録画中継

令和元年第3回(12月)近江八幡市議会定例会
12月10日(火) 個人質問
西津 善樹 議員
(1)安土地域に関することについて
   ①戦国ワンダーランド滋賀びわ湖の安土ロゴマークについて
   ②安土城復元推進協議会について
   ③安土学区一体整備について
(2)公衆トイレと休憩所について
(3)中部清掃組合安土最終処分場について
   ①基準値濃度を超えたダイオキシンの市民への影響について
   ②原因と今後の対応について
◆16番(西津善樹君) 皆さんこんにちは。公政会のやる気と元気の西津善樹でございます。
 こんにちはといっても、もう外は大分暗くなってきてるわけでございますけれども、ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告の順に従いまして発言をさせていただきます。
 最近は本当に急激に肌寒くなってきましたが、気がつけば12月も10日過ぎ、本年も残すところあと3週間となってしまいました。
 さて、私の所属会派公政会では、少しでも我々の議会活動を多くの市民の皆様にご理解いただき、市民の皆様のお膝元で意見交換させていただくべく、全ての学区での市政報告会を目指しており、既に北里、金田、馬淵、島、桐原、八幡の6学区におきまして実施をさせていただきました。もちろん、まだ行っていない学区につきましても、ぜひとも市政報告会を実施させていただきたいと思っておりますし、またこの報告会で市民の皆様から頂戴したご意見はしっかりと参考にさせていただき、今後の議会活動に生かしていくように取り組んでいく所存でございます。
 私自身も、新元号令和元年の12月議会でございますので、しっかりと個人質問させていただきまして締めくくりたいと思っております。
 さて、このたびの私の個人質問ですが、安土地域に関することについて、公衆トイレと休憩所について、中部清掃組合安土最終処分場について、この大きく3項目を分割方式により質問をさせていただきます。何分、21名中、今回の質問14番目ですので、さきの議員と重複する点もあろうかと思いますが、当局におかれましては簡単かつ明瞭で適切な回答をよろしくお願い申し上げます。
 それではまず最初に、大きく1項目めの安土地域に関することについての質問をさせていただきます。
 さて、10月22日に、戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖のオープニングイベントが開催されました。この戦国ワンダーランドとは、戦国時代の人物、史跡、逸話、伝承などをテーマにして、この12月末まで行われております滋賀県の観光振興キャンペーンのことでございます。本市におきましても、安土地域を中心に、関連イベント等を実施されるようでございまして、今後の盛り上がりに期待をさせていただいてるところでございます。
 さて、このキャンペーンに合わせて、安土エリアをブランド化し、観光振興につなげるため、市が安土をイメージしたロゴマークを製作されました。こちらでございます。配るとよかったんですけれども、済いません。信長公のよろいと安土山をイメージしてデザインされたようでございます。
 そこでお伺いしますが、この安土のロゴマークはどのような位置づけでどのように使われていくものなのか、またあわせて、どのような基準や経緯を経て決められたものなのかもお示しください。
 次に、安土城復元推進協議会についてですが、これは(仮称)安土城を復元する会から安土城復元推進協議会へと名称を変えられ、発足を迎えられました。さきの議会で、安土城の再建に向けた本市の本気度についてお伺いしましたが、そのお答えについては、県の仄聞に合わせながら雰囲気づくりや住民合意づくりに取り組み、遅滞なく県との連携が図れるように体制を整え進めていく、こういった答弁でございました。
 であるならば、この安土城復元推進協議会においては、あくまでも県の復元事業のサポーター役であるというような認識でよろしいのでしょうか。
 さて、この安土城復元推進協議会の委員の選出方法は、どのようにされましたか。市民公募メンバーもおられるのかについても、あわせてお伺いします。
 続いて、安土城復元をどれだけの市民が望んでいるのかという質問に対して、機運の上昇や機運の盛り上がりをつくり上げていく中で醸成をしていくという回答をいただいておりましたが、機運は高まってきましたでしょうか、所見をお伺いします。
 さらに、本市の政策として、その優先度、必要度、緊急度を考慮したとき、安土城復元はどのような位置づけとして考えられているのか、お伺いします。
 次に、安土学区一体整備について、小学校移転に向けた地質調査が実施されましたが、その結果はどのようなものでしたか。
 また、住民の方々の中には、この調査をされたかの地で一体整備に向けた工事が着工され始めたと、このように言われる方もおられるようでございます。しかし、このように思われるのは至極当然のことでございまして、今日まで本市の学区コミュニティエリア一体化整備事業において、一体化整備をする場所どころか一体整備をするかどうかさえも政策決定されていないのに地質調査をされた実績はないからでございます。
 安土学区一体整備促進協議会からも、早く事業を進めていただきたい旨の要望が以前に提出されているにもかかわらず、その回答もいまだ明確に示していただいておりません。昨日の質問にもありましたが、これは改めて市長にお伺いしたいと思います。
 安土学区のコミュニティエリア一体化整備事業についてのお考えを明確にお示しください。
 以上、この項目の初問といたします。
○副議長(竹尾耕児君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 西津議員の質問のうち、近江八幡市安土城復元推進協議会に関する質問並びにコミュニティエリアの一体化についてのご質問にお答えを申し上げます。
