録画中継

令和2年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月9日(火) 一般質問
玉木 弘子 議員
(1)近江八幡市学校給食センターにおける異物混入事案について
(2)安土小学校建設について
(3)議第84号 子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
(4)国民健康保険について
◆9番(玉木弘子君) 日本共産党、玉木弘子です。発言通告に基づきまして、4項目について分割で質問させていただきます。
 1点目、4月8日に議員に対して情報提供がありました近江八幡市学校給食における異物混入事案について、4点について質問させていただきます。
 1点目、経緯については、2月26日発生、4月3日、委託事業者本社に投書があり、4月6日、滋賀県教育委員会に投書が行き、4月7日、委託先事業者から市に報告があったというふうに聞いております。これは内部告発ということでしょうか。
 2点目、投書がなければこの事案は表面化しなかったと思われますが、委託事業者の責任者が報告しなかった理由を教えてください。また、契約において、日常に委託事業者から調理過程における報告事項はあるのでしょうか。また、報告は書類で行われているのか、お伺いします。
 3点目、昨年度給食に関連したヒヤリ・ハット報告も含めて、異物混入事例の報告事例数及び内容についてお尋ねします。
 4点目、再発防止策として、委託事業者とより一層情報共有と連絡調整を図るとありますが、具体的な内容についてお尋ねします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 西川教育部長。
             〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 玉木議員ご質問の学校給食センターにおける異物混入事案についてお答えいたします。
 まず1つ目の本事案の報告の経緯についてお答えします。
 本年2月26日の給食献立に使用する野菜の下処理を前日に行った際に発生した事案でしたが、発生時は本市学校給食センターへの報告はなく、4月3日に受託業者本社に、また4月6日に滋賀県教育委員会事務局に本事案に関する投書があったことで発覚したものでございます。投書は無記名でしたので、断定はできませんが、恐らく内部告発によるものと推測するところでございます。
 2つ目の受託業者の責任者が報告しなかったのは、異物混入防止対策として刃物類の確認をすることになっているにもかかわらず、使用前と使用中の確認を怠っていたこと、また承認を得ずに下処理を前日に行ったことの発覚を恐れたものでございます。
 また、契約において、調理過程における報告事項はあるかにつきましては、本委託に関する要求水準書で、調理業務終了後に調理作業工程表や検収票等を提出するよう定めております。そのほか、調理過程でふぐあいや異物を発見した際は、その都度給食センターへ報告するよう求めているところでございます。
 3つ目の昨年度の異物混入の報告数及び内容についてお答えいたします。
 昨年度、校園から報告がございました件数は21件でございました。そのうち、調理中に混入したと考えられるのは11件で、残りの10件は納入された食材に混入していたもので、混入物は毛髪が8件、虫が6件、ビニール片等が3件、その他4件でございました。
 4つ目の再発防止策についてお答えいたします。
 本事案は、何よりも安全でなければならない学校給食において、異物混入の疑いがあるにもかかわらず、本市への報告を怠り、提供し、保護者の皆様に多大なご心配をおかけしたものでございます。教育委員会としましては、4月1カ月をかけ、受託業者と改善に向けた協議を重ねまして、受託業者からは総括責任者を交代させ、組織体制を一新し、風通しのよい職場環境に改善すること、刃物確認の方法を改善し、確実に実施すること、学校給食衛生管理基準に関する教育研修を実施し、衛生管理を徹底すること、衛生管理、調理体制、記録管理等に関するモニタリングを毎月実施し、適正な業務実施に反映させること等が改善策として報告されたところでございます。
 給食センターとしましても、日々の調理業務や点検記録を確認し、衛生管理や異物混入防止対策が確実に行われているかを点検するとともに、受託業者と常に連絡調整を行い、安心・安全な学校給食の提供に努めてまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。
 4月9日に教育委員会から通知を受けた保護者の方から、異物混入を知ってとても不安になりました。異物が混入したことはもちろんですが、それを隠そうとしたことがさらに不安になりました。万が一金属片を飲み込んでしまったら命の危険もあったと思います。マニュアルに定められた方法でしっかり対応して市に報告するべきです。混入しているかもしれないとわかった時点でタマネギを処分してほしかったです。勇気を出して県の教育委員会に投書してくださった方には感謝しています。今後は二度と同じことが起こらないようしてほしいですとメールをもらいました。多くの保護者の方が同じ思いでおられると思います。
 人は誰でも間違えることがあるからこそ、事故を未然に防ぎ、子どもたちに安全・安心の給食を提供するためには、職場において報告、連絡、相談ができる職場風土が求められると考えています。私はこの立場で再問させていただきます。
