録画中継

平成26年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月7日(金) 個人質問
井上 さゆり 議員
(1)新年度予算は市民の暮らしを支えるために。
(2)小学校建て替え、一体化について
(3)安土保健センター廃止条例について
(4)子育て支援について
   ①非婚のひとり親支援について
   ②妊婦健診の無料化について
   ③2才半健診実施について
   ④学童保育所市単補助について
(5)介護保険、要支援1・2外し、地域支援事業について
(6)障害者優先調達推進法について
◆22番(井上佐由利君) ちょっと、ほな再質問させてもらいます。
 ちょっとメモがとれなかった部分もあるので、聞き落としてるかもしれませんが、まず骨格予算の考え方についてお聞きいたします。
 西川部長、市民へ先に送ることなくということで、市政を停滞させないということで、大型事業も含めて今回骨格予算として入ってるというふうに答弁を受けましたが、これでも聞けば聞くほど何かやっぱり本格予算やなというふうに私は受けとめるんですが、その辺はいかがでしょうか。まずこの点。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) きのう池上先生がいいご質問していた、あのとおりだと思いますね。長年にわたって計画をされてたことが一気にされようとしてるという、それがもう25年度で予算化してるわけですね。それをやめるということは、これは契約もしてる内容もございますし事業もありますから、これは進めなきゃならないんです。だから、どなたか、加藤議員でしたかね、言われたように、1点目から8点目まで、最後の沖島の浮き桟橋の事業もやっぱり発注してるわけですよね。それをやめるというのはできない。たまたま長年の計画がそこに固まったと、それはやっぱり市民の安心・安全をまず感じていただく大きな事業ばかり、なくてはならない事業ばかりだというふうに思っております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 今、市長からお答えいただいたんですが、例えば桐原コミュニティエリアが入っています。これなんかでは議会の中では、多数で言えば賛成で動いていくという感じに受けますけども、ここは議会の中でも議論があるところで、ここは次、市長選挙がありますから、ここは3月議会に出されなかってもよかったと私は思っておりますが、そこはいかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) ご心配をいただいてありがたいんですが、僕は選挙のことは本当気に──気にって言うたらおかしいですけど──しちゃだめだと思ってますし、それよりも、今、桐原の小学校は耐震性が非常に低い、もし何かあったときどうなんの、やっぱり気がつけば一日でも早く子どもさんの安心・安全を考える、これはもう行政の最たる任務だと思ってるんですよ。選挙があるから今したんちゃうんかと、これは全然的外れではなかろうかなと僕思いますから、申し添えておきます。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 桐原については耐震がないですから、早急に耐震をしていかなきゃならないと私も思っています。で、ちょっと市長に見ていただきたいと思っています。
 先ほど廣瀬部長のほうが、文科省が今言われております施設の延命化ですね、補助金を見直し、補助金の分も変えてきたという話なんですけれども、きのう大林議員もそのこと言われておりました。これちょっと見てほしいんですが、これ東近江市の御園小学校です。これ市長に見ていただけたらいいです。
 いや、市長がもう三位一体で進めるとおっしゃってるんですから。これ全部ね、これで改修なんですよ。これは耐震ですよね。で、これも太陽光発電つけてます。で、階段も全部やりかえて、これは金田にもある、廊下にデンというスペースを設けておられます。
◎市長(冨士谷英正君) まねしはった。
◆22番(井上佐由利君) そうです、まねしはったんですね。廊下も全部、下も全部張りかえて、これ教室の中なんですけれども、窓枠も全部、もう内装一式全部かえてはります。備品も全部つけかえてはります。
 図書室ですけれども、場所もかえて、場所も移動させて、このような形で立派です。こんな感じです。
 また後でゆっくりまた見ていただいたらいいんですが、要は何が言いたいかといいますと、耐震というか大規模改修であっても十分いけるということが私は言いたいんですね。それはお金との関係です。御園小学校は400人規模で、大体建てかえたら14億円ぐらい要るというふうに言われておりましたけれども、結局もう建てかえはせずに、今後の子どもの児童数との関係で大規模改修に踏み切られて、7億円以内で、半分です。半分なんです。だから、そういう点では、私は新築ではなくても大規模改修等、あるいは地域の条件を生かして、そして職員さんの知恵と力をかしていただいて、防災対策をきちんと学校施設やあるいはコミセンにつけていければ、建てかえをしなくてもいいんではないかというふうに私は思っています。
