録画中継

平成29年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月14日(木) 個人質問
加藤 昌宏 議員
(1)議会否定の「禁じ手」、「馳走」のフライングについて
   ①議会と市長の関係について
   ②議会制民主主義について
(2)若宮町「明るいまちづくりのための請願」について
   ①請願第12号(平成元年12月11日採択)の実現に向けて
   ②統括的な取組みについて
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。
 よろしくお願いします。
 まず、7月の臨時議会から1カ月半ほどがたちました。改めて7月の臨時議会を思い起こしながら、お互いに議論をしていきたいと思います。
 7月21日、臨時議会が開催され、「近江八幡市庁舎整備等基本計画」の是非を問うことに関する住民投票条例についての議案が市長の反対の意見を付して議会に提出されました。そして、7月28日に陳述がなされ、議会としての質疑、審査が行われました。
 これは地方自治法第74条第1項、有権者の50分の1、いわゆる2%以上の署名を集めることによって条例の制定を請求することができるという規定により、8,118筆の有権者12.5%の署名が集められ、住民投票の実施が請求されたものです。
 これら住民は、市庁舎の建設に95億円もの支出に疑問を持つとともに、建設場所をめぐっても目の前の旧病院跡地になぜ建設しないのかなど、市民置き去りの事態の推移がこの署名への結集につながったものと考えられます。
 それなら、住民投票によってその是非を問う方法で住民の意思を示す方策を求めたものとして、法に基づいてなされた請求に真摯に向き合うことが求められたものです。
 ところが、8月1日付の市広報「馳走」欄に、まだ審議中にもかかわらず賛成少数で否決されましたと書かれた内容が市民に配布されるという二元代表制のもとでの執行部と議会の関係で前代未聞の事件が発生をしたのです。
 このことにつき、二元代表制の一方の代表である市長としてどのようなご認識なのか、まずお伺いをいたします。
 また、議会制民主主義という観点から、この件についてどのように考えておられるのか、お答えを願いたいと思います。
 以上、初問とします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部今井理事。
             〔総合政策部理事 今井良治君 登壇〕
◎総合政策部理事(今井良治 君) 加藤議員の広報「おうみはちまん」の馳走の件につきましてお答えをいたします。
 このたびの広報8月号の件につきましては、さきの山本議員にお答えしたとおりでございます。
 通常は広報の発行日、すなわち各月の1日もしくは15日に市民の皆様の手元に届くことを想定して紙面を編集、印刷し、納品をいただき、自治会を通じて配布いただいているものであることをご承知いただければと存じます。
 一方、議会制民主主義という観点からどのように考えているかというお尋ねでございますが、繰り返しになるかもわかりませんが、先を見越してあらかじめ予想できる案件の結果について予定稿として作成すること自体は報道機関や出版業界では日常的に行われているもので、公表するタイミングは別として、問題となるものではなく、そのことと議会制民主主義とは別の問題であり、決して議会を軽視しているものではないということをこの場で申し上げさせていただきます。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 市長にお尋ねをしたんですけども、担当課から答えていただきました。
 私は、今、議会運営の手引と、これを24名の議員一人一人持っております。私ども議員活動をやるに当たっては、これを一つの指針として活動しているということであります。
 この議会運営手引は、合併以降議会基本条例が平成23年4月から施行しました。ここでこの手引の冒頭に、二元代表制の一翼を担う議会としては、議決機能や監視機能をより発揮して、政策形成機能の充実が重要になっていることを踏まえ、議会運営、議会改革を進めていくということで、鋭意議員団としては努力をしているということであります。
 そして、あわせて制定しました議会基本条例第2条、議会の活動原則、議会は市民を代表する議決機関として公正性、公平性及び透明性を重視して市長等執行機関の市政運営状況を調査し、または監視するものとすると。このように表現しています。こういう立場で私ども議員として活動をしてきたことであります。
 こういう議会の活動内容についてご存じでしょうか、まずお伺いをいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 十二分かどうかは皆さん方がご判断をしていただかなきゃならない問題だと思いますけれども、僕は理解をしているつもりであります。
 ただ、先ほどのところで、私は答弁してもいいんですけど、これは内部事情で出られません、これは順番が決まってますもので、これはご理解をいただきたいんですけれども、だから僕が答弁しなくても、これは近江八幡市の答弁だということでご理解をいただければと思います。
 それともう一つ、議会制民主主義ということは非常に大事なことでございまして、例えば今の会で本当に議会制民主主義が守られているのかなという嫌いも、それをやはり支持か、あるいは一緒に運動をなさってる議員がおられるとするならば、その人たちも議会制民主主義をじゃあどのように思ってなさるのかなと。否定をされてることになりはしないか。