 事案が発覚した経緯から再発防止・改善策を検討されたことについては理解いたしました。再問させていただきます。事案の内容について簡潔に説明をお願いします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 初問でも少し触れさせていただきましたけども、当事案は、ことし2月26日の献立に使用する野菜の下処理を前日に行った際に発生をしたものでございます。使用していたナイフの刃先が欠けたということで、その混入の疑いがあるにもかかわらず、給食センターに報告をせずに給食を提供してしまったというもので、後日投書により発覚したものという事案でございました。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 改めてお尋ねします。
 先ほど、要求水準書にあるように報告をきちっとしてもらってるというようなご回答でした。2月25日、26日には調理作業工程表や検収票の提出がありましたか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 ただいまの報告書の提出はあったんですけども、いわゆる下処理をしたという報告はなかったということでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 報告事項に求められている調理過程でのふぐあいや異物を発見した際は、その都度報告とありますが、具体的な内容について教えてください。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 まず、調理器具のふぐあいあるいは故障があった場合、それから調理工程におくれが発生し、遅延の可能性がある場合、それから使用する食材に異物混入を発見した場合などでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 再問させてもらいます。
 先ほど、報告は提出されていたけれども、記載がなかったというご答弁でしたけれども、何点か、もう一度細かい内容で確認させていただきます。
 給食調理業務終了後に委託業者からこの報告書というのは報告をされて、市の責任者がチェックする体制になっているんでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 当然、給食センターのセンター長、それからそこに勤務いたします市の管理栄養士、栄養教諭が行っております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) もう一度、25日の報告書について、刃物類の確認事項について、使用前、使用中、使用後に異常がないか確認した、あるいは点検したが問題はなかったなどの記載はあったのでしょうか、なかったのでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 25日に行った下処理に使用した刃物類の報告書の提出につきましては、ございませんでした。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 次に、25日に、翌日26日使用のタマネギの下処理をしたことは報告書に記載がありましたでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 これに関しましても、25日にタマネギを下処理をしたということの報告はございませんでした。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) では、26日の報告書についてお尋ねします。
 金属片が混入した可能性があるが、タマネギを全て確認し、水洗いしたときに流れたと判断して、金属片は見つからないまま当日の給食にタマネギを使用した、そのようなことは記載されておりましたでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 その件につきましても、報告はございませんでした。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今質問させていただきました3項目について、市が求める要求水準書の中に含まれている項目でしょうか、含まれていない項目でしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 当然、要求水準書には含まれていると認識しております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今、3項目について、25日に刃物の点検記録がない。それから、25日に前日のタマネギの処理をした。26日に混入した可能性のある食材を使ったと。本来、市が求めている要求水準書に書かれている内容であるけれども、記載がなかったということで、これに対して委託業者が行っていることを市としてチェックしようがないかなというふうに考えます。契約書の要求水準に基づく報告がなされていないということであり、事実でない、虚偽というか、うその報告をしたことになりますが、これについては契約違反をしたということになりますか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 当然、虚偽の報告ということでございますので、契約違反に当たるというふうに認識しております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 契約違反の場合の対応について、どのように委託業者との取り決めがされているのか、お尋ねいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 違反についての内容は特に記載されていなかったというふうに記憶しております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 委託業者から正確な事実の報告がなかったら、先ほども言いましたけれども、市のチェックや指導はできないことになります。委託業者の責任者は、問題や事故が発生した場合、一体この民間の場合、誰に報告することになっているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 当然、給食センターのセンター長、それから会社に直ちに報告するということになっております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 当然、センター長、それから会社に報告するべきことが今回は報告されていなかったということがわかりました。
