録画中継

平成29年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月6日(月) 個人質問
小西 はげむ 議員
(1)第2期ローカルマニフェストの評価について
   ①C評価となった事業について
(2)人事評価について
   ①人事評価について
(3)職員の時間外勤務について
   ①前年より改善されたところについて
   ②削減方針について
   ③各部長による状況把握、課題共有について
   ④総務部としての指導改善について
   ⑤適正な人事配置について
(4)沖島健康支援事業について
   ①現在の状況について
   ②今後2年間の実施体制と目標について
(5)第2次近江八幡市地域福祉計画(案)について
   ①計画の基本的な考え方について
   ②市を取り巻く状況と今後の課題について
   ③計画の目指すべき方向性について
   ④施策の展開について
   ⑤計画の推進について
(6)まち・ひと・しごと創生事業「0次予防プラットホーム形成事業」について
   ①改修整備計画について
   ②事業全体の概要について
   ③事業目標について
(7)教育行政について
   ①通学区域の弾力化について
   ②図書館について
   ③新年度予算について
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。創政会の小西励でございます。
 議長の発言許可をいただきましたので、分割方式で質問をさせていただきたいと思いますが、代表質問の中で重複するところがかなりございまして、5問については了とさせていただきまして2問に絞って質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 1点目に、まち・ひと・しごと創生事業「0次予防プラットフォーム形成事業」について伺いたいと思います。
 近江八幡市における生涯活躍のまちの推進に向け、今回どのような施設改修整備をされるのか、また事業実施期間を含めた事業全体の概要と目標について、まず伺いたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、小西議員のまち・ひと・しごと創生事業「0次予防プラットフォーム形成事業」についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、1点目の施設改修整備計画についてのご質問につきましては、武佐コミュニティセンターは築40年以上の建築物であり、耐震補強、高齢者や障害のある方の活用を促すためのエレベーター設置やトイレの洋式化、また既存の調理室改修、健康情報センターとして相談や健康機器の整備による健康チェックのための室内改修等でございます。
 また、隣接します消防センターでは、1階を町の保健室として整備、2階は子育て中の女性の人材育成に必要な託児室等の改修を行います。
 2点目の事業全体の概要につきましては、さきの代表質問で回答させていただいたとおりでございますが、事業実施期間につきましては、平成29年12月中には施設改修を完了したいと考えております。
 また、3点目の本事業の目標は、地域再生計画に基づき平成32年度まで定めており、高齢化や独居率が高く課題が顕在化している地域において、官民が連携し、地域のさまざまな資源をシェアし、元気高齢者や子育て中女性による地域課題への参画を促す等、地域における0次予防に係るプラットフォームを整備することで、病気になる手前で先手を打って予防する0次予防を実現するとともに、地域人材の育成、活用、また地域課題のソーシャルビジネス化を通じ、高齢者が健康でアクティブに生活できる生涯活躍のまちを推進することとしているところでございますので、ご理解をお願いいたしたいと存じます。
○議長(井狩光男 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。
 今回、課題が顕在化している地域、特に武佐学区において官民が連携して元気高齢者や子育て中の女性による地域課題への参画を促す、病気になる前で先手を打って予防する0次予防を実現していただく取り組みということでございます。
 生涯活躍のまち、安寧のまちの推進に向け、また超高齢社会対応のまちづくりを先導するものであると思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思いますけれども、そこで改修までの間の推進体制について伺いたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 津田福祉子ども部理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子 君) お答えいたします。
 年度当初には、先日も代表質問でお答えしましたとおり、産官学金労医による(仮称)0次予防推進協議会を立ち上げ、同会による自立運営を目指したいというふうに考えております。
 また、事務局の体制につきましては、今後組織体制の編成において検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。
 改修いただきますまでの間、推進体制、まず確立いただくということが最重要課題だと私は考えております。人的支援も含めまして、体制を整えていただきますように要望とさせていただきまして、速やかなる事業実施、地元の武佐学区民協力のもとによろしくお願いをいたしたいと思いますので、お願いを申し上げます。
 次に、大きく2項目でございますけれども、教育行政について伺いたいと思います。
