全推進会議や近江八幡警察署のご意見を受けまして、現地確認を行い、防犯上必要な箇所への設置を順次行っています。
 昨年度は、通学路に関係するところを優先し、47基の防犯灯を設置いたしました。設置するに当たり、設置場所が田んぼや畑などに面したところについては、農作物への影響が少なくなるように工夫して設置し、耕作者の方にご理解をいただきながら進めています。
 今後も引き続き、通学路を初め防犯上必要な箇所への防犯灯の設置を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 地域の治安への不安を訴える声が根強いため、警察庁は免許更新者を対象に体感治安調査を実施しました。調査では、地域の治安をどの程度だと感じるかと、地域の警察を信頼できると感じるかの2点でございます。
 そのうち、前者の地域の治安をどの程度だと感じるかが体感治安と言われるものでございます。大阪がワーストワンということで話題になりましたが、ここに順位が載っております。滋賀県も大阪を言っておられません。体感治安が32位、警察信頼度は23位となっております。
 この順位をどう受けとめるかはそれとして、少なからずとも皆さん不安を持っておられることに違いありません。一つでも二つでも安心の明かりをともし、ふやしていただけるよう、これは要望としておきます。
 次に、桐原小学校関係についてお伺いいたします。
 この春、すばらしい桐原コミュニティエリアが完成しました。もちろん小学校も新しい立派な学校で、児童の皆さんは毎日元気に勉学に励んでくれております。大変喜ばしいことであります。
 その桐原小学校に歩いて通う子どもたちの大半が通学距離が以前よりも長くなったことも事実でございます。足腰が鍛えられてよいこともあるでしょうが、このごろの猛暑や雨や雪の日など、重いランドセルをしょった小学生には厳しいものがあると考えます。
 そこで、学校よりも東側から通学してきてくるっと回って正門西側ですね、から登校している子どもたちを、東側にも門があるんですけど、そこから、東側から登下校させてあげるお考えはございませんか。このことは、幾つかの自治会からもお話が出ておりますのでお伺いいたします。
 次に、幼稚園についてお尋ねします。
 認定こども園のお話も出ておりましたが、現在、小学校とコミュニティセンターが新築移転をし、幼稚園だけが残ってしまいました。両隣が引っ越しをし非常に寂しい状況です。昼間は園児たちでにぎやかですが、夕方になると教職員だけで心細い思いをされていると考えますが、いかがですか。
 特に、帰りの際など、先生方は女性の先生が多いので非常に不安に思っておられると思うんですけど、幼稚園の安全対策についてどのように考えておられるのか、お聞かせください。
 また、小学校と幼稚園は子どもたちも教職員も密に交流を図ってこられました。夏のプールもその一つです。幼小連携についても今後どのようにしていかれるのか、お聞かせください。
 次に、旧校舎の解体工事と跡地利用についてお尋ねいたします。
 2日の開会日に即決決議した旧桐原小学校の解体工事の予定をお聞かせください。開会日と重複するかとは思いますが、日にちも少したっておりますのでもう一度お願いいたします。
 また、跡地利用が現在決まっているのであればお聞かせください。
 あわせて、旧コミュニティセンターも今後どのように考えておられるのか、お聞かせください。
 この項目の最後に、駐在所についてお尋ねします。
 桐原駐在所は、小学校と幼稚園とコミュニティセンターを絶えず眺められる扇のかなめの地にあり、3つの真ん前にございます。事件、事故の場合に限らず、抑止力の役目もはかり知れないぐらい大きく心強いものであります。大変ありがたく思っております。
 ところが、コミュニティエリアが移転した今、駐在所も移転する予定はあるのか、また警察署に要望していく考えはあるのか、お聞かせください。
 以上、この項目の初問とします。ご回答よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 吉田副市長。
             〔副市長 吉田正樹君 登壇〕
◎副市長(吉田正樹 君) それでは、私からは旧桐原コミュニティセンターの後の状況についての考え方についてお答え申し上げます。
 旧桐原コミュニティセンターにつきましては、敷地内に従前から幼稚園とコミュニティセンター、消防団の詰所が共用する合併浄化槽の槽がございます。このようなことから、コミュニティセンターと消防団詰所が移転した現在も幼稚園の排水処理などを行っておりますので、コミュニティセンターの敷地だけを先行して処分する予定はございません。現在のところですね。