 学校給食衛生管理基準では、給食の食品は原則として前日調理を行わず、全てその日に調理するとありますが、現場でこのことは守られているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 今申されました学校給食衛生管理基準というものがございまして、これによりますと前日処理は原則行わないということになっておりますので、今回の事案はそれが守られていなかったというふうに認識しております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今回の事案では原則が守られていなかったというご回答でした。
 では、してはいけないことを行ってると、前日に処理をしたことについて、前日処理を行うことが調査されて、日常的にあった、常態化していたということでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 調査結果によりますと、下処理については今回の事案が初めてだったということでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今回が初めてというご回答をいただきましたけれども、ふだんやってないことが、しかも内部告発で明らかになるということはないというふうに考えています。金属片の混入した可能性のある食材については、処分するのが当たり前だと思うんですけれども、マニュアルに危険物混入の可能性のある食材については、調理過程でこういうことが起こった場合処分するという基準はあるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 当然、金属片に限らず、異物混入があった場合は処理するという基準はマニュアルにございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) マニュアルにはきちんと定めてあると。これが遵守されていなかったという現状について、市としてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 本来しなければいけないことがされていなかったということで、大変私どもとしては遺憾であるというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 先ほど、契約違反をしても何も対処はない、それとマニュアルに定められた内容を遵守していなくても特にないという、こういう民間委託というか、委託業者にいろんなノウハウについて任せている問題はあるとは思うんですけど、そこに今回大きな問題があったんではないかなというふうに考えます。
 次に、市の改善策に、委託業者とより一層情報共有と連絡調整を行うと示されていますが、今回の事案では、事業者から正確な情報の提供、報告がなかったこと。さらに、問題が発生したにもかかわらず、報告がないため市が指導できなかったことが明らかになりました。また、市が求めている安全・安心の学校給食の提供と、委託業者が実際に行っている業務において、安全の考え方、行動に大きなギャップがあったこと、ここに民間委託の弊害があったと考えます。直営の給食であれば、問題があればすぐに報告、相談ができ、危険な食材は提供しないと、こういう危機管理が可能だと思っております。このようなことが続くようなら、学校給食は直営に戻すことを視野に入れて検討していただきたいと思います。民間委託だからこそ起こった事案と考えますが、これはコミュニケーションがやはりとりにくいと、日常的な報告、相談ができていないあらわれかというふうに思っております。このような状況に対して教育長のご所見をお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) いろいろありがとうございます。
 今ご質問されたことを、同じことを市が1月間かけて私どもは業者にお話をさせていただきました。おっしゃったように、3つの報告ができていなかった。まず、刃物が欠けたことに対して、事前、時中、事後についてもできていない。なおかつ、下処理を前日にやったこともできていない。そして、一番問題なのは、刃物が入っているかもわからない食材があるにもかかわらず報告しなかったということで、それは、あなたは子どもの、総括責任者という方が最終的に水で流れたんだろうというふうに判断されたようですが、そのことに対してどう思うのかということをかなり詰めさせてもらいました。その人材もかわられましたし、研修も含めて、モニタリングという独自の各給食センターで経験された方がいろいろやっていただく、月一遍やっていただくということで、計4回から5回、いわゆる報告書を、こんなんでは報告書になっていないということで何遍も突き返してきたんですけども、玉木議員の怒りあるいは先ほどおっしゃった保護者の怒りはもう手に取るようにわかりますので、しかもなおかつ、これは内部告発の可能性が高いということは、非常に風通しの悪い職場じゃないかと。多分そのことを見ていた職員さんの中には、それは絶対いけない、報告せなあかんという声もあったように思います。これは私の想像ですが。でも、それが言えない職場というのは問題違いますかということで、かなり言わせていただきました。