 どこで決まったんや、病院の建設はどこで決まったんや、これは議員で決めていただいたんですやん。それをこんなことは決まったらへんねやとか、そういうことを仮にその会に関与してなさる議員がおられたら、これは議会制民主主義を否定なさることではないのかな、こういうふうに思います。
 もう一つは、そのいわゆる運動団体の新聞を読ませていただきますと、市民が使う施設や、だから市民が使う施設だから市民が決めるのが当然だという文言があるの、これはご存じだと思う、皆さん。じゃあ、議会って何なんですか。僕は、そこには市民が使う施設なんだから市民を代表する議会で決めていただく。その議会で判断が難しかったら、これは野洲のように住民投票、いろいろあるわけですやん。そこに関与している議員さんがなければいいんですけど、もしあるとするならばその人みずからが議会制民主主義の否定をされることと同意語になると、こういうように思ってるんですね。
 だから、そこのところをきっちりとご理解をいただいた上での質問をぜひしていただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 市長としての議会制民主主義を語られました。二元代表制という表現もあります。地方自治体は首長も議員、いわゆる議会も市民に直接選挙で選ばれる、強い権限を持つ首長に対して議会は議決権を持ち、予算も条例も議会が賛成しないと実行できない。こういう関係にあるという二元代表制の趣旨が述べられております。
 ことしの1月ですが、議会では議会基本条例を制定しましたから、それの研修を議員クラブでやりました。このとき、議会基本条例の検証と、こういうことで全国市議会議長会の法制参事、いわゆる法律制度の関係に携わっていた方ですけども、その先生をお招きして勉強した経過があります。ここでも二元代表制のあり方について述べられました。
 それから、これは全国市議会議長会の議会のあり方研究会というところが出している冊子です。この中にも議会として首長との関係はどうあるんだと、こういうことが先ほど説明したとおり述べられております。
 それから、議会事務局にたくさんの研修の内容が来ます。これも議会のあり方についていろいろ勉強する機会があるんです。
 もう一つは、これは総務省自治行政局行政課というところが地方議会制度等についてということを文書として出しております。
 この中で地方議会制度、これは議会と首長との関係で相互に牽制し合う、それと双方は対等だと、こういうことが書いてるんです。そして、議会の最大の権限は議決権だと、これは市長もたびたび言われるように、議決というのは重いものだと、こういうことを言われております。議決しなければ私は何もできないんだと、そういうものなんです。
 今回の馳走の、私は先走り掲載と、こういうように表現しますけれども、議会の権限の領域に市長が入ってそれを侵したと、こういう問題ではないかと思うんです。そういう意味からすると、これは議会制民主主義を根底から崩す、そういう行為であったと私は理解をしております。
 そういう意味で、この問題についての認識を問うたわけですけども、予定稿ということだけで説明をされました。私は、予定稿というのは、当然予定されたことで、それに対応する措置が準備されていなければならない。それが後で気づかれて慌てて手直しをしたという経過がありますけれども、この辺については私は納得いかないんですけども、再度市長の考えをお聞かせください。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 何度も申し上げておりますが、大変申しわけないんですけれども、行政には今日までいろんなミスがございました。新聞等でごらんになったわけでありますけれども、皆さん方も。
 例えば今回立て続けにあったことは、1つはいわゆる税金を滞納なさった人たちが払ってもらえなかった、そういったとき法にのっとってその方の持ってなさる資産を差し押さえをしなきゃならない。これは法治国家でありますからやっぱりやらせていただくんです。だけれども、全納していただいたら差し押さえを解除しなきゃならない。それができてなかったんです。これも行政のミスなんです。非常に迷惑をかけました。わびにも行きました。
 もう一つは、またその後で起こったことが、車検切れの車を40日間知らずにそのまま使用してた。これは凡ミスと言えば凡ミスなんです。あってはならないことなんですね。法を守らなきゃならない自治体とすれば。やっぱり我々を含めて職員にも気の緩みがあったんだろうということ。これもわびました。
 今回の馳走も、8月1日に予定どおりといいますか、昔のように30日に持っていきゃあこれは問題なかったんです。たまたま27日というのは、前に申し上げましたように、印刷屋さんと契約しておりまして、1日では遅いと言われたことがありますから、だから1日から3日前にはコミュニティセンターへ配送してくれるという契約になっておるわけですね。それは土日の場合は前倒しでやってくださいと。
 だから、一番ええ例が皆ご存じの6月を思い出してください。6月27日は6月議会の最終日だったんですよ。同じ金曜日ですやん。そのときも同じように6月議会のことは私は原稿に書いてるんです。それも予定稿なんです。だから、全部、上程させていただいた議案は議員の皆さん方の理解でもって、これは可決していただきましたというのが載ってるん。たまたま配られた、そのようになるんですけど、早く議会が終わったんです、6月は。調べてください。それで、皆さん方も問題視されなかった。
