録画中継

令和元年第2回(9月)近江八幡市議会定例会
9月11日(水) 個人質問
井上 芳夫 議員
(1)ゴミの処理について
   ①ゴミの減量化について
(2)近江八幡市立健康ふれあい公園について
   ①プール棟の利用状況について
   ②今後の工事予定について
(3)住倉安土元気園について
   ①現在の入所状況について
◆11番(井上芳夫君) 創政会の井上芳夫です。議長より発言の許可をいただきましたので、ただいまより個人質問させていただきます。
 月もはや9月に入り、台風シーズンになってきました。先月の九州北部の豪雨での被害が残っている中、さらなる被害が起こらないように祈るばかりです。
 8月25日の市の防災訓練、9月1日の地区の防災訓練と、引き続き行われたところです。ふだんの訓練がいかに大事かと東日本大震災で被災された方々に聞きました。たまたま前日に防災訓練をしていて生き延びた小学校の話も聞きました。ふだんの訓練の重大さを身にしみて感じました。
 線状降水帯というゲリラ豪雨が何時間も続けば、私たちのまちの排水は大丈夫なのか、家の近くの河川はあふれないだろうか、もしあふれたらどうしたらよいか、考えておかなければならないのではないでしょうか。9月のこの台風シーズンに想定して考えておく必要があるのではないでしょうか。
 それでは、1つ目の質問に入ります。
 近江八幡市は、平成28年にごみ処理施設環境エネルギーセンターが竣工しました。最新の技術の施設であり、熱エネルギーを使った発電や隣接する温水プールへ熱エネルギーを供給するなど、環境に配慮したすばらしい施設ができました。
 1日に76トン焼却でき、リサイクル施設においても1日16.35トン処理することができます。
 現在、熱処理によりボイラーで発生した蒸気を利用して発電して得た金額は、28年度約2,800万円、29年度4,850万円、30年度4,200万円となっています。
 また、リサイクルで得た市の収入は、28年度約729万円、29年度1,303万円、30年度1,324万円、ごみ手数料は28年度約1億9,200万円、29年度2億1,100万円、30年度約2億1,300万円の手数料収入であります。
 環境エネルギーセンターにおけるごみの焼却処理量は、28年度8月からの本格稼働で安土地域分は含まれませんが、1,397トン、これは28年度です。29年度2万2,860トン、30年度2万3,049トンと焼却量は増加しています。
 また、近江八幡市1人1日当たりの家庭系の一般廃棄物の排出量は、平成21年度廃棄物処理実態調査では775グラムとなっており、全国平均709グラムや県平均682グラムと比較してもかなり多く、県下で一番排出量の多いまちとなっております。
 これは県下で唯一指定ごみ袋がなかったということも原因の一つに上げられるかと思います。
 現在は、指定ごみ袋を導入して家庭系ごみの減量に取り組んでいるものの、24年以降は微減であり、県平均よりはまだまだ及びません。
 家庭系ごみの量は減っているにもかかわらず、全体のごみ処理量が増加しているのにはどのような原因があると考えられますか。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 田村市民部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員のごみの処理についてのご質問にお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、ごみステーションで回収される家庭ごみは微減傾向にございますが、環境エネルギーセンターにおける焼却処理量は増加傾向にございます。
 エネルギーセンターにおいて、通常の可燃ごみに加え、粗大ごみ等を破砕した後に可燃物として選別されたものをあわせて焼却処理していることを踏まえまして、考えられる要因としましては、まず台風被害による罹災ごみの増加が考えられます。
 罹災ごみとして処理施設へ直接搬入された量は、平成29年度の台風21号では約15トン、平成30年の台風21号では約35トンでございました。
 このほかにも、正確な数値は把握できておりませんが、他所からの飛来物で市指定ごみ袋に入る大きさのものは家庭ごみとして地域のごみステーションに出していただいたものやトタンやガレージの屋根部材等大型の飛来物が相当量ございました。
 ほかに重立った要因として、直近の1年間においてごみの処理方法に係る相談件数が増加している遺品整理に伴う家具類や衣類等の直接搬入による処分であると考えられております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 台風被害が大きく、大きな要因かなというふうに思っております。前年度の台風ということで、かなり家の近所であるとか、農業においてもいろんな農ポリの排出であるとかいろんなごみが出たかなというふうに思っています。1年では比較することはなかなか難しいかなというふうに思っております。
