録画中継

平成31年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
2月28日(木) 代表質問
岡山 かよ子 議員
関連質問
(9)安土学区の一体整備について
(14)あかこんバスについて
◆4番(岡山かよ子君) 創政会の岡山かよ子でございます。私は2項目について関連質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず、1項目めは、安土学区の一体整備についての質問をさせていただきます。
 もう進むのかと期待しながら、なかなか進まない、他の学区がいち早くエリア整備が進んでいき、安土学区は取り残された感じがございます。今回、代表質問の回答では、整備については来年度中に早期に予算をつけて、必要な資料を準備して検討に入っていくという回答をいただきましたが、協議等にはどの程度かかるかはわからないかもしれませんが、その後の手続から完成までの大まかなスケジュールについて、もう少し詳しく教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 岡山議員の安土学区の一体整備のご質問にお答えをさせていただきます。
 まず、整備のスケジュールということでございますけれども、今議会に提案をしています候補地の調査検討委託を年内に完成をさせる予定で考えています。
 完成後、当該委託で作成をいたしました候補地の比較検討資料をもとに地元の皆さんと協議をさせていただき、現地の建てかえ、移転建てかえ、また一体整備等、候補地や整備手法を決定いただく予定をしています。
 現段階では、この候補地や整備手法の決定にどれぐらいの期間が必要となるのかが不明ですが、決定後に予定をしています校舎の耐力度調査を夏休みなど長期休暇中に実施をする必要があることから、2020年度のできるだけ早い時期に決定する必要があると考えています。
 この耐力度調査実施後は、整備場所に応じた手続を進めていくこととなりますが、用地買収にかかる期間、また地盤の状況により改良にかかる期間等違いがあるため、一概に申し上げることはできませんけれども、新たに用地を設け建設をする場合、岡山小学校の例で申し上げますと、候補地が決まりまして用地買収にご協力をいただいた後、土地収用、農地転用等の手続、業者選定、設計、造成工事、建設工事というふうになりますが、これに岡山小学校では約3年半かかっております。
 もし現地で建てかえということになりますと、校舎を新たに建てる場所というのが、現運動場の位置にするのか、また現校舎位置にするのかによって異なってくると思いますが、仮設の校舎を建てて現校舎位置に建設をする場合は、新たな用地で建設する場合に比べまして約1年間ぐらいは長く整備にかかるというふうに見込んでおります。
○議長(園田新一君) 岡山かよ子君。
◆4番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 まだまだ数年ぐらいかかるというような計画かなというふうに思いました。
 候補地も新たにするのか現地点でするのかというのも、根拠資料を今回出していただいて協議をしていくということで、これから進んでいくのかなというふうに思いますので、できるだけ早期に進めていただきたいなというふうに思います。
 1点だけ、ちょっとご要望なんですけれども、新たなところで建てるとなれば、今現在使っているコミュニティセンターや小学校の跡地利用というのが問題になるかなというふうに思います。どういうふうな形になるのかはこれからですけれども、エリア整備と同時に一体化をするのであれば跡地利用を一緒に検討していただきたいなというふうに思います。
 現地点でするということであれば、特にその問題はないとは思うんですけれども、これから進んでいくときにそのことを念頭にお願いをしたいなということで、ご要望とさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 2点目に、あかこんバスについての関連質問をさせていただきます。
 路線と土日祭日の運行については、諸条件がありご検討はいただいているということで、なかなか難しい面があるとの回答をいただきました。
 確かに、総合医療センターや公共機関は休みとなるため利用者が少ないというのも現状でございますが、竹町の都市公園のプールや今後整備をされる多目的広場は休日もされますので、引き続きご検討をお願いしたいというふうに思います。
 質問になるんですけれども、今、近江八幡市では、運転免許証の自主返納者に高齢者支援制度の一環として、自主返納された高齢者に7,500円分で回数にして37.5回分の市民バス回数券を無料交付されていると思います。これでしますと、週1回バスを利用するとすると、大体約9カ月ぐらいはこの無料券で利用ができます。病院等にそれを使って行っておられる場合であれば、9カ月で病院が終わるわけでもなく、もっと必要になるのかなというふうに思っております。
 もう少し継続利用できるようなパスポート的なものなのか、回数券なのか、定期券なのか、ちょっとよくわからないんですけれども、そのようなものを検討されているのかどうかと、今実施をされている1カ月定期券の利用も実証実験をされていると思うんですけれども、その利用状況についてもあわせてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員のあかこんバスについての関連質問についてお答えをいたします。
 運転免許証の返納は、滋賀県警察本部の自主返納高齢者支援制度において促進されておりまして、65歳以上の高齢者の方が有効な免許証をみずから返納されることによりまして運転経歴証明書の交付を受けていただくことができます。
 さらに、この制度に賛同されています事業者にこの証明書をご提示いただくことで、商品割引等のさまざまな特典をご利用いただけるという制度でございます。
 現在、県内では321社、市内では20社のご協力によりまして自主返納の促進につなげておられるところでございます。
 本市につきましても、この制度に賛同する一員といたしまして平成24年度より近江八幡市運転免許証自主返納高齢者市民バス回数使用券支援実施要綱を定めまして、運転免許証の自主返納を促進するとともに、高齢者にかかわります交通事故の防止と市民バスの利用促進を目的に、65歳以上の方で運転免許証を自主返納された方に市民バスの回数券を無料交付するという事業を開始しているところでございます。
