録画中継

令和元年第1回(6月)近江八幡市議会定例会
6月25日(火) 個人質問
岡山 かよ子 議員
(1)近江八幡市の通学路等の安全対策について
(2)常濱水辺公園について
(3)近江八幡市の介護職場・介護職員について
◆12番(岡山かよ子君) 12番、創政会の岡山かよ子でございます。
 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従いまして発言をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 まず、1点目の質問でございます。
 近江八幡市内の通学路等の安全対策についてお伺いをいたします。
 先般の大津市での園児の散歩中の事故や川崎でのスクールバスでの事件等、また歩道を歩行中、集団登校の列に車が衝突するなど、登下校中の児童等が被害に遭う交通事故がたびたび発生しております。
 平成25年には、通学路の交通安全の確保に向けた着実かつ効果的な取り組みの推進についての通告がございました。
 その内容は、定期的な合同点検と対策の実施、通学路の交通安全確保について継続的な取り組みを推進すること、特に道路交通環境の変化や通学路の変更等があった場所については必要に応じて合同点検を実施して、必要な対策を検討すること、児童・生徒に対してもみずからの交通ルール遵守はもちろんのこと、危険箇所における注意すべきポイントについて保護者や地域ボランティア等が共通理解を図り、効果的な見守り活動が実施されるようにするなど、各学校において一層の交通安全確保の取り組みを推進すると。
 また、平成30年6月には、登下校防犯プランが取りまとめられました。このプランでは、登下校時における安全確保を確実に図るために、防犯の観点から通学路の緊急合同点検を実施すること、関係機関との連携による通学路の安全点検及び安全対策を講じること。実施対象となる通学路については、学校等で設置している通学路のみならず、自宅から学校に至るまでの経路とし、児童が一人になる区間等を念頭に置いた危険箇所の抽出をする。
 さらに、放課後子ども教室や放課後に児童を対象とした居場所づくりや学習、体験プログラムなどの取り組みを自治体において実施している場合は、危険箇所の把握、点検が確実に行われるよう取り組みの担当部署と十分に連携をすること。学校敷地外の放課後児童クラブについては、放課後児童クラブの関係者と保護者等が学校の通学路と異なる放課後児童クラブへの来所、帰宅経路の危険箇所を抽出するため、緊密に連携をすることなどの内容で通知をされておられます。
 そこで質問に入らせていただきます。
 まず、先ほどにも言いましたが、大津市や川崎などのような事件や事故が発生した場合、本市では各学校や幼稚園、認定こども園など就学前の施設を含めてどのように周知をされているか、お伺いをいたします。
 次に、現在実施されている通学路の安全対策について教えてください。
 過去3年間に通学路で発生した事件、事故が近江八幡市であったのかどうか、またあればその防止策はどのようにされているのか、お伺いをします。
 最後に、学校敷地外の放課後児童クラブへの来所、帰宅経路の危険箇所の安全点検はどのようにされているのか、お伺いをいたします。
 以上、初問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 岡山議員の通学路などの安全対策についてのご質問のうち、まず幼稚園や認定こども園など就学前施設への周知についてお答えをいたします。
 去る5月8日に大津市で発生いたしました保育園の散歩中の事故を受けまして、本市では直ちに情報収集と安全管理の徹底のための準備に取りかかり、翌9日には計画訪問先の施設においては直接確認し、他園所からの問い合わせにも対応を行いました。
 時間外には、県教育委員会及び子ども・青少年局よりそれぞれ安全確保についての通知を受け、翌10日朝一番で幼稚園、認定こども園、保育所、地域型保育所などの就学前施設に対しまして県通知を発出いたしました。
 また、同日、市幼児課からも別途登下園や園所外保育の際の交通事故などの防止のための安全確保策の通知を発出いたしました。
 同時に、園所外保育における危険箇所の確認については、市として民間園についても散歩ルートを把握するため、市内の公私立問わず全ての各園所から散歩の計画書及び安全マップ、地図の報告を求め、今後の事故の未然防止に向けた点検の実施、安全管理体制の徹底を改めてお願いしたところでございます。
 あわせて、毎年この時期に実施しております計画訪問による園所に対する指導確認時におきまして、各園所の危機管理マニュアルにおいて、園所外保育マニュアルを再確認し、園所外保育や散歩時の交通安全についての項目追加等も指示したところでございます。
 そのほか、内閣府や厚生労働省、文部科学省から追って発出された事故防止と安全対策の再確認についての文書転送や所属長等が参加する会議の席上で管理体制の徹底についての情報提供、職員への研修実施を求めるなど、繰り返し重層的に注意喚起を含めて対応を行ったところでございます。
 また、川崎市の事件を受けた交通安全対策以外の安全対策については、本市の就学前教育施設の場合、保護者による送迎が基本となっていますので、同様のリスクは少ないものと考えております。
 また、一部の民間の園所におきましては、送迎バスの利用もございますが、その場合も乗降場所は必ず保護者同伴となっておりまして、バス待ちの飛び出し等による交通事故やその他待機中の各種リスクに対しても安全には細心の注意を払っていただけるものと認識しております。この件につきましても、今後も注意喚起を行ってまいりたいと考えております。
