録画中継

令和元年第2回(9月)近江八幡市議会定例会
9月11日(水) 個人質問
岡山 かよ子 議員
(1)近江八幡市の水道水について
(2)近江八幡市安土墓地公園供養施設について
(3)AED(自動体外式除細動器)の設置・管理について
◆12番(岡山かよ子君) 12番、創政会の岡山かよ子でございます。
 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従いまして発言をさせていただきます。今回の質問は3項目させていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 それでは、最初の質問をさせていただきます。
 近江八幡市の水道水についてお伺いをいたします。
 水は、人が生きていく上で最も重要な生命の源です。特に、滋賀県民は母なる琵琶湖からこの命の恵みをいただいております。近江八幡市も、安土桃山時代から先人によりつくられ受け継がれてきた水のさとの命の水を次世代につなぎますを基本理念にされています。環境保全についても、本市は琵琶湖を中心とした清掃活動を市民や企業を挙げ積極的に取り組んでおられます。
 他府県においては、水不足という危機的な事案を目にしたとき、本県また本市においては、琵琶湖という自然の水がめに感謝するものでございます。
 当市の水道水は、牧浄水場、岩倉浄水場、南部水源地、沖島浄水場からの水を配水池にため、ろ過した水を家庭に送るものと、琵琶湖の長命寺沖にて取水され、県立馬淵浄水場からの県水とでございます。
 今年度は、感じられなかったんですけれども、一昨年はっとするようなことが起こりました。私の住む安土地域において、水道をひねると水がとても臭かったんです。水の異臭騒ぎが起こりました。担当課に連絡をいたしますと、すぐに現場に見に来ていただいたりしばらく水を出して様子を見てくださいなど、大変丁寧に説明をいただいたんですけれども、しばらくはとても飲めるような状況ではございませんでした。
 幸い、今年度は異臭は起こっておりませんでしたが、このような事態はいつ起こるかわかりません。
 近江八幡市の水道事業の経営方針の3点の目標のうち、1つとして、いつでも良質でおいしい水をお届けしますとあります。
 そこでお伺いをいたします。
 担当課としては、住民の不安をなくし安心・安全な水を確保するため、今後の水質管理の対策についてお教えください。
 また、琵琶湖に多くの藻が発生しています。琵琶湖から取水していることから、琵琶湖の水質を保持するための方策についてもお考えがあればお教えください。
 以上、初問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 岡山議員お尋ねの安心・安全な水を確保するための今後の水質管理等についてお答えを申し上げます。
 水道事業所では、毎年市民の皆様に安全で安心して飲んでいただける水道水を安定的に供給することを目的として、水質検査計画を策定しております。
 水道法では、水質基準として51項目にわたる検査項目があり、その中に水道水の異臭の原因となる物質が2項目定められております。
 異臭発生の要因はさまざまでございますが、5月ごろから藍藻類などのプランクトンが大量に発生し、水にカビ臭や墨液臭をつけることがございます。
 この臭気の検査として、臭気物質の検査を毎月実施し、また臭気の有無につきましては、末端給水栓において毎日実施しております。
 水道水において臭気が発生した場合や発生する予兆が見受けられた場合には、浄水場にて活性炭を注入し対処しておりますが、完全に除去することができず、水道水ににおいが残ることがございます。
 議員ご指摘のとおり、近年水道水の臭気を除去することができない事態が発生したところでございます。この事態を検証し、現施設ででき得る対策として、平成30年に活性炭の投入池に攪拌装置を設置し、活性炭の効率を高めるための対策を行ったところでございます。
 また、用水供給企業体である滋賀県企業庁の馬淵浄水場におきましても、活性炭の接触時間をふやす等の対策をとられておるところでございます。
 さらに、本市水道事業所では施設の改良に加え、藻の大量発生など水源水質に異常が見受けられたときには、職員により臭気を確認するための官能試験を実施するなど継続的に水質を監視しております。
 今後も、琵琶湖水を利用して水道水を供給している滋賀県企業庁や県内市町の事業体とも情報を共有し、迅速な対応により安全で安心な水の確保に努めてまいりたいと考えております。
 次に、琵琶湖の水質を保持するための方策についてお答えを申し上げます。
 琵琶湖の水質管理につきましては、県の所管となりますので、適正に管理されますよう引き続き連携をしてまいりたいと考えております。
 また、せんだって行われました滋賀県議団、自民党県議団での政調におきましても、西の湖等のアオコ発生等、琵琶湖の水質保全について強く要望申し上げるとともに、県にも申し上げておるところでございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 しっかりと県と協議をしていただいて、琵琶湖の環境、藻についても対応していただいているということでお伺いをいたしました。また、今年度もにおいは全然発生しなかったということで、職員さんのご努力で毎月実施をしていただいたり、活性炭の投入ということで、これからもおいしく水がいただけたらいいかなというふうに思います。