 再問に移ります。
 平成29年度近江八幡市一般廃棄物処理計画がありますが、今ごみの減量化に向けてどのような施策をされているか、お尋ねいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 本市が一般廃棄物処理基本計画におきまして5Rを推進しておりますが、このうちごみ減量につながる取り組みとして、ごみの発生抑制の取り組み、リデュース、繰り返し利用してもらう取り組み、リユースやマイバッグの持参によりレジ袋の提供を断る等の取り組み、リフューズが該当するものと考えております。
 具体的には、市広報紙やホームページ、自治会への出前講座等において、食べ残しをなくす等の食品ロスの提言への取り組み、ごみの分別の徹底や生ごみの水分一絞りの実践等の取り組みについて周知啓発しているほか、生ごみ処理機購入補助金制度の活用や市民団体と連携し堆肥化を推進することにより、ごみの減量化を図っております。
 また、4月から、ダウン含有率50%以上の羽毛布団につきまして、これまで焼却処分を行っておりましたが、外部委託によりまして再利用を実施しているところでございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 前まで、前ということなんですけども、安土の一般廃棄物のごみの量と近江八幡市の方のごみの排出量、かなり差がありまして、それが徐々にごみの減量化に取り組んでいただいて、同じように減っていけばいいかなというふうに思います。
 もう一つ再問に行きます。
 ごみの処理量が、30年度のほうが多いんですが、委託料は減少しているというような傾向になっています。これは一体どのような契約になっているんでしょうか、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 環境エネルギーセンターの運営費といたしまして、特別目的会社SPC、こちらに支払っている委託料でございますが、大きく3つございまして、維持補修費、人件費等の固定費、それから電気代、水道代、燃料費、薬品等のいわゆる変動費、それと余剰電力の売電に係る分配金というものがございまして、こちらの3つから構成しているということでございます。
 分配金は、効率的な発電といわゆる売電を目的に、計画量を上回る実績売電になった場合、上回った収入金額の2分の1程度相当額を分配する、いわゆるSPCさんにお支払いするというインセンティブ制度というのを取り入れているわけでございます。
 29年度と30年度と比較いたしますと、ごみの焼却量、実際にお願いしている量としましては189トン増加しておりますので、委託料そのものは一旦27万円の増加がしているわけでございますが、先ほどの売電に係る買い取り価格が29年と30年比較しますと30年が減額されております。このことに伴いまして、分配金が逆に減っていると。29年より30年にお支払いした額が減っている。これが大体297万円ほどございますので、逆にごみの処理料としては20万円ふえましたけど、いわゆる売電としてお支払いする金額がより多く減少したことによりまして、委託料そのものとしてお支払いした総額としては逆に減少してしまったと、こういう現象が起きたということでございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 ごみの排出量がふえて委託料が減ったという、何か皮肉な結果になったんか、よい結果になったんか、ちょっとよくわかったようなわからんような話なんですけども、ありがとうございます。
 それでは、2つ目の質問に入ります。
 近江八幡市健康ふれあい公園についてお尋ねします。
 ふれあい運動公園は、環境エネルギーセンターでできる熱エネルギーを再利用して温水プールとトレーニングルーム、フィットネススタジオのプール棟、そして2期工事としての間もなくオープンする屋根つき多目的広場、そして現在工事が行われているクラブハウス、そして4期工事のサッカー場、最終5期工事のグラウンドゴルフ場、児童遊戯場と、令和3年度末までの工事で全てを完成する予定です。
 まず、運営について、プール棟においては平成29年6月にオープンして2年がたちました。この2年を見てプール棟の利用状況を教えてください。
 また、市内の方と市外の方の割合はどうでしょうか。
 次に、工事の状況についてお尋ねします。
 第3期工事はクラブハウスと、そこに至るまでの通路、プロムナードの工事かと思います。予定どおりの完成でよろしいのでしょうか。また、4期工事につきまして、国費、社会資本整備の補助金はついたんでしょうか。お尋ねします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 井上議員ご質問のうち、健康ふれあい公園の今後の工事予定についてお答えを申し上げます。
