近江八幡市議会
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川崎 益弘 議員
平成29年第1回(3月)近江八幡市議会定例会 3月8日(水) 個人質問
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内容
会議録
平成29年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月8日(水) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)新庁舎建設について
(2)最終処分場について
(3)第2クリーンセンターの解体について
(4)市債権徴収について
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
分割方式で質問をいたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、新庁舎建設について。
建設費用の概算について、延べ床面積が2万平米で84億円が概算として示されてきましたが、その後、見直しがされ、現時点では延べ床面積1万8,500平米となっていますが、概算費用はどのようになるのか、財源と財源内訳を示してください。
庁舎の外観イメージ図を見ると、ひさしやルーバーなど複雑なつくりとなっているが、野鳥、特にハトのすみかにならないか、現庁舎にもハトが多くすみ着いているが、ふん害などの対策はあるのか、庁舎全体のメンテナンス費用はどのようになるのか、また地下駐車場では、換気、排煙、排水ポンプ、防火装置等々あるが、地下駐車場建設費用はどのようになるのか、また立体駐車場を含めた庁舎全体の建設費用は概算どのようになるのか、地下駐車場の維持管理費用はどのようになるのか、また八商グラウンド周辺は近年の大雨による浸水がありましたが、地下駐車場への浸水は考えられないのか、三明川の改修やしゅんせつは計画されているのか、立体駐車場は鉄骨造の5層6段耐震建設であるが、庁舎建設は免震構造なので接続が大変と聞くが、また立体駐車場の床と庁舎の床に段差ができることから、庁舎と立体駐車場の接続通路は何カ所でどのようになるのか、立体駐車場や地下駐車場の出入り口が交差点のすぐ近くにあることから、交通事故などの危険性があることを検討されたのか、立体駐車場の維持管理費用はどのようになるのか、以上、説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
青木総合政策部長。
〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員お尋ねの新庁舎建設についてお答えいたします。
市庁舎等特別委員会などでもご説明しておりますとおり、新庁舎の概算建設工事費につきましては、近江八幡市庁舎整備等基本計画で平米単価をもとに想定工事費を示していることから、基本設計の作成においても想定工事費を超えないこと、整備方針の一つであるコストが機能、性能とバランスする庁舎として、可能な限り費用の縮減を図ることを前提に、協議を進めております。
また、財源につきましては、合併推進債の活用のほか、社会資本整備総合交付金及び基金や単独費を活用することになりますが、内訳については、現在、基本設計案をもとに、地下駐車場、立体駐車場を含めた建設工事費の概算金額の算出作業を進めており、工事内容によってそれぞれの充当できる財源の範囲が決まることから、現時点ではお示しすることができません。
庁舎や立体駐車場などの維持管理費用についても、今後の実施設計において詳細な仕様を決めていくことで推定することになります。基本計画でも維持管理費用の削減を掲げていることから、おのおのの仕様の検討段階におきまして、コストを意識した協議を進めてまいります。
次に、ひさしやルーバーへのハト対策についてでございますが、ひさしやルーバーの設置は、基本方針の一つである環境先進庁舎を目指すための省エネルギーシステムとなります。大きなひさしやルーバーを設置することにより日射抑制を図り、1次エネルギーの削減を図れるメリットを優先しつつ、ハト対策についても検討してまいりたいと考えております。
次に、エコボイドや吹き抜けの効果につきましては、他市の先進事例を参考に、有効な省エネシステムとして計画しておりまして、実施設計において効果の予測をしてまいります。
続きまして、新庁舎の浸水対策についてでございますが、床レベルを滋賀県が公表しております200年確率の最大浸水想定高さ以上に設定していることから、地下駐車場への浸水はないと考えております。また、それ以上の浸水も想定した防水板の設置も検討しています。
また、新庁舎は、現本庁舎の基礎部分を利用して雨水貯留槽を設置し、三明川への雨水流出の抑制を図ります。
なお、三明川の改修やしゅんせつの計画はございません。
引き続きまして、庁舎と立体駐車場の接続については、市民の利用頻度が高いと考えられる2階、4階の2カ所の連絡通路を設置する計画としております。
最後に、立体駐車場の出入り口については、関係法令を遵守した構造とし、交通安全対策に努めてまいります。
以上です。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 財源内訳が示されなかったということです。そういった中で、今パブコメが行われているわけですが、市民からより多くの意見を求めようとして、こういうことを行っておられるんだと思うんです。この建設費用や財源内訳を示してこそ、比較検討もでき、よくわかるのではないかと思うんです。
例えば基本設計の概要版が内覧できますが、このような立派なものが建つ、でもお金はどうなのかなあ、こういうことをやっぱし考えられると思うんです。だったら、これ何で、一般的にはそういうことを考えると思うんですが、その辺はお考えにならなかったんですか。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 初問でお答えいたしましたとおり、想定の範囲内でおさめる努力をさせてもらってますし、細かなことについては今現在のこれからの中において詰めていくことでございますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 設計ができなかったら出せない、このようなことが言われてるわけですが、まず構想の段階で2万平米で、平米42万円を掛けて84億円と試算をされていたわけです。ところが、今度は見直しがされて、延べ床面積が1万8,500平米となりました。これに42万円を掛けた額、77億7,000万円となり、安くなったと、ちらっと聞いたことがあるんですが、地下駐車場の建設費が入っていない、今も試算されていない、このように言われましたが、やはりこういうなことを時々言われているんですが、こんなことを言いながら、じゃあ一体どうなっているのか。やっぱしそこまでは出せないというんですか。もう一度お願いします。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 繰り返しになりますけれども、施設や機能の規模が決定した段階でお示しできるというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) これまでに私も幾つかの新庁舎の視察をさせていただいてまいりました。その中で、エコボイドがだんだんと小さくなってきているということを直接感じたんです。
