近江八幡市議会
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岡山 かよ子 議員
令和元年第3回(12月)近江八幡市議会定例会 12月9日(月) 個人質問
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内容
会議録
令和元年第3回(12月)近江八幡市議会定例会
12月9日(月) 個人質問
岡山 かよ子 議員
(1)「ビワイチ」ルートの安全性と案内看板について
(2)災害時の対応と福祉避難所の考え方について
(3)「子ども・若者育成支援推進法」に基づく協議会の設置について
(4)安土小学校の建て替えについて
(5)職員の接遇について
◆12番(岡山かよ子君) 12番創政会の岡山かよ子でございます。
ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、これから質問をさせていただきます。
まず、第1点目、ビワイチルートの安全性と案内看板についてお伺いをいたします。
令和元年11月7日、国土交通省自転車活用推進本部指定のナショナルサイクルルート第1号に本県琵琶湖一周サイクリングコース、ビワイチが選ばれました。この指定は、日本を代表し世界に誇り得るサイクリングルートを国内外へPRするため、魅力的で安全なルートであることなど一定の要件を満たすサイクリングルートを対象に指定をされたものでございます。今回の指定で本県のほかにはしまなみ海道、広島県から愛媛県とつくば霞ヶ浦りんりんロード、茨城県が指定を受けました。ビワイチは、路面整備や案内看板設置など安全で快適な走行環境が整備されていること、サポートステーションやレンタサイクル拠点などが整備され、サイクリストから家族連れ、海外旅行者など多様な方が安全な周遊ができることが高く評価をされたものです。
この指定を受け三日月県知事は、安全面や案内面を向上させ、走る方、住んでいる方、社会全体が三方よしのよいルートになるよう取り組んでいくと語られておられます。今回の指定は、本市にとりましても県内外や海外の方々に琵琶湖のすばらしい景観を見ていただき、本市に点在している数多くの歴史的遺産や伝統的文化を発信でき得る起爆剤になると喜んでおります。
今回、この指定を受け、本市を通るビワイチルートを走ってまいりました。現地のビワイチルートを見て、安全面と施設並びに案内面について、市長を初め担当課職員の皆さんが熟知されておるということを前提に質問をさせていただきます。
ビワイチルートのうち本市を走るサイクルルートは約15キロあります。このコースで長命寺町から以北地域の安全走行面が極めて懸念があると考えます。サイクリング走行帯にブルーの矢印、マーカーが50メートル間隔で表示をされておりますが、通行車両との幅が狭く、接触事故の危険性が極めて高いと考えます。特に夕暮れのときから夜間帯については、蛍光反射器具の設置がなされておらず、課題だと考えます。長命寺町から南、野洲市までの自転車歩行者専用道路標識は多数設置されておりますが、長命寺町から北、東近江市までは自転車歩行者専用道路の標識は1カ所しかありません。自転車歩行者専用道路に雑草が生えており、拡幅並びに清掃整備が必要と考えます。県道ではありますが、県まかせではなく、本市として能動的に危機意識を持った対応が急務だと考えますが、担当課の見解を求めます。
次に、サポートステーション施設と本市観光地と名所旧跡案内看板について質問をさせていただきます。
長距離走行される上でサポートステーション施設の充実と観光案内看板は、サイクリストにとって不可欠なものです。ビワイチルート案内ホームページには当市を初め観光地ガイドや名所旧跡紹介が数多く掲載されており、非常にわかりやすい紹介ですが、残念なことに当市のサイクリングルートには当市の観光地や名所旧跡の案内看板が全くありません。担当課の県内外への具体的PR施策についてお聞かせください。
施設の利便性によって利用されるサイクリストからの評価は大きく変わるものと考えます。利用者からぜひもう一度近江八幡に行ってみたいと思っていただける施設であってほしいと願っております。
まず最初に、サポートステーション施設とはどのような施設なのか、近江八幡市内でのサポートステーション施設はどこに設置されているのかとサイクリングルートのどこに近江八幡観光地や名所旧跡の案内看板が設置されているのかをお伺いいたしたいと思います。
以上、初問させていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
原田総合政策部長。
〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) よろしくお願いいたします。
岡山議員のビワイチルートの安全性と案内看板に関するご質問のうち、案内看板についてお答えいたします。
まず、サイクルサポートステーションとは、自転車で滋賀、琵琶湖を楽しむ旅行者向けにスポーツバイクに対応した空気入れや自転車工具の貸し出し、トイレの提供など、サポートや交流を行う拠点であります。市内には平成30年時点で宿泊施設、飲食店、小売店を中心に32カ所が設置されています。
