録画中継

平成29年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月14日(水) 個人質問
北川 誠次 議員
(1)日野川河川改修事業について
   ①平成29年度事業予定について
   ②事業認可区域の今後の事業計画について
   ③堤外民地の用地買収について(墓地移転含む)
(2)竹町都市公園整備事業について
   ①アクセス道路整備について
   ②サッカー場等予定施設の計画について
(3)市道黒橋・八木線、西向き農道整備事業について
   ①現在の事業の状況について
   ②今後の計画について
(4)桐原学区の就学前施設について
   ①現在の事業状況について(桐原及び桐原東小学校区)
   ②今後の計画について(桐原及び桐原東小学校区)
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川でございます。
 質問初日の最後になり、大変お疲れのことと存じますが、議長のお許しをいただきましたので、ただいまから個人質問4点につきまして分割方式で質問をさせていただきます。
 平成29年度、新しい年度になりました。今年度も、創政会は6名で、より強固な同志の集まりとして議員活動をさせていただきます。議員経験もまだ浅く未熟なところではありますが、市民の皆様が一番望まれている安全・安心なまちづくりに市民目線に立って議員活動に邁進していかなければと改めて思っているところでございます。
 さて、最初の質問になりますが、西の玄関口にあります日野川でございます。6月2日に平成29年度近江八幡市水防土砂災害対応計画書が、連合自治会、消防団、警察、県行政等の水防委員参加のもと承認、可決され、対応マニュアルができ上がりました。
 今後、有事の際にはこの計画書に基づき対応をされていくことになりますが、この計画の内容を見ますと、日野川に関する対応が多く占めております。それだけ日野川が近江八幡市にとりましても最重点の警戒が必要な河川と誰もが認めていると考えます。
 日野川沿線には5,000世帯、1万5,000人と多くの人たちが生活をされ、日々の暮らしを営まれております。しかしながら、台風時等には増水し、何年間に一度は堤防の決壊等一歩手前までになる危険な状況に見舞われております。
 一たび氾濫すれば多くの市民の皆様に被害を及ぼすと言われており、一日も早い全面改修が待ち望まれているところでございます。
 この質問は、3月議会にもさせていただいており、現在、古川橋前後で工事施工中であると聞いておりますが、再度、日野川河川改修事業の事業進捗、今年度の事業内容、今後の事業計画について、あわせて堤外民地にあります畑等の用地買収及び墓地移転についての事業計画についてお尋ねをいたします。ご回答のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 吉田副市長。
             〔副市長 吉田正樹君 登壇〕
◎副市長(吉田正樹 君) それでは、お尋ねの日野川改修事業の進捗状況についてでございますが、日野川改修事業につきましては、議員もご承知のとおり、滋賀県が事業者となり実施をしてもらっている事業でございます。事業名につきましては、広域河川改修事業といたしまして、小田町地先の大畑橋から善光寺川合流部までの6.6キロメートルを段階整備規模、20年確率でございますが、計画水量1,360立米で整備が進められておる事業でございます。
 平成28年度末の時点での古川橋の下流50メートル地点までの河道の掘削工事が完了してございます。
 29年度は、引き続き古川橋の直近の上下流部の河道掘削及び護岸工事を進めるとともに、古川橋橋脚部の補強対策工事が計画されております。
 また、平成29年度及び30年度の2カ年におきましては、JR橋対策詳細設計をJR西日本と協定を締結し委託される見込みでございます。
 用地買収におきましては、JR琵琶湖線から東海道新幹線の堤外民地の買収を継続して行っていただいております。
 なお、堤外地の墓地移転につきましては、平成29年3月に竹町と東横関町が共同墓地計画に同意をしていただいたことから、平成29年におきましては両町合同の墓地整備委員会を設立していただき、県と市、墓地整備委員会の3者により協議を進めてまいります。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 なかなか思うようには進捗しないようでございますが、平成25年9月に発生いたしました台風18号では、水位が増し、馬淵学区付近では堤防が崩れ氾濫、決壊の一歩手前にまでなる危険な状況となり、特別警報が発令され、沿線住民17地域、1,891世帯4,950人と多くの皆様に避難勧告、避難指示が発令されたことは記憶に新しいところでございます。
