録画中継

平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月16日(水) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)北里幼稚園の今後について
   ①耐震診断の所見について
   ②北里幼稚園の今後について
(2)ふるさと納税と岡山小学校について
(3)議第109号健康ふれあい公園整備工事(第一期)請負契約について
(4)公用マイクロバスの運用について
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 最後の質問者となりました。もうしばらくおつき合いいただきますようによろしくお願い申し上げます。
 最初に、資料をちょっとお配りさせていただきましたので、また参考に見ていただけたらと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 北里幼稚園の今後について、さきの6月議会でも質問をしてきましたが、6月議会後に入手いたしました北里幼稚園の耐震診断結果の所見によりますと、以下のようなことが記されています。この参考資料の一番後ろに、そのときの診断所見が書かれておりますので、ご参考ください。
 現地調査において、図面と実際の施工状況が異なっている点が多数見受けられる。調査できなかった箇所についても、施工に関する信頼性は乏しいと判断できる。接合部の高力ボルトが、図面では2-M16となっているが、現地では1本しか確認できなかった。このほかにも、積雪時のために早急に補強が必要である。このほかにも多数記載されています。
 このように、余りにも衝撃的なことが記載されていますが、前の議会で、鉄骨平家建ての園舎なので屋根も軽く、ぐしゃっと潰れることはないと回答されましたが、この耐震診断の所見を見る限り、もし強い地震が起きたら大変なことになると思われますが、再度説明を求めます。
 園児の安全を最優先に考えるなら、いつになるかわからない民間のこども園の建設を待つのでなく、公立の幼稚園を建設するべきと考えるが、再度説明を求めます。
 最初に言い忘れましたが、分割で行いますので、これを初問といたします。どうぞよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 川崎議員の、北里幼稚園の今後についてのご質問にお答えをいたします。
 北里幼稚園の耐震診断結果については、さきの6月議会でもお答えしたとおり、Is値、いわゆる構造耐震指標イコール0.06で、国土交通省が示すIs値0.3未満の建物であり、大規模な地震により倒壊や崩壊の危険性が高いものの、通常の状態ですぐに倒壊の危険があるものではありません。
 北里幼稚園の今後につきましては、6月議会でもお答えしたとおり、学区内の保育園2園と協議を進め、保護者の就労にかかわらず利用できる認定こども園への移行を目指してまいります。北里学区全ての子どもが学区内の就学前施設を利用されることにより、小学校への円滑な接続や子どもの育ちにつながることから、幼稚園単独の改築ではなく、認定こども園のメリットを最大限に活用できるよう展開を図ってまいります。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 認定こども園を民間にお願いしてと回答されました。北里には民間の保育園が2園あるということから、そことも相談をしながらということでありますが、具体的にではいつごろになるのか、どこになるのか、その具体的な計画があるのか、そうでないとやっぱし保護者のほうはいつごろになるのか不安に思っておられますので、その辺はどのような計画をされているのか、お願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 具体的な時期については、この場で明確にお返事することはできませんが、現在、北里幼稚園の状況、幼稚園の就園率が38.5%ということで、半数以上の子どもさんが保育園に入園されていることも踏まえまして、幼稚園の建設ではなく認定こども園ということで、民間でのお力をかりつつ整備のほうを進めていきたいということで、早急に協議のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 保護者も待っておられますので、ぜひきちっとした案が出るといいと思います。
 前の議会で市長は、屋根には鉄板が敷いてあるので屋根は軽いと言われましたが、屋根にはセメント瓦が施工されてあり、それが室内に落下するということもありますし、室内には照明器具やとか、天井には空調設備がされてあるわけです。そういったことからするならば、天井が落下する、また内壁面が崩れるということにも思われます。
 市長は、平家なので逃げ出す余裕があると言われていますが、6歳以下の子どもさんが実際逃げるという行動が行えるとは思えませんが、それでも大丈夫と言われるのか、再度答弁を求めます。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 前回に引き続いてのご質問でございまして、いろんな見方がございまして、川崎議員の出していただいたのは一つの診断結果であります。もう一つは、また別の専門家からさらに精査をしていただきますと、こういうことも言うていただいてますね。
 計算の都合上、3つのゾーンに屋根を分けて計算をされてる、これは。しかし、実際は屋根がつながっている。屋根はつながってるわけですね。だから、つながってるため、他のゾーンへの地震力の移行がある程度期待できる、こういうことも診断結果で言われてるんですね、別の。だから、別々の屋根瓦は、この数字はまともだけれども、実際はつながってるじゃないと、こういう診断結果。これは専門家です、これは。
 もう一つ、屋根が軽く、これは具体的に平米で150キログラムと書いてるんですけど、地震力が小さいため、これらの計算外の余力が大きな要素になる。すなわち、計算外でいろんなファクターがあって、それがいわゆる耐震に寄与してるという診断結果であります。
 もう一つは、計算上は無視をされてるけれども、この診断結果は、いわゆるポストの柱、外壁の胴縁ですね、地震力への抵抗要素になってますが、計算は無視、計算上は入ってない、これは。でも、よく見たら、外壁の胴縁も、あるいはポストの柱というらしいですけれども、地震力への抵抗要素になる。
 このように、やっぱり見方が違うんですね。だから、一気に僕は倒壊しないということを申し上げたわけであります。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今おっしゃられたのは、そういう診断結果もまたされておられるということなんですが、そういったものは我々には目に入らなかったし、私も請求させてもらって出してもらったんですが、そういうのも入ってきていないということであります。
 そういった中で、やはり保護者の中ではそういったことが何も知らされないままに来ていると。やっぱしこの診断結果しかないわけですよね。私が請求いたしました診断結果と所見としかないわけですよ。そこでしかわからないので、やはりじゃあ保護者にそのことをきちっと説明をされたのかどうなのか、そのことについて伺います。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) これはいわゆる機会があれば説明をしていきたい。これは実はもう少し正確な診断をしていただこうということでしてもらった結果がこういうふうな今申し上げたような結果が出てるわけでありますから、そのことは前からわかってて、別に隠してたわけじゃない。