サイクリングルートから市内観光地への案内看板について、ビワイチコースに関しましては市内への分岐となる交差点付近には道路標識において安土城跡など主要な観光地への案内を行っておりますが、サイクリストの向けの案内としては、びわ湖よし笛ロードを含め、十分ではないと認識しております。現在、琵琶湖沿岸だけではない観光地をめぐるコースをビワイチ・プラスとして設定し、県と各市町が連携し誘客を図っております。県作成のサイクリングマップ、ウエブサイトのほか、多くのサイクリストが利用するナビゲーション機能を登載したアプリケーション、ビワイチサイクリングナビを活用し市内への誘客を図るなど、ソフト面での案内を充実させているところでございます。
案内看板の設置につきましては、昨年度に実施のインバウンド観光サイン調査分析の結果をもとに適正な設置箇所、内容などの検討を進めているところでございます。今後、県、関係機関とも連携しながら、サイクリングルートを含め市内の観光案内看板の一体的な整備を検討してまいりたいと考えております。
なお、老朽化が著しいものについては早急に対策を講じてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 回答漏れはありませんか。
栄畑都市整備部長。
〔都市整備部長 栄畑隆夫君 登壇〕
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 岡山議員ご質問のビワイチルートの安全性と案内看板についてのうち、安全性についてお答えします。
議員ご指摘の県道彦根近江八幡線、通称湖岸道路につきましては、長命寺橋から北側、彦根方面においてはもともとの道路幅員にサイクリング走行帯を設置されており、新たに走行帯を設けたものではありません。このため自転車と自動車が近接し、接触等の危険性が懸念されているところであります。また、長命寺橋から南側、野洲方面は、歩道に並行して設置されている植樹帯を撤去し、サイクリング走行帯を新たに設けている箇所があることから、安全性は一定確保されていると考えております。
ビワイチルートにつきましては滋賀県における県道整備の範囲になりますので、県は長命寺橋付近から白王町東交差点までは低速で走る自転車は長命寺川沿いの広い歩道の走行を考えており、年度内には自転車歩行者専用道路の標識設置とビワイチルートの看板及び路面標示等の整備を計画していると聞いております。
また、県道におけるビワイチルートの除草につきましては年2回実施していただいておりますが、蛍光反射器具や除草も含め改善をいただきますよう要望してまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
今回この質問をさせていただいたのは、ビワイチというのは滋賀県が主体として県全域でこれを実施されているということでございますが、先ほども言いましたように琵琶湖を一周して体験をした方から、近江八幡市は他市に比べて安全面並びに観光面、案内看板など近江八幡市のルートが一番よかったと、もう一度ゆっくり行きたいなというふうに言っていただけるように、県任せではなく本市としても能動的に対策をしていただきたい、行動していただきたいというふうに思ったからでございます。
1点だけここで少し要望というか質問というかをさせていただきたいんですけれども、現状、西の湖湖岸の一周コースが途絶えているところがございます。先ほどもお答えいただきましたように、ビワイチ・プラスということもございますし、この機をチャンスとして西の湖ルートも開設をしていただけるように県等にご要望いただき、ご検討いただけないかというふうに思いますが、いかがでございますでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
小西市長。
◎市長(小西理君) 岡山議員の再問にお答えいたします。
まさに議員おっしゃっていただいたようにいわゆるよし笛ロード、西の湖周りの道というのは当市にとって非常に重要な観光資源であり、またビワイチ・プラスということで必要なことだと思っておりますので、現在も含めまして再整備を含めまして県に強く要望いたしておるところでございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いをいたします。
続きまして、2点目の質問に入らせていただきます。
災害時の対応と福祉避難所の考え方についてお伺いをいたします。
平成29年9月の議会でも質問をさせていただきましたが、大規模災害が発生した場合、家屋の崩壊やライフラインの途絶により自宅での生活が不可能な状態になったときに避難所が必要となってまいります。避難所の設営や運営は行政のみによる対応は限界があり、住民自身、自助や共助にて対応するということは言うまでもございません。しかし、避難生活が困難な高齢者や障害があるなど何らかの特別な配慮を必要とする住民の方々の福祉避難所は、市内には高齢者施設、障害者施設等で少しずつは増加はしてきていますが、まだまだ不足をしているように感じております。
障害といってもいろいろな状態の方がおいでになられます。重度の身体障害、発達障害、高齢者でも身体機能の低下をされている方、認知機能の低下をされている方などさまざまな状態の方がおられますが、福祉避難所とは一体どのような方が避難をされるのか。また、現在福祉避難所の利用対象者はどのくらいおいでになられるのか、お伺いをしたいと思います。
さきの東北地方の台風被害時に他の地域では福祉避難所に多くの方が押し寄せ、対象であろう方が避難できなかったというようなことを聞き及んでおります。近江八幡市としての福祉避難所の考え方をお示しください。