 今回は19時に議決になったんです。それ以降だったら、それが気がつくのが遅かったんですね。これを凡ミスだと言うてる、僕は。そこが問題だった。それが28日だったら何も問題なかったんです。もう現に議会済んでるんじゃないということで。だから、加藤議員おっしゃってる、前もって予測する、あかんやないかと、そんなことは人の心はわからないんですよ、何を思ってるかは。そんなこと思ったらあかんというのと一緒で。だから、それはこういう世界では予定稿というのがあるわけですから、それがあかんということにはこれはならない、これははっきり申し上げておきたいと。
 ただ、配布をする、その時期が配慮が足らなかったなと。それも気がついて言うたんですけれども、恐らく議員の先生方へ行ってなかったと思う。恐らく行ったのが1日で行ったら早いほうだと、たまたまある学区でごく一部の人に行ったと。でも、ごく一部の人に行ったとしてもこれはやっぱり我々の不備でありますが、これは全て先ほど言いました差し押さえの開示の問題も車検切れの使用も、あるいは今回の配布のいわゆる仕方、日数も、やっぱり問題が起こったのは全て市長の私に責任があると、こういうことを申し上げてるところであります。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 私はホームページを開きまして、市長のプロフィールというところを開きました。これでいきますと、冨士谷市長は、4年間、近江八幡の市会議員をやられて、その後県会に行かれて12年間ぐらいですかね、13年ですか、その間議長までやられたと、こういうことです。いわゆる議会人として活動された。それ以降、近江八幡の市長になられて10年と9カ月か10カ月か、そのくらいやられて、いわゆる議会側も、それから首長の側も経験された押しも押されもせぬ政治家としてここにおられると。こういう認識を私はしております。
 そういう中で、議会と首長との関係、執行部との関係がどうあるべきかというのは十分理解をされてるんだろうと。したがって、この間の政策懇談会、その後の9月1日付の広報でおわびの文章が出ました。これだけの経験をされた市長やから、間違ったことをしたと、議会を傷つけたと、この際やっぱりおわびをしとかなあかんと、こういう気持ちで出されたんではなかろうかと私は推測をしました。
 だけど、このおわびの仕方はだめです。何でかというと、公用車の車検切れの問題、それからいわゆる差し押さえ解除の問題、これと一緒に今回の問題3つあわせておわびなんですよね。前者の2つは日常の行政の業務の中で起きた、これまでもよそでもあるさまざまな失敗ですよね。ここはやっぱり緩みがあったということで直してもらわなければならない。
 いわゆる差し押さえの解除のときに、私もそれは相談を受けましたんで、議会の中でこれはお互いに緊張感を持って、議会もですよ、緊張感を持って今回のこういう問題を起こしたことをきっちりと受けとめようということで私は緊急質問を提案しましたけれども、これは残念ながら否決されましたんで実現できませんでした。
 だけど、今回のこのいわゆる先走り掲載というのは、私がこのタイトルの中にも書いてるように、議会の「禁じ手」、それから「馳走」のフライング、こういう表現をしたんですよ。禁じ手というのは、相撲でいえば拳で殴ったりまげをつかんだりしたらこれは禁じ手なんですよ、だめなんです。フライングという言葉でいえば、先ほども陸上の競技がありましたけども、ウサイン・ボルトですか、あの選手がスタート失敗しました。あれで失格になったんです。そういう性格のものだということを市長として、今回これだけの経験を積んでこられた市長として認識されたのかどうか。この辺を私はどうしても聞きたいんですわ。ぜひともお答え願いたいと思います。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 何度も申し上げますけど、7月の原稿だけ8月1日を載せるだけじゃない、今ずっと11年間近くやってきてるわけです。それで、直近の6月もあったんです。同じことやってるわけで。何が違ってたか。配布の時期の配慮が欠けてたと。開き直ってるわけじゃないんです、これは。それが気がつくのが遅かった。それがもっと早く気がついておればこういう議論はなかったと思いますね、僕は。
 だから、それは僕の責任だ。でも、もっと言えばやっぱり職員さんもそこら辺は緊張感持っていただいて、従来ずっとやってきたから問題ないだろうなと、こういう安易な気持ちもなかったとは言えないと思います。今までやってきたわけですから、何ら問題がなかったわけですから。それが、今回は終了は21時でしたけれども、議会は。議決になったのは19時でしたから、最近に余り例を見ないような議会でありましたから、ちょっと気がつくのが遅かったんだということでございまして、それは加藤議員が言いたいことは予定を前もって書くことがおかしい。
 こんなことは人の心で書いてる、たまたま字で書いてるだけであって、皆さんだっていろんな心を持ってなさると思う。ほんな心を持ったらあかんと言うてるのと、僕は同意語だと思いますからね。そこのところは加藤議員が幾ら言われたって意見の分かれるところであります。
○議長(田中好 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 予定稿と別に、未定稿というのもありますよね。あれ、未定稿というたらパーンと判を押すんですよ。これはまだ定まってませんよと、原稿としては。予定稿は予定ですから、これもある意味定まってないんですよね。なら、それを定まってない、定まるための手続も必要なんですよ。これをやらずに、7月もやったから今回もいけるだろうという、そういう常態化をしているというところに市長としてこれもいけるというおごりがあったと。緩みじゃない、おごりがあったと、こういうふうに私は理解をしてるんです。