 まず、通学区域の弾力化制度の3次募集で、島小学校に校区外から送迎バスを利用し学校へ通う募集をされました。どのような募集要項であったのか、また結果についてはどのようであったのか、伺いたいと思います。
 次に、図書館についてであります。
 昨年12月に2回目となります子育て中のお母さん方と創政会派で意見交流会を実施させていただきました。そのときの話の中で、図書館利用について意見交換がなされました。幼児と親子で来館をされたときの対応について、当然、突然泣いたり騒がしくなることがあると思います。しかし、リラックスして親子で図書に親しめることができる親子スペースなどもあるといいなというようなお話でございました。
 託児施設を持っている図書館もあるみたいであります。近江八幡市立図書館としては親子で利用されるときどのような指導・助言をされておられるのか、伺いたいと思います。
 次に、教育振興費新年度予算で学校司書の増員を提案していただいております。
 教育大綱というのがございます。そして、教育基本計画というのもございます。この中で、読書活動の推進と読書環境の充実というのが提案されているわけであります。学校図書室重点施策として学校司書増員というのは当然理解をいたすわけでありますけれども、その他の読書普及啓発事業実施について、特に重点となる事業を中心にお教えをいただきたいと思います。
 最後に、代表質問の中でも議論がございました就学援助制度の中の入学準備金でございます。
 今回、請願も出ており、創政会派内で事前の勉強会をさせていただきまして、議論をいたしました。入学準備金を前倒しで支給をすれば、前々年度の所得を審査対象としなければならず、見込みであるために、非認定になった場合は返金を求めなければならないと、そういう回答でございました。
 2月、3月に支給は無理ということであっても、何らかの対応により4月1日から入学までの間の支給は可能であるというふうに会派内ではまとめました。ぜひともご検討いただきたいと思いますけれどもいかがお考えでしょうか、お教えをいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇 君) 小西議員ご質問の新年度予算のうち、読書普及啓発についてお答えします。
 教育大綱の目標の一つに、誰でも、何でも聞ける、調べられる図書館の実現があります。学校図書館においては、今年度から段階的な学校司書の配置を考えており、その導入初年度として学校司書2名を小・中学校合わせて4校に派遣しました。
 学校司書が館内案内時や見出し板を作成し、子どもたちが読みたい本をすぐ手にとれるよう配架の整備を行うとともに、季節や学習に合わせた図書の紹介やコーナー展示を行うことで子どもたちの読書意欲や学習意欲を喚起することができました。
 また、学校司書を配置したことによる相乗効果として、教員の図書館教育に対する意識が高まり、図書を活用した事業がふえています。
 これらのことから、子どもたちが図書に触れる機会がふえ、いずれの配置校においても昨年度と比べ図書の貸出冊数が増加しました。
 その他の読書啓発活動としましては、学校と市立図書館が連携して行っている読書推進の取り組みがあります。具体的には、図書館司書が各小・中学校に出向いてブックトークを行ったり、学校の授業において調べ学習を行う際に図書館の団体貸し出しを利用して子どもたちにより多くの図書を提供したりすることができています。
 また、昨年度からは、県立図書館の連携も図っており、昨年度は武佐小学校、今年度は北里小学校の学校図書館のリニューアル事業を実施しました。
 県立図書館をモデルにして図書分類に即した配架を行い、読書空間と学習空間を分けたことで、より利用しやすい学校図書館になりました。
 今後も、子どもたちに豊かな心情と確かな学力を育むため、学校の教員、学校司書、図書館司書等が密に連携して子どもたちの読書環境の充実と読書活動の推進に努めてまいります。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 江南教育部長。
             〔教育部長 江南仁一郎君 登壇〕
◎教育部長(江南仁一郎 君) 小西議員の教育行政についてのご質問のうち、通学区域の弾力化制度の第3次募集についてお答えいたします。
 第3次募集は、島小モデル事業として弾力化制度を利用して島小学校への通学を希望される方限定で、第2次募集の期間を延長し、行いました。
 募集要項には、新たに市役所から島小学校までの通学支援を行うことや島小学校のオープンスクールの案内などを加え、対象となる5歳児の保護者宛てのチラシの配布やホームページへの掲載により周知を行ったところでございます。
 その結果、3名の応募があり、1次募集、2次募集と合わせ計7名の児童が4月から新たに弾力化制度を利用して島小学校へ通学される予定です。
 また、現在、既に島小学校で弾力化制度を利用している児童は8名で、平成29年度は合計15名となります。そのうち通学支援を希望される児童は7名あり、保護者への面談や電話での聞き取りを行い、可能な限り希望に沿えるよう検討した結果、市でスクールバスを運行し通学を支援することといたしました。
 今後は、島小学校の特色や魅力を積極的に発信し、スクールバスの運行を含めた弾力化制度の周知に努め、利用者がさらにふえるよう取り組みを進めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
 続きまして、図書館の利用についてのご質問にお答えをいたします。
