録画中継

令和元年第2回(9月)近江八幡市議会定例会
9月10日(火) 個人質問
西津 善樹 議員
(1)安心安全なまちづくりについて
   ①まちづくりの理念について
   ②防災訓練の改善について
   ③防犯体制について
(2)安土一体整備について
   ①地質調査について
   ②安土コミュニティセンターについて
   ③消防車庫について
(3)通学路等安全対策について
   ①6月議会以降の措置について
(4)上水道事業の今後の展望について
   ①老朽管布設替え等の対策について
(5)スポーツ振興とその施設利用について
   ①施設の減免措置について
(6)安土城再建について
(7)社会福祉協議会の不明金について
◆16番(西津善樹君) 皆さんこんにちは。公政会のやる気と元気の西津善樹でございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、発言させていただきます。
 ことしはいつの間にか夏が来て、猛暑が続くかと思いきや秋のような涼風が吹いたりと、何ともよくわからない気候で、これも一つの異常気象のあらわれなのかなというふうにも感じておりますが。
 さて、さきの大戦から戦後74年が経過し、8月10日には近江八幡市平和祈念式が、そしてまた8月31日は令和元年平和祈念滋賀県戦没者追悼式がとり行われました。私も祖父を戦争で亡くしており、戦没者遺族の一人といたしまして出席をさせていただきました。
 一方、本市におきましては、春期、また秋期に慰霊祭や平和祈念法要を行っておりました慰霊殿の解体が着手されまして、老朽化による危険性があるとはいえ、非常に残念に感じております。核兵器廃絶平和都市宣言をしている本市といたしましても、当局におかれまして慰霊殿解体後の措置を早急に講じていただければなと、このように思いつつ、改めて平和を祈念するものでございます。
 さて、このたびの私の個人質問ですが、1、安心・安全なまちづくりについて、2、安土学区の一体整備について、3、通学路安全対策について、4、上水道事業の今後の展望について、5、スポーツ振興とその施設利用について、6、安土城再建について、7、社会福祉協議会の不明金について、この大きく7項目につきまして分割方式により質問をさせていただきます。さきの議員の質問と重複しているところもございますが、当局におかれましては簡単かつ明確な回答をよろしくお願い申し上げます。
 それではまず最初に、大きく1項目めの安心・安全なまちづくりについての質問をさせていただきます。
 本市のまちづくりについては、本来その理念といたしまして小西市長就任時に所信表明としてお尋ねするべきでございましたが、大変重要なことでございますし、いまだにその理念のようなものがはっきりと見えてこない状況でございますので、改めてお伺いをさせていただきます。
 人口減少や少子・高齢化、自治会加入問題や、また自治会への集落取り組み等、本市にもさまざまな課題がございます。そのような中、前市長は、地域の核として防災機能を持たせた学区単位でのエリア整備をまちづくりの理念とし、こども園や小学校、学童保育所やコミュニティセンターを一体型にエリア整備することによりまして、多種多様な地域コミュニティーと防災機能の強化に努められておられました。
 小西市長が就任後1年余り経過したわけですが、改めてまちづくりの理念としてどのようなお考えをお持ちなのか、理解力に乏しい私にもなるほどと納得のいくように、明確でわかりやすくお示しいただけないでしょうか。
 また、私は末端の核となる自治会の活性化が今後の市の発展につながっていくと考えておりますが、道路整備、福祉政策、そして防災機能強化の観点から、自治会体制の充実をどのように図っていかれるのか、今後の展望をお答えください。
 さて、安心で安全なまちづくりをしていく中で、防災というものを忘れてはならないと思っております。
 そこで本市の防災総合訓練の改善についてという観点からお伺いします。
 先日、8月25日に防災総合訓練が実施されました。私も消防団員の一人として地元自治会の第1次訓練に参加した後、メーン会場であります市立運動公園に市議会産業建設常任委員会の委員の一人として駆けつけました。
 私がメーン会場に駆けつけてからも、総合体育館からヘリコプターでの救出訓練でございますとか、放水訓練、そして倒壊建物からの救出訓練や炊き出し訓練、電気等のライフラインの復旧訓練などを実施されておられまして、事務局を初め各種団体や関係機関の皆様には早朝からのご協力本当にありがとうございました。
 そこでお伺いさせていただきますが、今回の訓練内容としてはどのような趣旨で実施され、各学区とどのような連携をとられましたでしょうか。また、今回の訓練を終えて今後の課題についてもお示しください。
 安心で安全といえば防災とともに防犯体制も忘れてはなりません。特に、市の中枢機関でありますこの市役所庁舎の防犯についてですが、実は平成23年9月議会、また平成28年3月議会でも同様の質問をさせていただいております。
 市役所庁舎は大切な市民の税金だけではなく、マイナンバー制度の施行により、より一層慎重に個人情報を取り扱わなければならない場所になりました。防犯カメラ等の活用によって犯罪者等の確保につながるケースも少なくありませんし、犯罪抑止力にもつながるものと考えます。
 民間では、窓口だけでなくあらゆる場所に設置されており、今日では車にまでドライブレコーダーというカメラ的なものが設置されている時代でございます。防犯カメラ等に設置についてお聞かせください。
 このような内容の趣旨の質問をさせていただいておりましたが、そのときの答弁といたしましては、防犯カメラの設置については犯罪抑止力につながる効果も大いに期待されることから、新庁舎の整備とあわせて検討してまいりたいという答弁をいただいておりましたが、その後、肝心の庁舎建設の契約解除がなされたため、さらに先送りになってしまったわけですが、今後どのような対応をされるのか、お聞かせください。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 西津議員お尋ねの安心・安全なまちづくりについてのご質問のうち、まちづくりの理念に関してお答えさせていただきたいと思います。
 私、昨年の4月の就任以来、市民が主役を市政の基本として市民のさまざまな社会活動などをサポートできる市役所、またみんなが笑顔で楽しく暮らし、未来に希望が持てるハートフルなまちを目指してまいりました。
 その中で、物中心の社会や考え方から心や人中心の考え方にシフトしていくことで、まずは市民が主役となり、市民が幸福度を考え、どのようなサービスをどう提供するか、それによってどう満足感を持ってもらうかを主軸にまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。
 議員ご指摘のように、安心・安全なまちづくり、また防災というのも市民が不安なく暮らせるということで、この市民の幸福度を求めるものの一つの要素、重要な要素であると考えておるところでございます。
 また、理念として議員がおっしゃっていただいたような、そういうようなエリア整備を含むハードでございますけども、さらにこのハードから、それをいかに魂があり住民が利用でき活用できるもの、またそれをうまく使い、いかに安心・安全を確保していくかということにさらに重点を置きながら対応してまいりたいと考えております。
 さらに、市民の幸福度の中では、安心・安全なまちづくりに加えて、さらに未来を見据えてさまざまなことをやっていかなければならないと考えておるところであります。
 その具体例としましては、これまでの議員のご質問にもお答えしておりますように、安心して子育てが行える環境の充実を図るため、私どもとしましては、子どもの医療費の中学生までの無料化を実施したところでございます。
 また、将来の職場、また地域の活性化を図るためには、八幡堀周辺や安土城跡、西の湖や沖島など、本市の豊かな自然、歴史文化資産について、また空き町家の利活用や祭りなどの伝統行事の伝承支援などを通じて磨き上げていき、本市の魅力を周囲に発信することによって観光その他の産業をも発展させなければならないと考えております。
 またさらに、本市では、これまでも一生懸命取り組んでいただきました熱心な市民と行政との協働といった人のつながりによって、さまざまな取り組みを通じ、自然や歴史、文化を生かしたまちづくり、また先ほども議員ご指摘ありました防災、また地域のコミュニティーづくりを行っていく必要があろうかと考えております。