次に、重度の障害があり、人工呼吸器や酸素吸入など常時必要な状態で、電気がとまれば命にかかわるような状態の方には、近江八幡市立総合医療センターに受け入れするとさきの議会でお教えいただきましたが、先般の台風時にも市内の一部の地域で停電が生じたようでございます。ライフラインがとまれば命にかかわる方の把握はしているということでございましたが、非常時その方々への対応や役割分担はどのようにされたのか、お伺いをいたしますと同時に、福祉避難所には全て自家発電ができるようになっているのか、お伺いをいたします。
最後に、災害が発生したときの周知方法について伺います。
現在は、近江八幡市域はタウンメール、旧安土町では今まだ防災無線があると認識をしております。先日、富山県の立山地方にお伺いしたときに防災の放送をされておられました。日本語はもちろん、英語や多国語で順に放送をされておられました。近江八幡市での障害をお持ちの方、高齢等でメール等の使えない方、外国人などそれぞれの市民または観光に来られている方々に対しての周知方法をお教えいただきたいと思います。
以上、初問とさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 岡山議員ご質問の災害時の対応と福祉避難所の考え方についてのご質問にお答えを申し上げます。
本市では、地域防災計画に基づき福祉避難所運営マニュアルを策定し、福祉避難所は介護の必要な高齢者や障害者など、入院、入所には至らない程度で小学校やコミュニティセンター等の一般の避難所では生活に支障を来す在宅の人のために開設される避難所で、既存の施設を活用し、配慮が必要な人が安心して利用できるようバリアフリー化が図られているところと定義しております。本市においては、高齢者福祉施設や障害者福祉施設と協定を結び、福祉避難所として指定をしております。現在、高齢者福祉施設9施設、障害者福祉施設5施設の計14施設と協定を締結してるところでございます。災害時には一般の避難所開設後、救護班が避難者のうち福祉避難所対象者の確認を行い、避難所での生活が困難であると判断した場合に福祉避難所を開設することとしております。
なお、マニュアルにおいて、福祉避難所は避難所での生活に支障のある人がいる場合に開設されるもので、最初から避難所としては利用ができないこととしております。
現在の福祉避難所の利用対象者につきましては、介護の必要な高齢者や障害のある人など、避難生活において何らかの特別な配慮を必要とする要配慮者としております。利用対象者数の把握につきましては、避難行動要支援者名簿の整備により登録者数の把握はしておりますが、福祉避難所利用対象者としての個別の状態像の精査はできていない状況です。把握に努めてまいりたいと考えております。
災害の種類、規模により避難者数は大きく異なりますが、福祉避難所として指定している施設の多くが通所事業所であり、災害の発生時間帯によっては受け入れ可能人数が制限されることもあり得ます。地域の福祉施設で受け入れてもらいたいという市民の皆様からの声もありますことから、より多くの福祉避難所指定に向け、市内の福祉事業所等に対しまして福祉避難所としてご協力いただけるよう働きかけを行っております。
次に、ライフラインがとまれば命にかかわる方の把握状況についてですが、避難行動要支援者名簿に登録済みの要介護3以上の人や障害者手帳1、2級の人や難病患者等の中で人工呼吸器や在宅酸素療法など73人が電源を必要とする人と把握しており、各学区の避難所単位での人数の精査と各避難所での受け入れ態勢の確認を開始したところでございます。
また、議員ご指摘のさきの台風で避難所を開設していないときに一部の地域で停電が発生いたしました。このことについても課題と受けとめ、電源を必要とする避難行動要支援者に対しまして、情報更新にあわせてさらに詳細な情報収集を行いたいと考えております。また、避難所が未開設の場合においても、停電時に電源の確保ができる体制の整備並びに対応の役割分担を明確にするための検討を進めております。
次に、福祉避難所の災害時の自家発電装置の整備状況でございますけれども、小型発電機等を配備している施設もありますが、現在協定を締結している福祉避難所には自家発電装置は配備されておりません。
最後に、災害が発生したときの周知方法についてですけれども、聴覚障害の方にはタウンメールへの登録をお願いするとともに、タウンメールの利用ができない方にはファクスによる送信を行うための送信者リストを作成し、ファクスを送付いたします。また、避難行動要支援者名簿をもとに地域で個別支援計画の作成を進めていただくときや地域での見守り支え合い体制を考えていただくときには、高齢者や障害者など情報伝達に配慮が必要な人に対して直接訪問する、文書で伝える等の伝達の方法や誰が伝えるのかといった事柄を具体的に決めていくことをお伝えしております。
また、観光に来られている方々に対しましても、市民の皆様と同様に緊急速報メールや防災無線の活用、またホームページや観光施設を通じての広報活動により周知を図っていきたいと考えております。
外国人への対応につきましては、さきの台風19号の際には近江八幡市国際協会のフェイスブックを活用し、多言語に対応する県や国からの情報を発信しましたが、タウンメールなどでの多言語発信はできておらず、地域コミュニティー、いわゆる自治会に頼っているのが現状でございます。本市においても外国人が増加する中においては、災害情報発信の多言語化は必要と考えております。
災害が発生したとき市内におられる人に対して有効な手段で情報発信ができるよう関係部署と検討を進めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