 1点だけ再問をさせていただきたいというふうに思います。
 最近、水道水を飲まれない方が多くなってきて、若い世代の方々が、えっ、水道水って飲めるのと言うのを最近聞いたことがございます。水道水をしっかり飲めるということが、若い人たちは水を買うという時代になってきたのかなというふうに感じます。
 ただ、ミネラルウオーターと少し比べてみますと、水道水のほうがはるかに単価が安いというふうに思います。500ミリリットルのペットボトルを購入すると大体100円ぐらいだと思うんですけれども、水道水は計算すると、間違っているかもしれませんが、大体0.1円ぐらいになるのかなと、圧倒的に安いです。
 あと、氷を自宅でつくるんですけれども、水道水は塩素が入っているため冷蔵庫に入れても腐る心配もないというふうも言われています。それどころか、硬度が高いミネラルウオーターを氷にすると、それが詰まって故障の原因になるというようなことも言われていました。
 また、うがいにも風邪の発症率を40%減少するというふうな研究結果もあるようでした。あと、薬を飲むときも、水道水は軟水なので硬度が高くないので水道水でお薬を飲むほうがいいというふうなことも書いてある文献もございました。
 また、福島であったりとか東北、東京もそうやったんですけども、水道水をペットボトルに詰めて売っておられる市もあるというふうなことも聞いていました。
 そこまでする必要はないかなというふうには思うんですけれども、近江八幡市も八幡の水ということで、こんだけ水質をしっかり管理していただいているんですから、多くの方に親しんでいただくように、八幡の水道は安全でおいしいということで、またもっとPRをしていただいたらどうかなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 岡山議員の再問にお答えさせていただきます。
 水道水のPRにつきましては、6月1日から7日というのが水道週間というのがございまして、この週間につきましては本庁のロビーにおきましてPRの展示などを行っておりました。
 また、6月4日、5日、6日におきましては、早朝から近江八幡駅、篠原駅、安土駅等におきまして職員によります街頭PR活動を行い、ポケットティッシュなどを配布しております。今後につきましても、機会を捉えてPR活動をしていきたいと考えております。
 また、ペットボトルの販売、水道水のペットボトルによる販売についてもあったと思うんですけど、近隣ですと東近江市ではPRの面を考えてやってはると思うんですけども、近江八幡市におきましてはコスト的なことを考えると今のところ難しいと思っておりまして、現時点については販売は考えておりません。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 多分ペットボトルにすると大変高くなるというふうに思いますので、おいしい水は八幡市でもしっかりと水道水で十分ですよというようなあたりでPRをしていただくということで、水道週間等でしていただいているということでございますので、今後も引き続きPRをしていただいて、たくさんの方がたくさんの水を使われると、その水道の歳入もふえるかなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをいたしましてこの質問は終わらせていただきます。
 次に、2つ目の質問に入らせていただきます。
 近江八幡市安土墓地公園供養施設についてお伺いをいたします。
 昨年12月の議会でも質問をさせていただきました近江八幡市安土墓地公園供養施設について再度お伺いをいたします。
 前回の質問の冒頭では、日本の墓地の歴史的変遷や今後の墓地のあり方についてはお話をいたしましたが、核家族化の進展や都市部への人口流出等の社会情勢の変化から、無縁墓地や新たな葬送の問題等が見られ、墓地をめぐる課題解決が求められるようになっております。
 ということからも、まさにこの墓地公園は先駆的な施設かなというふうに考えております。
 前回、担当課からも公営の納骨施設として市民の皆様が身近に感じられ、安心して利用できるよう努めるとのご回答をいただきました。しかし、あそこはいつ通っても状況は変わっていないというふうに感じております。
 前回以降の本施設の周知方法の徹底について、本施設の入り口付近の看板や案内板などの設置について、担当部局での協議検討内容、今後の具体的施策についてお教えいただきたいと思います。
 あわせて、墓地公園納骨堂のご利用件数はどれぐらいふえたか、お教えいただきたいと思います。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
             〔安土町総合支所長 川端勝彦君 登壇〕
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 岡山議員のご質問のうち、近江八幡市安土墓地公園供養施設についてお答え申し上げます。