 したがいまして、旧桐原コミュニティセンターの跡地利用等につきましては、桐原幼稚園が認定こども園といたしまして新築移転するのに合わせまして、幼稚園、コミュニティセンター、消防団詰所一体の総合的な土地利用などを検討して処分をしてまいりたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 益田総務部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 重田議員のご質問のうち、旧桐原小学校の跡地利用についてのご質問にお答えをいたします。
 旧桐原小学校の解体後の当該跡地につきましては、去る5月下旬から7月上旬に、桐原学区自治連合会及びまちづくり協議会の役員の皆様、加えまして中小森町、森尻町、池田本町の自治会長の皆様へご説明を申し上げております。
 現時点では民間へ売却するという方針を決定しているところであり、その後の具体的な利用形態については今のところ未定でございます。
 以上でございます。よろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 姓農市民部長。
             〔市民部長 姓農彰宏君 登壇〕
◎市民部長(姓農彰宏 君) 重田議員の桐原駐在所についてのご質問にお答えをいたします。
 近江八幡警察署に確認をいたしましたところ、現在の桐原駐在所は昭和47年に現在の場所に設置され、現在の建物は平成元年に建設されたものです。桐原コミュニティエリア移転に伴い、桐原駐在所管内での影響をお聞きいたしましたところ、旧の桐原コミュニティセンター及び桐原小学校周辺における治安が心配だという声はあるそうですが、新たな場所への移転に伴う駐在所としての影響は今のところなく、住民の方からも特に支障があるとは聞いておられないそうです。
 近江八幡警察署でも、現在のところ移転する予定はなく、市でも駐在所の移転についての要望は考えておりません。
 今後、新しい桐原コミュニティエリア周辺の交通状況及び治安の状況がどのように変化していくのか、推移を見守り、周辺の自治会等の要望があれば市としても検討をしていきたいと考えております。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 重田議員の桐原小学校関係についてのご質問のうち、桐原幼稚園の安全対策及び幼小連携についてのご質問にお答えをいたします。
 桐原幼稚園における安全対策並びに危機管理対策につきましては、従来から登校園時間以外の門扉施錠、送迎保護者の名札着用など不審者侵入対策に努めております。また、定期的な避難訓練など有事の際にとるべき行動を繰り返し訓練することにより、教職員の危機管理意識の醸成など幼児の安全・安心な教育環境の確保に努めております。
 次に、幼稚園と小学校の幼小連携につきましては、新しい桐原小学校までの距離が少し遠くなったものの、5歳児が小学校幼児用プールで遊ぶなど、ことしは6月の天候不良の関係もあり6回の訪問となっておりますが、このほか音楽会や幼稚園5歳児と小学校5年生の交流である5・5交流など、これまでと同様に交流を図っています。
 今後も、幼児の体力、体調に十分配慮しながら天候等も勘案の上、円滑な就学につながるよう幼小交流の連携強化を図ってまいります。
○議長(井狩光男 君) 回答漏れはありませんか。
 江南教育部長。
             〔教育部長 江南仁一郎君 登壇〕
◎教育部長(江南仁一郎 君) 重田議員ご質問の桐原小学校関係のご質問のうち、まず桐原小学校の東門の活用についてお答えをいたします。
 現在、桐原小学校では登下校の際に一部東門を利用している児童もおりますが、大部分の児童は西門を利用しています。こうした中で、現在西門を利用している児童が東門を利用するには、通学路の変更が必要となります。通学路の変更につきましては、地域や保護者からのご要望のもと、現状の道路環境を調査し、地元やPTAとご相談の上、必要に応じて関係機関とも協議いたします。その上で安全が確保された東門に至るルートについては変更を行ってまいります。
 今後も、児童の安全な登下校のため、学校、地域とともに安全対策を検討してまいりますので、ご理解、またご協力をお願い申し上げます。
 続きまして、旧桐原小学校解体工事の予定についてお答えをいたします。
 旧桐原小学校のうち屋内運動場は社会体育施設として整備を行い、その他全ての施設は解体整地を行います。8月18日に校舎棟の解体工事の仮契約を行い、今議会で議会のご承認をいただきましたので、正式に契約を締結し、工事工程の協議に入っております。
 9月中には、周辺自治会において工事説明を行うとともに、解体工事に伴う影響による万が一の破損等に備え、近隣住宅の家屋現況調査に着手いたします。