 本年3月に策定した総合計画の基本目標の一つに、地域自治、行政経営におきましても、市民の地域づくりや市政への参画推進、住民主体及び協働による事業推進体制の整備充実、地域コミュニティーの強化と、新たな地域、公共の担い手の育成等の取り組み方針を掲げているところでございます。
 この目標達成のためには、多様化する地域課題に対応すべく、まちづくりの担い手である自治会やまちづくり協議会などの地縁型組織や市民活動団体と行政との連携をますます強くし協働することが、これからの社会にとって大切なことであるとも考えております。
 今後もできる限り市民の皆さんの声に耳を傾け、市民の皆さんの力をおかりしながら、やりがいを持って取り組んでいただけるような基盤づくりに努めてまいりたいと考えております。
 その他の質問については当局より回答させていただきます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 益田総務部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥君) 西津議員の安心・安全なまちづくりのご質問のうち、市役所の防犯体制の防犯カメラの設置についてのご質問にお答えをいたします。
 当該質問につきましては、平成23年9月議会並びに平成28年3月議会でご質問をいただいているところでございます。
 繰り返しになりますが、現庁舎のセキュリティーにつきましては、休日及び業務時間外につきましては、警備保障会社によるセキュリティーシステムを引いておりまして、また宿直警備による定時施錠及び定時巡回も実施しており、職員の出入りは正面玄関の宿直室横の出入り口のみとして監視をしているところでございます。
 一方、昼間時間帯につきましては、庁舎内には自由に出入り可能であります。自由に出入り可能でありますが、窓口業務を初めまして、これまで防犯上問題が生じた事案は発生していない状況であります。
 しかしながら、最近の情勢を鑑みますと、議員ご指摘のとおり、防犯カメラの設置につきましては犯罪を未然に防ぐ抑止力として効果があることから、現庁舎におきまして1階の出入り口、3カ所ございますが、1階の出入り口に設置する方向で進めたいというように考えているところでございます。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員のご質問の安心・安全なまちづくりについてのうち、防災訓練の改善についてお答えいたします。
 年号が令和になって初めての近江八幡市防災総合訓練を8月25日に開催いたしました。この防災総合訓練は、平成29年から市立運動公園をメーン会場とし、昨年から市民の方に防災を身近に感じていただくために、学区防災訓練の同時開催をお願いしているところであります。
 市防災総合訓練に参加いただきました関係機関、関係団体、当日開催いただきました学区の皆様には、早朝からご支援とご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。
 まず、防災総合訓練の内容と趣旨については、災害発生時に防災関係機関並びに関係団体と初動態勢の手法を学ぶ実践型体験訓練として、被害状況調査訓練を初め救護所設置訓練、緊急物資輸送訓練、ライフライン復旧訓練、中層建築物救出救助訓練、水防工法訓練などを実施するとともに、市内7カ所のコミュニティセンターにおいて、市民の防災意識の高揚を図るために学区防災訓練を同日開催していただきました。
 次に、学区との連携につきましては、市災害対策本部と学区現地本部との連携を図るために、学区で実施いただいた防災訓練の内容に合わせ、避難所開設訓練や備蓄食料を配送する緊急物資輸送訓練、飲料水供給訓練及び情報伝達訓練を実施したところであります。
 次に、防災総合訓練を終えて、今後の課題については、防災総合訓練の課題や改善点について参加団体及び市職員へのアンケートを実施しているところであります。
 この結果に基づき、改善すべき点について訓練参加機関並びに参加団体と調整を図り、次年度以降の防災総合訓練に生かしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 丁寧なご回答ありがとうございました。
 市長のまちづくりについての理念、少しはお伺いできたのかなと感じております。物から心へということで、子育ての充実、また地域資源の発信、そして市民と行政の協働、そして連携、地域コミュニティーの強化という、これらがテーマになっているのかなというふうに感じました。
 市民の皆さんが本当に安心して過ごせるまちづくりを目指していただけますようにお願いしたいと思います。また、私もただいまの市長の理念をもとに議会人としてチェック機能が果たせるようにしっかりと働かせていただきたいと思っております。
 さて、防災総合訓練についてですが、以前は学区持ち回り制での住民参加型総合防災訓練を実施されておられましたが、なぜ現在のような形になっているのか、やはり住民参加型での防災訓練を実施したほうがよいのではと考えますが、お考えをお示しください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 議員ご指摘いただきましたように、以前は小学校などを会場に各学校を持ち回っておりましたが、全ての小学校のグラウンドを芝生化しておりまして、訓練による、大型車両の訓練がございますが、その通行によりまして芝生を傷め、芝生の蘇生に一定の養生期間が必要となりますんで、学校行事においてグラウンドが使用できなくなるおそれがあるということで、学校の持ち回りは断念させていただいたという経緯がございます。
 ご指摘をいただきました住民参加型防災総合訓練につきましては、関係機関、団体のご協力が不可欠でございますので、これらのご協力が得られましたら、訓練内容の見直しも視野に入れて検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 各学区コミュニティエリアも整備されております。安土はまだですけども。広い駐車場もございますし、またそれについては検討していただきたいなと思います。
 メーン会場で実施されていた訓練におきまして感じたことといたしまして、行政側の訓練に対する参加姿勢に非常に疑問を感じました。ヘルメットの顎ひもをしっかりしておられなかったり、作業服の腕まくりをしておられたり、また長靴の方もおられればズック靴の方もおられ、グラウンドで各種団体が訓練実施されているにもかかわらず、それらを見ようともせず、背中を向けて目の前の机のほうをただ向いておられる。
 当日、暑い日でしたのでお気持ちはお察ししますが、服装の乱れは何とかとも言います。これで本当の訓練になっていると思われているのでしょうか。小西市長の市職員に対する統率力が問われますが、市長は今回の訓練を終えて、いかがお感じになられたのか、お伺いしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 今回の訓練につきましては、それぞれ市の職員、また関係団体のそれぞれの協力を得て、初動操作としての一定の成果を得られた訓練だという理解をしております。
 しかしながら、議員ご指摘いただいたようなさまざまな点につきましては、今後改めるなり、またその中身について考えさせていただきたいと思います。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ぜひとも市民の皆さんの規範となるべく、まず行政当局側から危機管理に対する意識改善と取り組み姿勢を改善していただきたいと思います。
 また、防犯カメラにつきまして、3カ所設置していただけるということでございましたが、これはいつぐらいまでに設置されるのでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥君) 再問にお答えをいたします。
 年度内に予算措置をいたしまして、少なくとも3月までには設置をしたいというように考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 それでは次に、大きく2項目めの安土の一体型エリア整備についての質問に移ります。