 その一つの例として、9月号のおわびについて、担当課が気づき、すぐ配布停止を依頼しましたが、一部の学区で間に合いませんでした。まことに申しわけなく思っております。これは事実と違います、これは。28日に、午前中ですよ、お昼ごろにある自治会ではこの広報がおろされたんです。配ってくださいと。おろされとったのが、そこの午前中にとめられたと。まくのをちょっとやめてくれと。そして、その後、午後4時過ぎ、この段階でもうまいてもよろしいという指示が入ったと。だけど、4時というのは、そのくらいの時間は、7時に議決してるんですからまだ終わってないんですよ。ということは、そういうことがやられたという事実があるんですよね、現場では。
 ということは、これは裏を返せば、一旦気がついてとめようとしたけれども、またよろしいと言ったのは誰かが決裁したんですよ。昨日の山本議員のところで最終の決裁は私がすると市長は言われました。その決裁をしたから、これは配られたんですよ。だから、ここもフライングしてるんですよね。こういう事実があるということ。地元でたくさんあるんですよ。テレビの前でこの広報を読んでたと、こんなこと載ってるというて今議会やってるやないかというて気がついた人もいるんですよ。そういうもんですからね。
 だから、市長は悪なれをして7月もやったから今回もできるということでゴーサインを出したと、こういうことやないですか。こういう扱いをしてるということは、やっぱり市長はフライングを起こしたと、禁じ手を使ったと、こういうことになるんですよ。
○議長(田中好 君) いいですか。
◆20番(加藤昌宏 君) どうぞ。
○議長(田中好 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) その記事は、私は担当から言われるとおり書いただけであります。そういうことでしたよということは、事実こういうて。もう一つは、そのゴーのサイン、きのうの山本議員ですかね、きのう、決裁というのは原稿はこれでいいですかと、何も私の文章だけじゃないんですよ、全て広報のこれがいいですかという決裁をするんですぞ。配布をいつしますからというこんな決裁なんて、全然ないんです。それは常識、常識というか、業者と契約してるから、その範疇でやってもらってますから。それは誤解のないようにしてくださいよ。
 幾ら加藤議員が、予定稿つくること自体があかんねやということを言いたいと思いますけれども、それはこういう世界のもんは報道機関の人もそうですし出版業界の人もそうでしょう。みんなそれぞれ文章で書くか心で思うてるのは、こんどあったらこれを書こうかというように思うわけですね。我々やって、また今度10月1日来るわ、じゃ何書こうかなというて心の中で文章をつくってるんですよ。それを文字にしてるだけの話じゃないですか。
 それを、幾らそれをやめよって、人間ですからやめようがないん。それはその人の判断。だから、ただ間違いは何度も言うように、申しわけなかったなというのは配布の時期を間違えた。これは大きなミステークです。これはフライングと言われるとフライングでしょう。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 市長、私のところも電話が市民さんから入りました。今度のおわびの文章で、ガバナンスの徹底を図り、全職員が緊張感を持ちながら業務に当たるよう強く指示したところでありますと、こういう表現がある。ガバナンスって何やと、こんな横文字の片仮名の文字使って説明するというのがごまかそうとしてる証拠やと、こういう電話が入ったんですよ。なるほど、ガバナンスというとわかりにくいやろうなと思いました。
 だから、私は3つの問題で緩みがあったとおわびをした市長の話は、これはごまかしやと。お茶を濁すという言葉があります。お茶を濁すというのを私辞書を引いてみますと、適当なこと、いいかげんなことを言って一時しのぎでその場を取り繕うと、こういうことでした、解釈は。もともとはこの語源は、茶道のところでお茶を濁すという、素人の人がお茶をたてるときに濁すというようなところから来たようですけれども、こういう内容なんですよ。
 だから、私は本当におわびをするんだったら、今回議会に対して迷惑をかけたという意味でのおわびがあって当然じゃないかと思ってるんですが、いかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 先ほどから何度も申しわけなかったと言うてることではだめなんですか。ただ、加藤議員おっしゃられた、冒頭、きょうの質問は2問で、時間がないから。だから、午前中で1問やります。これは議会制民主主義を否定してることでしょう。皆さんが先ほど言われたこのマニュアルにありますか、そんなことは。議長が判断するんでしょう。同じことなんですよ、それは。誰が、議員がそんなことを判断できるんですか。私はここまでの質問やりますよ。議長が判断というふうに書いてますやろ、そこのマニュアルは。だから、そんなこと言いかけたら切りがないんですぞ。
 だから、ガバナンスは何ですかと言われたら、これは加藤議員やったら優秀な方ですから、ガバナンスとはこういうことですよ、僕だったら言うてあげますわ。これを、電話があったと、それはもう皆さんがというか、仲間の人がというか、1人言われたら100人は言われてるようなことをよう言われます。市民が言うてる、市民が言うてる、そういう手法は僕はこの世に通用しないと思います。
 もっと堂々と膝を突き合わせて、だから僕はいつでも言うてる。何かあったらこの建設高い、95億高い、冨士谷があかんねやというんやったら呼んでくださいよと、その会合に。いつでも行きますと言うてる、僕は。一度も呼んでくれてない、それ。何でなんですか、それ。これが民主国家じゃないですか。膝を突き合わせて。それが自分たちの土俵の中で相撲をとって、ひとり相撲とって、あれやこれ、こちらの意見を言うところは全然ないんですぞ。