 まず、議員もご承知のとおり、過日11月17日に同協議会の設立総会を開催したところでございます。
 まず、協議会の役割についてのご質問にお答えを申し上げます。
 先般、協議会設立総会におきまして、令和8年、2026年度、安土城築城450年祭までの期間を当面の活動期間として、県の復元プロジェクトスケジュールに連携し、全山発掘調査再開に向けた支援や石垣保全など、要望活動の実施が決定されたところでございます。議員のおっしゃっている県の復元事業のサポーター役、これが大きな事業と、認識は一致しているところと考えております。
 次に、協議会委員の選出につきましては、協議会設置要綱第3条2項に、委員は、1、学識経験を有する者、2、公共団体等関係者、3、その他市長が必要と認める者のうちから市長が委嘱または任命するとあり、これにより任命をさせていただいたところでございます。また、委員の公募は、現在いたしておりません。
 次に、市民の皆様の思いに係る質問でございますけれども、ただいまお答えいたしましたとおり、市及び協議会は県の復元プロジェクトに連携し、活動を支援することが、まず第一の趣旨でございます。また、こうした動きと合わせて、今後、市民、事業者の皆さんのご協力を仰ぎつつ、市として取り組むべき観光を中心とした安土城周辺の地域振興、また地域の整備につなげてまいりたい、このように考えておるところでございます。
 また、議員から、他の緊急度を要する案件との位置づけはどう考えているのかというご質問がございましたけれども、基本的に緊急度ということで、これは特にどちらが緊急ということではなく、当然のことながら、市庁舎整備、またそのほか待ったなしの施策につきましては、当然第1順位として進めていくべきものであると考えております。一方で、本件を中心とする観光産業の振興というものを、どちらが優先ということという順番づけではなくて、並行して、市の将来の発展のために行っていかなければならない事項だというように理解をしております。
 本取り組みにつきましては、地域に伝わる伝統文化や文化財は貴重な資源でございます。文化交流や観光、産業振興にも積極的に活用し、新たな価値を創造し、国内外から多くの観光客を迎え入れるシティプロモーション、また近江八幡市のイメージアップ、そしてさらにはブランド化ということで、総合計画におきましても本市が目指す姿として位置づけておるところでございます。安土城は、その中でも一つの大きなシンボルとなるものと考えております。
 続きまして、議員がご質問の一体化整備についてでございますけれども、詳細につきましては担当部からご説明を申し上げますけれども、一体型という考え方につきまして、私の考え方を若干述べさせていただいておきますと、近年の状況を考えますと、コミュニティ・スクール、また学校と地域の連携、ふるさと教育、また伝統文化の継承、また卒業後の生徒の居場所などを考えると、一体型整備というのは十分にあり得る考え方ではないかと思っております。
○副議長(竹尾耕児君) 当局の回答を求めます。
 原田総合政策部長。
             〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) よろしくお願いいたします。
 西津議員の、安土地域に関することの質問のうち、安土ロゴマークについてのご質問にお答えいたします。
 まず、安土ロゴマークにつきましては、大河ドラマ「麒麟がくる」近江八幡市推進協議会で作成していただきました。この協議会は、大河ドラマ「麒麟がくる」の放映に際して、市行政を初め関係機関が連携して各種プロモーションを実施することを通じ、近江八幡市の魅力を全国に発信するとともに、観光振興を初め地域の活性化に寄与していくことを目的に、平成31年1月に設立されたものです。
 ロゴマークにつきましては、今般の大河ドラマの放映を契機に作成することとなりましたが、一過性に終わることなく、安土地域の観光ロゴとして定着することを念頭に、外国人を含め老若男女あらゆる層の方が興味、親しみを持ってもらいやすいデザインとするため、ピクトグラム的なデザインとするなど、協議会内で協議され、素案も作成されたところです。その素案を、本市を熟知され実績のある滋賀県立大学のデザイン専門の先生に協力を依頼し、デザインロゴとして仕上げていただいたものです。
 また、ロゴマークは、ポスターやのぼりへの使用に限らず、多様な展開、活用のパターンも含めて製作委託されており、その一部として、JR安土駅南口地下通路出窓へのラッピングや、タクシーへの掲示などの活用がなされているところです。
 今後も、本市の観光や産業の振興に効果的に活用いただけますよう、協議会の団体とともに取り組んでまいります。
 続きまして、安土地域に関することのうち、安土学区一体整備についての質問にお答えいたします。
 安土学区コミュニティエリアの一体整備に関する要望書は、平成28年4月7日に、安土学区自治連合会長名で、当時の冨士谷市長に手渡されました。その要望に対しての回答としましては、平成28年6月市議会定例会の西津議員の、要望書に対しての当局の考え方を示してもらいたいとの質問に対し、これまでのコミュニティエリア整備においては学区全体の総意を計画推進の要望にまとめていただいた、しかし安土学区の場合は明確に反対の意思表示をしている方もおられると聞いており、市の認識としては、まだまだ合意形成の熟度は低く、事業を推進するには時期尚早である、学区民の総意が熟度として高まることを大いに期待するとお答えしており、要望書に対する回答を明確に示していると認識しております。
 その答弁に対し、西津議員は、安土学区の住民に十分な理解を得ることができていないことは、安土学区在住の議員として活動不足と認識し、他の議員の方々にも相談、協力して、一体整備への理解が一層深まるよう努力していく所存であると述べられています。
