近江八幡市議会
会議録検索サイトへ
文字サイズの変更
標準
大
録画中継
トップ
/
議員名でさがす
/
小西 はげむ 議員
平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会 7月10日(火) 個人質問
本会議でさがす
議員名でさがす
操作方法について
1倍速
1.2倍速
1.5倍速
2倍速
内容
会議録
平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月10日(火) 個人質問
小西 はげむ 議員
(1)「公共施設等総合管理計画」について
(2)「庁舎及び公共施設内の危機管理」について
(3)「障がい者福祉」について
(4)「教育行政」について
①「学校における働き方改革」について
②「学校のトイレ改修事業」について
③「水泳記録会・陸上競技会・音楽発表会」について
◆9番(小西励 君) 皆さんこんにちは。私は小西励でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
まず、公共施設等総合管理計画について伺いたいと思います。
昨日も代表質問でございましたが、現在全国の自治体において公共施設などの老朽化対策が大きな課題となっております。本市においても公共施設や道路、橋梁といったインフラの老朽化が進み、近い将来一斉に更新時期を迎えることから、多額の更新費用が必要となります。加えて、少子・高齢化社会のさらなる進行と本格的な人口減少社会への突入に伴い、税収の減少と社会保障関連経費の増大が見込まれるとともに、施設などの利用需要の変化も予想をされます。
このような背景のもと、公共施設等インフラの更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担の軽減と平準化、施設などの最適配置を図り、持続可能なまちづくりを実現するため、公共施設とインフラの今後の基本方針と数値を目標を定めました近江八幡市公共施設等総合管理計画、これが策定をされています。
そこで、本市の公共施設は分類ごとに何カ所あるのか、また築後30年を経過した建物がどれぐらいあるのか、さらには現状のまま公共施設を維持した場合、どのようなことが予想されるのか、お教えをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 小西議員ご質問の公共施設等総合管理計画に係るご質問にお答えを申し上げます。
公共施設等総合管理計画を策定しました平成29年3月末時点におきまして、本市の公共施設は市民文化系施設19施設、1万9,589.94平米、パーセンテージでいいますと5.03%、スポーツ・レクリエーション施設9施設、2万4,018.91平米、全体で6.17%、学校教育系施設20施設、12万7,593.5平米、32.75%、子育て支援施設27施設、2万2,387.48平米、5.75%、市営住宅34施設、7万8,947.74平米、20.27%など用途ごとに13種類に分類し、総施設数は242施設、延べ床面積にして38万9,500.76平米を保有しておるところでございます。そのうち築30年を経過した公共施設は全体の37.92%を占めており、床面積で言いますと14万7,667.56平米分の公共施設が該当いたします。
また、これら公共施設の今後も同等の施設数及びその内容と規模で維持しようとする場合につきましては、施設の老朽化に対応するため、一定の期間で大規模改修や施設の更新を行う必要があり、総務省作成のソフトに基づき試算をしますと、その費用は今後40年間で1,612億円かかることが推計されております。
したがいまして、そのまま各施設を継続し更新するとした場合には、その莫大な更新費用が将来にわたって本市の財政運営上大きな負担となり、人口減少、少子・高齢化社会下において持続可能なまちづくりが困難になることが予想されるところであり、本市のみならず、全国の地方自治体が公共施設やインフラの現状と、今後の人口予測や人口構造等を見通し、議会、市民の皆様とともに認識を合わせた中で取り組んでいかなければならない大きな課題であるというように認識しておるところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。再問をさせていただきます。
将来の市民サービスを持続させるための数値目標についてでございます。公共施設総量削減目標というのがございまして、平成29年から平成68年の40年間で34%削減、インフラ更新費用削減目標は20%削減とあります。削減の実施方法についてお教えいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 小西議員の再問にお答えをいたします。
公共施設等総合管理計画では、公共施設の削減目標を今後40年間で34%削減することとしておりますが、進捗管理を適切に行うために、最初の10年間で総量の7%を削減しまして、その後10年ごとに9%ずつ計画的に削減する数値目標を立てております。そのため、個々の施設の今後の方向性を示した個別施設計画の策定を現在進めておりまして、その計画において各施設の最初の10年間の方針と工程を明確にした上で、計画に基づいた適切な管理や削減等を行っていくことによりまして、最終的な目標数値を達成したいというように考えております。
また、インフラにつきましては、道路や橋梁、上下水道の各計画におきまして、優先順位に基づいた予防保全、それから長寿命化を実施いたしまして、40年で更新するところを50年に引き延ばすことなどによりまして、必要経費の平準化を図り、更新費用を20%削減してまいりたいという考えでございます。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。公共施設などの管理に関する基本的な考え方の中で、財政上、管理上の課題についてお教えをいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 公共施設の管理や見直しに当たりましては、単なる総量削減にとどまらず、今後の少子・高齢化、人口減少がどうなっていくのか見据えながら、各公共施設の利用見込みやサービス需要を見きわめていく必要があるかと思います。