 6月定例本会議でも同様の質問をさせていただきました。安土小学校施設整備事業として小学校の現地建てかえや移転建てかえのメリット、そしてデメリット、さらにその候補地となる面積や地質調査、底地の状況調査をして比較検討するための委託費用910万円が見込まれ、その進捗状況についてお伺いさせていただきましたところ、現地建てかえ、移転建てかえのメリット、デメリット、また候補地それぞれの面積、底地の状況、こういったものについての現状分析及び地質調査を行い、比較検討資料を作成するものですが、ボーリング調査の時期につきましては、稲刈り、この稲を刈り取られた後の9月から10月ごろを予定しているという答弁をいただいております。
 いよいよその予定されておりました9月から10月という時期に差しかかったわけですが、具体的な計画を再度お示しください。
 また、安土学区のコミュニティセンターについてですが、昨年も一昨年も台風が来るたびに大ホールの屋根が飛び、雨漏りするような場所が果たして本当に避難所として適当であるとお考えなのか。安土学区コミュニティエリア一体整備の促進協議会からも早急な一体整備の要望書が提出されております。しかし、この要望書に対する回答もいまだにされず、ほったらかしになっているという事実について、市長はどのようにお考えでおられるのか。
 そして、消防車庫についてですが、有事のときに真っ先に即戦力となり得る消防団の活動拠点である車庫の駐車場が全くなく、年々進む施設の老朽化や分団会議のための詰所もなく、当然湯沸かしを備えた台所やトイレもございません。このような不衛生な環境のもと、消防車庫周辺の地域の方々には緊急時の団員の駐車スペースを初めトイレ、そして飲料水の提供などさまざまな面でご協力をいただいているのが現状でございます。
 一方、他学区では分団詰所と消防車庫を併設したコミュニティセンターと小学校を一体整備するコミュニティエリア整備が進められ、新しい施設の整備と相まって消防団活動を地域活動の主たる活動に位置づけられ、さまざまな消防防災活動を展開されておられることからも、安土分団では安土コミュニティエリア一体型整備計画に伴い、即座に安土分団消防車庫と分団詰所が整備していただけるものと一同期待に胸を膨らませていました。
 しかしながら、この計画も一向に進むような様子も見受けられず、他分団との環境格差に対しまして不平不満が募ってきております。
 そこで分団の消火活動訓練が可能となる公共空間、団員の緊急出動等に係る駐車スペース、地域の諸団体と一体となった衛生的な詰所機能を併設した消防車庫とコミュニティセンター、そして教育施設等との一体型施設整備について一日も早い実現をということで、安土分団からも要望書を提出されておられます。
 これらのことを踏まえ、安土学区の一体型エリア整備につきまして、どのようにお考えなのか、改めてお伺いさせていただきたいと思います。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 原田総合政策部長。
             〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) よろしくお願いいたします。
 西津議員の安土一体整備についてのうち、安土コミュニティセンターについてのご質問についてお答えいたします。
 安土コミュニティセンターのホール等の屋根は、昨年台風により飛散するという被害に見舞われましたが、早急に緊急修繕対応しております。コミュニティセンターについては、老朽化が否めない施設ではありますが、耐震補強もされており、施設のふぐあいについて都度修繕対応をしております。
 今年度、教育委員会において地質調査等委託の予算化をしております。コミュニティセンターを含め取り組みを進めているところでございます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 西津議員の安土一体整備のご質問のうち、安土小学校施設整備に係る地質調査等検討業務の進捗状況についてご質問にお答えします。
 本業務は、現在候補地の面積、土地規制等諸条件についての現状分析を行っているところであり、地質調査については6月議会でもお答えしましたとおり、調査予定地の稲刈りの後、地権者の了解をいただいておりますので、ご協力を得ながら調査に着手したいと考えております。
 地域の皆様に現地建てかえ、移転建てかえのメリット、デメリットの比較検討資料を早期にお示しできるよう、引き続き取り組んでまいりますので、ご理解よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 都度の修繕対応、非常にこれが私ごまかしかなというふうに感じてしまいましたが、再問に移らせていただきます。
 安土小学校施設整備事業としての地質調査について、6月議会で市長は、今回の基礎調査の中でいろんな課題を抽出する中で今後のタイムスケジュールというのをお示しできるかと思うと答弁されました。どのような課題が抽出されると予測されますか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 実際に地質調査をしてみないとわからないところがありますけども、現状言われている範囲でいいますと、現状建てかえにおいては狭隘なる運動場、そして近隣での日照等の影響、これが懸念されるところであります。
 それから、移転した先での懸念事項につきましては、地質が軟弱なことによっての費用の増大化、そしてまた冠水地域でありますので、どのような形で耐水対策を行うのか等の課題があろうかと思います。
 また、議員がご指摘いただいた消防車庫の問題につきましては非常に強い問題意識を持っておりますので、これをどうするかというのはあわせて検討するべき項目の一つだという認識をしております。
 そういう中で、今回の調査を見て、それぞれ費用、また住民の方の意向、そして実現する内容についていろいろご議論いただいて答えを見つけてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、その課題抽出をされた比較検討については、どのような機関で、またもしくはどのような部署で実施され、その報告はいつごろまでにされるのか、お答えください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
 以前から申しておりますように、今回の調査が終了次第、現地に、建設委員会がまだ残っているということも聞いております。それについては、安土学区で独自に判断していただいて、そこで比較検討していただいて、最終的に結論を出していただくということで、私どもとしては、年内中にはお示しできると思うんですが、その後については安土学区で調整していただくということなので、私どもでお答えすることは残念ながらできません。
 以上です。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 安土学区の促進協議会としては、現在要望書を出されているんですよね。それにつきまして、まだお答えもいただけていない状況で地質調査をされ、それで比較検討をしてもらうという、そのようなお話はその促進協議会とはされているんでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 私ども教育委員会については、小学校の子どもたちにいち早く、とにかく小学校を、今の状況では非常に狭い状況はもうご存じやと思いますし、古い校舎でもありますので、いち早く何とかしてあげたいという強い思いでおりますので、その協議会云々というのは私どもには届いておりませんので、私どもではちょっと回答しかねます。
 以上です。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 済いません。この一体整備について、比較検討された結果によりまして、安土学区の促進協議会から提出された要望書に対しまして、異を唱えるといいますか、却下される可能性もあるというような認識でよいのでしょうか。市長、お答え願えますか。
