録画中継

平成28年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月7日(水) 個人質問
中田 幸雄 議員
(1)岡山学区コミュニティエリア整備の進捗状況について
(2)近江八幡市JK課設置の取組について
◆10番(中田幸雄 君) 皆さんこんにちは。新政会の中田幸雄でございます。
 12月に入りまして、寒さが身にこたえる季節となってきました。また、本日は、二十四節気の大雪に当たります。市民の皆様におかれましても、引き続き健康には十分ご留意いただきたいと思います。
 それでは、議長の発言許可をいただきましたので、発言通告に従いまして、2点にわたり分割にて質問させていただきます。
 それではまず、岡山学区エリア整備進捗状況についてお伺いいたします。
 平成25年9月27日、岡山学区教育施設整備等促進協議会が発足して3年を迎え、この間、早期整備に向け、岡山学区各種団体の代表者、市議会、県議会議員を含めた50名による代表者会議を行い、また先進施設としまして金田、島、馬淵学区の見学会、福井県大野市の学びの里「めいりん」、また先日エリア整備ができました桐原学区のエリア整備等も視察をさせていただきました。協議会会則にも書かれておりますように、岡山学区の特色を生かした施設整備が円滑に推進することを目標にして、要望活動を行ってまいっております。私たちの願いをお聞きしていただきまして、平成28年1月1日には市役所に岡山コミュニティエリア整備推進室が設置され、平成30年8月竣工を目指し取り組んでいただいているところでございます。
 今回12月議会では、補正予算としまして1億7,990万3,000円が計上されております。これから土地の造成、施設等の建設が進められると思いますが、今日までの経過及び進捗状況、またこれからの工事予定について詳しくご説明のほどよろしくお願いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○副議長(北川誠次 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 中田議員の岡山コミュニティエリア整備事業の進捗状況につきましてのご質問にお答えをいたします。
 今日までの経過及び進捗状況でございまして、まずエリア全体に係る造成と建築の設計業務委託でございますが、プロポーザルによります公募を7月1日付で公告をしたところ、5社の参加表明をいただき、第1次、第2次審査を行いました結果、最優秀事業者に選定されました株式会社山下設計関西支社と10月5日付で業務委託の契約を締結をしました。
 その後、議員ご指摘のとおり、10月20日に岡山学区教育施設等整備促進協議会に経過報告とプロポーザルで提案のあった資料について報告をしたところでございます。また、施設の配置計画や平面計画につきまして複数案を作成し、地元促進協議会の代表役員会で選定いただき、去る10月30日に岡山学区促進協議会へ説明を行い、皆さんのご意見をお聞きしたところでございます。
 一方、用地取得に係る事務の進捗につきましては、8月10日に開催しました事業説明会を初め、今日まで地元促進協議会などと協議を重ね、土地所有者様には土地の提供に係る意思確認を行ったところでございます。その後、土地収用法に基づく収用事業認定の申請手続を10月28日付で行い、去る11月28日付で県知事の認定がおりたところであります。
 あわせまして、開発許可等に係ります許認可申請も直ちに本申請を行うことができるよう準備を進め、年度末までには事業着手に必要な許可が得られるよう鋭意事前協議を進めているところでございます。
 今後は、建設工事に係る設計等について早期に協議調整を進め、地元促進協議会を初めとします皆さん方にお示しできるよう進めてまいる予定でございます。
○副議長(北川誠次 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 中田幸雄君。
◆10番(中田幸雄 君) ありがとうございました。
 それでは、再問させていただきます。
 岡山エリア整備は防災の拠点であると聞いております。どのような施設整備をされるのか、お伺いいたしたいと思います。
○副議長(北川誠次 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 中田議員の防災拠点施設に係る再問についてお答えをいたします。
 議員ご承知のとおり、市では、災害発生時において地域住民の1割が3日間程度生活できることを目標として災害時の対応を進めております。今回の岡山コミュニティエリアにつきましても、学区民の約1割に当たる約600人が3日間の避難生活が可能となるよう、非常時の生活用水や飲料水、浄化槽、非常用電源の確保など、災害時を想定した設備、機能を有する避難施設を整備する予定でございます。そして、施設間の連携により、小学校の普通教室やこどもの家は短期の避難所として、また体育館やコミュニティセンターのホール、グラウンドは長期の避難所として機能を転換することにより、岡山学区の地区防災拠点として整備する予定でございます。
 以上でございます。
○副議長(北川誠次 君) 質問はありませんか。
 中田幸雄君。