 その後、学区では、コミュニティセンター等一体化整備促進協議会を立ち上げられて事業推進を図るとされ、学区において、平成29年11月2日に、市長を囲む車座談義を開催し、一体整備についての議論をされるも、学区の総意として一体整備で合意が得られたと受け取るだけの動きはこの間ないとお聞きしています。
 市としましても、敷地が狭隘で老朽化が進むコミュニティセンターや小学校について懸念をしており、一方で、要望書の一体整備の候補地について反対意見もあることから、市において地質調査を行い、その結果とともに、一体整備か個別整備か、また移転新築か現地建てかえかなど、地域の皆様に比較検討していただくための資料をお示しできるよう取り組んでいるところです。
○副議長(竹尾耕児君) 当局の回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 西津議員の、安土小学校建てかえに係る地質調査の結果や今後の工程についてのご質問にお答えします。
 昨日、岡山議員のご質問にお答えしましたとおり、移転候補地の地質調査については、10月末に現地でのボーリング調査を終え、地質調査の結果資料の作成を進めており、今月下旬におおむね結果報告があることを確認しております。
 今後、現地建てかえ、移転建てかえ、それぞれの整備候補地の概算事業費の算定や比較案の評価を行い、地域の皆様に比較検討資料を早期にお示しできるように取り組んでまいります。どうかご理解よろしくお願いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答漏れはありませんか。
 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 答弁ありがとうございます。
 まず、大前提として申し上げておきますが、このロゴマークにつきましては、決してこれがだめだとかどうだとか言っているわけではありませんので、誤解のないようにお願いしたいと思います。
 私がこのロゴマークについて今回質問させていただいてるのは、新聞で読ませていただいたところ、近江八幡市が安土をイメージしたロゴマークを製作したと、で、県立大人間文化学部の講師に製作を依頼したと、このように新聞紙上では書かれておりました。このように、市が製作したと伺っているんですけれども、先ほどの答弁とはちょっと違ったように思うんですけれども、一体どの機関で製作をされた、どの機関で決定されたのか、改めてお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 当局の回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) お答えいたします。
 今回のロゴ作成につきましては、大河ドラマ「麒麟がくる」近江八幡推進協議会によりロゴの作成を決定され、詳細なコンセプトについても協議会で決められたものでございます。ロゴマークにつきましても、最終的に協議会で決定をされているところでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、市が製作したということではないということでよろしいですかね。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) お答えいたします。
 この大河ドラマ「麒麟がくる」近江八幡推進協議会につきましては、近江八幡市もこのメンバーの一つというふうな形になってございます。このロゴマークの作成につきましても、市で費用を出しているということでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) なぜこのようなことを聞くかと申しますと、今日まで、市歌や市の花、市の木など、市の観光につきましては大体公募によって決められてきました。市民が主役だとか市民主体と言っておられる市長のもとで、本来、このような市民が愛着を持っていくようなものこそ公募するべきではなかったのかと、このように私は思うわけです。
 今回のこのロゴマークについてはなぜ公募をしようというふうな流れにならなかったのかについてお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 西津議員の再問にお答えを申し上げます。
 確かに、公募するというのは非常に一つの有力な手段でございます。例えば、市民の中に広く周知する、啓蒙活動を行う、広めるという意味では非常に意義のある方法だとは思いますけれども、今回、シティプロモーションという観点から、市のイメージとしてしっかりとしたものを専門的につくってまいりたいということから、公募を差し控えさせていただいたと理解しております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 市民の方にもやはりデザイン学科とかそういったデザイン性にたけた方という方もたくさんおられると思うんですよね。その方々をどのように考えられてるのかなあと。募集された中で、公募された中で、ある程度の市民の皆さんの意見ももらいながら、その中で市の中でもんでいくというほうが、今も市長がおっしゃられたように、愛着を持ってもらえるんじゃないか、今後一過性のものじゃなくてずっと親しみを持ったロゴマークになっていくんじゃないかなというふうに思うんですけど、その辺の見解をお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 見解の相違かなというふうに思います。
○副議長(竹尾耕児君) 静粛に願います。
