録画中継

平成30年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月11日(火) 個人質問
井上 芳夫 議員
(1)安土町地域自治区について
   ①安土町地域自治区の設置について
   ②10年の終了を向かえるにあたり
(2)安土町総合支所について
   ①安土町総合支所機能について
(3)老蘇こども園について
   ①老蘇こども園の0才児からの受け入れについて
◆3番(井上芳夫 君) 創政会の井上芳夫です。議長の発言の許可をいただきましたので、少しの間質問をさせていただきます。
 平成最後の夏も終わりを告げようとしております。本年は記録ずくめの災害の年で、6月議会の後からでも2つの大きな災害と異常な夏の暑さとなりました。台風20号、21号と立て続けに近畿を直撃し、21号においては記録的な暴風が吹き、彦根地方気象台によると彦根市で最大瞬間風速46.2メートルを観測し、ジェーン台風を超えて68年ぶりに観測史上最大記録を更新しました。
 この暴風雨により、県内各地、また近江八幡市内においても倉庫が倒壊したり窓ガラスが割れたり瓦が吹き飛んだり、多数の建物被害が出ました。また、神社等の大木が倒れ、社殿等が倒壊しました。
 市民生活においては、電柱の倒壊などにより停電が起こり、長時間電気のない生活をされたところもありました。
 近江八幡市の基幹産業であります農業においても大きな被害がありました。特に、ビニールハウスの倒壊など大きな被害があり、補修や後始末をされている方を多数見かけることができます。
 国、県、市等の早急なる対応や援助をお願いしたいと思います。
 このあたりは災害の少ないところであると思っていましたが、自然の脅威に一瞬にして目を覚まされました。
 9月6日午前3時8分に北海道南部を震源に起きた震度7の地震では、北海道内全土が一時停電し、厚真町の山では至るところで土砂崩れが起き、家屋が倒壊しました。死者41名、4,000人が避難されています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々が一日も早く復旧されることをお祈りいたします。
 災害は、どこにでもやってくるということをしみじみと感じさせられました。防災・減災への取り組みをさらに強化し、平常な日々が送れますよう努力していきたいと思います。
 それでは、1つ目の質問に入ります。
 安土地区の自治区長の設置は、合併特例による近江八幡市及び蒲生郡安土町の廃置分合に伴う地域自治区の区長の設置に関する協議書により定められており、区長不在の安土地域自治区は存在しないところであります。
 一方、当協議書第11条3項の規定により開催されている安土地域自治区地域協議会も区長不在の中で開催されていること自体が問題ではないかと考えますが、市長のご所見をお願いいたします。
 初問といたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 井上議員ご質問の安土町地域自治区長についてお答えいたします。
 地域協議会は、5月の定例会以降、地域自治区長が空席の中で開催しているところでございますけども、そのこと自体に問題があるとは思っておりませんけれども、現状が好ましい状況であるとは考えておりません。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。
 新市基本計画は5カ年延長の承認手続を終えられていますが、合併特例による廃置分合に伴う地域自治区の設置に関する協議書は10年で終了すると思います。区長不在のまま10年の終了を迎えるならば、安土在住の市民は不安を感じるものと思われます。どのようにお考えでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 議員ご指摘のとおり、地域自治区の法定設置期間が1年6カ月後には満了するところでございます。現在、自治区長の選任に鋭意努力しておるところでございます。安土の未来をしっかり考えていただける、住民と議論ができる、計画力のある区長をということで鋭意努力しておるところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。
 早急なる人選をよろしくお願いいたします。
 次の質問に移ります。
 安土総合支所の機能についてお伺いいたします。
 合併当初より、徐々に総合支所と言えない内容の機能に縮小されています。安土地域としては非常に勝手の悪い総合支所となっています。