その上で、1つの施設に複数の機能を持たせる多機能化や複合化などの再配置の取り組みを進めていくことによりまして、必要とされる市民サービスと利便性を確保しながら、更新費用の軽減及び平準化の両立を図っていくことが財政運営上、行財政運営の課題であるというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。平成29年、30年度の2カ年で総合計画の管理計画の中の方針で個別施設計画を作成するということがうたわれています。現在の進捗状況についてお教えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 先ほど申し上げました各公共施設の今後10年間の方向性や工程の詳細を示した個別施設計画を現在作成しているところでございます。現在の進捗につきましては、ことしの3月末時点で各施設の方向性と工程の概要をまとめたところではございますが、ご承知のように、市庁舎を初めとして一部の施設で方針の変更がございましたので、現在その再調整を行っているところでございます。また、計画の一部修正は行うものの、全体としての数値目標である最初の10年間の削減目標であります7%については変更せずに、今年度中に策定を目指し取り組んでまいりたいというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。公共施設等の適正管理に係る地方債措置というのがございまして、平成29年度から33年度までの期間を対象に行われると認識をしているんですけれども、この期間内に地方債利用など計画をされているのかどうか、お教えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 再問にお答えをいたします。
公共施設などの適正管理に係る地方債制度、いわゆる借金できる制度でございますが、公共施設等適正管理推進事業債というのがございまして、その活用につきましては、その条件といたしまして個別施設計画に位置づけられる必要があります。その中で集約化、複合化事業、長寿命化事業、ユニバーサルデザイン事業などが対象となっているところでございます。
そのため、今後公共施設の長寿命化や複合化等を実施する施設につきましては、できる限り個別施設計画に位置づける必要があるというように考えております。実際に市として長寿命化等の事業を当該期間に計画しまして、実施する場合につきましては、この地方債制度の活用のほか、国、県の補助金等も含め、最も有利な財源措置を検討いたしまして、市の財政負担の軽減を図ってまいりたいというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。今後これらの計画に基づいて、将来世代に負担を先送りすることのないように、安全・安心な公共施設やインフラを引き継いでいけるように、引き続きお願いをいたしまして、次の質問に移ります。
次に、庁舎及び公共施設内の危機管理について伺いたいと思います。
先日、私市庁舎4階で議員控室におったわけでございますけれども、会議室をのぞき込んでおられる不審な動きをされる方を目撃をいたしました。声をかけさせていただきましたところ、意味不明な言葉を残して立ち去っていかれたわけでございます。石川県の金沢市役所では、職員4人が包丁で刺された事件が発生をしたということに新聞記事で見まして、市役所関係者が緊急の不審者対応訓練、窓口などで従事する職員約50人ほどが、さすまたによる安全確保や警察への通報手順を確認をされたということでございました。
近江八幡市役所では、現在不審者対応マニュアル、暴力対応マニュアルなどございますでしょうか。定期的な訓練実施で職員の危機管理意識を高めておられるのか、伺いたいと思います。
また、教育委員会関係、小・中学校で同様の定期的な訓練も行われているのかどうか、お教えをいただきたいと思います。
また、さすまたとか催涙スプレーなど配備が実際にどの程度あるのか、教育委員会についても市庁舎についてもお教えをいただきたいと思います。
さらには、防犯カメラ設置の件数についても実際あるのかどうか、お教えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
益田総務部長。
〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 小西議員のご質問の市庁舎の危機管理についてお答えをいたします。
市庁舎における現状といたしましては、本庁舎及び南別館、ひまわり館の各所属課で日常不特定多数の方が自由に出入りできる、特に窓口部門の課においては、さすまたを設置しております。これまでの経過でございますが、過去には職員を対象とする不当要求行為等の対策研修会におきまして、不審人物の暴力行為に対するさすまたの使用法を警察署の職員にご指導いただいた経過はございますが、現在マニュアルの作成並びに定期的な訓練までには至っておりません。他市において発生しました事件を他人事とせず、今後一層職員の危機管理意識を高めるよう努めてまいります。
それから、防犯カメラの設置状況でございますが、現在の庁舎及び南別館、ひまわり館ともに設置はできておりません。マニュアルの作成並びに現状を評価した中で、必要に応じて検討したいというように考えております。
以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
日岡教育長。
〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇 君) 小西議員ご質問の小・中学校の危機管理についてお答えします。
小・中学校では危機管理マニュアルを策定しており、その中で不審者対応についても定められています。また、職員の訓練を定期的に行い、危機管理意識の向上に努めています。
さすまたにつきましては全ての学校に配備しておりますが、催涙スプレーは配備していないのが現状です。
防犯カメラの設置件数は、幼稚園、こども園9園全てに設置されており、小学校では島小学校、安土小学校、老蘇小学校の3校、中学校では安土中学の1校に設置している状況です。