 次に、学校敷地外の放課後児童クラブへの来所、帰宅経路の危険箇所の安全点検についてのご質問にお答えをいたします。
 昨年8月に、登下校防犯プランの提言を受けまして、教育委員会と連携し、児童の通学路の安全点検を合同で実施したところでございます。
 また、昨年10月には、当時25クラブございましたが、25クラブの全ての放課後児童クラブの運営事業者に対しまして、国が作成した放課後児童クラブ等への来所、帰宅時における安全点検リストを周知して確認をお願いいたしました。
 学校敷地外にある放課後児童クラブにおいては、リストを活用し、来所、帰宅時における安全点検の実施状況調査を実施しております。
 今年度に入って、新たにふえたクラブのうち、学校敷地外の放課後児童クラブに対しまして、現在、そのフォローアップ調査を実施しており、報告期限を6月末までとしているところでございます。
 日々の通所におきましては、特に学校敷地外に設置されている放課後児童クラブへの通所については、運営事業者が学校や通所路途中まで迎えに行くなどして、児童の安全を確保するため努力をされておられます。
 また、放課後児童クラブでの活動終了後は、本市では児童が一人で帰宅することなく、保護者が迎えに来る統一ルールを定め、帰宅までの間に交通事故や犯罪、事件等に巻き込まれないよう未然の防止に努めております。
 そのほか、新たに学校敷地外で放課後児童クラブを創設される場合は、学校から直線でおおむね500メートル以内という開設場所についての本市独自の条件を設定し、学校に近い場所で学校との連携強化を意識してもらうとともに、移動距離を少しでも短くすることで交通事故等に遭うリスクを下げるよう努めているところでございます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 岡山議員ご質問の通学路等の安全対策について、小・中学校からお答えいたします。
 まず、1つ目の事故や事件が発生した際の周知の仕方ですが、本市では、事故、事件の概要や安全指導について通知文書等で速やかに各校園所や関係機関に周知しています。
 実際の対応としまして、大津の事故では校園所長宛てに注意喚起、指導の徹底を図るよう通知文書を出しました。
 川崎の事件の際は、模倣犯等の可能性も心配されたため、事件当日に速報としてファクスにより教職員による下校時の見守りやパトロール等の要請、子どもたちへの複数下校、防犯ブザーの活用等について、各校園所長、関係機関宛てに指示を出しました。
 次に、2つ目の通学路の安全対策について、市としましては、おうみ通学路交通アドバイザー、近江八幡警察署、東近江土木事務所、市土木課、人権・市民生活課、交通政策課、少年センター、各自治会、小学校、教育委員会の学校教育課によって定期的に合同点検を行っています。
 今年度は、例年の交通安全の視点に、新たに防犯、防災の視点を加えて実施します。合同点検を行う箇所は、自治会要望やおうみ通学路交通アドバイザー等から得た情報をもとに決めています。
 合同点検の現場で参加者が意見を出し合い、どのような対策が一番効果的か、短期的に対応できるものか長期計画が必要なものか等を検討し、緊急性の高いものから優先的に安全対策を実施しています。
 また、各学校では、スクールガード等による見守り活動が行われており、本年度は市内1,592名の方に登録いただいています。また、スクールガードリーダーが各校園を回り、実際に発生した事件や事故を踏まえての安全指導を実施しています。
 3つ目の過去3年間に発生した事故や事件ですが、まず通学路での事故については、平成28年度15件、平成29年度24件、平成30年度20件、今年度は6月18日現在3件の報告があります。報告されている事故の大半が中学生の自転車での登下校中の交通事故です。
 特に、通学路における事件については、平成28年度2件、平成29年度14件、平成30年度21件、今年度は6月18日現在4件の報告があります。大半が不審者事案で、内訳としては、写真を撮られた、声をかけられたという報告が多く見られます。
 これらの情報については、各校園所や関係機関に周知し、情報の共有、見守りの強化を図っています。
 現在のところ、生命に危険が及ぶような重大な事故、事件としてはありません。
 4つ目のそれらに対する防止策についてですが、合同点検、見守り活動のほかに、学校では自転車の正しい運転の仕方を確認するため、交通安全教室の実施や市の自転車大会への参加、安全マップの作成、またいかのおすしなどを合い言葉に不審者対応の仕方について学んでいます。
 いかのおすしとは、知らない人についていかない、知らない人の車に乗らない、大声で叫ぶ、すぐ逃げる、知らせるからつくられた合い言葉です。
 今後も児童・生徒が安心・安全に通学できるよう、関係機関と連携し安全対策を行っていきますので、議員のご理解、ご支援よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 市内で過去3年を見てみますと、何件か事件、事故もあったということで、いずれも生命に危険を及ぼすようなことはなかったということで、すぐに対応していただいているのかなというふうには認識をいたしました。
 あと、就学前の施設であったり小・中学校においても、事件、事故が起こった場合に、すぐに各校、各園に保護者に対しての対応、また関係機関との連携をとっていただいて、安全に通学をしているのかなという認識をさせていただきました。ありがとうございました。