 これは一般論として、ある屋根の一坪が地震で、ばしゃっと来るという、普通は素人が大体考えてもなかなか来ないと思います。だから、ちょっとこれおかしいなということで、別のさらに専門的な人に診断をしていただいたらこういう結果が出たということでありますから、これは情報なり何かで保護者の皆さん方には説明をしていかなきゃならないと思ってます。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 屋根は落ちないかもわかりませんけども、先ほども言いましたように、天井にはやっぱしそういうものがつってあるわけですよね。やっぱりあの天井のやり方は、多分、軽天構造だと思うんです。専門的ななになんで、そういうもんでつり上げてある、そういうものが落ちないか。そして、市長はあのときには、平家やから子どもが逃げられるんやという言い方をされたが、果たして6歳未満の子どもさんが逃げられるか逃げられないかということにもなりますので、それはその辺はどのように考えておられるのか、もう一度。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 物が落ちるとか物が倒れるというのは、これは守ることができると思います。だから、そのような方法で取り扱いをしたいと思ってます。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 物が落ちるということはそれを防御することができるというように言われましたが、地震のときにばしゃっと落ちてくる、地震はいつ起こるかわからない状況にありますよね。それでもそういうような防御ができるというようにお考えなんですか、あの園舎の中で。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) それは物が落ちるということは、これは固定が十分でないということでしょう。落ちるということは、固定ががっちりしたら、屋根全体ならばこれ落ちるとは言いませんわ。屋根が崩壊するわけですから。落ちるということは、物が固体が落ちるということは固定が十分じゃないということですから、固定を十分にしましょうと、こういうことを言うてるんです。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) じゃあ、その固定を十分にしますということを言っておられるということなんで、それはじゃあ認定こども園になるか、それはどうなるかわからない、じゃあその間にその天井やとかそういうのはもう一遍工事に入るということをおっしゃっておられるというような理解をしてよろしいんですか。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) そのことを含めて早急に結論出したいと思います。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 本当に、やっぱり中には園児がたくさんおられます。北里も園児が少ないわけじゃない、だんだんだんだんふえてきているという中でありますので、やはりぜひそのことをお願いしておきたいと思いますし、この間も私も保護者の皆さんと、心配やからということでお話をさせてもらう機会がありました。その中で、やはり中には公立の幼稚園を残してほしいという声も非常にあるということも知りましたし、そういった中で、このように対策を考えていただけるのならば早急な対策をしていただかないと、保護者は本当に不安な中で子どもさんを預けておられるので、そのことだけはぜひ早急な対策をされて、そして保護者にきちっと説明をされるようにお願いをしておきたいと思いますが、どうでしょうか。近いうちに説明をされるんでしょうか。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 先ほど言いましたように、検討して早急に対応を考えたいと思いますし、また議員のほうも保護者のほうから信頼、全幅の信頼かどうかわかりませんけれども寄せられてるようでありますから、議員のほうからこういう答弁があったということを言うていただければ大変ありがたいかな、かように思います。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私のほうからも、こういうのは答弁で今出てくるのは、先ごろお会いしたときには、ホームページにも出てますよと、答弁はこういうとこで見られますよというお話もしておきましたんで、ぜひ見られると思いますし、私もこのことは伝えていきたいとは思いますが、ぜひ市当局から直接保護者会なりへ申し出をされてそういった説明がされるようによろしくお願いしたいと思います。そうでないと、前のような答弁のままですと、やっぱし無責任さが残ってしまって、やはり保護者には不安がいっぱい残るということになりますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げておきます。
 では次に、ふるさと納税と岡山小学校についてということで質問をさせていただきます。
 近江八幡市で育ち、市を離れてふるさとを思うことから、他の市町から当市へふるさと納税をされることが本来でありますが、当市に住んでいる方が当市へふるさと納税をされたときはどのようになるのか。例えば1万円をふるさと納税したとき、手数料は、お礼の特産品の金額は、ふるさと納税の住民税からの控除金額は、住民税の控除を受けても所得税の控除が受けられるのか、また市に入る実際のふるさと納税の額は幾らになるのか、説明を求めます。
 今議会の補正予算では、ふるさと納税の収入を2億円追加して、予算総額3億円としていますが、これは教育施設を目的に、特に岡山小学校の建設についての関係から、岡山学区の特定の団体と、またいろんな方、市役所の岡山学区の関係職員にふるさと納税について説明をされたと聞きますが、教育施設は市、公共が建設するのが本来であります。そのことから、今まで行われてきました金田、島、桐原の各小学校建設は市が行ってきました。なぜ今になってふるさと納税寄附を求めることになるのか。
 また、教育施設を目的とするならば、金田、島、桐原と小学校が建設されてきましたが、特に桐原小学校は現在も建設中でありますが、なぜ岡山学区だけにふるさと納税を説明されたのか、説明を求めます。
 それから、債務負担行為において、岡山小学校の仮設校舎使用料が提案されていますが、どのような形態でどこに何年間の使用計画をされているのか、説明を求めます。
 それからもう一つ、耐力度調査が行われていますが、いつごろ公表されるのかの説明も求めます。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 今話題になっておりますふるさと納税につきましてのご質問にお答えいたしたいと存じます。
 ふるさと納税制度を活用して本市在住の方から1万円のご寄附をいただいた場合についてどうなのか、こういうふうなご質問であります。例として言われました。