◆10番(中田幸雄 君) ありがとうございました。
 次に、この施設整備では認定こども園が併設されると聞いております。具体的にどのような規模で受け入れ、園児数はどれぐらい見込んでおられるのか、お聞きしたいと思います。
○副議長(北川誠次 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) ご質問のうちの認定こども園に関するご質問にお答えをさせていただきます。
 今回、岡山コミュニティエリア整備区域に併設して整備をする認定こども園でございますが、民設民営方式によります幼・保連携型認定こども園で、定員規模は、短時部、いわゆる幼稚園籍が180名、長時部、いわゆる保育所籍が70名の合計250名程度を予定をさせていただいております。また、認定こども園の敷地面積は3,000平米で、具体的な配置計画及び施設規模は今後設置運営法人が検討していくこととなりますが、開園は平成31年4月を予定をしております。
 なお、岡山学区の認定こども園整備に係ります設置運営法人につきましては、10月に募集公告を行い、11月には選定委員会を2回開催し、このたび社会福祉法人紫雲会を設置運営法人として決定いたしましたので、ご報告を申し上げます。
 今後、できるだけ早い時期に保護者及び地域の皆様への説明の場を設けるとともに、整備に向けた取り組みを鋭意進めてまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(北川誠次 君) 中田幸雄君。
◆10番(中田幸雄 君) よろしくお願いします。
 もう一つ質問させていただきたいと思うんですけども、現在のエコ村の児童が桜並木道路を通学路として利用されております。新校舎ができることにより、通学路につきましてはどのように当局は考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。
○副議長(北川誠次 君) 回答を求めます。
 江南教育部長。
◎教育部長(江南仁一郎 君) お答えを申し上げます。
 今の桜並木は、県道から現岡山小学校へ通じる市道加茂大房線の沿道のことだと思いますけれども、昨年度、グリーンベルトを設置いたしまして、通学路としての整備をさせていただいたところでございます。今後、岡山コミュニティエリアの整備に合わせまして、ちょうど東側を通ります県道大房東横関線、こちらのほうの道路拡張あるいは歩道の拡張整備が整えば、通学路としての利用も可能となってくるというふうに考えております。
 今現在、こちらの県道につきましては、歩道も含めた拡幅ということで県にも要望をさせていただいてるところでございますので、こういった条件が整ってまいりますれば、地元あるいは学校等々とご相談の上、通学路の変更につきましては検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○副議長(北川誠次 君) 中田幸雄君。
◆10番(中田幸雄 君) ありがとうございます。
 今の桜並木の道路も狭いですので、当然、新しい道路の通学路を考えていただくということで、喜んでおります。今、エコ村の児童がかなり多く来られておりますので、安全を重視していただいて、通学路の確保を早急に、学校が開校と同時ぐらいにできるように、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、2つ目について質問させていただきます。
 近江八幡JK課の取り組みについてということで質問させていただきます。
 増田寛也「地方消滅」著書に、全国市町村別将来推計人口が書かれております。本市の2040年の若年人口変化率を見ますと、20から30歳の女性が27.2%と推計されており、約3,000人の女性が減少すると予想されております。隣の守山市は、県下では一番女性の減少率は低く、5.6%となっており、600人程度となっております。
 本市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、7項目のテーマと4つの基本目標を掲げて、内発的発展により心の豊かさがあふれた品格のある町を目指し、活動を展開しております。この中の一つに、若者や女性を引きつけ、活躍できる地域づくりをテーマにして、会議を重ねておられます。
 私どもの住む近江八幡が、より魅力ある町、将来も住み続けたい町を、女子高校生の目線でまちづくりを考えて、若者が魅力あるまちづくり組織として活動できるプロジェクトチームJK課の新設を提案させていただきたいと思います。
 全国では2014年に福井県鯖江市で取り組んでおられ、また県下では湖南市で本年度より取り組まれております。湖南市は、JK課プロジェクトは、これまでのまちづくりにかかわることの少なかった女子高校生によるまちづくりチームを構成し、みずからがまちづくり活動を企画し、市民団体と連携して実践する次世代まちづくり推進プロジェクトとして活動されております。
 本市のJK課についての考えをお聞かせ願いたいと思います。
 以上、初問とさせていただきます。
○副議長(北川誠次 君) 当局の回答を求めます。
 吉田副市長。
             〔副市長 吉田正樹君 登壇〕