いろいろ今検討して前向きに進めていただいているというようなご答弁だったと認識をいたしました。少し再問をさせていただきます。
福祉避難所について、今14施設と協定を結んでおられるということでございましたが、通所施設やお泊まりのところもあると思うんですけれども、それぞれ福祉避難所の特徴等を教えていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをさせていただきます。
現在、福祉避難所として協定を結んでおります福祉避難所でございますけれども、高齢者施設にあってはデイサービス事業所や介護老人福祉施設、障害者施設につきましては障害者生活介護事業所などでございます。そのうち介護老人福祉施設にあっては、施設の稼働状況にもよるかと思いますけれども、宿泊等も可能であるかなというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
多分パンフレットにも書いといてくださるのかなと思うんですけれども、お泊まりができるところとか通所事業所等ということでしたので、そこら辺が細かくわかればいいかなと思いますので、また周知はしっかりしていただきたいなというふうに思います。
あと、2点目の再問に入ります。
重度障害があり、ライフラインがとまれば命にかかわる方というのは今73名というふうにお伺いをいたしましたが、それぞれ個別にまだ対応ができていないというふうにお伺いはしたんですけれども、受け入れ態勢の確認を少し始められたということを聞きましたが、具体的に誰がどのように対応するなどの具体的なマニュアルというのはこれから作成して進めていかれるのか、お伺いをいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
行政としてのかかわりや体制、また自助としての対応など役割分担を含めまして、今後個別支援計画を作成するということで進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。個別支援計画をこれからしっかりとつくっていただくということで、いつ災害が来るかわかりませんので早急にお願いをしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、3点目でございます。
現在協定を結んでおられる福祉避難所には自家発電装置が配備されていないというふうなご回答をいただきました。私は福祉避難所には自家発電装置というのは配備をされているのかなというふうに思っていたのですけれども、配備がされていないと聞いて驚きました。自家発電装置が配備されていなくてもバリアフリー化ができていれば福祉避難所という形で提携をされているようでございますが、せめて福祉避難所には自家発電装置は必要かなというふうに考えます。自家発電装置がある事業所等もたくさん市内にはあるというふうに思っておりますし、以前高齢者施設で地域密着型の事業所というのは自家発電装置の補助もあったようにも記憶しておりますが、そのような自家発電装置についての考え方をお聞かせください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
市内の各福祉施設の設備の状況等を確認しながら、今後福祉避難所の協定の締結を協力等働きかけを進めてまいりたいというふうに考えております。
また、自家発電装置等の設備の整備につきましては、国等の補助についてその有無を確認しながら、その活用を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ぜひともよろしくお願いをいたします。
次に、災害時の周知方法でございますが、聴覚障害の方でタウンメールがない方はファクスで送信するというふうにおっしゃったんですけれども、停電時にはファクスは送信ができるのかどうかなというふうに思ったんですけど、そこら辺の対応はどのように考えておられますか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
ファクスにつきましては、議員がおっしゃるとおり停電時には使用ができないというふうに思っておりますので、今後は先ほどもご回答させていただきました個別支援計画を策定する中でまた対応を考えていきたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) 漏れることなく通知ができるようによろしくお願いをいたします。
あと、次に防災無線について。
防災無線というのは結構有効な手段だというふうに考えます。安土地域ではもう少しすれば今の無線が使えなくなるということも聞いておりますけれども、今後市としての防災無線の方向性、考え方についてお伺いしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 岡山議員の再問にお答えいたします。
今議員からもございましたように防災無線自体が一定安土地域だけの限定されたものになってございますので、これは将来的には全市に連絡体制が行く仕組みを、これは別のもんになるかもわかりませんけど、これは考えていく必要があるかなというふうに思っております。昨今いろいろ通信技術も発達しておりますので、今例えばスマートフォン、多くの皆さんもお持ちですし、そういったものも、既にお持ちのものも活用できるような仕組みでまたいろいろと検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ぜひともよろしくお願いをいたします。
