録画中継

平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月14日(月) 個人質問
北川 誠次 議員
(1)健康ふれあい公園について
   ①具体的な施設整備の詳細
   ②第1期工事以降の整備計画・事業予定
   ③アクセス道路の計画・事業予定
   ④運営方針
(2)滋賀県で開催予定の第79回国民体育大会について
   ①受け入れ体制の整備は。
(3)日野川河川改修事業について
   ①現在実施されている工事内容・今後の工事計画
   ②事業認可区域の完成の時期は。
   ③古川橋から上流竹町地先までの堤外民地(墓地も含む)の買収状況は。
(4)国道8号線バイパス計画について
   ①期成同盟会の設置は。
   ②整備計画・工事着工の時期は。
   ③バイパス案はないのか。
   ④道の駅構想は検討されるのか。
(5)新幹線湖東駅(仮称)の設置について
   ①新たなルートが検討されているが、その対応は。
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川誠次でございます。議長のお許しをいただきましたんで、ただいまから個人質問をさせていただきます。2期目最初の質問となり、再度この場に立たせていただきましたこと、心から感謝申し上げます。初心忘れずでございますので、安全で安心なまちづくり、地域の活性化の観点から、5点についてお伺いをいたします。質問形式は一括方式でさせていただきます。
 まず、大きな1点目でございますが、竹町地先に建設されております健康ふれあい公園についてお伺いをさせていただきます。
 この公園は、子どもから高齢者までがスポーツに親しみ、健康増進と市民福祉向上を目的に整備をされております。
 また、現役を退職された60歳から75歳くらいまでの方々、いわゆるプラチナ世代、最近はシルバーではなくプラチナ世代と言われる方が多くおられます。この言葉は、シルバーと言うほど地味でもなく、色あせず、長年輝き続けるという意味で、プラチナのように元気でいつまでも現役のように若々しい世代ということでしょうか。
 さて、市民の誰もがスポーツに親しみ、いつまでも若々しく健康に生きることは、年々増加の一途をたどっている扶助費や国民健康保険等の医療費の抑制につながるものとも思います。したがって、この公園整備には多くの市民の皆様が期待を寄せられており、待ち望んでいる施設であるとも思っているところです。
 しかしながら、情報発信が行き届いていないのか、この設備整備に対して多くの皆様方から、何ができるのか、いつ完成するのか、誰でも使えるのかといった質問をよく受けます。今議会では、第1期工事に係る工事請負契約の議案も提案されています。
 そこで何点かについてお伺いをさせていただきますが、さきの質問者にプール棟については回答をいただいておりますので、了とさせていただきます。
 まず1点目に、公園内に整備される施設はどのようなものなのか、施設ごとにお聞かせください。
 2点目に、温水プール棟は第1期工事として取り組みを進められますが、その他施設の整備予定、時期はどのようになるのか。
 3点目に、アクセス道路も公園整備と並行してと聞いておりますが、完成予定、時期はどのようになるのか。
 4点目に、少し早いかもわかりませんが、運営について、市直営なのか、指定管理者制度となるのか、運営方針、考え方は決定されているのであればお答えください。
 次に、大きな2点目でございますが、2024年に滋賀県で開催が予定されております第79回国民体育大会についてお尋ねをいたします。
 滋賀県での開催は、1981年、昭和56年に開催された第36回びわこ国体から実に43年ぶりの大会となります。昭和56年時には、当市を会場とされた種目は、バレーボール、軟式野球でありました。主会場は市立運動公園体育館、野球場、サブとして新町体育館を会場として開催されております。
 当時、市は財政難に苦しむ中にあって、国体を受ける対応として文化会館の建設、運動公園の整備、競技では相撲に力点を置き、全国で相撲道にたけた優秀な人材を近江八幡市に集める一方、宿泊施設の少ない本市では、民泊でおもてなしをとの方針が決定され、市行政と市民が一体となり、びわこ国体の成功に向け取り組まれた経過があります。
 その当時から時代が流れ、取り巻く環境は大きく変わっておりますが、過去を例にするなら、そろそろ取り組みを始めなければと考えます。
 そこで、少し気が早いのかわかりませんが何点かをお伺いしようと思っておりましたが、この質問もさきの質問者と重なりましたので1点だけお伺いをいたします。
 受け入れ態勢についてでございますが、施設の整備、宿泊の問題、交通アクセス等、多くの課題がありますが、現時点での対応の考え方についてお伺いをいたします。
 次に、大きな3点目になりますが、日野川河川改修事業でございます。この質問は、過去にも何回となくさせていただいており、恐縮に存じますが、先週日本列島に上陸いたしました台風18号は、当市には幸い大きな被害はもたらしておりませんが、さきの質問者にもありましたように、関東、東北では記録的な豪雨となり、鬼怒川等相次ぐ堤防の決壊で、死者7名、行方不明者15名、浸水家屋が1万1,000棟と、まるで4年前に発生をいたしました東日本大震災の津波災害を再現するような大災害が発生をいたしました。もしこれが日野川で起きていればと考えたとき、とても他人事とは思えないと感じたのは私一人ではないと思います。