○議長(北川誠次君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 促進協議会含めまして、安土学区にもまちづくり協議会、また連合自治会、そして議員の先生方、いろんな関係者の方がいらっしゃると思いますし、小学校のPTAの方、近隣の方おられると思います。そういう中で、どういう形になるかわかりませんけども、しっかりと議論できるような形をつくって、安土の住民の方が納得できるような形で進めさせていただければと思っております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 済いません。今日まで、金田、馬淵、武佐、島、老蘇、桐原、岡山とそれぞれの学区で一体型エリア施設整備が実施されてきました。今回のように事前に地質調査をかけられたことはありましたか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 学校の施設につきましては、ちょっと今、回答する資料を持っておりませんので、学校施設云々については後日議員にお届けしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、安土学区施設整備促進協議会や消防団安土分団からこのように要望書が提出されているにもかかわらず、今まで私はこれ地質調査を事前にするというのはなかったように記憶しておりますが、なぜ安土学区だけこのような地質調査を先行して、その課題抽出をしてからでないとこの一体エリア整備のタイムスケジュールというものが組めないのでしょうか。
 市長は、安土の不公平是正に真っ先に取り組むとおっしゃったのではなかったでしょうか。まるで先延ばしにされているかのように感じるわけですが、再度市長のご所見をお伺いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 過去、どのような形でされていたのか、私は存じませんけれども、しっかりとどれぐらいの費用がかかるものかというのを認識しながら進めるというのは、行政として当然のことだと思います。過去の例を言いましても、岡山小学校でも地質ボーリングの回数が足らないということで6億円の追加の予算を組まれたというのは議員もご承知のことだと思いますし、そういうことが起こらないよう、またどれぐらいのインパクトがあるものか、それぞれ市民の方々、議員の方々、我々も認識しながら前に進むということが重要だと考えております。
 したがって、事前にこういう協議をする場合、そういう地質調査を行うというのは私の考えとしては常識の範疇であると理解をしております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、安土の一体整備ですけども、市役所庁舎建設同様、今後消費税増税、そして東京五輪、大阪万博、びわこ国体等による物価の上昇は言うまでもなく、人材不足による人件費の高騰も容易に予測されるわけでございます。
 私も実家が水道設備を営んでおりますので、経験上申し上げますと、一度値上がりした建設単価はなかなか値が下がることはございません。旧近江八幡市と旧安土町はあくまでも対等合併であったことからも、仮に物価が上昇したままであっても他学区に見劣りすることのない安土学区の一体型エリア整備事業というものを早急に取り組んでいただきたい。これがいつまでというお答えが先ほどいただけなかったので、このことを強く要望させていただきたいと思います。
 それでは続いて、大きく3項目めの。
○議長(北川誠次君) 質問の途中でございますが、休憩をいたします。
               午後2時58分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後3時11分 再開
○議長(北川誠次君) 再開します。
 日岡教育長から発言の申し出がありますので、許可します。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 先ほどご質問の中に、今までのいわゆる一体化整備の中で先に地質調査したことがあるかということについてですが、まず岡山小学校が造成の段階でさせていただいたということで、それ以前については調査はございません。
 それから、今、安土の稲刈りが終わったらすぐに対応するということですが、3月31日までが調査の対象になっておりますので、できれば3月中に急いですぐに安土の自治会あるいはまちづくり協議会に即出すことも可能やと思います。できる範囲内で早くその結果を渡したいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございました。
 それでは続いて、大きく3項目めの通学路安全対策についての質問に移ります。
 大津での事件を受けて、6月議会では多くの議員の方々がこの議場で質問をされました。同会派の道下議員がキッズゾーンの設置についての質問をされておられましたが、6月議会後、通学路等について改めて改善された措置や、また安全対策についてございましたらお示しください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 西津議員の通学路等安全対策についてのご質問のうち、6月議会後、就園児の通園路について改めて改善された措置や安全対策についてお答えをいたします。
 さきの議員のご質問でもお答えをいたしておりますが、就園児の場合、通園路について保護者または一部の園ではバスによる送迎となっていることから、それぞれ適切な通園路を選択し、決定されているものと考えております。
 次に、就園児を中心に子どもが日常的に集団で移動する経路の安全確保については、保育所保育指針などに基づき、各園所において日ごろから安全確保のための対策に取り組んでいただいておりましたが、大津市で発生した園児の死亡事故等を受け、本市でも直ちに改めて注意喚起を行うとともに、いわゆる散歩コースの報告を求め、民間園所も含めて全園所分の把握を行いました。
 その後、7月から8月にかけて、園所所管の幼児課において独自に報告をもとに現地確認を行い、危険と思われる箇所を抽出したところでございます。
 また、近江八幡地区交通安全協会様から児童の交通安全を願い寄贈していただきました横断旗90本を就学前施設に配付して、散歩時等に活用をいただいております。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代君) 西津議員お尋ねの通学路等安全対策のうち、通学路部分についてお答えをいたします。
 まず、6月議会以降改善された措置や安全対策のうち、改善措置についてですが、1つ目は、子どもたちの安全確保をさらに進めるために集団登校の各集合場所について防犯上の点検を現在各小・中学校に依頼し、調査をしているところです。その上で、対策が必要なところにつきましては、関係各課、関係機関と連携して対策を図っていきます。
 2つ目は、6月議会で質問のありましたスクールガード以外の見守り隊などの団体にも市の市民総合賠償補償保険に加入していただく件について、6月議会後すぐに各校に周知し、現在小学校5校から追加の名簿を提出いただき、同保険に加入いただきました。
 次に、安全対策についてですが、これまで未実施となっていた箇所に対しても、解決に向け取り組みを行っています。
 例えば関係課による樹木伐採工事の実施により改善が図られた通学路もあります。今後も児童・生徒が安心・安全に通学できるよう関係機関と連携し、安全対策を行っていきますので、ご理解よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、市内における危険度が高いところは何カ所ぐらいあるか、把握をしておられますか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 さきの道下議員のご質問の中でもお答えいたしましたが、現状といたしまして保育指針などに基づき、事故防止及び安全対策につきまして、十分に配慮して所外活動されていることから、当然の結果として比較的交通量が少ない生活道路などをルートとして定め、安全に留意しながら散歩をされておられます。
 しかしながら、やむを得ず一定の交通量がある県道や市道などを横断もしくはルートとされている箇所などでは、各施設の工夫では限界がございます。別途の安全対策が必要と思われる箇所が現在22カ所あるという認識をしております。