 少しだけ再問をさせていただきたいんですけれども、今しっかり対応していただいているというのは確認をいたしましたが、私の住む安土地域ではちょうど安土の駅前通りがメーン通りというふうに言われていますが、道幅も狭くて車のすれ違いもやっとの道路でございます。朝夕そこを子どもたちが通学をするわけですけれども、特に多くの車が通過をいたします。県道と市道の間の交差点の信号機も撤去されました。スクールガードさんやPTAの保護者の方々のご協力で見守りもしていただいておりますが、道が狭く歩道もなくグリーンベルトも引かれてはおりません。
 このように通学路に白線やグリーンベルトなど、各校区から多くの要望があると思いますが、どのように、この要望がたくさんあった場合に優先順位を決められておられるのか、お伺いをいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にご回答いたします。
 先ほど言いました通学路安全推進会議、アドバイザー等々たくさんの方がおられますが、学校も含めて自治会あるいはアドバイザーの方からのいろんな要望の中で、その方たちとともに点検をした後、どの方法が一番いいのか、例えば極端に道が狭い中でグリーンベルトというのも課題があるということで、例えばホワイトラインを引くとか、いろんな状況をアドバイスしていただいて、そこで決めているという状況です。
 ただ、市道だけじゃなくて、県道、国道等もありますので、ご存じのように、やっぱり県道、国道というと市の職員が簡単に動くわけにはいけないので、やっぱり長期的な、こちらから県へ、あるいは国へ要望していかんならんことになると思います。
 全部が全部クリアしていないので、先ほど優先的と言いましたが、形はどうであれ、市道であればほぼ要望はクリアできています。ただ、言われたとおりにはできていないということで、明らかにラインが引けなかったら看板を設置するとかという方法は変えさせていただいていますが、ほぼできている状況ですので、ご承知おきいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 気がつけば、じゃあ言っていければほぼ対応していただけるという認識でよろしかったでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 保護者の思いというのはいろいろあって、我が子という思いはかなり強いのはそれは当然やと思います。ただ、やっぱり地域の方、自治会の方の声あるいは学校の声等を総合して検討させていただきたいと思います。
 例えば田んぼの中の道路にずっとグリーンベルトが引いてある学区もあります。私も安土地域に住んでいるんですけども、何色のラインも引いてない道路です。そういうところもあって、全ての要望も公平公正に見させていただいて、どの子も大切な子どもですので、各推進員の皆様とお話しして決定させていただいておる状態です。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 最後に、1点だけ確認をさせていただきます。
 大津市の事故は散歩中に起こりました。今回、この事故を受けて国ではキッズゾーンとか、そういうようなことで施策決定がなされたようでございます。近江八幡市でも、早くにゾーンが引いていただけるように期待をいたします。
 事故が起こった園では、事故にならないための工夫や配慮もされていたように聞いています。また、最近、運転手さんに散歩中ですということがわかるように、華やかな色のTシャツを着てお出かけに行くというような工夫もすぐにされたところもございました。
 また、近江八幡市の交通安全協会さんが各園に旗を配付されたということも、横断時に使用するようにということもお聞きしております。
 今回はたまたま散歩中にこのような事故が起こりましたが、通学時にもこのような事故は起こることがあると思います。自己努力で対応することも重要ですけれども、それだけでは防ぎようもないのかなというふうに感じますが、教育長としてはこのようなことについてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 考えというよりも、交通弱者である子どもたちやら、あるいは老人だけがどうしたらいいんや、守っていこうじゃなくて、実際に事故を起こした人あるいはあの事件の犯人等々については、やっぱり法的な改正も必要かなと思ったりもします。
 ただ、沖議員もおっしゃっていたように、高齢者の方が免許を返納した後の対応等もやっぱり考えていかんならんということで、やっぱり市全体で考えていかんならんのかなと。ただ、弱者を守ることよりも、事故に対して、あるいは事件に対して法改正等も必要になってくるのかなと思ったりもします。
 子どもたちあるいはご老人を守ることも一生懸命市の職員としては頑張りたいと思うんですが、やっぱり限界があって、子どもたち、保護者、市民の皆様、あるいはここにおられる議員の皆様も含めてみんなで守っていただいているんですが、それでもやっぱりあんな事故は起こるしあんな事件はありますので、私の個人的な思いとしてはいろんな法の改正も必要になってくるのかなという気もします。
 以上です。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 通学路だけの問題ではなく、今おっしゃったように、それぞれの関係機関などが取り組みをして市全体の交通安全対策としての課題としていかなければならないのかなというふうに私自身も感じました。
