◆１番（西津善樹君）　それでは、先ほどの代表質問に引き続きまして、安土城下町再生構想につきましての関連質問をさせていただきます。世翔会所属西津善樹でございます。
　彦根市のキャッスルロードしかり、各地で城下町の再生に取り組まれております。現存していれば日本が世界に誇れるであろう名城安土城、この安土城の城下町にふさわしい再生構想の策定でなければならないと考えますが、先ほどの答弁で７つの拠点の整備ということで、単に城下町を再現するだけのものではないというふうに認識をさせていただきましたが、この認識で間違いはございませんか。
○議長（田中好君）　当局の回答を求めます。
　なお、関連質問の回答は自席でお願いいたします。
　津村副市長。
◎副市長（津村孝司君）　そういうことで間違いございません。
○議長（田中好君）　質問はありませんか。
　西津善樹君。
◆１番（西津善樹君）　ありがとうございます。安土の城下町のにぎわいといえば、信長公の楽市、これが思い浮かぶわけですが、先月６月８日、あづち信長まつりも盛況に開催され、当時の安土の城下をほうふつさせるような楽市でにぎわっていました。また、安土城の堀には内堀と外堀がございまして、春には手こぎの和船で外堀の水面から見る安土山を望むお堀めぐりも運航され、その風情豊かな水辺遊びは大変好評です。
　安土城下町再生構想の中に、外堀や内堀の整備、さらにそこに加えて楽市、このようなものを抱き合わせたようなにぎわいにつながるような構想はお持ちでしょうか。
○議長（田中好君）　回答を求めます。
　津村副市長。
◎副市長（津村孝司君）　先ほども園田議員の代表質問のときにも申し上げましたとおり、それも当然入ってございます。本年度につきましては、そこまではいかないわけでありますが、この５年の間にやっていこうという計画でございます。
○議長（田中好君）　質問はありませんか。
　西津善樹君。
◆１番（西津善樹君）　この構想策定に伴いまして、地元地域住民の意見などはどの程度反映されますか。また、地域住民との意見協議など行われているのであれば、その内容や進捗状況などをお示しください。
○議長（田中好君）　回答を求めます。
　津村副市長。
◎副市長（津村孝司君）　今年度につきましては、まだもう少しこれからという状況でございますが、昨年度は３回ばかり地元の皆さんの中で協議をしていただいております。ただ、ご存じのとおり、昨年度までのメンバーで、一、二、亡くなられた方がおられますので、その方、亡くなられた方のまた補充とかそういったことも今後考えていかなければならんと。
　もともとこの事業というのは、行政が計画を立てて一方的にやるというものではございませんので、どちらかというと地元の皆さんの意見を中心に、そこで行政としてはどうやっていくのがいいのかというような事業でございますので、どちらにいたしましても、基本は地元の皆さんのご意見を十分に聞くということが基本になっておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長（田中好君）　西津善樹君。
◆１番（西津善樹君）　ありがとうございます。ぜひ地元の活力につながるように、地元の方々の意見も十分に反映していただきたいと思います。
　本市では、高精度シアター型のＶＲ安土城という事業に3,700万円をかけ、完成へとこぎつけられました。さきの５月31日に、安土文芸セミナリヨにて完成上映会も実施され、私も拝見させていただきましたが、実に完成度の高いすばらしいものでした。今後、このＶＲ安土城をどのようにして活用し、内外に広めていくかが課題としてあるわけですが、この城下町再生構想とうまく関連づけ、周知広報につなげていくような、そういった考え方はありますか。
○議長（田中好君）　回答を求めます。
　津村副市長。
◎副市長（津村孝司君）　お褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。
　今、議員もおっしゃられましたとおり、ＶＲ安土城につきましては、去る５月31日にあづち信長まつりのプレイベントとして文芸セミナリヨで上映をさせていただきました。その以前にも、実は３月30日にもやっております。３月と５月と２回上映をさせていただいております。２回とも市内外から本当に多くの方にご来場いただきまして、ＶＲ、バーチャルリアリティーの世界を体験をしていただきました。
　今も、議員のお話もありましたが、上映後の皆様にご意見をお聞きしたところ、大部分の方から大変すばらしいといったご好評をいただきました。同時に、次はいつ上映するのかとか、あるいはどこに行ったら見ることができるのかなどのご質問がございました。
　このようなご意見を受け、現在完成いたしましたＶＲの有効的な活用方法を今現在考えております。その一つとしては、安土城天守信長の館での上映について現在検討中でございます。
　上映方法等詳細については、指定管理者でございます文芸の里振興事業団との協議を行い、信長の館に展示されております復元天守とあわせて、安土城の有力な情報を発信することになると、このように考えております。
　ＶＲ安土城の中でコンピューターグラフィックで再現された城下町と現在の町並みを対比させることで、今回の安土城下町地区都市再生整備事業との相乗効果によりまして、安土城下町のにぎわいに努めてまいりたいと考えております。
　以上でございます。
○議長（田中好君）　質問はありますか。
　西津善樹君。
◆１番（西津善樹君）　ありがとうございます。この安土城下町再生構想の事業実施をきっかけに、歴史と文化のあふれる近江八幡市がより一層活性化し、にぎわいのある、そして住民の活力がみなぎるようなまちになることを期待するとともに、結果、この事業が住民に喜んでいただけるような、そういった事業になるように取り組んでいただくことを要望としまして、私の関連質問を終わります。ありがとうございました。
○議長（田中好君）　以上で西津善樹君の関連質問を終わります。