 また、堤外民地に、また河川敷にいまだに墓地が点在しているということは全国的にも珍しい、例がないのではないのかなと考えております。
 日野川は一級河川であり、先ほどの回答にありました事業主体は国、県になり、市の思いだけではなかなか進捗していかないことは重々承知をしておりますが、沿線には多くの皆様が生活をされており、一日も早く墓地移転を含めまして改修が進められるよう、さらに国、県に対しまして働きかけをいただきますようお願いいたしまして、この質問は終わります。
 次に、2つ目でございますが、竹町都市公園整備事業でございますが、市長の開会冒頭の挨拶でも少し触れられましたが、昨年8月に熱源であります新一般廃棄物処理施設は供用開始がなされ、大きなトラブルもなく順調に稼働し、市民の皆様のごみ処理に多大な恩恵を与えておりますが、健康ふれあい公園は環境エネルギーセンターで発生する熱エネルギーを有効に活用する施設として計画されており、温水プールが今月1日にオープンされ、3日には元オリンピック選手の銅メダル受章者の中西選手をお招きし、華々しくオープニングセレモニーが開催されたところであります。
 会員募集も順調に伸びており、予想以上の反響であると伺っております。以前から要望しておりました地元雇用も数名が採用いただいたと聞いており、交通アクセスも市民バスの路線開設で対応もいただいたところであります。このことに対しましては、地元議員として御礼を申し上げるものでございます。
 しかしながら、華々しくオープンされた一方、まだアクセス道路が未完成であります。用地買収済みの一部には水がたまり雑草が生い茂っており、景観上、交通上からも危惧しております。
 プール棟の反響のよさからも交通量も以前より増加しておりますが、現在の状況がいつまで続くのか、道路工事の着手は、また完成はいつごろになるのかをお尋ねいたします。
 またあわせまして、議会の請願項目でありますサッカー場建設、ゲートボール場等使用の屋根つき多目的グラウンド、グラウンドゴルフ場、お子様たちが待ち望んでおられます児童公園の事業は年次的に整備していくと聞かされておりますが、どのような計画になっているのか、お尋ねをいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 北川議員の竹町都市公園整備事業に関するご質問にお答えをいたしたいと思います。
 まず、公園アクセス道路の整備につきましては、ご承知のとおり、国の社会資本整備総合交付金を財源に、公園整備とあわせ整備を行っているところでございます。この交付金につきましては、公園整備を主とした交付金制度であり、道路整備についてはその関連事業として行っているところであります。
 このことは、さきの3月市議会定例会でもお答えしましたように、公園整備と並行して整備を進める計画であります。道路整備につきましては、昨年度、一部でありますが、農業用用水管の移設工事を実施しました。今後も財源確保に努め、公園の完成予定である平成33年度までに完成するよう鋭意努力してまいりたいと思います。
 なお、公園利用者や一般通行者の安全確保を図ることを第一と考えており、利用状況を見ながら安全対策などを行っていきたいとも考えているところであります。
 次に、健康ふれあい公園整備計画につきましては、第1期工事としてプール棟の建設を行ってまいりましたが、5月15日に竣工式を催し、6月1日より指定管理者により供用開始しているところであります。
 利用者には個人登録をお願いしているところでございますが、オープン1週間で約1,700人の方が登録していただいており、多くの方が利用していただいているところでございます。
 今後は、第2期工事で屋根つき多目的広場、第3期工事で児童遊技場、クラブハウス、駐車場、また第4期工事でサッカー場、グラウンドゴルフ場の整備を予定しているところであります。
 整備に当たりましては、平成33年度の完成に向け取り組んでいるところでありますが、国の社会資本整備総合交付金の交付決定によりますので、国の補正予算も視野に予算動向を注視し、早期完成に向けた財源確保に取り組んでいるところでありますので、ご理解をお願い申し上げたいと存じます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 国の補助事業の採択が難しいようでございます。温水プール、エネルギーセンターと立派な建物が建っておりますが、周りは荒野の状況でございます。また、利用されようと考えておられる方も年々年をとっていかれますので、計画どおり早急な事業進捗をよろしくお願いいたしまして、この質問を終わります。