 悲しい事故や事件が起こらないように、今後も引き続き子どもたちの安全・安心のためによろしくお願いをしたいと思います。
 この質問はこれで終わります。
 次、2つ目の質問に入らせていただきます。
 常の浜の水辺公園について伺います。
 常の浜というのは安土町常楽寺にある浜のことでございます。昭和57年度に滋賀県の常楽寺港修景整備事業で人々が憩える水辺公園として生まれ変わりました。
 安土城下町再生事業は、国の補助金を生かして、その後計画をされました。基本方針等につきましては、さきの岡田議員さんが詳しく説明をされましたので、私は割愛をされていただきまして、常の浜についての質問に入らせていただきます。
 この安土城下町再生協議会の議題で、29年10月ぐらいには常の浜の整備について入っていくという説明がありましたが、先ほどご説明をいただいて計画の変更があったということで、常の浜の整備はされずに、安土地域に案内看板を設置されてこの事業は終了となりました。
 この常の浜は、常楽寺港として室町時代に観音寺城の外港として栄えていたようでございます。天正3年4月27日には、明智光秀が坂本から船で佐和山に移動中、風待ちでこの常楽寺港に寄港いたしました。また、安土城築城に当たっての物資の運搬、さらには信長の出陣や移動の際にも常楽寺港の存在は大きな役割を果たしたものと言われております。
 昭和の初めころまでに、琵琶湖を周遊する蒸気船の寄港地としての活気にあふれていた港であったようです。それに、江戸時代から昭和6年ぐらいまでは年貢米の積み出し港ともなっていました。
 先日も、市長さんを初め関係者の皆様方が和船に乗船をされ、近江八幡市から西の湖あるいはこの常の浜までの周遊をされたというふうにされました。
 しかし、現在の常の浜の状況は、遊歩道はでこぼこ状態です。駐車場から遊歩道まで行くための橋は朽ち果て、欄干はロープでくくりつけられ、下は腐った状態で、もたれたら川に落ちてしまうような状態になっています。
 城下町再生事業にも当初は常の浜の整備は計画されていましたが、交付金の関係からなされませんでした。
 今の状態では、観光に来られた人への期待も裏切ることにもなり、地元ではいつ事故が起こるとも限らない状態で、地元ではいつも要望を出しておられるそうですが、安全面の不安を持ちながら過ごしている状態でございます。
 常の浜を常楽寺、また安土町の歴史的宝として県内外に認知していただくために、今後のこの浜の整備の方向性と、また観光施策の方向性についてお聞かせいただきたいと思います。
 以上、初問といたします。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 原田総合政策部長。
             〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) よろしくお願いいたします。
 岡山議員の常の浜水辺公園についてのご質問のうち、今後の観光施策についてお答えをいたします。
 まず、安土地域と近江八幡地域を周遊する観光客の移動手段の一つとして、西の湖における湖上交通の検討が必要であると考えております。
 また、常の浜につきましては、安土地域の重要な歴史資産でもあることから、安土地域や西の湖の魅力向上のためにも重要なスポットであると認識しております。
 なお、来年1月から大河ドラマ放映が予定されていることや令和8年に安土城築城450年を迎えることなどから、現在湖上交通を活用した観光ルート化の検討を積極的に進めているところでございます。
 今後は、湖上交通の観光ルート化を進める中で課題となっている事項について、滋賀県など関係機関に対しさらなる要望や協議を行うとともに、地元自治会等にもご相談をさせていただきながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
 したがいまして、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
             〔安土町総合支所長 川端勝彦君 登壇〕
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 岡山議員の常の浜水辺公園に係るご質問のうち、今後の整備の方向性につきましてお答えをさせていただきます。
 議員もよくご承知いただいておりますとおり、安土城下町再生事業につきましては、地域の魅力を掘り起こし、観光資源として磨き上げる取り組みの一環として整備を行いました。
 本日、さきに岡田議員のお答えにもありましたとおり、常の浜水辺公園改修整備につきましては、土地改良事業で整備されました農村公園でありますことから、大規模改修を行う場合は都市公園に変更する必要があるため、再生事業計画の変更を行い、5カ年計画から除外をし、平成30年度をもって事業を終了したところでございます。