 図書館では、親子で利用される際、子どもさんが泣かれたり騒いだりされたときは職員がお声かけをし、児童コーナーに併設されていますお話室へ誘導したり、あるいは授乳室へご案内をしております。
 乳幼児が多く来館されるお話会が開催される日などは、一般の利用者に向けて理解を求める張り紙をするなど、気兼ねなく来ていただけるよう配慮をしております。
 また、将来的に新市庁舎整備の中でキッズライブラリー、いわゆる子ども図書館の設置も検討しており、小さいお子さん連れの方が気兼ねなく本や絵本に親しめる環境を整えてまいりたいと考えております。
 次に、新年度予算に関しましての就学援助制度の入学準備金の前倒し支給についてお答えをいたします。
 代表質問でもお答えしましたように、就学援助費については6月の所得確定後に審査を行うため、通常7月に支給をしております。議員のご質問のように、支給時期を4月に前倒しするには課題が多いところではありますが、新入学児童・生徒学用品費についてはできるだけ早い時期に支給できないか、あらゆる方法を検討し、前向きに取り組んでまいりたいと考えますので、ご理解いただきますようお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございました。
 通学区域の弾力化につきましては継続してお取り組みをいただきまして、少しでも拡大ができますようによろしくお願いを申し上げたいと思います。
 次の図書館の幼児などの来館に対しての対応についても、今後新しい市庁舎に子ども図書館が計画をされているということでありますので、これも引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 続いてでございますけれども、読書普及啓発活動実施についてでございます。
 教育大綱や基本計画の目標の中には、先ほどもおっしゃいました読書活動の推進と読書環境の充実に努めるという文言がございます。
 教育委員会として、学校教育課が所管をされています学校司書配置事業を含みます教育振興費、それと市立図書館が所管をされています読書活動推進事業を含む図書館費、これ2つが合わされて読書活動の推進と環境の充実であると私は思うわけであります。予算をしっかりと確保いただき、事業実施をお願いいたしたいと思いますので、これも要望とさせていただきたいと思います。
 最後に、就学援助制度でございます。
 教育委員会にお話をさせていただいて、就学援助費給付要綱というのをいただきました。この中に書いてございます給付対象者、要綱の中でございますけれども、第4条の2項の準要保護、イというところの保護者の職業が不安定で経済的に生活状態が悪いと認められる者、PTA会費、学級費等の学校納付金の納付状況が悪い者、教育委員会が認める者、給付の対象を決定するときの条件にうたわれていました。
 PTA会費をこの決定する条件にうたっているにもかかわらず、今回請願で出されています決定する条件にあるPTA会費がなぜ支給対象でないのか、少し疑問を覚えました。このことについてお教えをいただきたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 江南教育部長。
◎教育部長(江南仁一郎 君) お答えを申し上げます。
 ただいま議員のほうからご指摘ございました給付要綱は、本市の就学援助費を支給する際の根拠となります近江八幡市就学援助費給付要綱でございます。
 この要綱の中には、給付の対象となります経費、例えば学用品費や修学旅行費などの明示、それから給付金額の上限額、また給付の対象者、申請の手続等々、こういったものを定めております。
 ご指摘いただきました4条の関係でございますけれども、ここでは給付の対象となります要保護者と準要保護者の中で
要保護者に準ずる程度に困窮されている方を準要保護者として認定するわけでございますが、この認定の際の判断の前提となる対応として、ただいま議員からご指摘ございましたように、保護者の職業が不安定で経済的に生活状態が悪い方あるいはPTA会費、学級費などの学校納付金の納付状況が悪い方あるいはまた学用品費等にかなりご不自由をいただいている状況、そういったことで生活状況が極めて困難な保護者の方であるということも例示するということになってございますので、その要件を直ちに給付対象としているわけではございません。それほど経済的にお困りであるという意味で捉えているところでございます。
 その中で、これらの方々の世帯全員の所得額が生活保護基準で算定をいたしました最低生活費の1.2倍を下回るかどうか、ここで認定の可否を判断させていただいております。
 ご指摘いただきましたとおり、給付要綱には一部誤解を招く表記もございますので、再度精査をさせていただきまして、改正を含めた必要な対応をとってまいりたいと考えております。
○議長(井狩光男 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。
 この要綱の中の13条という一番最後のところでございますけれども、この中に就学援助費の給付に関して必要な事項はその都度教育委員会が定めるというような条項があります。
 やはり、ぜひとも対象経費の見直しをされて、特に今回請願の一番上に上がっております入学児童・生徒学用品費、これの支給については、やっぱり4月の入学が近づいているわけでありますから早急に議論いただいて結果を出していただいて、考えていただくということを要望とさせていただいて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で小西励君の個人質問を終わります。
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