録画中継

平成29年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月12日(火) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)新庁舎建設の変更や工事費について
(2)新庁舎の駐車場について
(3)新庁舎への進入路について
(4)新庁舎を避難所とすることについて
(5)岡山コミュニティエリア整備事業について
(6)市立総合医療センターの看護体制について

◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 どうも本日の最後の質問者ということで、もうしばらくの間おつき合いよろしくお願い申し上げます。
 新庁舎建設の変更や工事費について、まず聞いてまいりたいと思います。
 現計画では、立体駐車場建設の取りやめ、またエコボイドの1カ所の取りやめ、文化会館敷地内に備蓄倉庫の建設など、大きく変更されていることについて伺ってまいります。
 立体駐車場建設を取りやめたことにより、建設費用の減額は幾らになるのですか。また、エコボイドの1カ所を取りやめたことによる建設費用の減額は幾らになるのですか。また、文化会館敷地内浄化槽跡地に備蓄庫を建設するとしているが、文化会館の浄化槽から公共下水に接続する費用や浄化槽撤去費用などは幾らになるのか。新庁舎建設費用に含まれるのか。備蓄庫の面積や高さなど、どのぐらいの規模になるのか。建設費用はどのぐらいになるのか。具体的な説明を求めます。
 現在、計画されている地下駐車場や地下の書庫の建設費用は幾らになるのか。また、維持管理費はどのぐらいになるのか。
 以上の説明を求めたいと思います。これを初問といたしますのでよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員お尋ねの新庁舎建設の変更や工事費についてお答えいたします。
 まず初めに、立体駐車場建設及びエコボイド1カ所の取りやめによる建設費用の減額につきましては、現在実施設計の積算段階であることから額の詳細はお示しすることはできません。
 ただし、概算としては新たに平面駐車場の整備費用が必要となることなどさまざまな関連工事費用のプラス・マイナスがあるため、単純な計算はできませんが、現時点ではおおむね4億円程度の減額と考えております。
 一方、エコボイドにつきましては、1カ所を取りやめても床や壁として整備する費用が発生するなど、建設費用の大きな増減はないと現時点では考えております。
 また、文化会館敷地内浄化槽跡地への備蓄倉庫などの設置は、文化会館の施設の老朽化の改善の必要性から発生する文化会館敷地の有効利用と庁舎倉庫の機動性の向上などが図れる一石二鳥の効果的なアイデアから考えたものでありますが、現時点で文化会館の施設改善に伴う公共下水道への接続費用や合併浄化槽撤去などの費用についての詳細は算出しておりません。
 なお、倉庫類は新庁舎の本体工事に含んでおりませんが、庁舎整備の附帯工事として位置づけていく予定をしております。
 建設費用については、これから設計を進めてまいりますことから、額の詳細はお示しすることができません。
 また、規模については倉庫類を集約することにより基本設計時の710平米を660平米と縮小しておりますが、構造や高さについては先日の市庁舎整備等特別委員会でも特にご意見等はございませんでしたので、今後具体的なものとして決定をしていきたいと思います。
 続きまして、地下駐車場や地下倉庫の建設費、維持管理費についてですが、地下駐車場、地下書庫はいずれも庁舎全体の建物の一部であり、地下駐車場や地下書庫など、その一部だけを取り出して建設費用や維持管理費をお示しすることはできません。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) まず、一番最初に、今、地下書庫やとか地下駐車場の建設費用は全体的な中だからそれはできないと言われましたが、やはり設計をしていかれる中でこれは幾ら、これは幾らというのを積み上げてきて単価を出していかれるのが当然だと思う。だったら、今言われた回答はちょっとおかしいんちゃうかなと思うんですが、いかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 先ほども申し上げましたように、地下駐車場、地下書庫の部分については庁舎全体の建物の一部でございますんで、その部分だけ取り出すというのはお示しすることができないというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) もう一点、今、先ほど駐車場の立体をやめる、そういったことでもろもろの差し引きをして4億円ぐらいが減額になるのかな、このようなお話でございました。ところが、前の中期財政計画の中で市庁舎は95億円として説明を受けました。それから、その説明の中でではもう3億円ぐらい何か上積みがあるようなことが言われておる。なら、ということからすると98億円になりますよね。
 そういったところから、今の4億円を差し引いたという、こういうような形になるのか、その辺の見解をもう一度お願いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総務部益田部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 再度、中期財政計画の説明につきまして正確にお伝えをいたします。
 中期財政計画につきましては、議員の皆様にもご説明しましたように、財政見通しにつきまして将来を見据えて可能な限りのリスクを反映した中で健全財政を維持するための指針を目標として策定していると。したがいまして、個々の事業に関してどうのこうのというものではないという説明をしております。
 それから、今回の庁舎建設整備費につきましては、95億円の議論をされてる中で、市民の皆様を初め財政がどうなるんだというようなお声も頂戴する中において、これは財政サイドが95億円で、それから財源は国庫支出金が7億円、仮に市債を発行した場合に合併推進債で60億円、そのほかは基金と、市民サービスの低下を防ぐために基金対応するとした場合に出したものでございます。
 今議員がおっしゃいましたそのほか3億円と何がしが要るというのも、これは正確に申し上げますと、当然ながら建物を建てるわけでございますので、庁舎整備費には実施設計、それから建設工事の契約が整った場合は工事監理費が要るという中での費用が見込まれるというご説明をさせていただいたところでございますので、その点よろしくお願いをいたします。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今どっちにしても設計段階であるので、なかなか提示はされないと思うんです。その中で一つ、一番気になっていることが1つあります。