最後の再問に入らせていただきます。
高齢者や障害をお持ちの方、外国人などの避難方法も、被災時は行政が全ては対応できないというふうに思います。地域の中で要援護者に登録を勧め、地域での助け合いが必要だと思いますが、どのように今後、個別援助計画を地域の中でというようなご意見もございましたが、どのように推進していこうと考えておられるのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
現在、避難行動要支援者として登録をいただいています方の名簿をもとに、避難の際にはどのような支援が必要であるとか避難の経路等につきまして地域で検討いただき、避難支援体制の整備をいただくよう説明会を開かせていただいてるところでもございますので、今後地域での見守り、支え合いが広がるよう啓発推進を図ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
いつ災害が起こるかもわかりませんので、いざというときにしっかりと行動できるように今後も引き続きお取り組みをお願いしたいと思います。
次、3点目の質問に入らせていただきます。子ども・若者育成支援推進協議会の設置について質問をさせていただきます。
子ども・若者育成支援推進法は、ひきこもりやニートなど、社会生活を円滑に営む上で困難を抱える若者の社会参加を支援する施策について定めた法律で、社会生活を円滑に営む上での困難を有する子ども、若者を地域において支援するためのネットワークづくりに向けての子ども・若者支援地域推進協議会の設置が言われております。
平成29年3月の議会で同会派岡田議員が質問をされました本協議会設置についての質疑が行われ、翌年平成30年12月の議会でも再度本協議会の設置に向けた進捗状況の質疑がなされております。平成30年12月の答弁では当時の福祉保険部長が小西市長が回答された答弁を受け、市の規模、職員体制等を含め、続けて検討の材料、調整の材料とさせていただくと、私は余り理解ができなかったんですけれども、というような回答でございました。平成29年3月議会から2年経過した今、子ども、若者支援の問題は待ったなしの状況でございます。担当部署でこの2年半調査研究、協議検討された結果を具体的にお示しいただきたいと思います。
他府県においては喫緊の課題として重要な課題として捉え、積極的に協議検討をされています。まず、実態把握として調査研究された39歳までの支援が必要な方々の人数を具体的に、ニート、ひきこもり、不登校、発達障害のご状況もお教えいただきたいと思います。
次に、協議会設置に向けての取り組みをされるのかどうか、今後もまだ検討している段階なのかどうか、お伺いをいたします。
以上、初問とさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
江南副市長。
〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 岡山議員の子ども・若者育成支援推進法についてのご質問にお答えをいたします。
子ども・若者支援地域協議会の設置につきましては、平成22年4月に施行された子ども・若者育成支援推進法第19条を根拠とし、設置については市の努力義務とされています。現在は平成28年2月に見直された子ども・若者育成支援推進大綱で5つの重点課題に対して方針を掲げ、基本的な施策を教育、福祉・保健・医療、共生、更生保護、雇用、その他の各関連分野における知見を総合して行うこととされています。
本市では、これまで各分野の個別法に基づく施策、事業実施の中で所管課が市庁内の関係課や庁外の関係機関等から成る各種協議会を設置して取り組んできていることから、個々の取り組み自体は未実施ということではなく、実施してきていただいているわけですけれども、ゼロ歳から39歳までを広く対象とした子ども、若者の施策を担う行政分野はさきに述べましたとおり幅広く、現時点においても総合的推進のための枠組み整備としての協議会の設置や子ども・若者計画の策定自体が進められるような検討ができておりません。
次に、対象者の把握については、市として一元的には把握できておりませんが、各所管の把握状況をご説明いたします。
福祉分野におけるひきこもり者の対応数は、福祉保険部福祉暮らし仕事相談室の相談対応件数が過去5年間の年齢不詳で10件、同部障がい福祉課の支援者数は39歳までで16人となっています。また、子ども健康部発達支援課における、発達課題がある18歳未満の児童に対する各種事業の支援や児童相談児総数は、就学前児童256人、就学後児童76人となっています。
現在、県内13市では、平成23年に高島市、平成28年に米原市と彦根市、平成29年に大津市の以上4市が協議会を設置しておられます。
また、法第21条で規定される協議会の支援全般の指導的な役割を果たす支援機関については、前述の各分野の所管課が構成員となっている中から、地域の特性等を勘案して教育委員会の青少年課や子育て支援課等で調整を担っておられるケースが多い実態にあります。ご指摘のとおり縦割りの中ではどうしてもすき間が生じたりする場合も危惧される一方で、地域関係機関においては既存の各種協議会が数多くあることから、会議や取り組みの重複に対する整理や効率化を求める意見等もございます。先進市の取り組みなどを調査研究しつつ、地域の実情を踏まえて本市として望ましい推進体制等について検討してまいりたいと考えておりますので、いましばらくお時間を頂戴したく、ご理解のほどお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 日岡教育長。
〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 岡山議員のご質問に対して、教育委員会として把握している部分についてお答えします。
小・中学校の不登校の状況について、今年度4月から10月末現在での30日以上の欠席者数は、小学校で29名、中学校で69名です。そのうち全日欠席の児童・生徒は、市内小学校1名、中学校で4名です。対応としては、該当児童・生徒への家庭訪問や受け入れるための学級づくりなどを念頭に置いてさまざまな取り組みを行っています。また、近江八幡・竜王少年センター内に青少年の立ち直りを支援するためにあすくるHALを設置しています。対象は中学生から20歳までですが、現在高校で不登校となった17歳と、高校中退後一旦は就職しましたが、その後離職した22歳の2名に対して支援を継続して行っています。
最後に、小・中学校が捉えている発達障害を含む特別な支援を必要とする児童・生徒の割合は、通常学級で11.6%、また特別支援学級においては約半数に発達障害の傾向があります。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
今お答えをいただきましたように、彦根、米原、大津では子ども・若者支援地域協議会の設置もされてますし、彦根市では子ども・若者課というような形で設置をされて、関係機関、関係課が連携して対応されているようでございます。
今子ども健康部のご意見等をいただきましたが、推進体制については協議検討をこれからもしていきたいということでございましたが、他に関係する福祉保険部であったり教育委員会であったり、この子ども、若者の支援協議会についてのご意見を聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 岡山議員の再問にお答えをいたします。
福祉保険部所管課と庁内各課との連携をより密にしながら、今後相談支援体制の充実に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) 先ほどお答えいただきました教育委員会等についても、この考え方についてお伺いしたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
福祉の部長さんがおっしゃったように、39歳までというとどうしても縦割りという形で今まではややそれぞれの分野では対応してきたと思いますが、該当する子どもあるいは対応する者にとっては全てがいろんな課からというのはやっぱり受ける側としても非常にやりにくいと思いますので、その辺を加味して福祉等々と相談しながら進めていきたいと思っております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。前向きなご意見をいただきましてありがとうございました。
やはりそれぞれの担当ではしっかり対応していただいていると思いますが、行政の中ではどうしても縦割りということでございますので、その壁を乗り越えて、自治体内、行政内での連携がどうしても必要になってくるのかなというふうに思います。それと同時に教育、福祉・保健・医療、企業、学校その他関係団体等との協力がないとやはりできないと思いますので、今後ともしっかりと協力していただきながら、推進協議会の設置に向けてご努力をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
続きまして、4点目の質問に入らせていただきます。
先般からの多くの方々の質問等にもありました、また安土の地域での課題でもあります安土小学校の建てかえについて質問をさせていただきます。
安土小学校は、私が小学校5年生のときに新校舎ができた記憶がございます。築50年経過し、老朽化が進んでおります。幸い耐震工事はしていただいておりますが、環境面やグラウンド等の狭さの問題から建てかえをする方向で進んでおります。
さきの議会では、今年度中に現地建てかえの場合の用地確保と移転する場合の移転先の地質調査について一定の調査を行い、報告するとのことでした。現小学校の用地確保等の可能性、県道2号線バイパス沿いのJR琵琶湖北部のボーリング調査等も既に終了をされたようですし、現在までの調査をされた結果報告並びに進捗状況と今後のスケジュールについてお教えください。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
日岡教育長。
〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 岡山議員の安土小学校の建てかえについてのご質問にお答えします。
整備場所の選定に当たり地元の皆様に比較検討資料をお示しできるよう、それぞれの候補地の諸条件について現状分析を行っているところですが、移転候補地の地質調査については、議員もご存じのとおり10月末にボーリング調査を終えております。現在、ボーリング調査で採取した土を用いて各種土質試験等を行うとともに、それらも含めた各調査結果をもとに資料の作成を進めており、今月下旬に地質調査に関してはおおむね結果報告があることを確認しております。その後、概算事業費の算定や比較案の評価を行い、できる限り早い時期に最終報告書を提出してもらう予定となっております。