 じゃあ反対に、聞くんですが、一体型をこれからどこまで続けようとされるのか、市民はここをほんまに心配されています。きのうの園田議員の議論にもありましたように、本当に今、交付税も、そして言わはる地方税もそんな上がりませんよね。市長もそう言うてはりましたよね。臨時財政対策債だって借金であるし、言うたら交付税算入されるというても交付税を先食いしてるみたいなようなところもありますし、そういう点では右肩上がりの時代ではなくて、子どももますます減っていこうという中で、建てかえをこれからもずっと続けていっていいのかどうか、その辺は市民は財政破綻になりはしないのかと、このことを本当に心配してるんです。
 一回、総合政策部長にお聞きしたいんですが、これずっとこれからもこのやり方を、三位一体のやり方をずっと続けていこうとされるのか、ちょっとこれ所見いただきたいなというふうに思います。きのうもちょっと話しておられましたけれども、どうなのか、よろしくお願いします。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 吉田部長。
◎総合政策部長(吉田正樹君) ありがとうございます。議員もひとつゆっくり考えていただきますと、私たちは次の世代にどういった環境を残すかということをまず一番に考えられたら考えなきゃならない。そういった中で、もちろんお金も大事でございますが、どういった環境を私たちはどうできるかということ、きのうも申し上げましたが、今までは学校は先生が教える場所であったと。しかしながら、社会が成熟いたしまして、今変わってきましたよね。これは日本全国どこでも言えることであります。
 だから、今、近江八幡市は平成18年からいろんな取り組み、合併後もやってきました。そういった中で、環境的に一体型でやるということが今最高の次の世代に引き渡せる仕組みじゃないかなということでやってきたわけでございます。これはもちろん議会の方たちともお話をし、また地元の人たちもそういった方向でやろうじゃないかということでできるわけでございまして、今議員が言われますように、行政が一方的にやるという方向じゃあ決してないわけでございまして、そういった環境と時々の経済情勢と将来を見通したことからやるわけでございます。だから、今私たちは何ができるか、何を残せるか、何を引き渡せるかということを今真剣に考えた結果でございますから、今後、新しい体制といいますかね、4月に市長選ございますから、そういったところから次の方向が見出せるということを考えていきます。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 御園を調べていただいて、本当立派になさってることはわかりました。御園は、いわゆるあのような東日本大震災のような震災が起こったとしますと、住民はどこに避難されるんでしょうか。学校は一時であります。いわゆる仮設住宅ができるまでは、避難するところあれば、そんでいいんです、あれば。
 八幡の場合は、例えばあのような東日本のような大震災が発生したら、少なくとも今のとこ島と金田には1,700人、800人の人が避難していただくことができるんですよ。水も電気もあるわけです。そこなんですね。だから、今も総合政策部長が言いましたが、お金ももちろん大事。だけれども、人命ほどまさるもんはないんじゃないでしょうか。
 そこのところをね、だから、きのう申し上げたかどうかわかんないんですけれども、総務省の言ってるようないわゆる健全化法によって指標を出してます。そして、これはイエローカードですよ、これはレッドカードですよ、公債費比率も将来負担比率も。うちは全部下回ってるんですよ。将来負担比率だって350で、うちはマイナス3.8ですよね。それから、公債費比率も、これは3年間なんですけど、6.8になる。これはイエローカードは25でしたかね。それから、レッドカードはもうちょっと上ですね。だから、今の財政状況では心配していただくことはないだろうと、現時点では。
 ただ、今までのような地方財政の姿を頭に描いているとするならば、井上議員のような心配はもっともだと思います。そうじゃなくして、国からもちろん交付税はいただけるでしょうけれど、我々じゃあ何ができるのと。だから、わずかながらでも今までやってきたことは、恒常的に使っておったお金をいかに見直しをかけて削減をしていくかということが僕一番大きいと思います、これは。今まで年間1億円も2億円も要ってたものを仮にぴしゃっとやめることができたら、そのお金が回すことできるんですね、毎年。そういうことを今本市ではさせていただいてると。
 そして、きのうも申し上げましたように、市有地の遊休地、これはやっぱり有効活用もしなきゃならない、そらもう本当たくさんあるわけですね。そのように、今まではある程度財政は潤沢というかゆとりがあったと思いますが、なくなれば、行政はそれに応じた判断をやっぱりしていかなきゃならないのではないのかな。だから、財政的な心配はもちろん心配していただくのはありがたいですが、我々だって同じように心配をさせてもらっていますからね。選挙があるから、ばあんとして、あと借金は誰かが返す、そんなことは毛頭本当に考えたこともありませんし、ひとつぜひそのところはご理解いただきたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 環境的なものを次世代に渡すって吉田部長おっしゃいました。ただ、私、それをすればするほど、市長は心配ないとおっしゃるんですが、大きな借金を次世代に残すということになりはしないかと、このことを本当に心配しているんです。市長は、一体型で人命を救うということが一番大事やということをおっしゃいました。