 当市では、寄附額の4割相当を返礼と定めておりますので、送料等も含めた謝礼品代としましては、1万円の方ならば4,000円でございます。
 また、控除につきましては、寄附額の1万円から2,000円を差し引いた8,000円が対象となります。したがって、一部は寄附した年の所得税から、残りは翌年度の住民税から、合計8,000円が控除されます。逆に言いますと、戻ってくるということになろうかと思います。
 このため、いわゆる寄附者が実質的に負担をしていただく額は2,000円となるわけであります。ただし、現在は4,000円が謝礼品でありますから、2,000円をいわゆるご寄附をいただきますと、4,000円相当の謝礼がその方にもらっていただくことできると、こういうことになります。
 この制度は、寄附者が市民であるか否かには関係なく、全ての寄附者に適用されるというものであります。この場合の市の収支を見ますと、寄附金から謝礼品の費用を差し引いた6,000円が実質的な収入と言えます。市民からご寄附をいただくことに伴い、市民税の所得割額が減少することになりますが、これは減少分の75%は普通交付税として措置される仕組みとなっているところであります。
 次に、ふるさと納税を岡山小学校コミュニティエリア整備に活用することにつきましてどうなのかという質問に対してお答えをいたします。
 本市のふるさと納税制度を昨年12月にリニューアルしましたところ、大きな反響がございまして、昨年度は約1億2,707万円──昨年度というのは実際は12月から3月、4カ月でありますけれども──のご寄附をいただいたところであります。その後、本年4月から税制改正、すなわち今までは納税額の1割が最高限度だったんですけど、倍の2割になったと、このような税制改定によりまして、ふるさと納税制度が大幅に拡充をされまして、より多くの方々がふるさと納税を利用しやすい環境が実は整ってきたところであります。
 こうした本市におけます寄附実績、あるいは国の制度の充実、あるいは全国的なふるさと納税の盛り上がり等を総合的に勘案し、この制度を活用したまちづくり、ふるさとづくりの一つとして岡山小学校コミュニティエリアの整備への活用を、決定ではありませんけれども、何とか検討していったらどうかなあというところで、今検討をしているさなかであります。
 最近では、特定の事業のために寄附金を募りますクラウドファンディングというのがありまして、これが全国で今広がっているわけであります。ほんで、近江八幡市版のクラウドファンディングの新たないわゆる試みとしても検討を現在しているところでございます。
 また、学校など公共施設の整備は公が行うべきものであるというふうにおっしゃいましたけれども、公が行うことも一方法であろうかと思います。なぜか。本市の歴史をひもといていただければご理解いただけると思いますけれども、今のいわゆる白雲館ですね、日牟礼神社の前にある、あれはかつての八幡東学校でありました。あれは近江商人が子どもの教育充実を図るため、その費用のほとんどが実は寄附で賄われたものでございます。
 これは一例でございまして、これまで施設だけではなくさまざまな公共事業が市民の浄財を得て実は本市では行われてきたわけであります。まさしくこのことは誇るべき近江八幡のとうとい市民性であると思っているところであります。このとうといお気持ちをしっかりと受けとめて、ありがたく活用させていただく、これが市民とともにつくり上げていくということでありまして、何もかも行政にお任せするお任せ民主主義とは一線を画するものであろうかと考えるところであります。
 そこで、岡山小学校コミュニティエリアは、小学校を初め協働のまちづくり、防災・減災対策、あるいは地域子育ての拠点等を一団のエリアに整備することで各施設の相乗効果を高めると同時に、地域のにぎわいの核の形成を目指すものである、これはゾーン設定の意味であります。現在及び未来の子どもたちのために、より安全で快適な学びの場を提供しようという志、また地域の防災力の強化、つながりを深め、活性化を図りたいという志、それらをご寄附という形で集めさせていただければ、結果としてよりよい施設の整備を目指すことにもなるわけでございまして、また市民の市政参加を身近なものにする新しい自治の仕組みづくりになると考えているところでございます。
 なお、仮にふるさと納税が活用できたとしましても、あくまでもいわゆる寄附行為ということの一環でございますから、これは個人の自由意思によるものが前提でございますので、決して強制するものではございません。
 また、地元での説明会につきましては、これは岡山学区教育施設等整備促進協議会からの取り組みについて説明してほしいとのこういうお声を頂戴しましたことから、協議会主催の説明会に市から説明に伺ったものであります。
 もう一度申し上げますけど、あくまでも決定ではなく、現在試行錯誤する段階で、その可能性を見出している状況であるということを申し上げて、ご理解をいただきたいと存じます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏 君) 川崎議員お尋ねの、岡山小学校の仮設校舎の使用料についてお答えします。
 岡山小学校につきましては、児童数の増加に伴い、平成28年度に教室が不足する見込みであるため、仮設校舎を建設するものでございます。仮設校舎の建設に当たっては、現校舎の整備方針は決定していない状況ではありますが、整備に必要な期間を4年間と見込み、その間の児童数の推移から規模を検討しました。
 さて、仮設校舎の形態等ですが、5教室と昇降口及びトイレを含んだおよそ660平方メートルを鉄骨造2階建てのプレハブ校舎で、現在の学校敷地内に建設を予定しております。
 また、耐力度調査についてですが、学校の夏期休業中に現地でコア抜きによるテストピースの採取や中性化の確認を実施し、10月中には結果がまとまりますので、その後に公表する予定です。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) まず、岡山小学校の児童数が増加するということで、このことから、通学区域の弾力化について、岡山小学校の児童や新入生の保護者とこういったところで説明をされたと伺いますが、どこでどのような説明をされたのか、お尋ねいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇 君) 小学校の夏休み以後、新学期始まる前に、学校の一斉清掃を保護者の方がされます。ことしは8月22日やったと思いますが、せっかく来ていただいたときに、特にお話に寄せていただいたのは、本市が平成20年度から学校規模の適正化ということで通学区域の弾力化を行っております。ことしも実は市内19名の児童が利用しましたが、なかなか通学手段等の関係で弾力化が思うように進まない実態があります。そんな中で、10名以上が同じ地域から弾力化を利用してもらえるようなことがあればバスを使っていこうという方針を立てております。
 ところが、現在のところ10名に満たなくて、保護者の方が送迎していはるという状況なんですが、この岡山小学校が今現在、4割の子どもたちがエコ村の子どもたちなんです。ご存じのように非常に新しい住宅地で、もちろん岡山の小学校のよさを、あるいは岡山の地域のよさを思って来られた方もおられるし、たまたまここへ来られた方もいはると。新しく今度、今部長の説明がありましたように、仮設を来年度からこしらえていかんなん状況がある、あるいは耐震力テストの結果にもよりますが、建設がこれから始まろうかとしているということもあると、ひょっとして本市の弾力化制度についてご存じないかもわからんということで、ちょうど掃除していただいた後にエコ村の方だけ集まっていただいて、こんな制度がありますよと。