 今後の整備につきましては、現在の管理部局と連携しながら、緊急性の高い箇所から順次改修を進めてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 城下町再生協議会の計画の分につきましては、法律にのっとって仕方がないのかなというふうに思いますが、常の浜の橋であったりとかそこら辺については、日々休みになれば子どもたちが魚を釣りに行っていたりとか、また観光客が自転車でサイクリングに回ったりとか、結構されているんですけども、とても緊急性が高いと私は認識していますが、いつごろぐらいからどのように検討していただけるのか、もう一度お伺いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 所管のところ、若干私どもの部署とは異なりますけれども、既に議員ご指摘の箇所につきましては、今業者の皆さん方から見積もりをいただいておりまして、予算措置がかないましたところから順次改修に入らせていただく予定でございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) 今予算措置をしっかりして、しっかりそういう計画書ができれば実施していただけるというふうに認識して、それでよろしいんですね。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 再問にお答えをいたします。
 措置でき次第、当たっていくという答えでございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) じゃあ、今年度ぐらいにはしっかりといただけるというふうに認識していても大丈夫でしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 再問にお答えをさせていただきます。
 本格的な改修に至るか、暫時、暫定的なものになるか、重複があっても、また費用の無駄になりますので、その辺は検討させていただいて、順次予算の措置が確定次第、当たらせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございます。
 たちまち、多分もたれたらすぐにはまるような状況でございますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 もう一点だけ再問をさせていただきます。
 この観光施策につきましては、私は平成27年9月に安土から近江八幡市への一体的な取り組みについての質問をさせていただきました。そのときも、個々の社会資源をつなぎ合わせ、うまくルート化し、観光客に少しでも多くの観光スポットをめぐってもらえるよう各種パンフレットに代表的な周遊ルートを反映させるとともに、ツアーを企画する旅行業者、旅行の会社などエージェントに働きかけを積極的に行っていくというご回答をいただいておりました。
 今回のご回答も、ドラマの放映などの影響もあって積極的に進めていくということでご回答いただきました。
 今までの数年間、担当課で協議検討してこられた内容と現状の進捗状況について具体的にお教えいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) 岡山議員の観光施策についての再問についてお答えをいたします。
 本市の観光ルート一体化につきましては、岡山議員の平成27年9月議会でのご質問にお答えをいたしました八幡エリア、安土エリアを周遊するルート化の推進に向け検討を進めております。
 また、直近では、平成31年3月議会でも北川議員や橋前議員にもお答えいたしましたとおり、周遊できるバスや自転車を初め船による湖上交通の検討を具体的に行っておりますが、課題も多く実現には至っておりません。
 まず、周遊バスの運行についてですが、バス事業者との協議を鋭意行い、魅力的なルートの開発などを検討しておりますが、現時点においても運転手の確保、採算性などの多くの課題があるところでございます。
 また、周遊できる自転車サイクリング、シェアサイクリングについては、運営業者になり得る業者と折衝を行っておりますが、財源の補助が必要なことから実施効果を勘案しつつ検討を進めているところでございます。
 なお、来年のNHKドラマ「麒麟がくる」放映によりまして、再び安土城跡を初めとした安土地域における観光への注目に期待をするところでもあり、現在、大津方面から長命寺港、また長命寺港から西の湖を周遊した安土方面までの水運の復活、観光ルートの整備については、関係民間事業者への協議を積極的に行いながら、水運観光ルートの試行などについて検討を行っているところでございます。
 しかし、湖上交通や新たな観光船の通行に支障となる障害物の除去、しゅんせつ、また水位のコントロールについての課題もありますことから、引き続き関係機関と協議を行ってまいります。
 今後も、観光タクシーなどを含め、観光客にとってより魅力的で本市で観光を存分に味わっていただけるよう、八幡-安土間の市内周遊ルートの造成、移動手段の検討に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 少しずつ検討していただいて、前に進めていただいているのかなというふうに思います。具体的に施策化するまでには月日がかかると認識もしておりますし、今が大きなチャンスの時期でもあるのかなというふうに感じます。
 この時期に、行政と市民、民間の事業者さんなど関係者がしっかりと連携してこの地域、近江八幡が歴史文化資産を生かした観光振興施策がいち早く進んでいきますようにお願いをいたしておいて、この質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。
 最後の質問に入らせていただきます。
 近江八幡市の介護職場・介護職員についての質問をさせていただきます。