また、非常事態が発生したときにボタンを押すとサイレンが鳴り、周囲へ事態発生を知らせる緊急通報システムを全ての学校に整備しています。今後も訓練などを通して危機管理意識の高揚に努めていきたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。総務部長、他人事と考えないということでございます。小・中学校においては対応マニュアル作成済みであります。市庁舎並びに福祉事務所などの部門においても早急なる対応マニュアルをつくっていただいて、やはり他人事と考えなくて自分事と思っていただいて、危機管理をしていただけるようにお願いを申し上げたいと思います。いかがでしょうか。定期的に訓練などをされますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) ただいま議員からご指摘もございましたように、特に不特定多数が出入りする、まず1階の窓口部門を初めまして、できるだけ早く不審者の対応マニュアルの作成をしたいと。策定をいたします。
それから、毎年不当要求の研修会を警察署の方のご協力を得まして実施をしておりますので、さすまたを置いておくだけではだめでございますので、使い方を含めまして、継続的に研修をしていきたいというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。事が起こってからではやっぱり遅いと思いますので、さすまたについても不審者から見えるというのはいかがなものかとは思いますけれども、職員の方がいつでも取り出せるように、わかるようなところに置いていただけるように、やっぱりそういうところも努力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
防犯カメラにつきましては、庁舎内には設置をされていないということでございます。新しい庁舎については5年ほどかかるという見込みでございますので、これもあわせてやっぱり検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 再問にお答えをいたします。
先ほど、さきの議員のご質問にございました耐震関係の改修はどうするんだということもございますので、そのときに申し上げましたとおり、一定現庁舎の建物の現状の評価、調査は必要だというように考えております。
防犯カメラにつきましても、その時点で検討した中で対応していきたいというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。教育委員会についても、小・中学校で防犯カメラがついているところとついていないところがある、保育所については私調べましたら、厚生労働省が補助金を出しておりまして、やはりそういう関係で設置が早かったのかなというふうに思うわけであります。文部科学省にもそういう防犯上の観点からも補助金を出してもらえるような制度をお願いするなど、やっぱり協力をしていただけるような体制をつくっていただかなければならないと思いますが、学校にもやっぱり必要だと思われますよね。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 大阪教育大学附属池田小学校でかつてあのような事件があった折には、本市においても警備員が全ての小学校で配置されて、その小学校の警備員が基本的には小学校におられるんですが、中学校にものぞいていただくという体制がとられていました。おっしゃるように、この前も富山であんな事件があって、たまたまさすまたを持って体育館に子どもたちを誘導した、ところがその間にあの犯人はピストルで2発校舎に向けて撃っているという実態もありました。そんな状況から、子どもたちの学力云々と言われていますが、何よりも大切なのは子どもたちの命を守っていくということですので、おっしゃるとおり今後もまた前向きに検討していきたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。しっかりとやっぱり予算をとらなければできないような事業でもありますので、ここは国と県と市がタイアップをして、しっかり予算取りをした上で、やっぱりそういう設置をしていただくところに進んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、障害福祉について伺いたいと思います。
平成28年12月20日制定をいたしまして、翌年の1月1日から施行をされました近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例、手話を言語と定め、手話等の普及と聴覚障害者の方々があらゆる場面で手話等による意思疎通ができ、自立した日常生活及び地域における社会参加の促進を目的に施行をされたところでございます。
手話施策推進方針等の具体的な内容については、手話施策推進会議で議論をいただいて、当事者団体とかコミュニケーション支援従事者等の皆さんと行政が協働で進めるということでございました。本年度の取り組みについてはどのようなことが行われる予定なのか、また聴覚障害者の方だけでなく、視覚障害者の方々やさまざまな障害をお持ちの方々に対し、本年度どのような取り組みを実施されるのか、お教えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
鳥居福祉保険部長。
〔福祉保険部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉保険部長(鳥居広子 君) 小西議員の障害者福祉についてのご質問にお答えをいたします。
聴覚障害者の方々への手話施策推進方針に基づく今年度の事業計画につきましては、去る5月に開催いたしました近江八幡市手話施策推進会議において協議の上、策定いただきました。主な取り組み内容といたしましては、手話等に対する理解及び普及の促進に関することとして、手話を学ぶ出前講座の実施のほか、昨年1月の手話言語条例施行以降から開催実施しております手話普及啓発のための講演会、昨年度当初から開始している広報「おうみはちまん」やZTV広報番組でのみんなの手話コーナーの継続をしております。
また、毎年12月の障害者週間に市民共生センターで開催されるはつらつのつどいでは、初めて当事者団体のしが盲ろう者友の会によるステージ発表を企画しているほか、市民向けのリーフレットや事業等においても利用できる児童・生徒向けのリーフレットの作成なども計画しております。
また、手話等による意思疎通及び情報を得る機会の拡大に関することとして、手話通訳者や要約筆記者の派遣事業の継続、窓口での補聴支援器具の導入や呼び出し装置の活用、手話奉仕員養成講座入門編の開催、手話等を使用しやすい環境の整備に関することとして、耳マークカードの発行、普及啓発、事業所に向け啓発リーフレットの作成、災害時における情報取得や意思疎通の支援に関することとして、災害時用のビブスの市防災総合訓練時までの配布、活用などを計画しているところです。