 なぜエコ村かということに関しては、非常にたくさんの子どもさんがいはると、ひょっとしたら種々ご理解いただいて10名以上集まった場合はバスの準備もしていますが、あくまでも保護者あるいは子どものいろんな思いがありますので、最終的には保護者が決定してくれることであって、こういう制度があるということを紹介しに来ましたということで、エコ村の保護者の方に説明をさせてもらいました。
 なお、ほかの地域も説明に来いと言わはったら何ぼでも行きますわというふうに岡山学区には言っておきましたし、たまたま近隣に、近隣って同じ中学校区に、非常に新しくて教育施設の整った学校があります。島小学校ですが、ところがあそこの学校の適正規模というのはやっぱり1クラス20名は要るかなと思ってるんですが、いろんな手だてをしても、先ほど申しましたように、市内ではたくさん弾力化を利用してきていただいてるという状況があるんですが、思うように集まっていない状況もありますので、島小学校の状況も説明させていただいて、お話を紹介させてもらいました。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私もちょっと聞かせていただいて、そんな話があったということは聞きました。それで、やっぱし島小学校へ通学してもいいなあと思われてる保護者もおられるということ。それはやっぱり、今、岡山に行きたいんやけども狭いからどうしようもないしなということで、しばらくの間でもということなんですが、残念なことにやはり送り迎えがどうしてもできないと。その辺でもう少し、10人と言わずに、例えば地域を回っていって拾えへんのかとか、もっと幅広い説明がないのかとか、そんなような話がありました。
 ほいで、10人に限定されないで、そういうことを考えられないのか、一遍もう一度検討していただきたいんですが、いかがでっしゃろ。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 川崎議員にしてはと言うたら失礼ですけれども、すごくいい案を出していただきました。僕は10人に限定してません。ただ、1人ずつが、岡山の加茂で1人、次は桐原の中小森で1人、それから馬淵の千僧供で1人、これはちょっと大変ですよね。子どもさんが車酔いしはりますわ。
 だから、岡山学区ならば、あの広さで、いわゆる元水茎から何人でも、あるいは加茂からでも牧からでも来はったら回ります。そら10人とは言いません。大いにそれはやっぱり新しい学校ですから、だからエコ村の保護者はやっぱり仮設のプレハブのこんな、こんなとことは言いませんが、こういうな施設よりも、やっぱり教育環境のすばらしいところで勉学ようさせてあげたいという気持ちは持ってなさることは聞かされてるんですね。
 だから、我々も一生懸命話ししますので、ぜひ議員も力をかしていただければありがたいなと思います。だから、10人とは限りません。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 最初の言葉がちょっと気にさわりますけどね。私もちゃんと保護者とはいろいろとお話しさせてもろてる。そこに限定されないで、いろんなところでお話はさせてもらってる、私ね。ですからそういうことを申し上げてるんであって、やっぱし、でも10人に限定されないと言われましたけども、朝はいいんですよね。下校が非常にやっぱり低学年と高学年との時間差ができてきたりするんで、そういったことまできちっとやってもらえるんやったらそれも考えてみたいという保護者もおられたということだけはお伝えしておきたい。何か市長、はいどうぞ。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) そら建設的な意見ならウエルカムでございまして、そら学童もございますので、そこに行っていただければうまく帰りも一緒に行けるかもわかりません。あるいは、2回に分けて行けるなら、そこら辺はやっぱり運用の妙味で考えたいと思います。とりあえず意思表示を、どういうところから何人なのか、こういうのをしていただかないことには対応が難しいですので、ぜひお父さんやお母さんのほうから意思表示をしていただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、そういう話もあるということなんでね。ですから、エコ村だけで限定されて説明されると、ほかのとこはなんやねんと、こうなりますんで、できたら岡山小学校の校区全体で説明をされたら、今市長が言っておられたようなことが可能になるんではないかなあと、このように思いますので、ぜひまたどっかの機会でそういう場を持っていただけたら、またそれは広がっていくのではないかなあというように思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、岡山小学校の今も言うてるように子ども数が非常にふえていく、そういったことから、学童が今市長も言っておられたように岡山小学校大変なんです。もうご存じのように、今年度も大変狭くて、ほかの施設を借りて間借りをしてというようなことになっておりますが、来年度はもっとふえるんじゃないかというように言われてるんです。
 そこで、今後あのままの間借りなのか、それはどのように対処しようとしておられるのか、お願いいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) ありがとうございます。岡山の学童クラブ、寺子屋のほうなんですけれども、現在ご利用者数が59人ということでございます。今議員ご指摘がございましたとおり、当初の学童だけですと定員が一応40名ということで、狭いということでご要望をいただいておりまして、実は一緒に整備をさせていただいております岡山ふれあいセンターのほうを施設をお借りをさせていただく中で、この4月から運営を開始をさせていただいております。その中で一応、岡山ふれあいセンターも含めますと、現状では90名の皆さんまで収容が可能である、定員でいきますと90名まで、1.65で割ると90名まで受け入れが可能であるというふうに計算のほうをさせていただいているところです。
 その中で一応、今後の見込み、ご利用者数の見込みを、現状の利用率でいきますと、一番ピークを迎えますのが31年、32年ぐらいに利用者数のピークを迎えるということが予測されております。それ以降は、やはり人口の状態がまたちょっと落ちついてきて減ってくる傾向はあるかとは思うんですが、そこで初めて90名を少し超えてくるという状況が生まれてくるというふうに思います。