 日野川では、一昨年の台風18号で特別警報が発令され、沿線住民17地域、1,891世帯、4,950人に避難勧告を発令され、堤防決壊の手前となったことは記憶に新しいところでございます。沿線に住む住民は、上流の新巻町から河口の佐波江町、野村町まで約5,000世帯、人口にして1万4,000人の皆様方が生活をされております。一たび堤防が決壊すれば、決壊する場所にもよりますが、被害をこうむる住民の皆様はこれ以上になると想定をされているところでございます。
 そこで何点かお伺いをいたします。
 1点目として、現在実施されている工事内容、また今後の工事計画について、2点目として、現在事業認可区域の工事完成はいつごろになるのか。3点目として、古川橋から桐原橋の間、桐原橋から上流、事業認可が受けられている竹町地先までの堤外民地、墓地も含めての買収状況についてお伺いをいたします。
 次に、大きな4点目でございますが、国道8号線のバイパスを含む改修計画についてでございますが、国道8号線は京都市と新潟市を結ぶ全長602.6キロ、一桁国道では当市を経由する唯一の国道であります。しかしながら、我々の中学校時代の通学路当時から、全貌はほとんど変わっておりません。歩道はない、狭い、慢性的な渋滞等、ほとんど整備がされてないのが現状であります。また、当市の経済活動にも大きく支障を来しているものと考えます。
 このことについては、前回も質問をさせていただきました。米原市、長浜市、彦根市では、米原バイパスとして法線が決定され、工事着工がなされております。西では、野洲市、栗東市で野洲栗東バイパスとしての法線が決定され、工事着工をされております。
 前回の質問時に対し、市長は答弁で、道路拡幅、複線で対応する、近隣市町と期成同盟会を設置し対応すると回答いただいておりますが、再度何点かについてお伺いをいたします。
 1点目として、現在、期成同盟会の設置状況は、2点目として、整備計画の策定、工事着工はいつごろになるのか、3点目として、バイパスの考え方は全くないのか、4点目として、国道8号線沿いに道の駅整備構想はないのか、考え方についてお伺いをいたします。
 次に、大きな5点目でございますが、(仮称)新幹線湖東駅設置への取り組みについてでありますが、東海道新幹線は、東京-名古屋-大阪を結ぶ交通における日本の大動脈で、地域経済の発展に大きく寄与していることは誰もが認めているものであります。新幹線の駅が近江八幡市に設置となれば、この経済効果ははかり知れないものがあると思います。
 現在、検討されている北陸新幹線で、敦賀-大阪間は敦賀-米原ルート、敦賀-舞鶴ルート等があります。ルートの決定は当市にとりましては大きく命運を分けることになりますが、そのような中、最近の状況を見ておりますと、新たなルート、敦賀-小浜-比良山脈の裏を通り、大津市をかすめて京都に入ると。敦賀-米原ルート案が消えてしまいますと大きな痛手となりますが、当市としてこの対応、取り組み、行動はどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。
 以上5点につきまして、初問とさせていただきます。ぬくもりのある回答をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 北川議員のご質問のうち、新幹線湖東駅(仮称)の設置についてお答えをいたします。
 東海道新幹線新駅の設置につきましては、昭和63年1月に、当時の中部地域2市7町、現在は東近江地域2市2町におきまして、東海道新幹線湖東駅(仮称)設置推進協議会が設立をされまして、他に先駆け、行政、議会が一丸となって推進活動に取り組んでまいりました。
 本年3月に、北陸新幹線の長野-金沢間が開業されたことから、敦賀以西のルート決定に向けて、米原ルート、小浜ルート、湖西ルートの3ルートに加え、最近ではJR西日本が検討します第4ルート、いわゆる京都ルートといいますか、も浮上するなど、国、自治体、経済界、JR等でさまざまな駆け引きが激化しているところであります。現在のところ、米原ルート以外は京都駅、大阪駅などの大都市駅への接続が明確ではなく、費用についても不透明であります。
 それに比べ、米原ルートは駅への接続が明確であり、建設費や開業までの期間の短さなどの費用対効果から、関西広域連合も最適なルートとの見解を示しているところであります。
 本市にとりましても、米原ルートの選択により、米原と京都間の中間に位置する近江八幡市に新駅設置が有利に働くものと考えております。しかしながら、本県は本市だけでなく、長浜市、米原市、彦根市を中心とした湖東、湖北の米原ルート沿線の自治体全体で取り組みを進めていくことが重要であろうかと思っております。
 本市といたしましても、さらに米原ルートの推進と新駅設置に向けた取り組みを推進してまいる所存でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市民部理事。