 一方、給食センターの職員も、待ってたらあかんのちゃうかと。もっと前へ出て、本当に報告が届いてないということは、何もなかったということでなくて、積極的に出ていっていただくように、人間関係づくりを、特に栄養教諭とか管理栄養士の方、本当に業者の職員さんとも人間関係づくりをうまくやっていただいたんですが、残念なことに総括責任者等々がそういうお考えでしたので、私も声を大にして何遍も言わせてもらいました。本来、安全・安心であるはずの学校給食が本当に残念な結果ということで、すぐに記者発表をさせてもらいましたし、保護者にも、とりあえずこういうことがあったということで文書を出させていただきました。
 それから、2月26日の給食で異物混入とか、各課題が本当に各校でなかったのか、各園でなかったのかということで、再度校長先生、園長先生に確認をさせていただきました。二度と起こってはいけないことですが、私どもも含めて、その業者とともに食材あるいはお互いの報告書等の確認はこれからしっかりとやっていきますので、ご理解いただきたいと願っています。
 子どもたちは今週から給食ということで、きのうは子どもたちの大好物のカレーでした。本当に喜んで食べている姿があったと。実は事務局全員が各校へ行ってもらったんですが、そんな光景がある限り、やっぱり子どもたちの幸福のために指導していきたいと思いますので、ご理解よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子議員。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。本当に子どもたちのために、安心・安全第一に考えていただきたいなというふうに思っています。
 今のご答弁の中で少し思ったんですけれども、委託事業者と市の職員との関係づくりというのは具体的にどのようなことを考えておられるのかなということ、それについてお尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) その総括責任者という方は、ことしから責任者になられた方で、その方と給食センターとの人間関係がうまくとれていなかったようにもお聞きしましたので、非常におとなしい方やということをお聞きしましたが、それではあかんやろということで、うちとしても、職員が積極的に不断に言葉を交わせるような仲でなけりゃ、これがやっぱり子どもたちの安全・安心につながることやでという話を職員にもさせていただきましたし、そんなことやさかいに、不純物の入った材料を使ってもいいと判断したことは、絶対これは許せへんということで、人事に関しても何遍も、いわゆる本社の方に来ていただいたんですが、最終的に人事も含めて刷新していただきました。
 その後、今お聞きしていると、今度の責任者の方、以前八幡の給食センターにおられたということで、その人間関係もあるんですが、最近スムーズに進んでいるということです。これを機に、もう一度かぶとの緒を締めて、給食センターの職員ともどもしっかりと安全な給食が提供できるように対応していきたいと思いますので、ご理解よろしくお願いしたいと思います。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) もう一点確認させていただきたいと思います。
 報告書に必要事項が記入されていなかったということは、先ほどの質問で明らかになりました。では、報告書の内容について今回何か改善をされたことはあるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) ナイフの事前と事後の報告は今までありましたが、事中というのはなかったんです。やっぱり事中もしてもらわないと、果たしてその意味、本当にそれが報告なかったというのは、そのナイフを使われた前回のときに欠けたのちゃうかということも、実は教育委員さん4名と一緒に、そのときどうやったかというて、現場検証に寄せていただいたときに、そのナイフがこうやった、こうやったということで、ほんなら事前がなかったということは、前回に欠けたということではないのかということもかなりの話をさせてもらいましたし、これのいわゆる耐用年数ですね、ナイフの、これは何年と考えてますかということは、回答がばらばらでしたので、しっかりと耐用年数も考えてほしいし、一番子どもらにとっては危険と思われるナイフの対応についてはよろしくお願いするということをお願いしました。
 それからほかに、具体的なことについては、ちょっと今私は存じ上げませんが、とりあえずそのナイフの事中を入れてくれというお願いはさせていただきました。事中、やってるときにどうか。最初に確認、最後に確認は誰でもできると。やってるときに一遍誰かが確認するということが必要やないかということで対応させてもらいました。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今、報告書の内容ではなくて、実際業務の中で前、中、後の安全確認をするということでおっしゃっていただいたように思います。しかし、これをやったかどうかというのは、市としてどのように把握しようかと思えば、やはり記録とかそういうことがなければ把握はしにくいと思いますので、その辺の改善についても今後具体的な検討で、民間業者との検討をしていただけたらなというふうに思います。
 それと、危険物に関しては、どちらかといえば、収納している場所に入れるときとか出すときとか、普通確認するのが当たり前ですので、調理前後だけでなくて、収納場所に対して、収納するときもそういうチェックが要るかなというふうに考えています。