 今後、ただますます最近、学童クラブの利用率も年々高まっている状況もございますし、また今後の住宅地の開発状況によってもまた変わってくるとは思いますが、現状のところはそこまでは、今のクラブの中で施設をお借りしつつ、また高齢者との触れ合いも同時に生まれているということも聞いてもおりますので、逆のいい効果もできてきてる部分もあるのかと思いますが、そういう中で運営をさせていただきつつ、先ほど市長のほうからもありました岡山のコミュニティエリア、今議論をしていただいていることも踏まえまして、総合的にまた判断をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) このふれあいホールを利用されているというのは、岡山のコミセンからの配慮もあって、非常にありがたいことだと思うんですが、なかなかそやけどもそこを利用しようとなると、やっぱり日にち日にち、やっぱり借り物なんで、きちっと中を片づけたりせんならんとか、子どもさんが多くなってロッカーを置きたいんやけども置けないとか、そういうこともありますので、やはり人がふえてきたときにずっと借りのままというんやったら、どっかにそういうようなものができないのか、そういった検討はされないんですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 今もご回答させていただいておりますが、先ほど教育委員会のほうもご回答されましたが、小学校の整備の方針のほうが決定をされましたら、そこに合わせて、また学童の今後のニーズも踏まえて、何クラブ新設が必要なのかということも踏まえて、総合的に判断をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、やっぱし間借りなんで、手洗いやとかそういったことでよくごたごたともめてると、子ども同士が言われてるというのも目にすることもありました。私もあちこちほんまに見せてもらいに行くんです。そんなことでありましたんで、ぜひ改善できるようによろしくお願いしたいと思います。
 ふるさと納税へ戻りますが、これ先ほどの説明やと、私がお願いしたのは市から市、そういうものでありましたが、近江八幡市に住んでおられる方が他市へふるさと納税をされると、市に対する税収入は減るということになりますよね。どうなんですかね。ちょっと正式にお願いします。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 先ほど答弁の中で申し上げましたように、それは減ります。減った分の75%は地方交付税で充当をしていただける、すなわち25%は減りますね。でも、ふるさと納税で市のほうにも入ってきますからね、その他の分が。いうことで、それは大体マイナスにはならないはずであります。そんなにたくさんマイナスになるような、出ればいいんですが、今のところはそうはなさそうでございますので。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 本当にこんなことを疑ったらいけないのかもわかりませんけど、交付税というのはだんだんだんだん年々減ってまいりますやんね。そういった中で、ふるさと納税の分だけこれは入ってきてるんやでっていうのがなかなか我々には本当にわかりにくい部分もありますので、本当なのかなあと言いながら見ているのが現状ではないかと思うんです。
 それから、この住民税の還付の中には県税もあるわけですよね。住民税は40、60というんですか、そういうような分け方で、県民税も減少していくということになりますよね。そうすると、県はこういうことやっておられないんで、ほんな県のことまで心配せんでもええと言われるかもわかりませんが、県はやっぱり税収は少なくなるということになるんですが、その辺は担当課ではどのようにお考えなのか、ちょっと説明。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 野田総合政策部長。
◎総合政策部長(野田健志 君) 私ども、控除、減税対象額の中で、例えば1万円ご寄附いただいて、2,000円は自己負担でございますので8,000円の控除になるわけですが、それの6割は市民税分でございます。で、約4割が県民税分になります。で、県民税分も同じように、先ほど市長が回答されましたように、減収分に対する75%は交付税措置がされますので、25%が減収になるということになります。
 県の基準財政需要額。はい、済いません。
○議長(園田新一 君) 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) 済いません、今、制度としては野田部長が回答したとおりでございます。ただ、県の減収分につきましては、当然県の財政力指数によって変わってまいりますんで、うちの場合ですと市長が申しておりましたように75%が一応算定上は返ってくるということでございます。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今ちょっとわからんかったんやけど、県の財政力指数によってそれは75以上になるということもあるし以下になるということもあるということなんですか。
○議長(園田新一 君) 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) 県は知りませんけども、仮に隣の竜王町ですと、不交付団体ですので、減った場合は減っただけ損ということになりますけれども、ことしは交付が竜王町あるようですが、いわゆる地方交付税の配分による財政力指数によって基準財政収入額と基準財政需要額との差が補填されてまいりますので、税金、市税が減るということは基準財政収入額が減りますので、その差が補填されてくると。で、うちの場合、その算定は75%という、おおむね75というところでございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何か非常にややこしいんでね、これ。それだけじゃなくて、やっぱし収入によってもそれだけできるとかできないとかいろいろなことがありますし、また税金を納めてない人がやってもこれは税金の還付はされないし、特産品だけがいただけると、こういうことにもなりますし、住民税の場合は特に所得税とそれから均等割というんですか、その辺もありますしね。非常にややこしい税制上ということになりますが、これ先ほども言いましたけども、市からほかの市へやられた場合はやっぱし余りたくさん金が残らないということになると、ひょっとしたら事務処理が大変なんで、その職員さんの分だけでも赤字になっていくんではないかなあというようにも思われるくらいの面もあるわけです。でも、市長は、それ以上に市に対してのふるさと納税分があるからカバーができると言われましたけども、やっぱりそういった仕組みもあるということだけは事実ですよね。それで確認よろしいですね。どうですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 野田総合政策部長。
◎総合政策部長(野田健志 君) 前から申し上げてますように、このふるさと納税は住民税の所得割額の2割の範囲で交付されてることでございますので、所得税が全部持っていかれるというものでもございませんので、その辺は2割の中で、かつ先ほど言いましたように基準財政需要額の減少分については75%の還元があってということになってきますので、引いた分でなってまいりますので、例えば他市に1万円の寄附をされたら75%の差し引き、金額にしますと1,200円の減収にはなるということでございます。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ふるさと納税は非常にやってるとややこしいんで、これもう私も一遍表につくろかな思たんやけど、非常にややこしくてできませんでした。