 国は、2015年、介護事業者の必要人員が183万人に対して人員不足は4万人、2025年には介護従事者の必要人員が215万人に対して不足人員は43万人、さらに団塊の世代が85歳を迎える2035年には必要人員が228万人に対して不足する人員が79万人にも膨らむと試算をされています。
 平成29年度の介護労働実態調査でも、66%の介護施設で介護職員が不足になっているという結果が出ています。
 介護職員の不足の要因はいろいろ考えられると思いますが、人口減少、少子・高齢化という社会的背景に加え、介護の現場の問題もあるように感じます。
 介護労働調査結果では、介護職不足の第1位は、採用が困難だと、実に9割の事業所が必要な介護職員を採用できていないという結果が出ています。
 特に、同業者との介護職員獲得競争が激しい、他産業に比べて労働条件がよくないという理由が6割程度だというふうに言われています。
 また、平成29年度の賃金構造基本統計によりますと、2017年の全事業所の全産業の平均月給は30万4,300円で、介護職員の平均は21万1,464円と常に低い水準だと出ておりました。
 これには、介護職員さんの離職率も高く、勤続年数が多職種よりも短いということが影響しているとも言えます。
 また、介護職場の一般的なイメージに、ネガティブなイメージがあり、採用を難しくしている側面もあるのではないでしょうか。
 全国的には、このような状況でございますが、近江八幡市としても介護職場での人員不足は大きな問題になっていると聞いております。必要なサービスが提供できていないという現状もあるようです。
 そこで質問に入らせていただきます。
 1つ目は、近江八幡市内での介護事業所の現状については、介護職員の不足の状態、また必要なサービスが提供できていない等、介護現場の現状についてどのようになっているのか、お伺いをいたします。
 2つ目に、数年前から福祉の職場説明会などを実施されていますが、過去、数名は就職をされたようでございますが、なかなか就職には至っていないというのが現状ではないでしょうか。
 何年間か実施をされておられますが、この方法の評価と今後の方向性についてお考えをお聞かせください。
 最後に、ますます高齢者がふえ、介護サービスは必要になってまいります。近江八幡市として、介護職員不足に対しての今後の対策についてお聞かせください。
 以上、初問といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 岡山議員の近江八幡市の介護職場・介護職員についてのご質問にお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、介護を必要とする高齢者の増加に伴い、サービス料が増加する一方で、少子・高齢化による生産年齢人口減少の社会的背景から、将来に向けた介護職員の不足が全国的な課題となっております。
 本市におきましても、適切な介護サービスを提供する上で慢性的な介護人材の不足が見られることから、第7期総合介護計画において介護人材の確保及び定着促進の取り組みを掲げているところでございます。
 議員お尋ねの市内介護事業所の現状につきましては、一部の事業所に担当課職員が運営推進会議員として出席しており、職員体制や運営状況に関する聞き取りでは、現在のところ必要な介護職員を確保できている、職員も定着し安定したサービスが提供できているという事業所がある一方で、慢性的な職員不足、ハローワークへの求人募集など、人員確保に苦慮しているという事業所もございます。
 また、職員確保が十分でないことから、利用者数及び登録者数をふやすことができないといった事業所の声もお聞きしており、今後は事業所の協力を得ながら、介護職場における職員確保及び人材定着の状況など現状把握に努め、課題解決の取り組みに反映したいと考えております。
 次に、職場説明会の評価と今後の方向性についてお答えをいたします。
 本市独自の取り組みとして、市内介護事業所の人材確保、事業所と休職者のマッチングを図ることを目的に、高齢者の介護、看護の職場説明会を平成25年度から毎年開催しており、ここ数年間の実績では、平成27年度は参加者41名のうち市内事業所への就職者12名、平成28年度は参加者28名で就職者8名、平成29年度は参加者35名で就職者7名、平成30年度は参加者30名で就職者は0となっております。
 なお、昨年度につきましては、介護サービス事業所だけでなく、障害、子育て等の事業所も対象に加え、福祉全体の職場説明会として開催いたしました。
 お尋ねの職場説明会の評価につきましては、これまでの継続的な取り組みから一定の就職者実績もあり、市内事業者からも期待されている事業であると考えております。
 また、今後の方向性につきましては、開催時期及び開催方法等を再検討し、より効果が見込まれる内容での実施を検討してまいります。
 最後に、介護職員不足に対する今後の対策についてお答えを申し上げます。
 現在、介護職員の人材確保が困難な状況であり、さらに今後の要介護認定者数及び介護サービス利用者数の見込みから、一段と厳しい状況になることが予測されます。
 ご承知のとおり、たとえ介護が必要になっても最後まで自分らしい暮らしを継続するためには、介護サービスを担う人材を安定的に確保することが不可欠であり、行政の課題であるとともに事業者の課題でもあることから、介護サービス事業者の皆様からのご意見等もお聞きしながら、人材確保、育成、定着につながる具体的な支援策及び取り組みについて協議検討を進めてまいりますので、ご理解をよろしくお願いを申し上げます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 なかなか大きな課題でもあり、難しいというのが現状かなというふうには思います。