◎市長(冨士谷英正君) 人命を守る。
◆22番(井上佐由利君) 人命を守るということが一番大事やということをおっしゃいましたけれども、では一体型でしか人命は守れないのかどうか、そのことは考えていただきましたか。分散型ではだめなのか、今ある施設を使いながらほかの対応でもできないのかどうか、そのことをちゃんと考えていただく必要があると思います。
 そしてもう一つは、今の財政状況を心配することないっておっしゃるんでしたら、その都度その都度の財政、ベースになる財政状況を出してはネットで配信してもらっていますけれども、常にそこをやっぱり議会もチェックしてなあかんと思いますけれども、これがずっと続けば大変なことになると思うので、あえて言っているんです。
 以上です。何かあればよろしくお願いします。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 今の議会はやっぱり提案型でもございますから、井上議員のほうで、いやそうじゃないよと、冨士谷が思ってること以外でこういうのがあるじゃないかというのがもしあれば、それはご提示をいただきたいなと思うんですが、人命を守るには、今言いましたような電気と水がなくては絶対なりません、これは。それは小学校でしたらいいんです。分散したらいい。そしたら、井上議員がおっしゃってるように、財政がどうなのか。これはどなたが見ても、これは集中したほうが財政的には非常に軽いと。分散すれば、それぞれの施設に同じ装置を設けなきゃならない、これはもうどなたでもご理解いただけることだと思います。
 そしてもう一つは、今やってますゾーン設定は、人命を守ることはもちろん大事でありますけど、その他の効果もそこには出てくるだろうと。それは何度も言いますけれども、教育、文化、防災のゾーン設定をすることによって、これは一定のにぎわいも出てくると思いますよ。分散することがにぎわい出るかというと、これは経済的にも非常に分散したら悪いということ、にぎわいもないということ、僕はそのように思う。だから、ゾーン設定をしてそこに集約することが、現時点で考えられるベターな方法ではないかなというように思ってます。それ以上にベストがあれば、ひとつご提示をいただきたい。
 そして、これは何度も言うておりますけれども、行政が合意やない、皆さん議会で合意をいただいたんですね、いわゆる桐原の問題だって。そのときに思い切り議論をしていただきたいと思います。そして、そのとき申し上げたように、地域住民の皆さんが反対してるのは、特に地元選出の井上議員がこらもう安土反対だということだったら、これはやりません。絶対やりません、そんなことは。そのかわり、地域住民がどういうふうにされるかということであります。地域の方が要らないということをやるんやと、そんなことは全然思うておりませんので、ひとつ誤解ないようにお願いいたします。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) もう一つ言い忘れておりました。市長は先ほど、恒常的に使ってきたお金を減らしてきたと言われました。きのうもそういう答弁がありました。ただそこで、不必要なものを減らしたというのは、それはそれでいいと思うんです。例えば同和対策事業なんかそうです。ただ、私が心配するのは、1つの学校を建てるのに40億円を、コミセンも含めて建てるのに40億円使うことで、ほかの福祉や教育がばんばん削られていると、こういうことには、実際そういうこと聞きますから、お金がない、何かしてほしい、お金がない、こういうこと聞きますから、やっぱりお金には限りがあるわけですから、どこかに集中すればどこかは絞るしかないんですよ。市長はそれをしていると私は思うんですが、いかがでしょう。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) それはなかなか一致を見ることは難しい部分であるかもわかりません。これ意見の分かれるところです。例えば井上議員だったら、いわゆる前に無料でバス、電話代も無料だった、それを残せとおっしゃる。僕は、それは時代にそぐわない、一定の受益者負担をしていただこうということで、有料でさせていただきました。そこらは意見の分かれるところだと思いますね。
 だから、2歳半健診だって、旧安土はしてなさったというけれども、これは質問をいただいたように、2歳半というのはよそはしてなさるというけど、歯科健診じゃないですかと。2歳半では、これは統計的に見ても歯科健診よりもやっぱり発達障害のほうが大事やないか。で、本市では、保健師と臨床心理学士をそこに入れて、発達障害、今もそれこそ1クラスが10%ぐらいじゃないと言われるんですよ。20%まで言う。やっぱり小さいときにそれを見つけて、そしていわゆる治療をすることによって、その人の人生、もちろん家族含めての人生大きく変わると思うんですね。