 議員ご承知のとおり、供養施設は安土墓地公園の一角に建設し、平成27年7月末に竣工いたしました。この施設は、特に市民の方にご使用いただきたい施設と考えております。また、お墓のないご家庭で身内の方が亡くなられたとき、納骨はどこにすればいいのか、不安になられることが想定されます。供養施設は、そのような方々の受け皿の一つとしてあるべきと考えており、供養施設が必要と思われたときに、いつでも安心して使用申請ができる施設でありたいと考えているところでございます。
 ご質問の供養施設の周知につきましては、市広報を初め市ホームページ、ZTVの行政番組を通じて周知を行っているところでございます。
 ほかの周知方法といたしましては、ふるさと納税の謝礼品としての活用も検討しておりますが、市内在住者はふるさと納税の謝礼品の対象外であることから、使用料、管理料合わせて60万円となります市外在住の方を対象とした場合、200万円以上の寄附額となるため、具体化には至っていないのが現状でございます。
 次に、施設の看板及び案内板につきましては、既に安土墓地公園の入り口に石づくりの看板がありますが、初めて訪れていただく方にとってはわかりづらいと思われます。そのことから、議員ご質問のとおり、何らかの案内看板は必要であると考えておりまして、次年度に設置できますよう、安全性、公共性を念頭に置いた上で、現在、適した設置箇所を検討しているところでございます。
 次に、供養施設の許可件数につきましては、本年8月末までに2件ふえまして、供養施設竣工時から現在までの許可件数は59件となりました。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 看板については次年度に設置できるようということで、今年度考えていただいて、来年度に設置いただけるような方向性だと認識をいたしましたので、ぜひともわかりやすくて入りやすいとこら辺につけていただければありがたいかと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、利用件数につきましては、本当に少しずつふえているのかなというふうに思います。
 広報やホームページだけではなかなか見づらい、高齢になってくるとそういうようなデジタルとかはなかなか使えないというふうに思いますので、もう少しまたご利用者さんがふえるようにいろいろ検討していただいて、この納骨堂がたくさんの方にご利用いただけるようにしっかりと運営していけたらというふうに思いますので、今後も引き続きご検討いただきまして、これはお願い、ご要望とさせていただいて、今回この質問はこれで終わらせていただきます。よろしくお願いをいたします。
 次、最後の質問に入らせていただきます。
 AED(自動体外式除細動器)の設置・管理についてお伺いをいたします。
 本市においては、文化、体育など各年代での活動が活発に行われています。また、観光で老若男女、多くの方々にお越しいただいているところでございます。これらのことは大変望ましいことでございます。
 これらの活動をする上での事故、災害リスクも想定した行政設備の充実や自治会設備が急がれるところでございます。
 今回の質問は、心停止に陥った方の対応策についてであります。近年、AEDの設置が急速に増加していることはとうとい命を救うためにも大変重要であると考えます。このAEDを一般の人が使えるようになって、7月で15年がたちました。国内の設置台数は約60万台に増加したようでございます。
 日本AED財団によりますと、心臓の突然死は年間7万人に上り、AEDによる救命活動はまさに一分一秒を争い、AEDを作動されるまでの時間が1分おくれるごとに致命率は10%低下すると言われています。5分以上おくれると心停止で脳障害が発生し、10分以上続くと救命は困難だというふうに言われています。
 消防庁の平成29年度救急救助状況を見てみますと、AEDを使用した傷病者1,204名のうち1カ月後の生存率は53.3%、AEDを使用しなかった場合は1カ月間の生存率は9.3%だったということでした。いかに早くAEDを使った心肺蘇生術が重要であるかということがわかります。
 そこで質問に入らせていただきます。
 本市におけるAED設置状況についてお尋ねをいたします。
 市内にAED設置は何基設置されておられますか。
 次に、AED設置場所の細部の設置マップの有無について、あわせて設置マップの周知についてお聞かせください。
 次に、AEDは24時間使用可能であることが必須です。AEDが公共施設や一般店舗などに設置されていても、休日や閉店時、閉館後の使用ができないことなどが考えられます。
 例えば小・中学校のグラウンドなどで学校休業日にスポーツ大会等が行われるときに、グラウンドで使用できるのかなど、24時間必要なときに使用できる環境となっているのかどうか。
 最後に、AEDは誰でも簡単に音声や文字に従って操作できるとあります。消防局での救急法の講習会では使用方法が教えてもらえますが、各種団体への操作指導がどのぐらい本市でされていて、どれぐらいの方がAEDを実際使用できるのか、また担当課としてAEDの普及施設の具体的検討内容と現状の課題についてお聞かせください。
 あわせて、担当課が把握しておられるAEDの使用状況、件数と使用結果についてお尋ねをしたいと思います。