 民間委託ゆえにコミュニケーションがとれないと、とろうとおっしゃっていただいてますけど、なかなか難しい問題があるのかなというふうに感じました。また、直接指示をする場合、調理員が実際おかしいと思っても、そこの会社の長によって、そこから本社に行って、それから市に来るとか、そういう指示命令系統の中で直接指示ができないことが、こういうことが事故発生のリスクがふえるかなというふうに思っています。私は、直営にまさるものはないということを指摘して、次の質問に移らせていただきます。
 2点目、安土小学校の建設について4点質問させていただきます。
 今回は学校の老朽化や児童数の増加に伴う教室不足などの課題から、施設整備により子どもの教育環境の整備充実を図ることから、安土小学校の建てかえに関する用地の検討と理解しています。コミュニティセンターは含まれていないと理解をしておりますが、その理解でよろしいでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 初問を続けてください。
◆9番(玉木弘子君) 失礼しました。4項目ありました。
 次に2項目め、比較検討資料の結果については、調査結果のうち、立地条件の洪水、地震等の災害時の影響、工期についてお聞かせください。
 3点目、市長は市長選挙の際、安土小学校の建てかえは住民の合意で決めると言っておられました。住民合意の基本的な考えについて市長にお伺いします。
 4点目、年内に候補地を住民合意で決めると聞いております。建築検討組織任せではなく、住民への説明と住民合意についての最終判断は市が責任を持って行うべきと考えます。どのような方法で住民合意を得るかについて、市の見解をお聞かせください。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 玉木議員の安土小学校建設についてのご質問のうち、住民合意の基本的な考え方についてお答えをいたします。
 安土小学校の建設につきましては、3月の本会議においてもご質問いただきました。ご承知のとおり、現在の安土小学校は安土駅前という町の中心にあり、地域コミュニティーの核として、100年にわたり存在してまいりました。地元の有志の皆様のご寄附によって得られた場所でもあることから、地域の皆様にとってはなくてはならない大切な場所であると考えております。
 しかしながら、同規模の他の小学校と比較しますと、現在の場所は手狭であることも事実でございます。老朽化した校舎の建てかえにつきましては、児童の教育環境を整備するためにも喫緊の課題であることから、今回の整備計画につきましては、十分な敷地を確保できる候補地についての調査を行い、現地建てかえとの比較資料を地域の皆様にお示ししているところでございます。
 行政にとりまして、事業を進めるに当たっての住民合意のあり方とは、行政から必要な情報を提供し、地域での議論を深めていただき、透明性を確保して進めることに尽きると考えております。今後、地域での検討委員会などでオープンな議論をしていくことにより、地域の皆様のご意見をまとめていただき、これをもとに市は地域の皆様とともに進めてまいりたいと考えております。ご理解をいただきますようお願いをいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
             〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 玉木議員の安土小学校建設について、そのほかのご質問にお答えいたします。
 今回実施しました整備候補地比較検討業務では、基本的に小学校の整備候補地を比較検討する資料として作成したものであり、コミュニティセンターの整備については含まれておりません。
 ただ、仮に小学校が移転整備となった場合、コミュニティセンターも含めた整備も考えられることから、参考資料としてコミュニティセンターとの一体整備についても付記させていただいたものでございます。
 次に、比較検討の結果ですが、まず立地条件のうち、洪水、地震については、現在地は浸水想定区域外で、地震の際、揺れが少ないのに対しまして、移転候補地は浸水想定区域内であり、地盤が緩く、地震の際、揺れが大きくなるとの評価となってございます。ただし、両方とも学校候補地としては問題ないという報告を受けております。
 工期は、現在地で建設した場合は事業着手から約5年間、移転候補地の場合は約6年間という評価でございました。
 次に、建設場所の住民合意につきましては、小学校は児童の学習の場所だけでなく、避難所にもなる地域の拠点でもあることから、住民の方々の合意は必要であると認識しております。今後、地元の各種団体の代表の方々で組織を予定しております協議会におきまして十分な議論をしていただき、この協議会で一定の合意を得ていきたいと考えているところでございます。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 再問させていただきます。
 従来から安土地区では小学校建てかえと移転一体型の構想があって、建設委員会等で検討されてきましたが、なかなかまとまってこなかった状況でした。そして、今日までの市の答弁におきましては、現地建てかえは工期が長いというふうに言われていましたけど、今お聞きしましたところによりますと、現地建てかえは工期が1年短い、それから災害リスクが低いということがわかりました。
 私は、少しでも子どもたちのために早く建てかえができること、そして子どもたちの安全を守る立場から、近年の気候変動による豪雨災害で水がつく場所は避けたほうがいいかなと、洪水被害の心配のない現地建てかえという意見を持っています。