 地域の思いとしては、旧近江八幡市と異なり、地域自治を行政に委ねて合併まで来ており、地域住民自治は学区まちづくり協議会を核に協働のまちづくりを行うことは十分理解できるものの、急変する高齢化と新旧住民の融和等、これからのまちづくりの推進課題も多岐にわたり、種々の支援やきめ細やかな指導が必要と考え、安土支所機能の住民窓口業務とあわせ、学区まちづくり支援指導をぜひともお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 井上議員ご質問の安土町総合支所機能についてお答えを申し上げたいと思います。
 安土町総合支所の機能につきましては、市町合併から9年目となり、安土、老蘇両学区の両方だけではなく、近隣の武佐学区や金田学区を初め旧近江八幡市域の方々の窓口利用も増加し、市民全体の総合支所との役割を果たして機能していると考えておるところでございます。
 今後としましても、総合支所としての役割をさらに果たせるように、その機能の見直しを含めて考えてまいりたいと思っております。
 あわせまして、安土、老蘇地域の自治の充実に向けて、市としましても支援をしてまいりたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。
 先ほどの竹尾議員の質問の内容とちょっとかぶってしまうような今の質問だったと思います。
 まちづくりとしてやっているまち協なり自治会が非常にいろんな仕事が多くて衰退、衰退ということはないんですけども、困っておられるということで、ぜひとも支援をお願いしたいなというふうに思っております。
 では、次の質問に入ります。
 老蘇こども園のゼロ歳児よりの受け入れについてお伺いいたします。
 老蘇学区では近年新しい住宅開発が進み、若い世代の方々が多く転居されてきています。また、老蘇こども園は昨年度よりこども園となり、入園者数もふえ、定員60名に対し48名までになっています。この48名の中にはゼロ歳から3歳までの兄弟が他園に通っている子どももいると思います。兄弟が同じこども園に通うほうが保護者の負担も減らすと思います。
 また、近隣の園では慢性的に定員オーバーの状態が続いております。老蘇こども園で受け入れば多少の改善につながると思いますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治 君) 井上議員の老蘇認定こども園の質問にお答えいたします。
 まず、老蘇幼稚園を平成29年4月に3歳以上を対象とした認定こども園に移行した経緯につきましては、さきの平成28年12月議会において井上議員からご質問いただき、お答えをさせていただいたとおり、小規模保育施設を卒園する3歳児の継続した保育を担保できることと、こども園に移行する前の老蘇幼稚園在園児は約40名であり、保育室に余裕があり、既存施設を有効活用することができることから、3歳児以上の認定こども園に移行することといたしました。
 平成30年9月1日現在の老蘇こども園の在園児数は、短時部で33名、長時部で50名、合わせて83名となっており、全ての保育室を使用して保育を行っている状況でございます。
 そのため、ゼロ歳児からの受け入れをするためには、調理室の整備だけでなく、ゼロ歳児、1歳児、2歳児それぞれの保育室として3室、そのほかにも保育室、調乳室等の整備が必要となります。
 議員からご提案いただきましたが、調理室だけの問題ではなくて、保育室にあきがない状況等でもございますので、また岡山、桐原認定こども園が平成31年4月に開園し、合計170名の長時部の定員が確保できるものと見込まれることから、老蘇こども園でのゼロ歳児での受け入れにつきましては、今後の保育ニーズ量などの状況によって総合的に検討してまいりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。
 老蘇こども園があるところというのは、老蘇小学校のある場所と一緒なんですけども、地域の中心的な場所であります。近江八幡市では、今、小学校、コミセンなど、防災を考え、1カ所へまとめる一体整備を行っておられると思います。
 その拠点であるところのこども園に、やはりゼロ歳児からの受け入れというのもあってもいいんじゃないかな。逆に、小学校区に1つぐらいはそういうところの整備があってもいいんじゃないかなと思います。今後、いろんな整備の中でかなうならまた検討していってほしいなというふうに思います。ありがとうございました。
 これで質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(園田新一 君) 以上で井上芳夫君の個人質問を終わります。
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