 そこで再問をさせていただきます。
 今、福祉の職場説明会を平成25年度から実施をされているというふうにお伺いをいたしました。27年度12名、28年度8名、29年7名ということで結構就職はされているんですけれども、この方々が近江八幡市内の介護事業所に勤務をされたというふうに思うんですけれども、実際継続して勤務をされているのか、そのフォローとかはどのようにされているのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをさせていただきます。
 平成29年度の介護労働実態調査によりますと、介護職員経験の1年未満の方の離職が38.8%、それから1年以上3年未満で離職された方が26.4%ということで、介護の業界に入ってから3年以内でやめられた人の割合は、離職者全体のうちの65.2%というようなデータが出ております。
 このようなことから、人材の定着のためには経験年数の浅い職員の方々へのフォローアップということが重要であるというふうにも考えておりますし、また事業所内でのフォローをされる中核的人材の育成も重要であるというふうに考えております。
 現在、市におきましては、看護師、介護職員スキルアップ研修というものを実施しておりますが、今後もこの研修会等の効果的な開催に向けまして、事業者の皆様との意見を交換しながら、実施をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございます。
 ぜひともフォローアップをよろしくお願いしたいと思います。
 次の再問に入らせていただきます。
 人材不足の対応として、事業所の労働環境の改善も重要な課題だと認識しております。労働条件の改善は、休憩や休暇のとりやすい環境であるか、効率的な職員配置をしているか、いろんな理由があると思いますが、離職、先ほどもおっしゃられたように、65%が3年未満に離職をされているというふうなお答えを今いただきましたが、離職の多くの原因が人間関係にあるというふうに言われております。
 職場内でのストレス対応の状況やさまざまな課題があると思いますが、先ほどの回答の中にも、一部の事業所さんに担当職員さんが出向いて会議のときに状況把握をされているというふうにお伺いをいたしました。
 特に、地域密着型の事業所というのは、近江八幡市が指定権者でございます。実際の現場へ向かう、現場へ出向いて状況把握をしていただき、また実施指導をされるときに運営基準だけを見るのではなくて、介護職員等の方々のご状況をしっかりと把握をしていただきながら、行政と事業所が一緒に対策等を考えていただくような工夫、他県では介護施設に市が実態調査に入られてアンケートなどをして、処遇改善に携わったという事例もございます。
 そのようなことを近江八幡市としては考えていただくということはないものでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをさせていただきます。
 現在、一部の事業所におきまして職員が状況の聞き取り等させていただいているということをお答えさせていただきました。
 今後は、できるだけ早い時期にアンケート調査や、ほかの事業所さんに対しましても訪問による状況把握、また課題解決に向けた事業所側のご意見などをしっかり情報収集を行いまして、今後の施策並びに事業展開につなげてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございます。
 本当に事業所の状況をしっかりと把握していただき、改善できるところはご助言をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 次の再問でございます。
 最近、政府が力を入れようとしているのが外国人の人材活用でございます。昨年7月にも、2020年夏までにベトナムから1万人の介護人材が技能実習制度を通じて日本で働けるよう足並みをそろえることについて日本政府とベトナム政府が合意したと日本経済新聞が報道しておりました。
 滋賀県内でも、介護現場で働いておられる外国人の方はおいでになられます。県内でも、委託事業だと思いますが、外国人のための介護職員の初任者研修等も行われております。
 近江八幡市としては、このようなことについてどのように、介護人材について外国人の活用なんかについてはどのように考えておられるか、お伺いをしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをさせていただきます。
 介護サービスを必要とされます高齢者の皆様に安心してサービスをご利用いただくためには、先ほどから申し上げております人材確保、それから育成、定着が重要であるというふうに思っております。
 少子・高齢化に伴います生産年齢人口の減少という日本全体の厳しい状況にもありますが、国及び県においては、外国人の介護人材活用に向けた法制度の整備や介護職員に対する処遇改善の取り組み、またサービスの質及び職員の資質向上に向けたさまざまな研修制度などがありますので、そういうものの活用を図りながら、また事業所の皆様のご意見も十分お聞きしながら、先ほど議員がおっしゃっておられました外国人の方の就労を含めて、具体的な方策を検討してまいりたいというふうに考えております。