 以上、初問とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 田村市民部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員ご質問のAEDの設置・管理状況についてお答え申し上げます。
 まず、AEDの設置状況についてでございますが、現在市内の公共施設に設置されているAEDはコミュニティセンターを初め幼稚園、小・中学校、文化会館、運動公園など56基設置をしております。
 AEDの設置場所については、市ホームページから一般財団法人日本AED財団が公表されているAEDマップにリンクしており、いつでも閲覧できるようにしております。
 また、一般財団法人日本救急医療財団のAEDの適正配置に関するガイドラインでは、AEDは可能な限り24時間誰もが使用できることが望ましいとされているところでございます。
 AEDは、それぞれの施設の管理者が設置されているものでございますので、休日や閉館時の対応につきましても、施設管理者の判断に委ねられているものと考えております。
 次に、AEDの操作指導につきましては、防災に関する知識や技術を持つ地域防災リーダーの育成を目的に、近江八幡消防署員を講師に、普通救命講習会を開催しております。
 この講習会のカリキュラムの中でAEDの操作指導を設けており、昨年度は24名の方にAEDの操作方法も含めた救命措置の方法を学んでいただきました。
 本年度も、普通救命講習会の開催を予定しておりますので、一人でも多くの方に参加をいただければと願っているところであります。
 このほかにも、自治会等各種団体が独自の活動として普通救命講習会に取り組んでおられますので、何人の方がAEDを使用できるのかの把握は困難と考えております。
 また、AEDの普及施策につきましては、各自治会、自主防災組織等が実施するがんばる自治コミュニティ活動事業において、AEDを初めとする資機材の購入に対し助成を行っております。
 課題につきましては、設置された自治会さんからは電極パット等の附属消耗品は定期的な交換が必要となることから、維持管理が大変であるとの声も仄聞しております。
 次に、AEDの使用件数、使用結果についてでございますが、さきに申し上げましたとおり、AEDの設置及び維持管理につきましては、施設の管理者によって行われておりますので、AEDの使用状況や使用結果につきましては、具体的な件数等の把握は難しいものと考えております。
 以上でございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 それでは、少し再問をさせていただきます。
 AEDというのはふだん平常時には使用するものではなく、救急時とか災害が起こったとき、いつ使用しなければならないかわからない状況で、使用しなければそれにこしたことはないものかなというふうに思いますが、危機管理というのが重要になってくるのかなというふうに思います。
 災害も同じなんですけれども、十数年に1回起こるか起こらないかというようなときに、数千分の1、万分の1の確率でしか発生しない災害、事故が起こったときに、人命の被害や復旧に費やす費用、労力、資金などははかり知れないものになるのかなというふうに思います。
 災害だけではないですけれども、このAEDというのはそういうふうな緊急時に使用するものという認識をしております。
 今ご回答いただいたんですけれども、民間施設については、AEDの設置、管理においては民間施設単位でしっかりと管理をしていただいて、それでいいのかなというふうに思いますが、施設、市の施設で56基でしたか、今設置をしていただいているんですけれども、それは施設管理者さんに委ねているというふうな回答でございましたが、施設の方、管理者さんがそれぞれしっかりされていたらいいのかなとは思うんですけれども、本当にそれでいいのかどうかなというふうに不安に思います。
 委ねられた施設管理者が、AED設置施設であるということの意味と有事での責任の重さについて、担当課からAED設置、管理を委ねられる説明であったりとか、文書であったりとか、明確なものがあるのかどうか。幸いにして、本市においては重大な有事発生自体はないのですが、行政が言っておられる安心・安全で暮らせる住み続けたいまちづくりからすると、私が先日会派で視察をさせていただいた被災地域と行政との危機意識に格段の温度差があるかなというふうに感じました。
 現在、本市にAEDが設置されている施設の多くは、災害発生時の避難場所に指定されていることを認識していただいて、施設管理者に委ねるのではなく、担当者がしっかりとその状況を把握するべきかなというふうに感じますが、見解をお教えください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
 基本的に、AEDの設置するしないも含めまして、基本的にはそこの施設の来庁される、ご利用される方、来所される方のために設置をするというのは一定基本かなというふうに考えているところでございます。
 そういった意味におきましても、基本的には施設の所管部局におきましてきちっと把握なり管理をしていただくというのが、これは原則かなというふうに思います。