そのような効果検証は今現在でどこまでどうされているのか、先ほども言われましたが、余りにも抽象的な言い方だったんですが、一体どういうようになっているのか、お答えください。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 繰り返しになりますけれども、新庁舎では整備方針の一つに、次世代の規範となる環境先進庁舎を目指すということになっております。そういう意味でいうと、エコボイドとかルーバーは環境システムの一つというふうに考えております。
エコボイドは、温度差による上昇気流を利用して空気を循環させて排気させる自然換気システムでございまして、新庁舎におきましても吹き抜け空間を設けることにより、室温の上昇を抑制する働きがございます。そういう意味で、非常に有効な機能だというふうに考えております。
他市でも導入されております。議員も視察に行っていただきましたし、私も寄せていただきましたが、そこでしっかりと日射抑制の効果を得られてるというふうに思ってる、格子戸とルーバーとともにそういう効果が得られると思っておりますんで、導入については問題はないというふうに考えております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) もう一つ、この吹き抜けもそうなんですが、大きく見せてもらっていた中で、3階、4階と大きな吹き抜けがあるところではエコボイドが大きかったとこもあるんですが、やはり1階が非常に寒い、冬は。風が吹き抜けるんで、冷暖房効果が非常に薄いというように言われてるんですが、その辺の検証はどのようにされたんですか。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 視察へ行っていただいたところの建設をしていた業者も実際にかかわっておるわけでございますし、実施設計においてさらなるシミュレーションで検証を深めてまいりたいと思っておりますので、ご理解お願いします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 検証するということでありますが、じゃあ今の概要で出ているその中を、今度はもう少し、もしそれを見直すことが可能なのか、その辺もお願いします。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 日々、毎週火曜日ですが、業者との打合会をする中で、日々その検証なり課題については詰めさせてもらっておりますので、ご理解をよろしくお願いします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そういうことが行われている、そういった中でこのパブコメが行われて、そのすぐ後に、また3月には市民の報告会をされるわけですよね。その中ではそういったことが見直されたものがきちっと報告されるのか、その辺もお願いします。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 3月25日に市民報告会を予定をしております。議員の各位にもご案内させてもらっておりますとおり、市民の方にも多く来ていただきましてお話を聞いていただきたいと思っております。
市民報告会でございますんで、取りまとめた基本設計についてご説明なりお話をさせてもらうということでございますんで、よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) それから、次に進んでいきますが、解体費用が今回の予算で3億5,344万1,000円が予算化されています。これは基本構想の段階で示された解体費用4億円の中に含まれているのか、お答えください。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 今、3億5,344万円とおっしゃっていただく分についてのうち、解体撤去費用についてはそのうち2億2,988万円ということでございます。それについては、現庁舎敷地内の本庁舎を除く諸施設の解体費用を含んでいる部分でございますので、ご理解をお願いします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私が今申し上げたのは、この概算として前のときに4億円というのを出しておられましたよね。その中に含まれているのかと、その範囲内で今度の残った分を解体されるときにその4億円の中で処理ができるのかということを聞いてる。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 基本設計のときに出させてもらってる金額、それから今それぞれるる動いてる中で、現在何をどういう形で工事を進めていかねばならないか詰めさせてもらった中で、現在、最新のデータとして示させてもらってる予算額がその金額でございますんで、ご理解をお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何しろ基本設計ができないとわからないわからないばっかしなんですが、じゃあもう一点、今回の予算の中で一部移転費用として8,684万8,000円が予算化されていますが、これは今の現時点での一部移転であります。ですが、今度新庁舎ができて移転の費用はどのようになるのか、また移転に際して備品の購入費用など等も試算されているのか、お願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 今回の8,684万円の庁舎の一時移転費用につきましては、現在、移転業務の委託ということで、できる限りについては職員がもちろん汗を流しながら動かしていくんですけども、どうしても机とか椅子とかの什器とかの移転を伴う部分での委託費用と、それからあと、施設の改修工事等を含んだ部分でございます。それについては、あくまでも29年度に行います、9月に行います移転という部分での費用でございますんで、今現在そこについての積算ということでございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 費用がなかなか出てこない、こういった中でのパブコメが行われていて、私たちが知り得るこの期間ちゅうのは割に限られてくるんです。ですから、本当にこういうことを何遍も申し上げて聞いているわけです。
それから、そういった中で、きのう市長は答弁の中で、これからは高齢化に伴い福祉など義務的経費がふえていくから金もうけをしなくてはならないと言われましたが、大型の事業を見直していくことも費用の削減になります。例えば、今までから申し上げてまいりましたように、桐原コミセンエリア事業や岡山コミセンエリア事業なども、今あるところに建てかえるならば費用の削減はできました、このように言えると思うんです。新庁舎建設でも、南別館は1階の一部に耐震補強が必要ですが、ひまわり館やとか保健センター、安土の防災センターはそのまま使えます。