 ただ、このような取り組みは行政だけでできるものでもございませんので、事業者の皆様の知恵やお力をおかりしながら、ともに実施について検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 やはり市内事業所さんの皆さんのお声を十分に聞いていただいて、どの方向がいいのかというのを十分検討していただきたいと思います。
 外国人の方の就労となりますと、言葉の壁であったり生活習慣の違いであったりいろいろあると思いますので、よりいい方向で検討をお願いしたいと思います。
 次の再問に入らせていただきます。
 介護職員の賃上げや労働環境の改善を含めても、介護職員の不足を抜本的に解決するというのはなかなか難しいというふうな状況になっているかなというふうに思います。
 厚生労働省は、2025年に必要と推計される介護職員、先ほども言いましたが260万人の介護職員が必要やというふうに推計をしています。この介護サービスの安易な利用を抑制して、この人数よりも少ない介護職員でも対応可能な体制づくりを構築する必要があるというふうに考えてもいるそうです。
 それには、ケアマネジャーの資質の向上を図り、ケアプランの適正化を推進、さらには介護予防事業を推進し要介護者の増加を抑制する、元気な高齢者をふやすというような考え方です。
 これらは介護保険の給付の適正化についても貢献すると考えますが、当市の介護予防の考え方、このような考え方についてはどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをさせていただきます。
 第7期の総合介護計画を策定に伴います介護保険制度改正や国の指針におきましては、地域包括ケアシステムの推進に向けて保険者が地域の課題を分析し、自立支援や重度化防止に取り組みを、保険者機能の強化が明記をされたところでございます。
 また、レイカディア滋賀高齢者福祉プランにおいても、介護給付適正化に向けたケアマネジメント支援の充実が示されておるところでもございます。
 これらのことから、本市におきましては、第7期計画の中で給付適正化の取り組みといたしまして、国保連合会の給付データを活用いたしまして、居宅介護支援事業所のケアプラン点検を計画的に実施するとともに、地域ケア会議における質の高いケアマネジメントなど専門職の力量向上に取り組んでいるところでございます。
 なお、居宅介護支援事業者の指定権限が県から市に移譲されたことから、ケアマネ協議会とも連携しながら、集団指導、実地指導等を通じまして、より一層サービスの質を高め、適正なサービスが提供できるよう取り組みを進めてまいります。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 近江八幡市は、先ほどの質問の方のお答えもあったように、いち早く日常生活総合事業に取り組みをされて、本当に介護予防に力を入れておられるというふうに認識もしておりますので、本当に介護保険の趣旨である介護予防、自立支援というのを目指して、必要な適切なサービスが受けられるように今後もよろしくお願いをしたいと思います。
 最後の再問をさせていただきます。
 今、近江八幡市では、ご回答の中にもありましたように、実際介護職員の不足により定員いっぱいご利用者を受け入れられず、やむなく定員を減らしておられる事業所や、施設を開所しても職員が集まらずに半年ぐらいは空床だった事業所もあるように伺っております。
 今回の総合市民協議会でも、委員さん方の意見からも、施設は必要だが、しっかりと人員不足が解消でき、現在市内の事業所が定員をいっぱい受け取っていない現状ですので、100%近く稼働ができるように支援をしていただきたいと。そのような声が多く出されていたと認識しております。
 市民の意見をしっかりと聞いていただいて、今回施設整備については再度検討するということになったと思います。その後、順次計画をされるとは認識をしておりますが、現場の声をしっかりと聞いていただき、人員対策をしっかりしていただいてから施設整備に移っていただくというその認識でよろしかったのかどうか、再度伺いたいと思いますのでよろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
 介護施設等の整備に伴いまして、一層必要性の高まる介護人材の安定した確保と定着、育成を図る取り組みを進めるとともに、サービス提供の事業所の現状や稼働状況を踏まえまして、今後の施設の整備に当たっては総合介護市民協議会に諮り、進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いをいたします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 しっかりと現状を把握して人材の育成を図って計画を立てていただくというふうにご回答いただきましたので、よろしくお願いをしたいと思います。
 現在、介護を必要とされている方、今後介護が必要となるであろう方々が、本当に安心してこの近江八幡市に住み続けられるように今後ともしっかりと対応していただきたいというふうにお願いをして、私の質問は終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 以上で岡山かよ子君の個人質問を終わります。
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