             〔市民部理事 小西正彦君 登壇〕
◎市民部理事(小西正彦 君) 北川議員の健康ふれあい公園に関するご質問にお答えをいたします。
 第1点目の公園で計画している施設内容については、今回発注しました第1期工事に含まれる25メートル6コースの温水プール、幼児、子どもプール、ジャグジー、トレーニングジム、フィットネススタジオ、シャワールーム、採暖室、ロッカールームなどを整備します。
 その他公園内には公式8ホール2コースの天然芝のグラウンドゴルフ場、人工芝の公式サッカー場、シャワーや着がえができるクラブハウス、小さなお子さんが遊具で遊んでいただける児童遊技場、そして公式ゲートボールコート6面の広さを持つ屋内多目的広場の整備を予定しています。この多目的広場は、ゲートボール6面のほか、テニス3面、フットサル2面としても使用可能となるよう計画しているところであります。
 2点目のそれぞれの整備予定についてでありますが、公園の施設整備については、国庫交付金を財源としていることから、国庫交付金の交付状況から4期に分けて工事を発注する予定であります。
 現在のところ、第2期工事として屋内多目的広場、第3期工事としてクラブハウスと児童遊技場、第4期工事としてサッカー場とグラウンドゴルフ場の整備を予定しております。それぞれの工事発注時期につきましては、国庫交付金に合わせて発注していく予定でありますので、施設の完成時期については国庫交付金の交付状況によりますが、施設の完成のめどは平成31年度としているところであります。
 3点目のアクセス道路の整備についても、公園整備と並行して進めてまいる所存でありますが、このアクセス道路も公園と同じ国庫財源を活用しており、これらの財源確保に向け国へ要望してまいりますので、議員各位のご支援をお願い申し上げます。
 第4点目の運営に関しましては、さきの池上議員にお答えしましたとおり、施設整備のコンセプトである子どもから高齢者までが利用できる健康増進のための運動施設として、市民の方々の健康増進につなげていただけるよう運営してまいりたいと考えております。
 そのためには、民間事業者の経験による運営のノウハウの活用は有効な手段だと考えているところであり、その手法として指定管理者制度を含めた民間委託等を視野に検討しているところであります。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 水都市産業部理事。
             〔都市産業部理事 水 平作君 登壇〕
◎都市産業部理事(水平作 君) 北川議員ご質問の日野川改修事業及び国道8号線バイパス計画についてのうち、最初に日野川河川改修事業についてお答えいたします。
 まず、日野川河川改修事業の現在実施されています工事内容、今後の工事計画についてお答えします。
 日野川改修事業の全体計画は、河口から日野町にあります出雲川合流地点までの延長25キロメートルの間で策定されています。このうち野村町地先にある大畑橋下流付近から善光寺川合流点までの7.38キロメートルは事業認可を受け、平成8年から広域河川改修事業として事業着手され、現在工事が進められています。
 事業主体であります東近江土木事務所に確認しますと、今年度の工事につきましては、古川橋下流の約350メートル付近から上流に向けて左岸、右岸の河道掘削、高水護岸及び低水護岸の工事を進める予定であるとのことです。
 河川内にあり、出水期を避けた時期にしか工事ができませんので、11月から来年の5月末までが工事期間になります。
 次に、事業認可区域の完成の時期についてお答えします。
 東近江土木事務所河川砂防課によりますと、現在の事業認可区間であります善光寺川合流部までを平成42年度までに完成する予定になっているとのことです。ただし、関係機関との協議や地権者との用地交渉等により、変更される可能性が十分考えられます。
 次に、古川橋から上流竹町地先までの墓地を含む堤外民地の買収状況についてお答えします。
 古川橋からJR琵琶湖線までの用地交渉は、平成25年度から開始され、現在ほぼ買収の目途が立っている状況です。この間にありました下川原墓地につきましても、平成25年7月に日野川霊園として移転が完了しています。
 JR琵琶湖線からJR新幹線までの堤外民地の用地交渉は、平成27年度から平成28年度の予定で取り組まれており、既に一部の自治会に対して説明会を開催しています。この間にあります竹町地先の墓地につきましては、関係者を対象とした対策協議会の組織化に向けた説明会を開催しており、平成31年度までに移転が完了することを目指しています。
 また、JR新幹線から善光寺川合流部までの堤外民地の用地交渉は、平成29年度から平成31年度を予定しています。
 次に、ご質問の国道8号線バイパス計画のうち、現在の期成同盟会の設置状況についてお答えします。
 国道8号のバイパス計画につきましては、当市の北側では米原バイパスが、当市の南側では野洲-栗東バイパスの計画があります。現在、国道8号は大型車両が多く通行する上に、片側1車線と狭いため、交差点はもとより、交差点以外でも右折車両による渋滞が発生し、このままでは沿線の環境が悪化するだけでなく、地域経済の発展に支障を来すものではないかと危惧しております。