今ある施設を有効に使うことで費用は削減できますが、費用削減のためになぜこういったものを使わないのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 川崎議員へ以前も申し上げたかなと思うんですけど、例えば桐原小学校をあそこで建てかえるのは、あれを解体をしてあそこで建てかえるのと、新しいところに4ヘクタールのところにコミセンと学校と学童を入れて、どちらが得か損かというふうに数字であらわしたならば、僕は4ヘクタールのほうがプラスが多かったと思います。今の桐原小学校、2.8ヘクタールですね、土地は。近江八幡の財産です。今度は4ヘクタール、財産がふえましたね。その分は費用はもちろん払ってるわけです。だけれども、2.8のところを解体して、今思ってるのは、いわゆる財源確保したいなと。いわゆるあそこを分宅したら何ぼぐらいだというふうに思われますか。何億円、5億円、6億円ぐらいは予測できるわけですよね。あそこで建てかえたときに、まず数字では4億円、5億円、6億円というお金は、これは出てきません。
もう一つは、コミセンとばらばらに建てなきゃならないから、利便性から見ますと、あるいは防災の観点から見ますと、桐原の1割の方が3日間そこで避難するのにどういうふうにできるかというと、これできないわけですね。学校とコミセンと、こんな不便なことは、これ数字であらわしたらかなりだと思いますね。
だから、川崎議員のおっしゃってるように、ぱっと見ただけで、今おっしゃるように、ひまわり館あるやないか、センターあるやん、でも使われるのは市民の方なんですよ。ひまわり館行って、いやこれは福祉事務所です、本庁に行ってください、本庁行って、いやこれは保健センター、こういうことが今度はなくなるんですよ。これは数字であらわしたら非常に大きな、ましてや高齢化の社会ですから、交通弱者と言われる人たちがふえるわけですね。その人たちに、向こう行って、あっち行って、こっち行ってって言うことがいいというふうにおっしゃってるならば、僕はちょっと我々から見ますと理解に苦しむ発想だと思っております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 申し上げておきますが、私たち桐原のときに提案したのは、その小学校の西側に土地を求めてそこにコミセンをということも提案してまいりました。その今おっしゃってるのやと、不動産屋ですよね、これもうほんまに。物を売ってこういうようなことをしようとしておられるということがよくわかりましたが、もう一つは、市長は1カ所に集めてワンストップということをおっしゃっておられるんだと思うんです。
そこでお伺いしますが、ワンストップについてというのは、市民がフロアの中を自分の行くところを探しながら行く、1階なら1階だけを回っていく、これが一つの方法と、または市民が同じところにじっとしていて職員が出てくる、そういったワンストップもあるわけです。じゃあ、そのワンストップはどのように検証されたんですか。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 市長が常々申し上げてますのは、特に今回の大きな庁舎のシンボルの部分としては教育それから子育て、福祉との連携の強化ということでございます。そういう意味でいうと、本当にその年代においては、普通はライフステージがわたってまいりますと関係する部署も順番につながっていくわけですね。ところが、その同じ時期にもかかわらず1つの部署だけではなくて2つも3つも4つも、場合によっては課題によっては一緒に手を携えてかかわっていかねばならないということであります。そういう意味でいうと、市民を中心に据えて行政の各部署が連携するというような部分での包括的な取り組みをするためにも、より身近なところで関係する部署が隣接してないとそもそも連携がとれないという物理的な問題もございます。
それから、窓口についても、トータルサポートの考えの中では、より早い段階で迅速な対応をするというためにも、身近なところで近接するところで部署を配置して取り組まなければいけないし、窓口の相談のできるスキルもアップしていく、それはソフトの部分で、ハードとソフト両面でとっていく中でトータルサポートを完結をしていくという部分だと思います。そういう理念のもとに取り組んでいくわけでございまして、それぞれ総合窓口をするについてふさわしい部署、ふさわしくない部署もあると思います。それについては、それぞれのケースにおいて、ただあくまでもご本人さん、当事者の方、市民の方にご迷惑かけない形を、今の形では明らかに物理的に問題ございますんで、それをまずは解消していくということが非常に大事やというふうに思っております。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう一度川崎議員に申し上げますけれども、検証するまでもないという理解をしてるんです。職員が出てワンストップ、ちょっと私にはイメージとしてなかなか湧かないんです。もしなんでしたら、川崎議員のほうから、我々検証したらこういうプラスになんねやということを逆に提案をしていただければありがたいかなあと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 先ほども言いましたが、私あっちもこっちも大分たくさん行かせてもらった、その中であったんです。やっぱり市民の方はその1カ所に、ちゃんとボックスみたいな中にじっと待っておられると、最初の受けられた職員さんが、この方にはこういうものが要るんだということで、職員さんが訪ねてこられて、1つずつ済ませていかれる、そういうのが市民が動かない、そしてプライバシーが守られる、こういったものなんです。
もう一つ、先ほどからも、私たちも前からも申し上げておりますが、例えばひまわり館、ひまわり館に子どもさんのことを全部あそこに集約するならば、そしたらあそこへいけば子どもさんのことは全部できるんだということになったら、それもワンストップの一つじゃないんか、私はそのように考えてるんですが、いかがですか。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) そらもう分かれるところで、子どもさんというたって、福祉で対応する場合もありますし、教育で対応する場合もあるわけなんですね。あるいは、少年センターで対応する場合もあるわけです。それがみんなそこに行くということは不可能です、現実に。
もう一つは、職員が1つの部屋に、相談してもうて、市民来はんねやろ。職員はひまわり館から来るし、どこから来るでしょ。だけど、そのためにどんだけの書類持ってくる。きょうはこの書類あります、また持って帰る、そんな非現実的な発想は我々はなかなか出てきません。
以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 市長はそういうふうに言われましたけども、現実に行われていたところはあるんです。それはそういうことでございます。
