録画中継

平成26年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月3日(木) 代表質問・個人質問
井上 伊織 議員
(1)市長挨拶より、人口減少問題について
   ①特に若年人口の減少と地方再生について
   ②子育て世代対策について
(2)市立小、中学校について
   ①教師の「うつ病」と本市の現状について
   ②対応、対策について
(3)市立総合医療センターについて
   ①来院者用駐車場問題について
   ②医療費等の支払い方法について
◆21番(井上伊織君) 皆さんおはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ひむれクラブとして代表質問させていただきます。
 私どもひむれクラブは、この4月から2名の議員で発足いたしました。これからの会派の活動につきましても、非は非として中途半端な妥協ではなく、議論を尽くして結論を求める会派として活動させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきますが、まず初めに今議会に、去る6月23日開会されましたが、その際、市長のほうからの開会挨拶の中で幾つか述べられた中に、人口減少の問題について触れられた部分がございます。また、先日の他の会派におかれましても、このことについて触れられたことが質問となっておりますが、私のほうからは、本市の今後の人口減少に対する基本的な政策の姿勢についてお尋ねをしていきたいと思います。
 まず、言われていることは、今後日本の人口はおおよそ25年から30年後には、今も言われておりますが、年代別にいきますと、子どもを産み育てる若い年代、また子どもたちが激減する、これによって基本的な社会の構造は変わり、非常に若い世代、また働く世代での高齢者を支える、その構造が変わってしまい、非常に大きな負担を抱える、これによって国の存続、またひいては国内で1,800ある地方の自治体が消滅していく、このような衝撃的な統計が出ております。これは言うまでもなく、市長も述べられておられましたが、今このままで何もしない、手だてを打たなければということになるんですが、いち早くこういう問題について取り組まれている自治体もございます。
 基本的には、減少することについては、それぞれの皆さんも承知しているところではございますが、先日、報道の中で国の取り組みについて紹介された部分がございます。これはこの夏、内閣改造が行われるかもしれない、こういう見通しの中で日本の再生、また地方の再生といいますか、創生といいますか、こういう目標の中で新しい省庁ができるのではないか、このようにも言われております。これだけいわゆる重く考えられている事態であります。この新しい国務大臣は、現在ある縦割りの各省庁を横断的に統括し、この人口問題、また地方の存続に向けての基本的な政策を行っていく部署として考えられておるところでございます。
 ここで、本市において現在なされているこの少子・高齢化、そして人口減少に向けての全国的な流れについて、どのような手だてをしていくのか、基本的な政策についてどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
 また一方で、先ほど申しましたように、子育て世代、これはよく言われるように、今都議会のほうではやじの問題が出されておりますが、私がこれから述べることについては、そういった問題で真正面からお話をさせていただきたい。俗に言う結婚をしない人たち、また子どもをもうけない夫婦、こういう人たちがかなり多くいることも問題視されております。これは個々の問題ですから強制はできませんが、しかし全体から見ると大きな問題でもあります。統計的には4人に1人から、今や3人に1人は結婚しない世代がふえている、またそれに加えて子どもをもうけない夫婦もというのがありますが、これは反面、こういう人たちが結婚し子どもをもうけることに不安を感じている、こういう裏の問題もあると思います。こういうことも含めまして、本市の基本的な考え方、またこれからとろうとされている施策についてお尋ねをしたいと思います。
 次に、2つ目の大きな質問としまして、市立小学校、中学校についての質問ですが、まず1つ目には、よくちまたの中で話が飛び込んでくる、どこぞの学校の先生が今長く休まれている、病気だと、こういうようなことを聞きます。また、あるところでは、先生がもう来られなくなって担任がかわった、その話の裏には先生方の、これは正確な表現かどうかわかりませんが、精神的にかなりダメージを受けられて、鬱病とか、こういう話でも伝わってきます。実際はどうなのか、これは本市だけでなく全国的にもあるようですが、きょうのこの場においては本市の現状について、もし把握しておられるところがあるならば、お尋ねをいたします。
 また、この問題についてはその長期欠席者、または退職された方もおられるかもわかりませんが、それらの理由等の種別というんですか、分類がされているのであれば、そのことについてもお尋ねをしたいと思います。
 また、その反面教育現場、また教育委員会においては、こういった問題が生じたときの対応、また起こらないための対策、こういったものはどのようにされているのかどうかも、お尋ねしたいと思います。