 この庁舎の解体工事がこの間入札をされました。その中で、インフラ設備の移設についても試算されているのか。例えばあの図面を見てみますと受電装置のキュービクルというんですか、あれはどのようになるのか、その辺の説明を求めたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 今回の市庁舎解体工事第1期につきましては、上下水道や電気の受電装置、いわゆるキュービクルの移設工事内容は含まれているのかということでございますが、今回の解体工事に含んでおります。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 最後、うまいこと聞けへんので、含まれているのか、いないのか。
○議長(田中好 君) 青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 解体工事に含んでいます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) はい、わかりました。含んでいるということでございますが、やっぱし、こういった、私どもとしては、庁舎の建設費用というのか維持管理費用というのはやっぱし一番気になるところでありますし、積算されているところなんですが、どの時期で、どのぐらいの日にちごろにこれをきちっと皆さんに説明をしていただけるのか。その辺は計画がありましたら教えてください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 金額の話については先ほど来ずっとお話しさせてもらってますとおり、基本設計から実施設計ということで移っておりますので、今現在鋭意精査を進めております。
 そういうことで、基本設計から実施設計の作業の間においてもいろいろと注意しながら慎重に設計に努めておりますが、11月をめどに現在進めておるところでございますので、説明とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何か最後がわかりにくいんですが、私、耳が悪いので済いませんけども、最後まできちっとおっしゃっていただきたいと思います。
 11月と言われましたが、11月のいつごろなのか、きちっとお願いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 済いません。今現在実施設計が大詰めに入っておりますんで、これから積算作業に入ることになりますので、そういう中で11月をめどに詰めさせてもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 11月をめどに知らせていく、こういうことになるということでございますので、その辺はそういうのがこれからもまた出していきたい。
 先ほど、それからもう一つ気になることをおっしゃられたんです。特別委員会の中で意見が出えへんかったから、その部分は見てないよというようなことを言われたんですが、今度のあれも急に時間がない中でああいうやり方でやって、ほんまはみんなに知らせなあかんのに知らされてなかった。急遽やられた、そういう時間のない中でのああいうやり方だったんで、本当に、大変私たちも戸惑いもありましたし、なかなか調べることもできなかったわけです。
 今回、今もう一遍やるという中で出されてきています、図面がね。新しい図面が出されて、意見があったら出してくださいということですが、そういった中でではああいうような言い方をされると非常に困るんで、今回もやっぱしそれは前のときに言われたように、それは前にさかのぼって、もう少しさかのぼってその委員会までのさかのぼっての意見というのをつけ加えさせていただきたいと思うんですが、それはいかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先ほどのお話につきましては、文化会館の備蓄倉庫の構造とか高さについてということでございましたですね。それについては先ほどの庁舎整備等の特別委員会で大きく3つの変更点をご説明させていただいた部分につきまして、特に構造と高さなど、その時点において備蓄倉庫等の関係につきましては特にご意見等がございませんでしたので、その方向で進めてまいりますということでございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) また今後も特別委員会の中でも議論をしていきたいし、今示されている図面を精査しながら、また特別委員会の中で議論をしてまいります。
 次に、新庁舎への来庁者の駐車場についてでありますが、新庁舎への来庁者、職員駐車場の300台を除き来庁者は310台、公用車が84台、議員用が24台、合わせて必要駐車場台数は418台と平成23年10月1日の人口8万773人と基本計画で示していますが、現計画では立体駐車場をやめ平面駐車場にしたために地下駐車場と平面駐車場合わせて敷地内では134台の収容と変更しています。
 警察署跡地に約120台が収容でき、周辺市有地にも駐車でき、駐車台数は確保できるとしていますが、また現計画では平成72年7万人の人口を想定した来庁者270台の駐車計画をしていますが、人口は現在も8万2,000人と横ばい状況が続いています。
 この状況からすると、新庁舎完成時の人口は8万人台となり、1万人多く、約40台も少なく見積もりをされているということなんです。敷地以外の市保有地を含めた駐車台数でも当初から駐車場が不足することになりますが、説明を求めます。
 また、職員の300台分の駐車場は確保されるのか、説明を求めます。よろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員お尋ねの新庁舎の駐車場についてお答えいたします。
 議員ご指摘は、来庁者用駐車場の必要台数について、基本構想では人口約8万人に対して310台とし、基本計画では将来の人口推移を加味し平成72年に人口約7万人を維持する展望から270台とし、その差40台は不要としているが、実際に現在の人口は横ばいで新庁舎完成時は不足するのではないかという点に関しましては、現在の試算では敷地内で134台、警察署跡地で約120台、その他周辺の市所有地で98台、合計して352台を確保できる見込みであり、市民などの来庁者にはご迷惑をかけることなく対応できるよう計画を進めております。
 加えて、公用車などのあり方の見直しなどを行い、必要台数の精査に引き続き努めますが、場合によっては公用車用駐車場を市が所有するさらに周辺の所有地に求めることで、あくまでも来庁者優先で対応してまいりたいと思っております。
