録画中継

令和2年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月9日(月) 個人質問
小川 広司 議員
(1)県道近江八幡竜王線((仮称)岩倉バイパス)について
   ①現在の進捗状況について
   ②今後の計画について
   ③バイパス計画に関連する近江八幡市の事業について
(2)近江八幡市水道事業アセットマネジメント計画について
   ①水道事業におけるアセットマネジメント(資産管理)計画とは、どういうものなのか
   ②近江八幡市水道事業アセットマネジメント計画にはどういったことが示されているのか
(3)通学路の交通安全対策について
   ①特に学校周辺の通学路の緊急安全点検の実施について
   ②令和2年度の予算での通学路安全対策事業について
(4)移動図書館車導入について
   ①現在の市立図書館2館での子どもの図書館利用の現状について
   ②移動図書館車を導入するねらいは、またその活用方法について
(5)自治体における働き方改革について
   ①近江八幡市行政の職場における働き方改革について、考え方と今日までの取り組みについて
◆21番(小川広司君) 政翔会の小川広司です。この3月議会最後の質問者となりました。最後まで皆さんご協力よろしくお願いいたします。
 早速質問に入りますが、本日私の質問で岩倉バイパスの件、移動図書館の件、自治体における働き方改革については、内容が私ども政翔会代表の辻議員の代表質問した関連質問となっています。なお、日にちもたちますので、もう一度、一部同じ内容の回答をいただくことになるやもしれませんが、よろしくお願いいたします。
 それでは、1つ目の質問に入ります。
 県道近江八幡竜王線、(仮称)岩倉バイパスについてであります。
 現在、近江八幡駅南口から国道8号線までは市道近江八幡駅千僧供線が整備されています。岩倉バイパスは、その国道8号の交差点から南進し、岩倉の現在の3差路を通らず倉橋部町の日野川近くの信号機がある交差点までの道路であります。また、この岩倉バイパス計画には、県道土山蒲生近江八幡線と接続する道路が新設され、この道路も含めて岩倉バイパスとしてお聞きしています。場所は、岩倉の3差路の交差点を越えて、東近江市に入る手前が接続ポイントであります。
 岩倉バイパスは、滋賀県の東近江地域道路整備アクションプログラムに早くから計画されていましたが、計画は大きくおくれています。滋賀県では平成12年度に、行政内部で地域の道路整備のあり方が検討され、その後も検討などが続き、平成20年度になって、地元への(仮称)岩倉バイパスの説明会に至っていると認識しています。この説明会は、滋賀県が道路建設のためにルートの計画に地元の意見を反映させ、合理的・効率的に進めていくためなどを目的として、関係地域で検討できる協議会等の立ち上げを目的としていました。
 その要請に応えた地元馬淵学区では平成21年3月、連合自治会のもと、岩倉バイパス計画検討協議会を設立、関係する千僧供町、岩倉町、倉橋部町にもそれぞれの協議会が設立され、バイパスのルート決定に協力してまいりました。そして、各地の協議会は今も、協議内容は変わっていますが、続けられています。平成21年3月当時は、平成24年から詳細設計、平成25年から用地測量の方向が示されていましたが、それから8年経過しました今日、いまだに詳細設計に進んでいません。
 質問いたします。
 まず1つ目に、(仮称)岩倉バイパスの現在の進捗状況について、2つ目に、今後の計画について、3つ目に、近江八幡市も県とともに積極的な事業推進をお願いいたします。あわせて、岩倉バイパスに接続する道路の拡幅を初め、市としての多くの事業が必要となりますが、現在どのようにお考えですか。
 以上、お答えください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 小川議員ご質問の県道近江八幡竜王線、(仮称)岩倉バイパスについてお答えを申し上げます。
 現在、滋賀県において計画していただいております岩倉バイパスの進捗につきましては、今年度、道路計画路線での文化財試掘調査が終了し、令和2年度に道路詳細設計及び用地測量に入っていただく予定になっております。
 この路線につきましては、関係自治会において協議会を設置いただき、今日までルート決定にご協力をいただきました。ようやく路線が固まり、詳細設計等に入っていただける段階に至りました。関係者の皆様方のお力添えに感謝を申し上げたいと思います。
 今後の計画といたしましては、道路詳細設計、用地測量、用地交渉等を予定しておりますので、引き続きご協力をお願いいたします。
 続きまして、岩倉バイパスに関連して接続する市道の整備でございますけども、市道千僧供馬淵線は、岩倉バイパスの整備により交通量の増加が見込まれ、また当該路線が通学路であることから、児童の安全を確保するため、歩道整備を伴う道路拡幅を計画しております。
 バイパスの事業進捗にあわせて、車両のスムーズな流れの確保と歩行者の安全を確保するため、県事業と連携をとりながら、供用時に問題が発生しないよう対応を進めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 県では、今市長が回答していただきましたように、3月にも詳細設計の事業者を決めて進めていくということのようであります。ぜひとも、この道路の進捗を、今後とも担当部局初め、一生懸命頑張ってほしいなと、こういうふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 次に、2つ目の近江八幡市水道事業アセットマネジメント計画について質問してまいります。