次に、聴覚障害者以外の障害者の方々への取り組みといたしましては、視覚障害者につきましては外出時の移動に必要な情報の提供や代筆、代読などの支援を行う同行援護や生活歩行訓練事業等の実施を、また肢体不自由、内部障害、知的障害、精神障害の方々についてはそれぞれの障害特性や状態、ニーズに応じ、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスや地域支援事業等に取り組んでいきたいと考えております。
引き続き、障害者の方々の自立及び社会参加の支援等のための施策を実施しながら、障害の有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指してまいります。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。手話言語条例制定後、推進会議で議論をいただいて計画をしていただいているところでございます。本会議場で手話通訳者の方の配置とかテレビ放映時の字幕などを含めた予算の確保なども議論、検討いただきたいと思いますので、今後よろしくお願いをいたしたいと思います。
先日、私視覚障害者の福祉協会の方々と点字の勉強会に参加をさせていただきました。そのとき点字の勉強中ではあったんですけれども、先般の市長選挙で期日前投票に行ったと、全盲の方であります。介助者を連れていかれたということであります。このときに、点字の投票を、口述投票じゃなしに点字の投票をお願いされた、そのときに投票用紙と点字の器具が出てくるのが時間がかかった、こんなことをやっぱり知っていらっしゃるのか、皆さんどうでしょうか。
健常者の方は、すぐに読む、書くできると思うんです。障害のある方がやっぱり困っていらっしゃることをしっかりと当局が把握をして、たった1人の方かもわかりませんが、手を差し伸べていただくのも必要じゃないでしょうか。市長がたびたびおっしゃっていますハートフルな心の通う町近江八幡、やっぱりそういうところにも職員の方気をつけていただいて、介助者の方が枠の中に書けていないから、もうちょっとちゃんと点字を書きよというて言葉で伝えていらっしゃる後ろから、話さないでくださいと、そんな注意までされているわけです。盲目で行かれているのはわかるはずですよね。そこら辺もやっぱり配慮いただきたいと思います。ぜひともどうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
最後に、教育行政について伺いたいと思います。
まず、学校における働き方改革について伺います。
昨年12月の総合教育会議で資料提示がありました国の提言、第1に、校長及び教育委員会は学校において勤務時間を意識した働き方を進めること、第2に、全ての教育関係者が学校、教職員の業務改善の取り組みを強く推進していくこと、第3に、国として持続可能な勤務環境整備のための支援を充実させることが言われているわけであります。
第1の管理職を含めた全ての教職員の勤務時間を把握することについては、自己申告方式ではなくICT、タイムカード等で勤務時間を客観的に把握とあります。現在の当市の現状をお教えをいただきたいと思います。
また、教職員の休憩時間を確保することについて、緊急時の教育委員会での連絡方法の確保、部活動の指導体制、休養日の設定、部活動指導員の活用、長期休暇期間の学校閉庁日の設定など、現在どのような状況なのか、お教えをいただきたいと思います。
第2の全ての教育関係者が学校、教職員の業務改善の取り組みを強く推進していくことについて、時間外勤務削減に向けた業務改善方針、計画の策定、統合型校務支援システムの導入、学校に対する依頼、指示の整理と精選、給食費の公会計化、学校徴収金の口座振替納付など、現在どのような状況なのか、お教えをいただきたいと思います。
次に、学校のトイレの大規模改修事業について伺います。
本年度は、馬淵小学校でトイレの大規模改修工事が行われていると認識をいたしております。まだトイレ改修ができていない学校が残っていますが、引き続き本年度設計に着手されるのか、着手されるのであればどこの小学校を予定されておられるのか、お教えをいただきたいと思います。
最後に、市内小学校における水泳記録会、陸上競技会、音楽発表会の開催について、現在の状況、今後の方針をお教えをいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
日岡教育長。
〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇 君) 小西議員ご質問の学校における働き方改革についてお答えします。
本市における教職員の勤務時間の把握については、各教職員が毎日の出勤時刻と退勤時刻をパソコンのエクセル様式に入力し、毎月の時間外労働の総時間数を集計することで行っています。このことにより、各教職員は自分の働き方を、校長は自校の状況を把握することができるようになっています。
また、昨年12月、ことし4月には市立小・中学校に通う児童・生徒の保護者宛てに、市教育委員会としての教職員働き方改革に係る取り組みについての通知を行い、保護者や地域の方に理解と協力を求めました。さらに、それぞれの学校においても定時退勤日や長期休業中の学校閉庁日を設け、保護者に対しては緊急時の連絡方法の周知をしています。また、部活動では休養日の設定、部活動指導員の活用を初めとした複数顧問による指導を行うなど、学校の実態に合わせた働き方改革を進めています。
今後は、市教育委員会として働き方改革推進委員会や小学校作業部会、中学校作業部会を開催し、現在実施している学校徴収金の口座振替納付のほかに、校務支援システムの導入や給食費の公会計化に関しても他市町の状況を踏まえて検討するなど、新たに業務改善に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えています。
次に、市内小学校における水泳記録会、陸上競技会、音楽発表会についてお答えします。
まず、音楽発表会については、教育委員会主催の行事ではなく、小・中学校との共催の行事として平成27年度まで実施されてきました。しかし、各校の意向で、28年度からは6月から11月の間にそれぞれの特色を生かした小学校ごとの音楽発表会が行われています。