 なお、職員駐車場については庁舎整備事業で計画する駐車場は来庁者優先の駐車場計画としておりますことから、物理的に現在の職員駐車台数を確保することは難しい状況でありますので、低炭素まちづくりの観点からも職員の通勤方法の見直しが必要と考えております。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 駐車台数がということでございますが、私もう一つこだわりたいのは、敷地内の駐車場について現設計ではやはり134台しか収容できないということになります。
 現計画の図面では、1階フロア正面玄関を入りすぐ左側に多目的交流スペースのホールもあり、利用されるとなるとかなりの駐車台数になると考えます。
 また、現計画では新庁舎へ特に子どもさんたちを今までより多く集めようとした計画になっています。これで、子どもさんの健診は4カ月健診から始まって5種類、それから健診や相談日が設定され1カ月に10日間が行われることになりますが、このこと以外にもやはり育児相談や交流会など、今まで以上に行われることと考えます。これらのときには、子どもを連れて遠くの駐車場より市庁舎に来られることになります。もし雨が降れば大変なことになります。敷地内で駐車場を確保することが大事ではないかと考えますが、そのことはいかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 来庁者につきましては、本当にいろんな市民の方が来庁していただけると思います。今おっしゃっていただいたとおり、お子様連れの市民の方もいらっしゃいます。車椅子で来られる方もいらっしゃいます。
 そういう意味で、まさに今まで申し上げたとおり、地下駐車場のユニバーサルデザインの観点はそこにあると思います。雨の日であっても雪の日であっても、近江八幡市では年間120日の雨が降るというふうにデータが残っておりますが、そういう中でも安心して地下のところから、しかもエレベーター対応できますから、そういうことで台数的にも形状的にも問題はないというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、地下駐車場がとめられるというようにおっしゃいました。でも、それは一般の来庁者もそこにとめられるわけですので、そうしたときに満車になってしまう可能性があるわけですよね、134台ではね。そしたら、その子どもさんたちの健診だけを優先してそこに入れるように駐車場を考えておられるんですか。そうじゃないと思うんですが、いかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 現在の保健センターで実際されておられる、健診のときにおきましても実質はひまわり館の利用者さんも含めていろいろありますね。そういう中で、当然職員の駐車とかそれ以外の方、その健診の部分の確保を優先するという形で今もご案内をさせてもらってます。
 今回も福祉と教育の一体的な集約ということで庁舎の中に持ってきますけれども、それにつきましても当然そういう協働のまちづくりであったりそういう配慮をしなければならないという観点のもとから、実際平面駐車場のところから地下駐車場に入っていきますから、当然そういう催しがあることについては、ご案内する中で一定の配慮をできる方については助け合いの精神のもとご理解いただくのも必要かなと思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 子どもさんのそういうことが特別に行われるならば、そのときには地下駐車場をそのような案内をするということなんですが、それではやっぱりもう少しなんじゃないですか。やっぱり、例えば障害者の方であるとか、そういった方々がそこにとまれる、そういったことが重要視されるのであれば、そこはちゃんと最初からそのようにされておかないと、その駐車場が子どもさんを連れてこられたときに使えないという状況が起こり得るのではないのかなと思うんですが、それはきちっと、その案内板だけではいけない。やっぱりそこに誰かが立つんですか、それともそういう車を選別するんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 運用上の話は実際これからそれぞれ関係課も含めて協議していきます。あくまでも、今は足りるか足りないか、どういう観点かというお話でしたので、そういうユニバーサルデザインの視点に基づいて、今度は一歩進めた駐車場のあり方を実施していこうという形で申し上げている部分でございますし、台数的には問題ないという形でご説明をさせてもらいましたので、運用についてはまた鋭意詰めさせていただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、新庁舎の現計画の北側、前には「はちまん市庭」というんですか、イベント広場が計画されていますが、この土曜日や日曜日、祝日にイベントや催し物があると考えます。平日はイベントや催し物がないと考えます。そのことから、平日は来庁者の駐車場とすると、そういうように考えたほうが使いやすいのではないかと思うんですが、その辺ではいかがなものですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) お答えいたします。
 新庁舎の前の広場につきましては、当然その低層棟のコンセプトには子育て支援ということがありますので、子どもさん連れのファミリーでにぎわうことも当然想定されますし、いろんな多様な使い方ができると思っております。
 また、有事の場合もございますんで、そういう形でそのスペースについては貴重なオープンスペースだという認識をしております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今のところではそこは考えていないと、こういうように言われるわけです。
 そしたら、基本計画では大型バスの来庁者や一時的な駐車場不足には庁舎前広場の利用も検討するとしているが、現計画の中でも最初からこの敷地内の駐車場としては人口の想定やいろんなことからするならば足らないというわけです。市長は、新庁舎には多くの人を呼び込むとしているのに、駐車場の不足は目に見えています。