 このことについては、昨年議会に寄せていただいてから若干の説明もいただき、昨年度末には近江八幡市水道事業所発行の近江八幡市水道事業アセットマネジメント計画平成31年3月とある冊子をいただいています。また、昨年9月議会では議会質問でも取り上げられていますが、改めて今議会で質問事項として上げさせていただきました。
 今回質問するに当たり、アセットマネジメント計画をつくるに至った経過などを私なりにいろいろと見てみました。厚生労働省健康局水道課が平成21年7月に、中・長期的な視点に立った水道施設の更新と資金確保として、水道事業におけるアセットマネジメント資産管理に関する手引を出しておられます。それから既に10年を経過していますが、この手引の冒頭、水道施設を計画的に更新し、この資産を健全な状態で世代に引き継いでいくことは現世代の責務であり、その中でも水道事業の運営管理を担っている水道事業者等の役割は特に重要である。高度経済成長期等に急速に整備された水道施設の老朽化が進行し、大規模な更新ピークを迎えつつある今、水道施設の計画的更新は、全国の水道事業者共通の最重要かつ喫緊の課題となっていると書かれています。
 質問いたします。
 1つ目に、この水道事業におけるアセットマネジメント、資産管理計画とは具体的にどういうものなのか、市民の皆様にもわかりやすくご説明ください。
 2つ目に、次に先ほど紹介しました近江八幡市水道事業アセットマネジメント計画平成31年3月版には、どういうことが示されているのか、ご説明ください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 乾水道事業所長。
             〔水道事業所長 乾 直樹君 登壇〕
◎水道事業所長(乾直樹君) 小川議員ご質問の水道事業アセットマネジメント計画についてお答えします。
 一般的に言われているアセットマネジメントは、アセット、いわゆる資産をマネジメント、管理運用することです。もともとは、個人や企業の資産である株式や債権、不動産などの管理運用を代行する業種一般をあらわしていましたが、昨今では、社会資本である道路や橋などの公共資産の管理運用にも適用されております。
 水道事業におけるアセットマネジメントとは、資産としての水道施設の状況を的確に評価し、更新や維持補修を適切に組み合わせるなど、効率的かつ効果的に管理運営する仕組みのことであります。また、水道事業の経営を安定的に継続するためには、長期的な視野に立って、計画的な資金管理と事業運営を行うことが必要であり、今後は、人口減少による料金収入の減収が予想される中で、設備投資に必要な資金確保も厳しくなることから、中・長期的な視点に立って更新需要や財政収支の見通しを立てることが必要となります。
 このことから、国におきましては、水道事業を持続可能なものとするため、水道事業アセットマネジメントの策定を各水道事業体に呼びかけられ、本市におきましても平成28年度より水道事業運営委員会におきまして、水道事業の基盤強化を図るため、水道事業アセットマネジメントの策定に向けた議論をいただき、昨年3月に取りまとめたところでございます。
 本市の水道事業アセットマネジメントにつきましては、昨年9月議会でもお答えしましたとおり、人、物、金の3つの視点から保有する水道施設の状況などを把握した上で、今後の投資計画の取りまとめを行い、施設等の耐震化や更新を目指して進めていくことを掲げております。
 具体的には、送水管、配水本管などの基幹管路と、災害拠点病院や透析病院、避難所となる小学校、コミュニティセンターなどへの重要給水施設管路、合わせまして16路線44キロメートルを重要管路として位置づけ、事故危険度や重要度から更新順位を決定し、耐震化を図るための更新を計画的に行っていくことなどを示しております。
 また、財政面につきましても、企業債の活用や健全運営をしていく上での適正な水道料金のあり方、財源確保の検討も行っており、さらに経営改善についても、民間活力の導入による第三者委託や包括委託など、さまざまな委託手法を検討し、経営改善についての方向性も示しております。
 これからもアセットマネジメント計画に基づきまして、安全で安心な水を継続してお届けできますよう、ハード、ソフトの両面にわたり取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 昨年は9月に西津議員が質問されています。その中では余り具体的にならなかったところ、今も具体的にならなかったところについて若干質問していきたいなと、こう思っています。
 ことしの予算説明においても、平成31年3月、アセットマネジメント計画を作成した。今おっしゃられたとおりでありますけども、災害に強い施設の整備を計画的に進めていく、このようにうたっておられます。
 令和2年度は、岩倉浄水場改築工事が完成予定とされています。また、重要水道施設である円山配水池の耐震化については引き続き検討を進めていく。あわせて、基幹管路の耐震化、老朽管の更新についても、緊急性、重要度により優先順位をつけ、順次計画的に進めるとされています。
 それでは、お聞きいたします。
 重要管路の耐震化の状況について、当局のご認識はどういうふうにされているのか、現状についての状況についてお聞きいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 重要管路の耐震化の状況につきましては、現在重要管路の延長が約44.1キロメートル、そのうち耐震管に更新されているのは約7.3キロメートルで、耐震化率で申しますと16.5%となっております。