 この箇所につきましては、今月17日、25日に近江八幡警察署及び道路管理者などとともに合同点検を行う予定でございます。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 通学路の危険箇所が何カ所ぐらいあるかについてお答えをいたします。
 今年度、合同点検に際しまして各小学校区から報告がありました危険箇所は71カ所です。その中から、おうみ通学路交通アドバイザーや学校等にも相談をしまして36カ所の点検を行いました。
 今回点検を行わなかった箇所につきましては、例えば横断歩道が消えかかっているものの、合同点検を実施しなくても警察、公安委員会に申請を行い引き直しを依頼したり、またこれまでに点検した箇所で施行が今年度以降の継続事業となっているところもあり、対策が可能な箇所は既に対応をしております。
 合同点検では、おうみ通学路交通アドバイザー、警察署、東近江土木事務所、市の関係各課、学校、場合によっては地域の方にもご参加をいただきまして、それぞれの立場から意見を出し合いまして、どのような対策が一番効果的か、短期的に対応できるものか、また長期的な計画が必要なものかを検討しまして、安全対策を実施すべく、現在取りまとめを行っているところです。
 例えば今年度ですと、緑町とか江頭町の歩道がなく道幅の狭い道路のグリーンベルト、外側線、路面標示を行いましたり、また日吉野町部分での転落防止柵の設置などの対策を行う予定をしております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 深夜や早朝等、人通りや交通量の少ない時間帯など、交差点危険箇所等で死亡事故につながることもございます。このようなときに防犯カメラやドライブレコーダーが事故解決に有効的だと考えます。防犯カメラやドライブレコーダーに対する補助の実施を提案させていただきたいのですが、お考えをお聞かせください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 本市では、現在のところ、防犯カメラの設置あるいは自動車のドライブレコーダーの設置に対する補助事業というのはございません。ただ、さきの議員にもお答えしましたように、防犯カメラにつきましては、人が多く集まる場所あるいは交通量が多い道路などへの設置によりまして犯罪を未然に防ぐ抑止力になると、また市民の皆さんの防犯意識の向上促進にもなると考えておりますので、今後も引き続き警察とも連携協議しながら必要な場所に増設をしてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 それでは次に、大きく4項目めの上水道事業の今後の展望についての質問に移ります。
 本市におきまして、昭和40年代後半から昭和50年代に整備されました水道施設も多く、安心・安全な水を安定的に供給するためには、計画的に施設の更新や耐震化を進めていかなければならないところでございます。
 一気に老朽化した管の布設がえには、巨額の費用が必要であると聞き及んでございます。平成28年度から水道事業運営委員会において水道事業の基盤強化を図るための議論をされ、水道事業アセットマネジメント計画を取りまとめられたと聞き及んでおります。この計画策定を含めた今後の対策をお聞かせください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 乾水道事業所長。
             〔水道事業所長 乾 直樹君 登壇〕
◎水道事業所長(乾直樹君) 西津議員お尋ねの上水道事業の今後の展望についてお答えします。
 水道事業では、今後予想される人口減少に伴う給水収益の減収や更新需要の高まり、また技術者の減少に対する対応が喫緊の課題となっております。
 このことから、平成28年度より水道事業運営委員会において、水道事業の基盤強化を図るため水道事業アセットマネジメントの策定に向けた議論をいただき、本年3月に水道事業アセットマネジメント計画を取りまとめたところでございます。現在、ご説明に向けた準備を進めているところでございます。
 本市が取り組み、策定いたしましたアセットマネジメントとは、持続可能な水道事業を実現するため、中・長期的な視点に立ち、水道施設のライフサイクル全体にわたって効率的かつ効果的に水道施設を管理運営する体系化された実践活動であります。
 本市では、人、物、金の3つの視点から、今後50年間における投資計画と財源計画をまとめ、施設の耐震化を目指しているところでございます。
 具体的には、本市の基幹管路を含め透析病院や避難所などへの供給ライン16路線、44キロメートルを重要管路として事故危険度や重要度から更新順位を決定し、15年間をめどに更新していくことなどを位置づけしております。
 また、財政面につきましても、企業債の活用や適切な水道料金の確保など幾つかの試算から財源確保手段などの検討も行っております。
 さらに、事業運営や取り組みの見直しなどにより、経営改善に向けた取り組みの方向性を示しております。
 今後、このアセットマネジメント計画及び直近10年間の取り組みをまとめた水道経営ビジョンに基づき、安全で安心な水を持続してお届けできるよう、ハード、ソフトの両面にわたり取り組んでいくとともに、持続可能な水道事業を確立しながら責任を持っておいしい水をお届けするように考えております。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 16路線、44キロが重要管路としてあるという答弁ございましたが、これは直径にしておよそ何ミリ以上の管路を指し、またこれの整備について事業費はどれくらいかかりますでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 重要管路には送水管とか配水管などの基幹管路と呼ばれるものと災害拠点病院とか透析病院とかと避難所となる小学校、コミュニティセンターへ給水するための重要給水施設管路というのがございます。
 基幹管路については、旧近江八幡市域では一応350ミリ以上の管、旧安土町域につきましては250ミリ以上の管を定義しております。
 重要給水施設管路につきましては、口径による定義というものはしておりません。
 次に、事業費につきましては、44キロメートルのうち耐震管に更新の必要があるのが36.8キロメートルございます。これの更新費用が約50億円と見込んでおります。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、重要管路と位置づけられた以外の管路で今後更新しなければならない管路は何キロありますか。こちらについても事業費と何年計画で実施されるのか、お示しください。
○議長(北川誠次君) 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 今の申しました基幹管路を除く一般管路につきましては、延長が大体約500キロメートルございまして、この老朽管に対する更新につきましては、仮に法定耐用年数で更新する場合の更新費用は、今後50年間で約390億円の事業費が必要となりますが、アセットマネジメント計画におきましては、予防保全及び異常が発生した場合の事後保全などの管理手法の組み合わせや管路口径のダウンサイジングなどの実施などにより、50年間の費用を4割程度削減する計画としております。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 現在の水道事業における利益は年間どれくらいありますか。
○議長(北川誠次君) 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 現在の収益的収支における経常利益につきましては、今出してもらっています平成30年度決算で申しますと、1億5,600万円ほど、昨年ですと平成29年度決算でいきますと9,950万円ほど、平成28年度決算でも1億700万円ほど、大体およそ1億円程度の利益があります。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ということは、年当たりおよそ1億円の収益で重要管路の年間事業費約3億円程度とそれ以外の管路、この15億円を賄うということになるわけでございますか。