 また、先生方だけでなく、こういったことが起こるについては、子どもたちに対する影響も相当なものがあると思います。ですから、子どもたちや、またそのご父兄、いわゆる保護者の方たちへの対応についても、あればお教えいただきたいと思います。
 次に、市立総合医療センターについてでございますが、特にこのことについては、2つの点についてお尋ねをいたしたいと思います。
 まず1つ目は、来院者用の駐車場問題でございます。
 これは長い間、市民病院時代からも大きな問題として抱えておる駐車場の不足、急患であっても、また予約の時間に迫っておっても来院してもとめるところがない、ですから非常に患者さん、または必要に迫られて来られている人たちが、用としてそのことを達せずに心配のもととなっております。これは以前から私は今の医療センターが整備される、その直前にも、またそれ以後にも何回かこのことについてはお尋ねをしておりますが、現在今議会においても昨年度の予算計上の繰り越しとして、駐車場整備の工事2,000万円が報告されております。これで今議会の工事予算を含めて2度目の駐車場整備の工事になると思うんですが、根本的に駐車場の不足解決について結びつくのかどうか、このことについて医療センター側はどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
 もう一つは、これも新病院の整備のときにはそういった方向で考えさせていただくということがございます。
 これは医療費等の支払いについての方法なんですが、以前旧病院においても、また今の医療センターにおいても患者さんの持ち物なり、また現金がなくなったという、こういう事象がございます。このことによって医療費の多額な支払いのために現金を持ち歩く、このことについて心配される方もおられます。これを解消するためにも、また利便性を考えるためにも、クレジットカードでの支払い等を検討するという約束をされております。しかしながら、今日までそのことについては費用がかかる、こういった理由等で実施はされておりません。このことについての見通し、考え方についてお尋ねして、初問といたします。
 どうか明快なる回答をお願いいたします。
○議長(田中好君) 途中ではございますが、ここで休憩をいたします。
               午前10時52分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時4分 再開
○議長(田中好君) それでは、再開をいたします。
 当局の回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
             〔総合政策部長 野田健志君 登壇〕
◎総合政策部長(野田健志君) それでは、井上伊織議員の若年人口の減少に歯どめをかけ、地方を再生するための方策についてお答え申し上げます。
 人口減少問題は我が国の全体の傾向であり、先ごろ政府は地方創生本部を新設し、人口減少対策を本格化させる方針を決めたところでございます。本市としても大きな危機感を持ってこの問題を受けとめており、単に人口減少を受け入れるのではなく、人口減少を食いとめるための施策に積極的に取り組む必要があると考えております。
 本市の合計特殊出生率は、平成20年から24年の平均値で1.56であり、滋賀県の平均の1.54、全国平均の1.38を上回っているものの、一般的に人口を維持するための必要とされる2.07には大きな開きがあります。引き続き出生率の向上の取り組みが必要であると言えます。
 少子化の進行による若年人口の減少については、地域の活力の減退に直結するものであることから、福祉、教育、環境、産業、都市計画などおのおのの取り組みを通じて、若者が子どもを産み育てることができるような、魅力ある地域づくりを目指してまいりたいと考えております。
 しかしながら、あらゆる分野において国の地方に対する規制が支障になっており、我々基礎自治体の創意工夫を生かしたまちづくりに対し一定のバリアとなっているのが現状です。そういったことから、人口減少問題に対応するためには、何よりも地方分権改革が必要であり、本市といたしましても地方が自主的かつ自立的な行政運営を行えるよう、地方の発意を生かした分権型社会の実現を国へ求めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 井上伊織議員の人口減少問題についてのうち、子育て世代対策についてのご質問にお答えをいたします。
 本市では現在、次世代育成支援後期行動計画に基づき、子育て支援策を総合的に推進しているところです。また、平成24年8月には子ども・子育て関連3法が施行され、平成27年4月からは次世代育成支援にかわりまして、子ども・子育て支援新制度へ移行することとなっております。そのため、近江八幡市子ども・子育て会議を設置し、子ども・子育て支援計画の策定に取り組んでいるところですが、全ての子育て世代が安心して子育てができるよう、子どもを産むなら近江八幡、子どもを育てるなら近江八幡を感じられるよう、この新制度の実施に向けて取り組みを進めてまいりたいと思っております。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福原教育長。
             〔教育長 福原快隆君 登壇〕
◎教育長(福原快隆君) 井上伊織議員ご質問の教師の鬱病と本市の現状についてお答えいたします。