 僕は、もうちょっと開かれた、議会というのはお互いが腹を割ってしゃべり、皆さんの前でしゃべったらいいと思うんですよ。だから、これからでも決して遅くない。市の庁舎の問題に限らずどんな問題でも、問題があったら言うてください。僕はいつでもどなたとでも気軽にしゃべります。朝6時半に来ていただいたら会いますよと、僕は。それで、返事が遅かったら、先ほども言いました大林さんに、4年も放っといた、何で言うてくれなかった、申しわけないけれどもと。僕は、もし、人間のことや、忘れるかもわからんから、もし余り返事が遅かったら言うてね、必ず別れるとき言います、それは、人には。
 だから、攻撃だけが私は全てじゃないと思いますね。攻撃、対立は何が残るか。これは溝だけが残るんで、僕は市民が決してプラスにならないと。皆さんも同じように、近江八幡市がよくなる、すなわち市民が喜んでる町をつくろう、喜んでいただける町をつくろう。同じ願いだと思うんですよ。それが、言われたように自分の言われたことはどこか棚に上げておいて、ほれだけをやられるということが、これはいかがなもんかな。
 先ほど言いましたように、きょうの質問は最初に1つだけしておきます。それは議会を否定したことなんですよ。同じことなんですよ、それは。どこが違うんですか。
○議長(田中好 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) そこの最初の問題については、事前に私に議長からそういう手続上の連絡があったから一言そういうふうに断っただけの話なんです。そういうことなんです。
 それで、市長として今この問題に絞って大いに議論したいんですよ。ほかの庁舎の問題とかということを、私はね、臨時議会はそうでしたよ。だけど、今ここで言うてるのは市長のフライングのことを言うてるんです。このことで議論を深めたいと。議会と、それから執行部、首長との関係はどうあるべきだということを今議論してるわけですわ。でないと、これからの議会の機能、権限が侵されてると私は認識してるからね。これはあかんというふうに思ってるんですよ。だから、そこを市長にきちっと反省をしていただきたいと、こういうことなんです。
 そこで、市長のところに抗議文が行ってると思います。7月31日に共産党の会派として抗議文を出しました。それから、市民が考える庁舎の会から8月4日の日に抗議文が行ってるはずです。それと、議会から17日に議長名で抗議文が行ってると思いますが、これをどのように受けとめたのか、お聞かせください。
○議長(田中好 君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 抗議文は十分読ませていただきました。議長からは、これは手渡しであります。あとの最初の2つは、僕は手渡しではもらってません。秘書課を通じて受け取ったので、目は通しました。議長からはいただきました。議長にはわびを入れました。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 議会にはおわびを入れたと。そのおわびの内容が今回の9月1日付の広報と同じ内容のおわびだったと、こういうことで理解していいんですね。
○議長(田中好 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 理解は加藤さんがされるわけでありますから、それは私がどうこう言う筋合いではないと思いますから、どうぞご自由に理解してください。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 私は、やっぱり近江八幡市の市長としての今回の認識を問うてるわけです。しかも、ベテランの政治家、冨士谷英正市長が今回このようなフライングを起こしたと。このフライングが予定稿をあれして配布時期を予測しなかったということに持っていってるんですけども、まずそういう形で議会の領域である議決権という一番重いところ、ここの部分を侵したという認識が今のやりとりの中でないんですよね。
 そこで私ちょっと一言お聞きします。
 こういうときに女房役として副市長がおられると思いますが、今回の市長のこの行為に対して、場合によってはこれはやっぱり自制をしてもらうとか、アドバイスするとか助言するとか、こういうのが私はそばに控えている副市長の立場ではないかなと思ってるんですけども、副市長としてのご認識もお伺いしたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) 今までいろんな、事細かく市長は思いを説明されたわけであります。過去もずっと話をされました。今までもこういうことでさせていただいたということで、やはり私たちは行政をスムーズにやる羅針盤のもとにおいて事業執行してるわけでございまして、現在市長がお話しされとる内容が、私は女房と言われますと女房になるわけでありますが、ここはこういう方向やという認識をしております。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 市長の認識でよろしいと、こういう認識だということですね。
○議長(田中好 君) 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) 改めて確認をされますと、そうでございます。