◎副市長(吉田正樹 君) それでは、お尋ねの、女子高校生の目線を生かしまして活動できるJK課プロジェクトチームをつくったらどうかという質問についてお答え申し上げます。
 今議員から詳細に説明ございましたように、鯖江と湖南市はこれを取り組んでおられます。先ほども議員からございましたように、女子高校生によるまちづくりチームを結成し、みずからがまちづくり活動を企画し、市役所とか市民団体とか連携して実践するプロジェクトでございます。
 議員の中にございましたように、本市も女性が減少します。これはもう地方創生でももちろん減少するわけでございまして、本市におけます20代、30代の若者女性の人口推計は、平成26年5月にございました日本創成会議が示しました将来人口におきまして、2010年1万457人から2040年には7,612人になりまして、先ほどございましたように27.2%減少すると言われております。
 こういった状況のもとに、ほんまの隣接するとこを少し調べたわけでございます。お隣の東近江市は、同じく2040年にはマイナス38.4%、野洲市がマイナス27.7%でございます。竜王町はマイナス52.3%と推計されております。このようなことを見ますと、近江八幡市は27.2でございますから低い減少率と予想されておりますが、決して楽観視できるもんではないわけでございます。
 こういったことを大変危機感を持ってございまして、こういったことをどうしたらいいのかなということから、今回、昨年からやってございますひと・まち・しごと創生総合戦略を策定いたしまして、若者や女性を引きつけ、活躍できる地域づくりに取り組んできたところでございます。その一環といたしまして、本年3月から、地域の課題や未来につながるテーマにつきまして、市民と学生がともに創造、実践できる学ぶ場といたしまして、これ官民連携でやったわけでございます。未来づくりキャンパスを開催してきてございます。
 このようなことから、さらにもう少し踏み込んでやらなあかんというところから、11月からは、このキャンパスの発展型といたしまして、地域をよりよく、アイデアにチャレンジできる場、地域の将来を担う人材育成を目指す場ということで、地域資源活用塾を開塾したところでございます。この地域資源活用塾生の募集に当たりましては、若者の参画を促すために、市内4つの高校とポリテクカレッジ滋賀を含む市内全域にご案内をさせていただき、20代から70代までの男女17名の意欲、熱意のある方々の参画を得たところでございます。
 このように、本市では、多くの方々の参画を得られる仕組みづくりを用い、あらゆる世代が活躍できるまちづくりを進めて現在いっているところでございます。JK課プロジェクトにつきましては、こうした地域課題に取り組む意欲のある若い世代や女性の掘り起こしにつながる可能性があり、また大人の常識や価値観にとらわれない女子高校生ならではの感性をまちづくりに生かすことで、若い世代のまちづくりへの関心を高める効果も期待できると考えておりますが、女子高校生の参画をしていただこうと思いますと、時期的なものとか時間的なものがすごく制約されることと、一方で、女性や若者の活躍は女性や若者だけの問題ではなく、男性や大人の意識、姿勢あるいは地域社会や環境が影響を与えてる側面もあるわけでございます。
 このようなことから、単に他の自治体の先行事例をまねをするということは考えておらないわけでございまして、地域の実情に応じた近江八幡市らしい市民の協働のプロジェクトのあり方につきまして、多くの施策を含め総合的に研究、もちろんトライアルもしつつ検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
○副議長(北川誠次 君) 中田幸雄君。
◆10番(中田幸雄 君) ありがとうございました。前向きな取り組みをしていただくような形に捉えさせていただきます。
 現在、本市には4校の高等学校がございまして、全体の学生数というのは3,171名の方が通学されておるわけでございます。また、この間の参議院選挙なんですけども、18歳の有権者数を見てみますと796名があり、その中で投票に行かれた方が416名ということで、52.26%の方が投票に行かれてるということで、政治への関心度がかなり高まっております。また、まちづくりに対する思いもあると思います。
 そんな中で、高校生が今近江八幡に対してどのような取り組みをしていきたいのかとかということ、また女子だけでなく男子も含めた中でのまちづくりを考えていただく企画課というか、そういうなプロジェクトをぜひともつくっていただき、みんなでまちづくりを考え、近江八幡が住みやすい町になるための一つのチームづくりができればと思っておりますので、そういうな形で一日も早くの取り組みを、八幡版の形を取り組んでいただくように、これは要望とさせていただきます。
 本年度ももう少しで1年間終わろうとしております。皆様方にも本当に今後とも健康にご留意されまして新しい年を迎えていただき、私のこれで個人質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○副議長(北川誠次 君) 以上で中田幸雄君の個人質問を終わります。
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