何もそういったことが一方的ではなくて、そういうこともちゃんと検証してくれたかということを申し上げたら、市長は、全然頭からそんなもん検証する必要ないんや、こういうような言い方では、やっぱしどっちがいいのか、そういうことをみんなにちゃんと知らせていく、それが市政ではないんかな、私はこのように考えてるんです。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) それは議員さんにも責任あるんで、我々検証したらこれプラスだった。執行部で、我々は検証に値しないと判断してるんですよ。だけれども、議員さんは検証に値するとなったら、値した分出してもらわなきゃ。これ執行部だけの責任じゃないんですよ。物決めるのはここで決めるわけですから、議員さんにもあるんですよ。そこのところ履き違えてもらっちゃ困りますよ。
皆さん方も検証をしていただく、ある面では義務があると思う、そこまで言われるんなら。私は、そんなもんするに値しないと、こういうことを言ってるんです。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ですから、私は見てきて、そういうのがよかったから、こういうようにできるんだよということを今申し上げてるんですね。そうでしょ。そういうことなん。
それから、ちょっと1点、ここの庁舎の、にぎわいということについてお尋ねしていきたいと思うんです。
私、きのうの質問等から思いまして、今議会に議第40号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例が提案されてるわけです。その中で、保健所跡地の定期借地権にかかわる入札が行われました。また、今議会の中で市長は、ビワイチに参加することがということで、ホテル建設というようなことまで言われてきたわけです。そして、入札の中では一応落札者が、決定ではないんですが、決まったわけですよね。そして、まだそれは審査中であるからということなんですが、もしこの条例が議第40号が通らなかったら、ここにもしホテルを建てることはできるんですか。部長、お願いします。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) きのう申し上げた、都市計画審議会で変更されたら、これは建つことはできます。できるんですよ。それだけ申し上げときます。
○議長(井狩光男 君) 川崎議員、ちょっと申し上げますが、口述の中、庁舎建設でありますので、これに絡む質問の範囲内にとめていただくように努力していただけませんか。幅広く幅広く行くと限りなく広がりますので、できるだけ、今、官庁街ですけども、建設についての質問に集中していただくように努力してください。お願いします。
どうぞ。
◆19番(川崎益弘 君) 議長に申し上げますが、やっぱりにぎわいというのは同じ庁舎建設の中にあるわけですよ。その中の一環として、やっぱりこれはちょっとほっとけないんですよね。
じゃあ、今言われたように、都計審で決められたこと、都計審にはそんな決定権があるんですか。それは都計審はそうじゃないでしょう。じゃあ、条例は後なんですか。都計審が優先されるんやったら、条例が要らないことになるんじゃないですか。どうですか。
○議長(井狩光男 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 非常に親心を持っての議長さんの采配でございまして、それは僕は川崎議員も本当に感謝されたらいいと思いますけれども、きのうの話をよく聞いててくださいな。都計審では、行政拠点だったんですよ。行政拠点という縛りの中に何が建つかというのがあるんです。だから、そこにはホテルは建たなかったんです。だから、今度は都計審でにぎわいの拠点にしたら、ホテルが建つようになるんです。
だから、条例は、きのうも話ありましたが、建築確認の部類に入ってきましたね、何メートルのいわゆる高さだとか。だから、建つことは建つんです。そういうことです。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今市長そう言われましたけど、じゃあこの条例通らなかったら、実際上、建築物は建たないですよ。そういうことじゃないんですか。どうですか、部長。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) お答えします。
仮に条例が通らなかっても、もう都市計画決定で用途でホテルが建てる、先ほど市長答弁ありましたように、なっております。ということは、ホテルは建てられます。基準法は通ります。
ただ、都市計画決定でされた内容、整備ですね、方針、そういった部分をもう少し担保するための条例ということで、制限を加えるということですので、別にこの条例がなかってもホテルは建築できます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) どうもね。そやけど、都市計画審議会、都計審がそういうことを決定した、じゃあその決定しましたよというようなお知らせも何もないわけですやんか。どこにも出てない、じゃあこれは議会人はちゃんと議第40号として出てきた、これで初めてこういうのが決定されていくんではないのかと思うんですが、いかがですか。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 1月18日付で、とりあえずこれは都計審のほうへ諮問してるわけですね。その中で検討協議もしたりとか、いろんな手続をとって、同意するというふうな部分の中で、最終的に1月18日に告示を打ってるということでございますので、正式に皆さんに知らしめてるというふうに理解しております。場合によっては、ホームページ等でもそういった部分では流されておりますので、問題ないというふうに考えております。
都市計画決定自体がいわゆる議会の議決が要るようなものでもございませんので、先ほどから言ってますように、今回の制限条例というのはあくまでも建築基準法に基づく条例の制定ですので、都市計画法に基づくものではございませんので、その辺だけご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 都計審のあり方そのものが、あれは決定をされて具申をされるというように書かれてたと思う、決めてね。そやけども、それがそのまま決定権になるわけでは私はないと考えてたんですが、それはそうではないんですか。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 繰り返しになりますけれども、市長のほうから、こういった形で地区計画の中身をこういった方法で変えていきたいということで、それを諮問した中で意見具申というか、諮問した中で、最終的に今回は採決もあったと思うんですけれど、基本的に同意するというふうなことで決定されましたので、それをもって正式に都市計画決定の告示をさせていただいたということになります。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 例えばそこで決定されて、私は決定されても都市計画審議会は具申だというように思ったんです。