録画中継

平成29年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月8日(水) 個人質問
西津 善樹 議員
(1)本市の連携自治体について
   ①市ホームページへの掲載について
   ②連携自治体の内容について
   ③今後の連携自治体との関係について
(2)雪寒対策について
   ①危機管理について
   ②市民の交通手段の確保について
   ③建設業者との連携について
(3)ふるさと応援事業について(代表質問関連)
   ①目的別使途と内訳について
(4)あかこんバスについて(庁舎一時移転事業についての代表質問関連)
   ①タイムテーブル、路線等の変更の考え方について
(5)図書館運営事業について(代表質問関連)
   ①市民一人当たりの資料費について
◆8番(西津善樹 君) 皆さんおはようございます。翔政会のやる気と元気の西津善樹でございます。
 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして発言をさせていただきます。
 さきの2月26日、親守詩の滋賀県大会が文化会館で開催されました。皆さん、親守詩ってご存じでしょうか。親守詩というのは、子守歌とは異なりまして、子が上の句を歌い、親が下の句を歌って、親子共同でつくる連歌のことでして、親と子のメッセージのやりとりといいますか、親子のコミュニケーションが連歌を通じて行えるというもので、どれも非常に心の温まるような作品でございました。
 また、昨日の池上議員の質問にもありましたが、本市の未来を担う子どもたちが自分たちの住む町のよさを知り、体験し、発信することを通じまして、ふるさと近江八幡に誇りを持ち、地域づくりに貢献することを目指しました子ども観光大使、この子ども観光大使の認定式が行われ、特に子ども観光大使の皆さんによるプレゼンテーションは、素直な目線で本市を調査研究されていて、私も改めて認識を深めることができました。
 この親守詩、そして子ども観光大使、いずれの取り組みも心に癒やしを与えてくれるもので、同時に、このような取り組みが、今後注目される家庭教育や人材育成に大きな役割を果たしてくれるものではないかと、このように感じました。
 さて、このたびの私の個人質問ですが、分割方式により、大きく5項目の質問をさせていただきます。当局におかれましては、簡単かつ明確な回答をよろしくお願いします。
 まず、大きく1項目めの質問に入ります。本市の連携自治体についてです。
 ここで言う連携自治体とは、夫婦都市、兄弟都市、姉妹都市を初め、友好都市や協定締結都市を指しております。
 さて、本市におけるこのような連携都市は何都市ありますでしょうか。また、その連携都市はどのような内容のものでしょうか、お示しください。
 実は先日、ホームページでちょっと調べてみようと思いまして、パソコンで近江八幡市のホームページを開いてみました。先頭ページの右側に近江八幡市の紹介という項目の欄がありまして、さらに友好都市という欄が設けられていました。すると、姉妹都市として、アメリカのグランドラピッズ市、韓国の密陽市、そしてイタリアのマントヴァ市、また兄弟都市としてアメリカのレブンワース市が掲載されていました。全て海外の都市です。
 そこで疑問に思ったのが、日本国内において夫婦都市である富士宮市を初めとする地域創造ネットワーク会議等で本市と連携をとっている自治体、これはどのような扱いになっているのか、お示しください。
 また、今後の関係性についてもお示しください。
 初問とさせていただきます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます。
 それではまず、本日のトップバッターであります西津議員の、本市の連携自治体についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、本市のホームページに友好都市として長らく海外の姉妹都市、兄弟都市のみしか掲載できていなかったことは、国内唯一の夫婦都市の盟約を結びます静岡県富士宮市を初め、国内の姉妹都市であります北海道の松前町あるいは上ノ国町に対しまして大変失礼なことでありまして、また申しわけなく思っているところであります。
 議員からご指摘をいただいた後、早速これら3市町を加えて掲載し直しましたので、ご確認いただければと思います。
 ちなみに、一昨年3月の市制施行5周年記念式典開催の際に作成しました記念誌には、国内外全ての友好都市の名称といわれを掲載しております。この冊子は市のホームページでも見ることができますことを申し添えておきたいと存じます。
 また、国内では、これらの3つの友好都市に加え、平成7年9月の京都府向日市から始まりまして、奈良県の桜井市、和歌山県の御坊市、大阪府藤井寺市、福井県の小浜市、福島県の南相馬市、高知県の高知市の7つの市との間で、協定の名称や多少の内容の違いこそあれ、大規模災害が発生した際に相互に食料や物資の支援、あるいは職員やボランティアなどの派遣、被災者の受け入れを行うなどの内容を盛り込んだ災害応援協定を締結しております。議員が言われましたとおり、これら国内の災害応援協定を提携するそれぞれの市が蓄積されてこられた有形無形の資源や特性を生かし、交流、連携を深め、地域が抱えるさまざまな課題解決や地域振興につなげようと、地域創造ネットワーク会議を平成25年10月に立ち上げまして、毎年開催しているところであります。
 今後とも、自治体の強みや弱みを互いに補完できるような地域間連携について考え、また共通の課題や価値を見出し、具体的な連携のあり方についても検討したり、さまざまな事業を通じて交流を深めたりしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) 市長みずから丁寧なご回答ありがとうございました。
