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岡田 彦士 議員
平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会 7月3日(火) 代表質問
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内容
会議録
平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月3日(火) 代表質問
岡田 彦士 議員
関連質問
(10)安土学区の一体整備について
◆7番(岡田彦士 君) 創政会の岡田彦士でございます。
先ほどの市長の答弁とかぶるところもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
北川議員の10番目の安土学区の一体整備について、関連としてよろしくお願いします。
市長は、市民が主役の新しい市政を訴え、約束として、合併後の安土地域の不公平感の是正の中、安土小学校の新築について言われておりますが、小学校の建物自体の面積につきましては、文部科学省義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令において、校舎及び屋内運動場の必要面積、いわゆる標準というものが示されています。
敷地面積については標準的な規模は示されておりませんが、現在の安土小学校の校舎面積について同規模の岡山小学校と比較してみると、校庭面積1万平方メートルに対しまして安土小学校は校庭面積が6,000平方メートルしかなく、明らかに不足していることがわかります。また、駐車場につきましても、職員数の少ない島小学校と同数、21台のため、不足していることもわかります。
結果、物理的にも校庭面積については1万平方メートル余りが必要であり、駐車台数も学校の行事などを考え合わせると現在の3倍規模、50台から60台を整備する必要があるように思われます。
さて、このような状況で、市として安土小学校の面積と建てかえに関してどのような方針を持っておられるのか、お尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
小林教育部長。
◎教育部長(小林一代 君) 岡田議員の安土小学校の面積と建てかえに関する方針についてのご質問にお答えをいたします。
安土小学校は、狭隘な校庭、駐車場に加え、校舎の老朽化はもとより、児童数の増加に伴う教室数の不足が予想され、早期の対応が求められているところです。
このことから、安土小学校の整備に当たりましては、一体整備、個別整備、現地建てかえ、移転建てかえのそれぞれのメリット、デメリットや費用も含め、地域の皆様に比較していただける形で案をお示しし、協議していただきたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
岡田彦士君。
◆7番(岡田彦士 君) ありがとうございます。
1つだけ再問させていただきます。
今おっしゃったように、安土小学校の整備についてでございますが、一体整備、個別整備、現地建てかえ、移転建てかえ、それぞれのメリット、デメリット、費用を含めて地域の皆様に比較していただく形で案をお示ししていただけるということが、いつごろお示しをしていただけるのか、よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
小林教育部長。
◎教育部長(小林一代 君) 現状では、はっきりと予定というのは申し上げられませんけれども、関係課と連携をとりまして、できるだけ速やかにお示しをできるようにしていきたいというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
岡田彦士君。
◆7番(岡田彦士 君) ありがとうございます。
小学校の敷地が狭いため、現地建てかえは物理的に私は難しいと思っています。将来ある子どもたちのため、よりよい環境で勉強や伸び伸びと運動ができる状況を早くつくってやってほしいと思っています。
また、小学校の新築は早急に取りかかる必要があると考えます。加えて言いますと、小学校の新築も含む一体整備がぜひとも必要であると思っています。この問題は、小学校や防災拠点を中心として各施設を一体的に整備するのか、それとも分散的に整備するのか、議論であると思われます。
安土の持つ地形や道路状況はもとより、歴史やそこに住む人たちの思い思いの考え方をどうまとめるかであります。しかし、どこかで判断し答えを出さねばなりません。もう一度原点に立ち返り、安土学区の将来を見据えた議論にし、妥当な答えを出さねばなりません。
先ほど当局が答えられた地域で比較できる資料をお示しいただき、検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
続きまして、先ほどの北川議員の14番目、観光行政のうち、旧近江八幡市街地域と安土ルートの拡大について関連として質問させていただきます。