 計算させていただきますと、重要管路の年間事業費は大体年間約3億円、それ以外が約15億円ということになるわけですが、年当たり1億円の収益でこれを賄うということになるわけですね。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 先ほど申し上げましたとおり、その利益だけで単純に申しますとそれを管を更新するということは難しゅうございまして、水道事業アセットマネジメント計画及び水道経営ビジョンにおきましては、事業実施に必要な財源確保を検討するための複数の試算を行いましたが、いずれも適正な収入確保が必要であるとの試算結果が出ております。
 このことから、より一層の経営改善に取り組み、支出削減に努めるのは当然でございますけども、あと社会情勢でありましたりとか景気動向など留意しながら、時期を見きわめて、また市民皆様の理解を得た中で、強靱な水道事業構築のための適正な料金についても検討する必要があると考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 今後、人口減少とともに、水道給水収益の減少も予測されるわけでございまして、つまり管路の負担割合も増加することになるわけですが、水道代の値上げはしていかれるということでよろしいですか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 先ほども再問でお答えしましたとおり、まずは経営改善に取り組むということが第一でございますけども、社会情勢とか景気動向に留意しながら、時期を見きわめた上で水道料金の改定についても取り組むということになると思います。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、水道事業の民営化ということはあり得るのでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えします。
 水道事業の民営化につきましては、水道法の改正に当たりまして、さまざまな議論がなされてきました。水道法改正後におきましても、水道法第6条第2項に定められたとおり、水道事業の経営につきましては市町村が経営することの原則につきましては変わっておりませんで、今後本市におきましても市が責任を持って水道水をお届けすることには変わりがございません。
 あと、水道法改正において、議論が進められていました民間業者による一定期間の経営権を購入するというもののコンセッション事業というものがございますけども、これにつきましては本市におきましても詳細な検討を行いましたが、経営規模が小さいことなどから、民間業者が事業実施するため経営権を購入する可能性は極めて低いということが判明しております。
 今後は、第三者委託であったりとか包括委託などさまざまな委託手法を検討しながら、民間活力の導入などによりまして経営改善へとつなげてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 自己水だけでは供給量が不足するため、県水を購入されているわけでございますが、今後県水の購入についてはどのようにされるのか、お示しください。
○議長(北川誠次君) 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えします。
 本市の水道事業におきましては、現在、用水供給事業体であります滋賀県企業庁より平成22年11月の協定に基づきまして県水を受水し、お客様へ水道水を配水しております。平成30年度におきます年間配水量は923万6,000立米で、そのうち県水の受水量が626万7,000立米となっておりまして、全配水量のうちおおむね7割程度が県水の受水量で、残りの3割が自己水というふうになっております。
 この自己水の3割というのが本市の浄水施設の能力などによるものでございます。
 現協定の期間につきましては、平成23年度からの10年間となっておりまして、令和2年度で終了いたします。この間、平成28年度におきましては、受水市町間の基本料金の統一と動力費の値上げに伴う使用料金の増額が実施されております。
 また、平成30年度におきましては、動力費の値下げに伴う使用料金の減額と責任水量というものがございますけども、これの見直しが実施されてきました。
 平成30年度の本市における県水受水費用は、税込み額で6億3,000万円余りとなっております。この内訳は、協定水量に係る料金である基本料金が4億3,000万円ほど、実際の使用水量に係る料金である使用料金というものが1億9,000万円余りとなっております。
 今後の県水の活用につきましては、牧浄水場の浄水能力と岩倉浄水場の浄水能力を加算した最大配水量に対しまして不足する配水量を基本に、費用対効果を慎重に検討しつつ、今後も滋賀県企業庁との協議を進めたいと考えております。
 なお、現在、滋賀県企業庁との協定期間は、先ほど申し上げましたとおり、令和2年度が最終年度でありますことから、新たな協定の締結に向けて、現在平成30年度よりその検討は始まっております。
 また、新たな協定案につきましては、県企業庁並びに関係市町により、また構成しております滋賀県湖南用水供給事業連絡協議会において事前協議を進めているところでございます。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 地下水や湧水を活用した水道事業というのはできないのでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 本市におきましても、地下水というものはございまして、古くは湧き出た地下水を親井戸として竹管で配水するなど地下水の利用が頻繁に行われていました。
 本市の地下水を大きく分けますと、日野川水系と愛知川水系、この2系統に分かれるんですけれども、水質が異なっておりまして、愛知川水系につきましては比較的清浄な水質でありますが、日野川水系につきましては鉄分が多く含まれることから、浄水処理において鉄分を取り除くなどの処理が必要となりまして、処理費用に大変高額になるということが予想されます。
 また、地下水の水量につきましても、明確な原因は現時点では不明ではございますが、近年水量の減少傾向が見られております。水道事業として、十分な水量を確保することが難しいなど、地下水の利用には十分な費用対効果の検討及び浄水場の浄水能力の確保の観点から、地下水量減少への対応など、慎重な判断が求められるところでございます。
 このようなことから、地下水の利用につきましては、今後の人口動向に伴う給水量の減少にあわせまして、防災・減災面を考慮しつつ、現在改築工事を実施しております岩倉浄水場が令和3年度に完成しますことから、その運用状況を見きわめながら、必要に応じて検討を行いたいと考えております。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 水道は、本当に私たち市民にとりまして大変重要なライフラインでございます。持続可能な安定した水道事業運営を目指していただきますよう要望させていただきまして、次の質問に移ります。
 先日、全員協議会において、近江八幡市スポーツ施設のシニア割引と障害者割引の実施についての説明が行われましたが、今回なぜ高齢者と障害者だけに特化されたのか、お伺いします。
 あわせて、なぜ4月1日施行ではなく10月1日施行にされたのかについてもお伺いします。
 また、本市では平成25年3月に、議員提案によって近江八幡市スポーツ推進条例が制定されていますが、市民の皆様が健康増進のためにあづちマリエートや運動公園、市民体育館等の施設を使用することについての補助を実施される考え方はございませんか。
 さらに、今回の施設使用料については条例改正議案がなぜないのか、お伺いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代君) 西津議員のスポーツ振興とその施設利用についてのご質問にお答えします。
 今回の割引制度につきましては、10月1日より消費税率の引き上げにより施設の利用料が改定され、市民の負担増となる時期であること、また新たに健康ふれあい公園の屋根つき多目的広場が供用開始となることから、10月1日から導入することといたしました。