 また、このたび富士宮市、松前町、上ノ国町についてホームページに掲載されたことは、確認をさせていただきました。早速のご対応ありがとうございます。
 さらに、ただいまの答弁にもありました向日市を初め桜井市、御坊市、藤井寺市、小浜市、南相馬市、高知市、これら7つの協定都市についても掲載されていれば、よりわかりやすいかなというふうにも思いますので、またご検討をいただければと思います。
 それでは、再問に移ります。
 本市の中で、これらの連携自治体の特産品等を販売されているところはありますでしょうか。
 例えて言うなら、姉妹都市、そして友好都市は数ありますけども、日本で唯一と言われています本市の夫婦都市である富士宮市の富士宮やきそばというのは、皆さんも一度はB級グルメ等で耳にされたことがあるのではないでしょうか。しかし、口にされたことがありますか。また、市内で販売されているでしょうか。
 さて、市民の目線で考えるとき、富士宮市が本市の夫婦都市であることをどれだけの市民の方がご存じでしょうか。私は、富士宮市で富士宮市民の方とお話をさせていただき、近江八幡市から来たことを告げると、ああ夫婦都市の、というような感じで、すごく歓迎していただくことがあります。たまたまだったのかもしれませんけれども、こういったことがやはり連携自治体との交流につながるのではないでしょうか。
 近江八幡市の特産品を連携自治体で販売していただき、逆に本市において連携自治体の特産品を販売すると、日ごろからこのように身近に感じることで地域創造ネットワークが広がっていくのではないかというふうに考えますが、当局のご所見をお伺いします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
◎総合政策部理事(今井良治 君) 西津議員の再問にお答えさせていただきます。
 3年前の夏を最後に中止となりました市民手づくりの夏祭り、八幡てんびんまつりにおきましては、毎年のように、近江八幡観光物産協会の取り組みといたしまして、会場となる市役所前の一角に富士宮市の特産品販売コーナーが設けられまして、富士宮市からお越しになられた皆さんによりその場で調理された富士宮やきそばなどが大変人気を集めておりました。そしてまた、松前町の物産販売も、かつてはこのてんびんまつりで同様に行われていたのをご記憶の方もおられるのではないかと思います。
 確かに、八幡てんびんまつりの中止以降はこのような機会はなくなったわけでございますけれども、観光物産協会からの情報によりますと、ことしから、あづち信長まつりの会場で友好都市の物産販売の再開を検討しているとのことですので、このような観光物産サイドの取り組みを契機に、特産品交流の輪が広まればと期待を寄せているところであり、今後とも市としましては状況に応じて可能な範囲での支援をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) 今ありました特産品ですけれど、上ノ国でしたら安土さんの蜂蜜が行ってます。
 何が言いたいか申し上げますと、25年に立ち上げました近江八幡市地域創造ネットワーク、これは行政が場所をつくりまして、民間の方が入っていただきました。ほんで、民間の中で小売で場所をやってくれということで、今現在、水面下でいろんな商品をやってはりますね。
 やっぱしプロデューサーですね。商品を向こうへ出しましても、やはり買い取りとかいろんな品質もございまして、責任はおつくりになった方が責任持たなきゃならない、もちろん販促、販売促進もあるわけでございますから、できるならば、私は何回も何回も言うんですけれども、議員さんの交流ももっともっとやっていただきまして、そしたら物が動くと思うんですね。
 だから、この前も小浜と婚活をさせていただきました。あれはいろんな提案いただきましてできたわけでございますから、場所は近江八幡市地域創造ネットワーク会議、約10地域ございますね。7地域プラス3地域ですから、いろんな情報が集まり、約80万人都市の人口があるわけでございます。
 商才はあります。だから、そこでいろんなものを動かしたいと。八幡も、左義長もあれば太鼓祭りもあるし、篠田の花火もございます。やろうと思えばできるわけでございますが、1つ、一歩みんなが下がりまして、地域づくりの中で、我が町にはこういう特産があるよという仕組みから入っていけば、新たなコミュニティービジネスが生まれると思うんですね。現在いろんなとこで販売促進で出てる商品というのは、どこでもあるような商品がありますから、これから特産という名のもとで物語をつくっていけば、よくなるんじゃないかなと。
 ちなみに、今度3月に左義長祭、もうじき、来週ですか、あるわけでございますが、いい発信する場所であります。もちろん八幡市の中の商品も出すべきでありますから、今後ともいろんな仕組みを考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。
 去年、おととしか、視察のほうで北海道上ノ国、松前町のほうへ行ったとき、確かに安土産の蜂蜜売っておりました。そういうふうに、やっぱりそれぞれの市町の特産品というのがありまして、行ったときに、八幡のもんがここでも売ってるんやというふうにもすごく身近に感じることができました。