 だから、そこら辺は、前にやってたことがいいということでは全てはないと思う。やっぱり時代とともに、こういう財政が厳しい時代であればこそ、これは本当にどこまで効果があるんだろう、これはどこまで、それと、ほかに別のやり方はないのか、絶えず考えて、今まで職員の皆さん方も一丸となって考えてきていただいたのは、いわゆる必要なものは残そう、不必要なものは削減をしたり廃止をしたり縮小したりしようという、その都度その都度議会で皆さんの了解とりながらしてる。それが井上議員が、あのとき私反対したから今も反対だ、それはちょっと民主国家でなじむ発想かどうかというのは、僕はこのテレビを見ていただいてます市民の皆さん、よく判断をしていただけることだと思います。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 後半の答弁がちょっとわかりにくかったですけど、私は福祉や教育のソフト面を削ることになりはしないかということを言うたまでです。現実、充実してない部分がありますからね。
 さっき市長が2歳半健診言われましたので、2歳半健診の再質問に入りたいと思います。
 もちろん近江八幡市は早期発見というか、発達障害の子どもたちに目を向けて2歳半相談の中でやってるという答弁でした。だけども、歯科健診でいえば、1歳8カ月から3歳半の間までないわけですから、そういう意味で、他の12市は、甲賀市は今回150万円入れられました。逆に言えば、なぜ入れたらあかんのかと。なぜ近江八幡市の発達障害の早期発見プラス歯科健診、なぜ入れることができないのか。逆に言えば、150万円の、例えば幾ら要るか知りませんけど、例えば150万円要るとして、それを予算化すれば近江八幡市がパンクするのかどうなのか。いかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) これは専門家のほうで答えていただきたいんですが、僕らが聞いてる範囲では、150万円が高い安いんじゃなくして、効果が少ないと。効果が少ないからやめましょう、それよりも、臨床心理士の方を一人でも多く入ってもらおうということなんですよ。あれもこれも全てできたらいいですよ。そんな時代じゃないということは井上議員もよくご存じです。だから、そこは費用対効果、何度も言いますように。
 だから、我々が歯科健診しても、1歳8カ月から3歳半の間に、それは統計学的に、先ほどの答弁じゃないですけれども、歯科健診はそんなに効果がないという統計が出ているそうでございます。それよりも、2歳半の発達障害のほうが、いわゆる子どもの行動を見ながら、ちょっとあれはADかね、あるいはADHDかねと、こういうなことを見ていただいたほうがはるかに効果が出るということを判断をしまして、2歳半健診はやりませんよ、そのかわり相談はどんどんやろう。よそでやってませんから。よそがやってることが必ずしもいいことじゃないんですよ。その地域地域に合った施策を打つ、これが地域間やっぱり競争の一つになるだろうし、特色ある市政だと思ってます。
○議長(善住昌弘君) 質問ありますか。
◆22番(井上佐由利君) 津田理事。
○議長(善住昌弘君) 失礼しました、はい。
 津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 済いません、2歳半の健診は、他市のほうでは非常に歴史が私は古いと思います。従来から齲歯と言われる虫歯の問題は、昔は本当に多かったんですけれども、最近は保護者の方の意識が非常に高まっておりまして、非常に齲歯に対する状態が、ブラッシング指導でありますとかおやつの食べ方とかそういったあたりでは、2歳6カ月の時点でもう一度指導しなくてもかなり状態がよくなってるということが1つあります。
 どちらかというと、今あえてこちらの市のほうで地域の課題ということを考えたときには、やはり発達障害ということが一番必要だろうということですので、優先性を考えたときに、齲歯の問題よりも、当方のほうでは発達障害にもっと着目をして、できるだけ早くにお母さん方にその特性に気がついていただいて、確かに経過観察する中では問題がないケースも多々あります。しかしながら、やっぱり1歳8カ月だけでは十分、見落としということも含めてありますので、3歳6カ月まで置いとくよりは、その中間時点に発達の問題をもう一度お母さんたちとともに考える場面として保健師なり臨床心理士を投入していますので、今これから歯科健診を入れるという必要性は、私どもの判断は必要がないというふうに考えております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 今、貧困と格差が広がっています。口の中で虫歯が出始める2歳半は、歯が生え始めるので、非常に貧困の中でお子さんを産んではるところもぎょうさんいらっしゃるので、こういうところで虐待とかいろんなことが見つかるということも口腔外科の先生らもおっしゃってますので、そういう意味もありますので、また今後はそういう点でも検討をしていただけたらというふうに思います。今はその必要性がないとおっしゃっておるので、することはないというご答弁いただきましたけども、今後はそういうことも含めて考えていただきたいと思います。