 質問を。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、今後の周知方法についてはどのようにされるのか、改めてお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) お答えいたします。
 今後の周知方法につきましては、本市を初め協議会加盟団体などのホームページや広報紙などで積極的に周知してまいりたいと考えております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、安土城復元推進協議会についてお伺いしますが、先ほども県のサポーター役という認識で間違いないということでしたが、県との連携を図ろうとするのであれば、この安土城復元推進協議会に県の職員さんは入られていますか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 協議会への県職員の参画でございますけれども、協議会設置要綱第7条に、オブザーバーを定め、県教育委員会文化財保護課に参画いただき、必要に応じて出席などをいただくこととしております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、こちらについてもお伺いさせていただきます。
 この委員会の中に、市民公募委員さんは何名ぐらいおられますか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 初問で市長からもお答えをさせていただきましたとおり、今回の募集に当たりましては公募委員は設けておりません。
○副議長(竹尾耕児君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 先ほどからもお伺いしてますが、本当に市民主体という考え方をお持ちなのかなというふうに疑問に思うんですよね。何でこういう重大なことに市民公募をされないのかなというのをすごく不自然に思うんですが、やっぱり地域に根差した取り組みのところには市民公募というものは非常に大切だと思うんですが、もう一度見解をお伺いできますか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 初問でもお答えしましたように、県のさまざまな活動そのほかを地域としてサポートしていくということで協議会を立ち上げさせていただきましたので、今のところ公募委員は含めていないということでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 今のところということは、今後、市民公募委員を加えられるということでしょうか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 今後の展開によっては、いろんな事業がこれから展開してまいると思います。そういう中では、この形か、また別の形かわかりませんけども、そういう段階は来るというふうに判断しております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 以前にもお伺いさせていただきましたが、安土城復元に向けた住民合意はどのようにして図り、どのようにして得られるのか、お伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 川端安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 西津議員の、住民合意のご質問につきまして回答をさせていただきます。
 復元推進の方向性でありますとか手法の検討につきまして、実施主体は県となります。特に、令和8年の安土城築城450年祭までの期間、県の復元プロジェクトに連携して、調査報告の機会、そしてまた全山発掘調査再開に向けた支援でありますとか環境保全など、住民の皆様方にも直接かかわりを持っていただく機会をともにつくりながら、機運醸成を図ってまいりたいと考えております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 先ほど冒頭、私たちの会派公政会で市政報告会を行っていると言わせていただきました。その中で、安土城復元の住民の皆さんに対する何か調査なり住民合意形成を図られるようなことは全くされていない、皆さんご存じない、その中で、機運を図るも何もないんじゃないかなと。皆さんおっしゃるのは、それよりもっと大事なもんがあるやろということをおっしゃっております。
 私は、もちろん地元安土学区のことですから、幼いころより安土城に対する夢やロマンは一方ならぬ思いを抱いて育ちました。しかし、今のこの近江八幡市にとって、その優先度、必要度、緊急度について考えるとき、市民の皆さんの将来ビジョンを明確にして、活力あふれるまちづくりというものをすることのほうが大切なのではないでしょうか。
 後ほど、同会派の道下議員からも質問があるかと思いますが、例えば、現在野洲駅にあるJRのヤードを安土に持ってくるとか、そういったことをして人口減少対策に取り組むような、将来性のある、持続可能で活力あふれるようなまちづくりを進めてからでなくては、安土城復元は、本当に幻の安土城という夢物語になってしまいます。
 私は、今の近江八幡市にとっては、安土城復元よりも、まず市庁舎建設や人口減少対策に向けた取り組みをすることのほうが優先的で、かつ重要であると考えますが、市長に対し再度その所見をお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 最初の初問でもお答えしましたとおり、喫緊の課題、そして将来に向けての種をまく、そのようなことを並行して行わなければいけないと私は考えておりますので、このことにおいて喫緊の課題がないがしろにされるわけでもなく、おっしゃっているような庁舎建設を含め喫緊の課題については可及な限り速やかに対応をしつつ、将来の市の発展を、観光またシティプロモーションを含めまして種を植えていくということを同時に行うことが大事であるというふうに思います。