 高齢者、障害者を対象とした割引制度の理由につきましては、健康ふれあい公園などの利用状況を見ますと、70代からの利用者が大きく減っている、少ない現状があり、これは障害者の利用も同様であり、積極的に体を動かしていただく機会となるよう、生涯スポーツ、障害者スポーツ推進のため導入をするものです。
 次に、市民の皆様が健康増進のためにスポーツ施設を使用する場合の補助実施の考え方についてのご質問ですが、施設の使用料は市民の利用を前提として設定をしており、市民以外の方が利用される場合は割り増した市外料金を適用しております。
 次に、シニア割引に伴う施設使用料条例の改正議案についてですが、スポーツ施設の減免につきましては、規則で定められているため、全ての有料スポーツ施設の規則改正を行います。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 もともと市内在住の方は市外在住の利用者よりも安価で利用できているということで理解しましたが、スポーツ少年団等各種団体への減免等は実施されないのでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) スポーツ少年団への減免につきましては、従来より50%の減免を適用しておりまして、今後も引き続き継続をしてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 ぜひともお願いします。
 さて、平成28年に十数年ぶりにジュニア議会が開催されました。実はそのときどこの中学校からも最も多い質問として上げられていたのは、思い切りボール遊びができる公園がないという訴えでございました。今の子どもたちは家の中でゲームばかりして外で遊ぶことをしないと言っておきながら、一方では、大人の都合で思い切りボール遊びができる公園を子どもたちから奪ってしまっているのでございます。
 こういったことから、体を動かして発散する場所を奪われた子どもたちによる犯罪の低年齢化を生んでしまっているのかもしれません。
 そこでお伺いしますが、市内スポーツ施設や運動公園など、子どもたちに開放するという考えはございませんか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 再問にお答えします。
 施設全体の開放ということにつきましては、ちょっと少々難しいことかなというふうに考えます。例えば運動公園ですとグラウンドの西側等の芝生の部分等、ちびっ子広場という形で開放しておりますし、また体育館前の広場、また芝生の部分、広場として開放しておりまして、家族で来ていただいて遊んだりバドミントンなどの軽い運動をするなどの利用をいただいております。また、幼稚園、保育所からも遊びに来ていただいたりということがございます。
 健康ふれあい公園につきましても、児童遊戯場の整備がされる予定です。ただ、運動公園につきましても、球技のご利用につきましては、やはり安全確保のためにグラウンドの使用をいただくようお願いをしております。
 こういった安全面への配慮からの場所のすみ分けということと、あと一定の受益者負担という部分についてはご理解をいただきたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 子どもたちの視点に立って、今後対策を講じていただければと思います。
 次に、大きく6項目めの安土城再建についての質問です。この質問はさきの道下議員の質問と同様でございますので、ある程度はさきの答弁で了とさせていただきますが、これに関連して質問をさせていただきます。
 先ほどの質問に対する答弁であっけにとられてしまいました。令和3年に向けた県の仄聞に合わせるという答弁の上に、雰囲気づくりや住民合意づくりに取り組まれるという答弁、安土未来づくり課内に安土城再建に向けた事務局まで設置し、嘱託職員さんまで雇用されていることから、市として安土城再建に取り組まれていくのだと私は思っておりました。一体どこまで本気で安土城再建に向けた取り組みをされようとしているのか、お伺いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
             〔安土町総合支所長 川端勝彦君 登壇〕
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 西津議員の安土城再建に係るご質問についてお答えいたします。
 議員もご承知のとおり、滋賀県では本年度から安土城復元に向けた取り組みを本格化し、来年度は現地復元の可否や映像技術、模型展示など別の復元方法の検討を行い、令和3年度に復元の方向性や復元の実施主体を決定するとされています。
 こうしたことから、本市といたしましては、遅滞なく県との連携が図れる体制を整え、進めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 先ほどの答弁で総事業費は試算していない、摠見寺との折衝もしていない、県の仄聞に合わせるだけなら、わざわざ庁内に事務局を設置して嘱託職員さんまで雇用する必要はないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 先ほどご回答をさせていただきましたとおり、遅滞なく県の動向に即応できる体制をとるがために、今、私ども課内事務局に嘱託職員を採用して情報収集に努めているところでございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 考え方が全く逆でございまして、安土地域住民または近江八幡市が一丸とならなければ実現しない事業であると考えますが、住民合意や意識調査、この辺についての考え方をお聞かせください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 先ほど市長からも答弁をさせていただきましたとおり、地域のにぎわい、人が集まってきていただいている、地域資源が活用されていると、そういう状況を見ていただくために、今後の取り組みをしてまいりたいと考えてございます。
 その中で、機運の上昇、機運の盛り上がり、そういったものをつくり上げていく、これが私どもの務めであるというふうに考えてございまして、ただいまご質問の思い、思いの高まりというのもそうした中で醸成をしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、市庁舎内での幹部会議等、どのような会議を開かれて安土城再建に向けた取り組みをしようということになったのか、お聞かせください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 今現在、城の復元という特定のものではございませんけれども、復元もあわせた次年度の安土ウイークの体制づくりのために、現在では総合政策部、そして私ども総合支所、それと総合政策部ですね、4課になりますけれども、4課横断の組織を編成して、今後の展開について準備をいたしているところでございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、先ほど市長の答弁にありました来年度安土ウイークというイベントを企画しているとおっしゃいましたが、安土城再建プロジェクトに絡ませ、安土未来づくり事業で三百数十万円のうちから江戸ウイークというイベントに当局が参加するための補正予算が組まれていると伺っておりますが、江戸ウイークとはどのようなものか、公的な事業なのでしょうか、お伺いします。
○議長(北川誠次君) 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 再問にお答えをさせていただきます。
 江戸ウイークと申しますのは、民間の東京江戸ウイーク実行委員会が主催をいたしまして、経産省、観光庁、東京都などが後援するイベントでございます。真の日本文化を世界に発信するプロジェクトとして2016年から始まり、本年4年目を迎えます。
 本市が参加いたします目的につきましては、イベントにおける本市の情報発信もございますが、安土地域の歴史、自然、文化や食などの資源再発見やまちの活性化を図る目的で、来年度開催を考えています安土ウイークに向けてその企画運営に関する情報収集、それと課題につきまして拾い出しをしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) これはどのような規模のイベントでしょうか。