 続いて、保健センターの再質問に移らせていただきます。
 先ほど言われたように、きのうも一定答弁はあって、先ほどの津村副市長の答弁にもありましたように、今まで安土でやってきた特定健診とかの事業はそのまま継続するということです。きのう言わはったように、公有財産といいますか行政財産を普通財産にかえて保育園に転用するという手続を踏まなければならないので今回条例を廃止という答弁がきのうありました。それは手続上仕方がないのかなという側面もあるんですが、じゃあ反対に、保健センターをじゃあどこに置くのかと、保健センターの名前をじゃあどこに置くのかという点ではどのような手続でしていただけるのかどうか、お聞きしたいと思います。これは総務部長にお聞きしたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 保健センターをどこに置くのかという意味では、今回、条例の廃止ということで、建物そのものは今言いましたように廃止という形になりますので、保健センターの場所ではなくて保健センターの機能を安土の支所に置くという考え方で考えております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) そしたら、機能を置くということであれば、その位置づけを何かの文言だとかどこかであらわすということを私はしていただきたいと思うんですが、そういう手続は踏まれないのかどうか、どなたかお答えください。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 西川部長。
◎総務部長(西川昭一郎君) 条例の、公の施設の設置条例として条例がございます。いわゆる保健センターの機能を今度は支所のところに持ってくるというふうな部分での規定の仕方というふうな部分と考えるんですが、支所の場合は公の施設ではないんで、いわゆる支所は例えば市役所と同じように公務をつかさどるところということで、いわゆる公の施設の設置条例を定めてつくるような施設ではないので、それは管理規則なんかで、いわゆる支所管理規則の中でそういう定めるということは可能とは思いますが、公務所というふうな類いでの設置条例とか、そういった分の類いではないというふうに理解しております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) そしたら、例えば分掌条例とかありますよね。課が書いてあって、どういう仕事をするかという、あの条例の中に安土保健センターを位置づけるということはできるんですか。何か文面でもってどこかにそのことをうたってほしいと、私はそう思うんですが、そういう手続を総務部のほうでちょっとお考えいただきたいんですが、いかがでしょう。
○議長(善住昌弘君) 西川部長。
◎総務部長(西川昭一郎君) お答えいたします。
 例えば分掌規則なり、いわゆるそこの場所でこういった業務を行うというふうな規定の仕方、そういうことは可能というふうに思いますんで、今後検討してまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 検討と言っていただいたんですが、すぐに検討していただきたいんです。もう廃止と同時に安土保健センターは名前もなくなってしまうんですから、すぐに書き込まれるとかそういうことをやっぱりやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。次を待っていられないんですが、いかがでしょう。
○議長(善住昌弘君) 西川部長。
◎総務部長(西川昭一郎君) 総合支所の中に何らかの規定をするように努力いたします。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) よろしくお願いします。
 また、津田理事にお願いしたいんですが、先ほど、保健師さんは住民福祉課に配置するというふうに答弁をいただいたんですが、ならば住民福祉課のところに、安土は要りません、保健センターという看板がわかるようにやっぱりないと、わからなくなるので、そういう丁寧さがやっぱり要るというふうに思うので、よろしくお願いしたいと思います。
 続いて、妊婦健診の質問に入ります。
 私ちょっとこういう表をつくりました。済いません、妊婦健診の公費負担ということで、一応ちょっとこういう表をつくったんです。先ほど答弁があったんですが、もう一回、市町の、今の八幡の状況はわかりますので、具体的に市の名前を教えてもらえます。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 済いません、ちょっと準備が不足しておりますので、ばらばらの言い方になるかもしれませんけれども、この表に当てはめますと、全額の11万6,000円を出しているところは彦根市、長浜市、それから米原市になります。それから、10万円以上のところは東近江市になります。それから、9万円台のところですね、これは大津市、それから栗東市になります。それから、8万円台のところは高島市になります。それ以外の市が近江八幡市と同等ということです。済いません。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) ありがとうございます。