 全国的に見ますと、厚生労働省の医薬・生活衛生局の水道課の平成30年度の重要給水施設管路の耐震化に係る調査結果によりますと、全国平均では32.9%、都道府県別では、滋賀県は15.0%となっているところでございます。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 昨年回答されて、今も同じように回答していただいたんですけども、44キロメートルの重要管路、15年間をめどに更新と位置づけてありますし、具体的な計画、これからだと思いますけども、今若干重要管路についての現在の達成率、こうご回答いただきました。厚生労働省が発表している基幹管路については、今近江八幡市は3.3%、お隣の東近江市が65%だったと思います。そのように、このリストに載っています。そういったところからも、本当に近江八幡市の現状は、それなりに厳しい現状ではなかろうかと、このように思っています。
 この重要管路の耐震化は早急に進めていく必要があると思っておりますが、具体的な計画はあるのか、お聞かせください。
○議長(北川誠次君) 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 アセットマネジメント計画では、一応事故危険度や重要度から更新順位を決定しておりまして、おおむね15年間をめどに更新していくというふうに位置づけさせていただいております。
 しかしながら、本市の重要管路と隣接し、並行して埋設されている滋賀県企業庁の送水管の更新計画との調整など、ほかの管につきましても、さまざまな要因であるとか課題があることなどから、今後関係機関等と協議調整を図るとともに、財政面につきましても考慮しながら、これからより具体的な重要管路の更新計画を策定してまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) ぜひとも進めていってもらわなあかんのですけども、先ほど財政問題等についてもいろいろと課題があるようですし、実際あると思います。
 事業運営の見直しや経営改善に向けた取り組みについて、どのように考えていらっしゃるんか、お答えいただけたらと思います。
○議長(北川誠次君) 乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 再問にお答えいたします。
 経営改善に向けた取り組みの方向性につきましては、まず、各業務の内容を精査した上で、公営企業として直営で実施すべき業務は維持しつつ、民間に委託できる業務は洗い出しまして、委託の優位性についてコスト面も含めた検討を行うとともに、委託方法につきましても、包括委託であったりとかいろんな手法を検討してまいりたいと考えております。このことによりまして、業務の効率化、あと経費の削減へとつなげまして、支出の抑制などに努めたいと考えております。
 本格的な検討につきましては、一応令和2年度から取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 国では、南海トラフ地震等の発生が想定されることから、基幹管路の耐震適合率を引き上げるといっています。今もご回答いただきましたけども、ぜひとも早くからいろいろとご検討いただきたいなと、こういうふうに思っているところであります。
 それでは、この質問を終わりにしておきます。
 次に、通学路の交通安全対策について質問いたします。
 昨年5月、大津市の県道交差点で右折車と直進車が衝突、保育園児ら16人が死傷した事故の判決が大津地裁でこの2月17日に出ました。車同士が衝突し、その交差点で信号待ちをしていた人が巻き込まれた事故であります。この議会でも昨年何回か紹介され、身近な事故防止のための発言がされてきました。
 私はきょう、まずは馬淵小学校の近くで立て続けに最近起きた事故を紹介します。皆さんも新聞などでご存じの方もおられると思います。
 1つは、新聞報道によると、2月14日金曜日午前7時20分に交差点で起きた軽乗用車2台が出会い頭に衝突した事故であります。衝突の反動で、大津の事故のように移動したと仄聞しています。運転手のお一人は、病院搬送後、死亡されたとありました。ご冥福をお祈りいたします。
 この場所は、小学校から南側約200メートル、そこそこにある市道の感応式信号のある交差点であります。この地点は、馬淵町地先です。
 もう一つの事故は、2月17日月曜日午前7時ごろ、馬淵郵便局近く、小学校の運動場から50メートルも離れていない信号のない交差点で起きた、これも車同士の衝突事故であります。この地点は、千僧供町地先であります。
 いずれも、馬淵小学校の通学道路となっています。さきに紹介した馬淵町地先の交差点は、東川、上畑、南新在家、新在家、七ツ屋の町内の子どもが通り、中学生も自転車で通る交差点です。そして、この事故が起きた10分後に小学生の団体が通過しています。
 そのために、通学に関係の自治会、保護者さんから、小学校の校長先生や馬淵学区連合自治会長、馬淵学区まち協会長に対し、安全対策の切実な要望が、事故発生後すぐにまた多く出されている現状であります。既に教育委員会にも、その内容は伝わっているとのことでありました。
 声を寄せられた校長先生初め、関係者は一様に、事故の発生時間と登校の時間がずれていてよかったとの思いでいっぱいであります。声を届けた住民の多くは、その交差点に信号待ちの待避場所の必要性を早くから思っていたからであります。そして、学校と関係者の通学路安全点検でも、待避場所が必要との意見が上げられていたと聞きました。
 なお、これについては後でいろいろ聞きますと、場所の特定に若干の違いがあったようでもあります。