一方、水泳記録会においても、平成27年度までは小学校共催の行事として実施されておりましたが、各校の意向で現在は行われておりません。学校によっては校内で記録会が行われ、それぞれの児童の泳力の伸びを認め合う機会としています。
また、陸上競技会については、30年以上前から開催されておりません。
子どもたちが健やかに成長するために、知徳体のバランスのとれた生きる力を身につけられるよう、各学校で、また教育委員会としても多くの機関と連携しながら、さまざまな取り組みを進めているところですが、今後これらの行事を市教委と共催して行うには、各校の行事や新学習指導要領に基づく授業数の増加との兼ね合いがあり、各校の意向を確認しながら検討していくことが必要であると考えております。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
小林教育部長。
〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代 君) 小西議員の学校のトイレ改修事業に関するご質問にお答えします。
学校のトイレ改修につきましては、来年度は沖島小学校を予定しています。整備方法等は現在検討中ですが、設計につきましては今年度から着手してまいりたいと考えています。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
小西励君。
◆9番(小西励 君) それでは、再問に入らせていただきます。
まず、部活動の指導体制とか定時退勤日の設定など、昨年の12月12日に教育長名で保護者の皆さんに文書が配付されました。このときは議員にも配付をしていただいております。この内容には、今後3学期以後の実施状況を検証して、4月に結びつけていきたいと書かれています。そこで、どのような実施状況であったのか、報告をいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 滋賀県は、おおむね45時間を超過勤務の時間として、それ以上超えないということで、12月のときにそういう通知が参りました。そのとき出したときから1月、2月、3月とは本市もそれまで80時間を超えていたところについても、45時間以内あるいは40時間以内に大分おさまるようになったので、状況としては大変芳しい結果でした。
ところが、部活動が大変盛んになる時期等が4月、5月、6月、今も含めてですが、保護者からの要望の中で頑張って部活動をしてほしいという要望もあったので、一番大会のある1学期から夏休みの期間については、校長の判断で朝練習については大会前云々については公平公正に、どの部の状況も考えて、保護者にも連絡してやってくださいというお願いをしました。その結果、やっぱり中学校が多くて、80時間には達しておりませんが、近い数字が平均値として出ています。
また、この今の時期はご存じのように、成績表を入れんならん時期でもありますので、個々によっては残念ながら100時間を超える人もいます。小学校においては全部教頭先生が一番多いです。戸締まりをしながら、どうしても早く帰ってくれというお願いをされているんですが、先生方の熱い思いがあって、きょうじゅうにやりたいという思いがあるので、中学校においては全部100時間前後の先生方もおられるんですが、いろんな事情があって、4校のうち2校については、教頭先生が最後にいつも戸締まりをしていただいているんですが、毎日毎日戸締まり云々となると大変しんどいものがあるので、全部ではないですが、教頭先生を上回って何名かの先生が部活動あるいは教科指導にということで頑張っておられます。
ただ、ぽっと出のいわゆる生徒指導の問題等については、どうしてもその日に解決していかなければならないこと、保護者のお仕事の都合でどうしても夜中になってしまうこともありますので、一概にはその部活動云々とか、自分の働き方だけと違って生徒指導等で遅くなっている教員もいるのが現状であります。
以上です。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 今、教育長にるるご説明をいただきましたが、その報告に基づいて4月以降はどのような、この12月に出されたような文言、どのようなことが出されているんでしょうか。議会には多分提出いただいていないと思うんですけれども、お願いできますか。
○議長(園田新一 君) 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) ほぼ12月に同じなんですが、部活動について朝練云々については、校長の判断のもとでというようなのをつけ加えさせていただきました。校長先生にはその旨については、今までみたいに毎日だらだらとするんではなくて、大会前とか限られた期間に応じて顧問の先生にお伝えしてほしいと。ただ、7時半に始まるのであれば、先生方は7時半に来てほしいし、子どもだけが活動して万が一けがをするということもあり得るので、それについては確実に対応をお願いするように、その朝練習の部分だけ改めてつけ加えさせていただきました。
以上です。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。大変働き方改革の中でできていない部分が出ていると、そういうところだと思います。引き続き実施状況の調査というのをしていただいて、各校がどういう状況にあるのかというのをやっぱりオープンにしていただいて、我々議員にも即座にお教えをいただいて、解決できるところがあるのであれば、また一緒に協働で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
次に、2020年度に新学習指導要領というのが改正をされます。ICTの環境整備の必要性が総則でうたわれているということが話題になっておりました。児童・生徒のICTの環境も大事ではあろうかと思いますが、教育大綱の中でも教育長は伝統文化、きのうの市長の発言もありましたけども、伝統文化をやっぱりしっかりと教えていくという部分の中で、教職員の方の時間外のやっぱり削減、そして今1人に1台パソコンがあるのかどうかわかりませんが、パソコンの配備、そして先ほど教えていただいた統合型校務支援システム、この整備が不可欠であろうと思います。