 比較検討資料について、まだ住民には周知されていないところですけれども、住民に対してどのように知らせていこうと考えておられますか。説明会はどのように実施されるのか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) お答えいたします。
 資料につきましては、今後当教育委員会、それから安土町総合支所で閲覧できるように、今月中には準備をさせていただきたいというふうに考えております。
 それから、説明会でございますけども、今後検討いたします組織で議論していただきまして、住民説明会が必要であれば、その説明会もさせていただきたいというふうに考えておりますし、一定教育委員会としましても、協議会で一定方向性が出れば、それについて住民説明会はさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。
 協議会で一定方向性が出ればというふうにご回答いただきました。この協議会、名称はちょっとわからないんですけど、この検討組織の諮問内容についてどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 回答いたします。
 検討委員会につきましては、こちらから2つ、今回候補地として案を示させていただきましたので、それについてどちらがいいかということを最終方向性を決めていただきたいというところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 候補地の決定について、検討委員会でどちらか決めてもらうというようなご回答だったかと思います。検討組織や、特にまちづくり協議会とか、それから自治会長さんとか入っていただく可能性があるかなというふうには思っているんですけれども、本当に住民総意になるのかというところを考えていただいて、その組織だけで方向性を決めてしまうというのはかなり無理があるかなというふうに思っています。先ほども、説明は必要があれば行うというふうに言っていただきましたけれども、きっちりと住民に説明を行い、安土学区の住民に見える形で、例えば住民投票や住民アンケートの実施で決めることが大事になるかなというふうに考えておりますが、この点について見解をお尋ねいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) ご回答申し上げます。
 現段階では住民投票等は考えておりません。組織いたします協議会で十分議論をしていただきたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子議員。
◆9番(玉木弘子君) ということは、協議会で決定された候補地が決定ということで考えておられるということでしょうか。安土住民の合意になるというふうにお考えでしょうか、お尋ねします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 回答申し上げます。
 その協議会で一定方向性を出していただくんですけども、それを参考にさせていただいて、最終は市が責任を持って候補地を決定させていただくということになろうかと思います。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。最終はやはり市が責任を持って決めていくとおっしゃっていただいて、当然といえば当然なんですけど、ありがとうございます。
 少し言いにくい話にはなるんですけれども、教育長さんの地元で安土小学校は移転候補地に行くと言っておられるというようなことを地域の方から漏れ聞いたりするんですけど、まさかそんなことはないだろうなと思ってはいるんですけれども、確認のために、事実かどうか聞かせてください。済いません。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) お答えします。
 言ってません。ただね、さっきから玉木議員もおっしゃるように、子どもたちにとって早くしてあげないとだめやと思うんです。特に小学校の建築、一体化であれどうであれ、はよしたらんとね。何回か言ってますけども、今回のコロナのときに預かりのときも、何回か、安土小学校はほかの小学校と比べて狭隘であることは、教室、廊下だけでなく、校舎全体が非常に狭い。なおかつ、今回のコロナで、何とか子どもたちの3密を防ごうとしても、もう場所がないという状況で、安土小学校の先生方、本当にご苦労いただいているので、一刻も早くしなければいけないということは私は常々言ってますので、そのことを曲解されたのかもわかりませんけども。ただ、グラウンドも含めて、あれ以上敷地は大きくならない。例えば西の畑を買ったとしても100メートルのグラウンドがとれないことやら、非常にいろいろ課題はあるんですが、最終的には、先ほどから話題になってます協議会の方に方向性を決めていただいて、最終的には市で決めていこうと思っております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 一刻も早くという点については、私も同じ思いでおります。場所が狭いということに関しては、真剣に土地の拡大も含めて検討していただけたらなというふうに思います。
 3月議会でも言いましたし、先ほど江南副市長からもありました。本当にこの安土小学校の土地は、100年にわたって風水害や災害に耐えた立地条件ですし、本当に住民に守られてきた安土の文化の拠点的な位置づけもあります。現地建てかえで、必要な用地を確保することも考えていただきたいなというふうに私の意見を申し述べて、次の質問に移らせていただきます。
 3項目め、議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について質問させていただきます。