 ただ、設置場所等につきまして、どこにAEDがあるかというところにつきましては、一定危機管理局についても把握はしておくにこしたことはないかなと思いますので、それにつきましてはまた検討させていただきたいとは思います。
 ただ、今の段階では定期的な把握というのは行っていないというのが現状ではございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) 施設管理者さんがしっかりと把握していただいているというふうに認識をさせていただいておきますが、次の再問に入らせていただきます。
 避難所は災害、緊急時に使用されますけれども、今、近江八幡市での各避難所にAEDが設置されているのかどうか、またそれをしっかり管理をされているのかどうか、お伺いをさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えいたします。
 今、避難所の指定につきましては、基本的には市内の公共施設、市の施設を主に指定をさせていただいているんですが、中には例えば自治会館とか民間さんの施設等についても指定をさせていただいているような状況でございます。
 AEDの設置場所につきましては、設置があるかないかにつきましては、実際公の施設は基本的には設置があるんですが、指定させていただいています民間施設については、それぞれまちまち、それぞれ管理者さんが置いておかれるところについてはありますが、ないところもあるというふうな状況でございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) あるところもないところもあるというふうなご回答かなというふうに思いますが、避難所にはやっぱりたくさんの方が災害のときに行かれるので、できたら設置が望ましいのかなというふうに感じますので、またどこにあってどこにないのかというのは把握をしていただければというふうに思いますので、これは要望とさせていただいておきます。
 あと、市内56基設置されているというふうに先ほどお伺いいたしました。
 AEDというのは、やっぱりしっかりさきのことを言われましたように、パットであったりとか電池充電ができてなかったらいざというときに使用できないということがございます。日ごろの点検も施設管理者さんがされているということでございましたが、そういうふうなことをしっかりとされているということの確認はされているのかどうか、もう一回お伺いをさせてもらいます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えいたします。
 先ほどもちょっと答弁させていただいたとおりでございます。基本的に、施設管理者さんでしていただいているという、そういう原則で把握をさせていただいているというところでございますので、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) 施設管理者さんにしっかりとお願いをしているということです。はい、わかりました。
 次の再問をさせていただきます。
 AEDの設置は民間や行政のご努力で設置をしていただいておりますが、先ほども言いましたように、施設内で設置されているところは施設が閉まれば使用ができないということで、先ほどご答弁いただいた中でも可能な限り24時間誰もが使用できることが望ましいとされているというご回答いただきました。
 24時間の対応も施設管理者に委ねているということをお伺いしたと思うんですけれども、例えば学校やコミセン等には設置はしていますが、休日や夜間、学校のグラウンド、室外で心停止が来たときなど、AEDは24時間使用できるようになっているのかどうか、把握されているのか、ご状況を教えてください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
 AEDの設置される場所につきましては、施設の中でもその使用の可能性が高い場所、例えば学校ですと体育館とか運動される機会が一番可能性高いだろうということもあろうかと思いますので、恐らくそういった場所を中心に選定をされているのかなというふうに思っております。
 例えば外に設置をするということの可能性につきましても、これは管理上の問題等もございますので、恐らくそういうことも考えながら、設置場所をお決めいただいているのかなというふうに思っておりますので、24時間となりますと、例えば市役所のように日直とか宿直の職員がいるような施設に一定限られてしまうのではないかなというふうに考えているところでございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) 心停止は時間を決めて起こるわけではないので、できたら24時間どこにあるのかというのをわかっていれば、そこに借りられると思うんですけれども、把握をしていただきたいなというふうに思います。
 あと、今も言いましたように、AEDを使おうとした際にどこに設置してあるかわからないと、急に倒れられても、どこにAEDをとりに行ったらいいかわからないというようなことがございます。