 そういったことから、基本計画に沿って庁舎前広場を駐車場にすることを検討されるのかされないのか、お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 庁舎前については広場という形でオープンスペースとして活用していくということでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) では、基本計画ではそういうように書かれていたわけですよね。ほんで、大型バスで来庁された場合は、そんならそのときの対応はどういうように、どうされるのか、それはどうなんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 進入につきましては正面にロータリーを設けております。そちらから大型バスであってもマイクロであってもあかこんバスであっても対応できるという部分の動線等を確保していく中で、来庁の方についてもご迷惑をかけないようにしていけると思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) やっぱり私が申し上げたいのは、その基本計画でもそういうようにして考えるんやということを言っておられたんで、もう一度考え直しを願いたいな、このような考えでありますし、それからもう一つは職員の駐車場は絶対必要なもんではないのかなというように思うんです。
 例えば特に災害時や夜間の緊急の招集される職員さんは主に通勤範囲内の方々が、車で通勤範囲内の方々が想定されると思うんです。このことからするならば、日ごろからやはり職員さんの駐車場はある程度確保しておかなければならないんではないのかなというように思うんですが、その辺の考え方はいかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総務部益田部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 再問にお答えをいたします。
 議員ご指摘の現状の職員駐車場の台数確保は庁舎整備が来客駐車場優先、それから市庁舎、それからにぎわい交流ゾーンの計画から難しい状況にはあります。
 ただ、あるにこしたことはないんですけど、必ず全て確保する必要はないというようにも考えております。
 初問で総合政策部長が回答しましたように、地球の温暖化防止対策なり低炭素のまちづくりの観点から、市職員が進んで省エネルギーの行動がかねてから求められているわけです。議会の中でもご質問をいただいたところがあるわけでございますが、今現在実効性が伴ってないというふうなところもございます。
 ですから、市庁舎整備を契機にいわゆる職員の自動車通勤の見直しを行う予定としております。具体的に言いますと、あかこんバスの利用、自転車通勤、公共交通機関の利用促進、それから自動車の通勤については通勤距離により制限をしようというように考えております。
 何が何でも市有地というようには思っておりません。近隣の民間所有地の活用等を含めて、職員の駐車場は一定確保できるというように思っております。
 あと、参考に申し上げますと、県内の13市におきまして駐車場を確保していない市につきましては大津、草津、彦根は、全く確保していないと。あと、通勤距離の制限をしているのが4市、長浜、守山、野洲、高島という状況でございます。
 あと、今職員の駐車場510円取っているわけですけど、そのことにつきましてもいろいろ議論はあるわけでございますが、確保している市町、それから通勤制限している市においても最大5,000円まで民間所有地の借用をした中で月5,000円の借用の中で確保していると。これは職員が払う分です、市が払うんじゃなく。
 そういうような対応をしておりますので、今こういうような土地利用ですから、あればいいよねというような議論になってるわけでございますが、基本的に県内都市部についてもそういう状況でございますので、ここら辺は今の時代どうあるべきかというような考えが必要だというように思ってます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 職員の駐車場についてはいろいろな考え方もあって、低炭素化で通勤形態を変えていくということでありますが、その通勤形態を変えるというにあってもなかなか大変な状況があるんではないのかな。だから、今もなかなかそういうのが進んできていない部分ではあるというように私は思います。
 そういったことからも、やはり職員の駐車場、今も言われましたが、ある程度は確保する、民間を介在してでも確保していくというようにおっしゃっておられますが、ぜひとも駐車場を確保して市からもちゃんとした援助をもって、やっぱりその職員さんが緊急のときには大きな役割を果たしてくださる、そういうように私は信じております。そういったことから、駐車場はできるだけつくるという方向でお願いしておきたい。
 そういうようなことから次の質問に参ります。
 次に、もう一つは、新庁舎への進入路について、現計画では新庁舎から黒橋八木線へ右折、東、安土方面へは通行できなくなっていますが、現計画でも市役所正面玄関の出入りが一番便利なように庁舎内は設計されています。特に、1階フロアに窓口サービス部門が集中してあり、来庁者の大半がここに来られることになります。
 現計画の平面駐車場は西南の端にあり、1階フロアから遠くなります。このことから、庁舎正面の駐車場が必要であり、また黒橋八木線からの出入りが重要になり、黒橋八木線への右折、安土方面への通行は必要であると考えますが、説明を求めます。
 ほかの市町でも、正面玄関前に空き地がないところを除いては、大方の市町で便利なように正面玄関前に駐車場を設けて一番の出入り口としていますが、現計画ではあるのに使わない、こういうような理由が述べられているわけですが、正面、黒橋八木線から出入りを主にしないのはなぜか、こういった説明を求めたいと思います。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
             〔総合政策部長 青木勝治君 登壇〕
◎総合政策部長(青木勝治 君) 川崎議員お尋ねの新庁舎への進入路についてお答えいたします。
 新庁舎へ車で来られる来庁者の主となるアクセス導線は、中筋の市道黒橋八木線からではなく、南筋の市道区整東11号線から進入するユニバーサルデザインに配慮した雨天等の天候に左右されない全天候型の地下駐車場だと考えております。これは、来庁者が行き先に応じて3台のエレベーターの中から最寄りのものを選択され、垂直移動で目的の窓口に最短にアクセスできる最も有効な動線であると考えます。
 また、新庁舎前広場については、世代を超えて誰もが憩いの場として利用ができ、特に子育て支援や各種イベントなど幅広い活用が期待できます。
 また、将来構想の交流広場ゾーンとの連携により市民の多様な活動の場を提供できるものと考えております。
 また、災害時には防災広場として官庁街の貴重なオープンスペースとして位置づけられますことから、新庁舎前広場は日常的に駐車場として利用する計画ではありません。