 やはり、先ほど議員さんもいろんな視点で言われます。ウイン・ウインの関係というのはやっぱり大事でございまして、近江八幡市は議会でいろんなことを取り決める、もちろんそうでございます。原点は当事者、市民でございまして、市民がどのような方向に導かれるかということが一番大事でございまして、今回の事案につきましてもやはり羅針盤のもとに進めておりますので、こういった形で確認をしていただいても結構でございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 再度改めて私は言いたいんですけれども、憲法のところからひもときたいと思います。
 第8章に地方自治という章があるんですね。そこの93条2項で、地方公共団体の長、市長のことですね、またその議会の議員はその地方公共団体の住民が直接これを選挙するとされています。これは二元代表制なんです。そして、議会の役割は、先ほども言ったように長が執行する内容について監視をすると、あるいは牽制をするという役割があるんですよ。
 文句を言ってるわけじゃないんですよ。そういうふうに受けとめてもらわんとあかんわけです。そういう形でさまざまな角度からの意見が出されて、それで一つの形ができ上がると。だから、議論が必要なんです。それを無視して、おまえのところはそういう議会制民主主義を無視したようなやり方をしてるとか、そういうことじゃなくて、それは真摯に意見として受けとめるというのが市長に求められているというのがこの考え方だというふうに私は認識をしております。
 そういう意味からすると、今回の署名の問題についても住民投票条例の制定の問題についても、それを真摯に受けとめて、それを議論を深めると。その結果どうだったんだという形をつくらなければならないというふうに思ってます。
 そういう意味から、私は残念ですけれども、市長は依然として予定稿の扱いにこだわって、それが間違ったというところだけで終わらせようとしていることが非常に残念です。首長としての権限も一方でありますけれども、議会との関係はやっぱり対等だという関係で議会の領域を侵してはならないという気持ちを持ってやってもらわなければならないと私は思ってるんです。
 そういう意味からすると、今回フライングとか禁じ手とかという表現も使わせていただきましたけども、果たして今の回答を受けて市長としての資格があるのかなと、これからも、ということを思わざるを得ないんです。資格がなかったらウサイン・ボルトだって走らせてもらえなかったんですね。そういう問題を抱えているということをどれだけ認識するかと。私は最初はおわびをするというのがそういうことをこういうことで表現したんだなというふうにある意味いい面で捉えた部分もありました。だけど、一方でやっぱりごまかしてる部分もあるなということで捉えました。
 だから、何らかの形でやはりこれは胸に入れてもらって首長として今後議会とのかかわりをどうしていくんだと。でないと、議会制民主主義も二元代表制の仕組みもそこで壊れてしまうんですから、そういうことを申し上げて、やはり市長としてはほんまにこの職を辞職するという、それに値するという内容を持ってるんですよということを私は言いたいんです。場合によっては、今までの例からいきますと、いや、その責任をとって減給をしますという話もありましたよね。事この問題については、そういう問題であるということを申し上げて、私のこの問題についての質問を終わりたいと思います。
 あと、市長の、私はこれを毎回言いましたけども、食い逃げ発言と言わせてもらいます。最後のこの発言は、議長、もうとめてください。よろしくお願いします。
○議長(田中好 君) いや、どうぞ、市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 議会でありますから議長の許可をいただきましたので、加藤さんのあれじゃありませんから。
 ほんで、あなたのご高説は聞きましたけれども、それは世間に通用しないと思いますよ。自分の、いつも言うてるけれども、きのうもちょっと言うたんですけれども、同僚の議員さんに。全部決めてかかってるんですよ。これは間違いない、これは、そういうところが僕は間違いだと。だから、独善主義者と言われるところがそういうことも出てくるんじゃないのかなと思うんで。別に加藤さんが独善主義者とは言いませんけれども。
 だから、結局はお互いこれから気をつけましょうと。加藤さんも気をつけてください。あなたも議員されて5期、6期でしょう。ベテランの部類だと思うんですよ。だから、我々のほうが年齢はまだまだはるかに若いんですから、後輩としてうまいことこれからもよろしくご教授をしていただければ大変ありがたいかなと。それの目的は一つ、市民が幸せになる町をつくりましょう。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問の途中でございますが、ここで休憩いたします。
               午後0時14分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時31分 再開
○議長(田中好 君) それでは、再開いたします。
 加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それでは、加藤昌宏でございます。
 昼からの2番目の質問をさせていただきます。
 若宮町から出ている議会で議決した請願の問題です。
 若宮町は、昔は大いに栄えた近江八幡市域の中でも誇りある町として先導的役割も果たしてこられた町だと認識をしています。
 ここの自治会から平成元年12月、今から29年前に旧近江八幡市議会で請願が採択されています。明るく住みよい若宮町をつくるための総合的諸事業の実施についてという内容です。
 その請願内容は必ずしも具体的ではありませんが、総合的諸事業をハード及びソフト事業両面の内容を一般政策の事業として優先的に実施することを求めています。