ですから、それはそうとしても、じゃあこれまだこの条例は通っていないわけです。だったら、その条例がもし可決されなかったら、建設の高さ制限やとかそういったこと、先ほども言われましたように建築許可は変わるん、おりないんですか。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 基本的に、基準法に基づいての種々の判断で確認はおります。ただ、また別に、市街化区域であっても市の開発の条例等ございますので、そちらのほうでも一定制限させていただくことになろうかと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) じゃあ、この条例、今出てきた議第40号、この権力というのはどこまで範囲が広がるんですか。このままやったら、これ何もしなくてもこのままで建つんやったら、何もここへ出てこんでもいいんじゃないですか。今言われたのは、それもひっかかると言われたんで、やっぱしそれの中で確認がきちっとおりるということにはならないのちゃうのかな。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 今回の条例、制限条例というのは、ホテルだけの制限をしてるわけではございません。それだけまずご理解をお願いしたいと思います。
だから、今回、中期計画の変更で建てる用途は広がりました。そういった部分の中で、想定される用途の部分について、適正なまちづくりの部分の中で、基準法の、いわゆる建築主事の一つの判断の部分の中でもう一つ担保していくというふうな部分でございますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何かもう一つようわからんのですけどね。私、ホテルやって限定してないんです。例えば、それは市長が言われたんで、ホテルかなと思うただけなんで、何でも一緒ですよ。一般の商業施設が建ったとしても、大きなもんが建つ、そういうことになるわけですよね。そうですやんか。そしたら、近江八幡市はこういう制限を条例の中で決めていくと思うんですよね。それがないままに、ほんなやったらその上があるさかい、それでいい、もうそれでやっていけるんやというんやったら、何もこの議第40号は要らないんじゃないんですか。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) 繰り返しになりますけど、都市計画法に基づいて事業を進めておられる、スケジュールに基づいて進めている部分と、こちらの部署両方あるんですけど、基準法上で今後処理していく部分のまあ言うたら段取りといいますか、そういった部分で対応しておりますので、それはちょっと分けて考えていただかないと、ちょっとこちらも答弁のしようがないなというふうに正直なとこ思います。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) もうこれやってても水かけ論ですよね。ほんまにこういうような非常にわかりにくいこういうような条例が出てきている、どっちでもいいんやというようなことにとられてしまうんではないのかなと思うんです。これ本当に都計審の中で決めたさかい、それでいいという、それだけでは私は、じゃあこの条例がちょっと違うのちゃうかなあというように思うんです。これはまたどっかで議論をしていきたいと思います。
もう一つ、先ほども三明川について、浸水しないと言われましたが、県の200年確率で浸水という位置が示されているわけですよね。この概要図面でも、1階床面の高さというところで、90.5メーターって書いてあるんです。これ一般市民が見て、この90.5メーターというのは何かわかりますか。私もわからなかったんですが、その辺の説明をお願いします。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 滋賀県が示しております200年確率の部分が、これは90.48メートルなんです。それを超えるのが90.5ということで、今回は90.5メートルという形で設定をさせてもらっておりますけれども、それは標高の部分でございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、標高と言われたんですが、ここは標高がどんだけかというのは一般市民的にはわかりませんよね。こうやって提示されるんやったら、今の現状の路面からどんだけ上まで上がるんやというような言い方をされたほうがよかったんじゃないですか。これは、じゃあ今の路面からはどんだけ上がるんですか。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 現在の敷地も高さが全部フラットなわけじゃなくて、傾斜部分、道路部分であったり駐車場の部分で、それぞれ高さ違いますんで、一応約大体80センチぐらいというふうに考えております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 80センチぐらいここから大体上がるんやなあ、こういうようなことで、私たちは委員会の中でそのことを大体聞いてたんですけども、こんなんして90.5メーターって出てきたんで、あれっ、違うなって、びっくりいたしました。そういったことから、市民の方もこのことはちゃんと見ておられる方がおられて、そのように言っておられたわけです。
そうしますと、先ほども地下駐車場には浸水をしない、平板など使うので大丈夫だと言われたんですが、やはりじゃあ地下駐車場、低くなりますよね。そういったことから、本当に大丈夫なのか、そして先ほども三明川の改修の計画はない、またしゅんせつの計画もないと言われたんですが、本当にそれでいいのか、この際やから三明川の改修等も含めてどのようにされていこうとするのか、全然やらないのか、その辺もご回答お願いします。
○議長(井狩光男 君) 青木総合政策部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 初問でもお答えしましたとおり、改修、しゅんせつの予定はございません。先ほども申し上げましたとおり、浸水を防ぐための部分の対応をとってまいりますので、問題はない、必要はないかなというふうに考えております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 時間のほうもありますので、次の質問に移っていきたいと思うんですが、次に最終処分場についてでありますが、最終処分場の処理方式変更に伴う環境影響調査が公表されています。これは、ダイオキシン分解装置を今後は使用しないことにするための措置であります。
その調査結果を見ていますと、浸出水、原水の経年変化では、ダイオキシン類は年度により大きく数値が異なります。ここで皆さんにお知らせをしておきますが、皆さんの机にも配付をさせていただきまして、両面に数値が書いてある部分でございます。それが公表されている部分です。