 したがいまして、庁舎正面からの車の進入はあかこんバスやタクシー及び送迎による利用者が中心となります。このことも踏まえ、新庁舎を含む官庁街エリアの整備や土地利用計画及び道路計画を重ね合わせますと、黒橋八木線は道路法線のずれを修正するとともに、拡幅される歩道を歩行者と自転車が安全で快適に通行できるように計画し、快適なプロムナード空間の創出を目指すことから、車両との交差する箇所を極力減らすことが望ましいとして、庁舎への進入路は1カ所としております。
 また、幹線道路で4車線以上ある道路は一般的に円滑な交通の流れと交通安全の観点から、可能な限り交差点以外に横断箇所を設けないほうが望ましいことから、新庁舎から出る車両は左折のみとしております。
 ただし、緊急時において黒橋八木線は第1次、第2次の緊急輸送道路に指定されていることから、防災拠点となる庁舎へのアクセスは東西のどちらからも出入り可能な構造を計画しています。
 いずれにせよ、さまざまな要素を持つ庁舎でございますので、多角的な視点で総合的に判断し、安全で快適な利用しやすい道路として計画してまいります。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) その中で黒橋八木線と区整東5号線、こう言われても、区整何号線と言われてもわかりにくい、非常にね。こんな地図があって、区整東5号線というのはちょうどこの正面から平和堂へ抜けてる道、それとの交差点が大きく変わるよということを言うてはって、それともう一つ黒橋八木線が幅が狭くなるということを言っておられた。それともう一つは、私たちは通常北側の道路と言いますが、先ほど何か区整何とかというて言われた。何か非常にわかりにくくて大変なんです。
 そういったことから、この大幅な道路改良が行われるということはその病院跡地に対して何かその施設を誘致される、そういったことから車の流れが変わるんやとか、そういったこともあるのかというように思うんですが、病院跡地への施設の誘致はどのようなことを考えておられるのか、教えてください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) もともと当初から、病院跡地につきましてもにぎわい交流創出ゾーンという形で位置づけておりますんで、現在もその方向で進めておるところでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) にぎわい交流というように言われておりますが、前にも市長はこれはひとつ庁舎の建設と同時進行で行っていくためにも病院跡地を残す。そして、そこを民間にというように言われてたんですが、いまだにこれは決まっていないのですかと。それとも、めどが立っているのか、大まかなことでもあるのやったら教えてください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 現在も、鋭意そのことにつきましては同時進行になるように進めているところでございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) なかなか進んでいかないというように、私たちには見えてこない、なかなかオープンにされていないということに、なってくるのではないかなというように思います。
 そのプロムナードというんですか、プロムナード空間というんですか、道路の歩道を大きくしてというように言われるんですが、やはり先ほどからも防災の観点からもという話もありました。そういったことからするならば、やっぱし庁舎から右折、東、安土方面へ出られるのは確保するべきだというように考えますが、それでもやはりこういったプロムナード空間を設けるためにというようなことを考えておられて、それはされないんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先ほどの話、初問でもお答えしましたとおりでございますので、繰り返しになりますけれども、右折については考えておりません。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) されないということで、今の考えではそういうようなことを言っておられるわけですが、やっぱしそこでにぎわいを求めているということでございますが、そういうようなにぎわいを求めてやられるにしても、やはり土日祝日となると、こういうように考えます。平日は、そんなににぎわいが求められていくというようなことではないと思うんです。
 また、そういった中で庁舎に来られる方を最優先に考えるべきだ、このように考えております。
 では、その今の計画では、先ほども言われました庁舎南側の道路からの進入路が主になっていますと、このことから庁舎南側の道路を西へ行きますと八幡停車場線というんですか、通称ブーメラン通りの交差点には信号がありますが、東側の出町上田線の交差点には信号がありませんが、当然信号機のことについてはどのような考えをしておられるのか、お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 済いません。当然、南側の今先ほど申し上げた南筋ですね、市道の区整東11号線から進入することがふえてきます。その時点の交通量を考えた上で、信号というのは勝手に市でつけるわけにもいきませんので、当然そういう状況になったときにまた考えていく形かなというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、南側の道路を優先に使われるということですので、その辺もきちっと使っていってほしいと、このように考えます。
 次に、新庁舎を避難所とすることについてということで伺ってまいります。
 新庁舎内に八幡学区内の人口の10%、3日間避難できる場所を確保するとしていますが、市役所業務に影響が出ることが考えられますが、熊本地震の1週間後に熊本市役所を訪問する機会がありました。震災から1週間が過ぎているのに1階フロアには避難者がまだおられる状況があり、業務に支障が出ている状況がありました。3日間と限定されていますが、一旦避難された方々は次に行くところが確定するまで次の避難所にかわることができない。このことから、最初に避難したところに避難し続けることになります。
 災害直後の市役所は、特に市全体を見た緊急的な業務が求められます。市内の被災状況や職員の被災、その他の事柄から業務の混乱が予想されることから、市役所内の避難所はつくるべきでないと考えますが、説明を求めます。