 また、安全や騒音対策のため、仮囲いを設置するなどの仮設工事を行い、家屋調査が完了次第、校舎の解体工事に着手し、平成29年3月に整地を完了します。
 今後、具体的な工程につきましては、地元説明会でのご意見をもとに解体業者との協議を重ね、安全を第一に工事を進めてまいります。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 たくさんお聞きしましたけど、それぞれ担当課から丁寧な回答をありがとうございました。
 桐原小学校は多いときは2,000人を超える児童が過ごしておりました。東校舎は私が6年生のときに完成して2学期から入ったのを懐かしく思います。ただ、あれだけ大きな施設を長期間放置しておくことは、景観上、また防犯上も好ましいことではありません。
 近隣住民や通学される児童の安全確保を徹底していただいて安全に工事を進めてほしいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは次に、集団演技・組み立て体操についてお伺いいたします。
 冒頭にも申しましたが、体育祭、運動会での子どもたちの一生懸命な姿は私たちに大きな感動と勇気を与えてくれます。中でも、心一つにして取り組む集団演技や組み立て体操は格別なものがあります。一方で、事故やけがの件数も多く、見直しをしてやめているところも多くあります。このことについて当市の教育委員会はどのように考えておられるのか、お聞かせください。
 以上、この項目の初問とします。ご回答よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇 君) 重田議員ご質問の集団演技・組み立て体操についてお答えします。
 市内の多くの小・中学校では、運動会や体育大会の種目として集団演技・組み体操を実施しています。集団演技・組み体操は、仲間と支え合い、協力し合って美しさと安定した力強いわざをつくるとともに、協調性を身につけることを目的にしています。
 しかしながら、四つんばいになって重なるピラミッド、肩を組んだ人の上に立つタワーなどの種目で高層化が競われ、本来の目的を逸脱してわざの華やかさを追及する余り、骨折などの事故が発生しています。
 本市においては、滋賀県が作成した組み体操に係る指針をもとに、組み体操を実施する場合には校長主催のもと検討委員会を開き、子どもの安全を最優先にした実施計画を作成し、教職員全員で指導に当たるように指示しています。
 過日の校長、園長、所長会でも、毎日の練習も含めて管理職が確実にその内容を把握し、天候等も考慮の上実施するよう指導したところです。議員のご理解をお願いします。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 先ほど校園長会でしっかり示しているということでございましたけど、このけが防止というか、この組み立て体操についての講習会なんかは開かれておりますか。担当科の先生とかの。お伺いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 組み体操は、子どもたちにとって、先輩の皆さんが毎年頑張っている姿を目の当たりにし、ことしは自分たちの番だとやる気いっぱいになっている学校独自の伝統ある競技です。その事故防止等については、指導計画を十分に協議し校長の承認を得てから指導に当たることや、教職員全体で組織的に指導する体制を整え安全を確保すること、さらには練習の環境を整え子どもの技量に適した種目を選択することと指示したところでございます。
 それでも安全な状態でわざが実施できない場合には、わざの変更や実施を見合わせることとしています。
 また、組み体操を実施する学校については、指導計画書の提出を求め、指導の徹底を図っております。
 さらに、夏期休業中に市教委主催で組み体操の指導に係る講習会を実施いたしました。組み体操の目的、練習計画の留意点、実際に教員が実技を行い、安全に実施するためのポイントについて確認したところです。わざについては、指先から足先まで神経を研ぎ澄まし、体を美しく見せることに重点を置いた講習内容でした。
 先日、10日、中学校の体育大会では、八幡東中学校と八幡西中学校で3段塔を実施いたしましたが、当日までの取り組みも含め、事故やけがもなく無事終了いたしました。
 また、小学校でも毎日運動会の練習に励んでいます。一生懸命取り組んでいる子どもたちの練習の成果が大会当日に発揮されることを期待しています。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 最近は、大勢の人が力を合わせて取り組むことが非常に少なくなっているように思われます。一人の喜びよりも2人の喜び、2人よりも10人と、喜びや達成感、感動も大きくなります。仲間を信じ友情を深める集団演技をできる限りのさまざまな点に、今教育長がご答弁いただいたように十分に注意をしていただき、私も続けていただけるとありがたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは最後に、道の駅・湖の駅についてお伺いいたします。