先日、2日間にわたって私、New Education Expo 2018イン大阪ということで、大阪に伺ってまいりました。その中でもやっぱり校務の情報化による業務改善について多くの講義がなされております。近江八幡市教育委員会として統合型校務支援システム、こういうことについて議論がされているのかどうなのか、滋賀県では草津市だけが導入をしているそうでありますが、先手を打ってやはり教育の改革するのにこういうことも必要ではないかと思うんですけれども、方針はいかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) まず、おっしゃいました、市長がおっしゃった郷土愛と、それからコミュニケーション能力の育成ということで、読み書きそろばんということをきのうおっしゃっていたと思います。郷土愛に関しましては、ここ2年ほど前からふるさと学習というのを進めています。各校がそれぞれ伝統的な文化あるいは自然に溶け込みながら各校で進める、ただ近江八幡の中でも非常に新しい地域と、非常に伝統のある地域ということで、学区によって差はあるものの、例えば八幡学区であれば、旧市内を初め多くの伝統的な文化行事等々があって、非常にふるさとについて学習する機会はたくさんあるんですが、桐原東みたいに新しくできたところについては、旧来の地域もあるんですけども、例えば白鳥川を守る会の方々とともにぼんぼりを上げたりという催し物があったり、そんなことでやっぱり僕たちの地域にもこんなふるさとがあるんだということを学習しています。そのことをまとめて教育委員さんも頑張っていただいていますので、そういうことをどこかで発表できる場があればいいのになというふうに今思っているところです。
それから、統合型につきましては、学校事務さんが各校1名もしくは2名おられるんですが、拠点校が現在桐原小学校におられて、その方を中心に学校事務さんから先生方にいろいろ助けられる方法はないかということでいろいろ提案していただいて、先ほどの銀行の振り込みとか、あるいは諸経費のことについても先生方が教育に、子どもたちにしっかり向き合えるようないろんな状況をつくっていただいてやっています。
ただ、おっしゃるように市教委が中心じゃなくて事務さんにおんぶにだっこでは、これではいけないと思いますので、草津に見習って前向きに進めていきたいなと思っています。
それから、学校のパソコンなんですが、先生方1台ずつあるのはあるんですけども、サーバーがパンクしそうな状況で、いつ誰かに侵入されてもおかしくない状況でもあります。子どもたちのICTの教育に使うパソコン等、あるいはタブレット等と先生方が処理してもらうパソコンとは、はっきり分けていかなあかんのですけども、それについても今後前向きに予算も要望していきたいと思いますので、あわせていろんな形で先生方の働き方に支援できたらいいなと思っております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。ICTの改修については、子どもたちのICTと学校支援システムというのを含めると、約10億円ぐらいはかかってしまうそうであります。その中でもやっぱり4年か5年に1度ぐらいの更新時期を迎えるそうであります。そこでやっぱりお金が必要になってまいります。課題はやっぱり予算やと思うんですよね。限りある予算の中からいつまでにどのようにやっぱり結果を出すかと、教育長の責務であるのかなと私は思うわけでありますけれども、もう一回お答えをいただいてもいいですか。
○議長(園田新一 君) 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 実は、この6月議会でも補正をお願いしたが、いろんな状況から没になりました。でもやっぱり子どもたちの学びの場、あるいは先生たちの働きの場を確保するためには、また9月にも出そうと思っています。いつまでというのは、それが小西議員さんみたいに応援していただくと何とかなるやと思いますので、ただ市のいろんな財政面での状況もあります。庁舎云々の問題もありますので、そこらを鑑みて、できるだけ早い機会としか言いようがないんですけども、対応していきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 市長、ここは予算やと思います。AIが叫ばれている世の中、私が仕事に入りましたときは、携帯電話なんかは弁当箱の携帯電話でありました。でも30年たちますと、小型のもう本当に小さい携帯電話に進化しておりますし、1人が何台も持っておられる方お見えになります。iPadもしっかりあります。そういうような状況で、今2歳の子どもたちでも音声認識を使って動画が見れるわけです。こんな時代にやっぱり先を見越して、国は2020年に改訂でICT化を推進しているわけですよ。やっぱりしっかりと国からも予算をとってほしいですし、学校の施設整備充実をぜひともお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 小西議員のご指摘の点でございますけども、とりあえず2点に分けてちょっと考えようかと思っております。1つは、校務支援系、業務系でございますけども、こちらに関しましては非常に現在厳しい状況であると認識しておりますし、学校での業務の改善、そして先生方の働く時間を創出するという意味で、前向きに考えてまいりたいというふうに考えております。
一方、子どもたちの利用するほうのICTでございますけども、こちらはどういう利活用の方法があるのか、どこを目標にするのか、どういう形がいいのか、しっかり精査をしながら今後検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ぜひとも学校に対するICTも各学校でICT担当の教諭がやっぱりいてくださって、この前の議会でもお話をしましたけども、中学校でもしっかりと自分たちでわざを磨いて、ある知識の中でしっかりと授業をされておられますし、そういうところは各学校に合ったところ、近江八幡市の特色あるやっぱりお金の使い方を議論いただきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
次に、トイレの改修計画について伺います。
来年度、沖島小学校で実施をされるということでございました。まず、実施するには本年度設計を入らないといけないと思います。大規模改修というふうに認識をしていいのかどうか、お答えいただけますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