 また、八幡学区には避難所として指定されている施設が10カ所とほかの学区に比べても多くあり、また施設が学区全体に点在しています。文化会館やひまわり館も避難所として指定されています。この10カ所の施設で何人ぐらいの方が避難収容できると想定されているのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、川崎議員の新庁舎を避難所にすることにつきましてのご質問にお答えをいたします。
 議員もご承知のとおり、市地域防災計画におきまして、避難施設については災害時に対応した水や電気等の設備を備え、各学区、コミュニティセンター等で中期的に避難生活することが可能となる施設と定義しております。
 八幡コミュニティセンターは、この避難施設としての機能を兼ね備えたセンターではございませんので、市庁舎整備基本設計の基本方針どおり、災害時に周辺住民の避難施設として市庁舎の一部を活用できるように市民利用の部屋や日常オープンにしているスペースなどを開放し、八幡学区の人口1割に相当します約1,500人が3日間、一時避難できる計画としております。
 議員ご指摘の混乱が予測されることにつきましては、市庁舎内に避難施設を併設することによるものではなく、日ごろから地域住民がいかに有事に備えて避難施設の円滑な運営に習熟しているかでもあるかと考えます。それは、市庁舎に限らず、各学区のコミュニティセンター等においても同様でありますから、避難施設の運営における避難者の受け入れ等についてシミュレーションをするなど、担当部署と地元、業者を交えた協議や事前準備、また訓練などができているかがポイントとなります。
 議長おっしゃいましたように草津へ行ったら大変やった。でも、草津の市役所は避難施設としての機能を最初から有しての市役所だったかというのは定かでないと僕は思う。恐らくないと思います、それは。行政事務をつかさどる庁舎へつくられたからだと思いますが、本市の庁舎の場合は最初から防災拠点であり避難施設だ、八幡学区の。これを機能として持つ庁舎でございますから、そこらはスタート地点が違うということと、もう一つは今回の市庁舎は今までの固定観念を払拭してもらわないことには、先ほど議員がおっしゃった職員の駐車場大事だ、さあ災害のときみんな車で来はる、どうすんねや。そのときは恐らく夜だったらガラすきであります。もしそれが不可能な場合、別にタクシーで僕は来ていただいてもいいと思うんですね。それは職員の努力の範疇だと思う。職員の駐車場を行政がきちっと用意しなさいという発想はもうちょっと卒業をしていただかないといけない時期ではないのかなと。
 先ほど部長からも説明しましたように、滋賀県でも職員の駐車場というのは一切確保していないところ、もちろん県もそうでありますけれども、もし車で来るなら自分たちで考えなさい、こういう時代ではないのかなと思います。
 もちろん、大変言いづらいことでありますけど、我々を含めて議員の先生方もぜひご理解をいただきたい。市民の皆さん方を優先していただくならばご理解いただけるのではないのかなと思っております。
 今までの市庁舎、行政事務をつかさどるだけという考えは払拭してもらわないことには、今回のこの市庁舎は何度も言うておりますようにいろんな機能を持たせるわけであって、そのことをどこまでご理解いただけるかなというところに尽きるのではないのかなと思っております。
 したがいまして、新庁舎の避難施設開設についても、今後関係者がしっかりと準備していくものと認識をしております。
 以上です。
 議長じゃない、議員が言われましたのは、草津の市役所でなく、熊本の市役所へ行かれたでしょう。だから、熊本の市役所では避難施設としての機能は有してないと、私はそのように理解をしている。だから、スタートが違うわけですね。だから、熊本は混雑してたと思う。混乱してたと思う。だけど、近江八幡は最初から避難施設として機能を有してるわけですから、だからそこらは大きく違うということをご理解いただきたいと思います。
 以上です。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市民部田村部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 川崎議員お尋ねの新庁舎を避難施設にすることについてのうち、八幡学区10カ所の避難所で何人の避難収容ができると想定しているのかについてお答えをいたします。
 本市の地域防災計画において、避難所は、地震、水害等によって短期的に避難が可能となる施設として施設名と施設の規模、いわゆる建物の床面積を表記しているものでございまして、収容人員は示しておりません。
 計画では、各避難所の収容人員の考え方は、その建物の有効面積に対し1人2平方メートルとして算出することとしていますが、それぞれの建物で避難所として利用するスペース及びその有効面積は避難所運営マニュアル指針をもとに各コミュニティセンターと連携を図りながら、避難所ごとに作成されます運営マニュアルや地域での訓練を重ねていただく中で協議を進め、実態に合わせた避難可能な人員を正確に把握していることが重要であると考えております。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) まず1つ目は、今の計画の中でどこの階まで新庁舎の中で避難をされる、避難者が収容できるのか。それと、ふだん業務との混乱を避けるためのシャッターだとか、どういうような仕切りをされるのか知りませんが、そういうような計画はあるのか。何階までを避難者が入られるのか、お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) まず、セキュリティーについては当然セキュリティーラインというのがありますんで、セキュリティーラインの中において避難の部分とを分けていくという形でおります。
 あと、1割の1,500人ということで、具体的には1階の多目的の交流スペースであったりとか4階、5階の会議室も含めて、それぞれ執務と関係ない部分におきまして受け入れていけるというように思っております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今の計画ですと、4階、5階もそういうのを使っていくということになりますと、やっぱりそのセキュリティーに関連しては、今からもうちゃんとそこにシャッターがあるとかそういうことが想定されているというように見ていいんですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 避難という形で対応するからには、その辺について今実施設計の中で詰めているところでございます。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 避難所として、市長は先ほど考え方を変えなあかんのやということからそういうふうに言われたんですが、今現にある滋賀県内の13市の中ででは避難所としては使っていないということです。