 済いません、先ほど今井理事のほうから、あづち信長まつりの中で物販の検討をしているということでございましたが、このようなイベントだけでなく、今吉田副市長おっしゃっていただいたように、平常時といいますか、今現在取り組んでおられるような連携自治体の紹介、こういったものはどういうような内容で取り組まれてるかというのをもう一度お聞かせ願えればと思います。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
◎総合政策部理事(今井良治 君) 西津議員の再問でございますけれども、先ほど申しましたような県外の災害応援協定締結都市、連携自治体の10市町とは、従来より広報紙を互いに数部ずつ送付し合っておりまして、本市にそれぞれ各市から送られてきました広報紙については図書館にも転送をさせていただきまして、市民の皆様に閲覧いただけるようにしております。
 また、このほど、先ほど西津議員ご指摘のありました災害応援協定都市の締結都市につきましては、市のホームページの中の各課の窓口、危機管理課の防災情報の中に災害応援協定都市一覧ということでコンテンツを設けまして、自治体名と応援の内容を紹介させていただいておりますので、先ほど西津議員ご指摘のように、トップページの友好都市からそこへ飛ばせるような、そういう仕組みもまた考えてまいりたいとも思います。
 またなお、夫婦都市の富士宮市とは、紹介という意味では、広報紙やケーブルテレビあるいはマスメディアを通じまして、市内外にいろんな、富士と琵琶湖を結ぶ会の富士登山でありますとか、いろんな交流事業についてご紹介をしておりますし、他の都市の紹介と申しますと、先ほども話が出ました婚活事業ですね、福井県の小浜市との婚活事業の参加者の募集を広報「おうみはちまん」で紹介させていただきましたし、あるいは一部のメディアにも取り上げていただきました。また、南相馬市の野馬追の里健康マラソンにつきましても、市内の中学生の参加ということで、メディア等にも情報提供して取り上げていただいております。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。本当に我々議員も、先ほど吉田副市長から逆にご指摘いただきましたように、どんどん連携自治体等に足を運んだり交流を深めていかなければいけないのかなというふうにも思っております。
 その中で、本市市民の大体どれぐらい、何%という数字が出てくるのかどうかわかりませんけども、どれぐらいの市民がこの連携自治体というものを知っておられるかということは認識されておられますでしょうか。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
◎総合政策部理事(今井良治 君) これまでにこの連携自治体と災害応援協定を締結した際には、その都度広報「おうみはちまん」で、締結したということをご紹介させていただいたり、報道機関へ情報提供を行って市民周知を図ってまいりましたが、どこが本市の連携自治体かご存じの市民が何%かと言われますと、過去にこの種のアンケートをとったことはございません。今、市政モニターの方がいらっしゃいますので、そういった方にとるという方法もあるんですけども、今のところそういうことをしておりませんので、把握できておりません。
 ふだんから官民の各種交流を深めている夫婦都市の富士宮市はともかく、他の連携自治体の認知度は、程度の差こそあれ、パーセントでいいますとかなり低いのではないかなというふうに考えております。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) 本当にそうやと思います。恐らく認知度は低いんじゃないかなというふうに思っております。
 より交流を深めるため、今後どのような取り組みで市民意識を高めようとお考えでしょうか。いま一度お示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
◎総合政策部理事(今井良治 君) 本市といたしましても、これら県外の10の市町と災害応援協定を結んでいるという認識を市民の皆さんにも認識していただいて、これらの市町に今後万が一大きな災害、有事があれば、何かできることがあれば支援をしようという気持ち、機運を高めてもらう気持ちを持ってもらうことが肝要であると考えております。そのためには、ふだんから認知度を高め、交流を深めることが、いざというときに役に立つと思いますので、市町の自治体相互の連携事業を初め、市民同士のいわゆる民民の草の根の交流、つき合いが広められるよう、地域創造ネットワーク会議を通しての取り組みの深化、深まり、さらには広報「おうみはちまん」での掲載やケーブルテレビの広報番組などの広報媒体を通じて市民の皆さんに周知を図るなど、地道な活動を通じて市民意識の醸成に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。本当にそのとおりだと思います。
 せっかく災害協定とか結んでいましても、やはり日ごろからそういう認知度がなければ、いざ何か起きたときに、どこどこの協定都市とこういう協定を結んでるから助け合いしましょうと言ったところで、身近になかなか感じられないと思うんですよね。ですから、日ごろからのやはり草の根的といいますか、市民レベルでの交流というのが非常に大切になってくるのではないかというふうに考えます。
 本当に日常生活に密着したこういう交流にこそ連携自治体とのネットワークの広がりというものが生まれてくると私考えておりますので、より一層の取り組み強化に努めていただきたいと思います。これは要望とさせていただきます。
 それでは、大きく2項目めの、雪寒対策についての質問に移ります。
 今議会におきまして、雪害、雪寒にかかわる質問は幾度となくされており、それだけことしの雪というのは数十年ぶりと言われるような大雪で、本市においても日常生活に多大な影響を受けたということでございます。重複した質問になると思いますが、ご理解いただきたいと思います。