 次に、3つ目でございますが、黒橋八木線の西向き先線、西部土地改良区所有の農道でございますが、北里学区、桐原学区の住民にとりまして市役所や市街地に入る主要な道路でございますが、農道であるためか、歩道もなく路盤も脆弱であります。農作業の作業用道路でもあり、早急な整備が求められていますが、国庫補助事業の採択等、現在どのような状況にあるのかをお尋ねいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 産業経済部水部長。
             〔産業経済部長 水 平作君 登壇〕
◎産業経済部長(水平作 君) 北川議員の市道黒橋八木線西向き農道整備事業についてのご質問にお答えします。
 まず、現在の事業の状況についてですが、本年3月市議会定例会でもお答えしましたが、この路線は農林水産省の補助金制度を活用し整備を行う予定です。昨年度、事業採択に向けて基本設計を実施、採択申請書を提出し、5月31日付で交付決定をいただいたところです。
 今後の計画につきましては、今年度、現地測量等道路設計、来年度に用地測量などの実施設計を行い、地元地権者などの協力がいただければ平成31年度から工事に入る予定です。
 しかしながら、国、県の予算配分によっては予定がずれ込むことも想定されます。この農道は西部土地改良区内の道路でもあり、西部土地改良区並びに地元住民の皆様のご協力が不可欠です。本市としましても、一日も早い農道整備に向けて取り組んでまいりますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 この事業も国の補助事業の採択が条件でありますが、利用される方は毎日のことでございますので、一日も早い改修整備をお願いしたいと思います。
 次に、最後の質問になりますが、4つ目でございますが、桐原学区における認定こども園でございますが、民設民営の方向が出され、桐原小学校区、桐原東小学校区ともに受託業者が決定されたところでございますが、完成は当初計画から1年おくれて平成31年4月に開園と聞かされております。
 当局において、現在事業進捗に努力をいただいておると思いますが、現在どのような状況にあるのか、また31年4月、予定どおりに開園ができるのかどうか、お尋ねをいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部久郷理事。
             〔福祉子ども部理事 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉子ども部理事(久郷浩之 君) 北川議員の桐原学区における認定こども園についてのご質問にお答えします。
 現在の桐原小学校区及び桐原東小学校区の認定こども園開園に向けた事業の進捗状況でございますが、桐原小学校区につきましては、認定こども園設置法人である社会福祉法人塔南保育園が5月31日に土地収用法に基づく桐原認定こども園整備事業の説明会を桐原コミュニティセンターで開催し、建設に向けた事業認定申請手続の準備を行っております。
 桐原東小学校区につきましては、認定こども園設置法人である株式会社京進が社会福祉法人の設立に向けた手続と、社会福祉法人設立後、土地収用法に基づく事業認定の手続が速やかに行えるよう収用事業認定の県担当課及び市の開発担当課等との事前協議を並行して行っております。
 次に、今後の計画につきましては、桐原小学校区は今年度、土地収用法に基づく事業認定、農振農用地からの除外手続、その後、用地取得及び造成工事を行い、平成30年度に施設整備を行う予定です。
 桐原東小学校区は、今年度は社会福祉法人の設立、土地収用法に基づく事業認定、農振農用地からの除外手続を行い、平成30年度に用地取得及び造成工事、施設整備を行う予定です。
 市としましては、事業が円滑に進むよう法人と十分な連携を図るとともに、関係機関、関係各課との調整を行い、平成31年4月の開園に向けて取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございます。
 さきの質問者にもありましたが、待機児童の問題なり、また少子化対策、今や全国的な課題であります。近江八幡市も、住んでよかった、子育てするなら近江八幡とうたっている以上、問題解決に向け全力投球で対応をお願い申し上げまして、この質問は終わります。
 今回4項目の質問をさせていただきましたが、全てが国庫補助なり民間のというようなところで、他に頼ってるところがございますけども、住民みんなが待ち望んでいる事業でございますので、一日も早い整備に努力いただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 以上で北川誠次君の個人質問を終わります。
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