 庁舎を避難所として指定されていない理由は、災害時に市内全体のことを考えて指揮していくという最重要な業務に支障を来さないように配慮されていること、また庁舎内に避難者がおられるとその対応も大変だし混雑が予測されるので、避難所としては指定をしていない。このように皆回答をしておられるわけです。
 そういった中で、ここは文化会館が避難所としてあるわけです。そういったことからするならば、周辺住民の避難者が3日間避難生活をできる機能をつくり、庁舎は避難所でなく市内全体を見る重要な業務があることから、庁舎は避難所でないことを住民の皆さんに理解してもらう。こういった考え方もあるのではないかと思うんですが、文化会館にそういった施設をつくるということは考えておられませんか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 現在では、文化会館はあくまでも先ほど避難施設という位置づけでは考えておりません。庁舎を避難施設という形で位置づけを考えております。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 八幡学区には、先ほどもどんだけの人が収容できるかわからないと言われたんですが、10カ所ということがあるわけです。でも、市民アリーナを入れると11カ所の避難所になるわけで、そういった中で、先ほどは1人2平米と言われたんですが、避難所の考え方というのは座って半畳、寝て1畳、畳の分で言われるわけです。そうしたことからするならば、1人当たり約3平米ということで換算するならば、この面積を総合すると5,000人近い人たちがこの各施設に、避難所に収容できるのではないかなと思うんです。
 そういったことからするならば、この問題点はやっぱし3日間の水と電気、トイレ、こういったものが問題になろうかと思うんですが、水は各施設に、その避難所施設に浄水場の貯水槽やとか、また電気は太陽光発電などで賄うとか、トイレは、この間の防災の中ででも言われてましたが簡易式のトイレがいろいろ考えられてきて改良もされてきている。こういったことからも、そういったことを考えるならば、各点在している避難所の改装というような、そういうような付加価値をつけていくというんですか、そういうようなことを考えるべきだと思うんです。
 八幡学区のように避難所が点在している地域では、各避難所に対応する設備が皆さんは望まれるんではないかと思うんです。例えば八幡学区の北之庄や多賀、八幡堀周辺の皆さんがここの市役所まで来るということよりもやっぱし指定されている近江兄弟社学園やとか八幡中学校の体育館というように考えるのですが、その辺では考え方はどうでしょうか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 八幡学区のコミセンについては、防災拠点としてなってないと、金田も含めて先行しているところについては地域防災の拠点としてそれぞれのエリアの中に位置づけていると。八幡はないと。それが今庁舎だというご理解でお願いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 時間が、あとの時間がもうちょっとなくなりましたんで、次の質問に移っていきたいんですが、ぜひ私はそういう発電機じゃなくて太陽光発電も有効ではないか、そういったこともまた検討していただきたい。このようなことを申し上げて次の質問に移っていきたいと思います。
 岡山コミュニティエリアの整備事業に対してでございますが、岡山コミュニティエリア整備事業の費用がほぼ明らかになりましたが、岡山コミュニティエリア整備事業工事には平成28年9月の中期財政計画の中で事業費約37億5,000万円とし、また平成28年度の中期財政計画の見直し版では42億2,000万円と引き上げられているが、なぜこのような増額をされたのか。
 土地取得から現在までの事業など入札の確定後、項目別に総額は幾らになっているのかを説明を求めます。
 8月8日の入札で岡山コミュニティエリア整備の監理委託について不調となっていますが、これについての説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総務部益田部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 川崎議員の岡山コミュニティエリア整備事業の中期財政計画平成29年度見直し版における事業費の増額に係るご質問にお答えをいたします。
 中期財政計画につきましては、平成27年度、平成28年3月の策定時より毎年決算状況、事業の進捗、社会情勢、制度改正などの状況により見直すこととしており、平成28年度見直し版で見込んでおりました37億5,000万円から本年6月市議会定例会で岡山コミュニティエリア整備事業の追加分の債務負担行為として予算提案をいたしまして可決されました6億1,000万円を増額いたしまして、また周辺道路改良事業の精査により1億4,000万円が減額ということになりましたので、差し引きといたしまして42億2,000万円の事業費ということで、中期財政計画上、事業費を増額し算定をしたものでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 都市整備部小西部長。
             〔都市整備部長 小西正彦君 登壇〕
◎都市整備部長(小西正彦 君) 川崎議員の岡山コミュニティエリア整備事業のうち、所管するご質問にお答え申し上げます。
 まず、土地取得から現在までの事業において入札で確定した総額は幾らになるのかについてでありますが、現時点における契約額を申しますと、建築設計委託費及び設計監理費が合わせて約1億4,500万円、土地の取得費が約1億7,300万円、造成など工事費が約1億3,400万円、事前調査費など約500万円となります。
 また、小学校、コミュニティセンターの建設工事費といたしましては約33億2,600万円であり、現時点における岡山コミュニティエリア整備の契約総額にしますと約37億8,300万円となるものでございます。
 ただし、エリア整備に含んでおりますこどもの家の整備につきましては、平成30年度の事業となります。
 次に、岡山コミュニティエリア整備の設計監理費についてでありますが、平成29年8月8日に行いました入札では予定価格に達せず不調となりましたが、仕様の見直しを行い、8月24日に再入札を行った結果、株式会社山下設計関西支社が落札され、設計監理委託の契約を締結いたしたところでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今も言われましたように、こどもの家がこの中では次の事業となるということ、それからさきの質問者からも補助金の申請のために建設に関係した費用が明らかにできないということでございましたし、そしてこの中で規模というのは50名の2クラス、こういった規模で行っていくということが言われております。