ダイオキシン類は、浮遊物に吸着して、浮遊物質をろ過除去することでよいとしているが、ろ過装置の除去率においても放流基準値以下となっているが、数値には大きな変動があること、この要因は何か、また完全ろ過はできないことから、安全性に疑問があるのではないか、説明を求めます。
また、今予算で最終処分場の管理委託費用が計上されていますが、今特にダイオキシン分解装置の撤去など安全面に不安なときに管理委託はいかがなものか、またダイオキシン分解装置撤去や管理委託について、特に地元では、建設時に安全面などいろいろと話し合いがされてきました。そのことがあるのに、地元住民に何も説明されていないこと、安全性にかかわる重要な事柄なので、市民全体に説明すべきと考えるが、説明を求めます。
今回の予算の中で、最終処分場進入路の仮設橋の補修工事を行うとしていますが、どのような工事をされるのか、いつから行われるのか、説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
水市民部理事。
〔市民部理事 水 平作君 登壇〕
◎市民部理事(水平作 君) 川崎議員の最終処分場についてのご質問にお答えいたします。
ダイオキシン類の年度によって数値が異なる要因についてですが、雨水が埋立地に浸透して浸出水を発生させることから、年1回の採取は、そのときの降雨量の変化が浸出水の濃度に影響するために、ダイオキシンの値が変動するからでございます。
次に、ダイオキシンの放流水の基準値以下ではあるが、値の変動が大きい原因は何かについてでございますが、放流水は、国のごみ処理に係るダイオキシン類発生防止ガイドラインによれば、SS、浮遊物質を10ミリグラムパーリッター以下にすることで、ダイオキシン類値を10ピコグラムTEQパーリッター以下にすることが可能であると記載されています。この相関性により、本施設は、SS、浮遊物質を凝集沈殿、生物処理、砂ろ過などの一連の処理方式で段階的に処理しているため、基準値内で数値の多少のばらつきが発生したり、除去率の変動も発生しますが、この一連の流れが施設の設計放流基準10ミリグラムパーリッターを保証していることから、必然的にダイオキシンも10ピコグラムTEQパーリッター以下になるため、問題はないものと考えております。
次に、分解装置の撤去や管理委託について地元住民に説明することが必要ではないかでございますが、さきの12月議会でもお答えいたしましたように、竣工当時はダイオキシンに関し不明な点が多く、そのことが住民の不安要因となりましたが、技術革新により、国のガイドラインができ、さきに述べましたように水質も全く問題なく処理されているものと考えております。
管理委託につきましては、去る2月21日火曜日の最終処分場運営協議会に諮り、委託内容と、廃掃法でも委託はできるが、最終責任は市町村にあることが国の法律でも決められていることを説明し、業者が決まった時点で住民の方々に回覧などにより広報することで了承いただいたところです。
最後に、仮設橋につきましては、平成11年から供用しており、老朽化が見られることから、平成27年度に劣化診断を行いました。この劣化診断では、直ちに機能を喪失する状況ではなく、現状のままでも10年から20年程度は構造上の問題はない、仮設橋の主な損傷は腐食であり、適宜この腐食の進行をおくらせる対策が望ましいということでした。このため、今後の仮設橋の使用に備え、長寿命化を図り、より安全な通行を確保するため、仮設橋の補修工事を行うものです。
その内容といたしましては、路側防護柵のつけかえや主桁のアンカーボルト交換などの橋梁補修工事を計画しております。工事につきましては、平成29年度の6月から7月ごろに着手したいと考えています。
以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、資料が公開されていて、皆さんにもお配りしているように、5-18の表と5-19の表で表示されているのは、平成12年3月から26年11月までが対象に表示されているわけですが、調査日がなぜこのように統一されていないのか、また数値が非常に高いときがあり、ばらつきがあり、この表は先ほども言わはったように雨の場合やらで大きく変わるとも言われたんですが、この表では見えない月日にダイオキシン類が検出されているのではないのか、この信憑性が疑われるというように思うのですが、いかがですか。
○議長(井狩光男 君) 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) 川崎議員の再問にお答えをさせていただきます。
まずちょっと、先ほど議員がお配りされた表でございますが、5-18と5-19という表がお手元にあるかと思いますが、浸出水をまずダイオキシン分解装置で除去した除去率が5-18で、裏面の5-19につきましては、その後の処理水を凝集・生物・ろ過装置により除去した後の除去でございます。九十数%以上の除去になってるということでございます。
先ほど議員が申されましたご質問でございますが、その調査月がばらついていると、ふぞろいであるというところでございますが、この最終処分場につきましては平成11年3月に竣工いたしました管理型の最終処分場でございまして、平成11年度から搬入を開始し、当初の3年間、表を見ていただくとわかるんですが、処理施設メーカーによる2年間の保証期間等もありまして、調査が年度当たり2回実施されているように思っております。その後、ほぼ年に1回、これは法でダイオキシンの調査は年1回以上するというふうに決められておりますので、年に1回調査を行っておりますが、経年変化の影響を見る上では同月での調査のほうが望ましいという判断がされたと思われ、平成19年度からは調査日が11月に統一されているというような状況でございます。
また、非常に高い値の数字があるということにつきましては、初問でもお答えいたしましたように、天候不良等の影響が左右しているというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) この表をぱっと見たときに、本当にこれで大丈夫なのかな、本当にそう思うわけです。ろ過されて出ていくのに、全部ろ過されて全くきれいになるということではない。でも、やっぱりその中にこういうようなことが起きてあるのではないかなあ、このように考えたわけです。例えば、早いときでありますと0.11とか、23年11月なんかやと0.16ですか、放流水のダイオキシン濃度がこのように高いときがある、割に近いときがある、こういうような思いがあったわけです。
そういった中で、ダイオキシン類は、今言われてるのは、前にも12月議会でも申し上げましたが、油に非常に溶けやすい、こういったことで、非常にこれは危険度もあるんですよということを聞いてるんです。そういったことからするならば、これが溶け出したときにちゃんと最終のろ過装置で完全にこの油類も一緒にろ過されるのか、その辺もう一度お伺いしておきます。
○議長(井狩光男 君) 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) 先ほど言いましたダイオキシンの濃度につきましては、初問でもお答えしてますように、10ピコグラムTEQパーリッター以下ということですので、数値はかなり低いということで、再度お答えをさせていただいておきます。