 あわせて、今お話がありましたJRの件に関しても、単純に移転するというようなことは現状なかなか難しい。そのためには、利用者をふやすさまざまな施策を我々は打っていかなきゃいけないわけでございます。それらの総体として町の発展というものを考えていただきたいというように思います。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 並行に進めていただきたい。ただ、市民の皆さんは、我々市政報告会を行っている以上、市庁舎のほうが大切だとおっしゃっている意見のほうが多いので、その辺については市民の方との乖離があるように私は感じております。
 本当に、来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、これ明智光秀公ということで、そうなればもちろん織田信長公は討ち取られる側となるわけで、余り悪い描かれ方にならなければと、このように思うのと同時に、本市の発展につながることを願いつつ、次の再問に移らさせていただきます。
 安土学区コミュニティエリア一体整備に関して、昨日の回答でもございました、先ほどの答弁でもいただいておりますが、小学校については今年度中に資料をまとめて令和2年度に比較検討されるということでしたが、安土学区一体整備促進協議会に対する、一体整備事業を実施するのかしないのかについての回答ですね。先ほど、市長みずから、それもあり得るというような答弁をいただきました。政策部長から、議会では、さきの私の質問の中で答弁いただいてるということでございますが、その後、促進協議会に対して書面か何かで回答をされたのでしょうか。そちらについても、あわせてお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) お答えをいたします。
 今議員おっしゃいました促進協議会への回答というのは、しておりません。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) やはり要望書を出されたからには、議会で答えたからというのは余りにもというふうに感じております。やはり書面で要望書を出していただいてるんですから、書面で回答をするのが本来ではないかと、このように思いますんで、しっかりと回答を早急に出していただきたいと思いますが、いつごろ回答していただけますでしょうか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 我々として、真摯に議論しながら結論を出して回答したいというように考えておりましたけども、今早急に出せということであれば、今検討していると、現状の状況でということで報告をさせていただきたいと思います。
 で、先ほどの件でございますけれども、議員のお考え、どういう形で市政報告会をされたかは知りませんけれども、安土城復元がこの市庁舎建設等当市の喫緊の課題に優先するということでは決してございませんので、議員からも誤解を解くようにそれぞれご説明をいただければ大変ありがたいと思います。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) あくまでも私は、私の会派での市政報告会でお伺いしている声を届けさせていただいたのみでございます。
 次の再問です。
 安土学区コミュニティエリア一体化整備促進協議会からは、この事業はJR北側、県道2号線バイパス沿いに整備を求められております。そこで、当然早期の県道2号線バイパスの整備が求められるわけでございますが、安土山を越えた東近江側につきましてはもう整備が終わりましたが、近江八幡市側、こちらについては一向に進むように見受けられません。
 進捗状況と、県に対する折衝がどのようになっているのか、お示しください。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 県道2号線バイパスの整備につきましては、安土城址の関係で、特別史跡ということもございまして、県におきまして文化財部局と調整を図りながら、慎重に設計を進めていただいてるところでございます。現在、安土バイパスの法線を確定させるための予備設計中でございまして、今後、地元からの意見を設計に反映するために、今年度中に土地改良区でありますとか地元自治会の皆様方等に説明に入る予定となっております。
 今後につきましても、バイパスの早期着工ができますように、引き続き県に要望してまいりたいというふうに考えております。
○副議長(竹尾耕児君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 確認させてください。県道2号線バイパスのルートは既に決定されてるんですよね。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) バイパスの法線につきまして、今後、地元の土地改良区さん、また自治会さんなりと協議を進めていきたいということで、最終決定をしていくというふうに聞いております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 以前、このようなルート決定がされたというような図面といいますか、お示しいただいたんです、我々議員にも。安土学区の議員やったと思いますが。
