録画中継

平成29年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月13日(水) 個人質問
井上 芳夫 議員
(1)安土駅整備事業について
   ①供用開始日について
(2)中期財政計画について
   ①市債発行について
(3)ゴミ処理費用について
   ①ゴミ搬入料金について
(4)平成29年度一般会計補正予算 民生費 障害者福祉費について
   ①旧安土健康づくりセンターについて
(5)近江八幡市水道事業について
   ①水道水のカビ臭について
◆3番(井上芳夫 君) 創政会の井上です。議長に発言の許可をいただきましたので、これより質問させていただきます。
 それまでに、本日早朝、私の地元の地区の火災におきまして、東近江消防の皆様、また近江八幡市消防団の皆様のおかげをもちまして、大事に至らず、倉庫のみの火災に終わったということでございます。大変ありがとうございました。御礼申し上げます。
 私が現場に駆けつけたところ、もう既に鎮火した後でありました。また、初期消火にはご近所の方々が消火栓で放水されたということで、9月3日に防災訓練した成果等があったんじゃないかなあと少しは思っております。
 それでは、質問に入らせていただきます。本当にありがとうございました。
 安土駅周辺整備事業についてお尋ねいたします。
 私が議会で初めて質問させていただいたとき、安土らしい駅舎にしてほしいと要望させていただきました。あれから2年の歳月がたちました。橋上駅ということで、今までよりかなり大きな駅であり、南北自由通路は今議会で市道に認定されるという立派な通路であります。北口に八角形の天守を思わせる構造物ができて、全容が姿をあらわして完成間近であると感じることができます。
 総概算事業費24億円の安土駅周辺等整備事業は、平成26年4月にJRと基本協定が締結され、駅舎の橋上化と自由通路整備として平成29年3月、供用開始でありましたが、地下水等の影響で追加整備工事が行われ、少しのおくれを生じ、この秋に供用開始になるということです。間近に迫っている安土駅の供用開始日はいつごろになりますか。また、当日のオープニングセレモニー等はどのように計画されているのかお伺いいたします。
 初問といたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 井上議員の安土駅周辺整備事業についての質問にお答えを申し上げます。
 まず、現在の橋上駅舎及び南北自由通路の整備状況でございますが、本年1月下旬から本格的な鉄骨の建て方に入り、現在外装までを終え、屋根、内装仕上げの段階となっております。
 ご質問の供用開始時期につきましては、地中障害物及び地下水の影響により、供用開始予定が当初計画よりおくれることになりましたが、さきの議会でもお答えさせていただいたとおり、本年秋ごろを目指しているところであります。
 現在の進捗状況から申しますと、11月中旬には供用開始の見込みで、おかげさまをもちましてようやくその日を迎えることとなってまいりました。
 次に、新駅舎及び自由通路のオープニングセレモニー等の計画でございますが、詳細な内容につきましては、現在検討中ではありますが、供用開始時に合わせ完成記念式典をとり行う予定であります。
 現在、整備工事につきましては、最終段階となっておりますが、安全第一を念頭に、地域住民を初め駅を利用される方々に一日も早くご利用いただけるよう進めてまいりたいと思っております。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。
 続きまして、駅北口、南口の周辺整備完了は1年後の平成30年度ごろと聞いております。その進捗状況についてもお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 都市整備部小西部長。
◎都市整備部長(小西正彦 君) 安土駅周辺整備事業の今後の予定ということでございます。新駅舎及び自由通路の完成後に旧駅舎及び仮跨線橋の解体を行いまして、南口及び北口駅前広場については、平成30年度において国の社会資本整備総合交付金を活用させていただきまして、整備に着手する予定でございます。
 なお、広場整備の完了目標でございますが、平成30年度中には完了をしていきたいと、そのように考えてございます。
 この広場の整備をもちまして安土駅周辺整備事業は完了するというふうな運びになってまいります。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) どうもありがとうございます。来年度完成ということで、ありがとうございます。
 地元商工会等も駅全面オープンに関しては、いろんな思いがあります。大相撲を行うほどではありませんが、盛大にオープニングセレモニーが行われればと思っております。
 安土駅の開設は大正3年、1914年です。その年4月26日の午前6時47分の上りの汽車が初であったとのこと、新聞報道では「明治44年12月27日、請願の文にして前村長の矢野平四郎氏が第1回の請願以来に引き続き熱心せるあり。今回のも村民一致の熱望によるはもちろんなるもの、右の矢野氏と村長武藤伊八、梅井孫三郎、橋本孝太郎諸氏の献身的の奔走その功多し」とあります。「安土駅誕生の要因は、駅の付近は名所、古跡、沙沙貴神社、浄厳院、安土城山、観音寺古城址、西国札所、鎌宮神社、太郎坊阿賀神社、豊浦弁天祠など多く鉄道院の新設理由の一端は実にこの名所遊覧者の便に資するにあり。京都あたりの学生が織田信長覇権の跡、その他をめぐるためには、格好の遊覧地」とあります。