 先ほどの答弁では、肉づけで検討するという答弁いただきました。これ市長のとこにもこの冊子置いといたんですけど、見ていただいてますか。例えば5,000円でしたら、1,860円は市が払って、残りが個人負担ということで、結構保護者の方に聞いてますと3,000円から3,500円は払ってるよという声をよく聞きます。もうちょっと無料がいいなあと、やっぱり子を産む状況ですので、これがやっぱり近江八幡市無料であったらもっといいのになという声をよく聞くので、その辺では市長にはぜひこれは無料化を訴えたいと思うんですが、何かお考えがあればお答えいただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) これはおっしゃったとおり、やっぱり子育て非常に大事だなあというふうに思っておりますから、引き継ぎをしておきます、きちっと。引き継ぎをきちっとしておきます。
○議長(善住昌弘君) 質問はありますか。
 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) どんな方が市長になられるかわかりませんけれども、私は6月議会で全額無料で補正予算が提案されることを求めておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 次に、学童保育所の質問に入らせていただきます。
 過日、池上議員もおっしゃってましたように、教育厚生常任委員会で、学童クラブの今回は指導員の先生方と懇談をさせてもらうことができました。ことしで3回目なんですが、指導員の先生と話し合う中でいろんなことを聞かせてもいただきましたし、改善もすることもたくさんあるなあというふうに思った次第です。
 そこで、今まで、先ほど村井部長答弁で、市単独補助があったんですよね、かつては。で、補助金の関係でなくしてきたということになるんですけれども、特に私、懇談会で思ったのは、やっぱり小規模学童に対しての負担割合というのは非常に重いんですよね。小規模であっても指導員の先生が2人体制組まなければならないとか、小規模であればあるほど負担が大きいので、やっぱりそこはちゃんと考えていただきたいなというふうに思っています。いかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 村井部長。
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) 過日も池上議員から同様に小規模のところの補助というもののご質問はいただきました。そのときにもお答えをさせていただいたわけでございますが、国も一定のそういうところの人員配置を考慮して補助を一定の額を今後検討するという話はございましたが、我々といたしましては、まず市、今の現状としては、要するに統一基準、それぞれが運営がばらばらであるという、そういう現状がございますので、そういったものをしっかりと統一をするというのがまず前提であるというふうに思っております。確かにそういったおっしゃることは十分理解しておるんですけども、現状はそういうふうに対応して、その次の問題としてやっていきたいというふうに思っております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 運営はばらばらなんですが、今日までそうやって市はそういう形でお願いしてきたんですよね、各学童クラブに。そういう点では、運営は今ばらばらですけれども、統一するまで待ってないで、ちゃんと必要なとこには支援すべきやと私は思います。
 先ほど、以前、学童クラブに対して、ひとり親家庭さんや、あるいは生活保護の方も含めてなんですが、減免制度ちゅうのを持っておられたようです。それは1人2,000円というふうに私は学童の指導員さんに聞いたんですけども、かつてあったようです。それももうなくなってしまったと、21年度廃止になったと、部長知っておられますか。
 それはどういうことかといいますと、この間も学童の懇談会で出てたんですが、ほかの他市では生活保護あるいは低所得者対策というのはきっちりやられてるわけですよね。その裏打ちを市がちゃんとしていると。今は、近江八幡市内の学童も幾つかの学童は減免制度をつくっておられますけども、それも運営費の中から減免をしている状況であるというところが問題なんですよ。だから、学童だけに任せんと、その分はちゃんと裏打ちをすると、市が。それは今からでも私はすぐできるというふうに思うんです。生活保護の人とか、あるいはひとり親家庭さん、あるいは兄弟免除を含めてちゃんと基準を持って、市は低所得者対策に補助をすると、学童に補助するということを、市長、考えなければならないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 本当に潤沢に財政が許したら最高だと思います。無料にしたらいいと思います。だけれども、父兄のほうは、この施設何やということの要望もかなりありました。したがって、県が補助金をふやしてもらったときに、市はその分は削減させていただいて、そして今、学童のいわゆる教室ですね、それを立派にさせてもらったんですね。金田も島も、あるいは岡山も、安土、北里とかも、今、不調なんですけれども、そらもうしていただけそうでございます、今度は。