 さて、その中でも安土地域の積雪状況につきましては、旧近江八幡市域と格段の差がございました。ですから、当然のように、私のところにも、除雪作業は一体どうなってるんやというふうな内容の電話が少なからず寄せられました。私も幾度となく、家にタイヤショベルがありますんで、それでご近所周りの雪解け作業をさせていただきましたが、全然追いつかない状況でございました。
 また、旧近江八幡市域まで出てきますと少しはましになるんですが、南北に細長い地形の安土地域に住まいする我々にとりまして、真ん中にJR琵琶湖線が走っておりますので、県道2号線や国道8号線など東西に走る主要幹線道路にたどり着くには、JRの高架橋を渡る、もしくは常楽寺踏切を横断することが主となってまいります。しかし、高架橋でいうならば、夜間はトラックが立ち往生してまして、あそこの高架橋も割と急な勾配でして、トラックが立ち往生してしまいまして、朝はバスが立ち往生してしまってまして、どちらにつきましても危険で通行できない状況が発生しておりました。また、常楽寺踏切につきましても、スムーズに日ごろから離合できるような広い踏切ではないため、交通に多大な影響を与えました。
 市内全ての小・中学校、幼稚園が休校、休園を余儀なくされるだけではなく、市民の皆様の交通手段として定着しておりますあかこんバスが路線の一部で運行を取りやめるという事態も発生しました。これはタウンメールでも配信されていたため、ご存じの方も多くおられると思います。
 本来、このあかこんバスは、高齢者だけでなく交通弱者の日常生活を支えるという使命のもと運行されるべきものが、このようなときに運行を取りやめるという事態があること自体、ちょっとおかしいのではないかというふうに感じます。
 このように、市民交通手段の確保についてどのように対策をされるのか、お示しください。
 また、近年では、今回のような大雪だけでなく、異常気象によるゲリラ豪雨や台風の多発、さらに大地震などさまざまな災害がいつ我が身に降りかかってくるかわからない状況になりつつあります。滋賀県は琵琶湖があるから災害が少ないでありますとか、諸説ありますが、油断大敵の言葉のとおり、災害は待ってはくれません。まさに備えあれば憂いなしであると私は考えます。
 さて、そこでお尋ねしますが、何十年に一度の災害にも備えて措置を講じる必要があるとお考えになるのか、もしくは何十年、何百年に一度の災害のためにわざわざ対策を講じるよりもというふうにお考えになるのか、危機管理についてもあわせて当局のお考えをお示しください。
 以前、安土地域では、工作隊と呼ばれる、工業系の事業者による災害時における作業部隊のようなものがありました。この工作隊は、災害時に工業系の事業者が自社の重機を持ち出して実動部隊として作業するもので、行政と協定を結んでおり、今回のような大雪による除雪等があればそれぞれの業者が各地域の除雪作業を行うため、積雪による交通網の混乱は少なかった、このように思います。
 このような工業系事業者との協定のようなものを結ぶようなお考えはありませんか。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 水市民部理事。
             〔市民部理事 水 平作君 登壇〕
◎市民部理事(水平作 君) 皆さんおはようございます。
 西津議員の、雪害対策における市民の交通手段の確保についてのご質問にお答えいたします。
 さきの議員の質問でお答えしましたとおり、先日の大雪により、市民バスが1月24日には安全面を考慮し正午前から全線運休、翌日は一部のバス停には寄らない措置をとらせていただきました。市民バスは、集落内の狭い道を走行しているところが多く、除雪ができていない集落内には対向する場所が確保できず、また道路と田んぼなどの境が積雪で判断できないところがあるなど、運行上危険な状況があったので、安全面を優先して運休等の措置をとらせていただきました。
 議員ご指摘のとおり、市民バスは高齢者などの交通弱者のための交通手段であり、そのようなときだからこそ運行が大切だということも認識しております。
 今回の教訓を踏まえて、今後の雪対策としては、地元地域に協力を呼びかけていき、地域と連携して、市民バスを運行させることを第一に考えて取り組んでまいりたいと考えています。また、今回の雪により、市民バスの運行に支障を来す場所がある程度把握できましたので、今後、このような場所には早い段階での融雪剤の散布や除雪を行い、どうしても集落内に入れない場合には、バスが通れる臨時コースを設けるなどの対策を講じてまいりたいと考えています。
 いずれにしましても、地元地域と連携して市民バスの運行に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
             〔都市整備部長 廣瀬信之君 登壇〕
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 西津議員ご質問の雪寒対策についてお答えをいたします。
 まず、危機管理についてでありますが、西津議員ご指摘のとおり、近年、異常気象が多発する状況が数多く見られ、1月下旬の大雪につきましては、近年では経験のない積雪量となり、一般交通に支障を来す事態となったことから、今後も同様の事態が発生した際に十分な対策がとれるよう、何十年に一度の災害に備えていく必要があるというふうに考えております。