また、現地建てかえとなった場合の用地確保の可能性につきましては、土地所有者全ての方のご意向を確認したわけではありませんが、あくまでも仮定の話としてお伺いしたところ、さまざまなお考えがありましたので、現時点では可能性の有無については明確に申し上げることはできないことをご理解願います。
現地建てかえ、移転建てかえ、いずれに決まりましても土地所有者のご協力が不可欠であり、事業が滞りなく進むよう、議員におかれましてもお力添えを賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
ボーリング調査を行い、今地質調査と用地確保について進めていただいているということですけれども、できるだけ早い時期にというふうにおっしゃいましたが、できたらいつごろに比較検討の資料の調査結果が出るのか、お教えいただきたいと思います。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
今後のスケジュールということになると思いますが、本調査業務の履行期間は令和2年3月31日となっておりますが、委託業者にはできるだけ早い時期に比較検討資料を提出するよう求めております。比較検討資料が提出されましたら地元の皆様にお示しし、資料をもとに整備場所の検討を行っていただくことになりますので、議員の皆様方には検討組織の立ち上げ等、安土学区住民の方の意見集約等にご尽力賜ることをお願いします。
また、新年度になりましたら現校舎の改築に際して国の交付金の対象事業となるかを確認するため、耐力度調査を夏休みから着手できるように準備していく予定です。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
3月31日までが期限ということですので、それにはしっかり出していただいて、その後検討組織を立ち上げて検討を行うという認識でよかったでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
おっしゃるとおり3月31日といってもできるだけ早い時期ということと、それをお示ししたときにその検討していただく方々が一体誰なのかということについても、これは議員の皆様に、以前は建設委員会等々があったと思いますので、そういう会議を利用するのか、あるいは自治会、あるいはまちづくり協議会等々でお考えなのか、その辺についてもまたこちらはお示ししますが、それを検討することができないということがないよう、またお力をおかしいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
そうすれば令和2年に入ってからその検討組織等の立ち上げを行って、いずれの方法にするかというのを検討するということで、何度もごめんなさい、よろしいでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 私がお聞きしているところによれば、以前の建設委員会ですか、それがまだ解散されていないということですので、それをお使いになられるのか、あるいは自治会、あるいはまちづくり協議会で新たに校舎建てかえ等々の委員会をつくられるかは私はちょっと聞いておりませんので、もしもそういうような動きがありましたら、子どもたちのためにはできるだけ早くこの対応をしていかんならんと思いますので、議員の皆様のご支援をお願いしたいと思っております。
○議長(北川誠次君) 岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) わかりました。4月以降検討していく母体をしっかりと立ち上げるというとこら辺で理解をさせていただきました。検討資料が出たら、またそこで皆さんで検討していきながら、今後子どもたちのために何がいいのかというのをしっかりと話し合いをしていかなければならないかなというふうに認識をしておりますので、早急に資料の確認をお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
最後の質問に入らせていただきます。
近江八幡市の職員の接遇についてお伺いをさせていただきます。
昨今、これまでの市政運営とは大きくさま変わりに直面をしております。市税収入の伸び悩みや人口減少を前提とし、さまざまな市民の皆様方のニーズに対して市民目線で応えていかなくてはならない状況に来ております。市民が主役のまちづくりとは、市民、団体、企業等あらゆる分野、多様な主体との連携によるまちづくりを進めていかなくてはなりません。これらの方々との信頼関係や協力関係を築いていくためには、対市民目線での親切な接遇により市役所へのイメージや評価、さらには満足度を高めていくことが重要だと考えます。市役所業務は、地域住民からのあらゆる相談や住民票、印鑑証明書などの交付業務など、基本はサービスの提供だと考えます。サービス業であると認識をしております。
そのような中、窓口で市民さんと職員のやりとりを目にすることがございます。来られた方の目線に立ち、笑顔で対応されている方。椅子に座ったまま事務所の奥から話しかけておられる方。また、対応してくださるのはいいほうで、窓口に行くとすぐにどうされましたかと立ってくださるところがほとんどの事務所だと思うんですけれども、窓口の近くまで行っているのに下を向いて目を合わせようとされないところ、何度も声をかけないとこちらに出向いてくださらない状況もございます。