 昨年12月議会では、1年間の実績がないことで継続審議となり、3月議会では、4月1日実施ができないことから取り下げられました。昨年4月から令和2年3月までの1年間の実績と、昨年度のデータ、以前のデータと比較して分析された内容についてお尋ねいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 玉木議員ご質問の議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてのご質問にお答えを申し上げます。
 1年間の助成額の実績でございますけれども、令和元年4月から令和2年3月までの子ども医療費総額は1億5,047万円であり、その助成額は当初見込んでいた金額の想定内でございました。
 また、医療費の動向を分析しましたところ、受診率に関しましては増加傾向にありますけれども、1診療当たりの医療費単価は減少傾向にございます。このことから、早期に適切な医療を受けることで、保護者の方が子どもの成長に応じた医療の知識を持っていただけることにより重篤化を防ぐことにつながり、将来的には医療費全体の削減にも寄与する施策になり得るものと考えております。
 また、市内の医療機関に患者の動向を問い合わせましたところ、ぜんそくやアトピー性皮膚炎等の慢性疾患の患者が治療を中断させることなく継続した治療を受けられており、重症化が防げているとのご意見もいただいております。これらのことから、安心して子育てができる環境を提供できているものと考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。
 今年度の子どもの対象者数と、今回条例改正で対象となる子どもの人数についてお尋ねいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
 現行制度で対象となっておられます人数は6,319人でございます。所得制限を撤廃した後の人数は6,910人となりますので、その差の増加しますのが591人ということになります。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。
 子ども医療費を無料化することについては、小西市長が当初から提案で述べられていたように、先ほどもご回答がありましたように、慢性疾患の子どもが継続して安心して治療を受けて重症化を防いでいることや、1診療当たりの医療費単価の減少傾向が見られるという結果が出たことは本当によかったなというふうに思っています。
 今回の条例改正におきましては、この改正によって本当に市内中学校卒業までの全ての子どもが同じ恩恵が受けられるということになる、本当に好ましい状況だと思っております。子どもの権利条約にあります、全ての子どもの命を守ること、子どもの最善の利益を考えることという観点からも、所得制限を撤廃する条例改正によって全ての子どもが対象になり、本当に市民にとってうれしい施策と言えるというふうに考えます。
 次の質問に移らさせていただきます。国民健康保険について質問させていただきます。4項目についてお願いします。
 ことしの保険料額を教えてください。
 2点目、3月議会で子どもの均等割について、18歳未満の子どもの人数は1,320人、1人当たりの均等割額は3万5,800円、もし全額免除した場合の費用は4,725万6,000円とお聞きしました。コロナ禍で世帯収入の減少が考えられることから、市の裁量でことしこそ子どもに係る均等割の減免を検討していただきたいと考えます。市の見解をお伺いします。
 3点目、コロナの影響による国民健康保険料の猶予、減免については、納付書に同封していただくよう要望をしてまいりました。再度、周知についてどのようなお考えなのか、お伺いします。
 4点目、5月臨時議会において採択されました議第70号の国民健康保険特別会計補正予算の傷病手当の内訳についてお尋ねします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 玉木議員の国民健康保険についてのご質問にお答えいたします。
 まず、令和2年度の国民健康保険料についてですが、医療分について所得割率7.1%、均等割額2万6,800円、平等割額2万400円、後期高齢者支援分について、所得割率2.63%、均等割額9,000円、平等割額7,400円、介護分について、所得割率2.26%、均等割額8,700円、平等割額4,800円で、前年度の保険料と変更はございませんが、国の法改正により賦課限度額が引き上げとなります。引き上げは、医療分について2万円増額し63万円、介護分について1万円増額し17万円、後期高齢者支援分は据え置きで19万円、賦課限度額合計は99万円となっております。
 次に、子どもの均等割についてお答えします。
 国民健康保険における子どもの均等割については、3月議会でもお答えしましたとおり、市独自の減免は考えておりません。現在、国保の広域化により、保険料の県内統一に向けて協議が進められており、減免制度についても県内統一されるべきであると考えており、制度化について国や県に対し引き続き要望してまいりたいと考えております。
 また、今般の新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した世帯に対する国民健康保険料の減免につきましては、当市の国民健康保険条例及び国民健康保険料減免取扱要綱に基づき実施します。
 被保険者の皆様への周知につきましては、令和2年度国民健康保険料決定通知書に減免内容や申請手続等についてのお知らせを同封させていただきます。また、市広報紙や市ホームページにも減免について掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、傷病手当金の内容についてお答えします。