 次に、地域の工業系業者との連携につきましては、雪寒対策計画において、除雪対策路線の近隣建設業者に除雪を依頼する対応としておりますが、今後につきましては、迅速に対応ができるよう、地域の建設会社のご協力を得ながら、雪寒対策についての協定を結ぶなど対応してまいりたいというふうに考えておりますので、引き続きご理解、ご協力をお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) それでは、再問に移ります。
 私はこのたび、担当課のほうに、なぜ市内の工業系事業者に除雪作業等の依頼をされないのかと、このように伺いました。すると、近年、工業系事業者は重機をレンタルされることが多くなってきており、重機を所有している業者が減ってきているのが現状だと、このようなことを言われました。
 しかし、ここでちょっと食い違いが生じております。なぜなら、工業系事業者の方から、行政は何も言うてこうへんけど見てられへんから自分で重機出して雪解けしてるんや、というふうな事業者の方からの声を多数聞いたわけです。
 このように、いざというときに活躍していただける業者との連携に食い違いが生じていては、備えが万全であるというふうには言えないと思います。
 除雪、雪害対策における市内の工業系事業者との連携、また備えとしてのお考えをいま一度お示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 西津議員の再問にお答えさせていただきます。
 除雪に使用します重機につきましては、幹線道路の除雪に対応できるものは大型のグレーダーであり、市内の建設業者では1社のみが保有しておられる状況でありますが、その他の工業系事業者様におかれましても、小型のバックホーや小型タイヤショベルなど、除雪にも対応できます重機をそれぞれ保有されておられます。
 今回、西津議員におかれましても、いち早く自発的に除雪に対応していただきましたというふうな部分で大変感謝してるところでございます。また、さきの辻議員の、いわゆる地域の皆様方が自発的に有志が率先してボランティアで除雪していただいたというふうなことがございます。そういった意味で、今後こういった豪雪につきましては、やっぱり初動態勢ということで、官と民の連携、こういったものをもっと密にしていかないといけないというふうに考えております。
 そういった中で、先ほども初問でご回答申し上げましたとおり、地域の建設会社さんとの協力を得ながら、今後は雪寒対策について協定を結ぶなど、そういった連携、備えを充実していきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。
 それでは、雪害だけでなく、地震や大雨による洪水、また土砂災害などによる大規模災害時に対する備えというのをどのようにお考えなのか、危機管理の面で市民部のほうにもお伺いしたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) 西津議員の再問の、大規模な災害に対する市の考え方についてお答えをさせていただきます。
 災害から市民の生命、財産を守ることは、行政の最も重要な役割の一つでありますが、市民や企業の方々も平常時から災害に対して備えを強化して、もし災害が発生した場合には、まず自分自身の身を守り、さらにはお互いに助け合うことが非常に重要であると考えております。災害から市民がみずからを守る自助と、地域社会がお互いに助け合う共助、市を初めとする行政による公助の3つの要素がお互いに協力補完し合って初めて災害への対処ができるものと考えております。
 行政もさまざまな防災・減災対策を講じてはおりますが、市の防災能力だけでは全ての応急対策を講じることは困難となることが予想されます。そのため、平時から他市町や、先ほど協定もございました防災協定等の他市町や企業との応援協定を提携し、災害時の応急対策に備えております。
 その一つに、災害が起こったときに迅速に対応することを目的に、近江八幡建設工業会や滋賀県建設工業会湖東支部──今は東近江支部となっておりますが──の安土建設工業会と、災害時における応急救援活動への応援に関する協定を締結しております。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。
 本当にこのたびの大雪も災害という部類に入るのかなというふうに思っております。今答弁いただきましたように、まさしく本当に自助、公助、共助が相互に補完連携し合ってこそ災害時の早急な対処、復旧ができるものであると考えます。
 先日の園田議員の雇用の質問のときに市長が答弁されましたように、脆弱な企業といいますか、特に工業系の中小企業がどんどん減っているのも事実でございます。しかし、いざというときに協力してくれる地元業者が減っていくというのも寂しいものかなというふうにも感じております。平常時より、有事に協力し合える地元業者との活性化も含めて良好な連携協定が築けるように、よろしくお願いします。
 それでは、大きく3項目め、ふるさと応援事業についての質問に移ります。
 この質問は、若干、先日の代表質問に関連しております。
 本市のふるさと応援基金は、昨年では14億円という効果を上げましたが、ふるさと応援基金は目的別に寄附する基金になっております。私は、本市に対して寄附してくださる方々のせっかくの熱い思いというものを無駄にしては申しわけないという思いから、ふるさと応援基金の見える化というものを鮮明にするべきではないかと考えます。
 自分が寄附したお金が近江八幡市のどういうところに使われているのだということがはっきりとわかることで、寄附のしがいというものが出てきます。しかし逆に、どこにどのように使われているのかもわからない状況ですと、せっかく寄附をしてもというような気持ちが生じるのではないでしょうか。