 ほかにもう2件の交通事故が学区内で、これらの事故と時を同じくして起こっていて、本当に住民は心配すると同時に、運転には十分気をつけないかんとの思いも持っておられます。私も、改めて現地確認を行い、さきに事故発生の地先を述べた2件に関しては、警察に事故の確認もさせていただき、あわせて学校、自治会、まち協の責任者の方からもお話を聞いてきました。
 具体的に質問いたします。
 1つ目に、通学時、特に子どもたちが集中してくる学校周辺の交差点を、改めて緊急に一斉の安全点検をしていただくことを求めますが、いかがですか。そして、調査をしていただいた現状と緊急対策などを議会にお示ししていただきたいと考えますが、いかがですか。
 2つ目に、今議会に提案されている2020年、令和2年度予算での通学路安全対策事業について内容をお教えください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
             〔都市整備部長 栄畑隆夫君 登壇〕
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 小川議員ご質問の令和2年度予算での通学路対策事業のうち、都市整備部所管分についてお答えいたします。
 令和2年度で予算要求しています通学路特化計画推進事業は、通学路安全プログラムで計画している路線について、現在事業を進めております。
 新年度継続して工事をする路線は、市道黒橋西庄線、県道の金田跨線橋北交差点から長田町にかけての道路になります。市道古川益田線、桐原コミュニティエリア付近から益田町交差点付近にかけての道路。市道江頭野村線、県道の江頭西交差点付近から北里保育園付近にかけての道路になります。市道武佐西生来線、西生来町地先の旧中山道を予定しておるところでございます。
 また、用地買収が完了し工事に着手する路線につきましては、市道金剛寺鷹飼2号線、県道と市道の交差点になりますが、金田小学校の西側付近という形になります。
 次に、用地買収を進める路線につきましては、市道若宮上田線、県道の若宮町交差点付近から、若宮町のあかこんバス停の丁字路交差点付近となります。
 測量委託をする路線につきましては、市道千僧供馬淵線、県道の長福寺交差点から千僧供町の町内付近にかけてを予定しているところでございます。
 また、当該事業につきましては、一定規模の事業費が必要なことから、国の社会資本整備総合交付金を活用しているところでございます。国からの内示額に影響される部分もありますが、事業効果が大きい路線ですので、着実に進捗が図れるよう予算の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代君) 小川議員ご質問の通学路の交通安全対策についてお答えします。
 小川議員が紹介されました交通事故のあった馬淵町地先信号交差点につきましては、教育委員会におきましても、過日、関係課と通学時の登校状況を確認いたしました。地元のスクールガードさんの見守りのもと、交通安全に気をつけながら子どもたちは信号を渡っていました。朝の登校時間は国道が渋滞し、それを回避しようとする車や慌ただしくスピードを出して通る車が多く、危険であることがわかりました。
 1点目のご質問であります子どもが集中してくる学校周辺の交差点の緊急一斉点検につきましてお答えします。
 教育委員会におきましては、平成24年、亀岡の通学児童が巻き込まれた事故を受け172カ所の緊急一斉点検を行い、その後、毎年6月から7月に合同点検を実施しています。点検後の安全対策工事として、グリーンベルトや通学路の路面標示を行い、一定の対策は進んできていると認識しています。
 また、自治会から要望等がございましたら、その都度、関係課や警察と現場点検を行っています。
 子どもが集中してくる学校周辺の交差点につきましても、関係者と協議の上、危険と考えられるところは再点検を実施したいと考えます。特に緊急を要する場合は、その都度、関係者で点検を行っていきたいと考えています。
 次に、令和2年度当初予算の通学路安全対策施設整備事業の内容についてお答えします。
 当初予算の内容につきましては、通学路用注意喚起看板等の消耗品費8万円、通学路の害虫駆除手数料6万6,000円、通学路の合同点検の安全対策工事として、グリーンベルトや外側線、通学路の路面標示の工事費用300万円、日吉野町地先JR高架下の安全対策工事60万円でございます。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 死亡事故のあったところなど、今部長から点検していただいたということで、ありがとうございます。
 この交差点は、死亡事故のあった日から後、警察の方や先生、教育委員会の方が交代等で通勤時間帯の見守りに、今は立っていただいております。非常にありがたいことだと思っております。
 さて、この質問書を提出した後、また事故が起こりました。3連休でしたが、質問書を出した後は、その明くる日に、25日朝であります。また午前7時過ぎに、その死亡事故があった交差点から南へ少し行ったところの交差点、また車同士の大きな衝突事故が発生しました。1台の車は衝突で飛んで何回か回転して着地したと、このように仄聞しています。そこも、先ほど述べた全ての小学生や中学生が通るところであります。連続して子どもたちの目に、事故車、パトカー、救急車、レスキュー車が見せつけられた状態となってしまいました。
 そしてもう一件、また28日金曜日午前9時ごろ、これも車と車の交通事故で、場所は、私が昨年の6月議会で申し上げました農道と子どもたちが登校するところの交差点、ここで車同士の大きな事故が発生いたしました。