 このような歴史ある安土駅は先人のご苦労があって誕生したことを誇りに思い、新駅誕生を心待ちにしております。
 次に2問目、先日報告されました中期財政計画について質問させていただきます。先ほどもご質問あったんですけども、もう一度させていただきます。
 平成28年度決算も今議会で報告され、市当局としての決算も固まったことを受けて、先般、平成27年度に作成された中期財政計画について、平成28年度決算を反映した見直しをされ、公表されました。中期財政計画は、市の財政運営全体を見渡し、予算編成に当たっての指針とし、財政見通しは将来を見据え健全財政を維持するために作成されているものであり、個別の事業を議論するものではないこと及び今後の行財政改革効果は反映してないことは理解しています。
 当該中期財政計画及び財政見通しから判断しますと、これまでの冨士谷行政のたゆまぬ行政改革の結果から、庁舎整備も一定の見通しがついたと判断いたします。
 将来的なリスクを最大限考慮し、作成するとのことから、今回の見通し版の中期財政計画では、市庁舎建設工事費を95億円として見込まれ、市当局の説明ではその財源として国庫補助金7億円、市債は60億円、残りを基金で対応するとの説明をされました。しかし、市長は行政は生き物として例えられますが、自然災害を含め何が起こるかわからない社会経済情勢、世界情勢にある中で、財政運営上において少しでも借金を抑え、後年度、いわゆる次世代負担を減らし、健全財政の基盤を確立していくことも必要と思います。中期財政計画上において市庁舎整備事業の個別の議論をするわけでありませんが、資金調達として市債60億円を合併推進債にて見込んだと聞いていますが、今後財政運営指標としての後年度負担、いわゆる将来世代の負担となる市債発行についてどのように対応されていく方針なのかお示しください。よろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総務部益田部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 井上議員の中期財政計画に係るご質問にお答えをいたします。
 議員ご指摘のとおり、先行きが不透明な社会情勢において、固定経費となる公債費の増加は財政の弾力性を失うものであり、将来世代の負担をできる限り抑制した財政運営としなければ、健全財政の基盤が確立できたものとは言えないと考えております。よって、中期財政計画の平成29年度版に市庁舎建設工事費の財源として市債60億円を見込んだわけではございますが、これは中期財政計画において将来的なリスクを最大限考慮しているものであり、ここに計上された数値を今後の取り組みの中でいかに良化していくかといった観点で取り組みを進めてまいりますので、歳入確保を初めとして行財政改革を継続しまして、将来世代の負担となる市債の発行については、60億円から抑制すべく取り組んでまいりたいというように考えております。
 また、庁舎建設工事費の市債については、合併推進債を主たる市債として見込んでおります。将来の交付税措置も含めて中期財政計画には見込んでおりますが、基本的には合併推進債といえども、市債は借金であることから、将来世代の負担となるものであり、できるだけ市債発行が抑制できるように努めてまいりたいと考えております。
 なお、中期財政計画としましては、個別の事業だけを捉まえず、少子・高齢社会や人口減少社会の前提として、市の財政全体を捉まえているものでありまして、中期財政計画を指針として、市全体の事業を鑑みた中で、優先順位をつけた市債発行を検討してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。市当局においても、健全財政運営を十分留意してやっていっていただきたいなというふうに思います。
 近江八幡市には、12の小学校、4つの公立中学校があります。5年に一度建てかえても、80年かかります。今後も学校の整備事業等、公共事業は順次やってくると思います。また、少子・高齢化に向かい人口減少社会と財政のよくなる要素はなかなか見渡せない時代に突入しております。どうかできるだけ負担にならないような財政運営をお願いいたします。
 3つ目の質問に入ります。
 この4月より業務用ごみ回収の料金が値上げになりました。調べてみますと、3月末で中部清掃組合より脱退し、安土町のごみも竹町の環境エネルギーセンターに搬入されていて、安土地区は搬入料金が10キロ当たり100円の値上げがされ、10キロ当たり300円になったと聞きました。中部清掃のときは10キロ当たり200円であったので、5割の値上げということになります。
 そこで、県内各市町のごみ搬入料金を調べてみますと、草津市が200キロ未満で10キロ当たり110円、200キロ以上の場合は10キロ当たり170円、甲賀市は家庭用は10キロ当たり50円、事業用は10キロ当たり220円、大津市は家庭用は10キロ当たり100円、業務用10キロ当たり180円、長浜市は家庭用10キロ当たり40円、これは指定袋なら無料ということでございます。事業用10キロ当たり130円、最後に今言いました中部清掃、家庭用10キロ当たり150円、事業用10キロ当たり200円でありました。その他いろいろ料金設定はありまして、ごみ袋に料金をかけているところであるとか、いろいろあるんですけども、わかりやすいところだけちょっと述べさせてもらったんですけども。