 そのように全部あれもせえこれもせえというのはなかなかできないと思いますね。まずやっぱり何度も言いますように環境ですよ、教育環境。それに重点を置いております。したがって、優先順位をつけて今やっておりますから、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) これ減免制度は非常に大事な問題です。市長は環境環境言わはりますけど、片一方やっぱり、いつも対比になるんですが、片一方は大きな小学校をぼんと建てかえながらお金そこにつぎ込み、こういうこと全然してくれないじゃないですか。こういうことがやっぱり福祉とか教育を削ってるっていうことやと私思うんですよ。特に生活保護の人なんて本当に、学童保育所行きたくっても行けへん状況も出てくると思います。その辺は、市長、やっぱり減免制度を早急に立てるべきだと思いますが、もう一回ご所見願いたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) この学童さんは、例えば家におじいちゃん、おばあちゃんがお見えのところはだめなんですよ、原則。それで、お母さんが仕事行っておられた、しかし家でおばあちゃんがお見えであって、それで倒れられた、それで介護しなきゃならない、だからお母さん家にいるからあなただめよと、こういうケースもあるわけですね。かえってその人たちのほうに僕はやっぱり行政とすれば手を差し伸べることも必要だと思うんですよ。だから、今、井上議員がおっしゃったように、生活保護の人だとか、あるいはいわゆる収入の少ない人は、それはそれも。しかし、それ以外にもいろんな同じような悩みを持っておられる人もお見えなんですよ。
 だから、そのことを精査をしないことには、一律じゃあやりましょうということにはなかなかならないと思います。それはこれからの研究課題にさせていただきたいと思ってます。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 考え方をちょっと村井部長に聞きたいと思います。
 運営費というのは、そこの学童を回すための運営補助金やと思うんですが、そういう意味では、そういうクラブの中で減免制度を持っているわけですから、自分たちで減免をしてるわけなんですが、運営補助金という位置づけというのは一体何なんですか。ちょっとこの際に聞いておきたいというふうに思います。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 村井部長。
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) 確かに運営費を削って今独自で減免をしていただいてるわけですけど、ただ、本当に私どもの観点からいいますと、受益者がやっぱり公平にどこに行っても同じようなサービスを受けられるという、まずその基準があって、行政が関与する減免というものは必要やと思うんです。それこそ公平公正な観点であるわけですし、ところが今、それがそういう観点では、そういうことではない、受益者の子どもたちがそれぞれ入るところで違うわけなんですよ。ですから、それを私どもは早急に一つにしていくという、何もゆっくりしてるわけやないんです。今も会議を続けてやってもらってますし、しかも27年4月からは子ども・子育ての事業の13項目の中にこれは1つ確実に入ってるわけでございますので、ですからルールとして、行政の手続として、私はこれが正しいルールだというふうに思っております。議員おっしゃられます減免を先にするというよりも、こういった手続の中で進めるべきだというふうに思っております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) それと、学童の問題でいえば、教育委員会に、教育長にお願いしておきたいと思います。この間、話し合いを教育厚生で重ねた中で、やっぱり学校の先生、きのうも池上議員の答弁で、学校にも言いましたと、ほんで担当は教頭先生やということもおっしゃられたんですが、やっぱり教頭先生も学校長もかわらはりますし、学童の指導員もかわることがあるかもしれませんので、毎年1回は新年度に学童の指導員さんと学校が、教頭先生であるか、そこがちゃんと毎年1回は顔合わせをして話し合う場所をやっぱり持つべきかなというふうに思いますので、そういう仕組みを私はとってほしいと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 福原教育長。