また、油分につきましては、昨年の12月の議会でもお答えをさせていただいておりますが、最終処分場に油分が搬入されるケースというので、例えば工業系とか事業系の場合ですとこれは持ち込めない、産業廃棄物になりますので、それはそちらのほうの処理になると。あと、一般的な家庭から搬入される油分の可能性というのもあるんですが、それにつきましては本当に微量である。12月では、火災等ということもお話があったようには記憶をしておりますが、それであっても、全体から見ますと微量であるというところでございまして、その後、実際その油、要は不揮発性動植物油脂類、また鉱油類、油のことですけど、それの含有量につきましては年2回調査をしておりまして、その監視もしているというところでございます。
また、そういうものが搬入された後のダイオキシンにつきましては、初問でもお答えしてますように、処理をしまして、法で定められた基準以下であるということについては監視をしておりますので、安全であるという判断をしております。
以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ安全だけはお願いしたいと思うんです。
こういった中で、やっぱりこういったことが住民になかなか知らされていないというのが今の現実なんです。なぜ住民に知らされなかったのか、住民に対しての説明は後日回覧でお知らせするということですが、住民から、もし、この回覧板ではわけわからんやんけと、もうちょっとちゃんとした説明をしてほしいというような住民からの問題が出てきた場合はちゃんと説明されるのか。また、これは、あっこの水が出ていくというところは、前にも言いましたように浄水場の取水口のとこに注いでいくわけです。本当に近くなんです。
そういったことからするならば、市民への説明はどのようにされるのか、お尋ねします。
○議長(井狩光男 君) 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) ただいまの川崎議員のご質問も、実は12月のときにも一度賜ってまして、ご回答させていただいておりますが、平成28年8月、この方針が決まった8月の最終処分場の運営協議会の中で、委員の方々に周知につきましてはお諮りをした経緯がございます。その中で、地元自治会長や役員の方々の判断で、口頭により地元の方には説明をするということでなっておるという事実をご報告をさせていただきます。
また、先ほど、市民の方がもし質問があったら対応させていただけるのかというようなことですが、これは当然説明責任、義務は私たちにありますので、関係部署等にお問い合わせいただければその説明をさせていただきます。またあわせまして、今現在縦覧をしております環境影響調査でございますが、それがまさしく環境に対する影響の判断の結果でございますので、それを今縦覧して、市民の方々にこのような状況ですということを今縦覧しているところでございます。
以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、パブリックコメントで縦覧という話が出たんですが、本当に縦覧に供するということではなかなか、どれだけの方が来ておられるのかちょっとわからないんですが、本当に少ない人数だと思うんです。それは、そやけども、縦覧に行ってあの資料を見せてもらっただけで、私もわからなかったです、本当に。ですから、あの資料をコピーさせてもらって、そしてなにしたんですけども、本当にわからないんですよね。だから、そういうことを申し上げてきたということですので、ぜひこれはやっぱし説明がしていただきたい、このように考えます。
じゃあ次に、第2クリーンセンターの解体について、いろいろと前の質問もありましたが、今回の予算で第2クリーンセンターの解体予算が含まれていますが、具体的にいつからどのようにされるのか、具体的な説明を求めます。
また、第2クリーンセンターの解体では、施設内にダイオキシンが付着しているなどの調査はされるのか、環境に安全性は確保されているのか、説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) 説明を求めます。
冨士谷市長。
〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、川崎議員の第2クリーンセンター解体についてのご質問にお答えをいたします。
質問していただいております第2クリーンセンターの解体工事をいつからどのようにするのかについてですが、これはさきの田中議員にもお答えをいたしましたとおり、平成29年6月から平成30年8月までの15カ月間の工期を予定しておりまして、旧リサイクルセンター等を残した上で、ほぼ全ての施設を解体する予定でございます。
また、解体工事に当たっては、事前に施設内のダイオキシンの測定調査を行っておりまして、排ガス処理設備内部の付着物や堆積物の一部でダイオキシンを確認をしております。これに応じて、建物を覆うなど必要となる飛散対策や、作業従事者の暴露対策をとりながら、解体を進める計画となっているところであり、また事前のダイオキシン測定だけではなく、工事期間中はもとより、工事終了時にもダイオキシンの測定を実施し、その数値を監視していく予定でもございます。
このように、環境対策や安全性の確保を図った上で、速やかに解体工事を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ダイオキシン類が一部で確認されたということです。で、飛散をしないように囲いをするという、そして解体工事を行うということですが、この解体工事にダイオキシン類に精通された専門職や技術者を当然常駐させるべきと考えるが、その辺はどのような対応をされるのか。
○議長(井狩光男 君) 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) ダイオキシンの飛散につきましては、議員が申されますように、非常に重要な案件であるというふうに考えております。解体工事におきましても、業者選定段階における発注仕様書の中で、廃棄物焼却施設内の作業におけるダイオキシン類暴露防止対策要綱など、そういう資料がございますので、参考にし、焼却施設の全体または解体工事を行う区画の全体を、仮設の、先ほど初問でも言いましたが、壁及び天井等に囲いにより隔離して、壁等により囲うことによって隔離をし、解体作業を行う場所に設置する廃棄処理施設の廃棄中のダイオキシン類を環境基準以下とするなどの飛散防止対策はとるとともに、先ほど専門的な職員の常駐と言われましたが、それは仕様書の中でやはり安全に監視できる体制をとっていくということで考えていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、今後の仕様書の中で考えていくということでしたが、もう少し、本当にそれを置くように仕様書の中に書かれるのか、どのぐらいの程度まで専門職を置かれるのか、わかったら教えてください。
○議長(井狩光男 君) 水市民部理事。