 そういうことでございましたが、この教育施設の建設は、先ほども私言いました、市が行うのが当然だというように言いました。市長は、そうじゃない、一般の寄附もあるよということを言われましたが、それは以前のずっと昔から行われてきたことであって、私もそれは市から言われたんじゃなくて、自分らで盛り上がってきて、そういうのをしましょうやということでいろんなことをやってきた、そんなような経験もあります。例えば小学校の記念事業に対してこういったものをつくっていこうとか、こういうなもんを買おうやないかという、そういった大きな運動としてやってきたことはあるんですが、やはり今、岡山小学校ということに限定されてきている、これはふるさと納税ができたからやと言われますが、やはり財源が不足してきた、こういった観点からの考え方ではないのかと思うんですが、いかがですか。
○議長(園田新一 君) 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) 少し視点を変えて話をしたいと思います。
 江戸時代は3,000万人の人口なんですね、日本はですね。で、瞬く間に100年たちまして1億超えたんですね。2100年は、今の累計で3,795万人ぐらいになるらしいですわ。
 こうなりますと、何が言いたいといいましたら、今までは成長から拡大といいまして、時間軸でみんなが頑張ってきたんですよ。しかしながら、よくよく考えますと、今、ひと・まち・しごととか地方創生の時代が来たわけであります。これは地域の個性とか特性に価値を見出そうという時代が来たんですね。これは空間軸といいまして、ここにみんなが何か思いを投資しようという時代が来たわけでございまして、今、人が減るからというんじゃないですけれども、時間軸から空間軸に変わったというところにみんなの思いを出していこうということなんですよ。
 先ほどから議論されてる中、金を集めるためにやってないんですね。それもありますけれど、やはり地域内の産物を出しまして、地域の個性を表に出していこうという時代でございますから、やはりそういったほのぼのとしたことの時代に来たんやということから、これからみんなが地域生命共同体です。お互いに協働でやっていこうと、かかわりを持って物をつくっていく時代が来たということで、今回こういった事業を活用させていただきまして、みんなが参画すると、参画して物事をつくっていこうということです。
 もちろん議会の場所でもいろんな議論をやることが市民参画でございまして、これからみんながそういったものをどこかのとこに自分たちの浄財を出せる場所があれば、これは空間軸に投資ができるということやと思いますけど、そういった視点でご理解をしていただきますと少しすっと理解していただけると思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 近江八幡は、お土産というんですか、お礼に対して近江牛が非常によく出てるんだというような話もございますが、私はこのお礼というようなことからも考えるならやっぱし、どっかの地域やったな、天童市や。あそこは、こまやとかこけしをやっておられる、こまのお礼をやっておられると。そういったことから、それに携わっておられる方々の地場産業が非常に潤うんやというようなことが書かれてありました。
 こういうことからするならば、やっぱりふるさと納税で集めたお金の一部でも地場産業が発展するように、そういった方向にも使うべきではないのかなと思うんですが、そういった考えはございませんか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) 議員も寄附をされる要綱は多分ご存じだと思いますが、その中には地域の特性を生かしたという項目もあるわけでございまして、今回の岡山につきましては第8番目やったかな、7番目かね、ここへ組み入れるわけでございまして、多分同じ意義やと思いますが、もちろんそれはやるべきであります。ただ、うちは支持をしてもらわんと寄附は集まりませんから、今後はいろんな仕組みの中で、今より一歩前へ出るような仕組みを講じていくと、これはともにやるということでありますね。ともに発信をやるということから始めていかんとあかんと思うてますので、そこら辺もお互い触発をし合うてやるということで、よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) やっぱりもう少しちょっとずれるのかなあという観点がいたします。このふるさと納税は、自分のところさえよければいいというような見方がありますし、やっぱり一つのものを奪い合いしているというようなことが言われてます。全国の自治体財政の悪化につながるのであり、住民税の県税収入においては大きな減収になります。このような仕組みのふるさと納税はいかがなものか。
 片山善博さんですか、ここの近江八幡市にも来られた先生ですが、ふるさと納税、納税者から見れば2,000円とわずかで、ほとんどは居住地の自治体が負担することで制度が成り立っていること、地方財政全体の現状からしても税収を目減りしてまで特産品の高揚に振る舞う余裕などないはずであることなどを上げて、即刻廃止すべきとも、このようにこの先生は言われておりますし、ちょっと新聞記事の中にもそんなんがありました。返礼率やレア品を求めたビジネスになっており、税制度をゆがめているというような、こんな指摘もあるということであります。公共施設や特に教育施設の建設にふるさと納税を頼りにするべきではないということを再度申し上げます。
 私たちは、桐原コミセンエリアの工事においても、現地の桐原小学校を利用して行うべきと主張してきましたが、岡山小学校建設においても、新しい土地ありきでなしに、岡山の小学校の敷地を最大限利用した、こういったものであることを私として提案をさせていただいて、次の質問に移ります。
 議第109号健康ふれあい公園の整備工事の第1期請負契約についてでありますが、健康ふれあい公園整備工事の第1期とはプール棟の建設工事と聞くが、正式にはどの範囲までの工事をするのか、説明を求めます。
 近江八幡市西部運動公園実施計画業務委託の特記仕様書建築分、その書面の中には以下のように記されていますが、1-5、施設の条件、施設の規模として、プール施設、クラブハウス、屋根つき多目的広場、規模については別紙事業概要書案参照と、このように書いてあって、予定工事が15億円、上記施設の合計額税抜きと、このように記されてあるんです。この時点では、公園内の主な施設の建設費用は全体で15億円としているのに、なぜ今度のプールの建設だけの入札予定額が18億3,300万円と当初価格より非常に高くなっている、なぜこのようになるのか、説明を求めます。
 当初の運動公園全体の予算総額はどのぐらいを見ていたのか、説明を求めます。
 プール棟の建設についてでありますが、年間経費がどのぐらいかかるのか、どのくらいの市民が利用されると見ておられるのか、費用対効果をどのように見ているのか、以上の説明を求めます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市民部理事。
             〔市民部理事 小西正彦君 登壇〕
◎市民部理事(小西正彦 君) 川崎議員の健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約に関するご質問にお答えいたします。