 最新の設備でできた当市のごみ処理場です。処理能力も高く、処理費用も安くできていると思います。ごみ搬入料金の算定根拠をお尋ねいたします。
 また、農業倉庫のごみを出したところ、業務用のごみということで、10キロ当たり250円の処理費用を請求されたということです。草津市のように200キログラムの上下ぐらいに分けるとか、家庭用、事業用と分ける必要があるのでしょうか、お尋ねします。よろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市民部田村部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員のごみ搬入料金についてのご質問にお答えいたします。
 環境エネルギーセンターは、平成28年8月から本格稼働し、平成29年4月からは市全域のごみの処理が一元化され、5カ月余りが経過したところでございます。
 さて、ごみの搬入手数料の算定根拠でございますが、環境エネルギーセンターの運営管理費、処理施設建設に係る経費、焼却灰を処理する最終処分場の運営管理費等を勘案しており、その額の改定に当たっては、議会にお諮りをしているものでございます。
 ちなみに環境エネルギーセンターへの搬入手数料につきましては、近江八幡市手数料条例に定められているとおり、家庭系一般廃棄物は1回の搬入量が10キログラムにつき200円、事業系一般廃棄物は1回の搬入量が100キログラム未満の場合、10キログラムにつき250円、1回の搬入量が100キログラム以上の場合は10キログラムにつき300円となっております。
 次に、事業系ごみに関するご質問でございますが、廃棄物処理法では第2条の4、第3条及び第4条において、国民、事業者、国及び地方公共団体の責務について明確に規定されております。
 事業系ごみの搬入手数料につきましては、本市は廃棄物処理法第3条の規定にあるように、事業者みずからがごみを適正に処理するとともに、再生利用等を促進することによる減量化等の責務を果たしていただくことを前提として定めているところでございます。
 また、同法に基づき家庭系ごみ、事業系ごみは分けて排出いただくことになりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。廃棄物処理法2条の4において、国民の責務ということで、廃棄物をなるべくみずから処理すること等により、廃棄物の減量その他適正な処理をしなければならないとあります。家庭から出るごみは、なるべくみずからが処理する。事業者から出るごみは、みずからがごみを適正処理するということで、そんなに違いがないと思います。しかし、事業者全てがみずからのごみを適正処理できるとは考えられません。野焼きの禁止やダイオキシン等の問題など当たり前のことですが、それに対応するには簡単に処理できるとは思いません。やはり市などの大規模な処理施設において適正に処理をしなければならないと考えます。また、現在実際に市町村の責務において処理してもらっています。
 住みやすい近江八幡市にするには、働くところもなければなりません。事業者にとっても事業をやりやすい市であってほしいと思います。また、ごみの処理量に対してどれぐらいの費用が必要か、まだ稼働してからの月日がたってないので、はっきりした数字はわからないので、今後注視していきたいと思います。
 3つ目の質問に移ります。
 今議会に提出されています平成29年度近江八幡市各会計補正予算の民生費、障害者福祉費の民間心身障害児者社会福祉施設整備事業の工事請負費、解体撤去工事1,434万3,000円は、安土町内野の安土健康づくりセンター、旧元気園の解体工事費のことと思います。どのような設備ができ、どの部分を解体されるのか、お伺いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 井上議員の安土健康づくりセンターについてのご質問にお答えをいたします。
 まず、今回の障害者福祉施設の整備の概要といたしましては、主に特別支援学校卒業後の障害者が日中に活動を行う場となる定員20名の生活介護、同じく定員20名の就労継続支援事業B型のいわゆる作業所、また主に50歳以上の知的障害者における親亡き後の住まいの場となる定員30名のグループホーム、さらに用事等により家族が在宅で介護できない場合に一時的に寝泊まりのできる4名定員の短期入所、障害福祉サービスの利用について調整を行う相談支援事業を整備することとしており、居住支援機能と地域支援機能の一体的な地域生活支援拠点としての整備を目指すものです。
 この施設の整備及び運営を担う法人につきましては、公募を行い、去る8月24日に法人の選定委員会を経て社会福祉法人三穂の園に決定をさせていただいたところです。
 次に、解体工事費につきましては、去る6月の施設の老朽度調査の結果、木造棟については柱や外壁の腐れが著しい箇所があり、また雨漏りも多く発生していることから、そのまま活用することはできないとの判断から、今回の法人募集要項に、施設の無償譲渡の条件として木造棟を市が解体後引き渡すこととしており、予算計上を行ったところでございます。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。もともと旧元気園は地元内野の方々が熱望されてできた施設でございました。地元への説明をどのようにされたお伺いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 安土健康づくりセンターにつきましては、議員もおっしゃいましたように、地域のご理解、ご協力を得ながら開設、運営をしてきたということをお伺いをしております。このような背景から、これまで安土町の総合支所の業務の中で、安土町地域自治区、地域協議会を初め老蘇学区の自治連合会やまちづくり協議会などに対しまして、運営終了に至った経緯や新たな障害福祉サービスの拠点としての方向性を説明をしてまいりました。また、安土町内野の住民代表の皆様には、去る8月11日に安土健康づくりセンターの運営終了から障害者福祉施設の整備の経緯についてご報告とご説明をさせていただいたところでございます。