 この制度は、運転免許証を自主返納された方が市役所で申請していただくことによりまして、市民バスの65歳以上の回数券3冊分、今議員からもございましたようにご乗車回数にしますと37.5回分の交付を受けていただくというものでございます。
 制度の利用者数につきましては、初年度となります平成24年度に申請していただいた方が73名でございました。以降、平成25年度が85名、平成26年度は93名、平成27年度は101名、平成28年度は112名、平成29年度は258名、そして平成30年度は1月末現在で142名となっておりまして、年々増加しておりますことから、現状の制度で自主返納促進に一定の成果がもたらされているものと考えているところでございます。
 次に、パスポート的なものといたしましては、昨年7月から10月までの4カ月間、65歳以上の方を対象に実証実験といたしまして定期券の販売を行わせていただきました。この定期券は月単位の定期といたしまして1枚3,000円で販売いたしまして、延べ62名の65歳以上の方にご利用いただいたところでございます。
 その後、11月から2月までの4カ月間は、年齢制限をなくさせていただいて実証実験を継続いたしました。この実験の結果といたしましては、延べ126名の方にご利用いただきまして、65歳以下の方が42%、それから65歳以上の方が58%ということで、約6割を高齢者の方が占めたという結果でございました。
 従来からあります回数券と、それから新たに実証実験として始めましたこの定期券をそれぞれの利用状況に応じまして有効利用いただいているというふうに考えているところでございます。
 なお、この3月から13カ月間になりますけども、一般4,000円、65歳以上3,000円、それから障害者の方が2,000円の3種類の定期券で実証実験を継続してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 岡山かよ子君。
◆4番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 いろいろ工夫をしながら実証実験をしていただいているということですので、現状は理解はできました。
 ただ、この制度はまだまだ知らない方もおられると思いますので、周知をしっかりとお願いしたいなというふうに思います。
 次に、あかこんバスの停留所について伺いたいと思います。
 バス停の位置やコース等の設定については、先ほども利用者や自治会の意見、要望をもとに決めるということでしたけれども、具体的にはどのようにして決めていただいているのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 再問にお答えいたします。
 バスの停止位置あるいはコース設定、変更、時刻の改正等についてでございますけども、それぞれ改正に当たりましては、各学区自治連合会の取りまとめによります要望をもとに、ハンドル時間ですね、運転手の1日当たりの運転時間でございますが、こういったものや距離数などを検証いたしまして市において改正案を作成いたします。
 この案を運輸局、民間運行事業者、そして自治会代表者などから構成されます近江八幡市地域公共交通会議で協議をいただきまして、ここで承認いただいた後に運輸局に申請をしまして許可を得て運行すると、こういう形になってございます。
 コースの変更や時刻の改正は隔年で行っておりまして、来年度6月1日に改正を行う予定をしております。
 今回の改正に当たりましては、各学区の連合自治会、自治連合会さんにおきまして、各自治会さんから提出されました要望を取りまとめていただきまして、過日、各学区からご要望として提出をいただいたところでございます。
 今後、いただきましたご要望やご意見を精査いたしまして、安全面や運転時間などを考慮しまして改正を行う予定をしております。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 岡山かよ子君。
◆4番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 いろいろご検討いただいているということは理解できました。
 ただ、現状を少し見てみますと、バス停には停留所の目印となる看板は上がっているだけで、吹きっさらしで冬は寒くて夏は暑いと、このような中で市民の方はバスを待っておられます。少し近場に民家の軒先や集落の公民館等の公共施設のあるところもあるかなというふうに思います。
 このような条件のいいバス停では少し軒先を借りていただくよう声かけをしていただくことはできないかということなどを、課題を市民課の担当課に伝えられたそうですけれども、いろいろの理由があってできないということの返答をいただいたということを聞いています。
 全部のバス停にそのようにしてほしいということではなくて、軒先を貸してあげるよとかと言ってくださる方や公共の施設の玄関先などに、そういうようなところにバス停を置いてほしいかなというふうに言っておられました。
 夏の暑い日に少し離れた木陰でバスを待っていたら、バスが行ってしまったというふうなこともあったそうです。できないというのもわかるんですけれども、少しでも協力してくださる市民さんの声を聞いていただいて、雨風が防げるような場所があれば、そのような工夫をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いしたいと思います。
○議長(園田新一君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 再問にお答えいたします。
 基本的には、学区で要望を取りまとめていただきましたら、極力それをかなえる方向では検討させていただいているところではございます。
 ただ、バス停を移動する等に当たりましては、その移動する場所を安全上問題がないかというのを警察にも実は照会をさせていただいたりもしております。
 例えば余りにも交差点に近い位置にこれを変更されるとか、こういった場合にはちょっと警察からストップがかかるケースもございますので、極力は前向きな検討をさせていただきますが、そういったちょっとステップもあるということでご理解いただければというふうに思っております。
○議長(園田新一君) 岡山かよ子君。
◆4番(岡山かよ子君) ありがとうございます。
 諸事情もあるとは思いますけれども、今後ご検討をいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(園田新一君) 以上で岡山かよ子君の関連質問を終わります。
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