 今の答弁でしたら、ルートは変更されるということでしょうか。もし変更されるのであれば、どのように変更されるのか、今後の工程もあわせてもう一度お示しください。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 ルートにつきましては、以前のルートにつきまして、文化財部局との調整の上で再度お示しをするというふうに聞いておるところでございます。その中で、地元自治会また土地改良区さんとも協議をさせていくと、それが今年度中ということでお聞きをしてるところでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) だから、変更するっていうことですよね。前からは変わったということでいいんですよね。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 再問にお答えをいたします。
 その可能性もあるということでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 我々は、以前にルート決定されたというふうに聞いてから、変更になるようなことをお伺いしておりませんでしたので、何で進まへんのかなというふうにずっと思ってたわけなんですけども、この県道2号線バイパスの早急な整備を県に求めていただくのと同時に、ルート決定もしっかり地元と協議していただきまして、安土学区コミュニティエリア一体整備事業の早期着工も強く求めて、ほかの質問もありますんで、この質問を終わらせていただきたいと思います。
 次に、大きく2項目めの、公衆トイレと休憩所についての質問に移ります。
 まず、近江八幡市内には何カ所の公衆トイレや都市公園トイレがありますか。
 また、その維持管理はどのようにされているのかについても、あわせてお答えください。
 また、議第138号の安土城跡ガイダンス施設について、内容説明とともに、その運営が市にもたらす波及効果の取り組みの考え方についてもお示しください。
○副議長(竹尾耕児君) 当局の回答を求めます。
 原田総合政策部長。
             〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) 西津議員の、公衆トイレの数と管理についてのご質問にお答えいたします。
 現在、観光施設7カ所、駅前等6カ所、合計13カ所に公衆トイレを設置しております。都市公園トイレにつきましては、9カ所設置しております。
 管理につきましては、公衆トイレ及び都市公園トイレともに、市民や観光客の皆様が気持ちよく利用してもらえるように、公衆衛生の保持に努めているところであり、指定管理者制度をとっている施設につきましては指定管理者において清掃委託を含め管理しており、その他の施設につきましては担当課が管理し、清掃業務を民間に委託しております。
 続きまして、特別史跡安土城跡ガイダンス施設についての内容説明と、その運営がもたらす波及効果の取り組みの考え方についてお答えいたします。
 特別史跡安土城跡ガイダンス施設は、本市における文化の向上及び特別史跡安土城跡を訪れる観光客等の利便性を確保することを目的に設置したものであり、トイレは市民や観光客の皆様からの高いニーズに応えて無料で開放しているところです。
 近年、戦国時代の城跡に対する関心が高まっており、観光客のさらなる増加を目指し、本市のほか、地元団体等が、イベントの開催を通じて誘客の取り組みを強化、展開しているところです。その努力が結実し、今年度は11月末時点で既に昨年度の総数に迫る入り込み客数となるほどの実績が見られる一方、トイレのさらなる利便性向上に係る要望の声が多数寄せられるようになりました。
 これを受け、今後、3月15日から11月30日までの間は、午前9時から午後5時であったトイレの開館時間を朝夕それぞれ30分ずつ延長し、午前8時30分から午後5時30分までとし、12月1日から3月14日の間は、毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始といった従来のガイダンス施設休館日において、午前9時から午後5時にトイレのみ利用できるようにするものです。
 こうして、寄せられた要望にお応えすることにより、市民を初め、特別史跡安土城跡に訪れていただく皆様の利便性が向上することとなり、本市が考えているおもてなしの心に通ずるものと考えております。そして、安土城跡ガイダンス施設を、より親しみが持て、便利な施設とするとともに、数多い本市の魅力の中の一つとして発信しつつ、さまざまな観光施策に生かし、観光客のさらなる増加へつなげていきたいと考えているところでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 回答漏れはありませんか。
 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、再問に移ります。
 老朽化によりまして解体されました旧近江八幡市公会堂敷地内にあります宮内町公衆トイレについてです。
 この場所は、日牟礼八幡宮や八幡堀、またロープウエーや某有名お菓子屋さんへの来客数も数多く、観光に訪れる方々の利用も多いのではないかと思います。そこで、おもてなしの意味も込めて、このトイレをきれいに整備し、公会堂跡地を屋根つきテラスのような休憩所として活用できるようにしてはいかがかというふうに思います。
 整備については市で行い、その維持管理については、一定の受益者負担の観点から、関係各位との協議が必要かとは思いますが、老朽化による建築物解体だけでなく、やはりその跡地についても有効な活用方法を検討されてはと思うわけですが、ご所見をお伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) 宮内町公衆トイレの維持管理、市公会堂跡地利用についての再問にお答えをさせていただきます。