 さきの6月議会でも質問させていただきましたが、去る8月5日に翔政会で東京に行って、国土交通省から道の駅について再度勉強してまいりました。
 国としても社会資本整備総合交付金を活用してよいアイデアといいますか、すぐれた提案を期待されております。ぜひとも近江八幡に道の駅をつくってくださいと、大きな滋賀県の地図を眺めてどの路線のどこがよいか、一生懸命こちらの情報を聞きながら、ともに考えてくださいました。
 滋賀県の道の駅は現在20カ所、まだまだ少ない。お隣岐阜県とかは非常に多いんですよね。そんな中で、あとは地元自治体のやる気次第とのことでございました。
 本市では、安土の県道2号線バイパスの工事のときに歴史の駅なる道の駅を前向きに検討すると示されましたが、再度お尋ねします。
 ほかの場所にも道の駅をつくるお考えはございませんか、お聞かせください。
 また、そこから発想を変えて考えたのが湖の駅であります。ことしの夏も連日の猛暑と雨の日が少なかったこともあり、琵琶湖の水泳客は例年より多かったと聞きます。ビワイチといって自転車で琵琶湖を一周するのも人気があるようでございます。
 私たちの町には国の宝である沖島がございます。離島振興法の指定を受け、自治会を初め、もんてクラブなどがさまざまな取り組みをされておられます。待望の桟橋も新しくなり、「沖島願い鐘」もつけるようになりました。最近はテレビなどで紹介される機会もふえて、島を訪れる人は大幅に増加しました。
 この風に乗って、さらに沖島の地域振興、活性化に向けて道の駅なる湖の駅を設けたらいかがでしょうか。
 以上、この項目の初問とします。ご回答よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 重田議員の道の駅並びに湖の駅につきましてのご質問にお答えをいたしたいと存じます。
 道の駅は、平成5年に制度が創設され、ことし5月現在で全国で1,093カ所、滋賀県内で言われましたとおり20カ所が登録されております。
 もともとはドライバーが立ち寄るトイレ、休憩施設として生まれたものでございますが、今では地元の名物や、あるいは観光資源を生かして多くの人々を迎え、地域の雇用創出や経済の活性化にも貢献しております。
 こうしたことから、国におきましては、道の駅を経済の好循環を地方に行き渡らせる成長戦略のツールとして、特にすぐれた取り組みを募集、選定し重点的に応援する取り組みを一昨年から始めたところでございまして、平成26年度は35カ所、また平成27年度は38カ所が重点道の駅に選定されております。
 重点道の駅に選定されますと、道の駅整備事業に対し補助率のかさ上げ等の特段の処置は、これはございませんが、社会資本整備総合交付金が重点的に配分されるほか、国によります周知あるいはPRや関係省庁が連携し支援を行うとされております。
 本市におきます道の駅整備につきましては、さきの6月議会におきまして回答させていただきましたように、近江八幡市安土城下町再生構想の中に想定されております歴史の駅を県道2号線のバイパスに合わせ整備していくことを考えており、まずはこのことを優先的に進めてまいりたいと考えております。
 さらなる整備につきましては、場所の問題だけでなく、物産の販売等の運営や、あるいは経営面でも十分な検討が必要であるため、地域の意向や民間の動向も含め、研究してまいりたいと考えております。
 次に、湖の駅についてお答えを申し上げます。
 沖島は、離島振興法に基づき平成25年7月に離島振興対策実施地域の指定を受けました。その後、滋賀県が策定しました滋賀県離島振興計画に基づき、県、市並びに沖島町離島振興推進協議会が協働で沖島の振興に向けた取り組みを実施しております。
 沖島のさらなる活性化に向け、当市といたしましては湖上交通ルートを湖の国、すなわち湖国県道構想の構想を持っております。これは近江八幡市、大津市、さらに高島市、彦根市などを湖上で結ぶ交通軸の形成であり、沖島や白髭神社といった日ごろは琵琶湖の内側から眺めることができない場所へ観光客の誘致を図るとともに、災害時の緊急輸送ネットワークとして、また離島である沖島の持続可能な航路の維持、運営を促すものでございます。
 このことにつきましては、3年前の平成25年10月に、市から県へ要望し、その後、昨年9月にも地元離島振興推進協議会ほか関連11団体により滋賀県知事へ要望が出されたところでございます。