 そこで、ふるさと応援基金の目的別の収納金額と目的別の支出金額、これをそれぞれお示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
             〔総合政策部理事 今井良治君 登壇〕
◎総合政策部理事(今井良治 君) 西津議員お尋ねの、ふるさと応援事業に係ります目的別寄附金額及び支出金額についてのご質問にお答えいたします。
 目的別寄附金額及び支出金額に関しまして、全国の皆様からいただいた寄附金は、主に6つの分野におきまして、それぞれの目的に沿って活用をさせていただいております。
 平成27年度末現在のこれまでの寄附金額及び27年度の支出金額といたしましては、次のとおりでございます。自然環境及び地域の歴史的遺産の保全につきましては、寄附金額は1億6,355万8,000円で、27年度の支出金額は8,292万円でございます。医療及び福祉の充実につきましては、寄附金額は1億2,189万9,000円で、支出金額は8,794万円でございます。教育及び文化の振興につきましては、寄附金額は1億288万2,000円で、支出金額は8,488万1,000円でございます。産業の振興につきましては、寄附金額は4,421万8,000円で、支出金額は2,200万円でございます。安全及び安心のまちづくりにつきましては、寄附金額は2,101万2,000円で、支出金額は1,600万円でございます。市長が特に必要と認める事業につきましては、寄附金額は4億2,806万7,000円で、支出金額は217万3,000円でございます。
 また、これら6つの分野以外にも、特定目的事業といたしまして岡山小学校コミュニティエリア整備事業を設けておりまして、寄附金額は887万4,000円で、支出金額は現在のところございません。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) 詳細にわたりありがとうございました。
 こういった収支内容について見える化をする取り組みとして、本市ホームページでありますとか広報等で公表してはというふうに思いますが、お考えをお示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 今井総合政策部理事。
◎総合政策部理事(今井良治 君) 今お答えいたしました使い道、使途につきましては、本市のホームページにおきましても公表をさせていただいているところでございます。議員ご指摘のとおり、寄附者の皆様の思いに応えられますよう、これまで同様、ふるさと応援寄附金の使途等がわかるような形で公表に努め、見える化を図ってまいりたいと思います。今後ともご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。私がホームページ上でちょっと見落としてたようでございまして、済いません。
 しかし、逆に一歩踏み込んで言わせていただきますと、見落としてしまう掲載なのかもしれません。今ここにそのホームページで確認するIT端末もございませんので、確認できませんが、今後、より一層見やすい掲載の検討、また広報等でも市民の皆さんに周知する方法等も検討していただければというふうに思います。これも要望とさせていただきます。
 次に、大きく4項目めの、あかこんバスについての質問に移ります。
 この質問も、一部、代表質問に関連しております。
 新庁舎建設とともに、庁舎機能の一部が一時移転することになります。現在のあかこんバスは、全てが本庁舎、近江八幡駅、総合医療センターへ停留しておりますが、この庁舎機能の一部一時移転のとき、あかこんバスの時刻表や運行ルート等はどのように検討されていくのか、お示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 水市民部理事。
             〔市民部理事 水 平作君 登壇〕
◎市民部理事(水平作 君) 西津議員の、庁舎一時移転事業に伴うあかこんバスについてのご質問にお答えをします。
 さきの議員の質問にお答えしましたとおり、この6月1日に市民バスのダイヤ改正を予定しており、現在、自治会や事業者の要望を取りまとめて、ダイヤ改正に向けて手続を進めているところでございます。しかし、庁舎一時移転に伴い安土支所に一部の部署が移動することによる市民バスのニーズについては、現時点で把握が難しいことから、移転後の状況を見て、必要に応じて、可能な限り運行時刻及び運行ルートの改正を検討してまいりたいと考えていますので、ご理解いただきますようよろしくお願いをいたします。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) それでは、再問に移ります。
 現時点での部署移転による市民ニーズの把握が困難であるため移転後に状況を見てからの検討になると、このような答弁でございましたが、私は場当たり的なように感じられ、少し残念なように思います。
 市民のための交通手段、また交通弱者の移動手段であるにもかかわらず、なぜ事前に調査しようとされないのか。あかこんバスの利用者の方の市民の方の声を聞いて調査して対策を講じた上でというのであればまだ理解はできるんですけれども、移転後の必要に応じてというものはいかがなものかと、このように思います。
 いま一度、お考えをお示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) ただいま議員からご提案いただきました、現在の部署に来られている方々への事前アンケート、事前調査によるニーズの把握も一つの手段ではありますが、アンケートでいただいた意見から、庁舎一時移転後、実際にどこからどれぐらいの人数がどのような交通手段で安土支所を利用されるかを事前に把握することはやはり難しいと考えております。したがいまして、初問でもお答えをいたしましたが、庁舎移転後に安土支所の利用者の交通手段の現状を把握するのが現時点では有効と考えております。