○議長(北川誠次君) 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 江戸ウイークにつきましては、4年目を迎えます事業で、東京の上野恩賜公園におきまして4日間の通しの事業として開催されております。例年、10万人から、気象にもよりますけれども、20万人規模で来場されているという非常に大きな民間主体の事業でございまして、規模的には相当な大きな事業でございますので、この事業を習得する過程の中で、どういった形の体系のイベントにつきましてもノウハウを習得できる、そしてまた私どもがやるに当たって大きくなった場合の課題を明確にすることができるというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 10万人から20万人とおっしゃいました。安土ウイークでこれぐらいを期待されているんでしょうか。
○議長(北川誠次君) 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 人数規模的に受け入れられる体制につきましては安土で開催するのは不可能であるというふうに考えますけれども、そのにぎわいのつくり方、それとアクシデントなりあったときの対応の仕方、こういったものについてはしっかりと学び取ることが可能であるというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) この安土ウイークとあづち信長まつりとの関連性、そして今後、信長まつりをどのようにされるおつもりか、せっかく行政主体から住民主体のイベントへ移行してきたものを逆行させるおつもりなのか、この辺についての考え方をお示しください。
○議長(北川誠次君) 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 再問についてお答えをいたします。
 議員がお話しいただきましたとおり、これまでの流れのとおり、民の主体の流れというのはとめる考えは一切持ってございません。行政が主体となってイベントに取り組むというふうな考え方は毛頭いたしておりません。行政はお手伝いをしていくという立場の中でイベントの運営を考えてまいりたいと考えております。
 実は、今回の江戸ウイークにつきましては、実際民の団体の代表の方々もおいでいただけると一番よかったのでありますけれども、結果として1団体の代表の方が視察に行っていただくことになりました。おいでいただけていない部分につきましては、今度参加をいたしますけれども、その結果をもちましてどういったものであったか、課題がどういったものであったかというのを民間の団体の方々につきましてはご説明、ご報告をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 済いません。その民の団体の方というのは、民の団体の代表として来られるのか、個人的に来られるのか、どちらでしょうか。
○議長(北川誠次君) 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 今度上京されます代表の方については個人的にご参加いただくように聞いております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 本当にこれは民に主体を移すと言っておきながら、行政が主体になろうとしておられる、この辺について理解に苦しむわけですが、さて先日、安土学区の住民意識調査集計調査レポートによりますと、地域行事や各種イベントなど活動の負担が大きく、見直しや軽減を図ってほしいという意見が多い中、どのようにお考えでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 議員のご質問の趣旨につきましては、わかりかねる部分もございますが、一定報告をいただいた中で、確かにそういった出ごとと申しますか、出なければならない事業なり事柄が多いというのはご報告の中で聞いておりますけれども、一方で楽しいことについては積極的にまちの事業に参加していきたいというふうなご報告、感想なりというのも報告の一端の中にあったかと存じます。私はその中のそういった部分に期待をかけてまいりたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 趣旨がわからないということでございましたが、本当に民間主体で民間の方々がやりたいとおっしゃって、そこに対して持っていかれる企画であればいいんですが、今回の場合は逆なのでおかしいんじゃないかという質問をさせていただいているわけです。
 市民目線、住民目線に立った施策をしていただきますよう、これについては要望させていただきます。
 最後に、大きく7項目めの社会福祉協議会の不明金についての質問です。
 3月28日、本市社会福祉協議会の安土地域の市民から自治会を通して集められた118万円が不明金になっているとされた問題について、さきの6月議会でも質問をさせていただきましたが、その後どのような経過を経られているのか、お示しください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 西津議員の近江八幡市社会福祉協議会安土支所の不明金についてのご質問にお答えします。
 事件の経緯については、市社協が3月28日に記者発表を行い、謝罪報告をした後、近江八幡警察署に被害届を提出し、5月7日に受理されたことは6月議会でお答えしたとおりでございます。
 その後は、警察に捜査を任せており、現在も捜査中であると聞いております。
 市社協では、事件発覚後、防止策として、現金等取り扱い基本マニュアルにて運用管理を徹底し、毎日の現金出納簿と現金の確認を責任者が行い、内部牽制機能が働くよう改善を行いました。
 また、現金はひまわり館のみの取り扱いとすることに変更をされました。
 これらの改善につきましては、8月に臨時で指導監査を行い、市においても確認をしているところです。
 また、本来、日本赤十字社滋賀県支部並びに滋賀県共同募金会に支払うべきであった不明金分約118万円は8月末に市社協より送金を済ませたとのことです。
 市としましては、今後もこのようなことが起こらないよう、社会福祉法人指導監査等で適正な運営が行われているかを注意深く確認していきたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 防止策につきまして、市社協におきましては金銭取扱事務の管理方針並びに現金等の取り扱いの基本マニュアルを作成されて適正に管理をされていくということでしたが、もうマニュアルは作成されたという認識でよろしいのでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 西津議員の再問にお答えをさせていただきます。
 マニュアルにつきましては、既に作成をされているということも市も確認をしているところでございます。
○議長(北川誠次君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 今後、本当に適正な運営に取り組まれることを申し添えまして、この質問を終わります。
 以上7項目について、私の個人質問を終わります。丁寧なご回答ありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 以上で西津善樹君の個人質問を終わります。
 川端安土町総合支所長からの発言の申し出がありますので許可します。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 失礼します。本会議初日、発言順位4番、公政会、西津善樹議員の安土城の再建に係りますご質問に係る再問の中の安土城の再建に向けました庁内会議の状況についてのご質問に対して、当日、私、復元もあわせた次年度の安土ウイークの体制づくりとご説明を、答弁をさせていただきましたけれども、その箇所につきまして、復元の機運醸成もあわせた次年度の安土ウイークの体制づくりと訂正をさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
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