 ご承知のとおり、健康ふれあい公園は、子どもから高齢者までが利用できる健康増進のための運動公園を基本コンセプトとして整備を進めており、既に第1期工事としてプール棟を竣工させ、平成29年6月より市民の方々にご利用いただいているところでございます。
 また、このたび第2期工事として、昨年9月から整備を進めてまいりました屋根つき多目的広場が本年10月1日から供用開始予定となり、多くの市民の方々にご利用いただけるよう、現在運営準備を進めているところでございます。
 また、第3期工事として、6月議会で契約議決をいただきましたトイレやシャワー、更衣室を備えたクラブハウス及び園路等の整備につきましては、7月に工事の安全祈願祭がとり行われ、工事に着手したところでございます。現在、屋根つき多目的広場の供用開始に合わせ、先行して駐車場の整備を進めているところでございます。工事の進捗につきましては、施工管理者並びに工事請負業者と連携しながら、工事工程管理を綿密に行っており、今年度末の竣工を目指して、現在のところ予定どおり進捗しているところでございます。
 また、4期工事として、多くの市民の方々が利用しやすい夜間照明を設置した人工芝のサッカー場の整備を今年度内に入札できるよう準備を進めております。
 次に、第4期工事に係る予算といたしましては、今年度予算と来年度の債務負担行為額を合わせ執行する予定でございます。
 第4期工事の財源である国の社会資本整備総合交付金の状況でございますけれども、今年度の国の交付金につきましては、おおむね予定どおりに確保できている状況にございます。
 なお、施設の利用状況に関しましては、当局から回答申し上げます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代君) 井上議員ご質問の健康ふれあい公園のプール棟の利用状況についてお答えします。
 オープン以降の2年間の利用状況は、平成29年6月から平成30年5月までの1年間では、プール利用者が5万2,722人、トレーニングルーム利用者が2万3,136人、フィットネス利用者が5,372人、全体で8万1,230人でした。
 また、平成30年6月から令和元年5月までの1年間では、プール利用者が5万9,651人、トレーニングルーム利用者が2万5,079人、フィットネス利用者が7,698人、全体で9万2,428人でした。比較しますと、全体で13.8%の利用者増となっています。
 次に、市内利用者と市外利用者についてですが、平成30年度の教室事業を除くプールの市内利用者は2万8,873人、市外利用者は1万792人で、利用割合は市内利用者72.8%、市外利用者27.2%です。また、トレーニングルームの市内利用者は2万2,303人、市外利用者は2,871人で、利用割合は市内利用者88.6%、市外利用者11.4%です。したがいまして、全体としましては市内利用者78.9%、市外利用者21.1%の利用割合となっています。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。約8割方、市内の方が使われているということで、ちょっと安心しました。
 再問に入ります。
 現在、野洲市民プールが閉ざされています。間もなくオープンすると聞いていますが、影響はあるんでしょうか。お願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 野洲市民プールオープンに伴う影響の再問にお答えをいたします。
 野洲市に建設をされていますプールにつきましては、本市と同様、プールとトレーニングルームのほかに温浴施設等を併設した施設で、来年度にオープンが予定をされているそうです。本市健康ふれあい公園の平成30年度の教室事業を除くプールの市外利用者は1万792人、トレーニングルームの市外利用者は2,871人、全体で1万3,663人が市外利用者です。この市外利用者のうち野洲市、守山市のご利用者が約65%程度おられますので、単純に計算しますと、全体で8,800人程度の影響があるのではないかというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 野洲にプールがなかった分、こちらへ来られて、全体で移動されているところが多々あるんかなというふうに思います。できるだけこっちのプールがよいというふうに思っていただいて、こっちに残っていただけるとありがたいと思うんですけども、もう一度再問に移ります。
 屋根つき多目的広場についてお尋ねします。
 この施設、施設内容、つまり人工芝の屋内グラウンドで行える競技は、ゲートボール6面、テニスコートなら3面、フットサルなら2面となっています。一緒に競技を行うことはできないと思いますが、どのようにされるつもりでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 屋根つき多目的広場の利用についてでございますが、議員ご指摘のとおり、安全性確保という理由から、ゲートボール、テニス、フットサルの同時利用は行わずに、時間帯等で使用種目を分けてご利用いただこうというふうに考えております。