 このため、平成27年3月議会においてお答えいたしましたように、未調査区間であります東近江地域をまず国の調査区間とし、早期の整備を要望していくため、沿線の4市町と期成同盟会の組織化に向け市町ごとの事前協議や設立準備会を2回開催するなど、協議を行ってまいりました。その結果、来る11月中旬に、(仮称)国道8号東近江区間整備促進期成同盟会設立総会を開催する予定となりました。
 2つ目の整備計画の策定、工事着工についてお答えをします。
 現在、道路管理者であります国土交通省では、愛知川の御幸橋から竜王町鏡地先までの東近江区間につきましては、バイパス等の全体の整備計画がない状況です。今後は、期成同盟会により、国に対して国道8号の渋滞対策を訴えていく中で、早期の整備計画策定及び工事着工を要望していく予定であります。
 3つ目のバイパス案についてですが、現在の国道8号の状況を考えますと、バイパス化よりも拡幅による4車線化のほうが本市を含む沿線市町にとってより効果が大きいと考えています。ただし、今後の調査検討により、現道拡幅が不可能な区間や現道拡幅よりもバイパスのほうが渋滞対策に効果的であると判断される場合もありますので、現道拡幅、バイパスそれぞれの利点を生かした渋滞対策を求めていきたいと考えています。
 4点目の道の駅整備構想についてお答えします。
 現時点で、道の駅の整備構想はございません。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏 君) 北川議員の滋賀県で開催予定の第79回国民体育大会についての受け入れ態勢の整備についてお答えします。
 本市において第79回国民体育大会の競技会場として予定している施設は、旧近江八幡市が昭和56年、1981年のびわこ国体の競技会場として整備した運動公園施設と旧安土町が平成5年度に整備したあづちマリエート体育館です。運動公園施設は、建築後35年以上が経過し、またあづちマリエート体育館は建築後20年以上が経過し、老朽化等により毎年修繕が必要となっている状況です。
 施設等の整備については、国体の競技会場として内定になった後、国体関連の補助金などを活用しながら、改修等の整備を図ってまいりたいと考えています。
 あわせて、国体に向けた機運を盛り上げ、市民のスポーツ振興と健康意識の増大を図るイベントや各種教室を開催するなど、ハード、ソフト両面で関係機関と連携を図り、市民の皆様とともに受け入れ態勢を整備してまいりますので、ご理解賜りますようお願いします。
○議長(園田新一 君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 何点かについて再問なり要望をさせていただきます。
 1点目の健康ふれあい公園については、子どもからプラチナ世代、高齢者まで、市民の皆様が待ち望んでいる施設整備でございますので、国の補助金の関係なり市の財政状況もあるかと思いますけども、計画どおりに進捗をされますようご尽力のほどよろしくお願いをいたします。
 次に、2点目の第79回国民体育大会についてでございますが、1点だけ再問させていただきます。
 健康ふれあい公園内に整備されますサッカー場、公式認定がされると聞いております。国体のサブグラウンドなり練習場の施設として、先ほどの回答では売り込まれているというようなことをお聞きしたんですけど、採用されるような勝算というのか、めどみたいなものがありましたらお答えいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
◎教育部長(廣瀬敏 君) サッカーの競技会場でございます。
 サッカーの競技会場につきましては、守山市や東近江市等が希望されているとお聞きしております。いずれの会場に内定いたしましても、健康ふれあい公園からの移動距離が短いことから、練習会場等として使用していただくよう要望してまいりたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 多額な金をつぎ込んで整備される施設ですので、できる限りの有効活用、また施設のグレードアップの観点から質問をさせていただきました。
 国民体育大会は47年に一度の確率で滋賀県に回ってくるもので、一生に一度か2度あるかないかの一大イベントであります。施設整備、受け入れ態勢は万全の態勢で取り組まなければと考えているところであります。
 過去の例を見るなら、経費も多く必要と考え、経費の分担をするなら早目に対応しなければとの思いから質問をさせていただきました。抜かりのない対応をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
 次に、日野川河川改修事業でございますが、再問を何点かさせていただきます。