 第1期工事範囲については、北川議員にお答えしましたように、プール棟の部分供用開始を行うため、プール棟全体のほか、正面出入り口などの一部外構工事を含めた工事範囲としております。
 議員ご指摘の設計業者選定時での特記仕様書につきましては、プロポーザル方式で設計業者の選定を行うために、先進地の事例から算出した目安を提示をさせていただいたものであります。この建設費については、昨年度実施しました詳細設計業務において、施設の利便性や維持管理費を考慮し積算したものであります。この価格差の主な要因は、近年の建設資材費や人件費の高騰などによるものと考えております。
 次に、公園全体の予算総額についてでありますが、井狩議員にもお答えしましたとおり、詳細設計時点ではありますが、これまでの用地購入費と造成工事費を合わせた約51億円を予定しており、プール棟の建設費は、3年にわたる工事から年間平均6億円程度を見込んでおります。
 次に、費用対効果については、さきの議員にお答えしましたが、施設整備のコンセプトである子どもから高齢者までが利用できる健康増進のための運動施設として、市民の方々が健康増進につなげていただけることであると思っております。利用者予測については、運営の内容や料金の設定にも関係することから、県内外の同様の施設の使用料、民間施設や先進地事例を参考に現在検討しているところでございます。
 いずれにいたしましても、公園については市民の方々の憩いの場や健康増進、地震による災害時の防災拠点としての整備を目指してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) るる説明いただいたんですが、やはり当初からこうやって、こないしてわざわざ特記書、特記のこういう部分にまできちっと書いて説明しておられるんです。やっぱりそこはそれが基本だったと思うんです。まだそれが、これを出されたのが27年、ことしの3月31日までに出せという、こういう特記書なんですよね、この設計のなにをするのに。じゃあこれ、まだ年数がそんなにたってない、まだすぐさきに行われたもんなんで、何ぼ目安とはいえ余りにも開きがあり過ぎるというように思うんですが、その辺ではどうなんですかね。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市民部理事。
◎市民部理事(小西正彦 君) 済いません、こちらのほうのプロポーザルの仕様につきましては、昨年の5月時点に提示をさせていただいてるものでございます。今議員ご指摘の27年3月31というのは設計仕様、設計書を仕上げていただく期限でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 もう一点、今申し上げましたように、15億円というのは、今日まであちこちの施設を視察をさせていただいて、その段階で設計金額ではなく請負額、実際落札しておられる額、またその建坪ですね、そういう中から坪単価的に試算をし積算をさせていただいた、あくまでも目安でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 余りにも目安と実際とがかけ離れ過ぎましたんで、その辺ではもう少しちゃんと出して、事前にこういったもんですよという説明があってもしかるべきだと思うんです、私たちにね。こんだけ、金額てなもんは全然言われてないわけなんですよね。規模は、いろんな絵はできてきましたが、金額的にはどうなのかというのがこういうことに結果になっているというのが事実ではないですか。
 それから、先ほども言われました、市内にはいろんなものがあります。プールがありますし、また民間の施設があるわけです。それから、元気園のプールもあります。利用者やとか年間の経費というのは実際に本当にどのぐらいのものを見ておられるのか、やっぱりそれは示していただきたいと思うんですが、いかがですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市民部理事。
◎市民部理事(小西正彦 君) 公園の運営に係る管理料という形でお受けさせていただいてよろしいでしょうかね。
 先ほども申し上げましたように、施設の使用料の単価、また民間施設の先進事例を今見ながら検討してるところでございますが、あくまでも試算の段階でございます。やはり利用料というのは、運営内容、料金設定、利用者の要因により大きく異なってくると、そのように考えております。
 参考に、私ども既に調査を回答いただいたところでしたら、野洲の総合体育館、プールで直近で6,200万円の指定管理料を出しておられます。竜王町の総合運動公園では約6,600万円。東近江の布引の運動公園、プールがございます。こちらのほうで約7,700万円の指定管理料と伺っております。これらの数値を参考に、今申し上げましたようにあくまでも目安ではございますが、年間5,000万円程度になるのではないかなと見込んでいるものでございます。若干、隣の廃棄物処理施設のほうからの余熱を使うという部分のメリットもございますので、目安ではございますが、年間5,000万円程度を見込んでいるものでございます。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 本当に今聞いて、維持費が本当に高くつくんだなあということが実感として残りました。今回の議会の中で、私の前の議員さんたちがいろいろな質問の中で指摘されてきましたように、健全化判断比率について監査報告がこういうのがあった、それからやっぱし実際清算をされた後の負債の額がふえているとか、いろんな指摘があったわけですね。そういったことからするならば、この監査報告に書かれていることが本当に実際となって出てくるんだというようなことも実感してまいりました。
 こういったことからするならば、ごみの焼却場やとか学校、コミセン、幼稚園、こどもの家等は絶対に必要性の高いものとなるわけですよね。そういった点からするならば、もう少し今立ちどまってこの建設を考えるとか、一応どういうようにしたらいいのかというのを今立ちどまって考えるべきではないのかなあということを申し上げて、私、次の質問に移ります。時間がなくなりました、済いません。
 次に、公用バスの利用について、福祉バスの廃止により、1団体2万円の補助金に制度が変わりました。その後、安全運行を図る面から、民間の貸し切りバス料金が高くなりました。老人会や学童クラブなど、財政が大変苦しくなっています。バスの利用料の補助金を引き上げは考えないのか、説明を求めます。
 また、公用マイクロバス管理要綱第2条の4、市が財政的援助をしている団体が公共性または公益性が高い活動のために使用するときの規定をいかにして、例えば民生委員や児童委員などの研修などに公用マイクロバスを使えないのか、もっと使いやすい方法はないのか、説明を求めます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 川端総務部長。
             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕
◎総務部長(川端康仁 君) 川崎議員の公用マイクロバスについてのご質問にお答えを申し上げます。