 使用に当たりましては、種目別の利用頻度が不確定であることから、オープン当初は平日の午前中をゲートボール、午後をテニス、夜間をフットサルの使用時間帯として、優先的に受け付けをさせていただき、予約のない時間帯につきましては、使用日の1週間前から種目の制限を問わずに、どの種目でも申し込みが可能としたいというふうに考えています。
 なお、土曜日、日曜日につきましては、種目別による時間帯の制限を設けずに、どの種目でも申し込みを可能としたいと考えております。ご利用いただく方のご意見を聞きながら検証を行いまして、より多くの方にご利用いただけるよう努めたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 時間帯に分けて使用されるということでございますが、中にはネットを張って使用を分けたりするというようなところもあるかなと思うんですけども、いろいろと時間も日曜日とか本当に朝からでもフットサルしたい、テニスしたいという方も多々おられるかと思いますので、柔軟に対応していただければありがたいかなというふうに思います。
 続きまして、サッカー場の4期工事の残り、来年度分の市の予算や国費はどのような予定になっていますか。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 第4期工事の残り、来年度分の市の予算につきましては、今年度予算と来年度の債務負担行為額とを合わせて工事発注をする予定でございます。
 来年度の国の社会資本整備総合交付金につきましては、必要額を要望しておりますが、交付決定が令和2年4月以降となりますので、引き続き要望額どおりの配分となりますよう、国、県へ働きかけてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、健康ふれあい公園の整備には国の社会資本整備総合交付金等の財源確保が不可欠であると考えておりますので、今後とも議員のお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(北川誠次君) 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。引き続き交付決定されるようによろしくお願いいたします。
 続きまして、きのうの議員からもお話ありましたように、市内に大きな遊戯場がなく、待たれている子どもたちがたくさんいると思います。最後のグラウンドゴルフ場、遊戯場の予定はどのような状況でしょうか。予定どおりの開場はできるんでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 第5期工事といたしまして、グラウンドゴルフ場、児童遊戯場につきましては、国の社会資本整備総合交付金の交付状況にもよりますが、令和2年度から令和3年度予算において、令和3年度の債務負担行為額を含めて予算化を行い、令和3年度内の完成を目指して取り組んでまいりたいと考えております。
 健康ふれあい公園の整備に当たりましては、国の社会資本整備総合交付金の交付状況によりますので、国の補正予算も視野に予算動向を注視し、早期完成に向けた財源確保に取り組んでいるところでありますので、議員皆様のご支援をお願い申し上げます。
○議長(北川誠次君) 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 予定どおり完成できることを祈っております。また、お手伝いできることがあれば一生懸命やりたいなというふうに思います。
 もう一つ最後に、環境エネルギーセンターやふれあい公園に行く道路整備、西横関から竹町に入っていく道路整備の状況、予定等はどのようになっているか、お教えください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 公園アクセス道路の整備につきましては、地権者の皆様方のご協力や近隣住民の方々のご協力によりまして、このたびふるさと農道から健康ふれあい公園まで約550メーターの区間につきましては、自歩道整備が完成したところでございます。歩車道が分離されたことにより、公園利用者の利便性、安全性について大幅にアップすることができたところでございます。
 今年度のアクセス道路の整備につきましては、昨年度に引き続きまして、公園前から公園第2駐車場横約90メーターの区間の道路整備と、竹町地先と東横関町地先の交差点から県道大房東横関線の約300メーターの区間で、農業用水路の移設工事を進めてまいる予定をしております。