 本当に今この馬淵学区、2週間に大きな事故が6件も起こりました。異常な事態となっています。近江八幡警察署馬淵駐在所から発行していただいている広報3月号、その記事を紹介します。
 見出しは、近江八幡市内で死亡事故発生、その中に「2月に入り、近江八幡市内においても3名、交通事故に巻き込まれて亡くなっています。そのうち1名の方が亡くなられた死亡事故は、この馬淵学区内で発生しています。馬淵学区内には、国道8号や県道といった非常に交通量の多い道路があるだけでなく、朝の通勤時間帯や夕方の帰宅時間帯にこれらの道路が渋滞し、住宅街や田んぼの中を通る道路を抜け道として利用する車両が多く、これに比例して交通事故が多く発生しているのも事実です」と書いていただいています。
 お聞きいたします。
 これだけ交通事故が固まって起き、通学間近の事故、大破した車を見、担架に載せられた人を確認した子どもたち、どのような状況に置かれていると考えられますか。そのケアが必要ではないでしょうか。日岡教育長よろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
 議員おっしゃるように、事故後であったものの、子どもたちはその事故現場を見ています。私も通らせていただいたときには、電柱にまだ血痕がついているような状況でしたので、子どもの思いは、今小川議員おっしゃったように、大変つらいものがあったと思います。
 その後、あそこを通る子どもたちが、7つの地域があったと思うんですけども、そこの保護者が来られて、声を大にして言うておられたこともお聞きしましたので、もちろん子どもは私たち大人以上に、その状況を見たら、いろいろ思っているところもあると思いますので、その辺については校長先生を通じて、子どもたちのふだんの様子については十分対応していただくように。また、たまたまこのコロナウイルスのことで学校が休校になったものの、今度出てきたときに、そのことがトラウマになって学校に来れないという子どもがいるやもしれませんので、担任の先生から、また、どういうような状況であるかも確認していただくようにお願いしたところです。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 校長先生も大変心配されておられまして、本当に子どもたちのケア、大事かなと思っております。ぜひともよろしくお願いいたします。
 これからの質問、死亡事故のあった交差点に絞って質問していきます。
 事故後すぐに、事故現場に一番近い自治会から要望書が出されています。その後、連合自治会会長からも、またスクールガードさんからも連名で、その他関係自治会からも要望書が出されていると思っています。内容は、いずれもこの交差点を含み、そこに進入する道路に関係する安全対策の要望であります。
 スクールガードさんは、先ほど答えていただいた子どもたちの心境も書いておられます。毎日一緒にいるからこそわかるものだと思います。
 この交差点に南から進入しようとした場合、学校へ行く方向であります。道路幅員が狭く、交差点前でグリーンベルトがなくなっています。先ほど部長は、グリーンベルトをつくって対策も立ててきたと、こうおっしゃっておられますけども、その部分については途中でグリーンベルトがない、一番肝心なところがありません。当然、交差点信号待ちの待避場所もありません。この間、スクールガードさんが、きょうも車と私の服が接触した、このように言っておられました。それほど狭いところであります。
 質問いたします。
 この物理的な現状、私が今申し上げたことに間違いありませんか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 再問にお答えをいたします。
 小川議員のおっしゃっていただきましたように、地元の自治会、またスクールガードから要望書ということで提出をいただいておりまして、受理をいたしております。
 グリーンベルトについては確認をいたしております。この場所、ちょうど交差点付近、グリーンベルトが書けないような状況といいますか。道が狭くなっておりますので、途中でグリーンベルトが途絶えているということについては確認をいたしております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 私はきょう、その要望書等のこともありますしなんですけども、この場所に待避場所と歩道の設置はどうしても必要と思っています。ご検討いただけませんか。関係部署でお答えください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 再問にお答えをいたします。
 この箇所につきましては、道路拡幅工事によります歩道の設置が望ましいというふうには考えますが、用地の確保、また測量設計、交付金申請、こういった手続に時間がかかると思われます。
 まず、教育委員会といたしましては、緊急対策として、信号待ちができるたまり場だけでも整備したいというふうに考えておりまして、現在関係課と調整、検討をしているところでございます。
 このためには、また地元であったり、地権者であったり、ご協力をいただく必要があろうかと思いますので、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 市長は、子どもへの思いやり、大事にされておられます。できるところから、ぜひ対策をお願いしたいのです。市全体の通学道路の安全対策を含めて、一言お願いできますか。
○議長(北川誠次君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 小川議員の再問にお答えいたします。