 これまで毎年6月に、報告案件として議会請願に関する調べでその進捗が報告をされています。本請願事項は各所管課の取り組みを総合政策部まちづくり支援課が取りまとめる形で報告をされています。
 具体的に何を実施するのか、必ずしも明確ではありません。29年を経過してどの段階でフィニッシュとするのかも不明確です。いま一度課題を明確にして、その進捗を整理する必要があると考えます。
 当局の考えを聞かせてください。また、各所管課に任さればらばらな感じでそれらが総括的に把握されずにいます。各部署と統括部署の連携で取り組まれることを求めたいと思います。お考えをお聞かせ願いたいと思います。
 以上、初問です。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 若宮町の明るいまちづくりのための請願に関する加藤議員のご質問にお答えをいたします。
 この請願は、平成元年12月議会におきまして、若宮町自治会から明るく住みよい若宮町をつくるための総合的諸事業の実施についてと題する請願が出されたものでございます。
 この請願が出された背景としまして、昭和44年に同和対策特別措置法が制定され、国費を投じた同和対策事業によりインフラ整備などの生活環境の改善が進められることになりました。しかし、昭和44年に若宮町は町全体の総意として同和地区の指定を返上されたため、同和対策事業の対象とはならず、生活環境の改善は進んでおりませんでしたので、そのような経過等を踏まえ、平成元年12月議会に今後のまちづくりの総合的な諸事業、ハード、ソフト事業を一般施策の事業として優先的に実施されることを求める請願申請が出され、請願が採択されたところであります。
 当時の議員の中でも、具体的な内容や費用等についても質問があり、議論がなされたようでございますし、過去の経緯も踏まえて請願内容は精神条項的なものとしてまとめられたように聞き及んでるところであります。
 その後、市では、この請願を受け、地域から出された各種要望に対して地域のまちづくりの推進のために数々の施策に取り組んでまいりましたものの、取り組み内容が多岐にわたり、具体的な進捗が見られなかったこと等もございましたので、平成22年2月及び6月に地元と協議を行い、最終的に農用地区域の見直しと上水道整備、そして道路整備の主要3点に絞って今後の取り組みを進めることとし、全庁的に若宮町のまちづくりに取り組んでまいったところでございます。
 このうち農振地除外につきましては、平成25年6月議会で完了報告を行い、また上水道の石綿セメント管更新工事につきましては平成28年3月末に完了したことを同年6月議会で報告させていただき、現在は市道若宮上田線道路改良事業として用地確定、用地補償交渉に取り組んでいるところでございます。
 なお、本請願事業に関します各所管課の取り組みをこれまで自治会所管部署が担うことになっておりましたので、現在は総合政策部まちづくり支援課で取りまとめをさせていただき、議会に年2回、6月と12月定例会で報告をいたしているところであります。
 議員ご指摘の各所管課に任され、ばらばらなので統括部署が必要とのご意見でございますが、現在は1事業の執行途中のみとなっておりますことから、事業分化、分散は生じないと考えており、引き続き当事業の所管課が進捗把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 私もこの請願の調査の調べのところをずっと過去からひもといてみましたけども、具体的にやはり合併以降、冨士谷市長になってから個々の課題で進んでいるなという実感はあります。
 先ほどの市長の説明でいきますと、一応今の段階で整理をされて農用地、いわゆる農振地の除外の問題と上水道の布設の問題、鉛管、あるいはビニール管布設の問題、それといわゆる集落の外回りの上田若宮線を指すんですかね、そこの辺の道路整備、これは都市計画道路として設定されてるんですけども、この3点を軸に考えているということでよろしいんでしょうか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えします。
 市長初問答弁にありましたとおり、その3つということで、現在は1つという認識でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) もう一点確認させてもらいます。
 これは自治会からの要望ということで出された、請願ということで出されたんですけれども、現在はまちづくり委員会を窓口として地元との協議が進められていると思うんですけれども、それで間違いないですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 再問にお答えいたします。
 請願を出されたのは自治会から出されておりますんで、経過も過去のひもときをさせていただきますと、まちづくり委員会の場合もありますし自治会さんから直接お話をいただいているときもあります。
 それぞれ自治会においてあった部分を最終的に取りまとめたのが今3つということで、現在自治会からということで認識をしております。