 どうぞ、また費用等が明らかになり次第、決定次第、また開示を願いたい、このように思います。
 次の質問に移ってまいります。
 市立総合医療センターの看護体制についてでございますが、私も6月15日から1カ月を超える長期の入院となり、皆さんには大変ご迷惑をかけ、またご心配をかけましたこと、本当にありがとうございます。
 医療センター内の各科の先生、薬剤師、看護師さんの皆さんが本当に患者のために真剣に取り組んでくださっていることを感じました。本当にありがとうございました。
 1カ月という長い入院中にはいろんなことが私の周りで起こりました。病院は、他の職場と異なるのは人の命や患者の心と向き合う現場であるということであります。勤務が長くなり、どこかでマンネリ化が起き、気持ちが緩んできているのではないかと感じました。インシデントレポートやアクシデントレポートが提出されると思われますが、年間何件ぐらいあるのか、また看護体制が10対1から7対1に変わってからの状況はどのようになっていますか。その検証はどのようにされているのか。関係者のものとしてどのように共有されているのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合医療センター宮下事業管理者。
             〔総合医療センター事業管理者 宮下浩明君 登壇〕
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明 君) 川崎議員の市立総合医療センターの看護体制についてのご質問にお答えいたします。
 まず、インシデント、アクシデントレポートについてですが、このレポートは病院で起こった軽微なヒヤリ・ハット事例から重篤な結果を招いたアクシデント事例までを報告するシステムです。
 当院での過去3年間のレポート件数は平成26年度が1,408件、27年度が1,337件、28年度が1,470件となっているところです。
 なお、これらレポートのうちほとんどの報告は処置が必要でなかったもので、死亡例としてはございませんでした。
 次に、看護体制が7対1に変わってからの状況ですが、7対1を導入したことにより看護師の気持ちに余裕ができ、一人の患者さんにより深く対応できるようになったこと、重症度の高い病棟には3人夜勤から4人夜勤が可能となったこと、新人を初めとした看護職員の教育体制の強化が図れたことなど、看護の質は向上しているところですが、これによって直ちにインシデント、アクシデントのレポート数に影響を与えるものではございません。
 また、インシデント、アクシデントの検証についてでありますが、当センターでは安全文化を推進するために、実害がなくても医療安全上の問題があると思われる事象は全て報告するよう職員に周知いたしております。
 この考えが次第に浸透してきており、レポート数としては若干増加しておりますが、決して重大事故の発生が増加しているわけではございません。
 このように、報告されたレポートをセーフティーマネジャー部会等の下部組織が集積、分析して、月に1度、事業管理者を含む医療安全管理委員会で協議しております。
 さらに、医療安全に関する情報は、院内メールで医療安全通信という形で周知したり、医療安全講習会等により全職員に情報を提供して安全文化の醸成に努めております。
 最後に、議員からご指摘いただきましたように、中には仕事がマンネリ化して気が緩んでインシデント等を起こしてしまうスタッフもいることから、患者さんの命と向き合って仕事をしているのだということをいま一度全スタッフが認識し、日々医療安全には十分配慮し業務に当たってまいりますので、議員のご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) インシデント、アクシデントがあったということであります。そんなものはなくならないとは思うんですが、やはり大変な状況にあるんだ、現場ではそういうことが言えます。
 現在の看護師さんの対応を見ていますと、昼の部の対応はまだまだよいのですが、夕方から夜間の体制に余裕がないように見られます。特に、夕方の食事の配膳時には看護師の体制が夜勤の体制になっている関係で人数が少なくなっています。食事の配膳やその後のケアなど、看護師さんは大忙しです。自分で食事のできない患者さんへの食事や排便その他のケアにも本当に献身的に看護されています。
 そこで、食事や排便などは看護師さんでなくても、ほかの方ででもできるのではないか、そのような考え方をしました。その時間帯だけの応援はできないものか、お尋ねをしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合医療センター宮下事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明 君) 川崎議員のご指摘はごもっともなことでございます。
 医療の質が上がり、看護の質も上がるにつれ、業務量がふえてまいりまして、いわゆる看護師でなくてもいい業務に関しましては、看護助手等を本来は採用して、そちらの者に業務を助けていただくと看護師本来の業務に専念できることはわかっておるんですが、今看護助手が近畿だけにかかわらず全国の病院で不足してまいっております。
 といいますのは、以前看護師は3Kと言われて、汚い、きつい、それから危険というような業務で、全ての患者さんの身の回りの世話をしたりしていたんですが、その業務が次第に移るにつれ、今度は看護助手が不足してきたというのが現状でございます。
 我々もホームページを通じていつも看護助手の募集をしてはおるんですが、なかなかこれが集まらないというのが今現状でございます。
 以上です。
○議長(田中好 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 素人考えで浅はかなことを申し上げましたが、やはりそこで体験していると本当に看護師さんは一生懸命やっておられる。でも、やっぱし回り切れないときもあるんだということを申し上げておきたいと思います。
 どうぞいい医療が受けられるように私たちも願っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
 これをもちまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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