 この死亡事故が起きた交差点につきましては、国道との交差点だと思いますけれども、それぞれの道路設置者含めまして、対応ができるように検討してまいりたいと思います。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 国道との交差点ではなく違うところですので、ちょっとまた確認をお願いしたいなと思います。
 さて、先ほど紹介しました馬淵駐在所から出された広報の先ほどの続きに、このように書いておられます。「車両を運転される方は、なれた道だから安心・安全と思わず、交通事故は身近なところで発生するんだということをいま一度再確認していただき、一人一人が交通ルールを守って、防衛運転に努めてください」と書いておられます。これは当然のことだと思います。私も気をつけなあかんなと、こう思っています。皆さんもよろしくお願いいたします。
 もう一度、栄畑部長は、市長もおっしゃっていましたし、ぜひとも計画をよろしくお願いしたいのですが、いかがなもんでしょうか。
○議長(北川誠次君) 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 再問にお答えをいたします。
 私も、グリーンベルトがないということは確認をしておりますので、道路拡幅につきましても検討させていただきたいというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) ありがとうございます。
 ぜひともよろしくお願いいたします。
 次に、移動図書館車導入についてお伺いいたします。今議会何回も出されていますので、いきなり質問に入らせていただきます。
 1つ目に、移動図書館車導入は、子ども対象だけではないと思っていますけれども、現在、市内2つの図書館での子どもの図書館利用の現状はどのように捉えておられますか。2つ目に、移動図書館車を導入する狙いは何ですか。その活用方法について、どのように考えておられるのか、もう少し詳しく、できれば具体的に現在のお考えをお示しください。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 日岡教育長。
             〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 質問にお答えします。
 まず、安土館、八幡館の2館の図書館の子どもの利用状況ですが、令和2年1月末で、0歳から18歳までの近江八幡館の利用者数は1万3,734名で、昨年と比べて1,418名増加し、安土館は2,724名で474名の増加となっています。児童図書の貸出冊数は、近江八幡館が16万7,543冊で、昨年に比べ4,693冊増加し、安土館は2万9,966冊で1,623冊の増加となっています。
 子どもの利用人数や児童書の貸出冊数が増加していることについては、「早寝・早起き・あさ・し・ど・う」運動の取り組みが成果となって徐々にあらわれてきているのではないかと考えます。
 次に、移動図書館車を導入する狙いですが、近江八幡館は、建設時に全域サービスを目指し、移動図書館車を運行する予定で設計されていました。残念ながら、現在におきましても導入されず、現在に至っている状況です。
 安土館も、移動図書館車の運行業務を平成14年から中止しており、全域的なサービスの実現のため、両館から遠い地域への読書環境の整備が課題となっています。
 また、両館とも、図書館への交通手段として自家用車に頼らざるを得ない状況ですが、近江八幡館の駐車場については、議員もご承知のとおり、十分な台数を確保することが難しい状況です。その状況を踏まえ、平成28年3月に近江八幡市における図書館のあり方懇話会において、移動図書館車サービスを実施することも有効と考えられ、その実現に向けた取り組みが求められると報告されました。
 図書館から遠い地域の子どもたちについては、大人と一緒でなければ来館できない状況であり、子どもたちがみずからの意思で本が読めるような読書環境を整えることは、図書館の喫緊の課題であると考えています。
 また、読書により健康寿命が延びるとマスコミ等に取り上げられる一方、高齢ドライバーの運転免許返納がふえています。運転を諦められても読書を諦められることなく、心豊かに市民生活が送れるような仕組みづくりが必要であり、自力での来館が困難な市民に対する読書支援として、移動図書館車は有効な手段であると考えています。
 今後の活用につきましては、まずは、図書館から遠い地域の巡回から始め、イベントの参加やステーションをふやしていくなど、利用状況や市民の要望を聞きながら検討し、読書環境の充実に努めていきたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 今は回答の中で、先ほどまで出ていました遠い地域で武佐というのが、地名は出てきませんでしたけども、先ほどから武佐が遠いという認識がおありのようであります。
 私は思うんですけどね、武佐から安土の図書館というのは非常に近い。考えようによっては非常に近いと思うんですけども、いかがなもんでしょうね、そういう考え方は。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
 確かに遠い地域というのを申しましたが、武佐学区の子どもたちにおいては、貸出冊数が極めて少なかったと。やっぱり図書に触れる機会が少ないであろうということで、スタートさせていただきました。その結果、先ほど議員にもお話ししましたように、小川議員ではなくてほかの議員の回答にもお話しさせていただいたように、すごく読書率がアップして、貸出数も多くなったということがあったということが一つです。確かに遠いということもあります。