 解体いたしました市公会堂敷地内にあります宮内町公衆トイレについてですが、これまで観光客だけでなく、市公会堂利用者や市民の皆様も広くご利用いただいております。また、市公会堂跡地についてですが、当該地は先ほどの公衆トイレと同じく、観光客が多く訪れる場所に非常に近いところにございます。
 したがいまして、議員からいただきましたご提案も含めまして、トイレもあわせまして、今後、市として有効な活用方法をしっかりと検討してまいりたいと考えております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 大変前向きな回答ありがとうございます。ぜひとも早急に検討を進めていただきたいと思います。
 それでは、次の再問です。
 西の湖園地の公衆便所については、以前から幾度となくこの議場においても議論されてきましたが、改めてお伺いさせていただきます。
 昨日も、西の湖周囲のサイクリングロードの整備について質問がございました。サイクリングロード、びわ湖よし笛ロード、こちらを整備されれば、もちろんこれに面した休憩所となる西の湖園地やそのトイレについても整備が必要となります。
 現在使用禁止となっている西の湖園地の公衆便所についてですが、今後どのように整備されていくのか、お伺いします。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) お答えいたします。
 西の湖園地公衆トイレについてですが、当該トイレは、琵琶湖国定公園の第2種特別地域内にあり、びわ湖よし笛ロードに面し、サイクリングやウオーキングの休息場ともなっている西の湖園地内に昭和61年に建設されたトイレでございます。しかしながら、33年が経過し、老朽化が著しく、また電気や水道も通っていないため、日中でも薄暗く、衛生的にもよい環境とは言いがたいため、本年度中の解体を予定しております。
 今後の当該地での建てかえや移設等は現在のところ予定していないことから、公衆トイレ設置を含めたさまざまな対応策を検討してまいりたいと考えております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) くれぐれも、本当にきれいで安心して利用できるような、また環境にも配慮した公衆トイレの設置の検討を早急にお願いしたいと思います。
 ところで皆さん、この中で、安土城跡のガイダンス施設城なび館、あちらにありますトイレに行かれた方、どれぐらいおられるでしょうか。なかなかお答えは難しいのかもしれませんが、利用された方はもちろんご存じだと思いますが、この城なび館の洋式トイレはリモコンつきで、便器のふたは自動開閉、用を足せば自動洗浄、もちろんお尻洗浄機能やビデ洗浄機能つきの暖房便座という、通常の公衆便所には余り見受けられないような大変高価な便器が設置されています。
 しかし、残念なことに、心ない利用者によってドアの取っ手部分が外されていたり、洋風便器のリモコン設定を勝手に変更されたり、これはわざとではないかもしれませんが、お尻洗浄のノズルに大便を付着させられたりして正常に作動しなくなったりと、その維持管理はなかなか大変なようでございます。ただ、私が驚いたのは、以前このトイレの使用料を徴収していたときには、このようなことは余りなかったと。利用者は逆に大切に利用されていたといいますか、利用者のマナーが大変よかったというお話をお伺いしました。
 確かに、トイレでお金を取るなんて、このような考え方が一般的だと思いますし、それがよいこと、悪いことという見解は分かれるところではないかと思います。でも、無料だったら何でもいい、こういった考え方は見直さなければならないとも思います。
 さて、私は、これからの時代は何もかも行政に任せ切りの時代ではなく、それこそ日本人が本来誇りとするべきお互いさんという考え方を振り返り、何事も自発的に取り組むべき時代なのではないかと思います。都市公園のトイレは別ですが、観光施設に設置されている公衆トイレ等についても同様で、そこで益を受ける方々もお互いに協議をして維持管理するべきだと思いますが、お考えがあればお聞かせください。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 原田総合政策部長。
◎総合政策部長(原田智弘君) お答えいたします。
 議員ご質問の、観光地に設置されている公衆トイレの維持管理に対する考え方につきましては、当該トイレの周辺施設が維持管理していただくということにつきましてはメリットもあるかと考えております。しかしながら、公衆トイレは不特定多数に一般開放する性格上から、周辺の施設が無償で維持管理していくということは難しいと考えております。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。
 先ほど私も、お互いさんという気持ちでしていくべきじゃないかということを言わせていただきましたけども、おもてなしの心で公衆便所を設置するのは大変すばらしいことだと思いますけども、今後改めて検討課題としていただけるように要望をしておきたいと思います。
 最後の大項目3つ目、中部清掃組合安土最終処分場についての初問に移ります。
 本年10月、中部清掃組合安土最終処分場における埋立処分に伴うばいじん処理物のダイオキシン類濃度の基準値超過について、実に3倍から4倍近い超過があったという報告がありました。また、中部清掃組合が自主測定で平成28年5月に試料採取されたダイオキシン類濃度については、実に100分の1に書きかえられて公表されていた経緯もございます。
 本市は既に中部清掃組合を脱退しているわけでございますが、合併前の安土町が加入していたこともあり、その負担として安土に最終処分場を抱えております。そういった経緯の中で、特に安土地域の地元3自治会の住民の方々には、日ごろよりご理解とご協力をいただいているところでございます。