 当日ご参加いただきました皆様からは、地元の農作業にかかわって施設の利用者との共生についても、具体的かつ貴重なご意見も頂戴をさせていただいたところでございます。
 なお、今後の施設整備を進めていくに当たりましては、適宜情報提供等を行うことをお伝えさせていただいておりまして、決定いたしました法人、社会福祉法人三穂の園とともに地域に開かれた施設運営を目指してまいりたいと考えておりますので、ご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) 丁寧なご回答ありがとうございました。市内、他にない施設で非常に必要な施設であると思います。地元の方々と十分協議され、よい施設になることを望みます。
 最後に、近江八幡市水道事業について質問させていただきます。
 何日か前の報知新聞にも書かれてたんですけども、かび臭についてでございます。
 安土地区は南津田町の沖合1,910メーターの琵琶湖の水を採取して6.9メートル先の馬淵浄水場にて浄化して、安土町上出の貯水タンクに貯蔵して、その落差において安土に上水を送っていると聞いております。そのためかそのためでないかわかりませんが、前年度に引き続きことしも夏になると水道水にかび臭があると聞きます。その原因と対策についてどのようにされていくのか、お伺いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 水道事業所姓農部長。
             〔水道事業所長 姓農彰宏君 登壇〕
◎水道事業所長(姓農彰宏 君) 井上議員ご質問の安土町上出配水池から給水している水道水の異臭原因と対策についてお答えをいたします。
 安土地域へは議員ご指摘のとおり、現在滋賀県企業庁馬淵浄水場より上出配水池へ用水供給を受け、安土地域へと配水いたしております。
 異臭原因といたしましては、琵琶湖より取水しております原水で臭気の原因物質である2-MIB、正式には2-メチルイソボルネオールの濃度が上昇傾向にあり、さらに8月に入ってからは直接的な原因は判明しておりませんが、水温上昇などの要因により2-MIBの濃度が高くなるに伴い、2-MIBを発生させるプランクトンの群数も多くなったことなどが異臭発生の原因と考えております。
 異臭対応といたしましては、滋賀県企業庁により5月下旬から南津田取水ポンプ場において高性能活性炭を注入し、8月上旬からは2-MIBの濃度上昇に合わせ活性炭注入率を上げております。
 また、8月中旬からは水質検査の回数をふやし、検査結果に基づき活性炭の注入率を調整しつつ、浄水を行っております。
 このような対策にあわせ滋賀県企業庁で作成されましたカビ臭対策マニュアルにより、本市を初めとする受水市町と水質検査値などの情報共有を行い、本市より状況に応じた対応を申し入れているところでございます。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。全国で水道管の老朽化による布設工事が行われてると聞いています。近江八幡市の耐用年数の超過した水道管はどのくらいあるんですか。また、どの程度耐震管に布設し直したのか、また今後の耐震管への布設の予定等をお伺いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 水道事業所姓農部長。
◎水道事業所長(姓農彰宏 君) 再問にお答えをいたします。
 1点目の耐用年数の超過した水道管につきましては、平成28年度末現在で管路延長553.5キロメートルに対し法定耐用年数40年を超過した管路延長は70.3キロであり、全体の12.7%となっております。
 次に、2点目の耐震管に布設し直した延長につきましては、同じく28年度末現在で耐震化済み延長は72.3キロメートルでございます。全体の13.06%が耐震化済みとなっておりまして、昨年度からは5.1キロメートル、率にして0.84%の増加となっております。
 3点目の今後の耐震管への布設がえ予定につきましては、今年度アセットマネジメントの結果に基づき、更新計画を策定し、基幹管路を含む重要管路及び老朽管の布設がえによる耐震化を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問ありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。水道管の中でも基幹管路である導水管、送水管、配水本管の布設がほとんどできていないと聞いております。できるだけ早く布設工事ができるようにお願いいたします。
 以上、5点にわたる質問をさせていただきました。当局においては大変丁寧な回答をいただき、まことにありがとうございました。これで質問を終わらせていただきます。
○議長(田中好 君) 以上で井上芳夫君の個人質問を終わります。
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