 安土館においては、安土学区、武佐学区、金田学区の方が非常に利用が多いんですが、やっぱり冊数のいい八幡館の利用がしたいという思いもあるし、されている方もかなりおられるということでスタートさせていただいたというのがいきさつですので、武佐学区だけではなくて、遠い地域については図書館車が入った時点で、また積極的に考えていきたいと思っております。
○議長(北川誠次君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 教育委員会の点検評価報告書というのをことし2月にいただきました。議会が始まる少し前にいただいたんですかね。
 その中にも、図書館から遠い武佐学区と、こういうふうに書かれているんですね。やっぱりこの認識は、ちょっと直してもらわなあかん違うかなと、こう思うんです。
 皆さん、今言われたように、ちょっと地図を持ってきましたけどね、地図というかね、市図書館、安土図書館、武佐学区というたら、すぐここですね。馬淵からいうたら結構遠いですね、言えば。こんなですね、ちょっと教育委員会、どう言うたらいいんですかね。
 この点検評価報告書の中にね、遠い武佐学区とこうね、もう何や10年も合併してたってですね、そういうのに、まだこっちの八幡の図書館だけを頭に描いておられると、こういうふうに雰囲気的に思いましたし、こういうことはやっぱりやめていただいて、ぜひ安土の図書館を有効に活用できるように、もっともっとやっぱり考えていただくということも大事かなと、こう思うんです。
 移動図書館車ですね、これはこれで進めてもらったらいいんですけども、ただ、そこに漫画を積めば、私が12月言っていましたですね、これは子どもたちやお年寄り、お年寄りというたら失礼ですけど、高齢者に非常に受けるんではないかと思いますけども、いかがなもんでしょう。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
 移動図書館車の図書の選書につきましては、近江八幡市立図書館選書基準に照らし合わせて、一般、児童、中高校生向き図書を購入していきたいと考えています。その中で歴史や知識漫画等の購入については、現在と同様検討していきますが、いわゆるコミック本については、今のところ購入する予定はありません。
 限られた予算の中で、地域の利用者のニーズに応じた選書を行っていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 各地では、いろんなところでは図書館車、何とか使わにゃいかんということでいろんな工夫をされています。ぜひとも、先ほど言いましたように距離だけの問題じゃなしに、柔軟にいろいろと考えていただく、これが非常に大事かなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、自治体における働き方改革について質問いたします。
 働き方改革という言葉がすぐに出てくる今日、このごろであります。ある人は言っておられます。働き方改革を経済合理的な判断として、経営戦略の一つと位置づけている民間企業の多くがある。一方、自治体は、法令に民間企業とは別の扱いが規定されるなどの要素も大きく、主体的な検討が不十分なまま成果を追い求めがちになっていないかとの心配を言っておられるのです。
 そして、民間企業では、時短で浮いた残業代を社員に還元することを明らかにすることによって推進力をつくり出すことも可能なのに対し、公務組織では、そのようなことはできない。また、民間企業の中には事業の撤退も含め、これを機に大胆に事業範囲を見直すところや、営業時間の短縮などに切り込むところがある。しかし、自治体の場合、自治体独自でそれを主体的に決めることには限界がある。
 自治体には、災害時には、住民の生命と生活を守るため、臨時緊急体制で業務を遂行しなければならない使命があり、そのことから生じるさまざまな制約も考えられる。今後、組織としての特性を踏まえた十分な検討が必要だと言っておられます。
 今述べてきたことは多く考えられる一つにすぎません。
 質問いたします。
 近江八幡市行政の職場における働き方改革とは、現状ではどのように考えておられますか。また、今日までにどのように取り組まれているのか、内容についてお聞きいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 小川議員の自治体における働き方改革についてのご質問にお答えをいたします。
 働き方改革につきましては、議員ご指摘のとおり、日本経済の再生に向けての最大のチャレンジであり、社会問題であるとともに経済問題でもあるとして、多くの民間企業においては、働き方改革を成長と分配の好循環の実現に向け、経営戦略の一つとして位置づけています。
 平成31年4月からは、働き方改革関連法が順次施行されており、地方自治体においても長時間労働の是正など、同じ課題の達成が求められ、民間企業と同様に改革が求められています。
 このような中、市職員の働き方改革に関しましては、人材育成基本方針においても、能率的で充実した公務を目指し、ワーク・ライフ・バランスの推進やメンタルヘルス対策、風通しのよい職場風土など、職場環境の改善を図ることとしており、時間外勤務の縮減、健康管理の推進などに取り組んでいるところです。
 しかしながら、働き方改革の目指すところは、単に時間外勤務の縮減や休暇取得率の向上といった目に見える成果のみに着目するのではなく、組織体制や市民のニーズが変化した場合でも、職員みずからが協力し合って働き方を効率化できる組織を構築し、質の高い行政サービスを提供することにございます。