 昨今、教職員の長期病休者が増加しております。滋賀県の全体のまとめを見ますと、平成25年度教職員の長期病休者は、病気休職も含みまして小学校130名、中学校91名でした。このうち精神的な疾患によるいわゆる鬱病の教職員は小学校で51名、中学校では46名に上り、このうち退職者も小・中学校合わせて17名ございました。
 さて、本市の状況でございますが、平成25年度の精神疾患による休職者は小学校で3名、中学校で2名でした。この5名のうち、小・中学校で3名の教職員は復帰、復職いたしましたが、2名につきましては退職をいたしました。現在、26年度に入りまして、小・中学校で精神疾患により休んでおります者が2名おります。
 続きまして、井上伊織議員のご質問の鬱病への対応、対策についてお答えいたします。
 教職員の精神疾患、いわゆる鬱病等、心の健康が非常に深刻な問題になっております。その原因として、教職員が仕事や生活への強い不安や悩みから鬱病になって、長期休業する場合が多いのでございます。また、議員ご指摘のとおり、学級経営、児童・生徒への対応等、たび重なるクレームが大きなストレスになる場合も考えられます。これらの場合、先生が交代するわけですから、当然児童・生徒、保護者、ほかの教職員にも大きな影響を与えることになります。
 そこで、対応、対策でございますが、まず管理職が日常的に教職員の状況把握を確実に行うこと、そして心の健康問題を予防し、早期発見、早期対応に努めるとともに、そのための体制づくりをすることも大切でございます。具体的には、教職員の心身の不調や精神的な不安等について気軽に相談できるよう、管理職との面談やストレス相談、また関係機関等で実施されております健康相談やメンタルヘルスセミナー等への参加を促しております。
 また、管理職は学校での校務分掌や仕事内容に偏りがないか、一部の教員に仕事が集中していないかなど、仕事の分担に配慮することや、長時間勤務や時間外勤務を減らすように工夫したり、働きやすい職場づくりや、風通しのよい職場環境づくりに努めたりすることも大変重要でございます。とりわけ不安や悩み、ストレス等の問題を抱える教職員がいるときは積極的に助言をし、周囲の同僚が支え合うような人間関係、職場の雰囲気づくりに働きかけることも必要でございます。以上のような配慮や取り組みから、復帰できた先生もおりました。
 いずれにしましても、教職員の心身の健康管理、特に心の健康の保持、増進を目指して組織的に取り組むことが大切であると考えておるところでございます。
 以上です。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 総合医療センター奥山事務長。
             〔総合医療センター事務長 奥山文市郎君 登壇〕
◎総合医療センター事務長(奥山文市郎君) 井上議員の総合医療センターに関する質問についてお答えいたします。
 まず、1点目の来院者用駐車場問題についてでございますが、現在当センターには、患者さん用の駐車場として344台分を確保しておりますが、当初想定以上のお車での来院者があり、かねてから慢性的な駐車場不足となっており、皆様方にご迷惑をおかけしております。これを解決するため、今年度におきまして患者さん用の駐車場を増設する工事を現在進めております。この工事につきましては、来院者用の駐車場不足を解消するため、病院入り口付近の緑地帯部分を改修し、48台分の駐車スペースを設けるための一般来院者用駐車場整備でございます。
 予定といたしましては、本年7月末に工事が完了し、8月からの供用開始をさせていただくことになっております。また、病院敷地北側のヘリポート横の土地につきまして、現在実施している病院改修の工事車両用の駐車場として利用しておりますが、来年2月ごろの改修工事終了後は、病院駐車場として有効利用する予定となっております。
 したがいまして、議員がご心配していただいております駐車場不足問題は、今回の駐車場増設によりまして大幅に解消されるものと考えております。今後は、増設後の状態を検証するとともに、部外者の駐車対策等の課題についても、有料ゲートの設置や警備員の増員も含め、検討してまいりたいと考えております。
 次に、2点目の医療費等の支払い方法の質問についてお答えさせていただきます。
 現在、当センターでは現金及び振り込みにより診療費をお支払いいただいておりますが、ほかにはまだ採用はしてはおりませんが、議員ご指摘のクレジットカード決済による支払い方法もございます。このクレジットカード決済による診療費支払い方法については、県内の主な公立病院では、約3分の2程度が導入されていると聞いております。
 クレジットカード決済による支払い方法の実施は、患者さんの支払い方法の選択肢がふえることにより、患者サービスの向上を図ることができます。また、現金の持ち合わせがない患者さんについても、カード決済により確実に納めていただくことができ、滞納、未収を防ぐことができます。
 しかしながら、カード決済による支払い方法の実施に伴いまして、現在の医事システムの部分改修やハード面での整備が必要となります。さらには、クレジットカード会社と提携し業務を行うため、この会社への手数料支払いが発生するなど、経費面での新たな支出が必要となってきます。当センターにおきましてもこうしたカード決済によるメリット、デメリットを総合的に勘案した上で、患者さんの利便性向上や未収金対策のためにも、今後導入について検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(田中好君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 井上伊織君。