 傷病手当金は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、国民健康保険被保険者の方が感染または感染が疑われる場合に、仕事を欠勤することを余儀なくされ、給与等の全部または一部を受けることができなくなった場合に支給するものです。傷病手当金の対象は、1つ、近江八幡市国民健康保険に加入していること。2つ、お勤め先から給与等の支払いを受けていること。3つ、新型コロナウイルス感染症に感染または発熱等の症状があり、感染が疑われ、その療養のため労務に服することができず、給与等の全部または一部の支払いを受けることができないこと。4つ、労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から労務に服することができない期間のうち、就労を予定していた日があること。以上の条件を全て満たす方となります。
 いずれにしまして、問い合わせ等にはわかりやすい対応を心がけてまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。
 国民健康保険料については、3月議会で被保険者の負担がふえないように配慮すると回答していただいたとおり、高額所得者は別ですけれども、昨年度と変更がないことは市民に優しい決定だと思います。今後、コロナ禍で経済状況が悪化する中で、来年度は引き下げできたらありがたいなというふうに考えております。
 子どもに係る均等割については、何度も3月議会でも申し上げておりますし、ご回答もいただいております。市独自の減免は考えていないことや、国保の広域化で県内統一されるべきものというお考えをお聞きしております。
 今回の新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少が見込まれる子育て世帯に対して、子どもの数が多いほど保険料の負担が重くなる子どもの均等割について、例えば米原市では、一般会計から子育て世帯緊急支援応援金として、18歳以下の子どもに係る均等割相当額を支給することを決められました。
 本市におきましても、今後コロナ2次対策で、保険料の減免はできないにしても、一般会計、地方創生交付金を活用して18歳以下の子どもに係る均等割の相当額を支給することを緊急支援策としてぜひご検討いただくようにお願いしたいと考えますが、市の見解をお伺いします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
 均等割につきましては、現行の制度の中でも、所得、それから被保険者数によりまして2割・5割・7割の軽減の措置も実施しているところでもございますし、初問でもお答えしましたように、収入が減少すると思われる方については、条例の改正も行い、減免の措置もさせていただいているところでございますので、現行の制度により対応してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 続きまして、傷病手当について再問させていただきます。
 先ほど説明をいただいたように、傷病手当の対象に4項目上げておられました。国保の給与所得の対象世帯に限定されるというふうに理解いたしました。
 過去に国の社会保障調査会が示した社会保障要綱には、傷病手当は自営者と被用者に支給すると明記されております。この観点から、被用者と同様に自営業者にも手当を受けられるべきではないかなというふうに考えております。今回の国の対象は、先ほど来言っていただいたように、給与所得者のみで、給料支払い者ではない自営業者は対象でなく、感染しても手当は出せないということで、このことに対して、例えば甲賀市では、自営業者の方に対して傷病見舞金として、例えば日額を3,850円見積もって、1カ月相当分として10万円の支給を決めたというふうに聞いております。給与所得者以外の自営業者に対してもぜひ本市において傷病見舞金としての検討をお願いしたいと思いますが、市の見解をお伺いします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
 傷病手当金の支給につきましては、本年3月10日に厚生労働省より発付されております「新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対する傷病手当金の支給等について」という文書が出ております。この中で新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対する傷病手当金の支給について検討をさせていただきまして、これも条例改正を行いまして実施をしているところでもございます。
 自営業者にというところにつきましては、今後の国の動向等も注視し、対応したいというふうにも考えてございます。
 また、現状におきましても、事業主には感染拡大防止臨時支援金や持続化給付金など、資金繰りや事業継続のための傷病手当とは別の支援策で対応されているというふうに思っております。
○議長(片岡信博君) 質問はありますか。
 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ありがとうございます。国の動向を注視しながら、ほかの支援策がいろいろあるというふうにお伺いしました。
 しかし、先ほど来申しましたように、子どもの均等割とか、それから自営業者の見舞金については、ぜひ2次対策の中で検討していただくように強く求めて、これで私の質問を終わらせていただきます。
○議長(片岡信博君) 以上で玉木弘子君の個人質問を終わります。
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