◎市民部理事(水平作 君) 現在、そのことを含め検討しておりますので、またわかりましたらまたお教えをさせていただきたいと思いますが、今現時点ではちょっとまだ検討中でございますので、ご回答はできないということで、よろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひやっぱし安全を期してやっていただきたい、このように考えます。
次の質問に移ります。
市債権徴収についてでありますが、市県民税、保険料が払えない、差し押さえになったなど、多くの相談が私どもにも寄せられますし、相談者の多くは税だけでなくそのほかにも多くの負債を抱えておられる方も多くおられます。担当課も、多くの差し押さえの中で、このことはよくご承知されていることと思います。
市債権徴収について、差し押さえ件数はどのように推移しているのか、また差し押さえ、換価について、例えば預金通帳に子ども手当等振り込みが明らかなときなど、換価に対しての基準はどのようになっていますか。
差し押さえに至るまでの経過や方針はどのようになっていますか、説明を求めます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
蔵立総務部理事。
〔総務部理事 蔵立清和君 登壇〕
◎総務部理事(蔵立清和 君) 川崎議員の債権徴収についての質問にお答えいたします。
まず、差し押さえの件数の推移でございますが、過去5年間について、平成23年度275件、24年度311件、25年度285件、26年度345件、27年度が651件となっており、平成25年度を除き、前年度比では増加をいたしております。
次に、換価に対しての基準でございますが、まず換価ということでございますが、換価ということは、差し押さえた財産を金銭にかえて税等滞納分に充てることをいいます。基本的に、差し押さえる財産があったということであり、差し押さえから換価という流れになりますが、差し押さえた後に本人の申告等によって生活の維持が困難になると認められるときや、租税等の徴収上、換価を行わないほうが徴収する上で市にとって有益と判断したときなどは、換価の猶予を設けております。
次に、差し押さえに至るまでの経過や方針でございますが、期限が経過しても納付がない場合には、20日以内に督促状を送付します。地方税法では、督促状を発送した日から起算して10日を経過した日までに納付がない場合には滞納者の財産を差し押さえなければならないと定められておりますが、単に納め忘れや納付できない事情がある場合等を考慮して、その後も催告書を送付するようにしております。できるだけ早期に納付いただきますよう働きかけております。
納付相談も随時受け付けておりますし、一括納付が困難な納付者に対しましては、それぞれの事情に沿った分納納付にも応じております。徴収についても、地方税法の規定に従い、公平かつ適切に行うようにしております。しかしながら、その後も納付がない、また納付についての相談、連絡等もない場合には、納付の意思がないものとして、やむを得ず財産を差し押さえる等の滞納処分を行うことになっております。
地方自治体の主要な自主財源である税や料等につきましての歳入確保は、行財政の運営に大きな影響を及ぼす重要な課題でありますとともに、滞納債権の縮減を図ることは、期限内に納付いただいてる多くの皆様、納税者等との公平を保つために必要な取り組みだと考えております。今後におきましても、滞納者に対しまして滞納処分、納付折衝を通じて納税についての意識の変革へ働きかけを行い、滞納の縮減につなげることが、当課収納・債権対策課の大きな役割であるというふうに考えております。
なお、近江八幡市では、児童手当などの差し押さえ禁止財産につきましては差し押さえは行っておりませんので、申し添えておきます。
以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、差し押さえが行われているということでございますが、先ほどからの数字をお伺いしますと、昨年度の差し押さえ件数というのは非常に多くなってる、ではことしの実績はどのようになったのか、それをまずお伺いしたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 蔵立総務部理事。
◎総務部理事(蔵立清和 君) 再問にお答えいたします。
昨年度の差し押さえ件数につきましては、先ほど申し上げましたように651件で、過去最高となりました。換価額も7,827万1,317円で、最高でございました。
今年度は、体制が変わりまして、税務課の納税係と債権対策課が一体になりまして業務がふえましたし、ベテランの職員が抜けたというようなこともございまして、目標を少し下げて100件というような形で進めてまいりました。しかし、1月末現在376件、換価額5,304万5,311円の額を出しております。
以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ことしはちょっと落ちている、職員さんの異動があったからということでありますが、皆さんに、私持ってるのはカラー刷りなんですが、白黒版を皆さんにお配りしております。これは、野洲市が出されているチラシなんです。
これ案内ビラでありますが、このビラは、滞納されて督促をされるときに必ずこれを同封されていると聞きました。そして、この取り組みは、庁内各部署より集まり、税や公共料金だけでなく、ここに書いてあるように法律相談や就労相談まで一緒に行ってアドバイスをされているようであります。
滞納相談で総合的な相談窓口の設置を近江八幡でもするべきではないか、このことは滞納者の生活再建ができてこそ市債権の徴収ができるのではないかと考えますが、お取り組みはどのように考えられますか。
○議長(井狩光男 君) 蔵立総務部理事。
◎総務部理事(蔵立清和 君) 窓口につきましては、東近江市や野洲市のように市民相談を集約してというふうになっておりますが、当市につきましては、担当の配置なり、そういったもんは必要だと思いますけれども、現状のとこではなかなか難しいというふうに考えております。施設整備等ができまして体制を見直す中で検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 新庁舎ができたらそういったことも考えていきたいと、こういうことでありますが、今の現状で、非常に私、おつき合いさせてもらってのぞかせてもらうと、前は特別な部屋で相談を受けておられた、ですが今はカウンターでの相談ということになります。本当にこれでプライバシー守れるのかな。よく相談に来られる方も言われるんです。こんな場所で言わんならんの、すぐ隣に人がおられる、こういうことがあるんです。ですから、それだけでも、庁舎ができるまでにもう少し、こういう納付相談に来られたときにはどういった場所がいいのかわかりませんが、前みたいにああいうような個別の場所、またそういうなとこを設置してやってもらえるということを考えていただきたい、そのことを申し上げて、質問を終わります。
○議長(井狩光男 君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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