小林教育部長。
◎教育部長(小林一代 君) 学校のトイレ改修につきましては、夏季の休業中に工事をする必要がございますので、前年度に設計部分についてはするということで、今年度設計に着手をしてまいりたいと思います。
沖島小学校につきましては、体育館が避難場所になっておりますので、この体育館についてはまだ洋式化ができておりませんので、これについてはしていく必要があると思います。その他の部分につきましては、他校同様に大規模改修という方法等も含めまして、整備の方法については検討していきたいというふうに考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。今、沖島小学校の体育館のトイレのことも触れていただきました。沖島を訪れる観光客の皆さんのために、体育館のトイレを義務教育施設でありながら開放をいただいているのが現状であります。速やかにやっぱり地元の方の意見を聞いていただいて、大規模改修になるのか、意見を聞いていただいた改修になるのかわかりませんが、使用していただきやすい、せっかく協力をいただいている義務教育施設でありますので、これも学校に危害が及んでもいけませんので、そういうところも十分配慮をいただいて、慎重に議論して計画をいただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
テレビに映していただいていると思うんですけれども、今皆さんのお手元には、議長にお許しをいただいて文書を配らせていただいております。最後に、市内小学校におけます水泳記録会、陸上競技会、音楽会の開催についてということで再問をさせていただきます。
資料を見ていただきますと、一番上に近江八幡市を書かせていただいております。13市事務局を通じて調査をさせていただきました。現状、全て近江八幡市は中止をされております。今後の方針を初問で回答いただきました。いずれも教育委員会主催でなく、小・中学校共催の行事ということでありますが、担当課としては学校教育課が担当であると私は認識をしております。次世代を担う子どもたちのスポーツ、文化に対する発表の機会の充実について、この3つが行われていないかわりにどのようなことが行われているのか、お教えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 先ほどの働き方改革云々とか、あるいは各校の主体性とかという問題がかかわってくると思うんですが、実は水泳記録会と音楽発表会は27年度まで実施されていました。補助金がつかなくなったというのは大きいとは思うんですが、そのときに特に水泳記録会は小学校体育連盟、小体連との共催でしたので、小学校の体育主任の先生方に確認をとらせてもらいました。何とかいろんな形として教育にかかわる例えば教育会とか、私たちも入っていますが、そこからの予算取りとかという方法もあるぞという話をしてたんですが、ちょっとそこにも上がっているんですけど、草津も同じ理由で上がっているんですけど、本当にスイミングの子どもたちの発表会に、昔の水泳記録会とは随分変わってきたと。それでいいのかということも問題視されていたことも事実です。
ただ、本市がことし教育大綱の16番目の目標として、個に応じた教育の推進というのを新たにつけ加えました。たとえスイミングであろうと頑張っている姿を子どもたちとか、あるいはほかの子どもたちの前で発揮するのも一つの力やないかな、これと同じように絵画がうまいとか歌が上手やとか、何にも特技はないけど、みんなを笑わせるのがうまいとか、みんなそれはとても大事な個性やと思うんです。だから、そんな個性を発揮できる場所として、議員が言われるように、もう一度記録会に関しても音楽発表会に関しても、水泳記録会に関しては小体連、音楽発表会に関しては小・中教育研究会の音楽部会長さんとの話し合いの中で検討していきたいなと思っています。
ただ、ちょっと前半言いましたように、働き方改革云々と言われると非常に苦しい場面もあって、ただ働き方改革を進めていくけども、教育者としての使命感とか、あるいは教育に対する情熱というものを改革とともに失っていってもろうたら困るという、私はその強い思いを持っていますので、そこらとともに先生方に負担にならないようにいろんな提案を考えて、議員がおっしゃるようにできたらいいなと思っていますが、私の単独で判断できませんので、教育委員の皆さんの定例会にもお聞きしたいと思いますし、それから校長先生方ともお話ししていきたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。
平成28年度スポーツ推進審議会というのがありまして、そこで水泳記録会について議論がなされています。それインターネットでとれますんで、私持っています。市長にもお配りをしておりますが、この中でも次世代を担う子どもたちのスポーツの機会の充実について、水泳記録会がなくなったことについて、本当に開催しなくていいのかという意見が出ているわけです。教育長はスイミングスクールに通っている子ばかりが上位となっていることもあってなくなったと、そのときは言っていらっしゃいます。しかし、委員から事務局の本気度がないん違うかと、もっとやっぱりスポーツ推進しなあかんの違うかというような意見、厳しい意見が出ています。
29年度のスポーツ推進会議では、開催しない理由として同じようなこと、スイミングスクールに通っている子どもたちの中心の大会となっている、説明はされているんですけど、委員の中から、そもそもそれに問題があるのかというような意見まで出ているわけです。学校教育課が答えているんですけど、特定の子どもたちの大会とならないようにとも考えているなんていうことも言うているんですけど、やっぱり社会に出れば嫌でも競争しないといけない、子どものころから競争することの重要性を伝えていくことも大事、これはほかの委員も言うてはるわけです。