◆21番(井上伊織君) それでは、再問に入らせていただきますが、再問というよりも、私のほうは一つの提案という形でお話をさせていただきます。可能ならば検討いただきたい、このように思います。
 まず初めに、人口減少問題の中の一つであります、部長からもお話しされましたように、また今まで市長の言葉の中にも何回かありました子どもを産むなら近江八幡、子どもを育てるなら近江八幡ということで言われてきたのは久しい言葉でありますが、本市においても今年度でさきの児童、学生の入院費の補助に対するものがことしで中学3年までということでなるように思います。実は、この人口減少問題について、いち早く取り組まれている自治体もございます。これは大きい小さいの部分はあるんですが、せんだって紹介された報道ニュースの中にもありました。
 1つは富山県の舟橋村というところなんですが、ここは以前からこの問題について過疎の町として言われてましたが、まず外から人口増を図ろうということ、そのためにはまず子育て世代、若い世代を中心に、その環境づくりを進めるために、18歳までのお子さんの医療費を無料化、このような大胆な政策をまずとられた、それと職業面についてもいわゆる富山市に近い村ですから、ベッドタウン的な条件もある、また交通の便もそれほど悪くない、こういうこともありまして、いわゆる企業誘致にも力を入れられ、そして財政的な確保と、それと若い世代を呼び込もうとする一つの施策とが結びついて、それが功を奏し、ここ数年で人口が1.6倍というようないい結果が得られるというようなことも報道されております。
 本市でそれをそのまま取り入れることについては、非常に問題が生じることも承知しておりますので、まずはこういった子育て世代の人たちの人口増、これが今先ほど市長からも挨拶の中でもありましたが、2040年ですか、ついて非常に危惧される状況に今の状態ではなるだろうと。国の方針では、一方では1億人を維持するための政策をこれから本格的にとっていくということで、動き出すということになっておりますが、今現在、本市でやられている子どもたちの先ほど言いました入院費の無料化であったり、またその他いろんな類似的な部分の政策があるんですが、これは物によっては合わない部分があるかもしれませんが、納税者の立場から、また施策を受ける立場からの考えとして、ある程度の段階を踏んでやっていくことは、これは承知しておりますが、今身近にお話ししました入院費の中学生までの無料化について、まずは低年齢層から始めていった、これは実は確かにその受けられる原因である病気になる、これについては年齢の低いほど頻度が高い可能性があるということについては承知はしております。
 しかしながら、市民としてその施策を受ける立場にしては、その年齢が追いつくまでに卒業してしまう、こういうことも考えられます。ですから、その機会を多くつくるためにも、中学3年生から随時下に行く方向もあるのではないか、こういったことについてもしお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) ありがとうございます。今ご質問のありました入院費の無料化につきましては、段階的に小学生から順次実施のほうをさせていただきました。今ご提案の通院費の無料化を制度がなくなることを危惧して大きい子ども、中3から順番にしてはどうかというご提案でございますが、今段階的に実施をするという形での検討をさせていただいております。具体的にはマニフェストの公表時に、同時に手法も含めご提示をさせていただく予定ではございますが、ご意見はご意見として承りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 井上伊織君。
◆21番(井上伊織君) 先ほどの質問のときにも話したように、やはりそういう対象になる年齢というのは低い年齢からの方が、子どもさんが多いということは私も聞いておりますので、いたし方ない、どちらをとるのかということになるんですけども、よくうちの子はもうことし中学校出ていくんやと、そういうことで小学校3年から、今度は6年から、そして中学生と、下から追いかけてくるんだけど、うちはそういうものには一つも入らない、また6年生、中学1年、その境目ぐらいからいくと、もう自分のところへ来るころには1年かかるかかからない、こういう不満の声も聞くことがありますので、これに限らず、もし今後そういう子育て、またそういう支援の施策があるならば、1つ逆の方向で行けるものがあるとするならば、これからの考え方としても取り入れていただければありがたいということで、これは一つの提案としてさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それと、小・中学校の教育現場での先生方のご苦労につきましては、先ほど教育長の中で明らかにされました教育委員会、また学校を含めて大変なご努力をされていることについては敬意を表したいと思いますが、現実的にはこれは本市だけの問題ではなく、本県においても、また国内においてもよく似た事例がかなり今は多いということを聞いております。社会的な問題になっていることも事実であります。このことについては、また後ほど関連としてされると思いますので、よろしくお願いします。