 公用マイクロバスにつきましては、議員ご指摘の公用マイクロバス管理要領に基づき使用範囲を定めております。対象者につきましては、先日の加藤議員にお示しをしたところでございます。
 議員の言われるもっと使いやすい方法につきましては、従来より、まちづくり協議会等の団体からの使用に関して、関係課を通じて相談がありましたら、可能な範囲で意向に沿う対応もしてきてまいっております。今後も、使用に関して要望がございましたら、公務や公益に寄与することを前提に、関係課と協議し、有効な活用に努めたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 川崎議員の公用バスの利用についてのうち、ふれあい地域交流活動バス事業の補助金に関するご質問にお答えをいたします。
 この補助金は、平成26年度から、老人クラブやふれあいサロンを運営する団体、障害児者団体、学区社協、民児協、放課後児童クラブなどに、団体の研修や外出機会の少ない高齢者や障害者の交流、外出支援などの事業を実施され、貸し切りバスの借し上げ料に対し、1台につき2万円を補助する制度です。
 民間借し上げバスの料金が高くなっていることについては、平成26年4月1日より一般貸し切り旅客自動車運送事業の新たな運賃料金制度が実施され、バス料金の計算方法が変わり、バス料金が高くなっているものです。当事業を実施される団体負担分につきましては、借り上げられるバスの大きさ、研修先への距離、参加者数によりまして、1人当たりの負担額も変わってくるものです。
 今後も、これまでの同額の定額補助金2万円を上限に補助を行い、多くの団体に対して事業を継続して実施いただき、ふれあい地域活動バス事業に参加される方の負担軽減を図っていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 加藤議員がこの公用マイクロバスについてお尋ねをしてまいりましたが、市長が言っておられたように、公用マイクロバス本当に、私ちょっと調べさせてもらったんですけども、非常に少ないんですよね。市長、6月までは一回もなかったって言うてはりましたよね。全くそのとおりなの。7月が5回、8月が5回で6日間、ほんでから9月が1回、10月が8回で7日間、それから11月が1回、これは予定も入れてなんですけども、今の現状ではこういうような状況なんです。
 本当にどういった形からこういうようになっているのかということを見てまいりましたら、やはり例えば民生委員さん等はどこでこの話をしたらいいのかというのがわかっておられないというのがあると思うんです。例えばこの使用の受け付けの受け付け簿を見てみますと、やはりこの要綱から見て、ちゃんと担当課に言わんとできないという、こういったことがあるので、その辺では、まちづくり協議会だとかもっとほかの団体への周知がもっと徹底されたらいいのかなと思うんですが、そういった担当課からに対してのそういった団体への説明というのは行われていないんですか、お伺いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) あくまでもこれまでの話でございますけれども、先般、加藤議員の話にもございましたように、本来は議会にもっと使っていただきたいというのがこの公用マイクロバスの当初の設置目的だったと思います。議会もなかなかそうしょっちゅう出られるわけではございませんので、じゃあ今度は行政が使わせていただこうかと。今度は、じゃあ今川崎議員がおっしゃいましたように一般の方でも、私冒頭初問でもお答えしましたように、あくまでも公的な部分、公益的な部分について市のいろんな施策に協力いただいてる皆さんに使っていただいてもいいのではないかということで、一昨年ぐらいからまちづくり協議会ぐらいを皮切りに、だんだんと使用単位を広めていっているところでございます。
 今後も、もう既に今例を挙げていただいているように、民生委員さん等には周知されていくことだとは思うんですけれども、ちょっと余り手広くしますと、今度は実際本当に市が使いたいときに使えないというのもございますので、徐々に、言い方はおかしいですけども、様子を見ながら周知させていただきたいというふうに思います。
○議長(園田新一 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) きのうの市長の話にもありました。議員は一般市民から見たときに、議員には政務活動費というのが渡されているわけですよね。そういったことからするならば、公用マイクロバスを使うということがどうなのかということが問われてくるんではないかなあ、このように考えるわけです。ですから、全体で行くとかそういうのはまた別の問題でありますが、会派で行くとか個人で行く、そういうのはやっぱりそれは考えるべき問題であろうかと思います。
 先ほどからも申し上げておりますように、本当に使っている課というんですか、これもほんまに人権・市民課、人権・市民相談というんですか、そこが3遍、高齢介護が1遍、農業委員会が2回、市民部危機管理が2回、あとは学校教育課、それから都市計画課、まちづくり、総務、それから秘書課、こういうように皆一遍ずつなんですよね。非常にやっぱり大きなバスなんで、担当課から使われるというのは非常に難しいと思うんです。そういった点からも、やっぱし先ほども言いましたように、多くの外部で頑張っていてくださる団体さんにぜひ使えるように、ぜひ周知徹底をしていただきますようにお願いを申し上げまして、終わります。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 川崎議員のおっしゃってること、意味はわかります。それは本当にいいのかどうなのか、一度議会で議員の皆さん方で腹割ってしゃべっていただいたらどうですか。
 例えば他のいわゆる自治体の議員団が視察に来られる、そうするとやっぱり送迎しますわね。できなくなりますやん、それ。予定にもうこちらが使うようになってたら、ほかの団体が。そういうことでもいいんですか。例えばよその共産党の議員団がばあっと来られたと、やっぱり送迎してますわな、現在も。それできませんで。それやったらまた、何であそこ出してこっちせんで、こういうになりますから、一遍議会で腹割ってね。
 僕は、先ほど総務部長が言いましたように、このバスはもともと議員の先生方の勉強用といいますか、それで昔から僕はあるように思うてる。どこの自治体でもあるわけですよ、議会バスというの、大体は。それを一般に広げたら、それ悪くはないですよ、有効利用ですから。でも、これは際限なく広がるという心配もあるんですよ。そしたら、本来の目的から外れて、議員の皆さんが、あるいは我々がどっか行こう、視察に行こう、そういうになったとき、いやもう予定が入ってる、使えへんねや、それは何のバスかわからないでしょう。それで本当に川崎議員がいいとおっしゃるんならば、真剣に考えますよ、行政は。議員の皆さん方が使うことは物すごい制限されます、今度は。それでいいんですかということなんですよ。
 だから、一度議会で議員の皆さんでしゃべってください。それを言うてください、また。
 はい、以上。
◆19番(川崎益弘 君) ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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