 しかしながら、あかこんバスの利用者の声を初めとする市民の皆様からの意見を注視していき、できる限りご迷惑のかからないように努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。
 このあかこんバスをより市民の方に使っていただくにはどうすればいいんかなというふうに先日もちょっと考えておりまして、提案といいますか、一つの、ご検討いただければと思うんですが、県庁とかに行きますと、駐車場等で、県庁に用事で来られた人には整理券を配られまして、担当課からその整理券に判こを押していただきます。このように、例えばあかこんバスで市役所に来られた人に片道整理券、補助券のようなものを渡すことで、より多くの市民の皆さんが庁舎にも来やすくなっていくでしょうし、あかこんバスを利用していただけるのではないかと、このようにも考えるんですけど、何かお考えがあれば。
○議長(井狩光男 君) 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) ただいま西津議員言われました整理券、補助券という理解をさせていただきますと、実際あかこんバスを利用して市役所に訪れた人に対して帰りの乗車補助券を発行してはどうかというような理解をさせていただきました。ただ、このご提案の趣旨は非常に理解をさせていただきますが、ご提案につきましては、実際市民バスの運賃収入がかなり半減するということや、実際に市役所に来られる方だけがその恩恵を受けられる、対象者の範囲の設定や、市役所に実際にあかこんバスで来られた人を確認するというような業務が新たに発生をいたしますので、現実面から見まして、実施するのはかなり難しいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。高齢者を中心とした交通弱者の日常生活を支えるあかこんバスの利便性について、より一層の検証をしていただきますようによろしくお願いします。
 それでは最後に、大きく5項目め、図書館運営事業について質問させていただきます。
 この質問につきましても、代表質問に少しだけ関連をしております。
 さて、全国的には、文部科学省の「早寝早起き朝ごはん」、この国民運動が推進されていますが、この運動にさらに挨拶、食事、読書を付加させ、本市では独自の「早寝・早起き・あさ・し・ど・う」の運動を推奨しております。つまり、読書推進をわざわざ付加させているわけです。
 そこでお伺いさせていただきますが、本市での市民1人当たりの図書資料費をお示しください。
 また、県内における1人当たり資料費の比較順位をお示しください。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 江南教育部長。
             〔教育部長 江南仁一郎君 登壇〕
◎教育部長(江南仁一郎 君) 西津議員の、市民1人当たりの図書資料費についてのご質問にお答えをいたします。
 滋賀県公共図書館協議会の資料によりますと、平成28年度当初予算比較で、市民1人当たりの資料費は、県内13市で最も高い資料費は東近江市の437円、最も低い資料費は大津市の125円で、本市は年々増額しているものの、199円と、県内13市中11番目となっております。
 しかしながら、市町合併によりまして、当市と同様に一つの市で複数館を運営する市もあることから、協議会資料を参考に、図書館の1館当たりの資料費を算出しましたところ、県内13市中では8番目に位置しております。このように、各市が所管する図書館の数や地域性、また購入する図書の種類など、単純に比較できない要素もあるかと考えます。
 本市の図書の整備につきましては、市内の財団法人様などから長年にわたり図書費の寄附をいただき、特に児童図書の充実に寄与していただいてるところでございます。また、雑誌スポンサー制度を今年度から実施をしたところ、8件の企業や一般の方からご協力を賜り、その分を他の図書の購入に充てることができております。
 いずれにいたしましても、限られた予算ではありますが、各方面からのご厚志や、また職員らの工夫で、真に効果のある図書整備に努め、市民、利用者の皆様に満足していただけるような環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) 非常にちょっと、読書推進をしている本市について、この図書費というのは残念なように感じます。
 それでは、再問に移ります。
 いつでも誰でもが本市の歴史や文化に触れたり、あらゆる書物で知識を向上させることができる場所、これが図書館でなければならないというふうに思います。
 さて、先日、このような声を市民の方からいただきました。自分では買えない高額な図書があるため、図書館に行ったら、そんな高額な図書を買う予算はないというふうに断られたというお声でした。高額な図書だからこそ図書館で借りるのではないでしょうか。
 また、図書購入費がないにしても、県立図書館などほかの図書館から取り寄せたりすることは可能だというふうに思うんですが、私もこのような認識をしてたわけなんですけど、本市図書館では高額図書についての取り扱いはどのようになっていますか。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 江南教育部長。
◎教育部長(江南仁一郎 君) お答えを申し上げます。