 また、この(仮称)湖国県道整備の一環といたしまして、沖島を学びの場とするため学習船「うみのこ」が沖島へ停泊でできるような港湾整備、また有事の際の島内避難路と観光機能を兼ねた周回道路の整備等、島の活性化につなげるための必要な事業と考えております。
 さらには、老朽化が進む漁業会館やコミュニティセンター、また島民の強い要望である診療施設、そして新たな雇用の創出を図るための加工施設等、一体的に整備し、有事の際には避難所としても活用が可能な地域振興に資する防災複合施設の整備、これが議員ご提案の湖の駅のイメージに近いものであろうかと推察いたしますが、これにつきましても島の活性化に欠かせないものであろうと考えております。
 いずれの事業も市行政が取り組むには莫大な費用を要する困難業務であることから、県が取り組むべき中・長期の離島振興事業として早期に進められるよう、市としてもあらゆる機会を捉まえて各方面に働きかけを行っており、今後も県への積極的な働きかけを継続してまいりたいと思っております。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 非常に深く考えていただいているということで、感心しております。ありがとうございます。
 今県や、市長おっしゃったように、各市町も湖上交通に非常に目を向けております。守山市は、地方創生加速化交付金を活用してビワイチをしている人を自転車ごと湖上を運ぶ漁船タクシーを運航しておられます。先ほど市長もおっしゃってくださいましたが、県内の小学校5年生が全員体験する「うみのこ」も沖島で学習しております。また、汽船会社は冬場に琵琶湖縦走を運航しておりますし、マリンレジャーで琵琶湖に出ている人もたくさんおられます。
 一方、近江八幡市内に目を向けますと、水郷めぐりも連日にぎわっております。水郷めぐりの船が沖島まで出てゆったり近江八幡を満喫するコースなんかも考えてみられるのもいいかと思います。
 琵琶湖に出る全ての人に、人が住む琵琶湖唯一の島でございますので、沖島に立ち寄ってもらえるような努力や工夫が必要と考えますが、何かお考えございますか、お聞かせください。
○議長(井狩光男 君) 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) どうもありがとうございます。
 やはりこれは地域の自立から挑戦と交流なんですね。何ぼ私たちがこうしたらいいと言いましても、地域の価値を良質に判断する取り組みをやると、これは何やと思うたら本当にここの場所の価値をどのように発信するかということが大事やと思っております。
 したがいまして、いろんな方に情報発信して、来ていただくと。来ていただくときにはおもてなしをする。これは離島でございますね、海士町ってあるんですね、大きなところですね、あそこの山内町長ははっきり言うんですね。離島とか小さなところで頑張っていくのはやはり自立、地域の自立ですね。ほんで、挑戦せなあかん、挑戦、言われたようにいろんなものを発信しなあかんと。まず、交流ということが出ていますから、ああいった視点で沖島をやっていこうじゃないかと。
 先ほど市長が申し上げましたように、「うみのこ」も沖島へ来ていただき、そこで勉強する。まず、私たちも再度価値を見出すような仕組みをつくることが大事かと思っております。
 今後、いろんな視点で発信をする。ただ、物見遊山に来ていただきましても、これは価値がわからないわけでありまして、本来の島のよさというのをもう一度改め見直して、発信するという仕組みが大事かなということを考えておりますので、よろしくまたお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 市長がおっしゃってくださったように、市だけでは取り組めない事業でございますので、国や県に働きかけていただいて、特に市長の場合は市長会の会長もしておられますので、発言力も大変ございますし、強く県のほうに求めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 自然の恵みに感謝し、漁業で栄え守り育ててきた沖島の暮らしや伝統文化をやっぱり大切にしていかねばなりません。沖島の人に寄り添い、沖島の人の思いを大切にして沖島の地域振興、活性化に努力する必要があると考えます。
 私たち近江八幡市民は沖島を元気にして初めて真のにぎわいのある近江八幡になると考えております。
 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で重田剛君の個人質問を終わります。
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