 アクセス道路の整備は、公園施設整備と同様に、公園事業の社会資本整備総合交付金のほか、道路事業の社会資本整備総合交付金を活用しておりますが、国、県からは公園施設本体の整備を優先するよう指導を受けているところでございます。
 このようなことから、道路整備に係る財源確保は非常に厳しい状況ではありますが、アクセス道路の整備には国の社会資本整備総合交付金等の財源確保が不可欠であると考えておりますので、議員皆様のお力添えを賜りたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。引き続きこちらもまたよろしくお願いいたします。
 3つ目の質問は、住倉安土元気園、旧安土元気園についてです。
 現在、近江八幡市で50名ぐらいの方が他市町グループホームに入所されていて、県外に数名の方が行っておられるそうです。今まで近江八幡市には、障害者が生活拠点として入所できる施設はなく、全て他市町村に行っていたそうです。6月議会において質問があったと思いますが、改めてお尋ねします。
 住倉安土元気園の定員は何人で、現在利用されている方は市内の方は何人でしょう。
 そして、重い障害を持った人に入所できないと断ったんでしょうか。6月議会でそのような話はあったんでしょうか、お答えください。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の住倉安土元気園についてのご質問にお答えします。
 平成31年4月に開所した住倉安土元気園には、主に夜間において共同生活を行うグループホームと、日中活動を行う作業所があります。グループホームの定員は30人に対し、9月3日現在で利用者は男性9人、女性9人の18人であり、このうち市内の方は4人で、県内他市の方が14人となっております。
 一方、日中活動を行う生活介護及び就労継続支援B型、いわゆる作業所の定員は40人に対し16人の利用であり、このうち市内の方は2人で、県内他市の方が14人という状況となっております。
 次に、重い障害を持った方は入所できないと断ったのかという質問についてですが、支援の度合いが最も重い障害支援区分6の方が3人、次に高い区分5の方が5人利用されており、重い障害の方が利用できないということはございません。
 しかしながら、知的障害等により自傷行為や物を壊すなど周囲の人に影響を及ぼす行動が多く、特に配慮された支援が必要となる強度行動障害のある方については、1対1での対応が求められる場面もあり、人員体制上の関係から、住倉安土元気園での受け入れが実現できてない現状もございます。
 このため、本市も含め東近江圏域においては、重度の障害の方の受け皿が不足している状況もあり、多くの障害者が住みなれた地域で生活できるよう、事業者に対し人員の拡充を図っていただき、重度の障害者へのさらなる受け入れを支援等を求めているところです。
○議長(北川誠次君) 井上芳夫君。
◆11番(井上芳夫君) ありがとうございます。
 私は、昨年のお盆にJRの青春きっぷを買って金沢へ行ったとき、敦賀から障害を持った人が乗ってこられました。ちょうど私の前に座られて、福井方面に行ったんですが、その人が大土呂は次と聞いてきました。私はちょっとわからなかったので、ほかのお客さんに大土呂って聞いて、大土呂はもう少し先の駅だよと答えました。そして、その人は、私がしっかりせなあかんねん、しっかり仕事をせなあかんねんと何度も私に言ってくれました。お盆の間実家に帰っていたんだろう、大土呂駅の近くで施設に入っているんだろうと思いました。また、作業所で仕事をして頑張っているんだろうと思いました。大土呂に着いたらどうするのと聞いてみたら、迎えに来てくれるということなので、私は安心して大土呂駅をおりるところまで見てみました。ご家族の方は心配されているんだろう、駅に着いたら電話を先生がしてくれるんだろうかというふうに思っておりました。
 住むところと仕事をするところが離れているほうがよいという県の見解ですが、近江八幡市や近隣の交通事情等考えると、施設から職場までは多分、施設のバスなどで送り迎えになるのではないかと思われます。私は、たまたまお盆の帰省のときに出会いましたが、駅までは送ってこられて、駅から迎えに来られた先生などが、そのまま施設まで送っていかれるということであろうと思います。
 毎日の生活の中で職場と住居が分離していると、余計な負担のかかる入所者の方もおられるのではないかと思います。その人その人に合った対応でよいのではないかと思います。住倉安土元気園は、同敷地内に職場があるという施設であります。そのような多様な選択肢があってもよいのではないかと思っております。
 これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 以上で井上芳夫君の個人質問を終わります。
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。