○議長(田中好 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それ以外に個別の地元からの要望等に対しては、それぞれ個別で対応するということでいいんですかね。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先ほども初問でお答えしましたように、自治会関係の部分の要望につきましては所管窓口は総合政策部まちづくり支援課でございますので、そこで、どの自治会であってもいただいたことをそれぞれ関係部署につながせていただいて対応させてもらっているというところでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 今回これで、あとどういうふうにこれが進められるかというのはちょっと見えてこないんですけれども、これでいきますと道路の部分ですね、これは上田若宮線が一応形ができればこれで終わりというふうになるのか、それ以外の課題もたくさん私はあると認識してるんですけれども、要はこの請願の明るく住みよい若宮町をつくるということが趣旨ですから、そういうことも含めて一定の形ですね、まちづくりの形というのをどこか私は統括部署をつくって練り上げるという形をつくるということが必要じゃないかと考えてるんですが、その辺の考えはありませんか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 先ほどから経過を申し上げさせていただきましたとおり、22年に一旦主要3つに絞り込もうと、それも勝手に絞り込むんじゃなくて協議させてもらう中で絞り込みをさせていただいたものでございますので、それで残る分が1つということでございますんで、請願いただいた分としてはそういう対応でいいんではないかというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 平成22年の地元協議ということですから、今29年ですよね、現在のいわゆる地元の役員構成のメンバーともこの辺は了解をされているというふうに理解してよろしいんでしょうかね。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合政策部青木部長。
◎総合政策部長(青木勝治 君) 私のところで聞き及んでいるところにつきましては、その後この請願に関してという部分で、次に新たな部分というお話というのは聞いているところではございません。
 現在、それぞれ個別の部分についてはそれぞれどの自治会からも上がってきたことについては真摯に迅速な対応に心がけているところでございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) ここ数年間、地元との協議がやられているということはお聞きしてないんですけれども、まずそこをきちっとやっていただきたいというのと、きょうはそれぞれの地元の課題について議論するつもりはないんで、要は体制としてどういう形で進めてもらう必要があるかという問題提起なんです。
 だから、個々の問題も各部署ごとでやりますけれども、それを統括的にやってこの請願の趣旨に合うような形の形づくりをするということですから、そういう意味では、これまでの経過からしますと副市長が大体軸に、その中に入ってもらっとったと、ほんで議論もされてきたという経過があると思うんです。
 そういう意味からすると、副市長も入っていただいて、この問題の解決に当たってほしいというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) これはたしか何年前ですかね、加藤議員が質問されましたがね。この問題は僕がちょうど市会を務めさせてもらって平成元年のとき出てきたんで、あれは議事録にも出てます。質問したこともあります。
 先ほどの回答の中に申し上げましたように、返上された、でもよそがよくなった、うちは取り残された、それで一般財源でやれ、これはいかんやろという議論もしてるんですよ、実際、平成元年のときに。そのときは紹介議員がお見えであって、早い話が平たく言うと、これだけ一応採択してえなと、難しいこと言わへんがなというふうな言い方だったんですね。
 それで、それやったらええやんかと、実害とは言わんけれども、それで僕が市長にならせてもらって自治会長が来られたんです、今度は、平成22年でしたかね。これ、請願何とかしてえなと、こういうことで整理したのが3つなんです。今言いましたように、3項目なんですね。
 それで、一旦3項目が、もう今市道若宮上田線でしたかいな、そこをやってますからね、今。それで一応終結を見ると僕は理解しているんです。
 ただ、いろいろどこの地域だって問題がありますから、それは優先しろ、優先してやれということが皆さんの議会でコンセンサスが得られるかどうかなんですよ。この請願を優先しろと、一般事業の中で、よそよりも何よりも優先してやれよという、これがこの時代に合ってるかどうかというのは議会で判断をしていただきたいのが1つと。
 もう一つは、これからにつきましては、若宮町の自治会になろうかと思いますけれども、毎年かわられますからなかなか継続した議論が難しい、議論というよりも、いわゆる検討が難しいんかなと、人がかわればまた違うことを言うてこられると。そのようなことのないように、やっぱり地元の議員さん、先生も地元でしょうけれども、その町から出てなさる議員さんもお見えでありますから、それでその他のいわゆる地元の議員さんも含めてどれがいいのかなということをひとつ相談をさせていただければありがたいと、かように思ってます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 今後も相談させていただくということですから、個々の課題をどういう形でまとめ上げていくかということは必要だと思いますんで、ひとつぜひともそのように取り計らっていただきたいと。また、個別にお話もさせていただきたいと思いますんで、ひとつよろしくお願いします。
 時間が来ましたんでこれで終わります。
○議長(田中好 君) 以上で加藤昌宏君の個人質問を終わります。
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