 私のほうからは、次にこれも1つ提案になろうと思うんですが、先ほど事務長のほうからも今回の駐車場整備工事等について、ほぼ解消されるであろうということで、今月末に完成される48台分の増設した駐車場等についてなんですが、実は初問の中でもお話ししましたように、今の医療センターの整備の折にも、旧病院と比較してどのように回答されたかといいますと、旧の市民病院は町の中にある、ですからまた敷地をきっちりと出入り口をやっていないので、周辺の、これは仮定ですけども、言われたのは周辺の病院を利用しない人たちも便宜上とめてることがあるのではないかという推測の中で、今度移転する医療センターについては周辺が農村地である、ですからそういう懸念はありませんということをおっしゃっていますが、そのときに私のほうからもう一つ問題点を投げかけました。
 それは何かといいますと、来院者の車の数だけでなく、この用務が終わっている夜間の時間であっても相当数の車がとまっている、本市の病院においては透析患者の24時間の受け入れがありますから、それはあるのは当然なんですが、その数以上に車がとまったままの状態で見られることがあるということを指摘させていただき、一度そのことについて夜間の駐車台数、またナンバーを控えた、手間はかかりますけども、一度やっていただけませんかという提案をさせていただいたんですが、新病院になったらそれはなくなるのでということでやれてなかったようです。
 ところが、開院されて数年で来院者の駐車場が少なくなって、その問題が職員の駐車場まで流れ込んでいった、こういう事態になったことも事実でありますから、今回根本的にそれで解消されるのかどうか、私は何度もそのために多少初期投資はかかっても、その選別をするためのゲート、こういったものを取り入れて、本当に必要のある、病院に用事のある人たちの駐車場として制限してほしいということを申していたのでありますが、このことについて、先ほど考えていくということでしたが、実際は本気でやる気があるのかどうか、お答えいただきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総合医療センター奥山事務長。
◎総合医療センター事務長(奥山文市郎君) ありがとうございます。夜間の駐車している車につきましては、その多くが入院患者さんということを調査した結果判明いたしまして、外部の方はとめられてないということです。その防止するためには、入院患者さんに、入院される場合については車での来場は遠慮願いますといった周知もしておりますが、抜本的な解決につきましては、先ほど私が初問で回答させていただきましたとおり、また議員もご指摘のとおり、ゲート設置等の方法があるかと思いますけれども、これにつきましても、ゲート設置につきましても初期投資並びに駐車スペースを確保しなくては、これ専用の部分がありますので、他の病院も検討いたしまして、必要であれば設置に向け前向きに検討していきたいと考えております。
○議長(田中好君) 質問はありませんか。
 井上伊織君。
◆21番(井上伊織君) 私としては、そのご回答に期待をしたいと思います。
 なぜ私が何年もこのことについてお尋ねしているかといいますと、自分自身もその駐車不足のためにつらい経験をしております。これは私ごとで大変申しわけないんですが、旧の市民病院時代、もう20年近くになるんですが、私の母親ですが、急に気分が悪くなったということで自分で歩いて外来に訪れたんですが、待ってる間に発作を起こして、私自身は車がとめるところなかったから、周辺で待機をしておったんですが、長いこと一般道路にはとめられませんので、それほど遠くないので自宅へ帰った、ところが病院のほうから、急変したのですぐ来てくださいと、駆けつけたんですが、その車さえとめられない、そしてやっとたどり着いたときには私の母は息を引き取っておった後ということで、本当に苦い思い出があるんです。ですから、これはそうあることではないんですけども、日常、病気で来られている方が予約時間に間に合わない、それで探されてる部分、やはり気持ちのいらいらしている部分というのは非常に私はよくわかりますので、一日も早く解消できるようにお願いしたいと思います。
 それともう一点、この駐車場というよりも進入道路、開院時から言われてたんですが、官庁街のこの延長した大通り、それと病院の川沿いにあります周辺道路、ここから正面のほうには進入していくんですが、この進入道路が非常に交通安全的には逆行している流れになっている、要するに同方向で交差するような、ですから非常に多くの方も経験されたと思いますし、私自身も何回か行く中で経験してるんですが、右車線から直進して駐車場に入るときに、左側から右側へ出てくる、外へ出てくる車がある、これで接触するような事態がかなり起こっております。このことについても同じ考えていただくならば、整備をもう一度車の流れを考えていただきたい、このように思いますので、これは提案として、事故の起こってからでは遅いので、それも一つの防止のためにも手を早く打っていただいて、安全な流れにしていただきたい、このようにお願いして私の質問は終わらせていただきます。
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。