 そこでお伺いしますが、ダイオキシン濃度の基準値を超えたときの市民への影響をお示しください。
 また、今回、ダイオキシン基準値を超過したばいじんの処理方法はどのようにされるのか、お示しください。
 また、このようなことが二度と起こらないためにも、今回なぜこのような事態になってしまったのか、その原因究明もしっかりしておかなければなりません。今後の対応と再発防止策についてもお示しください。
 以上、初問とします。
○副議長(竹尾耕児君) 当局の回答を求めます。
 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 西津議員の、中部清掃組合安土最終処分場についてのご質問にお答えをいたします。
 ご承知のとおり、中部清掃組合日野清掃センターに、滋賀県による施設立入検査が実施され、焼却処理後に発生するばいじん処理物を分析したところ、測定結果が廃棄物処理法で定める埋立処分できる基準値を超過したことについて、中部清掃組合より公表がありました。中部清掃組合の管理者から、公表に先立ち説明を受けましたので、直ちに中部清掃組合に対し、基準値超過の原因の究明を行い報告すること、対象となるばいじん処理物については場外に搬出し処理すること、及び放流水については検査回数をふやし、水質が継続的に安全であるよう確認することの以上3点について、強く要請をいたしました。
 ご質問の、市民への影響につきましては、処分場から浸出した原水を処理した後の処理水のダイオキシン類濃度は、法基準値及びさらに厳しい基準にした施設基準値を下回っていることが確認できており、市民への影響はないと組合から報告を受けております。
 次に、このような事態になった原因につきましては、主にダイオキシン類を分解するために使用する加熱脱塩化装置のヒーターが機能低下したことなどが考えられるとのことであります。
 安土最終処分場に対する今回の中部清掃組合の対応としましては、処理水のダイオキシン類濃度の測定を年4回から毎月測定に変えるなど、監視を強化し、ばいじん処理物を場外に搬出処理するまでの間、シートで覆うなどの対策を講じられ、市も現場立ち会いなどを行い、確認をしております。
 中部清掃組合の今後の対応につきましては、基準値超過の原因と考えられる加熱脱塩化装置のヒーターの交換について、令和2年2月中旬に実施するとともに、既に最終処分場に入っている超過したばいじん処理物の場外への搬出は令和2年4月以降となると報告を受けております。搬出するばいじん処理物は、三重県の民間廃棄物処分業者により処分されます。
 また、再発防止策としては、加熱脱塩化装置のヒーターのメンテナンスを優先して予防保全を実施することと、ばいじん処理物については、直接埋め立てをせず、日野センター内に一旦仮置きし、2週間ごとにダイオキシン濃度の測定を行い、基準値以下であることを確認した上、安土最終処分場で埋め立てを行うとの報告を受けております。
 なお、地元の3自治会に対しましては、中部清掃組合において、基準値超過と対応策について説明をされており、ご理解をいただいている状況でございます。
○副議長(竹尾耕児君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 原因となった加熱脱塩化装置のヒーターの機能低下については、来年2年度2月中旬に交換を実施されると、そしてまた、既に最終処分場に入っている超過したばいじん処理物の場外への搬出は令和2年、来年の4月以降となるということですが、できるだけ早急にしていただけるように強く要望をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 安土最終処分場の水質監視モニターにダイオキシンデータを表示するなど、市民に対して目で見て明らかにわかるように数値化して公示してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 安土最終処分場の水質監視モニターにつきましては、即時に計測できるものが自動表示されると、こういう仕組みになってございます。一方、ダイオキシン類の水質測定につきましては、一旦採取した検体を分析機関に依頼する必要がございまして、随時の数値変化をその場で表示するということができる性格のものではないということで、このことは中部清掃組合にも確認をしてるところでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、市民生活に安心を促すような水質データなどの周知方法を何か考えておられますか。
○副議長(竹尾耕児君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 通常時におきましては、中部清掃組合の安土最終処分場の水質等のデータにつきまして、地元の3自治会さんと市に年間4回の書面報告を受ける体制と、こういうなところをとっております。今回のを受けまして、中部清掃組合のホームページに計測データが掲載されていないという現状がございますので、こちらにつきましては今後、市民が安心できるように、中部清掃組合のホームページにデータ等を掲載するように申し入れをさせていただいてるところでございます。
○副議長(竹尾耕児君) 質問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ありがとうございます。本当に市民の皆さんが安心で安全な市民生活を送れるようにご尽力いただきますようお願いを申し上げまして、この質問を終わります。
 以上、3項目につきまして、私の個人質問を終わります。丁寧なご答弁ありがとうございました。失礼します。
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