西の湖、豊浦港の整備による観光活用、湖上ルートについてでございますが、西の湖は琵琶湖最大の内湖で、近江八幡市と安土町合併後、共有できる湖になりました。かつての豊浦港では魚介類を水揚げし漁師として生計を立てられるほどにぎわいを見せたようでありますが、今日その姿はありません。
しかし、市が管理する船だまり、桟橋が豊浦港に残り、その隣にと、現在少しの観光に有志が西の湖めぐりを実施しているものの、営業としては芳しいものではありません。活用をどうするかであります。
観光船の乗り入れも豊浦港になく、周遊ルートも確立していません。かつてあったとされる琵琶湖のルートや新規として近江八幡市街からの和船の乗り入れ、停泊地にある西の湖すてーしょんを活用しながら、近江八幡から安土ルートの湖上よりのルート開発及び安土城への道筋についてもどのような方法で西の湖、豊浦港を活用されようとするのか、伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
江南総合政策部長。
◎総合政策部長(江南仁一郎 君) 岡田議員の関連質問にお答えをしてまいりたいと思います。
昨年6月議会でも議員よりご質問いただきました下豊浦地先における西の湖の観光開発についてでもお答えをいたしておりますけれども、西の湖を守り伝え、生かすことは、歴史文化遺産を生かした観光振興によるまちづくりを目指す観点からも、大変重要であると認識をいたしております。
平成18年には、重要文化的景観の全国第1号として、近江八幡の水郷が国の選定を受けておりますけれども、その範囲に安土地域を追加選定するため、今年度中には国へ申し入れを行う予定で現在取り組んでいるところでございます。
また、西の湖は日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の構成要素にもなっております。後世に引く継ぐべき遺産として保全していきながら、観光資源としての活用も検討しているところでございます。
平成28年度には、国の地方創生推進交付金を受けまして、西の湖を含む本市の水辺環境を活用したブルー・ツーリズムを推進する資源活用推進プログラムを策定しております。
この中では、西の湖を活用したモデルプログラムとしまして、西の湖の自然を満喫し近江の食文化じゅんじゅんを楽しもうや船と自転車を利用し西の湖すてーしょんで昼食をとる安土と八幡を結ぶ西の湖めぐりツアーなどを紹介いたしております。
今後は、これらのプログラムを旅行企画事業者へ紹介し売り込んでいくほか、今年度は同じく地方創生推進交付金を受けて設置を予定しておりますSNSを活用したウエブページにおいても、西の湖の風景などの魅力とともに策定プログラムを積極的に紹介してまいりたいというふうに考えております。
いずれにいたしましても、西の湖すてーしょんの活用あるいは近江八幡から安土へ至るルート、あるいは安土城への道筋等々につきましても、大変大きな課題ではございますけれども、関係各課協議をさせていただきましてよりよい方向を見出していきたいというふうに考えております。
また、観光面では、今後も一人でも多くの観光客の皆さんに楽しんでいただけますように、西の湖の観光活用や安土城址など、周辺観光拠点へ通じる周遊ルートの設定、またその魅力を伝えるための情報発信に努めてまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。
以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
岡田彦士君。
◆7番(岡田彦士 君) ありがとうございます。
西の湖めぐり及び西の湖すてーしょんについてでございますが、現在の西の湖、豊浦港では、西の湖めぐりがNPO法人ネットワーク西の湖の運営によって行われております。定期便が土日、祝日、運航状態は乗船率が見込みの10%余りで、固定費もかかり、かなり苦しい状況です。
近江八幡観光案内所や安土案内所や道の駅でも案内用のチラシを出していただいているものの、これも周知が十分とは言えない状況です。
西の湖すてーしょんもコーヒーや軽食、貸し館業務の収入によって成り立っており、住民のコミュニケーションの場であり、時折訪れる観光客の利用によって賄えています。企画として、昔懐かしいかしわのじゅんじゅん等も行っておりますが、経営的には厳しい状況です。
西の湖の夕日はとてもきれいで絵になる名勝で、ゆっくりとした空間、ヨシ原に囲まれ四季折々の美しい表情を見せてくれる西の湖です。
市長は、市民が主役の新しい市政の訴え、約束として、京都に次ぐ観光都市を目指し、おくれている道路交通網の整備、シャトルバスの運行など、近江八幡市、安土一体のルート促進を約束されています。近江八幡、安土の湖上ルートの観光の拠点として、西の湖船めぐりや西の湖すてーしょんの健全な運営ができますように、今後の観光施策、とりわけ西の湖周辺の取り組みとあわせて積極的な検討、対応をお願いし、質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で岡田彦士君の関連質問を終わります。
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