 このことから、本市におきましても、働き方改革は経営戦略であるという危機感を持ち、まず職員が現状の一日の働き方が妥当なのか、自問自答する意識改革から業務改善効率化を図ることや、多様な職員が活躍できる組織づくりを進めていくことが重要であるというふうに考えます。
 また、職員は、日々何のためにこの業務を行っているのか、こういった原点に立ち返り物事を見直す機会でもあるというふうに考えております。
 今日まで、また今後の取り組みとしましては、辻議員の代表質問にもお答えをいたしましたとおり、長時間勤務の是正として、超過勤務命令の上限の設定とそれに係るこれまでの取り組みに加え、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、すなわち定型作業をコンピューターが代行代替する技術のことを指しますが、の導入やAI(人工知能)などの活用によって業務の改善、効率化を積極的に推進し、実効性のある取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 働き方改革、どれが正解かということも言えないと思いますけども、今お聞きした範囲ですね、非常にいろいろ考えていただいているんじゃないかなと、こう思っています。
 なお、本市は新庁舎建設前であります。働き方改革を物理的な面から今幾つか考える必要があるんじゃないかなと、こう思うんです。今幾つかの、行政では庁舎建設なり改修をされるときに、テスト的に働き方改革を頭に入れたところでいろいろと実施されているところもあります。会議時間の削減なども、そのテーマの一つとなっています。
 そういったことについて、庁舎建設の中で考えていこうとされる場合には、どういうことを考えられますか。お聞きしたいと思いますが。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 小川議員の再問にお答えさせていただきます。
 民間企業だけではなく行政執務におきましても、例えば、仕事を固定席としないフリーアドレスの導入が一部で進んでいたり、そういった考え方も含めて、市庁舎整備基本計画案の中においては、現場に出かけることが多い部署、また組織横断的な活発な議論が望まれる部署等を中心に、今申し上げたようなフリーアドレスの導入も検討していきたいと考えております。
 また、簡易な打ち合わせを行う、また協議を行うスペースとしては、立ったまま協議が行えるようなスタンディングスペースなどについても導入を進めていく。こうしたことで作業効率の向上という観点から働き方改革に、建築物としても寄与していけるものというふうには考えております。
○議長(北川誠次君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) そういった物理的な面もぜひとも見ていってほしいなと、こう思うんであります。
 先ほど言いましたように、本当にどれが正解なのかというのはわかりませんけども、ただ、小西市長が議会初日の開会挨拶の市政運営の方針としてお話しされましたことをちょっと繰り返しますけども、1つ、組織づくりと行政サービスへの連携協働の対応、2つ目に、行政の役割の変化への対応、3つ目に、持続可能な環境と市民幸福度への対応、このように行政サービスの向上を目的にされておられると思います。これが大きな働き方改革のことしの目指すところではないかと私は一つ思うんですけども、この方針に大いに期待しております。
 市長、最後になりますが、もう一度このことに、私の期待に応えて一言お願いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) ちょっと質問の趣旨十分捉えてなければ申しわけないんですけれども、言いましたように働き方改革の一つの大きな前提として、職員の方が生きがいを持って住民サービスを、しっかりと責任とその役割を果たしながら市民の役に立っているという意識を、まず持てるということが一番大事だと思うんですね。
 そういう中で、具体的な働き方改革なんですけど、新庁舎の話も出ましたけど、さまざまな働き方も、今一律なオフィスになっていますけど、例えば、接客する場合のバックヤードであるとか、女性の場合であれば化粧スペース含めまして、今後、企画部門になりますと、さっき理事から言いましたように、簡易に打ち合わせがすぐできるような場所であるとか、みずから移動しグループをつくれるような場所であるとか、さまざまなことが考えられるわけでありますけど、いずれの形にしろ、職員の皆さんが自覚持って、やる気を持って、しかも、皆さんに喜ばれる仕事をしていくということが何よりも大事だと思っております。
○議長(北川誠次君) 質問ありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 最後は、やはり自治体の目指すところ、自治体職員さんの目指すところ、住民サービスじゃないかなと、こう思います。ぜひともお願いしたいなと。
 きょうは、本当は皆さん方に、きょうここにいらっしゃる幹部の皆さんにそれぞれ聞こうかなと、こういうこともいいんじゃないかなと、こう思っておったんですけども、こういった時期でございますので、きょうはやめにしておきます。ぜひ今後、またそういう機会がございましたら皆さんに聞いていきたいなと、こう思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 以上で小川広司君の個人質問を終わります。
 以上で個人質問の全てを終了しました。
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