水泳記録以外の音楽会にしても陸上競技会にしても、この資料の中には予算が確保できないからできなかったと書いているわけです。そう書きながら、指標及び目標の中では30年度も実施と書いているんですよ。やっぱりそこの認識が学校教育課、小学校の体育連盟の皆さん、主任会の皆さん、やっぱり意思疎通できてないの違いますか。もう一度答えてもらいたい。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 意思疎通ができていないとは私は思っていないんですが、学校現場のそれぞれの思い、それから教育委員会側としての思いというもので、でもそういうチャンスを与えるということに対しては、学校もしてあげたいなと思ってはります。ただ、特に校長先生等は考えてはるんですけども、それをやってしまうとやっぱりどれかの先生にお手伝いをしていかんならん、あるいは夏休みは以前のように休まれるんではなくて、研修会研修会の日々でもあり、自己研修の場でもある、あるいはこの間に学習を苦手とする子どもたちの学習会を行ったり、あるいは地域のお祭り等々に出かけたりと、いろいろ計画されている中で、ある先生の中にはその学校の一番やりやすい時期に、例えば音楽会であればできていると、市の音楽会を例えば11月にするなら、そこに合わせてやっていかんならんと。運動会、音楽会等続けてやって、なかなか行事等が重なって子どもたちの学習が落ちついてできないというような状況もある中で、今の状況のままでずっといいというお考えの方もいはります。
でも、議員がおっしゃったように、小学生の間にあの文化会館のステージに立つという意義はすごく大きなことやと思いますので、例えば各校とも今までやっておられたのは、各学年、1学年、沖島小で1学年しか出られないんですが、例えば八幡小学校は5年生であれば、5年生になったらあっこのステージに立てという目標を持っていましたので、そういうことも含んで積極的に進めていきたいなとは思いますが、やっぱり現場の思いもあるので、来年からやります、ことしからやりますということは言い切れない部分はあります。
一番心配なのは、働き方改革とか、学校が今ようやく行事が落ちついてきたという中で子どもたち、特に特別の支援を要する子どもたちは長い期間の準備期間が要ると、そういう子どもたちに対しても夏休み明けの運動会そのものも考えたいというて、今特に金田小学校なんか、今も6月に体育大会をやってはるんで、それは一番に思うてはるのは、支援を必要な子どもたちが落ちついて取り組む期間をじっくりとりたいという強い思いを持ってはるんです。それぞれ思いがあるので、そんな思いも考えながら、今の議員の思いも考えながら、全ての子どもたちが幸せに取り組めるように考えていきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。近江八幡市はスポーツ推進条例というのも可決をしていただいております。教育委員会と議会、行政が一になって、やっぱり子ども、次世代を担う子どもたちにその機会を与えるというチャンスはやっぱり必要であると私は思うわけです。ぜひとも違う形でも結構でございますので、大舞台に立たせてあげて、発揮できる力をやっぱり導いてほしいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思いますが、近江八幡市の文化振興条例という中に、文化活動が活発に行われるよう支援その他の措置を講ずることということがうたわれています。また、今言いましたスポーツ推進条例では財政上の措置、先ほど予算がないからバス輸送できないというお話が出ました。第14条で、市長はスポーツ推進に関する施策を実施するため、必要な財政措置を講ずるものと努めるものとするとあります。財源が必要であるなら、市長判断で次世代を担う子どもたちの予算をいただき、働き方改革を含めた改革が必要であるなら、教育委員会で改善をいただく、両方が合同でやらなければいけない事業だと思います。
グラフというか表を見ていただいたとおり、13市ある中で10市は何らかの形で開催をしていますよね。やっぱりやめたいところもあるのかもわからんけども、何らかの努力をされて継続をされているわけであります。やっぱり近江八幡市が3つともないというのはいかがなものかというふうに考えますので、やっぱり市長が個性、この特性を伸ばせるように教育には力を入れるとおっしゃっているわけでありますから、ぜひとも教育長、開催をできる方向を模索いただきたいと思いますが、もう一度お願いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 全ての子どもたちに同じように開催する方法としては、この3つの中でやっぱり市内の音楽会やと思うんです。小学生の子どもたち、一度は文化会館のステージに立たせてやりたいという気持ちは私は持っています。中学校では合唱コンクールをやっておられますが、全ての中学校が早朝から文化会館を使用するために並んでいただいて、全て文化会館でやってはる、安土中学校はセミナリオかな、やってはります。そういう意味でもあそこへ立たすということがそれなりに大きな意義があると思いますので、まずは音楽会をめどに頑張っていきたいと思います。
以上です。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。ぜひとも開催をしていただけるべく、模索をしっかりとしていただきたいと思いますが、市長に1つだけお願いをしたいことがございます。総合教育会議というのがございます。この中で予算が本質でないのか、本質はどこなのか、教育の働き方改革が本質なのか、予算がないのか、やっぱり教育に力を入れていただけるという方向でありますから、一度総合教育会議でやっぱり諮っていただいて、議論いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 小西議員がおっしゃるように、子どもの教育というのは、市の未来の子どもたちをどういう方向で育てていくかという根本に関する問題だと理解しております。したがって、予算がという議論ではなく、どのようにどういう方向でという議論がまずあるべきだと思いますので、諮ってまいりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 市長ありがとうございました。次の総合教育会議、傍聴にもまた伺いますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終了させていただきます。本日はありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で小西励君の個人質問を終わります。
ご利用について
この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
許可無く放送を中止させていただく場合がございます。
戻る