 まず、ご利用者の皆さんから例えば図書の購入のご依頼をいただくわけでございます。その場合、市のほうで図書館資料収集方針というのを定めまして、この中には基本的に、例えば市民の皆さんの学習、文化、教養、調査研究等々、計画的に幅広く、なおかつ公平に選択していこうということが基本的に示されております。その他、図書選定に当たっての基本的な事項をここに定めまして、毎週1回、図書の選定委員会等を持ちまして、図書の購入あるいは資料の収集を行うかどうか、合議により判断をしているところでございます。
 ただいまご質問いただきました事例でございますけれども、高額というのがどの程度の図書のご希望をいただいてたのかちょっとわからないんですけれども、例えば学術書でありますとか、あるいは研究に利用される図書というのは、これはかなり高額なものになってまいります。真に将来的に図書館に備えることによって市民の皆さんのご利用をいただけるというものであれば、これは購入する場合もございますし、例えば研究に必要やということで一時的な利用ということであれば、これは議員お話ございましたように、県立図書館を初めとします公立図書館のネットワークがございますから、何らかの方法で図書の検索をいたしまして利用者のニーズに応えられるように対応するというのが基本でございますし、また場合によっては国立国会図書館から図書を取り寄せるということもございます。
 また、最近は、国立国会図書館での所蔵図書もデジタル化をされておりますので、本市の図書館でその情報を得るということもできるということでございますから、必ずしも全ての図書をそろえるというよりも、図書館間での相互貸借を基本にした図書の整備というのが最近は主流になってきてるということもございますし、また必要であれば県立図書館のほうに本市から購入の依頼をして、そういった高額な図書を備えていただくという方法もございます。いずれにいたしましても、図書館は図書のみならず、調査研究にご利用される利用者の方のニーズに応えるというのが基本的な使命でございますから、必要とされる図書は何らかの方法で検索をし、時間がかかってもこれはお届けもいたしますし、資料についても研究に資するような形で専門の司書がご相談に応じるというのを使命といたしております。
 したがいまして、今回のケース、どのような形でのお申し出だったのか、ちょっと詳細わかりませんけれども、真に市民の皆様あるいは利用者の皆様にとって必要な図書資料でありますれば、これは高額か否かということではなしに、必要なものは購入なり、あるいは整備をしてまいりますので、もし詳細わかりましたらまた改めてご相談をいただければ、これは対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。
 それでは、高額図書とは逆に、週刊誌等についてお伺いさせていただきますが、図書館等に置いてございます週刊誌と置いていない週刊誌、この週刊誌はどのような選定基準で選ばれておられますか。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 江南教育部長。
◎教育部長(江南仁一郎 君) お答えを申し上げます。
 週刊誌、雑誌等につきましても、この図書の選定指針の中に一応うたっておりまして、逐次刊行物という扱いの中で、各分野における主要なもの、あるいは時宜にかない、利用度の高いものという位置づけの中で、基本的には雑誌類は3年に1度見直しをしているという状況でございます。
 両館合わせますと、置いております雑誌類は100部を超えております。うち週刊誌に相当するものは、両館で10部程度だったというふうに思います。
 ご承知いただいておりますように、週刊誌というのはかなりジャンルが広うございますし、利用される方の趣味等あるいは興味によってかなり分かれてくると、その中でもどのような雑誌を備えるかというのは大変難しいところが実はございます。そのジャンルによっても評価のされ方が異なります。実用性を重視するのか、あるいはいわゆるトレンドを重視するのかによっても変わってまいりますが、そういった中で、例えば料理に興味のある方、あるいは時事問題に興味のある方によっても全く違う雑誌になってくるということでございますし、これを全てそろえるということになってきますと、これは書庫、置き場所もなかなか確保できないということがございますので、例えばジャンルの中で似通ったようなものをご希望いただきますと、どちらか1部と、あるいは近江八幡館と安土館で持ち分けて置かせていただく、こういったことも出てこようかというふうに思います。
 いずれにしましても、先ほど申しましたようにスポンサー制度も導入させていただいて、その中でご寄附をいただいて雑誌を整えるということも進めていきたいと思いますので、これも個別具体にお申し出の資料がわかりましたら、そのあたり他の図書館の配置状況等も勘案しながら検討させていただきますので、また改めてお聞かせをいただければありがたいというふうに思います。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆8番(西津善樹 君) ありがとうございます。
 私は、図書館が、より多くの市民の皆様に知識や見聞を広めていただく人材育成の場所であると考えております。今後の図書館のより一層の充実をお願いしたいと思います。
 以上で私の個人質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で西津善樹君の個人質問を終わります。
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。