◎教育長(福原快隆君) 池上先生のときにもお話ししましたけれども、今回については、学童をやっていただいてる学校とのパイプ役は管理職のほうに再度お願いをしました。今、井上議員さんがおっしゃったように、管理職も異動がありますので、今おっしゃったような形で年に1回できるような形で、校長会等でも全体に説明をして依頼をするよう努力したいと思います。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) そういう仕組みをつくれば、漏れ落ちる学童はないというふうに思うので、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、1つ気になっているんですが、今回、安土の学童保育所、3月に補正予算上げられて、また4月に繰り越して入札という話になるんでしょうけど、ちょっと私気になってるんですが、きのう村井部長ね、安土の学童保育所50人の定員というふうに答弁されましたよね。50人って言わはったんです。北里が40人って言わはって、たしか50人って言わはりました。
 で、ちょっと気になってるのは、今回、安土の学童保育所を広げられるのは42平米というふうに私聞いてるんですね。ほんで、1.65というのが一人頭の基準ですから、そうなると、今回安土の学童保育所を広げられてもまた面積が足りんのじゃないかと、こういうことにまたなるんちゃうかと私は心配してるんですよ。その辺ちょっといかがですか。
○議長(善住昌弘君) 村井部長。
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) ちょっと今のそこの面積は、すぐに後刻確認して言わせていただきたい。今おっしゃったように、1.65平米1人当たりというのはもうこれ決まった話でございますので、もう一度確認しまして後でお答えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) きのう50人というふうにおっしゃったんでね。ほんで今、安土の学童保育所88か何か、そういう数を前聞いたことがあるので、そういう中で今回広げるんですけど、この間ずっと、広げても広げても足りない足りないという話になってくるので、本当にちゃんと児童数も、きのうは読めないという話をされてましたけど、もっとね、この間200人もふえてるわけですから、こんだけ所得が落ちている時代に、お母さんたちもやっぱり働きに行かはるわけですから、そういうことも考えてやっぱり計画を私は立てるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 村井部長。
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) いや、本当におっしゃるとおりだと思います。で、我々といたしましては、初めて今回の子ども・子育て計画づくりの中で学童のアンケート調査もしました。その中でニーズを把握する、実際出てきたのは50%余りでしたから、実際に隠れたニーズといいますか、そういうことも含めて、過日も言わせていただきましたように、そういったことも含めてしっかりと人数を把握して、今これも区域設定をせなあきませんので、学童の区域設定、要するに例えば小学校区で整備するとか中学校で整備するとか、そういったことと兼ね合わせてしっかりと、5カ年計画ですができるだけ早く、要するに待機の学童が出ないように整備の計画は立てていきたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 平米数が足りてるか足りてないかわかりませんけれども、増築するんですから、ちゃんと平米数が足りてる増築を私はお願いしたいというふうに思います。そうやなかったら、この間、多いですよね、建てた尻から子どもがあふれたという状況。学童だけではなくて幼稚園も含めて、岡山でもそうでした。大きくしてもまた足りなくなるという状況にあったので、よろしくお願いしたいと思います。
 それともう一つ、市長に1つだけ、先ほど聞くの忘れたんですが、以前、安土にまちづくり協議会で小学校の建てかえの話を、言うたら市長が大講演会に来られたときに、市長こう言わはったんですよね。学校を建てたら文部科学省はそのうち半分の予算をくれはると、こういうことを言わはったんですよ。私、正確じゃないというふうに思っています。なぜかというたら、金田、正確じゃないので、正確に私は市民に数字を言うてほしいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(善住昌弘君) そしたら、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) それはですね、補助率というのは年々変わりましてね。僕があの当時、文科省の施設整備課に行ったときは、耐震のほうであったんですよ。それが今、3分の1に下がってるんです。いうことでございます。
○議長(善住昌弘君) 以上で井上佐由利議員の個人質問を終わります。
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