先日電話対応をしたところ、課長さんおいでになられますかと電話をすると、何々課長さんはおいでになられませんということで、上司に敬語を使ったような不思議なやりとりがございました。そのような状況が感じ取れることがございます。
まず、1点目に市職員への接遇についての研修の実施状況について、また研修の成果をどのように評価をされているのか、接遇マニュアル等の作成や活用を考えておられるのか、お伺いをしたいと思います。
次に、高齢化とともに認知症の方々も増加してきています。認知症の方が時間や場所がわからなくなり、今まで自分自身の記憶の中にある市役所に行けば何とかなるとの思いから、市役所に用事がないのに行かれるようなことも生じてくると思います。現在は総合受付で本当にうまく上手に対応してくださっており、総合受付の方がおいでになるときにはスムーズに安心して帰れるというふうにおっしゃっておられますが、おられないときにはどこに行ったらいいかわからなかって、2階やほかの担当課でないところに行かれたりするということもございます。特に認知症の中でレビー小体型の認知症というのは、幻視や妄想なども生じることもございます。最近は勉強会も新聞、テレビでの情報も多くあり、認知症については病気だということで皆さん知ってはおられると思いますが、でも実際に認知機能の低下された方への対応がちゃんとしっかりとでき、穏やかに納得して帰れる対応がなされているのかどうか。
そこで、市職員さんの認知症の方への対応はどのようにされているのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
益田総務部長。
〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥君) 岡山議員の市職員の接遇についてお答えをいたします。
市役所の業務につきましては、行政サービスの提供であり、そのためこれまでから市民の視線に立った質の高いサービスが提供できるよう、職員の窓口などにおける接遇を含めた応対能力の向上を図ってきてるところでございます。
まず、1つ目の職員の接遇に関する研修の実施状況につきましては、新規採用職員を対象に4月と10月は市町村職員研修センターへの派遣により集中的に2回実施し、接遇を職員の基礎として習得することによって、よりよい市民サービスの提供者となるよう能力の養成を図っております。
来庁者の方々から直接職員の接遇などに関してご意見やご指摘をいただくことがございますが、その場合には随時共有し、改善すべき事項については全職員に周知徹底をしておるところでございます。しかしながら、議員のご指摘のような事案につきましては、接遇の5つの基本要素とされる身だしなみを除く表情、態度、言葉遣い、挨拶といった部分につきましては職員としてはまだまだ能力を高める必要があると存じます。
また、ことし2月に来庁者を対象に実施いたしました窓口サービスアンケートでは約7割の方から満足またはやや満足の評価をいただきましたが、市民の皆様により満足いただけるよう、接遇能力の向上を目指す継続的な取り組みが必要と考えております。
そのため、今年度の取り組みといたしましては、全職員対象に接遇研修の実施と接遇マニュアルの作成を進めているところでございます。マニュアルにつきましては、主に窓口を担当する職員と接遇の内部講師とともに作成を行い、より身近で具体的な内容とすることで各職場において日常的な活用を促進し、より市民の方に寄り添った対応ができるように取り組むものでございます。
次に、2つ目の職員の認知症の方への対応につきましては、職員の認知症に関する理解を深め、意識を高める研修が必要として、今年度は10月に開催いたしました市職員人権問題啓発講座のテーマの一つを高齢者の人権とし、議員ご指摘のとおり認知症にはレビー小体型認知症やアルツハイマー型認知症などの認知症により特性に差異がありますが、認知症の人の気持ち、思いを理解してかかわるとして、かかわり方について学びをいたしました。
今後も職員には少子・高齢、人口減少社会の進展や多様化する社会の変化により生じる課題に的確に対応する能力が求められておりますので、引き続き認知症の方を初めさまざまな状況の市民の方に寄り添い、きめ細やかな応対ができるよう継続的に研修などの機会を持ち、職員の能力や資質の向上に努めていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
岡山かよ子君。
◆12番(岡山かよ子君) ありがとうございました。
本当にいろいろな形で研修も実施をしていただいて、しっかり対応していただいているというふうには認識はしております。ただ、やっぱり99.9%よくても残りの0.1でもそういう対応があれば、なかなか不安になられる方もおいでになられるというふうに感じますので、今後ともぜひ続けて研修をお願いをしたいというふうに思います。特に認知症の方については、今もお教えいただきました人権研修の中で高齢者のかかわり、認知症の方へのかかわりについての学習会も実施をされているようでございます。本当に65歳以上の7人に1人、85歳では4人に1人が認知症になるというふうに言われております。不安を持たれることなく対応していただけるように、市役所に行けば何とかなるわというふうに思っていただけるような対応をしていただけることを期待して、私の質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
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