 市町によってはホームページに設置場所の案内をしていたり、日本AED財団は今年度市民がAEDの設置場所を登録するウエブサイトを立ち上げられて、そのサイトでサポーターに登録をした個人や団体から寄せられた情報を地図に落とし込むというようなことができるように、現在3,000人が参加して、8,000台が登録をされている実証実験をされている市もありました。
 このお話を部長さんとさせていただいた後に、すぐホームページに本当にすぐに上げていただいて、わかるように対応していただいたので、本当にその部分についてはありがたいかなというふうには思います。
 ただ、ホームページ以外にも、例えば市の防災マップなんかも防災の避難所とかも書いていますので、そこにAEDがあるよとか、そういうふうな記載であったりとか、タウンメールはまだマップとは連動していないということでしたけれども、そういうふうなタウンメールなんかにAEDはここにあるよとかというのがすぐできればいいかなというふうに思いますが、市内でのAEDの設置場所がわかるように周知は今後どのようにしていこうかなというふうに考えておられるか、お教えください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えいたします。
 今議員からもございましたように、AEDマップにつきましては、早速ホームページで市民の皆さんにも広く見ていただけるという状況になってございます。
 地域防災計画等の例えば資料編とかの中に、こういったマップをという部分も考えられますが、一定ちょっと地図上にしますと、なかなかかなり見にくいというのも実はほかの資料とかでもございますので、例えば一覧表、設置の施設であるとか、その施設の中での設置の先ほどもおっしゃいましたような場所であるとか、そういったことがまとめられるようであれば、そういったものを掲載していくのも一つの方法ではないかなと思っておりますので、また検討してまいりたいというように思います。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございます。
 ぜひ、市内にどこにあるかをわかるようにご検討をよろしくお願いいたします。
 次の再問です。
 最近、米原市や大津市では、市民が開催するイベントやスポーツ事業等で講習会を受けているとか、営利を目的としないなど、一定の条件はございますが、AEDの貸し出しをされています。休日にスポーツ施設でスポーツをするとか、そういうときにすごく便利かなというふうに思います。
 近江八幡市でもこういうふうなスポーツ大会や各種のイベントのときに貸し出しを検討していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか、お考えをお教えください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えいたします。
 現在のところ、本市では貸し出しの制度というのは行ってはおりません。今後、今議員からもございましたように、これは市全体の課題として捉えさせていただく中で、検討してまいりたいと思います。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) なかなかやっぱり一つ自治会に置くと、管理とか消耗の関係とかでも大変だと思いますので、イベント時とかにぜひ貸し出しをしていただけるように前向きにご検討をよろしくお願いいたします。
 最後の再問をさせていただきます。
 これは有事には市職員全員が災害対策に当たるというふうに思いますが、市の職員さんはほとんどの方がAEDの設置をされている場所とAEDが使用できるのか、そういうふうな研修をされておられるのかどうか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥君) 再問にお答えをいたします。
 正直申し上げますと、毎年研修は実施しておりません。過去においては、消防職員さんに来ていただきまして研修会を実施したことはございます。
 議員ご指摘のとおり、防災を含めまして一番大事なのは、物があっても使えないではいけませんので、早速そういう研修が継続してできるように体制をとっていきたいと考えます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
 各種団体や地域、施設、いろんな施設等では多分皆さん職員さんが使えるように研修もされていると思いますので、ぜひ市の皆様方もいざというときに率先してAEDが使えるということがいいかなと思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 先ほども言われましたように、そこにAEDがあれば、そこに助けようとする人がいれば、助かる命がございます。市民が救急時、災害時、いざということが起こっても安心して暮らせる体制の構築を早急にご検討いただきまして、私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 以上で岡山かよ子君の個人質問を終わります。
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