 1点目は、現在事業認可をいただいている竹町地先からその上流、東横関町、東川町、上畑町、倉橋部町、浄土寺町を経由し、近江八幡市区域の最上流部に位置します新巻町までの事業認可についての採択でございますが、先行しての採択は難しいのかどうか、考え方、取り組みはどうなのかをお伺いいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 竹町地先より上流、新巻町までの事業認可の採択についてのご質問でございますが、この区間の事業認可につきましては事業主体であります東近江土木事務所に確認をいたしましたところ、現在の事業認可区間における工事の進捗状況により、測量や設計を実施し、今後事業認可に向けて取り組んでいく予定であるということでございますので、現在の工事の進捗が大きなポイントになるかなというふうに思います。
 現在の県の計画では、善光寺川合流点までの工事が完了するのが平成42年度になっていますが、おくれる可能性も考えられます。このため、近年、台風、大雨等により災害が生じた箇所につきましては堤防の強化対策として現状調査の上、必要な箇所に堤防の質的強化などが実施される予定でございます。
 今年度は、浄土寺町地先から倉橋部町地先におきまして、堤防の強化対策を行う予定であると聞いております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 2点目として、今の上流の事業認可の採択でございますけども、この採択は当市のみならず、当市の反対側に位置します竜王町、上流に位置します旧蒲生町の東近江市、日野町にも関連する共通項目、要望であると思いますが、日野川期成同盟会での取り組みはなされているのかどうか、お伺いをいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 日野川期成同盟会での事業認可の対応についてのご質問にお答えをさせていただきます。
 日野川改修期成同盟会は、当市を含めた日野川沿線の3市2町により組織をし、日野川の早期改修及び国直轄化事業の採択を毎年度要望しております。できるだけ早くということで、直轄化も視野に入れた要望を行っているというところでございます。
 今年度は、8月18日に滋賀県知事へ、8月24日に国土交通省及び県選出の国会議員へ、それぞれ要望活動を行いました。国直轄事業の採択により改修工事の進捗が早まること、また事業認可区域が延長されることを期待して、今後も日野川改修期成同盟会として強く要望してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 もう一点、3点目でございますけども、河川敷に存在する東横関町の墓地についてでございますが、自治会長さんがかわられるたびに、自治会要望として今日までに何回となく墓地移転のお願いをされておりますが、前向きな回答がいただけておりません。
 河川改修事業での移転が難しいのなら、他の方法でとの考え方はあるのかないのか、お伺いをいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 東横関町の墓地移転についてのご質問でございますが、この東横関町地先の墓地につきましては日野川改修の全体計画の区域になっております。ただ、善光寺川合流点までの事業認可区域ではありませんので、まず次の事業認可の予定区域となるように努力していきたいというふうに考えております。
 したがいまして、事業認可でございませんので、補助金等の対応もできておりませんから、現時点では用地交渉の計画はございません。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 北川誠次君。
◆12番(北川誠次 君) ありがとうございました。
 一級河川の日野川河川改修事業は国の事業でございまして、事業主体は滋賀県となっており、市だけでは思うようにはならないという事情も十分承知をしております。また、国の財政も裕福ではなく、年々予算も減額方向にあり、対応される職員数も減少していると聞き及んでおります。
 大変厳しい状況にあることは承知をしておりますが、沿線に住む住民は台風シーズン等、大雨警報でも発令されますと、日野川を心配し、いても立ってもいられないというような心境になります。
 先週発生しました関東、東北地方での被害、一昨年の台風18号の経験、想定外という言葉が死語になりつつある昨今、一日も早く安心して暮らせるために、日野川の河川改修が早期に進捗いたしますように、多くは申しませんが、さらなるご尽力をいただきますようお願いをいたします。
 次に、国道8号線、新幹線でございますが、経済発展、またまちづくりにとって近江八幡市の命運が分かれる大きな主要な事業であります。特に、新幹線の駅誘致には相手方がたくさんあることから、難しい状況であるかと思いますが、精いっぱいの取り組みが必要だと考えます。
 岐阜県の羽島駅、駅ができた当時は周りは田んぼだらけで、このようなところに駅がと思っておりましたが、今は大きく発展し、地域の活性化に大いに寄与をしております。冨士谷市長の手腕にご期待をいたしまして、私の質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で北川誠次君の個人質問を終わります。
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